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吐泥(へろど)20

2013/06/13 Thu 00:01

 妻が慌ててパンティーを奪い取る可能性はあった。
 が、しかし、もはや妻はヘドロに足を取られていた。
 横目でチラッと妻を見ると、妻は硬直したままジッと下を向き、羞恥で震える下唇をぎゅっと噛み締めたままだった。

 こうなれば、あとはこっちのものだった。ヘドロから抜け出せなくなった妻は、そのままヘドロに飲み込まれて行くだけだ。そして自身もドロドロと蠢くヘドロと化していき、また違う誰かをヘドロの中に引きずり込むのだ。
 その生贄がまさにこの店員だった。
 本人を目前に、いきなり使用済み下着のシミを見せつけられた彼は、レジの前で身動きひとつせぬままそれをじっと見つめていた。衝撃、恐怖、高揚、戸惑い。この一瞬の間にそれらの表情を見せた彼は既に性的興奮しているに違いなく、恐らくレジカウンターの裏では、ズボンの股間に肉棒の形をくっきりと浮かばせているに違いなかった。
 そんな彼の目を見ながら、私はクロッチに指を伸ばした。妻の汁がベッタリと付着しているクロッチに指をヌルヌルと滑らせた。そしてそれを彼に見せつけながら、「キミも触ってごらん」と怪しく微笑み、それを彼の前にそっと差し出した。
 彼はそれをじっと見つめたまま、その細長い首にゴルフボール大の喉仏をゴクリと上下させた。そして私たちを一度も見ることなく恐る恐るそこに指を伸ばすと、まるで傷口に軟膏を塗りこむようにして、指をヌルヌルと回し始めたのだった。

 さすが童貞青年だけあって堕ちるのが早かった。
 ものの数分で彼はヘドロに足を取られてしまった。私は奇妙な高揚感を覚えながら、隣で項垂れている妻を見た。
 妻は顔を伏せながらも、前髪の隙間からその光景をジッと見ていた。今にも泣き出しそうな表情をしていたが、しかしマゾが見せる絶望的な表情というのは、いわゆる快楽の表情であるという事を私は知っている。
 私は妻の耳元にソッと顔を寄せると、レジ横にあったマガジンラックを指差しながら、「そこでしゃがんで股を開きなさい」と囁いた。
 すかさず上目遣いの妻の視線がゆっくりと私に向けられた。妻は黙ったまま横目で私をジッと見つめ、恨めしそうな目で何かを必死に訴えていた。
 さすがに、そこまで自分の意思ではできないようだった。欲望はあっても体が言う事を聞かないらしく、妻の足は竦んでいた。だから私は妻の腰にソッと手を回し、妻をその場所へと誘導する事にした。「ほら」と耳元で囁きながら妻の体をソッと押すと、妻は抵抗することなく歩き出した。項垂れながら歩く妻のその姿は、まるで処刑場に連行される死刑囚のようだった。

 レジの横にあるマガジンラックの前は、展望台からも監視カメラからも死角になっていた。そこにしゃがめば、レジに立っている青年以外からは、誰からも見られることはなかった。
 そこに項垂れたまま突っ立っている妻に、私はまるで犬に躾をしているかのように「しゃがみなさい」と命令した。
 私のその声に合わせ、店員の目玉がギロリと横に向くのがわかった。
 妻は下唇を噛み締めながらゆっくりと腰を下ろすと、目の前に並んだ二つの膝っ小僧を見つめたまま固まってしまった。そんな妻に、「おっぱいを出しなさい」と言うと、それまで目玉だけを横に向けていた店員が顔ごとこちらにサッと向けた。
 いきなり店員と目が合った私は、「ここだったら出しても構わないでしょ?」と聞いた。
 店員は黙ったまま唇を震わせ、何かと必死に葛藤していた。
「見たいでしょ?」と、更に私は店員を追い込むと、店員は黒縁メガネの中の目玉をそわそわと動かし始めた。そして意を決したようにコクンっと小さく頷くと、その血走った目玉を妻に向けたのだった。

「よし」と私が唇を歪めると、それを合図に妻が上着をスルスルと捲り始めた。
 ヘソ、脇腹の順番でブラジャーに包まれた乳肉が現れた。そしてそのブラジャーを捲り上げると、そこから豊満な乳肉がポロンっと溢れ、まるで巨大な水風船のようにタプンっと跳ねた。
「どうだ……大きいだろ……あれは猫の腹みたいに柔らかくて温かいんだぞ……」
 そう店員に振り返りながら笑いかけると、店員は呆然と見ていたその目をいきなりギョッと見開き、再びゴルフボール大の喉仏をゴクリと上下させた。
 そんな店員の視線の先には、今にも泣きそうな顔をした妻が股を大きく開いていた。まだ私は何も命令していないというのに、妻は自らの意思で股を開き、その卑猥な陰部を見ず知らずの青年に露出していたのだった。

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 そんな妻の勝手な行動に、私は金属バットで後頭部を殴られたような衝撃を受けた。そのショックが次第に嫉妬へと変わり、妻に対する疑念へと変わった。
 しかしそんな感情はすぐに性的興奮へと移行され、私は激しい欲情の念を抱いた。この異常なる感情の変化は、まさに寝取られ願望者の悲しき性だった。
 妻の陰部からは透明の汁が糸を引き、それが床に垂れては小さな水溜りを作っていた。それを店員は、半開きの唇からハァハァと荒い息を吐きながら凝視していた。
(見るな……見ないでくれ……)私はそう店員の横顔に必死に呟いていた。しかし、そう呟きながらも、私はそっとパンティーを摘み上げるとそれを店員の目前に突きつけた。

「あの変態女のマンコの匂い……嗅いでみろよ……」

 そう囁くと、店員は一瞬私の目をギロッと睨みながらも、恐る恐るそれを受け取った。そして震える指でそれを広げると、その一番汚れた部分を見つめながら大きく息を吐き、そこにゆっくりと鼻を近づけようとした。
 しかし、それを見ていた妻が、「やめて」と悲痛な声で言うと、店員は「はっ」と我に帰った。そしていきなり「すみません」と謝りながら慌ててパンティーをカウンターの上に置いた。
 すかさず私は店員の耳元に顔を近づけた。「キミはバカだな……」と囁きながら再びパンティーを摘んだ。そして、「あの女はマゾなんだ。羞恥心を与えられて喜ぶ変態なんだ。だから『やめて』と言いながらも実はそれを望んでいるんだよ……」と笑い、摘んだパンティーを彼の目の前にぶら下げた。
 すると店員は、「そ、そうなんですか……」と呟き、ブラブラとぶら下がる目の前のパンティーをジッと見つめた。「ほら」と私がそれを突き出すと、店員はまるで催眠術にかかったかのように恐る恐るそれを摘み返し、酷く戸惑いながらもその一番汚れた部分をクンクンと嗅ぎ始めたのだった。

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「どうだい……いやらしい匂いが脳をジンジンと痺れさせるだろ……」

「……はい……」

「変態女の汁はどんな匂いがする?」

「……汗の匂いがします……」

 店員は、荒い息を震わせながらそう答えた。
 そんな店員の耳元に、私は再び顔を寄せた。そして、熱い息をその耳元に吹きかけながら、「あの女とヤらせてあげようか?」と囁いた。
 すかさず店員が、「で、でも……」と慌てて私に振り返った。私は鼻で笑いながら、「どうせキミは童貞だろ……彼女いないんだろ……あんないい女とデキる何て、こんなチャンスは二度とないぜ……」と囁いた。すると店員は愕然としながら再び顔を妻に向けた。そして妻のその淫らな姿を怯えた目で見つめながら、再び「でも……」と呟いたのだった。

 私は素早く辺りを見回した。この優柔不断な童貞青年をホテルの部屋に連れ込むには、かなりの時間を要するだろうと思った私は、手っ取り早くそこら辺でデキないものかと、急いでその場所を探した。
 レジカウンターの裏に狭い厨房があった。その厨房の奥に、いかにも裏口っぽいガラスのドアが見えた。「あのドアの向こうは?」とそこを指差しながら聞くと、店員は「バルコニーですけど……」と答えた。
 確かここは三十一階だった。パンフレットにも地上百二十五メートルの展望台と書いてあった。そんなバルコニーなら、外から誰かに見られる心配はない。
 そう思うなり、私は店員に「あのバルコニーで待ってろ」と告げた。店員は「えっ!」と戸惑っていたが、しかし私に強引に背中を押され、三十一階のバルコニーへと突き出された。
 すぐさま妻のところへ戻ると、しゃがんだまま項垂れていた妻を強引に立たせ、無言でバルコニーへと連行した。
 バルコニーのドアを開けるなり、生温い潮風の突風が襲いかかってきた。三畳ほどの狭いスペースに巨大なダストボックスが置かれ、正面のフェンスは花壇で仕切られていた。そんなバルコニーの隅で、店員は呆然と立ち尽くしていた。
 もはや言葉はいらなかった。私は店員のズボンに手を伸ばすと、無言でベルトを外し始めた。「いや、ちょっと、それは……」と焦ってはいたが、しかし彼は、私のその手を止めようとはしなかった。
 既にペニスは勃起していた。さすが童貞だと頷けるほどに劣悪な代物だった。仮性包茎の皮はベロリと捲れ、テラテラに濡れ輝いた亀頭がヌッと突き出ていた。その痛々しいほどにピンク色をした亀頭には白濁の恥垢がドロドロと付着し、まるで犬のペニスのようだった。
 この汚いペニスを妻に……と思うと、たちまち私は強烈な興奮に襲われた。
 彼は名前も知らない見ず知らずの男だ。不細工で不潔で貧乏くさい童貞男で、しかもそのペニスはこれだけ汚れているのだ。
 寝取られという特殊な性癖を持つマゾヒストな私にとって、彼は申し分のない相手だった。妻の相手となるべく男というのは、キラキラと輝くジャニーズ系の美少年よりも、ドロドロとした蛭子能収系のキモ男の方が良く、そんな男に大切な妻を汚されるシチュエーションの方が、マゾヒストな私は興奮するのである。
 私は、ドアの前で項垂れている妻の前に立つと、いきなりスカートの中に手を入れ、乱暴に陰毛の中を弄った。ヌルヌルの割れ目に指を滑らせ、グチュグチュと卑猥な音を立てると、「うっ」と顔を顰める妻の顔を覗き込みながら、「あの汚いちんぽをしゃぶりなさい」と囁いた。
 妻は今にも泣き出しそうな表情で、「いや……」と呟いたが、それでも私は妻の手を強引に引っ張り、店員の足元に妻をしゃがませた。
 店員のズボンを足首までスルッと下ろし、妻の目の前に強烈にイカ臭い肉棒を突き立ててやると、妻はゆっくりと私の顔を見上げながら、もう一度「いや……」と首を振ったが、しかし、そう首を振りながらも妻の手はペニスへと伸びていた。
 妻の指がその根元をがっしりと握りしめた。途端に店員は「あっ」と小さく叫びながら腰をスッと引いた。
 妻はその臭汁がテラテラと濡れ輝く肉棒を上下に動かし始めた。そして恨めしそうな目で私を見つめながらそこに顔を近づけると、まるで大型犬が水を飲むように大きく舌を動かしながら、ペニスの裏を舐め始めたのだった。

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 店員はハァハァと荒い息を吐きながら、ベロベロと舌を動かす妻を見下ろしていた。時折私を見つめては何かを必死に訴えていたが、私はそんな店員の視線を無視し、しゃがんだ妻の背後に腰を下ろした。
 妻の背中をそっと抱きしめると、甘い香水が漂ううなじに顔を埋めた。白く柔らかいうなじに唇を滑らせ、そのまま耳元に、「童貞のチンポはおいしいか……」と囁き、心の中で(変態女……)と付け加えた。
 そんな卑猥な言葉をコソコソと耳元に囁きながら、私は妻のワンピースのボタンを外した。巨大な乳肉がポタンっと溢れ、店員の視線が一気にそこに注がれた。私は店員にサービスするかのように、その乳肉を両手の平で持ち上げると、それをタプタプと揺らしてやった。すると私のその手の平に妻の乳首がコリコリと擦れた。それに刺激されたのか、今まで舌をベロベロと動かしていた妻は「ああああ」と息を吐き、そしてそのまま丸く開いたその口でペニスをパクッと咥えたのだった。

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 私のすぐ目の前で、妻が見知らぬ男の肉棒を咥えていた。「んぐ、んぐ、んぐ」と喉を鳴らし、その唇に、プチャ、プチャ、プチャ、という湿った音を立てていた。
 嫉妬と興奮が入り乱れ、クラクラと目眩を感じた。しゃがんだ妻のスカートを捲し上げると、ポチャポチャとした大きな尻が堰を切ったかのようにプルンっと飛び出した。それはまるで、皿に落とされたプッチンプリンのようにフルルンっと揺れていた。
 その谷間に指を滑り込ませると、大量の汁がネバネバと指に絡みついてきた。そうしながら、もう片方の手でズボンのチャックを開け、勃起したペニスを妻の尻肉にグイグイと押し付けた。そうしながら、店員の肉棒を行ったり来たりしている妻の唇を見ていると、このまま尻から入れてしまいたいという衝動に駆られた。
 他人のペニスを咥える妻を背後から犯す。それは恐らく、今までにない快楽に違いなかった。そのヌルヌルの穴にペニスをヌポヌポさせ、尻をユッサユッサと激しく揺らし、そして店員が射精すると同時に、そこに大量の精液を中出しする。
 今までに、幾度も夢見たシーンだった。それを妄想をするだけで、凄まじい快楽を得ることができるほどだった。

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 が、しかし、私は耐えた。いつもの私なら見境なく欲望を遂げようとするが、しかし今日の私は違った。
 それは、あと数時間もすれば、もっと凄い快楽を現実に得られることができるからである。だから私は必死に我慢した。まるで素股ヘルスの尻コキのように、尻肉の谷間にペニスをヌルヌルと滑らせるだけに留めていた。
 そうやって必死に耐えていると、頭上から聞こえてくる店員の鼻息が次第に乱れてきた。その鼻息に合わせ、妻の顔の動きも激しくなってきた。(そろそろだな)と思いながら、私もその瞬間に便乗しようと、尻肉に擦り付けるペニスの動きを早めた。
 その直後、店員が「あっ」と小さく叫んだ。(イッたな……)と思いながら、私は肉棒を咥える妻の横顔を見つめた。
 妻の顔の動きは止まっていた。迸る精液を受け止めている最中らしく、まるで炭酸飲料水を一気飲みしているかのように苦しそうな表情をしていた。
 そんな妻の耳元にソッと唇を這わせた。「全部飲み干すんだよ……」と囁くなり、自分で言ったその言葉に脳を刺激されてしまった私は、たちまち妻の尻に大量の精液を飛び散らせた。
 店員が、「ああああ……」と唸りながら空を見上げた。妻は「んん……んん……」と唸りながら顔をゆっくりと動かした。そんな妻の両頬が凹んでいた。そんな妻の喉がゴクリと動いた。
 
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(つづく)

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