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吐泥(へろど)14

2013/06/13 Thu 00:01

 既にそこはグジョグジョに濡れていた。剥がされたクロッチの裏は、まるでシロップを垂らしたかのようにヌルヌルと濡れ輝いていた。
 妻は抵抗しなかった。その股さえも閉じようとはしなかった。

「すごく濡れてるじゃないか……ほら、こうするとピチャピチャといやらしい音がするよ……」

 そう囁きながら、透明の汁がとろとろと溢れる割れ目に指を滑らせると、妻はすかさず私の胸に顔を押し付けながら、「ダメ……声が出ちゃう……」と苦しそうに唸った。
 チャンスだった。このタイミングで計画通りにローターを渡してやれば、妻は完全に堕ちるはずだった。が、しかし、今のこの状況は想定外だった。計画では車内がガラガラのはずだったが、現実では満席だった。しかもすぐ隣には人がいた。この状況でローターを使えば、たちまちその振動音が車内に響き、全員に気づかれてしまうのだ。
 さすがにそれはまずかった。これがパチンコ店や深夜映画館といった場所で、相手がそれなりの汚れ者達だったら良かったが、しかしここは新幹線の中であり、そして相手は役人だ。ここでローターなど使えば、車掌はおろか警察にまで通報されかねないのだ。
 せっかくのチャンスを逃してしまった私は、ソッと奥歯で歯ぎしりをした。しかしここで諦めるわけにはいかなかった。例の計画実行まであと十数時間しかないのだ。その間に妻を性奴隷と化しておかなければ、男性用サウナに連れ込むことなど絶対に不可能なのだ。
 焦った私は、ヌルヌルと指を動かしながらクリトリスの皮を剥いた。小豆大のクリトリスがヌルッと顔を出した。痛々しく濡れ輝くそれは、今にもはち切れんばかりに勃起していた。
 毎晩ローターを使用しているせいか、妻のクリトリスは異様なほどに大きく、そして極度に敏感だった。そこはまさに妻の弱点だった。セックスの最中に、その巨大化したクリトリスを指でコリコリと転がしてやると、たちまち妻は全身を痙攣させ、大量の小便をダラダラと漏らした。
 そんな妻の弱点に指を押し付けてやった。ローターのように指先をブルブルと震わせてやると、いきなり妻は私の腕にガッとしがみ付きながら、苦しそうに「もうヤメて」と哀願し始めた。
 しかし妻は、そう言いながらもだらしなく緩んだその股を閉じようとはしなかった。それどころか腰をコキコキと動かしては、陰毛がモサモサする恥骨を突き出したりしていた。
 それは、もっと激しく弄って欲しいという意思表示に違いなかった。セックスの時、小便を漏らす直前に見せるいつもの動きと同じなのだ。
 ここで小便を漏らされてはまずいと思った私は慌てて指を移動させた。そのすぐ下でぽっかりと口を開いている穴に指を滑り込ませ、指先から根元までネトネトとピストンさせた。

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 穴の中は焼けるように熱かった。奥からドロドロの液体が次から次へと溢れ出し、それが指をピストンさせる度にピタピタと卑猥な音を奏でていた。
 ひとまず弱点を逃れた妻は、私の胸でハァハァと息を整えながら、「本当に無理。もうやめて」と呟いた。
 そんな妻の表情にはマゾが浮かんでいた。それは、激しい羞恥と屈辱に与えながらも密かに悦びを感じている変態マゾヒストの顔だった。
 その表情に見覚えがあった。あの日、見ず知らずの単独男に犯されながら感じていた妻が、後ろめたそうに私をチラチラと見ていたあの時と同じ顔だった。

(この調子でいけば、妻が性奴隷と化すのは時間の問題だ)

 そう確信した私は、穴の中からヌルッと指を抜き取った。指に絡みつく白濁の汁を、項垂れている妻に見せつけてやった。そしてそれをおもむろにクンクンと嗅いでやると、妻は羞恥に眉を顰めながら「いやっ」と、私のその手を引っ張ろうとした。それを素早く避けながら、私は指に絡みつくその三十路女の甘酸っぱい匂いに目眩を感じていた。そして思わず「ハァ……」と興奮の息を一つ漏らすと、その指を下品にしゃぶり始め、羞恥に駆られる妻の耳元に顔を寄せては、「おっぱいを出しなさい……」と命令した。
 妻は困惑していた。しかし今の妻には、その困惑は性的興奮の何物でもないことを私は知っていた。
 やはり、あの時もそうだった。単独男に、「上に乗ってください」と言われた時も、妻は今と同じ困惑の表情を浮かべていた。
 結局妻は、仰向けになった単独男の腰に跨った。大きく股を開き、自ら他人棒を握り、それを自分の穴に向けながらゆっくりと腰を下ろした。そして、それを驚愕しながら見ている私に向かって「見ないで」と声を震わせると、その困惑した表情のまま激しく腰を振り始めたのだった。

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 妻は、あの時と同じ表情を浮かべていた。私はその困惑した表情にゾクゾクしながら、妻のTシャツの大きく開いた首元にソッと手を差し込んだ。唾液と愛液でネトネトに濡れた指で乳首をコロコロと刺激しながら、もう片方の手を妻の背中に回すと、Tシャツの上から素早くブラジャーのホックを外した。
 黙ったまま項垂れている妻の肩からブラジャーの紐を下ろすと、淡いグレーのTシャツの胸に、刺激されて痛々しく勃起した乳首がポツンっと浮かび上がった。それをTシャツの上からコロコロと転がしながら、「早く出しなさい」と囁くと、妻は観念したのかソッと辺りを確認しながら上着の首元に指を引っかけた。そしてゆっくりと首元のゴムを伸ばし、そこに真っ白な肉の塊を曝け出すと、自らの意思で乳首を指で弄り、その柔らかい乳肉をフルフルと揺らしたのだった。

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 それは一瞬の出来事だった。妻はすぐにその乳肉を元に戻してしまったが、しかしそんな妻の様子は明らかに異常な性欲に取り憑かれていた。激しい羞恥に駆られながらも、欲望を抑えきれずに自ら乳首を指で転がしたその姿は、もはや完全に変態奴隷と化していた。
 さすが私の妻だった。さすが毎晩のように変態行為を繰り返されている異常性欲者の妻だけあって飲み込みが早かった。この調子なら計画は成功するだろうと安心した私は、長岡に到着する前に妻をトイレに連れ込み、滅茶苦茶に犯しまくりたい衝動に駆られた。ムチムチの尻に激しく腰を打ち続け、そのドロドロとした卑猥な穴の中に大量の精液を注入したくて堪らなくなった。

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 当然、妻もそれを望んでいるはずだった。妻もこのシチュエーションで肉棒を入れられたいと思っているに違いなく、今トイレに誘えば涎を垂らして付いてくるだろう。が、しかし、今はそれはできなかった。なぜなら私は、サウナに潜入するまでの間、例え妻が激しくそれを求めてきても、例え私がどれだけ興奮したとしても、絶対に挿入しないと決めていたからだった。
 それは、ある意味一つの調教だった。妻の性欲を極限まで高め、肉棒に飢えた変態メス豚にさせるための手段だった。私は考えたのだ。ホテルに到着するまでの間、妻にはあらゆる性的刺激を与え、常に欲情した状態にさせておこうと。そしてホテルに着いていよいよセックスが始まると思った矢先、再びお預けを喰らわしてやろうと。
 これは、毎晩嫌という程に肉棒で掻き回されている妻にとっては、気が狂いそうなほどの『焦らし』になるに違いなかった。その焦らしによって妻は、いつもはうんざりしていた肉棒が、この日は欲しくて欲しくて堪らなくなり、結果、その欲望は誰のモノでもいいから入れて欲しいというレベルまで高まるだろうと私は睨んでいたのだ。
 そこまで行けばあとは簡単だった。そうなれば、あの獣共が潜むサウナに妻を連れて行くのは赤子の手をひねるようなものだった。
 だから私は我慢した。今、トイレに妻を連れ込み、そのグジョグジョに濡れたオマンコにペニスをピストンさせたら最高に気持ちいいだろうと身震いしながらも、必死にそれを我慢していた。
 きっと妻も同じ気持ちのはずだった。いや、同じ気持ちでなければ困るのだ。だから私はそれを確認すべく、妻の手をギュッと握りしめた。そしてソッと妻の耳元に唇を這わせながら、「トイレに行こうか……」と囁いてみると、案の定、妻は小さくコクンっと頷いた。
 そんな妻の羞恥に満ちた仕草に強烈な興奮を覚えた私は、急いでズボンのチャックを開け、そこから熱り立った肉棒を摘み出した。そしてそれを妻に握らせると、その場でシコシコと手コキさせながら妻の上着を捲り、タプタプの乳肉を露出させた。

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 妻は隣で眠る男を気にしながらもペニスを上下にシゴいていた。それを握りながら人差し指だけ伸ばし、その指を我慢汁がダラダラと溢れる尿道に這わせてはヌルヌルさせた。
 そして妻は、そうしながらも、もう片方の手をソッと自分のスカートの中に忍び込ませ、そこをモゾモゾと弄り始めた。私はゆっくりと体を起こし、前屈みになってスカートの中を覗いた。ピンクのクロッチの上部で妻の細い指が円を描くように動いていた。そこは明らかにクリトリスであり、指はそこばかりを集中的に攻めていた。
 私は、スカートの中を覗きながら「もっと股を開いて見せてみろ」と命令口調で言った。妻は半開きの目で私を見下ろしながら、そろりそろりと股を肩幅ほど開いた。

「パンツを捲れ。直接オマンコをヌルヌルしろ……」

 声を震わせながらそう言うと、妻は私のペニスからソッと手を離し、大きく開いた股に両手を入れた。左手の指でクロッチをずらし、右手の指で大陰唇をクパッと押し広げた。そして真っ赤に濡れ輝いた粘膜に指をヌルヌルと滑らせながら、そこに卑猥な糸を引かせたのだった。

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「トイレでヤって欲しいか?」

 私はそう妻に聞きながら再びシートに凭れた。妻は下唇を噛み締めながらコクンっと頷いた。私は、少しでもソッチ系に導いておこうと、「そんなにチンポが欲しいなら、ここで隣の男に入れて貰うかい?」と囁いた。妻はイヤイヤっと小さく首を振ると、「これがいいの……」と再び私のペニスを強く握りしめ、そのまま根元まで激しくシゴき始めた。
 凄まじい快楽が太ももから脳天へと走った。思わず射精しそうになったが、それでも必死に堪えながら、今夜のためにもできるだけ妻をソッチのモードにしておきたく、「いいじゃないか……たまには違うチンポも味わってみろよ……あの時みたいに……」と声を震わせた。
 が、しかし、妻をその気にさせるつもりで言ったその言葉は、逆に私に襲いかかってきた。さっそく私の頭に、隣の男の膝の上に乗った妻が、大きく股を開きながら腰を振っている姿が浮かんだ。そしてあの時のように、「見ないで……見ないで……」と半泣きになりながらも、自らの意思でその太くて逞しい他人棒を穴の中にヌポヌポさせている妻の姿が鮮明に浮かび上がってきた。

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 嫉妬と興奮が入り乱れ、ゾクゾクとした絶望に胸を締め付けられた。
 本当にそうさせたい。本当に他人棒で乱れる妻を見てみたい。そう思いながらそんな妄想を頭の中に繰り広げていると、脳に溜まっていたドロドロとしたマグマが下半身へと逆流し、自然に私の両足がピーンっと伸びた。
「イクよ……」と、そう唸りながら私は妻の唇に舌を伸ばした。妻は迷うことなく私の舌を口内に受け入れると更に手の動きを早めた。妻の生暖かい舌が口内でヌルヌルと蠢き、私の敏感な脳をくすぐった。朦朧とする意識の中、『まもなく長岡、長岡です。上越線、越後中里行きは——』というアナウンスが聞こえ、それと同時に、激しく上下される肉棒の先から、ビュッ、ビュッ、と精液が発射された。
 妻は素早くその精液をもう片方の手の平で受け止めた。その射精の勢いに興奮したのか、妻はいきなり私の口内にハァハァと荒い息を吐きながら猛然と舌を絡めてきた。
 激しいキスをしながらも、ふと横目で見ると、妻は精液が溜まったその手を再びスカートの中に忍び込ませた。そしてそれを自身の陰部に塗りたくり、そこにペチャペチャと下品な音を立てた。
(この女は……やっぱり変態だ……)と、そうゾクゾクしながら必死に舌を絡めてくる妻の顔を見ていると、不意に妻はビクンっと腰を跳ね上げ、私の口内で「ウグウグ」と唸り始めた。(イッたな……)と思った私は、激しく絡み付いてくる妻の腕から逃れ、素早く前屈みになった。そしてその瞬間を見てやろうと思い妻の股間を覗いた。
 いつの間にかパンティーは太ももへとずり下げられていた。モサモサと生え茂る陰毛の中でベロリと口を開く膣には、私の精液がべっとりと付着していた。それは卑猥を通り越して不気味だった。真っ赤な裂け目からドロリと垂れる精液は、まるでドブ川の排水溝から垂れ流されたへどろのようだった。

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(つづく)

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