オタクの穴4
2013/06/13 Thu 00:02
翌日、益岡のマンションに行くと、そこにはいつものようにゲームの音だけが響いていた。
何日間も引き籠もったままの部屋には、据えた獣臭が漂っていた。それは、駅の地下道で寝ているホームレスの前を通り過ぎた際、一瞬プンっと漂うあの匂いによく似ていた。
益岡は、部屋に入ってきた彩乃に振り向きもしないまま、無言でコントローラをカチカチと鳴らしていた。
ベッドの下には、汁が半分残っているカップ麺の空箱が二つ並んでいた。枕元にはスナック菓子の袋が散乱し、胡座をかいて座っているその足元には、1000㎖のコーヒー牛乳の紙パックが口を開いたまま置いてあった。
その光景は、明らかに昨日と同じだった。そのグレーのTシャツも、掛け布団の乱れ具合も、眼鏡のレンズに付着したフケの位置さえも何も変わっておらず、全て昨日のままだった。
(この男は……一生ここでこうして生きていくんだろうな……)
そう思いながら、そこに突っ立ったまま黙って益岡を見下ろしていると、不意に益岡は「チッ」と舌打ちし、乱れた掛け布団の中にコントローラーを投げ捨てた。
不貞腐れたようにコーヒー牛乳の紙パックを乱暴に鷲掴みにすると、昨日の件を察しているのか、まるで威嚇するかのようにギロリと彩乃を睨みながらそれをゴクゴクと飲み始めた。
「なんか文句あります?」
空の紙パックをベッドの下に投げ捨てながら益岡が言った。
彩乃は、昨日の事をはっきりと言ってやるつもりでいた。最初から売春させる目的で青木の所に出向かせた事や、自分に内緒で四万円もの料金を青木に請求していた事など、厳しく問い質してやるつもりでいた。
が、しかし、益岡のその開き直った態度を見た瞬間、当初の強気は瞬く間に弱気に変わってしまった。その濁った目玉にギロリと睨まれていると、途端に何も言えなくなり、ただただモジモジしながら項垂れてしまったのだった。
そんな彩乃の弱気な姿勢が益岡を付け上がらせた。この女は何も言えない小心者だと悟った益岡は、その険しい表情を急に余裕の笑みに変えながら、「今日は六組も予約が入ってるから、早く準備して下さいよ」と言い、再びコントローラーに手を伸ばしたのだった。
(ここで何も言わなければ、このままズルズルと続いてしまう……)
そう焦りながら彩乃はキャリーバッグの蓋を開けた。売春させられるのなら、今までの取り分を変更して欲しいというその一言を、どのタイミングで言い出そうかと悩みながら、キャリーバッグの中から昨日のマラッシュの衣装を取り出した。
空になったキャリーバッグにミンクルの衣装を詰めようとすると、不意に益岡が、「まだ時間があるから、ちょっとミンクルの衣装を着てみてよ」と言った。
一瞬戸惑ったが、すぐに「はい……」と呟きながら、素直にその命令に従った。素早くメイクをし、衣装に着替え、ピンクのウィッグを装着した。
「これでいいですか……」と、ベッドでゲームをしている益岡の前に立った。すると益岡は「おっ」と言いながらゲームをセーブし、そのままベッドにゴロリと寝転がったのだった。
「こっちに来てください。面白いDVDがありますから一緒に見ましょう」
益岡は、コーヒー牛乳の紙パックが置いてあった場所をポンポンと叩きながらそう笑った。
ブルーレイのリモコンをカチカチし始めた益岡を横目で見ながら、彩乃は恐る恐るベッドに上がった。チャンスを見計らい、売上の取り分の話を切り出そうと思いながら、静かにそこに腰を下ろした。
今までゲームが映し出されていたテレビの画面がスッと暗くなった。妙に画像の悪い映像が現れ、それと同時に彩乃は絶句した。
なんとそこには、昨日の青木と自分の行為が映し出されていたのだった。
![写真17_convert_20161223165645](https://blog-imgs-99-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201612231759369ae.jpg)
それは明らかに盗撮された動画だった。脱衣場やトイレにカメラは仕掛けられていなかったが、まさか部屋にカメラが仕掛けられていたとは思いもよらなかった。
しかし、どうしてこの動画を益岡が持っているのか。
彩乃は、そう嫌な胸騒ぎを覚えながら、獣のように醜い自分のその醜態を愕然と見ていた。
「なかなか凄い事してるじゃん……」
そう呟きながら、益岡は枕元に置いてあったポテトチップスの袋の中を指でカシャカシャと探った。
「昨日、あれだけエッチはしないで下さいよって注意してたのに、これ、ズッボズボにオマンコしちゃってますよね……」
そう言いながら、口一杯に含んだポテトチップスをザクザクと咀嚼する益岡は、「これは契約違反だよね」、「罰金じゃ済まないよね」、「一歩間違えば僕も売春管理で逮捕だよね」などと嫌味ったらしく呟き、グイグイと圧力をかけてきた。最初から売春目的で彩乃を青木に派遣したにもかかわらず、あくまでも彩乃が勝手に性行為をしたかのように愚痴り始めたのだ。
それは、売春で得た利益を、益岡が独り占めしようとしているからに違いなかった。
案の定、それによって彩乃は何も言えなくなってしまった。この状況で取り分の交渉などできるわけがなかった。それよりも今は、逆に罰金を請求されそうな雰囲気なのだ。
だから彩乃は黙っていた。実際、益岡に忠告されたのも事実だったし、青木にヤらせてしまったのも事実だったため、何も反論もできないまま黙っているしかなかった。
すると益岡は、そんな黙ったままの彩乃の太ももをスリスリと摩り始め、突然もう片方の手でパジャマのズボンを脱ぎ始めた。
ビーンッと勃起したペニスが天井に向かって反り立っていた。ドス黒い皮には無数の血管を浮き出し、まるで別の生き物のようにヒクヒクと脈を打っていた。
益岡はニヤニヤと笑いながら「青木みたいに僕のも抜いてよ」と言うと、強引に彩乃の顔をペニスに引き寄せた。そして亀頭を目の前にして戸惑っている彩乃の頭をグイグイと押しながら、「青木みたいに、ねっとりとしたフェラしてよ」と、その唇に亀頭を押し付けてきたのだった。
バナナを頬張るようにそれをゆっくりと口内に含んだ。亀頭に舌を這わすと、カリ首の裏にこびりついていた恥垢がポロポロと砕け、強烈なイカ臭が口内に広がった。
そんな亀頭に舌を絡めながら顔を上下させると、チュッパ、チュッパ、とリズミカルな音が部屋に響いた。それを益岡は、首を持ち上げながらジッと見ていた。そして、「ハァァァァ」と虫歯臭い息を大きく吐き出しながら、「金玉もモミモミして……」と、少年のように囁いた。
![写真18_convert_20161223165658](https://blog-imgs-99-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20161223175937c92.jpg)
「おおおっ……ううっ……」と、唸る益岡を上目遣いに見ながら、肉棒を根元まで飲み込んだ。ジュプ、ジュプ、と下品な音をわざと立てながらしゃぶってやった。
益岡は悶えながらも、「罰金はちゃんと払ってもらうからね」と呟いた。
彩乃はゆっくりと肉棒を口から抜いた。そして、唾液にまみれたそれを手でシコシコしごきながら「いくらですか」と聞くと、益岡は腰をヒクヒクさせながら「百万」と言った。
絶句した彩乃の手が動きを止めた。すると益岡はすかさずその手を掴み、彩乃の体を強引に引き寄せながら「ただし……」と呟いた。
「今のキミに現金で払えと言っても無理だろうから、給料から少しずつ返済してくれればいいですよ。もちろん、それが返済できるだけの客を僕が責任を持って毎日紹介しますから、ふふふふ……心配しないでください……」
そう言いながら益岡は、彩乃を腹の上に跨がせ、その大きな胸に顔を押し付けた。そしてそのままスカートの中を弄ると、素早くパンティーを引き摺り下ろし、既に濡れている彩乃の陰部に亀頭をグイグイと押し付けてきた。
彩乃は、体をギュッと抱きしめられながら、「それは売春しろって事ですか」と聞いた。すると益岡はペニスの根元を握りしめ、その濡れた穴を亀頭でぐちゃぐちゃと掻き回しながら、「売春しろとは言ってません。それはキミの勝手です。ヤりたくなければヤらなければいいし、ヤりたかったら勝手にヤレバいい。それは自己判断で決めてください」と笑った。
それに対して彩乃が「でも」と言おうとすると、まるでその口を塞ぐかのように、益岡は一気に腰を突き上げた。
ツルンっと滑り込んだペニスは、勢い良く根元まで突き刺さった。「あああん!」と仰け反る彩乃の腰に素早く腕を回すと、益岡は彩乃の下半身をがっしりと固定し、何度も何度も腰を突き上げた。
「でも、とか言わないでください。僕に逆らっちゃダメです。このDVDが市場に出回ったらキミの人生は終わりです。だから僕に逆らわないで下さい。絶対に僕に逆らわないで下さい」
益岡は、彩乃の耳元にそう念仏のように唱えながら、石のように硬いペニスを激しくピストンさせた。
![写真19_convert_20161223165710](https://blog-imgs-99-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20161223175939393.jpg)
それを繰り返される彩乃の頭の中は、まるでリセットボタンを押されたかのように真っ白になった。卑劣な脅迫と強烈な快感に思考回路は破壊され、もはや何も考えられなくなってしまったのだった。
その日の午後、さっそく客を取らされた。いつものようにミンクルの衣装が詰まったキャリーバッグを引きずりながらマンションを出たが、しかしその行き先は薄汚いラブホテルだった。
相手は、やはりオタクだった。ただし、今までの気弱なオタクとは違い、明らかに性欲を剥き出しにした獣のようなオタクだった。
しかも獣は三匹いた。三匹の獣は、もはやミンクル彩をちやほやしてはくれなかった。そこには、あのアイドル扱いされていた華やかな撮影会の雰囲気はなく、淫欲に満ちた獣達の、どす黒い性欲だけがムラムラと漂っていたのだった。
![写真20_convert_20161223165720](https://blog-imgs-99-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20161223175940669.jpg)
そんな客を、毎日七人取らされていた。ミクルンピューラの熱狂的なファンは全国各地に大勢いたため、ミンクルによく似た彩乃とヤリたがるオタクは後を絶たなかった。
料金は二時間四万円だった。回転率を良くするため、撮影会を兼ねての仲間内での複数プレイを推進しており、その場合は一人につき三万円とされていた。
そのうち彩乃に入るのは一万円だった。しかし、そこから衣装代と罰金を引かれ、実際に彩乃の手元に残るのは、一人の客につき三千円程度だった。
それでも彩乃は、逆らうことなく益岡の命令通り働いた。
それは、例のDVDで脅迫されていたからではなかった。益岡が怖いわけでもなく、金が欲しいわけでもなかった。
マゾヒスト。
そんな哀れな性癖を持つ彩乃にとって、この生活は決して苦ではなかった。むしろ、毎日十人近くの獣達に肉便器のように扱われることにより、喜びを感じていたのだった。
(オタクの穴・完)
《←目次》
何日間も引き籠もったままの部屋には、据えた獣臭が漂っていた。それは、駅の地下道で寝ているホームレスの前を通り過ぎた際、一瞬プンっと漂うあの匂いによく似ていた。
益岡は、部屋に入ってきた彩乃に振り向きもしないまま、無言でコントローラをカチカチと鳴らしていた。
ベッドの下には、汁が半分残っているカップ麺の空箱が二つ並んでいた。枕元にはスナック菓子の袋が散乱し、胡座をかいて座っているその足元には、1000㎖のコーヒー牛乳の紙パックが口を開いたまま置いてあった。
その光景は、明らかに昨日と同じだった。そのグレーのTシャツも、掛け布団の乱れ具合も、眼鏡のレンズに付着したフケの位置さえも何も変わっておらず、全て昨日のままだった。
(この男は……一生ここでこうして生きていくんだろうな……)
そう思いながら、そこに突っ立ったまま黙って益岡を見下ろしていると、不意に益岡は「チッ」と舌打ちし、乱れた掛け布団の中にコントローラーを投げ捨てた。
不貞腐れたようにコーヒー牛乳の紙パックを乱暴に鷲掴みにすると、昨日の件を察しているのか、まるで威嚇するかのようにギロリと彩乃を睨みながらそれをゴクゴクと飲み始めた。
「なんか文句あります?」
空の紙パックをベッドの下に投げ捨てながら益岡が言った。
彩乃は、昨日の事をはっきりと言ってやるつもりでいた。最初から売春させる目的で青木の所に出向かせた事や、自分に内緒で四万円もの料金を青木に請求していた事など、厳しく問い質してやるつもりでいた。
が、しかし、益岡のその開き直った態度を見た瞬間、当初の強気は瞬く間に弱気に変わってしまった。その濁った目玉にギロリと睨まれていると、途端に何も言えなくなり、ただただモジモジしながら項垂れてしまったのだった。
そんな彩乃の弱気な姿勢が益岡を付け上がらせた。この女は何も言えない小心者だと悟った益岡は、その険しい表情を急に余裕の笑みに変えながら、「今日は六組も予約が入ってるから、早く準備して下さいよ」と言い、再びコントローラーに手を伸ばしたのだった。
(ここで何も言わなければ、このままズルズルと続いてしまう……)
そう焦りながら彩乃はキャリーバッグの蓋を開けた。売春させられるのなら、今までの取り分を変更して欲しいというその一言を、どのタイミングで言い出そうかと悩みながら、キャリーバッグの中から昨日のマラッシュの衣装を取り出した。
空になったキャリーバッグにミンクルの衣装を詰めようとすると、不意に益岡が、「まだ時間があるから、ちょっとミンクルの衣装を着てみてよ」と言った。
一瞬戸惑ったが、すぐに「はい……」と呟きながら、素直にその命令に従った。素早くメイクをし、衣装に着替え、ピンクのウィッグを装着した。
「これでいいですか……」と、ベッドでゲームをしている益岡の前に立った。すると益岡は「おっ」と言いながらゲームをセーブし、そのままベッドにゴロリと寝転がったのだった。
「こっちに来てください。面白いDVDがありますから一緒に見ましょう」
益岡は、コーヒー牛乳の紙パックが置いてあった場所をポンポンと叩きながらそう笑った。
ブルーレイのリモコンをカチカチし始めた益岡を横目で見ながら、彩乃は恐る恐るベッドに上がった。チャンスを見計らい、売上の取り分の話を切り出そうと思いながら、静かにそこに腰を下ろした。
今までゲームが映し出されていたテレビの画面がスッと暗くなった。妙に画像の悪い映像が現れ、それと同時に彩乃は絶句した。
なんとそこには、昨日の青木と自分の行為が映し出されていたのだった。
![写真17_convert_20161223165645](https://blog-imgs-99-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201612231759369ae.jpg)
それは明らかに盗撮された動画だった。脱衣場やトイレにカメラは仕掛けられていなかったが、まさか部屋にカメラが仕掛けられていたとは思いもよらなかった。
しかし、どうしてこの動画を益岡が持っているのか。
彩乃は、そう嫌な胸騒ぎを覚えながら、獣のように醜い自分のその醜態を愕然と見ていた。
「なかなか凄い事してるじゃん……」
そう呟きながら、益岡は枕元に置いてあったポテトチップスの袋の中を指でカシャカシャと探った。
「昨日、あれだけエッチはしないで下さいよって注意してたのに、これ、ズッボズボにオマンコしちゃってますよね……」
そう言いながら、口一杯に含んだポテトチップスをザクザクと咀嚼する益岡は、「これは契約違反だよね」、「罰金じゃ済まないよね」、「一歩間違えば僕も売春管理で逮捕だよね」などと嫌味ったらしく呟き、グイグイと圧力をかけてきた。最初から売春目的で彩乃を青木に派遣したにもかかわらず、あくまでも彩乃が勝手に性行為をしたかのように愚痴り始めたのだ。
それは、売春で得た利益を、益岡が独り占めしようとしているからに違いなかった。
案の定、それによって彩乃は何も言えなくなってしまった。この状況で取り分の交渉などできるわけがなかった。それよりも今は、逆に罰金を請求されそうな雰囲気なのだ。
だから彩乃は黙っていた。実際、益岡に忠告されたのも事実だったし、青木にヤらせてしまったのも事実だったため、何も反論もできないまま黙っているしかなかった。
すると益岡は、そんな黙ったままの彩乃の太ももをスリスリと摩り始め、突然もう片方の手でパジャマのズボンを脱ぎ始めた。
ビーンッと勃起したペニスが天井に向かって反り立っていた。ドス黒い皮には無数の血管を浮き出し、まるで別の生き物のようにヒクヒクと脈を打っていた。
益岡はニヤニヤと笑いながら「青木みたいに僕のも抜いてよ」と言うと、強引に彩乃の顔をペニスに引き寄せた。そして亀頭を目の前にして戸惑っている彩乃の頭をグイグイと押しながら、「青木みたいに、ねっとりとしたフェラしてよ」と、その唇に亀頭を押し付けてきたのだった。
バナナを頬張るようにそれをゆっくりと口内に含んだ。亀頭に舌を這わすと、カリ首の裏にこびりついていた恥垢がポロポロと砕け、強烈なイカ臭が口内に広がった。
そんな亀頭に舌を絡めながら顔を上下させると、チュッパ、チュッパ、とリズミカルな音が部屋に響いた。それを益岡は、首を持ち上げながらジッと見ていた。そして、「ハァァァァ」と虫歯臭い息を大きく吐き出しながら、「金玉もモミモミして……」と、少年のように囁いた。
![写真18_convert_20161223165658](https://blog-imgs-99-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20161223175937c92.jpg)
「おおおっ……ううっ……」と、唸る益岡を上目遣いに見ながら、肉棒を根元まで飲み込んだ。ジュプ、ジュプ、と下品な音をわざと立てながらしゃぶってやった。
益岡は悶えながらも、「罰金はちゃんと払ってもらうからね」と呟いた。
彩乃はゆっくりと肉棒を口から抜いた。そして、唾液にまみれたそれを手でシコシコしごきながら「いくらですか」と聞くと、益岡は腰をヒクヒクさせながら「百万」と言った。
絶句した彩乃の手が動きを止めた。すると益岡はすかさずその手を掴み、彩乃の体を強引に引き寄せながら「ただし……」と呟いた。
「今のキミに現金で払えと言っても無理だろうから、給料から少しずつ返済してくれればいいですよ。もちろん、それが返済できるだけの客を僕が責任を持って毎日紹介しますから、ふふふふ……心配しないでください……」
そう言いながら益岡は、彩乃を腹の上に跨がせ、その大きな胸に顔を押し付けた。そしてそのままスカートの中を弄ると、素早くパンティーを引き摺り下ろし、既に濡れている彩乃の陰部に亀頭をグイグイと押し付けてきた。
彩乃は、体をギュッと抱きしめられながら、「それは売春しろって事ですか」と聞いた。すると益岡はペニスの根元を握りしめ、その濡れた穴を亀頭でぐちゃぐちゃと掻き回しながら、「売春しろとは言ってません。それはキミの勝手です。ヤりたくなければヤらなければいいし、ヤりたかったら勝手にヤレバいい。それは自己判断で決めてください」と笑った。
それに対して彩乃が「でも」と言おうとすると、まるでその口を塞ぐかのように、益岡は一気に腰を突き上げた。
ツルンっと滑り込んだペニスは、勢い良く根元まで突き刺さった。「あああん!」と仰け反る彩乃の腰に素早く腕を回すと、益岡は彩乃の下半身をがっしりと固定し、何度も何度も腰を突き上げた。
「でも、とか言わないでください。僕に逆らっちゃダメです。このDVDが市場に出回ったらキミの人生は終わりです。だから僕に逆らわないで下さい。絶対に僕に逆らわないで下さい」
益岡は、彩乃の耳元にそう念仏のように唱えながら、石のように硬いペニスを激しくピストンさせた。
![写真19_convert_20161223165710](https://blog-imgs-99-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20161223175939393.jpg)
それを繰り返される彩乃の頭の中は、まるでリセットボタンを押されたかのように真っ白になった。卑劣な脅迫と強烈な快感に思考回路は破壊され、もはや何も考えられなくなってしまったのだった。
その日の午後、さっそく客を取らされた。いつものようにミンクルの衣装が詰まったキャリーバッグを引きずりながらマンションを出たが、しかしその行き先は薄汚いラブホテルだった。
相手は、やはりオタクだった。ただし、今までの気弱なオタクとは違い、明らかに性欲を剥き出しにした獣のようなオタクだった。
しかも獣は三匹いた。三匹の獣は、もはやミンクル彩をちやほやしてはくれなかった。そこには、あのアイドル扱いされていた華やかな撮影会の雰囲気はなく、淫欲に満ちた獣達の、どす黒い性欲だけがムラムラと漂っていたのだった。
![写真20_convert_20161223165720](https://blog-imgs-99-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20161223175940669.jpg)
そんな客を、毎日七人取らされていた。ミクルンピューラの熱狂的なファンは全国各地に大勢いたため、ミンクルによく似た彩乃とヤリたがるオタクは後を絶たなかった。
料金は二時間四万円だった。回転率を良くするため、撮影会を兼ねての仲間内での複数プレイを推進しており、その場合は一人につき三万円とされていた。
そのうち彩乃に入るのは一万円だった。しかし、そこから衣装代と罰金を引かれ、実際に彩乃の手元に残るのは、一人の客につき三千円程度だった。
それでも彩乃は、逆らうことなく益岡の命令通り働いた。
それは、例のDVDで脅迫されていたからではなかった。益岡が怖いわけでもなく、金が欲しいわけでもなかった。
マゾヒスト。
そんな哀れな性癖を持つ彩乃にとって、この生活は決して苦ではなかった。むしろ、毎日十人近くの獣達に肉便器のように扱われることにより、喜びを感じていたのだった。
(オタクの穴・完)
《←目次》
吐泥(へろど)目次
2013/06/13 Thu 00:01
吐泥(へろど)1
2013/06/13 Thu 00:01
灰色の海が広がっていた。空には分厚い雲がだんだんに重なり、今にも大粒の雨を降らそうとしていた。
電車を降りるなり、生ぬるい潮風が頬と首をねちゃねちゃにした。どんよりとした重たい空気は異様なほどの湿気を含んでおり、その小さな駅には水族館のような湿った匂いが充満していた。
そこは新潟県にある人口四万人足らずの小さな港町だった。フードリサーチ会社で働く私は、日本海沿岸で水揚げされる『幻魚』を調査するためにこの町にやってきた。それは、幻魚を新商品として売り出そうとしている大手居酒屋チェーンからの依頼だった。
![げんげ](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160729153206672.jpg)
幻魚は、正式名称をノロゲンゲと言うが、地元の者は、『げんぎょ』や『げんげ』と呼んでいた。水深二百メートルから千五百メートルほどの所に棲息する深海魚で、干した物を軽く炙って食べるとかなりの美味らしいのだが、しかし見た目があまりにもグロテスクなため、地元でも敬遠する人は多いらしい。
とまぁ、そんな情報をネットで入手した私は、既に電車の中でそれをレポートにまとめていた。そもそも、そんな珍魚の調査などまともにする気は無かった。ネットで収集した情報と、漁業組合で調べた仕入れ価格表をレポートにまとめ、それと一緒に現地で手に入れた現物を提出すればいいだけの話なのである。
![雨雲](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016072915320838e.jpg)
薄ら寂しい駅前でタクシーを拾った。本当はこのまま漁業組合へ行き、幻魚の値段交渉にあたる予定だったが、しかしこの異様なまでの湿気で頭がどんよりと重く、全くその気にならなかった。明日にしよう。と、そう気怠く思った私は、ニワトリのような顔をした老運転手にビジネスホテルの名を告げたのだった。
そのビジネスホテルは、日本海に面した国道沿いに建てられていた。外壁の白タイルは水垢で黒ずみ、汚れた窓の逆三角形の赤いシールだけがやたらと目立っていた。地上八階、地下一階。屋上に設置された『素泊まり1泊3800円』の看板に止まる数羽のカラスと、目の前の道路をひっきりなしに走り去る大型トラックの轟音が、その退廃的な雰囲気をより醸し出していた。
狭い部屋はシングルベッドとテレビ台に占領され、監獄のような圧迫感が感じられた。シーツも浴衣も必要以上の洗濯糊でバリバリし、窓の暗幕カーテンには苦い煙草のヤニ臭が漂っていた。
清掃は明らかにいい加減だった。恐る恐るテレビの裏を覗いてみると、埃まみれの配線の中に四方がギザギザになった四角い袋が紛れ込んでおり、それを指で摘み上げてみると、案の定それは、封が切られたコンドームの袋だった。
嫌な予感がした私は、一応ベッドの下も覗いてみた。すると壁際に何やら白いモノがぶら下がっているのが見えた。慌ててベッドに上がってベッドと壁の隙間からそれを摘み上げた。
なんとそれは使用済みのナプキンだった。背筋がゾッとした。それは、ヘルパーのおばさんに濡れタオルで体を拭いてもらいながら勃起していた痴呆症の父を、襖の隙間から目撃してしまった時に感じたおぞましさによく似ていた。
真っ白な綿の中にドス黒い血がじっとりとしみ込んでいた。それを愕然としながら見つめていると、ふと、男に悟られぬようこっそりそれをベッドと壁の隙間に押し込んでいる女の痛々しい秘事が目に浮かんだ。
例えどんな理由があろうとも、こんな物をこんな所に押し込むのは許される事ではなかった。かの世界的に常識知らずな支那人とて、ベッドの隙間に汚物を入れるのはさすがに躊躇するはずである。
そんな非常識が平気でできる人間は明らかにまともな人間ではない。恐らくこれは、名も知らない男の性器を平気でしゃぶるデリヘル嬢や、援交女○高生や売春人妻といった、そんなクソもミソも区別のできない破綻者の仕業に間違いないのだ。
私はそのドス黒いシミを見つめながら、小さなため息と共に静かにベッドに胡座をかいた。行為中、どのタイミングでこれをそこに押し込んだのかと、あらゆるパターンを想像しながらそれを見つめていると、再び私は、痴呆症の父の勃起した一物を不意に見せつけられたようなおぞましさに包まれた。
そのおぞましさは脳髄を激しく掻き乱し、まるで五十女の陰毛のような黒々とした淫らな渦に巻き込まれた。胸を押し潰される私は、強烈な息苦しさに身悶えながらも、ふと気がつくと、そのドス黒いシミに恐る恐る鼻を近づけていた。そう、私こそが正真正銘の破綻者なのだ。
魚の干物のような嫌悪臭が鼻腔を行ったり来たりしていた。今自分は、見ず知らずの他人の陰部から滲み出た不浄な血を嗅いでいるのだと思うと、異常な興奮が胸にムラムラと湧き上がり、短い目眩に断続的に襲われた。
それをベッドの上に広げた。クンニするように四つん這いになりながら匂いを嗅ぎ、そのままズボンとパンツを同時に下ろすと、既にはち切れんばかりに勃起した肉棒を狂ったようにシゴキまくった。
ものの数秒で絶頂がこみ上げてきた。一瞬、そこに肉棒を擦り付け、それに包まれたままそこに射精したいという衝動に駆られたが、しかし、それはさすがに危険すぎると思い、慌てて思い止まった。
一触即発の肉棒をヒクヒクさせながらクローゼットへと走り、スーツの内ポケットから携帯を取り出した。妻に電話をかけ、再びベッドに戻って他人の使用済みナプキンを犬のように嗅ぎまくった。
何度目かのコールの後、汗ばんだ受話口から、「はい」という妻の短い声が聞こえてきた。
「今、ホテルに着いたよ……」
「そう」
妻のその短い声と同時にスッと匂いを嗅ぐと、不意にネチョっと白い糸を引く妻の陰部が頭に浮かんだ。
![イトヒキ](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201607291602279a6.jpg)
「一応、ホテルの電話番号と部屋番号を伝えておくよ」
「うん。ちょっと待って、今メモするから……」
メモ帳を捲るカサカサっという音が聞こえてきた。
「いいよ」
「部屋は305号室……ホテルの電話番号は、025……」
私がそう伝えると、すぐに妻がそれを復唱した。
そんないつもの出張時のマニュアルを終えると、早速私は声を潤ませた。
「あのさぁ……」
「うん」
「今、シゴいてるんだ……」
「…………」
「なんかエッチな事、言ってくれよ……」
「できないよ……」
「じゃあオッパイの映像を送ってくれ」
私がそう言うと、妻は戸惑いながらもスマホをテレビ電話に切り替えた。そして、「早くして、四時に美容院に行くんだから……」と面倒臭そうに言いながら、その巨大な柔肉の塊を画面に映し出した。
![ウツボ1_convert_20160422173418](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190509200.jpg)
真っ白な柔肉がフルフルと小刻みに震えていた。毎晩その絶品な柔肉に溺れていた私だったが、しかし、こうして違う場所で画像として見てみると、改めてそのいやらしさが脳にズキズキと伝わり、私は狂ったように肉棒をシゴき始めた。
「もういい?」
妻が言った。それは、たっぷりと時間をかけてしゃぶらせている時に、時折つぶやくあの言葉と同じだった。
「ダメだ……指で乳首を転がして硬くさせてくれ……」
ハァハァと荒い息を吐きながらそう言うと、小さな溜息と共に画面に妻の指が現れ、真っ白な柔肉の先の色素をコロコロと転がし始めた。
みるみる硬くなっていく乳首を見つめながら、私は、この女とヤリたい、と素直にそう思った。この女とは昨夜二回もしたはずなのに、その気持ちは異常なほどに昂ぶっているのだ。
しばらくすると、妻は「もう無理」と言いながら、その指の動きを止めた。それは、三回目をしようと再び股に潜り込んだ時に妻がつぶやく、あの言葉と同じだった。
私は、「わかったよ。じゃあ速攻でイクからオマンコを見せてくれよ」と急かせるように言った。すると妻は、半ば泣きそうな声で「本当にもう時間がないんだからね……」と呟き、素早くスカートを捲り上げるシーンを画面に映したのだった。
薄ピンクのパンティーがムチムチの太ももをスルスルと降りていくのを見つめながら、私はナプキンに鼻を近づけた。真っ白な肌にとぐろを巻く陰毛が画面に現れると、ナプキンのドス黒い血をクンクンと嗅ぎながら「早く股を開いて」と唸り、肉棒を激しくシゴいた。
太ももが弛むと、そこからグロテスクな肉色が飛び出した。くにゃっと歪んだ割れ目の左右には使い古した小陰唇がだらしなく垂れ、それがとぐろを巻く獰猛な陰毛とコラボしては、より一層卑猥感を醸し出していた。
「指で開いてくれ……ベロンっと開いてその中を見せてくれ……」
そう言うか言わないかの間に、妻は自らの意思でそれを開いた。案の定、その中はテラテラと濡れ輝いていた。同時に飛び出したクリトリスも、まるでパチンコ玉のように膨張していた。
![ウツボ2_convert_20160422173456](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221905111d5.jpg)
「濡れてるじゃないか……」と声を震わせながら、私は必死にナプキンの匂いを嗅いだ。そして、きっと妻の陰部もこんな匂いがしているんだろうと思いながら映像を見ていると、思わずそこに舌が伸び、その誰の物かわからないドス黒いシミを舐めてしまった。
それは恐ろしく臭みのある味だった。まるで腐った秋刀魚を食べたような独特な臭みが口内に広がっていた。それでも私は、汚れたナプキンに舌をザラザラと這わせ続けた。このナプキンは妻の物だ、妻はこの薄ら寂しい町で行きずりの男とこのホテルにしけ込み、そしてこのベッドの上で狂ったように交わっていたに違いないと滅茶苦茶に想像しながら、口内に溜まった臭汁をゴクリと飲み干した。
「もういい?」
そんな妻の声を無視しながら、唾液でぐっしょりと湿ったナプキンで肉棒を包み込んだ。これをどんな女が陰部に貼り付けていたかはわからない。豚のような醜い肥満女かも知れないし、はたまた性病持ちの商売女かも知れない。しかし、今の私にはそんなことは関係なかった。もはや興奮のマックスに達してしまった私にはそれが誰のものでも構わなかった。いや、むしろ精神科医から異常性欲者であると診断された私には、それが狂ったシャブ中女の物であったり、化け物のような中年女の物であったほうが、より興奮度を増してくれるのだ。
仰向けに寝転がった私は、左手にスマホを持ち、右手で肉棒を包んだナプキンをガシガシとシゴいた。「まだ?」と聞いてくる妻に、「顔を見せてくれ」と言うとすぐに画面が乱れ、妻の顔がアップで映し出された。
画面の妻に向かって「どうして濡れてるんだ?」と聞いた。妻の愛らしい目に羞恥がほんのりと浮かんだ。「……わかんない」と呟いたまま下唇を噛んで黙る妻のその表情は、あのラブホテルであの薄汚い単独男性に背後から攻められていた時と同じ表情だった。
そのラブホテルというのは……
それは、今から一年ほど前の、古いラブホテルの一室での出来事だった……。
(つづく)
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吐泥(へろど)2
2013/06/13 Thu 00:01
その古いラブホテルは球場の裏手にあった。そこで私は、見ず知らずの男と絡み合う妻を愕然と見ていた。
私は乱される妻の顔ばかり見ていた。他にも見るべき所は沢山あった。結合部分やフェラシーンやクンニシーンなど、興味深い箇所は沢山あったが、しかしそのような経験が初めてだった私にはそれらを見る余裕はなく、まるで出産に立ち会った夫のように、ただただひたすら妻の顔を心配そうに見つめていたのだった。
もちろん妻も初めてだった。だから妻も、その見ず知らずの中年男にちょっと体を触れただけで絶望的な表情を浮かべ、巨大なペニスを口に含まされたり、ぶよぶよの睾丸を舐めさせられている時など、ずっと嫌悪の表情を浮かべていた。
しかし、それが奉仕する側から奉仕される側に変わると、妻のその表情に変化が現れ始めた。それは、単独男が妻の股に顔を埋め、ペチャペチャと下品な音を立てて性器を舐め始めた時だった。
![★ウツボ3_convert_20160727192842](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016072719311860a.jpg)
その時も、やはり妻の顔には嫌悪の表情は浮かんでいたが、しかし、その表情には何やら困惑している様子が見受けられた。
それはきっと、妻は密かに男の舌に快楽を得ていたからに違いなかった。私が見ている手前、表向きには嫌悪を示していた妻だったが、しかしその内面では、クリトリスを舐められて感じてしまっていたのだ。
嫌悪と快楽。そんな理性と本能が妻の中で葛藤していたのであろう、その今にも泣き出しそうな顔は、嫌がっているようにも見えれば、喜んでいるようにも見えた。
もしここに私がいなければ、おそらく妻は淫らな声を張り上げて悶えている事だろう。自らの意思で自分の両足を両腕に抱え込み、これでもかというくらいに股を開きながら、もっと舐めてと腰を突き上げているに違いなかった。
![★ウツボ4_convert_20160727192914](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160727193120fb7.jpg)
私は密かに悶えていた。妻に対する疑念が奇妙な感情を呼び起こし、複雑な性的興奮に襲われながらも、必死に妻の顔を覗き込んでいた。
妻は、私がそれを見て興奮している事に気づいているようだった。そんな妻が単独男に四つん這いにされ、いよいよその巨大なペニスを背後から挿入されそうになると、突然私に振り向きながら、「見ないで……」と弱々しく呟いた。
すると男がそんな妻の尻をいやらしく撫でながら、「ダメだよ奥さん、ちゃんと旦那さんに見てもらわなくちゃ」と野太い声で笑い、その大粒イチゴのような亀頭を妻の割れ目に這わせた。
それでも妻は必死に私に振り返りながら、「お願い、見ないで」と悲痛に言った。
しかし私はその時見てしまった。私は見逃さなかった。そう言いながらも妻が、その巨大な肉棒をより深く挿入させるために、自らの意思で尻を更に突き出していたのを……。
男は、そんな妻の剥き出された裂け目の表面に、パンパンに腫れ上がった亀頭を擦り付けた。両手を腰に当て、腰だけを巧みにコキコキと動かしながら、妻の粘膜に亀頭を滑らせていた。
「旦那さん、奥さんのオマンコ、もうヒクヒクしてますよ。我慢できないみたいですから入れてあげてもいいですか?」
男がそう言いながら私に振り返った。男は典型的なサル顔で、『猿の惑星』に出てくる茶色い毛をしたザイアス博士によく似ていた。
この男は、この手のプレイに随分と手馴れているようだった。男は、私たち夫婦が寝取られプレイは初めてだということを知っているため、わざとそのような残酷な言葉を放っては、私や妻に羞恥と屈辱を与えているのだ。その言葉によって私たちの興奮をより高め、同時に自らもそんな私たち夫婦を見ては背徳の興奮を得ようとしているのだった。
そんな男の意図的な言葉に、私はまんまと翻弄された。こんなサル男に感じさせられている妻に激しい嫉妬の念を抱き、そして今まさに見ず知らずの他人のペニスで妻が汚されようとしているこの瞬間に私は身震いし、凄まじい絶望感と性的興奮に脳を掻き乱されていた。
「それじゃあ……入れますからね……」
男はそう短く呟くと、猫が背伸びをしているようなポーズで尻を突き出している妻の両太ももを両腕で押さえ込み、そのままパックリと開いた妻の尻肉の谷間に向かってゆっくりと腰を突き上げた。
テラテラと赤く濡れ輝く妻の割れ目に、見知らぬ男の巨大な肉棒が滑り込んだ。それはまるでコンニャクゼリーをカップから押し出した瞬間のように滑らかであり、その巨大な肉棒はいとも簡単に根元までツルンっと飲み込まれてしまったのだった。
![ウツボ3](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190513fc4.jpg)
「あああ……凄く締ってますよ奥さん……」
男はそう唸りながらみるみる腰の動きを早めていった。その腰の動きが乱暴になるにつれ私の心も乱れた。まるで突然地震に襲われた老婆のようにおろおろする私は、意味もなく人差し指の爪をカリカリと噛みながら、蹂躙される妻の顔を恐る恐る見た。
そこに目を向けた瞬間、いきなり妻と目が合った。
妻はじっと私を見ていた。その表情は、脱糞している姿を人間に見られている犬のようであり、今までに見たことのない羞恥にかられた表情だった。
尻から突き上げられる振動に肩をユッサユッサと揺らしながら、妻が再び「見ないで……」と言った。しかしその声は先ほどのような悲痛な叫びではなく、もはや猛威を振るう肉棒の威力に観念してしまったかのような、どこか諦めが感じられる呟きにすぎなかった。
そのまま妻は、この見ず知らずの男に様々な体位で犯された。横向きにされ、がっしりと体を抱き締められながら強引にキスをされている妻を見ていると、そのあまりの刺激に、思わず私はその場にヘナヘナとへたり込んでしまっていた。
頭上から、「キスはイヤ」という妻の抵抗の声が聞こえてきた。床にへたり込んだ私のすぐ目の前では二人の結合部分が、くちゃくちゃといやらしい音を立てていた。そんな結合部分には白濁の汁が溢れていた。それは明らかに妻のモノと思われる汁であり、それを見た瞬間、「キスはイヤ」と抵抗している妻の声に、私は更なる興奮を覚えたのだった。
![★ウツボ5_convert_20160727192934](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160727193121137.jpg)
あの時の、あの妻の背徳的な表情と声と白濁の汁が、今テレビ電話の画面に映っている妻の顔と大きく重なった。
私はあの時の興奮を思い出しながら、右手に握りしめたナプキンをガシガシと激しくシゴき、その中に大量の精液を放出した。
クフッ、クフッ、と鼻を鳴らしながら射精していると、妻が「もういいの?」と恐る恐る首を傾げた。
そんな妻の愛らしい目を見つめながら射精する私は、他人男の肉棒に乱れる妻の、あの残酷なシーンをもう一度見たいと必死に思いながら、その誰の物かわからぬ使用済みナプキンの中に、異常な欲望を出し尽くしたのだった。
![★ウツボ6_convert_20160727193001](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016072719312346e.jpg)
(つづく)
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私は乱される妻の顔ばかり見ていた。他にも見るべき所は沢山あった。結合部分やフェラシーンやクンニシーンなど、興味深い箇所は沢山あったが、しかしそのような経験が初めてだった私にはそれらを見る余裕はなく、まるで出産に立ち会った夫のように、ただただひたすら妻の顔を心配そうに見つめていたのだった。
もちろん妻も初めてだった。だから妻も、その見ず知らずの中年男にちょっと体を触れただけで絶望的な表情を浮かべ、巨大なペニスを口に含まされたり、ぶよぶよの睾丸を舐めさせられている時など、ずっと嫌悪の表情を浮かべていた。
しかし、それが奉仕する側から奉仕される側に変わると、妻のその表情に変化が現れ始めた。それは、単独男が妻の股に顔を埋め、ペチャペチャと下品な音を立てて性器を舐め始めた時だった。
![★ウツボ3_convert_20160727192842](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016072719311860a.jpg)
その時も、やはり妻の顔には嫌悪の表情は浮かんでいたが、しかし、その表情には何やら困惑している様子が見受けられた。
それはきっと、妻は密かに男の舌に快楽を得ていたからに違いなかった。私が見ている手前、表向きには嫌悪を示していた妻だったが、しかしその内面では、クリトリスを舐められて感じてしまっていたのだ。
嫌悪と快楽。そんな理性と本能が妻の中で葛藤していたのであろう、その今にも泣き出しそうな顔は、嫌がっているようにも見えれば、喜んでいるようにも見えた。
もしここに私がいなければ、おそらく妻は淫らな声を張り上げて悶えている事だろう。自らの意思で自分の両足を両腕に抱え込み、これでもかというくらいに股を開きながら、もっと舐めてと腰を突き上げているに違いなかった。
![★ウツボ4_convert_20160727192914](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160727193120fb7.jpg)
私は密かに悶えていた。妻に対する疑念が奇妙な感情を呼び起こし、複雑な性的興奮に襲われながらも、必死に妻の顔を覗き込んでいた。
妻は、私がそれを見て興奮している事に気づいているようだった。そんな妻が単独男に四つん這いにされ、いよいよその巨大なペニスを背後から挿入されそうになると、突然私に振り向きながら、「見ないで……」と弱々しく呟いた。
すると男がそんな妻の尻をいやらしく撫でながら、「ダメだよ奥さん、ちゃんと旦那さんに見てもらわなくちゃ」と野太い声で笑い、その大粒イチゴのような亀頭を妻の割れ目に這わせた。
それでも妻は必死に私に振り返りながら、「お願い、見ないで」と悲痛に言った。
しかし私はその時見てしまった。私は見逃さなかった。そう言いながらも妻が、その巨大な肉棒をより深く挿入させるために、自らの意思で尻を更に突き出していたのを……。
男は、そんな妻の剥き出された裂け目の表面に、パンパンに腫れ上がった亀頭を擦り付けた。両手を腰に当て、腰だけを巧みにコキコキと動かしながら、妻の粘膜に亀頭を滑らせていた。
「旦那さん、奥さんのオマンコ、もうヒクヒクしてますよ。我慢できないみたいですから入れてあげてもいいですか?」
男がそう言いながら私に振り返った。男は典型的なサル顔で、『猿の惑星』に出てくる茶色い毛をしたザイアス博士によく似ていた。
この男は、この手のプレイに随分と手馴れているようだった。男は、私たち夫婦が寝取られプレイは初めてだということを知っているため、わざとそのような残酷な言葉を放っては、私や妻に羞恥と屈辱を与えているのだ。その言葉によって私たちの興奮をより高め、同時に自らもそんな私たち夫婦を見ては背徳の興奮を得ようとしているのだった。
そんな男の意図的な言葉に、私はまんまと翻弄された。こんなサル男に感じさせられている妻に激しい嫉妬の念を抱き、そして今まさに見ず知らずの他人のペニスで妻が汚されようとしているこの瞬間に私は身震いし、凄まじい絶望感と性的興奮に脳を掻き乱されていた。
「それじゃあ……入れますからね……」
男はそう短く呟くと、猫が背伸びをしているようなポーズで尻を突き出している妻の両太ももを両腕で押さえ込み、そのままパックリと開いた妻の尻肉の谷間に向かってゆっくりと腰を突き上げた。
テラテラと赤く濡れ輝く妻の割れ目に、見知らぬ男の巨大な肉棒が滑り込んだ。それはまるでコンニャクゼリーをカップから押し出した瞬間のように滑らかであり、その巨大な肉棒はいとも簡単に根元までツルンっと飲み込まれてしまったのだった。
![ウツボ3](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190513fc4.jpg)
「あああ……凄く締ってますよ奥さん……」
男はそう唸りながらみるみる腰の動きを早めていった。その腰の動きが乱暴になるにつれ私の心も乱れた。まるで突然地震に襲われた老婆のようにおろおろする私は、意味もなく人差し指の爪をカリカリと噛みながら、蹂躙される妻の顔を恐る恐る見た。
そこに目を向けた瞬間、いきなり妻と目が合った。
妻はじっと私を見ていた。その表情は、脱糞している姿を人間に見られている犬のようであり、今までに見たことのない羞恥にかられた表情だった。
尻から突き上げられる振動に肩をユッサユッサと揺らしながら、妻が再び「見ないで……」と言った。しかしその声は先ほどのような悲痛な叫びではなく、もはや猛威を振るう肉棒の威力に観念してしまったかのような、どこか諦めが感じられる呟きにすぎなかった。
そのまま妻は、この見ず知らずの男に様々な体位で犯された。横向きにされ、がっしりと体を抱き締められながら強引にキスをされている妻を見ていると、そのあまりの刺激に、思わず私はその場にヘナヘナとへたり込んでしまっていた。
頭上から、「キスはイヤ」という妻の抵抗の声が聞こえてきた。床にへたり込んだ私のすぐ目の前では二人の結合部分が、くちゃくちゃといやらしい音を立てていた。そんな結合部分には白濁の汁が溢れていた。それは明らかに妻のモノと思われる汁であり、それを見た瞬間、「キスはイヤ」と抵抗している妻の声に、私は更なる興奮を覚えたのだった。
![★ウツボ5_convert_20160727192934](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160727193121137.jpg)
あの時の、あの妻の背徳的な表情と声と白濁の汁が、今テレビ電話の画面に映っている妻の顔と大きく重なった。
私はあの時の興奮を思い出しながら、右手に握りしめたナプキンをガシガシと激しくシゴき、その中に大量の精液を放出した。
クフッ、クフッ、と鼻を鳴らしながら射精していると、妻が「もういいの?」と恐る恐る首を傾げた。
そんな妻の愛らしい目を見つめながら射精する私は、他人男の肉棒に乱れる妻の、あの残酷なシーンをもう一度見たいと必死に思いながら、その誰の物かわからぬ使用済みナプキンの中に、異常な欲望を出し尽くしたのだった。
![★ウツボ6_convert_20160727193001](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016072719312346e.jpg)
(つづく)
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吐泥(へろど)3
2013/06/13 Thu 00:01
妻との電話を切ると、私は小さな溜息をつきながら汚れたナプキンを二つ折りにした。ゆっくりとベッドを降り、そのままトイレへと向かった。大量の精液を吸い込んだそれは大福餅のように重く、便器の裏にあった汚物入れにそれを捨てると、まるで肉片を投げ捨てたかのようなドサッと重い音がした。
まるでどこかの収容所のような簡易的すぎる便器だった。だから便座を上げないままそこに小便をしてやった。未だ勃起していたペニスは尿道口が圧迫されており、小便はまるで高圧洗浄機のように凄まじい勢いで噴き出した。なぜか無性に愉快になった私は「それっ!」と子供のような掛け声をかけながらそこらじゅうに小便を飛ばした。
シャワーカーテンやトイレットペーパーホルダーが精液混じりの小便で濡れた。更に私は爪先立ちになり、噴射したままのペニスを洗面所に向けると、鏡の前に置いてあった『消毒済み』のビニール袋に包まれたプラスチック製のコップが見事に吹き飛ばされ、カラカラと派手な音を立ててバスタブの底に落ちていった。
そのままシャワーを浴びた。必要以上のボディーソープを股間に塗りたくり、そこにシャワーを向けた瞬間、そこで初めて靴下を履いたままだということに気づいた。
恨み言を呟きながら既にベタベタになった靴下を脱いだ。そして「ボケが!」と吐き捨てながらクリーム色した浴室の壁にそれを投げつけると、黒い靴下は、バタッ! という音を立てながら、『へ』という字のまま壁に張り付いた。
浴室を出ると、濡れた体のままベッドに倒れた。スポンジのように硬いマットは中途半端に体を跳ね返し、一瞬脳がクラッと揺れた。
タバコのヤニで黄ばんだ天井を見つめながら、未だ勃起が収まらないペニスを握った。妻は陰部を濡らしたまま美容院に行ったのだろうかと思うと、不意に男性美容師に股間を舐められている妻の姿が目に浮かんだ。
![美容院](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160729184032a4a.jpg)
私は異常に性欲が強かった。それは、精神科の医師に異常性欲者だと診断された事があるほど異常だった。だから私は日に何度も射精しなければならなかった。だからほぼ毎日のように妻の体を貪っていたのだった。
妻は私よりも五つ年下の三十歳だった。四年前に友人の紹介で知り合い、その一年後に結婚した。結婚してかれこれ三年になるが、私は出張で家をあけたとき以外は毎晩妻の体を貪り続けていた。
しかし、私は異常でも、妻はいたって正常だった。正常者が、その意に反して毎晩二回も三回も攻められるというのは、恐らく、拷問に匹敵するほどの苦しみに違いなく、実際、陰部が濡れなかったり、時折「もう疲れた……」などと弱音を吐くことが多々あった。
それでも私は、大量のローションを妻の陰部に塗り込み、もはや死体のようにぐったりしている妻の体を執拗に攻め続けた。お前のそのいやらしい体が悪いんだ、そのタプタプと波打つ巨乳が興奮を誘発しているからだ、などと、あたかもそれを妻のせいにしながら、その異常性欲を妻の体に放出していたのだった。
そんな私の異常な性欲に妻が気づかないわけがなかった。二回、三回と私が求める度に、妻は「何かの病気じゃないの?」と心配するようになってきた。しかし、さすがに精神科の医師から異常性欲者と診断されたなどと話せるわけがなかった。だから私はそれを妻には黙っていた。
最初のうちは、それが妻に発覚する事を私は恐れていた。異常性欲者などという事がバレれば離婚されるのではないかと怯えていたのだ。
されど私の異常性欲は一向に収まらなかった。それどころか、動物のようにただただ延々と腰を振っているだけの単純な性交では次第に物足りなくなってきた。その性欲は日に日に変態性が強くなり、ドロドロとした欲望が脳を支配するようになってきたのだった。
![ウツボ4_convert_20160422173521](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190514338.jpg)
しかし、今の妻にそれを求めるのはあまりにも残酷すぎた。今の妻は、絶倫なる私の異常性欲によって身も心も疲れ果て、股を開くことですらやっとなのだ。
だから私は、それを補うためにそれなりの風俗に通った。夜な夜な怪しげな小部屋で、子豚のような娘を縄で縛って犯したり、ガリガリに痩せた中年女の見窄らしい尻に蝋燭を垂らしながら肛門を犯したりと変態行為を繰り返していた。
しかし私のこの異常性欲は尋常ではなかったため、とてもではないが風俗では金が続かなかった。しかたなく私は、自慰によってその性欲を放出しようとした。そして公園の女子便所に忍び込むようになったのだが、しかしそう簡単に女は現れるはずがなく、結局誰一人として覗けないまま、尻を蚊に刺されるだけで退散する日々が続いていたのだった。
思うように射精できない私は、もはや一触即発の危機にあった。会社にいても電車に乗っていても射精することばかり考え、頭の中では常に真っ白な精液がシュパシュパと気持ち良く迸っていた。
そんな妄想の心地良い射精が、現実の私を更に追い込んだ。一刻も早く射精しなければ本当に気が狂ってしまうという強迫観念に駆られた私は、遂にその一線を超えてしまったのだった。
それは今から三ヶ月ほど前、仕事帰りにまた例の公衆便所に立ち寄った時のことだった。
今度こそは今度こそはと思いながら女子便所に忍び込むと、いつもは静まり返っているはずのその場所にガタガタという激しい振動音が響いていた。
その音は一番奥の個室から聞こえてきた。一瞬、清掃中だと思い、焦ってその場を逃げ出しそうになったが、しかしこんな時間に清掃などしているわけがない事にすぐに気付き、私はその怪しげな振動音に大きな期待を膨らませながら、奥の個室へと足を忍ばせたのだった。
素早く隣の個室に忍び込み、息を殺してドアを閉めた。案の定、隣の個室からはその規則的に続く振動音と共にリズミカルな呼吸が聞こえてきた。しかもその呼吸は複数であり、時折その呼吸に混じって野太い男の声がボソボソと聞こえてきた。
遂に現場を取り押さえたと心が躍った。しかもそれは、女子が排泄しているといった安っぽい現場ではなく、明らかに男女が淫らに交わっているといったレアな現場なのだ。
まさかこんな場面に出くわすとは思ってもいなかった私は、何度も何度も無言でガッツポーズを取りながら、急いで内ポケットからスマホを取り出した。
荒い鼻息を必死に堪えながらスマホのカメラを起動させた。録画ボタンを押すと音が鳴ってしまうため、取り敢えずカメラのままでスマホを個室の壁の上へと持ち上げた。
いきなり天井の蛍光灯がアップで映し出され、一瞬画面が真っ白になった。慎重に手首を曲げながら角度を変え、隣の個室の底にカメラを向けると、画面に黒い二つの頭がぼんやりと浮かび上がった。そしてその奥に更にもう一つの頭が見え、それが規則的に続く振動音と共にユッサユッサと揺れていた。
![ウツボ5](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190515915.jpg)
初めてだった。他人のセックスをリアルで見るのも初めてだし、当然、三人プレイを見るのも初めてだった。
攻める男達は、私と同じ年くらいの中年男で、攻められている女も三十前後の中年女だった。三人は無言で黙々と作業を続けていた。その結合部分までは見ることができなかったが、そのネチャネチャと粘り気のある音からして、その女が相当濡れていることが窺い知れた。
これは凄いお宝に出くわしたものだと、喜び勇んでズボンの中からペニスを引きずり出した私だったが、しかし、しばらくすると何やらその様子がおかしいことに気づいた。
そう思ったのは、床に散らばっている品々が目に飛び込んできたからだった。それはパック詰めされた豚肉や日清のサラダ油だった。大根や長ネギや半分にカットされた白菜が床に転がり、個室の隅に投げ捨てられたスーパー大黒屋のビニール袋の中では、パック入りの豆腐が無残に潰れているのが見えた。
もしやと思いながら素早くカメラを女の顔に向けてみた。そしてそこにズームしてみると、グスグスと泣きながら肉棒を咥えている女の顔がアップで映し出された。
その右頬は赤く腫れていた。首には引っかき傷のような跡が無数に走り、肉棒を咥えているその唇にも紫色の血玉がいくつも浮かんでいた。私は指を震わせながらレンズをズームアウトし、女の太ももにビリビリに破れたパンティーがぶら下がっているのを見た。
これは紛れもなくレ○プだった。買い物帰りの主婦が二人の男にレ○プされているに違いないのである。
そう確信した瞬間、背筋にゾゾゾッと寒気が走り、それまでペニスを上下させていた手が途端に凍りついた。
見つかったら殺される。そう思った私は恐る恐るスマホを下げ、息を殺しながら既に萎んでいるペニスをズボンの中に押し込んだ。しかし、それ以上は身動きできなかった。足がすくみ、膝がガクガクと震え、もはや眼球だけしか動かせなくなってしまっていたのだった。
石のように凍りついてしまった私の耳に、女が乗せられている便器の蓋がギシギシと軋む音が延々と響いていた。すると、その音の中に、「んんんんんん」っと唸る男の声が混じった。どうやら男は射精したらしく、へらへらと笑いながらもう一人の男に「たっぷり出してやったよ」と囁いていた。
しばらくすると、ガサガサと衣類を整える音と共に、携帯の疑似シャッター音がシャカシャカと鳴り出した。男たちは、「警察に言ったら奥さんのこの写真をネットにばらまくからな」などと口々に脅し、そのまま堂々と個室のドアを開けた。
男たちの足音が遠ざかって行った。男たちの足音が完全に消えると、冷たい便所には女の震えたすすり泣きだけが悲しく響いた。
私は、そんな悲惨な鳴き声を聞きながら未だ震えていた。しかし、そんな凄まじい恐怖に襲われながらも、不意に私の脳がぐるぐると回り始めた。それは、12才の頃、初めて姉の使用済み下着を手にした時の興奮によく似ていた。ダメだダメだと自分に言い聞かせながら洗濯機の中からそれを摘み出し、その強烈にイカ臭い黄ばんだシミに舌をザラザラと這わせながら射精した、あの時の背徳的な興奮と全く同じだった。
ぐるぐると回る脳の動きに合わせ、胸に熱いものが込み上げてきた。それを吐き出そうとそれまで真一文字に閉じていた唇を緩めると、途端に生温い息が堰を切ったように溢れ出し、卑猥な呼吸と共に肩が上下に動き出した。
はぁ、はぁ、はぁ、と続く自分の呼吸に耳を澄ましていた。ふと気がつくと、いつの間にそうしたのか、私は熱り立つ肉棒をがっしりと握りしめ、それを上下にシゴいていたのだった。
ダメだダメだ。あの時のように必死に自分にそう言い聞かせるが、しかし私の足は勝手に動き出した。突き出した肉棒をシコシコさせながら個室から出ると、ドアが開きっぱなしの隣の個室へと進み、迷うことなくその個室に侵入しては素早く後ろ手でドアの鍵を閉めた。
未だそのままの状態ですすり泣きしていた女が、私を見てギョッと目を見開いた。「あわわわわ」と何か言おうとしている女に、「大丈夫です、大丈夫ですから」とそう言いながら服を脱ぎ始めると、驚愕する女の顎と膝がガクガクと震え始め、同時に便座がカタカタと音を立てた。
全裸となった私は、便座に座る女の真正面にゆっくりと腰を下ろした。「大丈夫ですから」と呟きながら震える女の太ももをゆっくりと押し開いた。
ウヨウヨと伸びる陰毛の奥に、散々弄ばれて赤く爛れた裂け目がべろりと半開きになっていた。無残な股間と女の顔を交互に見ると、女は顎をガクガクさせながら「許してください……」と声を震わせ、怯えた目に涙をウルウルさせた。そんな女の裂け目の中には、白いモノが溜まっていた。人差し指で肛門の上を押してみると、歪んだ裂け目の中から、まるでヘドロのようなケモノ共の精がドロリと垂れたのだった。
![ウツボ6_convert_20160422173542](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219055469f.jpg)
(つづく)
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まるでどこかの収容所のような簡易的すぎる便器だった。だから便座を上げないままそこに小便をしてやった。未だ勃起していたペニスは尿道口が圧迫されており、小便はまるで高圧洗浄機のように凄まじい勢いで噴き出した。なぜか無性に愉快になった私は「それっ!」と子供のような掛け声をかけながらそこらじゅうに小便を飛ばした。
シャワーカーテンやトイレットペーパーホルダーが精液混じりの小便で濡れた。更に私は爪先立ちになり、噴射したままのペニスを洗面所に向けると、鏡の前に置いてあった『消毒済み』のビニール袋に包まれたプラスチック製のコップが見事に吹き飛ばされ、カラカラと派手な音を立ててバスタブの底に落ちていった。
そのままシャワーを浴びた。必要以上のボディーソープを股間に塗りたくり、そこにシャワーを向けた瞬間、そこで初めて靴下を履いたままだということに気づいた。
恨み言を呟きながら既にベタベタになった靴下を脱いだ。そして「ボケが!」と吐き捨てながらクリーム色した浴室の壁にそれを投げつけると、黒い靴下は、バタッ! という音を立てながら、『へ』という字のまま壁に張り付いた。
浴室を出ると、濡れた体のままベッドに倒れた。スポンジのように硬いマットは中途半端に体を跳ね返し、一瞬脳がクラッと揺れた。
タバコのヤニで黄ばんだ天井を見つめながら、未だ勃起が収まらないペニスを握った。妻は陰部を濡らしたまま美容院に行ったのだろうかと思うと、不意に男性美容師に股間を舐められている妻の姿が目に浮かんだ。
![美容院](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160729184032a4a.jpg)
私は異常に性欲が強かった。それは、精神科の医師に異常性欲者だと診断された事があるほど異常だった。だから私は日に何度も射精しなければならなかった。だからほぼ毎日のように妻の体を貪っていたのだった。
妻は私よりも五つ年下の三十歳だった。四年前に友人の紹介で知り合い、その一年後に結婚した。結婚してかれこれ三年になるが、私は出張で家をあけたとき以外は毎晩妻の体を貪り続けていた。
しかし、私は異常でも、妻はいたって正常だった。正常者が、その意に反して毎晩二回も三回も攻められるというのは、恐らく、拷問に匹敵するほどの苦しみに違いなく、実際、陰部が濡れなかったり、時折「もう疲れた……」などと弱音を吐くことが多々あった。
それでも私は、大量のローションを妻の陰部に塗り込み、もはや死体のようにぐったりしている妻の体を執拗に攻め続けた。お前のそのいやらしい体が悪いんだ、そのタプタプと波打つ巨乳が興奮を誘発しているからだ、などと、あたかもそれを妻のせいにしながら、その異常性欲を妻の体に放出していたのだった。
そんな私の異常な性欲に妻が気づかないわけがなかった。二回、三回と私が求める度に、妻は「何かの病気じゃないの?」と心配するようになってきた。しかし、さすがに精神科の医師から異常性欲者と診断されたなどと話せるわけがなかった。だから私はそれを妻には黙っていた。
最初のうちは、それが妻に発覚する事を私は恐れていた。異常性欲者などという事がバレれば離婚されるのではないかと怯えていたのだ。
されど私の異常性欲は一向に収まらなかった。それどころか、動物のようにただただ延々と腰を振っているだけの単純な性交では次第に物足りなくなってきた。その性欲は日に日に変態性が強くなり、ドロドロとした欲望が脳を支配するようになってきたのだった。
![ウツボ4_convert_20160422173521](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190514338.jpg)
しかし、今の妻にそれを求めるのはあまりにも残酷すぎた。今の妻は、絶倫なる私の異常性欲によって身も心も疲れ果て、股を開くことですらやっとなのだ。
だから私は、それを補うためにそれなりの風俗に通った。夜な夜な怪しげな小部屋で、子豚のような娘を縄で縛って犯したり、ガリガリに痩せた中年女の見窄らしい尻に蝋燭を垂らしながら肛門を犯したりと変態行為を繰り返していた。
しかし私のこの異常性欲は尋常ではなかったため、とてもではないが風俗では金が続かなかった。しかたなく私は、自慰によってその性欲を放出しようとした。そして公園の女子便所に忍び込むようになったのだが、しかしそう簡単に女は現れるはずがなく、結局誰一人として覗けないまま、尻を蚊に刺されるだけで退散する日々が続いていたのだった。
思うように射精できない私は、もはや一触即発の危機にあった。会社にいても電車に乗っていても射精することばかり考え、頭の中では常に真っ白な精液がシュパシュパと気持ち良く迸っていた。
そんな妄想の心地良い射精が、現実の私を更に追い込んだ。一刻も早く射精しなければ本当に気が狂ってしまうという強迫観念に駆られた私は、遂にその一線を超えてしまったのだった。
それは今から三ヶ月ほど前、仕事帰りにまた例の公衆便所に立ち寄った時のことだった。
今度こそは今度こそはと思いながら女子便所に忍び込むと、いつもは静まり返っているはずのその場所にガタガタという激しい振動音が響いていた。
その音は一番奥の個室から聞こえてきた。一瞬、清掃中だと思い、焦ってその場を逃げ出しそうになったが、しかしこんな時間に清掃などしているわけがない事にすぐに気付き、私はその怪しげな振動音に大きな期待を膨らませながら、奥の個室へと足を忍ばせたのだった。
素早く隣の個室に忍び込み、息を殺してドアを閉めた。案の定、隣の個室からはその規則的に続く振動音と共にリズミカルな呼吸が聞こえてきた。しかもその呼吸は複数であり、時折その呼吸に混じって野太い男の声がボソボソと聞こえてきた。
遂に現場を取り押さえたと心が躍った。しかもそれは、女子が排泄しているといった安っぽい現場ではなく、明らかに男女が淫らに交わっているといったレアな現場なのだ。
まさかこんな場面に出くわすとは思ってもいなかった私は、何度も何度も無言でガッツポーズを取りながら、急いで内ポケットからスマホを取り出した。
荒い鼻息を必死に堪えながらスマホのカメラを起動させた。録画ボタンを押すと音が鳴ってしまうため、取り敢えずカメラのままでスマホを個室の壁の上へと持ち上げた。
いきなり天井の蛍光灯がアップで映し出され、一瞬画面が真っ白になった。慎重に手首を曲げながら角度を変え、隣の個室の底にカメラを向けると、画面に黒い二つの頭がぼんやりと浮かび上がった。そしてその奥に更にもう一つの頭が見え、それが規則的に続く振動音と共にユッサユッサと揺れていた。
![ウツボ5](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190515915.jpg)
初めてだった。他人のセックスをリアルで見るのも初めてだし、当然、三人プレイを見るのも初めてだった。
攻める男達は、私と同じ年くらいの中年男で、攻められている女も三十前後の中年女だった。三人は無言で黙々と作業を続けていた。その結合部分までは見ることができなかったが、そのネチャネチャと粘り気のある音からして、その女が相当濡れていることが窺い知れた。
これは凄いお宝に出くわしたものだと、喜び勇んでズボンの中からペニスを引きずり出した私だったが、しかし、しばらくすると何やらその様子がおかしいことに気づいた。
そう思ったのは、床に散らばっている品々が目に飛び込んできたからだった。それはパック詰めされた豚肉や日清のサラダ油だった。大根や長ネギや半分にカットされた白菜が床に転がり、個室の隅に投げ捨てられたスーパー大黒屋のビニール袋の中では、パック入りの豆腐が無残に潰れているのが見えた。
もしやと思いながら素早くカメラを女の顔に向けてみた。そしてそこにズームしてみると、グスグスと泣きながら肉棒を咥えている女の顔がアップで映し出された。
その右頬は赤く腫れていた。首には引っかき傷のような跡が無数に走り、肉棒を咥えているその唇にも紫色の血玉がいくつも浮かんでいた。私は指を震わせながらレンズをズームアウトし、女の太ももにビリビリに破れたパンティーがぶら下がっているのを見た。
これは紛れもなくレ○プだった。買い物帰りの主婦が二人の男にレ○プされているに違いないのである。
そう確信した瞬間、背筋にゾゾゾッと寒気が走り、それまでペニスを上下させていた手が途端に凍りついた。
見つかったら殺される。そう思った私は恐る恐るスマホを下げ、息を殺しながら既に萎んでいるペニスをズボンの中に押し込んだ。しかし、それ以上は身動きできなかった。足がすくみ、膝がガクガクと震え、もはや眼球だけしか動かせなくなってしまっていたのだった。
石のように凍りついてしまった私の耳に、女が乗せられている便器の蓋がギシギシと軋む音が延々と響いていた。すると、その音の中に、「んんんんんん」っと唸る男の声が混じった。どうやら男は射精したらしく、へらへらと笑いながらもう一人の男に「たっぷり出してやったよ」と囁いていた。
しばらくすると、ガサガサと衣類を整える音と共に、携帯の疑似シャッター音がシャカシャカと鳴り出した。男たちは、「警察に言ったら奥さんのこの写真をネットにばらまくからな」などと口々に脅し、そのまま堂々と個室のドアを開けた。
男たちの足音が遠ざかって行った。男たちの足音が完全に消えると、冷たい便所には女の震えたすすり泣きだけが悲しく響いた。
私は、そんな悲惨な鳴き声を聞きながら未だ震えていた。しかし、そんな凄まじい恐怖に襲われながらも、不意に私の脳がぐるぐると回り始めた。それは、12才の頃、初めて姉の使用済み下着を手にした時の興奮によく似ていた。ダメだダメだと自分に言い聞かせながら洗濯機の中からそれを摘み出し、その強烈にイカ臭い黄ばんだシミに舌をザラザラと這わせながら射精した、あの時の背徳的な興奮と全く同じだった。
ぐるぐると回る脳の動きに合わせ、胸に熱いものが込み上げてきた。それを吐き出そうとそれまで真一文字に閉じていた唇を緩めると、途端に生温い息が堰を切ったように溢れ出し、卑猥な呼吸と共に肩が上下に動き出した。
はぁ、はぁ、はぁ、と続く自分の呼吸に耳を澄ましていた。ふと気がつくと、いつの間にそうしたのか、私は熱り立つ肉棒をがっしりと握りしめ、それを上下にシゴいていたのだった。
ダメだダメだ。あの時のように必死に自分にそう言い聞かせるが、しかし私の足は勝手に動き出した。突き出した肉棒をシコシコさせながら個室から出ると、ドアが開きっぱなしの隣の個室へと進み、迷うことなくその個室に侵入しては素早く後ろ手でドアの鍵を閉めた。
未だそのままの状態ですすり泣きしていた女が、私を見てギョッと目を見開いた。「あわわわわ」と何か言おうとしている女に、「大丈夫です、大丈夫ですから」とそう言いながら服を脱ぎ始めると、驚愕する女の顎と膝がガクガクと震え始め、同時に便座がカタカタと音を立てた。
全裸となった私は、便座に座る女の真正面にゆっくりと腰を下ろした。「大丈夫ですから」と呟きながら震える女の太ももをゆっくりと押し開いた。
ウヨウヨと伸びる陰毛の奥に、散々弄ばれて赤く爛れた裂け目がべろりと半開きになっていた。無残な股間と女の顔を交互に見ると、女は顎をガクガクさせながら「許してください……」と声を震わせ、怯えた目に涙をウルウルさせた。そんな女の裂け目の中には、白いモノが溜まっていた。人差し指で肛門の上を押してみると、歪んだ裂け目の中から、まるでヘドロのようなケモノ共の精がドロリと垂れたのだった。
![ウツボ6_convert_20160422173542](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219055469f.jpg)
(つづく)
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