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わけあり3

2013/06/15 Sat 00:01


「お金は支払いましたが、しかしまだあなたが性病でないとは判明していません」

「…………」

「あのクロッチの汚れは尋常ではありませんから、もう少し検査する必要がありますね」

「でも……」と、何か言おうとした女の言葉を遮り、「もし性病だったら金は返してもらいますからね!」と金切り声で叫んだ。そして女をギッと睨み、まるでミザリーがヒステリーを起こした時のような奇声をあげながら、「そこで四つん這いになって尻を出しなさい!」と命令してやった。

 そう狂ったふりすをる私に、もはや女は完全に脅えていた。
 以前、五反田のデリヘル嬢からこんな話を聞いたことがある。
 当たった客が異常者だった時のデリヘル嬢の恐怖というのは半端ではない、と。
 それが箱ヘルの場合なら、部屋を飛び出してスタッフに助けを求めることもできるが、しかしデリヘルの場合は、場所がホテルのため逃げる場所はなく、例え部屋から逃げ出せたとしても助けてくれる者はいないからだった。
 だからデリヘル嬢は、一度ホテルの部屋に入ってしまったら最後、途中で客が異常者だとわかっても、あとはひたすら耐えるしかなかった。制限時間内はどんな異常行為も無視し、どんな変態行為も拒否せず、ただただ人形のように黙っているしかないらしい。
 そこでジタバタしてその異常者を刺激すれば、殺される可能性もあるからだ。

 そんな五反田のデリヘル嬢の言葉を思い出しながら、私は異常者を演じていた。
 いや、実際に私は異常者なのだが、しかし、人を殺すまでの異常性はなく、せいぜいが嫌がる女の肛門を舐めまくったり、強引に小便をさせてはそれを飲む程度の変態性異常者だ。
 しかしこの時の私は、場合によっては人をも平気で殺めかねない異常者を演じていた。
 そうすれば、女を好き放題にできると、五反田のデリヘル嬢がヒントを教えてくれたからだ。

 脅える女は、躊躇いながらも静かに私に背中を向けた。そしてそのまま両手を前つき、犬のように四つん這いになると、「これでいいですか……」と、蚊の鳴くような声で言った。

「それではダメです。ちゃんと尻を突き出して、尻の谷間をおもいきり開いて下さい。肛門もマンコも剥き出してくれないと検査できませんからね」

 そう言うと、女は四つん這いのままぐったりと首を項垂れた。そして、だらりと垂れる長い髪の中から恐る恐る私を見つめ、「シャワーを浴びてからではダメですか」と声を震わせた。

「洗ってからでは検査の意味がないでしょうが! その汗と小便と恥垢で汚れた状態でなければ検査にならないでしょうが!」

 そう黒岩五郎の口真似をしながら叫ぶと、私は意味もなく、その場にぴょんぴょんと跳び跳ねた。その借金に追われたワケあり主婦の尻が開くのを、今か今かと待ちわびながらぴょんぴょんと跳び跳ねまくった。
 そんな私に狂気を感じたのか、女は慌てて腰を反らした。
 背骨が弓なりになり、尻の谷間がパカッと開いた。
 それと同時に、黒ずんだ肛門が剥き出され、半生カルビのようなビラビラがネチャッと口を開いたのだった。

写真7

 半開きになった割れ目の奥では、赤い粘膜がヌラヌラと輝いていた。
 それをぴょんぴょんと跳び跳ねながら眺めていた。ぴょんぴょんしながらトランクスを下ろし、ビンッと勃起したペニスをギュッと握りしめると、「自分の指で開いて奥まで見せなさい!」と叫んでは、それをシコシコとシゴき始めた。
 女は素直にそこに指を這わせた。しかし、指先でほんの少しワレメを歪めただけで、そこをクパッと開くまではしなかった。
 突然私は、「それじゃあアカン!」と叫びながら、ぴょんぴょんしているのをピタリと止めた。
 素早く女の尻の前へと行き、「指で開くというのはこうするんです」と女の尻に両手を這わせた。そしてその両サイドの黒いビラビラを両手の指で押さえつけると、それを乱暴にクパッと開いた。
 
写真8

 羞恥に駆られた女の尻が小刻みに震えていた。
 こんな不純なワケあり主婦など、もっともっと辱めてやるべきだと思いながら、「白いカスがいっぱい付いてますよ」と言ってやった。
 だらりと垂れた長い髪の中で、女は下唇を噛んでいた。
 震える声で「もういいですか」と言いながら私の指から逃れようと尻をくねらせたため、慌てて私はそこに鼻を近づけ、わざとスッスッと音を立てて嗅ぎまくってやった。
 女は「やめてください!」と声を張り上げながら、本気で尻を振り始めた。そんな暴れる尻を両腕に抱え込み、「大人しくしなさい!」と叫びながら、私はしつこくそこをクンクンと嗅ぎまくった。
 酷い匂いだった。さすがサービスデーで忙しかっただけあり、蒸れたそこにはパルメザンチーズのような匂いがムンムンと漂っていた。
 そんな強烈な匂いに脳を刺激されながらも、不意に、この女にも家族がいると思った。こんな女にも、旦那がいて子供がいて家庭があるのだと思った。
 そう思いながらパルメザンチーズの匂いを嗅いでいると、激しい興奮が胸に湧き上がってきた。今、この女の旦那や子供は、まさかお母さんが見知らぬ男に汚れた性器の匂いを嗅がれているなど、夢にも思っていないだろうと思うと、今までに感じた事のない残酷なエロスが亀頭をジュクジュクと疼かせた。
 気がつくと私は、四つん這いになる女の股の中に、仰向けになって潜り込んでいた。
 そして必死に逃れようとする女の腰を両手で固定し、「逃げたらあかん!」と、なぜか関西弁で叫びながら、ウヨウヨとした陰毛の中に舌を伸ばした。
 割れ目に沿ってペロッと舌を跳ね上げると、それまでそこに溜まっていた不潔な汁が舌に広がった。
 人妻の、汗、小便の残り汁、恥垢、オリモノ。それらが混ざった汁。
 不潔だった。汚かった。そして臭かった。
 しかし私はそれを求めていた。この汁は、人妻の性器で密かに蓄積されていた、とても貴重な生汁なのだ。
 そう思いながらそれを味わっていると、脳がクラクラするほどの興奮が襲いかかってきた。
 女は、そのひと舐めで諦めたのかそれ以上抵抗しなくなった。
 それに乗じた私は、女の腰に回していた腕を解き、その両手を女の股間に潜らせた。そして、だらだらに緩んだ女の性器に両親指を押し付けると、そのままそれをベロリと開いた。
 今まで密封されていたパルメザンチーズの香りが溢れた。その匂いに刺激されながらそこに舌を伸ばした私は、まるで犬のように下品な音を立ててはそこをベロベロと舐めまくった。
 その生温かい内部は酸味が強く、まるで海水のように塩っぱかった。それを舐め続けていると、次第に舌がピリピリし始めてきたが、しかし舐めているうちに奥からヌルヌルとした汁が滲み出し、それが舌を優しくコーテイングしては痺れを和らげてくれた。
 舌をチロチロと動かしながら、割れ目に沿って移動させた。その先端でプクッと膨らんでいるクリトリスを捕らえ、舌先で器用に皮を剥いた。
 木の芽のようなクリトリスがヌッと顔を出した。真ピンクのそこには恥垢が溜まっており、少年の包茎ペニスの皮を剥いた時のような強烈なイカ臭がプンッと漂ってきた。
 それでもそれをペロペロしてやると、女は、そこで初めて「んんん……」と切ない声を漏らした。
 そんな女の割れ目は、いつしかローションを垂らしたかのようにヌルヌルになっていたのだった。

写真9

 じゅるるるるるっ、と大袈裟な音を立ててヌルヌル汁を啜ってやった。
 それをゴクリと飲み込みながら女の股から顔を抜くと、バスローブの袖で口の周りを拭きながらベッドに寝転がり、横で四つん這いになったままの女の顔をソッと覗き込んだ。

「相当汚れてましたが性病ではありません。ただの不潔です」

 そう笑ってやると、女は恥ずかしそうにサッと目を逸らしながら、「もうシャワーを浴びてきてもいいですか」と呟いた。

「ダメですよ。せっかくアソコがヌルヌルに濡れてるのに、それを洗い流すのは勿体ないですよ」

 そう言いながら、未だ四つん這いになっている女の細い腕を掴み、同時にもう片方の手でトランクスをズラした。
 強烈に勃起した肉棒がビンッと跳ね上がった。
 私は女の腕を引きながら、「しゃぶってください……」と囁いた。
 それを目にした女は戸惑っていた。なぜなら私は仮性包茎であり、そのベロっと皮が捲れたそこには、カピカピに乾いた恥垢がこびりついていたからだ。
 私は、そんな汚れたペニスを指で摘み、それを女に見せつけながら、「匂って見て下さい。あなたに負けないくらい臭いですから」と笑った。
 そう言われた女は露骨に嫌な顔をした。恐らくこの強烈なイカ臭が漂ってきたのだろう、女は眉を顰めながら戸惑っていた。

「嫌なんですか? 私だってあなたのチーズ臭いオマンコを舐めたんですよ? 嫌なんですか? 嫌なんですか?」

 そう何度も言いながら掴んでいた女の腕を強く握りしめると、女は恐怖の表情を浮かべながら「いえ……」と呟き、四つん這いになっていた体をゆっくりと方向転換させたのだった。

 女の目の前に、異臭が漂う肉棒がビンッと反り勃っていた。女はそれを恐る恐る指で摘み、眉間に皺を寄せながらゆっくりと顔を下ろそうとした。
 すかさず私は、「ちょっと待って下さい」と言いながら、前屈みになろうとしている女の肩を止めた。

「すぐに舐めるんじゃなくて、まずはシコシコして下さい」

 その時、恥垢だらけの亀頭は女の鼻先にあった。その状態のまま女は手コキをしろと命じられた。
 それでも女は素直にそれに従った。この女には旦那と小さな子供がいる。だからここで異常者に逆らい、乱暴されるわけにはいかないのだ。
 女の手が上下に動き出すと、私は大袈裟に背中を仰け反らしながら、「ああああ」と唸った。

「いいよ、気持ちいいよ、もっと激しくシコシコして……」

 そう馬鹿みたいに唸りながら女の尻を弄り、その湿った陰部を指でクチュクチュと鳴らしてやった。
 ペニスの弛んだ皮が上下される度、乾いた恥垢がポロポロと捲れた。ダラダラと溢れ出る我慢汁が乾いた恥垢を湿らせ、その匂いをより強烈な匂いに変えていた。
 眉を顰めながら手コキしている女の顔を覗き込み、(さぞかし臭いんだろうな……)とそれを確認した私は、そんな女の肛門を指でスリスリと擦りながら、「それじゃあ、そろそろしゃぶってもらおうか……」と呟いた。
 女の手の動きがゆっくりと止まった。
 女はそのまま肉棒の根元を握りしめると、もう片方の手で長い髪を掻き分けた。そしてその恥垢だらけの激臭ペニスに恐る恐る顔を近づけ、静かに唇を開いた。
 パクッとそれが咥えられると同時に、女の生温かい舌が亀頭に絡みついてきた。最も恥垢が溜まっているカリ首の裏にまで舌を滑らせてきた。
 そうしながらも、女は頭部をゆっくりと上下に動かした。そしてそこにヌポヌポといやらしい音を奏で始めたのだった。

写真10

(つづく)

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変態

わけあり4

2013/06/15 Sat 00:01


「いつもこうして、旦那さんのをしゃぶってるんですか?」

 そう囁きながら女の長い髪を優しく撫でた。
 しかし女はその問いには何も答えず、黙々とペニスをしゃぶり続けていた。

 そんな女の動きは、まるで大きな工場で流れ作業をしているようだった。その汚れた肉棒を他人の性器だと思わないようにしながら、必死に感情を押し殺してしゃぶっているようだった。
 それが面白くなかった。このままさっさと終わらされてしまうのだけは阻止しなければならなかった。
 私は、「違うでしょ?」と言いながら、髪を撫でる手をソッと止めた。

「旦那さんにはそんないい加減な舐め方はしないでしょ。もっと愛情込めて舐めてるでしょ」

 そんな棘のある言葉に、女は一瞬頭部の動きを止めたが、しかし、すぐにまたその機械的な動きは再開され、何も変わらないまま、ただただヌポヌポという音だけをそこに鳴らした。
 無視を決め込む女にカチンときた私は、それならそれで目にものを見せてやると思いながら、いきなり上半身をムクリと起き上がらせた。
 そして羽織っていたバスローブを素早く脱ぎながら、「あんたも全裸になりなさい」と女の尻を叩いてやった。
 女は、一刻も早く私をイかせたいのか、その動きを続けたまま服を脱ぎ始めた。確かに、ペニスを咥えたまま服を脱ぐ女の姿というのは実に卑猥であり、それを見ながらしゃぶられていた私は思わずイキそうになってしまった。
 が、しかし、ここでイクわけにはいかなかった。この風俗業界を舐めきっているド素人の奥さんに、ワケあり風俗嬢としての本当の苦しみと快楽を教えてやらなければ気が済まないと思った私は、グッと奥歯を噛み締めながら、湧き上がる射精の欲望を必死に堪えた。
 全裸となった女の尻を叩き、「そのまま私の顔を跨いでください」とシックスナインを要求した。
 女はゆっくりとペニスを唇から抜いた。そして四つん這いのまま膝立ちで移動し、素早く私の顔を跨いだ。
 跨ぐなり、女は物凄い勢いでペニスにしゃぶりついてきた。恐らく、私にそれなりの刺激を与えてやればそれだけ仕事が早く終わるとでも思ったのだろう、女は今までのヌポヌポとした気怠い動きを変え、ジュポジュポと激しい音を立てながらそれをしゃぶりまくってきた。

写真11

(浅はかな女め……今に見てろよ……)

 そう鼻で笑いながら、私は女に気づかれないよう静かにベッド下に手を伸ばした。
 ベッドの下の床の上には、私の秘密道具が入っている黒いバッグが置いてあった。
 それは、出張の際には必ず持参するバッグだった。そのバッグの中には、バイブやローターといったアダルトグッズから、盗撮用のハンディカメラなどが詰まっていた。又、拘束具やスタンガンといった、職務質問されれば逮捕の危険もある『危ない物』まで入っており、主にそれは、出会い系で知り合った女やデリヘル嬢といった、『殺してしまってもいい女』と会う時に使用されていた。
 その中で最も『危ない物』だったのが、清原やノリピーといった数々の芸能人達を淫欲の世界にのめり込ませてしまった、例のアレだった。
 それは、あまりにも危険で、あまりにも高価だったため、特定した女にしか使わなかった。
 風俗業にどっぷりと浸かっているような女や、出会い系を渡り歩いているようなスレた女には使わなかった。そんな女は、既にそれを使用している可能性があり、そんな女にそれを使用しても焼け石に水だからだ。
 だから私は、そんな荒んだ女にはそれを使用しなかった。私がそれを使用するのは、まだその快楽を知らない未開発な女ばかりだった。
 これは、極度な恥ずかしがり屋な女でも、一瞬にして大胆な淫乱女に変えてしまう力を持っていた。どれだけお高くとまっている女でも、どれだけ清純を気取った女でも、それを使えばたちまち肉棒の虜となり、誰にでも股を開く変態雌豚女へと変貌させてくれるのであった。

 そんな『危ない物』を、今私は、この幸の薄い女に使おうと企んでいた。
 この女は、夫と子供がありながらも、多額の借金によって薄汚い淫欲地獄に突き落とされた可哀想な身の上だった。借金のため、見ず知らずの男の恥垢だらけの肉棒をしゃぶらされ、しかもその肉棒を、子供達が生まれてきた清浄な穴の中に入れられ不浄な精液で穢されているのだ。
 そんな女がセックスに悶え狂う姿を見てみたかった。淫欲に溺れ、ヨダレと小便を垂れ流し、白目をむきながらその終わることのない快楽に失神する姿を見てみたかった。
 しかもそのセックスの相手は旦那ではなく、見ず知らずの変態男。つまり私だ。

 私は、左手で女の尻を撫でながら、右手で黒いバッグのファスナーを静かに開けた。
 その『危ない物』は、別のポーチの中に隠されていた。そのポーチの中には、急な職質に備え、醤油、塩、胡椒、七味、といった調味料がカモフラージュで詰め込まれており、その『危ない物』は『味の素』の容器の中に入れられていた。
 素早くポーチのファスナーを開け、そこからパンダ模様の『味の素』の容器を取り出した。
 本来なら注射器によってそれを女の体内に注入するのだが、しかしこの場合、注射器など使えるわけがなかった。
 だから私は、いつもこれを自分の口内で溶かし、舌によって女の陰部に塗り込んでやるという手法を取っていた。
 実際、最初の頃は、そんな面倒臭いことをせず、それを直接女の陰部に擦り込んだりしていたものだが、しかしある時、それを八王子のデリヘル嬢に試してみた所、セックスの最中に突然女が「ザラザラして痛いと騒ぎ出し、せっかく擦り込んだ高価なそれをシャワーで洗い流されてしまった事があった。
 だから私は、それからというもの、いくら面倒臭くともそれを口内でじっくりと溶かし、クンニによって女の体内に浸透させるという手法を取っていたのだった

 上下している女の頭部を尻越しに見つめながら、ソッと私は大きく口を開いた。その口の中に『味の素』の容器を三回振り、パラパラと落ちる白い粉を舌で受け止めた。
 たちまち舌がギュワワワワワと痺れた。息をすると強烈な苦味に襲われるため、息を止めたまま舌を硬口蓋にザラザラと擦り付け、微妙に唾液を混ぜ合わせながらそれを液状化した。
 それを飲まないよう気をつけながら、素早く女の尻肉に両手を這わせ、一気に陰部をクパッと開いた。
 陰部が剥き出されると同時に、そこにブチュッと唇を押し付けた。それが垂れないよう唇の端に力を入れながら、ゆっくりゆっくり穴の中に液体を注入した。
 すぐに唇を離すと、せっかくのそれがダラっと溢れる危険があった。そのため、そのまま舌を滑り込ませ、穴の中で舌をヌルヌルと泳がせながら、その液体を粘膜に塗り込んだ。
 そんなものが、まさか自分の性器の粘膜に塗りこまれていようとは、夢にも思っていない女は、早く私をイカせようと必死にペニスをしゃぶっていた。
 そんな女の猛攻撃に、私は何度もイキそうになっていた。それが効いてくるまでもう少し我慢しなければならず、私は去年死んだ親父の顔を思い出しては、必死にそれを耐えていたのだった。

 頭の中で、(71、72、73、74……)と数えていた。今までの経験上、二、三分でそれは効いてくるはずであり、もう少しの辛抱だった。
 それが効いてきたかどうかを確かめるのはクリトリスしかなかった。
 女の体の中で、最も敏感な性感帯であるクリトリスを舐めてみれば、それが効いているかどうかを確認することができた。
 もし効いているなら、それを舐められた瞬間、女は狂ったように悶えるはずだった。
 
 必死に射精を堪える私の頭の中で、その数が170に達した。
 そろそろいいだろうと、穴の中からヌルリと舌を抜き、とりあえずその表面にヌラヌラと舌を滑らせた。
 そうしながらも、徐々にクリトリスへと舌を移動させた。
 そんなクリトリスは既に勃起していた。皮からピンッと飛び出し、痛々しいまでに腫れ上がっていた。
 見るからにそれは、あれが効いていた。恐らくそこは、カサブタを毟り取った擦り傷のように敏感になっており、ほんの少し触れただけで飛び上がるはずだった。
 そんなクリトリスを目の前で剥き出し、そこに恐る恐る舌先を伸ばした。そして女の尻が飛び上がらないよう、両手でしっかりと尻肉を鷲掴みにしながら、そのコリコリと突起しているクリトリスを舌先でコロンっと転がしてみた。

写真12

 女はペニスを咥えたまま「んっ!」と唸ると、まるで電流が流されたかのように腰をヒクン!と跳ね上げた。

(効いてるな)

 そう細く微笑みながら更にクリトリスを剥き出し、その異常な程に敏感になっている木の芽を舌先でチロチロと転がしてやった。
 女は私の太ももにがっしりとしがみつきながら、「んんんんんんん」と唸っていたが、しかし私の舌の動きが更に激しくなると、慌ててペニスを口から吐き出し、まるで狼の遠吠えのように天井を見上げては、「ああああああああああ」と叫び始めた。

 こうなればこっちのものだった。あとは、乳首を摘んでも、肛門に指を入れても、いや、首筋を舐めただけでも狂ったように喘ぎまくるはずだ。
 そう確信した私は、素早く女の体の下からすり抜けた。そしてベッドの下の黒カバンをガサゴソと漁りながら、うつ伏せになったままハァハァと肩を揺らす女の顔をソッと覗き込んだ。
 女はシーツに横顔を押し付けながら驚愕していた。今のこの強烈な快感はなんだったの、と言わんばかりの表情を浮かべながら、ハァハァと荒い息を吐いていた。そんな女の丸い尻肉に、人差し指の爪先をスッと走らせてみると、再び女は「はぁん!」と腰を跳ね上げた。

 黒いバッグの中からレザーのアイマスクを取り出した。それをベッドの上に放ると、更にバッグの中から黒い革手錠を引きずり出し、それを女に向けてヒラヒラと振ってやった。
 それを目にした女の顔から、一瞬にして血の気が引いた。女はシーツに顔をつけたまま首を左右に振り、声を震わせながら「無理です」と小さく言った。

「無理? 無理か無理じゃないかは私が決めることですよ。私はあなたを金で買ってるんですからね」

 そう笑いながらベッドに腰を下ろし、女の手首を掴んだ。
 その手を必死に振り払おうとしながら、女は「でも、そういうプレイはお店で禁止されてるんです」と言った。

「そんな話は聞いてませんね……さっきお店の人は、殺す以外だったら何をしても大丈夫です、って言ってましたけどね……」

「とにかくお店に電話させて下さい」

 そう言いながら女は起き上がろうとした。
 そんな女の四つん這いになった尻を慌てて捕まえた。
 いきなり女の尻の谷間に顔を押し付け、ワレメ、肛門、クリトリスと、そこらじゅうを滅茶苦茶に舐めまわしてやると、女は「ひゃん!」と悲鳴をあげながら再びシーツに顔を埋めた。
 素早く私は、棒のように固めた舌を穴の中に挿入した。そして股の間から乳房に手を伸ばし、ピンピンに硬くなっている乳首を指で転がした。
 そうしながら、固めた舌を穴の中にヌポヌポとピストンしてやると、女は「ヒィーヒィー」と狂ったように喘ぎ始め、生温かい尿をジワッと漏らした。

写真13

 肛門をベロベロと舐めながら穴の中に指を入れた。二本、三本、四本、と入れてやると、女は激しく喘ぎながらも自らの意思で腰をカクカクと振ってきた。
 指マンをしたまま女の目の前へと移動した。熱り勃った肉棒を突き出してやると、女はハァハァと荒い息を吐きながらそれにむしゃぶりついてきた。
 女がそれを無我夢中でしゃぶっている間に、素早く女の両手を背中に回し、その両手首に革手錠をはめ、女を後ろ手に拘束した。
 それでも女は肉棒をしゃぶっていた。もはや女に抵抗する意思はなく、両手を拘束されながら、首だけヒコヒコと動かしては肉棒を上下させていた。
 私は、そんな女の長い髪を撫でながら、「旦那さんのペニスとどっちが大きい?」と聞いた。
 しかし女はそれに答えないまましゃぶり続けていた。
 私はどうしてもそれを答えさせたいと思い、素早く女の口からペニスを抜いた。

「ちゃんと答えなさい。私のペニスと旦那のペニス、どっちが大きいの?」

 すると女は、唾液で濡れた唇を静かに舐めながら、「お客さんです……」と小さく答えた。

「ところで……旦那さんは、あなたがこんなバイトをしてる事は知らないよね?」

 そう女の顔を覗き込むと、女は私からサッと目を逸らした。

「あなたがこうやって他人のペニスをしゃぶってる事を、旦那さんは知らないんでしょ?」

 更にそう念を押してやると、女は小さく首を左右に振りながら、「いえ……知ってます……」と答えた。

 その答えに、思わず私は「チッ」と舌打ちをしてしまった。いくら本物のワケあり主婦だとしても、これが旦那公認となると一気に背徳感が薄れてしまうのだ。
 やはり、ワケあり主婦を陵辱するには、それなりの『後ろめたさ』が必要だった。それは旦那に対する背徳感であったり、子供に対する罪悪感であり、そんな倫理道徳に反する感情を抱きながら行うというのが、ワケあり主婦を陵辱する醍醐味なのである。

 旦那公認だということを知り、一気に興醒めてしまった私だったが、しかし、だからと言ってここでこれを中止するわけにはいかなかった。
 私は、そんな女の頭部にレザーのアイマスクを被せた。女は一瞬のうちに光を奪われたが、しかし抵抗はしてこなかった。
 それどころか、手探りしながら私のペニスを探し出し、自らの意思でペニスにしゃぶりついてきた。
 例のアレがキンキンに効いているこの女は、もはや旦那も子供も関係ない、ただの動物なのだ。

 私はペニスをしゃぶられながら、再び黒いバッグに手を伸ばした。
 大量のアダルトグッズを掻き分け、その中から緑色のバイブを取り出した。
 それは、『マッハゼロワン』というピストン式バイブだった。
 ピストンするのはわずか五センチほどの亀頭部分だけだったが、しかしそのスピードはかなりの高速であり、腟内深部にあるポルチオをガンガンと刺激した。しかも竿部分には無数のプラスチック玉が埋め込まれており、それがピストンと連動してドリルのように回転する仕組みになっていた。
 高速ピストンと高速グリグリ玉により、腟内部を滅茶苦茶に掻き回してしまう恐ろしいバイブだった。
 正常な女にこの『マッハゼロワン』を使用すると、たちまち「痛い、痛い」と絶叫しながらベッドの上をのたうち回るが、しかし、あれが効いている女にこれを使用すると、違う意味で絶叫しながらベッドの上をのたうち回った。

 そんなバイブを右手に掴み、それを尻からワレメにヌルヌルと挿入してやった。
 スイッチはまだ入れてはいなかったが、しかし、そのバイブ本体が結構な極太サイズであり、ましてや女はアレが効いていたため、それを挿入されるなり釣り上げられたマグロのように激しく飛び跳ねた。
 叫ぶ女の口内から、唾液と一緒にペニスが飛び出した。そのタイミングでベッドを降りた私は、四つん這いになった女の尻へと移動した。
 バイブが突き刺さったままの尻を見下ろした。そのバイブの根元からは、ローターが仕込まれた棒が枝分かれしていたため、その先端がクリトリスに当たるよう微調整した。
 そうしながら「バイブを動かして欲しいですか?」と女に聞いた。女は言葉では答えず、無言で腰をカクカクと動かしながら、「早く動かして下さい」とばかりに体で答えた。

 コントローラを左手に持ちながら、バイブが突き刺さっている結合部分を覗き込んだ。今までに、スイッチを入れた瞬間、バイブがヌポッと抜けて白けてしまった事が何度かあったため、もう一度そこを確認した。
 しかし、極太バイブは穴の奥までぎっしりと嵌っていた。締まりが良いのか、それとも穴が小さいのか、それは鉄骨にはめ込まれたボルトのように、しっかりと固定されていた。
 これなら大丈夫だろうと、まずはグリグリ玉を回転させてみた。
 穴の中で、「ガー……」と玉が回転する音が鳴り出すと、それに合わせて女が「あぁぁぁ……」と低く唸りだした。
 その低速で回転するグリグリ玉は、直接的に快感を与えるものではなかった。じわりじわりと快感を昂めてくれるものであり、いわば前戯のようなものだった。

 そんな前戯をしばらく続けていると、突然穴の奥からバイブがヌーッと伸びてきた。
 見ると、バイブが突き刺さった穴の隙間から透明の汁がタラタラと漏れていた。その汁によって滑りが良くなり、バイブが外に押し出されてきたのだ。
 慌ててバイブの底を人差し指で押さえた。そして再び穴の中にそれをヌルッと押し戻し、そこを指で押えたままピストンのスイッチを入れてやった。
 たちまちバイブは、ウィンウィンウィンウィン、と小刻みなモーター音を鳴らしながら上下に動き出した。
 高速ピストンするバイブに腟内深部をガンガンと突かれた女は、言葉にならない言葉を叫びながら首を左右に振り、その長い髪を振り乱し始めた。
 そんな女を見下ろしながら、「まだまだこれからですよ」と気色悪い笑顔を浮かべた私は、再びコントローラーを握った。
(これでこの女は一巻の終わりだ……)と、目玉をギラギラさせながらローターのスイッチをONにすると、クリトリスに押し付けられていた短い突起物がヴィィィィィィィと震え始め、同時に女が絶叫した。
 そして、そのスイッチを入れてものの一分も経たないうちに、女は「イク! イク!」と泣き出し、突き出した尻をヒクヒクと痙攣させながら果てたのだった。
 
写真14

(つづく)

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変態

わけあり5

2013/06/15 Sat 00:01


 四つん這いの尻にバイブを突き刺したまま、女は三度も四度も果てていた。イク度に女は絶叫し、顔をくしゃくしゃにして泣きながら失禁していた。
 そんなワケあり中年デリヘル嬢の無残な姿を、私は窓際のソファーに座りながら眺めていた。
 立て続けにタバコを二本吸った。喉がイガイガしたため冷蔵庫へとスリッパを鳴らした。中からコーラを取り出し、痙攣する女の尻を横目で見ながら、ペットボトルの蓋をプシュッと開けた。
 女の尻の谷間では、緑のバイブが休む間も無く行ったり来たりと繰り返していた。そのバイブは、激しい高速ピストンと回転する玉によって、穴から滲み出る透明汁をヨーグルト状の白濁汁へと変え、それを外部にダラダラと掻き出していた。
 コーラをラッパ飲みしながら、ベッド横の床に置いてあった女のトートバッグを手にした。
 再び窓際のソファーに腰を下ろし、トートバッグの中を覗いた。ベッドで喘ぐ女は、レザーのアイマスクをされているため、私がバッグを物色している事はわからない。
 バッグの中の物を、上から順に一つ一つソファーの上に取り出した。
 スマホ、さっきまで履いていたパンティー、使い古したルイ・ヴィトンの財布とキーケース。サラ金のポケットティッシュ2ヶ、飲みかけの『お〜いお茶』一本、駄菓子が詰まったスーパーの小袋。そして、ジッパーの付いたポケットの中には、関西電力の請求書と、アンパンマンのイラストが描かれた『春の遠足のお知らせ』が押し込まれていた。
 どうやらそれは保育園からのプリントらしく、明日の午前中、保育園の裏にある神山公園に遠足に行くと書かれていた。
 そのプリントから、駄菓子ばかりが詰まっているスーパーの小袋の謎が解けた。
 さすが、借金に追われた家庭だけあり、その小袋の中身は妙に貧乏くさい駄菓子ばかりだった。プリントには、『おやつは二百円まででお願いします』と書かれているのに、その小袋の中身は、どう見積もっても五十円足らずだった。
 そんな小袋の中から、一本しかない『うまい棒』を取り出し、無情にそれをガシガシと食ってやった。しかし、途中で無性に心が痛くなり、その小袋の中に百円玉を入れて元に戻した。
 続いて財布を開けてみた。案の定、札入れには千円札が二枚しかなく、小銭入れには一円玉ばかりがパンパンに詰まっていた。
 カードポケットにはスーパーの割引券しか入っておらず、キャッシュカードやクレジットカードは見当たらなかった。
 そこから免許証を摘み出し、女の名前と生年月日、そして住所をメモに書き写した。免許証の住所は、関西電力の請求書に書かれた住所と同じだったため、女がそこに住んでいるのは間違いなかった。
 ソファーの上に並べたそれらを全て元に戻し、スマホだけを残した。
 スマホのスイッチを入れた。当然ロックされていた。
 今時、生年月日を暗証番号にする奴などいないだろうと思いながらも、一応、女の生年月日を入力してみると、難なくロックは解除された。
 やっぱりこの女はユルい女なのだ。

 旦那の電話番号を知りたかった。
 が、しかし、旦那が何と登録されているかわからず、電話帳からそれを見つけ出すのは困難だった。
 そこで履歴から調べてみることにした。

 さっそく履歴を開くと、
『あけぼのスーパー』
『パパ』
『スーパーあけぼの』
『どんぐり保育園』
 と、出てきた。
 さすが借金に追われる女だけあり交友関係は少ないらしく、その履歴には重複した同じ名前ばかりが並んでいた。
『パパ』は旦那に違いなかった。すぐさま『パパ』の情報を開き、そこに記されている電話番号とメールアドレスをメモに書き写した。
 すると、それを書き終えた所で、ふとあることに気づいた。
『あけぼのスーパー』というのは、恐らく女がパートをしているスーパーの事であろうが、しかしそこにはもう一つ『スーパーあけぼの』と登録された履歴があるのである。
『あけぼのスーパー』と『スーパーあけぼの』。
 レジ打ちごときがパート先の番号を二つも登録している事に違和感を覚えた。しかも二つの登録名は、酷似しているものの微妙に違っており、何やら意図的に登録名を改ざんされているような感じがした。
 怪しいと思い、その二つの番号をメモに書き出してみた。
『スーパーあけぼの』の番号の下四桁『1919』だった。その『1919』に見覚えがあった私は、すぐさま自分の携帯の履歴を開いてみた。
 案の定、ついさっき電話をした『ワケあり主婦専門店』の番号の下四桁も『1919』だった。
 つまりこの女は、バイトしているデリヘルの番号を、もう一つのバイト先である『スーパーあけぼの』と登録していたのだ。

 さっき女は、デリヘルのバイトは旦那公認だと言っていた。
 しかし、もし本当に旦那が公認しているのであれば、わざわざ偽装登録する必要はないのだ。
 確かに、『ワケあり主婦専門店』などとは登録できないだろうが、しかしだからと言って、わざわざあんなややこしい登録名にする必要はない。例えば、『A』とアルファベットで登録したり、でたらめに『山田さん』と登録すればいいわけであり、わざわざバイト先のスーパーの名前と酷似させる必要はないのだ。
 では、何のために、あんなややこしい偽装登録する必要があるのか?
 あそこまでカモフラージュしなければならないのは、何かそれなりの理由があるからに違いないのだ。

 そう考えていると、女が五度目の絶頂に達した。
 四つん這いの女は、その尻をヨガの『猫のポーズ』のように思い切り突き出しながら、「あああああああああああ」と叫んでいた。その叫び声は、深い谷底に落ちて行くように長く、そして悲痛だった。
 そんな女の尻の中心では、突き刺さったままの緑のバイブが、まるで別の生き物のようにスコスコとピストンしていた。
 例え女が絶頂に達してもその動きは弱まることはなく、激しいピストンによって穴から掻き出された白濁の汁が、白いシーツにポタポタ垂れていた。

写真15

 そんな女の乱れた髪を見つめながら、ふと思った。

(旦那公認ってのは嘘だな……)

 そう思うと猛烈な興奮が胸に湧き上がってきた。女のこの淫らな姿を撮影し、その画像を旦那のメールに送ってやったらと思うと、息苦しくなるほどの興奮に襲われた。
 慌ててコーラを飲み、静かに立ち上がった。
 コーラをラッパ飲みしたままベッドへと進み、悶える女の顔をソッと覗き込んだ。
 女は首筋に血管を浮かべながら歯を食いしばっていた。まるで犬のように「ヴゥゥ……ヴゥゥ……」と唸りながら、絶頂直後の激しいピストンに耐えていた。

「そろそろ生チンポが欲しくなってきた頃でしょ……」

 そう優しく微笑みかけながら、尻に突き刺さるバイブを抜き取った。
 いとも簡単にツルンっと抜けたバイブは、そのままベッドにボトッと落ち、ドロドロの汁にまみれながらスコスコとピストンを続けていた。
 素早くバイブのスイッチを止め、ハァハァと肩で息をしている女の頭部から乱暴にアイマスクを抜き取った。
 一瞬、眩しそうにしながら、女は私を見た。
 そんな女の目をソッと覗き込みながら、「あんなオモチャじゃなくて、生のチンポでズボズボされたくなってきたでしょ」と聞いた。そして、まるで催眠術をかけるかのように、「ほら、これを入れて欲しくて堪らないでしょ……」と、しゃがれた声で囁きながら、女のすぐ目の前で怒張したペニスを上下にシゴいてやった。

 今までの女なら、もはやその時点でそれにむしゃぶりついているはずだった。無我夢中でそれをしゃぶったり、必死に手コキしたりしながら、今にも泣き出しそうな表情で「入れて、入れて」と声を震わせているはずだった。
 が、しかし、この女は違った。
 なんとこの女は、「すみません……私、本番はNGなんです……」とそこから目を背けたのだ。
 そんなはずはなかった。アレを陰部に塗り込まれ、ピストン式バイブで散々にイカされた後の女というのは、例え犬畜生のペニスでも欲しがるものだった。今まで、アレを使って陵辱してきた女のほとんどがそうだった。
 私は、きっと強がっているだけだろうと思いながら、女の目の前で更にペニスを激しくシゴいてやった。そして、「これで穴の中をグチャグチャに掻き回されたいでしょ?」と聞きながら、尿道から溢れる我慢汁をわざとクチュクチュと鳴らしてやった。
 しかし、それでも女は、「本番はできません」と呟き、頑なにそこから目を背けていた。
 そんな女の頑固な姿を見ていると、ふと、あの時の篠崎麻衣子を思い出した……
 

 篠崎麻衣子は派遣社員だった。
 26才、独身。スタイルもルックスもそこそこ良く、いつも男性社員たちからは好奇の目で見られていた。
 私もそんな篠崎麻衣子に興味を持ち、さっそくストーカー根性で彼女の身辺を探ってみた。
 が、しかしそこには意外な事実が隠されていた。

写真16

 なんと彼女は貧困女子だった。
 そこにどんな理由があるのかまでは調べられなかったが、とにかく彼女の住んでいるアパートはボロく、食事も決まってコンビニ弁当だった。
 こっそり盗んだゴミ袋の中には、あらゆるサラ金会社からの返済催告状や、ガスや水道会社からの料金滞納催告書、更には電力会社からの、『電力供給停止の予告』と書かれた通知などが大量に詰まっており、その壮絶さを物語っていた。
 しかし、私にとって、そんなワケあり女は好都合だった。容姿の悪い私には、彼女を口説き落とすことはできないが、しかし金とアレで落とすことはできるのだ。
 そう企んだ私は、さっそく準備に取り掛かった。彼女が残業の日を狙い、私も残業を入れた。
 幸いにも、その日は私と彼女だけが残業であり、会社には二人きりだった。
 大量の書類の整理をしている彼女を横目に、私はそそくさとトイレに向かった。
 営業部のトイレは一つしかなく男女兼用だった。この後、彼女がこのトイレを使用する可能性は非常に高く、それを狙っての犯行だった。
 トイレに入るなり、私はホルダーの中のトイレットペーパーを三十センチほどダラダラと伸ばした。そして携帯用のスプレーをポケットから取り出すと、伸ばしたトイレットペーパーに満遍なくスプレーを吹きかけた。
 そのスプレーの中身は、もちろんアレだった。あの飛鳥も田代もヘロヘロになるまで骨抜きにされた例のアレを水に溶かしておいたものだった。

 アレがしっとりと浸透したトイレットペーパーを再び丁寧に巻き戻し、何食わぬ顔でトイレを出た。
 デスクに座り、どうでもいいパソコンの画面を見つめながら、息を殺してその瞬間を待っていた。
 それから約三十分後、遂に彼女がトイレへと向かった。
 トイレのドアがバタンと閉まると同時に、私は急いでパソコンの画面を切り替えた。
 そこには便座の前に立つ彼女の姿が映っていた。
 彼女がソレでアソコを拭くかどうかを確認しなければならなかった私は、事前にそこにカメラを仕掛けておいたのだった。

 盗撮されているとも知らず、彼女は便座の前で堂々とミニスカートをたくし上げた。
 ストッキングは履いていなかった。スレンダーな下腹部に、白いハート柄の入った茶色いパンティーがぴったりと張り付いていた。
 それをスルッと下ろしながら、彼女は便座に腰掛けた。一瞬しか見えなかったが、真っ白な下腹部に栗毛色の陰毛がとぐろを巻いていた。
 残念なことに、安物のそのカメラにはマイクは付いていなかったため、小水の滴る音は確認することはできなかったが、しかし、身動きせずにジッと俯いている彼女のその仕草からして、今それがアソコから放水されているのは間違いなかった。
 暫くしてふーっと小さな溜息をついた彼女が、いよいよトイレットペーパーに手をかけた。
 それを両手にくるくると巻いた彼女は、まさかそこにそんなモノが染み込まされているなどとは夢にも思っておらず、何の疑いもなくソレをアソコに擦り付けたのだった。

写真17

 ものの数分で彼女はトイレから出てきた。普通にデスクに戻り、さっきと同じように書類の整理を始めたが、しかしアソコは普通ではないはずだった。
 アレは三十分ほどで効いてくるはずだった。その前兆を見逃し、そのまま彼女に帰られてしまっては全てが台無しになってしまうため、一時も彼女から目を離せなかった。
 そうしながら刻々と時は過ぎた。丁度三十分を過ぎた辺りから、事務椅子に座る彼女の尻がムズムズと動き始めた。
 彼女は立て続けに二回トイレに入った。ムズムズするアソコを覗き込みながら、不安げに首を傾げている彼女の姿をパソコン画面で見ていると、私のペニスは一瞬にして硬くなった。
 トイレから出てきた彼女は、立て続けに二回もトイレに行った事を誤魔化すかのように、私の背中に「コーヒー淹れましょうか?」と聞いてきた。
「お願いします」と振り向きながら答えると、彼女は明るく「はい」と微笑み、そのまま給湯室に消えていった。

 静まり返ったオフィスに、コーヒー豆を挽く、ギィィィィィンという音が響いた。
 給湯室から香ばしいコーヒーの香りが漂ってきた頃、私は財布の中から四万円を取り出し、そのまま足を忍ばせた。
 給湯室では、既にコーヒーメーカーがコポコポと小気味良い音を立てていた。
 柱の角からソッと中を覗くと、彼女は自分の股間をジッと見つめながら尻をモゾモゾさせていた。しかも、時折ミニスカートの上から股間に指を押し付け、そこをスリスリと掻いたりもしていた。
 そんな彼女の異常な仕草から、アレが効いている事を確信した私は、そのまま一気に給湯室に乗り込んだ。
 いきなり現れた私に、驚いた彼女は、「どうしたんですか?」と目を丸めながら、股間をスリスリしていた人差し指を慌ててそこから離した。
 私は無言で二万円を彼女に差し出した。
「なんですか…これ……」と戸惑う彼女に、「これで、しゃぶってくれないか」と単刀直入に聞いた。
「えっ」と絶句した彼女だったが、しかし、その瞬間にもアレは彼女の陰部をジクジクと疼かせ、彼女は絶句しながらも尻をモゾモゾさせていた。
 今の彼女に二万円は魅力的なはずだった。今の彼女は、二日後に七千六百円の電気代を支払わなければ、電気が止められてしまう状況なのである。
 しかも、彼女の陰部は、アレの効果によって激しく疼いているはずだった。陰部のムズムズがムラムラとした興奮へと変わり、確実にアソコは濡れているはずだった。

(断るはずがない)

 そう確信していた私は、いきなりズボンのジッパーを下ろし、ガチガチに勃起したペニスを彼女の眼の前に晒したのだった。

写真18

「しゃぶるだけでいいんだ。すぐ終わらせるから頼むよ……」

 そう言いながら迫ると、彼女は「えっ、えっ」と動揺しながら後ずさり、給湯室の壁に追いやられた。
 壁に背中を押し付けた彼女は、ギョッと目を見開きながら迫り来る私を見ていた。「ちょっ、ちょっと待ってください」と狼狽えながらも、余程アソコが痒いのか、彼女は人差し指でスカートの股間をスリスリと掻いていた。
 そんな彼女の目の前に二万円を突き出した。彼女の視線が、私の目から札へとゆっくり下りた。

「ほら、とっときなさいよ……」

 そう優しく囁くと、それまで狼狽えていた彼女の瞳の奥に、小さな光がポッと灯るのが見えた。
 彼女はそんな目をゆっくりと私に向けながら、「絶対に……誰にも言わないと約束してくれますか……」と恐る恐る聞いた。
 私は無言でコクンと頷きながら彼女の手に二万円を握らせた。そして、彼女の両肩に静かに手を置き、そのままゆっくりと押してやると、背中を壁に押し付けたままの彼女は、まるでエレベーターが降りて行くようにスーッとしゃがんだ。
 彼女の目の前で、怒張した肉棒がヒクヒクと脈を打っていた。パンパンに腫れ上がった亀頭からは我慢汁が滴り、皮が捲れ上がったカリ首からは恥垢の饐えた匂いが漂っていた。
 そんなペニスを彼女は無言で握った。そして、その太さに合わせて唇を開くと、静かに目を閉じながらそれを咥えた。
 彼女の生温かい舌は、尿道やカリ首を満遍なく滑り、亀頭全体にヌルヌルと絡みついてきた。そうしながら顔を前後に動かし始めると、血管が浮き出た竿に彼女の唇がペプペプと鳴った。

写真19

 私は壁に両手を押し付けながら、彼女の唇の中を行ったり来たりと繰り返す自身の陰茎を見下ろしていた。そんな彼女の頭に、小豆大の円形ハゲが二つあるのを発見した私は、さすが貧困女子だと嬉しくなり、なんとしてもこのワケあり女の膣の中で射精したいと欲望を抱いた。
 彼女は、ング、ング、と喉を鳴らしながら必死に顔を前後させていた。早くイカせようとしているのか、凄いスピードで顔を動かし、竿に唇を擦り付けていた。
 そんな彼女を見下ろしながら、私はポケットの中から更に二万円を取り出した。

「もう我慢できない……これで、入れさせてくれないか……」

 そう言いながら二万円を彼女に差し出すと、肉棒にジュプジュプと激しい唾液の摩擦音を鳴らしていた彼女の動きがピタリと止まった。

(ここまでしておいて、今更断るわけないだろう……それに、こいつのアソコもそろそろ限界なはずだ……)

 そう高を括りながら、「中で出さないからナマでいいだろ?」と笑った。もちろん、そう言いながらも、その豊満の尻からたっぷりと精液を中出ししてやるつもりだ。
 が、しかし、彼女はゆっくりとペニスを吐き出しながら首を横に振った。
「どうして?」と聞くと、彼女はそっと俯き、今にも消え入りそうな声で、「先月……婚約したんです……」と答えた。
 小さく鼻で笑いながら、「でも、もうフェラまでしちゃってんだから同じことでしょ」と私が言うと、彼女は項垂れたまま左右に首を振り、「セックスは違います」ときっぱり言った。
 彼女は頑固だった。その金を倍の四万円に吊り上げても、みんなに言うぞと脅しても、彼女は頑なにそれを拒否した。
 しかし、いくら口ではそれを拒否していても、アレが擦り込まれた性器が我慢できるはずがなかった。
 それを今までの経験上知り尽くしていた私は、貝のように塞いでいる彼女の前に平伏し、しゃがんだミニスカートの中を覗いた。

写真20

 その茶色いパンティーには、案の定シミができていた。茶色いクロッチには、今にも氷柱の先からポトリと落ちそうな雫のように、卑猥な汁が溜まっていた。

「でも、すごく濡れてるよ……本当は入れて欲しいんでしょ?」

 そう言うと、そこで初めてスカートの中を覗かれていることに気づいた彼女は、慌てて下唇を噛みながら股を閉じたのだった。
 
 この状況で、これだけアソコを濡らしている女をレ○プするなどいとも簡単だった。どれだけ暴れようが、どれだけ泣き叫ぼうが、一度、肉棒をぶち込んでしまえば、アレの快楽にすんなり堕ちてしまうのは火を見るよりも明らかなのだ。
 しかし私は、それを諦める事にした。
 こんなにお金に困っていながらも、そしてこんなにアソコを濡らしながらも、それでも婚約者のために必死に貞操を守ろうとしているこの女が怖くなってきたのだ。
 ここまで信念の強い女というのは、例えこの場で簡単にレ○プできたとしても、きっとその後が厄介だった。
 レ○プ後、警察に駆け込む恐れもあれば、民事告発によって目ん玉が飛び出るほどの慰謝料を請求される恐れもあった。もしそれがダメだとしても、ヤクザやチンピラを雇い、きっと私に復讐してくるであろう。
 しかし、それよりも何よりも一番怖いのは自殺だった。この手の女は、レ○プで感じてしまった事で自己嫌悪に陥り、婚約者に対する罪悪感から自殺してしまう恐れがあるのだ。
 そんな厄介事に巻き込まれたくなかった。
 例えばこれが、デリヘルや出会い系で捕まえた女というのなら、私の身元が判明していない分、そのリスクは非常に少なくなるのだが、しかし彼女と私は同じ会社に勤めているのだ。彼女は私の些細な個人情報までも全て知っているのだ。
 だから私は諦めた。厄介事に巻き込まれるのが嫌で諦めることにした。
「わかりました……じゃあ、口でイカせて下さい……」と素直に諦め、再びフェラチオを再開させた。
 それをさせている間も、彼女はしゃがんだ尻をムズムズと疼かせていた。時折、我慢できなくなったのか、ソッと股間に指を這わす仕草さえ見せていた。
 そんな彼女を見下ろしながら、(ヤリたくてウズウズしてるんだろうな……)と思ったが、しかし臆病な私は再びセックスを誘うことはせず、そのまま大人しく、彼女の口内に大量の精液を吐き出したのだった。

写真21

 必死に「本番はできません」と拒否しているこのワケありデリヘル女を見ていると、そんな篠崎麻衣子との苦い経験をふと思い出した。
 あの篠崎麻衣子もこのデリヘル女も金に困っていた。そして二人共、アレの効果によって異常なほどに欲情していた。
 にもかかわらず、二人は私の誘いを拒否した。
 二人を頑なにそうさせていた原因は、いわゆる『愛』だった。

 このように、篠崎麻衣子とデリヘル女には、夫と婚約者への『愛』という共通点があった。二人は愛する者のために、どんな欲望にも負けず貞操を守っているのだ。
 が、しかし、あの時の篠崎麻衣子と、今のデリヘル女とでは、置かれている状況が違っていた。
 私と篠崎麻衣子は同じ会社だったため、彼女は私の個人情報を知り尽くしていた。だから私は、その後の報復を恐れ、篠崎麻衣子をレ○プできなかった。
 しかしこのデリヘル女は違う。この女にとって私は、たまたま出会った通りすがりの客だ。私の名前も住所も年齢すら知らないため、その後に報復のしようがないのだ。

 だから今の私には、篠崎麻衣子の時に感じたあの恐怖は、微塵も感じられなかった。
 恐怖どころか、むしろ、『愛』によって貞操を守ろうとしている女に、サディスティックなエロスを感じていた。

(滅茶苦茶にしてやる……そのイカ臭い『愛』とやらを、明け方の歌舞伎町の路地裏に吐き散らかされた吐瀉物のようにぐっちゃぐちゃにしてやる……)

 そうメラメラと加虐的な興奮を漲らせた私は、今にも泣き出しそうな表情を浮かべながら、「お店に電話させて下さい……」と呟いた女の髪を、いきなり鷲掴みにした。
「いいですよ」と女の顔を睨みながら、もう片方の手でソファーに転がる女のスマホを手繰り寄せた。
 そして「私が電話をかけてあげますよ」と告げながら、愕然とする女の唇に肉棒を押し付け、強引にそれを咥えさせた。
 スマホを弄りながら、女の口内にコキコキと腰を振った。女の体はユッサユッサと揺れ、革手錠のクサリがチャリチャリと鳴った。
 女は「ング、ング」という苦しそうな呻きながら、スマホを操作する私を不安そうに見ていた。
 そんな女に、「ほら、もうロック解除できちゃった」と笑ってやった。そして、そこに開いた画面を見せながら、「今、電話かけてあげるからね」と不敵に微笑むと、突然女は、捕獲された猪のようにもがき出し、肉棒を咥えさせられたまま「ヴゥゥゥ! ヴゥゥゥ!」と必死に何かを訴え始めた。
 そんなスマホの画面には、『パパ』と表示されていたのだった。

写真22

(つづく)

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変態

わけあり6

2013/06/15 Sat 00:01


 旦那の電話番号が表示されたスマホの画面を見せつけ、いつでも発信できるようそこに親指を伸ばしていた。
 革手錠で後ろ手に拘束されていた女は、手も足も出ないアザラシだった。そこから逃げ出すことも、スマホを強行的に奪い取ることもできないまま、いつ旦那に発信されるかという恐怖にひたすら怯えていた。

「さっき、旦那さんは公認してるって言ってたけど……あれって嘘だよね?」

 そう聞きながら、私はベッドの下に置いてある黒いバッグを漁っていた。
 女は黙っていた。黙ったまま、絶望の表情でシーツを見つめ、時折、泣き出しそうな子供のようにヒクッと鼻を鳴らしていた。

「別にどーでもいいことなんだけど、どうしてわざわざあんな嘘ついたの?」

 そう言いながら、プラスチックの白い玉が数珠繋ぎになっている『アナルパール』をバッグの中から取り出した。
 ゆっくりとそれを目にした女は、すぐにそれが何だかわかったのか、突然「嫌です!」と叫びながら起き上がろうとした。
 そんな女の尻を慌てて押え付けた。そして、「大丈夫だから、痛くないから」とその尻肉を強引に開こうとしたが、しかし女は必死に尻を窄め、「嫌です! 絶対に嫌です!」と泣き叫びながらそこを開こうとはしなかった。
 仕方なく私は、更にバッグの中から黒いボンテージテープを取り出した。
 うつ伏せになっている女の背中に馬乗りになると、女の右足の膝を強引に曲げさせた。必死に抵抗しようとする女は、「痛い、痛い」と泣いていたが、それでも強行に、曲げた右足の太ももと脛にボンテージテープをグルグルと巻きつけ、右足が伸ばせないようしっかりと固定した。
 左足も同じように固定すると、ついでに後ろ手に拘束していた革手錠も外し、代わりにボンテージテープで両手首をグルグル巻きにした。
 なぜわざわざ革手錠からボンテージテープに変えたかというと、革手錠の間には十五センチほどのクサリが付いており、その分、手が尻に届くため、アナルパールを肛門に突っ込んだ際、女が自らの手でそれを引き抜く可能性があったからだった。
 そうやってボンテージテープでガシガシと拘束していると、ふと女が、「夫には……電話を掛けないで下さい……」とシーツに顔を押し付けたまま呟いた。

「まぁ、電話するかしないは、あなた次第ですね……」

 そう笑いながら、アナルパールにヌルヌルとローションを塗り始めると、女は、「なんでも言う事を聞きますから、夫に電話するのだけはやめて下さい」と、グスグスと鼻を啜りながら泣き出した。
 そんな女の震える肩を見ながら、私は目を細めて微笑んだ。横に倒れていた女の太ももをスリスリと撫でながら、「それじゃあ取り敢えず、そのまま膝を立てて、尻を突き出してもらいましょうかね……」と言うと、すぐさま女はモゾモゾと両膝を立て、斜めにさせた右肩と首で上半身を支えたのだった。

 背中は弓なりに反り、肉付きの良い尻がプリンっと突き出していた。
 降伏した女というのは潔いものだった。さっきとは打って変わり、女は自らの意思で思い切り尻肉を開いていた。もはやそこに羞恥心はなく、まさに恐怖によって支配された性奴隷のようだった。
 連続でイッたバイブオナニーにより、陰部は白濁の汁でドロドロに汚れていた。パックリと開いたままのそこは、筒状の膣道が奥まで覗くことができ、これが男を狂わせる穴なのか……と、思わず女体の神秘に見入ってしまった。
 そんな卑猥な穴のすぐ真上では、ライトに照らされた肛門がテラテラと輝いていた。三十路の商売女にしては綺麗な肛門をしており、シミやイボやケツ毛といった類は皆無だった。
 しかし、そこにソッと鼻を近づけ、小刻みにスッスッと二、三度匂いを嗅いでみると、やはりパート帰りの女だけあり、微かなウ○コの香りがツーンっと匂った。
 無臭よりも異臭が好きな私は、そんな素人感溢れる肛門に激しい欲情を覚えた。
「ウ○コそのものの匂いがしますね……」
 そう羞恥を与えながら指先で肛門をツンっと突いてやると、まるでそこだけが別の生き物のようにスッと窄んだのだった。

写真23

 窄んだ肛門を舌先でチロチロと舐めた。ウ○コらしき味はしなかったが、しかし、唾液で湿ったそこは更にその香りを強くさせた。
 ローションを塗り込んだ指でそこをヌルヌルしながら、「アナルセックスの経験はありますか?」と聞いた。女はくすぐったいのか、肛門をヒクヒクさせながら、「ありません」ときっぱり答えた。

「お客さんにココを求められた事はないの?」

「……ありません……」

「あっ、そっか、このバイトを始めて間もないのか。確か、まだ四人しか客を取った事ないって言ってたもんね……」

「はい……」

「旦那さんにも求められた事ないの?」

「ありません……」

「へぇ〜……じゃあ、今まであなたのココは、ウ○コしか通ってないんだね……」

 そう呟きながら、窄んだ穴の中に指先を滑り込ませた。そのまま指を尺取虫のように動かしながら奥へと進んで行くと、第二関節にきた辺りで女が「んん……んん……」と悩ましい声で唸り始めた。

「どう? 結構気持ちいいでしょ?」

 そう聞くと、女は震える声で、「わかりません……」と答えた。
 しかし、その声からして、女は明らかに快感を得ていた。
 それもそのはずだった。例のアレは、本来性感帯ではない場所でも性感帯に変えてしまう力を持っているのだ。特に、口内や肛門といった粘膜部分は超敏感となり、ディープキスをされただけでイッてしまう女や、肛門に指を入れられただけで潮を吹く女もいるほどだった。
 だから、例え肛門未経験の素人女であっても、アレを使われてそこを弄られれば、たちまち年季の入った肛門性癖者のように悶え乱れるのであった。

 もはや指は根元まで突き刺さっていた。その指をグニグニと動かし、腸の内部を掻き回していた。それは、そこにウ○コが溜まっていないかを確認するための事前作業だった。
 その溜まり具合によっては浣腸をしなければならなかった。少量ならイチヂク浣腸で充分だが、しかし、あまりにも頑固なモノが大量に詰まっているようなら、巨大浣腸器で食塩水を注入しなければならなかった。
 しかし女のそこには、それらしきモノが見当たらなかった。まるで膣のように穴は貫通していた。
 そんな確認作業をしている間にも、女はハァハァと卑猥な息を吐き始めていた。ついさっき「気持ちいいでしょ」という私の問いに、「わかりません」と白々しく答えておきながらも、女は指がグニグニと動く度に微かな喘ぎ声を漏らしていた。
 そんな女の状態から、今これを挿入してやれば悶え狂うだろうと確信した私は、既にローションが塗りたくられたアナルパールを握り、肛門に差していた指をゆっくりと引いた。
 それがヌポッと抜けると、括約筋が緩んだ肛門は、まるで鯉口のようにぽっかりと開いていた。すぐさまそこにアナルパールの先を突き刺し、その結合部分にローションをタラタラと垂らしながら、ゆっくりゆっくりそれを押し込んで行った。
 そのアナルパールの長さは二十センチほどで、そこに大小のプラスチック玉が交互に連なっていた。
 それが半分まで沈むと、今まで微かな喘ぎ声だったのが、今度ははっきり「あぁぁぁん……」という声になった。
 それを、入れて引いて入れて引いてと何度も繰り返してやると、そのうち女は狂ったように喘ぎ始め、遂に自らの意思で、「お願いします! セックスして下さい!」と叫び出したのだった。

写真24

 その言葉を待っていた。
 アナルパールをピストンしていた私は、もう片方の手でスマホを持ちながら、その言葉が女の口から出るのを待っていたのだ。
 四つん這いで喘いでいた女は、その背後で私がスマホを握っている事を知らなかった。狂ったように喘いでいたため、録画スイッチを押した際に鳴る開始音にも気づかなかった。
 
「早く……早く入れて下さい……」

 女は腰をクネクネさせながら声を震わせた。

「何を入れて欲しいの?」

 私は意地悪くそう聞いてやった。

「ハァハァ……おちんちんを……」

「どこに?」

「ハァハァ……アソコに……」

「アソコとはオマンコの事ですか?」

「ハァハァ……そう……です……」

「そうなら、そうとはっきり言いなさい。どこに何を入れて欲しいんですか?」

「ハァハァ……おちんちんを……私のオマンコに……入れてください……」

 それはまるで昭和のエロ劇画のようなダサいやりとりだった。しかし、彼女の意思を録画しようと思うと、どうしてもこんな風にダサくなってしまうのだった。
 それでも私の意図とするシーンは完璧に録画できた。この動画さえあれば、今後この女を煮るなり焼くなり好きにできるのだ。
 私はそのスマホをソッと背後に置いた。そして、女の体に巻きついているボンテージテープをビシビシと捲り始め、拘束していた女の体を解放した。
 これで女は抵抗することができた。本気で逃げ出そうと思えば、そのまま廊下に強行突破する事も不可能ではなかった。
 しかし女は、そうする気は全くなさそうだった。まるでペニスを待ちわびているかのように、女は四つん這いのまま私に尻を突き出していたのだった。

 そんな女の尻肉を両手で開き、陰部を剥き出してやった。
 クパッと開いた割れ目には、肛門から溢れたローションと、ピストン式バイブで掻き出された白濁の汁、そして新たに湧き出てきた透明の膣分泌液がギトギトと輝いていた。真ん中でポツンと開いていた膣口は、餌を欲しがる鯉口のようにヒクヒクと動き、その奥ではピンク色した粘膜がヌルヌルと蠢いていた。
 右手で尻肉を開き、左手の中指で陰部を撫でた。指腹がヌルっと滑ると同時に女の尻がヒクッと跳ね上がり、その指がクリトリスまで滑っていくと、女は「はぁぁぁぁぁ」と空気が抜けたような声を出した。

写真25

 ドロドロに濡れた穴の中に中指をヌルヌルと泳がせた。アレが効いているせいか、それは余程に気持ちいいらしく、女は「ああああ……」と目を細めながら、「早く入れてください……」と声を震わせていた。

 私は再びスマホを手にした。ただし今度のそれは私の物ではなく、女のスマホだった。
 悶える女の背中を見下ろしながら旦那の電話番号を開いた。背中から女の顔にそっと手を伸ばし、『パパ』と表示されている画面を女に見せた。

「旦那に電話しろ」

 そう言うなり、女は「無理です!」と叫びながら、必死にそのスマホを奪い取ろうとした。
 そんな女の手を素早く避けながら、私は女の枕元に自分のスマホを投げ捨てた。そして、さっき録画した女の卑猥な動画を素早く再生してやると、いきなり「セックスして下さい!」と叫ぶ女の声が部屋に響き渡った。
 女は四つん這いのまま凍りつき、愕然としながらそれを見つめていた。
 そんな女の耳元に、「この動画、ネットに晒してやろうか」と囁くと、凍りついていた女の肩がガクガクと震え始めた。

「ネットよりも、どんぐり保育園とか旦那の会社のサイトに送りつけてやったほうが面白いかも知れねぇな」

 そうニヤニヤ笑いながら素早く自分のスマホを取り戻し、代わりに、『パパ』と表示されている女のスマホをそこに投げ捨てた。

「そうされたくなかったら旦那に電話しろ」

 動画を見せられ観念したのか、女は声を震わせながら、「……電話して……何を話せばいいんですか……」と言った。

「何でもいい。俺がイクまで旦那と話し続けろ」

 そう言いながら尻肉を開くと、テラテラと輝く割れ目の表面に、怒張した亀頭をヌルヌルと滑らせた。

写真26

 女は背骨を仰け反らせながら、「ハァン」と声を漏らした。
 さすがアレが効いているだけあり、こんな状況でも女は感じていた。

「旦那は、お前がこんなバイトをしてる事、知らないんだろ?」

 女はコクンっと頷いた。

「バレたら困るだろ?」

 もう一度、女はコクンと頷いた。

「だったらそんな声を出すなよ。すぐにオマンコしてるのがバレちまうぜ」

 そう笑っていると、女は亀頭の感触に刺激されたのか、頬をポッと火照らせながら、その視線をゆっくりと落とした。そして『パパ』と表示されている画面を潤んだ目で見つめながら、「電話をすれば……さっきの動画は削除してくれますか」と呟いた。

「いいだろう。これが終わったらお前の目の前で消してやるよ」

 ワレメに亀頭を滑らせながらそう言うと、女は恐る恐る私の顔を見上げながら、「ゴムは……」と聞いた。

「心配すんな。中で出さねぇよ……だから早く電話しろ」

 女は、噛み締めた下唇をブルブルと震わせながら、『パパ』と表示されたスマホを手にした。
 それと同時に、私は親指でワレメをベロリと捲りあげた。そして剥き出されたピンクの粘膜に亀頭だけをヌルヌルと擦り付けながら、「バレないように気をつけろよ」と忠告してやった。
 しかし女は、もはやヌルヌルと滑る亀頭の感触に自分を見失っていた。発信ボタンを押し、スマホを耳に当てるなり、早くも、「あああ……」と卑猥な声を漏らしてしまっていたのだった。

写真27

(つづく)

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変態

わけあり7

2013/06/15 Sat 00:01


 女の耳に押し当てられたスマホの隙間に指を入れ、コールしている画面のスピーカーを押した。
 静まり返った部屋にプルルルルというコール音が鳴り響くと、それが緊張と興奮を更に昂め、私は女の尻にしがみつきながら軽い目眩を覚えた。
 そんなコールは六度目で途切れた。すぐさまスピーカーから、「はい」という夫の声が聞こえ、それだけで私はイキそうになった。
 女は、必死に声のトーンを変えながら、「私です……」と言った。
 男は同じ声のトーンのまま、「うん」と答えた。
 女は、しどろもどろになりながらも、「……優子と隆は……もう保育園から帰ってきたのかなぁ……」と、まるで独り言のように呟いた。
 すると、一瞬間をおいて、夫が「いきなりどうしたの?」と聞き返した。
 恐らく、いつもはそんな会話をしないのだろう、夫のその声は、明らかに妻を不審がっていた。
 女は戸惑いながらも、「うん……実はね……」と話し始めたが、しかし、何を話すのか事前に考えていなかったため、すぐに言葉を詰まらせた。
 女は頭の中が真っ白になったようだった。「あのね」と「そのね」を何度も繰り返しながら焦っていた。
 そんな女の背後に潜んでいた私は、その隙をついてゆっくりと両膝を立てた。すると、それまでワレメの表面をヌルヌルと泳いでいた肉棒の角度が変わり、亀頭だけが穴の中にヌルッと突き刺さった。

写真28

 いきなり女が、「はぁん!」と声を上げながら、四つん這いの背骨を仰け反らせた。
 すぐに夫が「え?」と言い、「今、何て言った?」と聞き直した。
 焦った女は、「ううん、違うの。ちょっと頭が痛くって……」と答えた。

「またいつもの偏頭痛か?」

「……うん……」

「だから医者に行けって言ってるだろ……」

「うん、だから今、病院に来てるの……」

 女はそう上手く誤魔化した。女は持病らしき偏頭痛に助けられたのだ。

「そんなに酷いのか?」

 そう心配そうに聞く夫の声が聞こえるなり、私はゆっくりと腰を落としてやった。
 ドロドロに濡れた穴の中に、太い肉棒がヌメヌメと沈んでいくと、女は慌ててスマホの送話口を手の平で押さえ、ベッドに顔を押し付けながら「んんんんんん」と唸った。
 そんな女の穴は思っていた以上に狭かった。出産経験が二度もある三十路の風俗嬢にしては珍しく、その穴はまるで肛門のようにキツかった。
 
写真29

 根元まですっぽりと突き刺さった肉棒は、蠢く膣筋にニギニギと締め付けられていた。
 これはすごい名器だと、肉棒を根元まで突き刺したままその具合の良さに目を細めていると、「もしもし! おい! 大丈夫か!」と、慌てた夫の声がスピーカーから響いた。
 女は急いでベッドから顔を上げた。そして大きく息を吸い込むと、「大丈夫、ちょっと目眩がしただけ」と言いながらゆっくり息を吐いた。

「先生には診てもらったのか」

「うん。今、検査の結果待ちなの」

「検査って……いつもの偏頭痛とは違うのか?」

 そう焦る夫に、「うん。私はいつもの偏頭痛だと思うんだけど、でも先生が一応検査しときましょうって……」と、女は最もらしい嘘をついた。
 そんな女の尻を見下ろしながら、(この嘘つき女め……)と思った。
 そう思うと、もっともっとこの女を窮地に追い込んでやりたくなり、女が話している最中に、根元まで突き刺さっていた肉棒をゆっくりと引いてやった。
 穴の筋肉に激しく締め付けられているせいか、肉棒の血管や亀頭のカリ首が膣壁にゴリゴリし、何とも言えない快感が太ももからジワジワと湧き上がってきた。
 当然女も、そんなゴリゴリに快感を得たらしく、話の途中で「んん!」と唸っては、再びベッドに顔を押し付けた。

写真30

「おい! どうした! 大丈夫か!」

 そう怒鳴り立てる夫の声を聞きながら私は腰を振り始めた。
 剥き出した穴の中にズプズプと突き刺さる肉棒は、子宮をガンガンと突いていた。
 女はアレが効いている。しかもここまで焦らされている。
 そんな女は、いつしか握っていたスマホを放り投げていた。両手でシーツを鷲掴みしながら、肉棒がピストンする動きに合わせて、「ハァン! ハァン!」と喘ぎまくっていた。
 放り出されたスマホから、「おい! 大丈夫か!」と叫ぶ夫の声が、ひっきりなしに聞こえてきた。
 それを無視して平気で喘いでいる女の耳元に、「このままだと旦那さんにバレちゃうよ」と囁いてやると、途端に女は「はっ」と我に返り、慌ててスマホを掴んだ。

「ごめんなさい……急に頭がクラクラして……」

 そう女が話す間にも、私はスコスコと腰を振っていた。女は既に潮を吹いたのか大量の汁を垂れ流し、その結合部分からは卑猥な音がグチャグチャと鳴り響いていた。
 女は、声が漏れないよう必死に唇を噛み締めながら、「大丈夫……ちょっと休んでればすぐに良くなるから……」と言った。しかし、それでも夫は心配なのか、「先生はいないのか! そこに先生か看護婦はいないのか!」と叫んだ。
 そんな夫の言葉に、すかさず私は肉棒を抜いた。そして、素早く女の手からスマホを奪い取ると、愕然としている女を不敵な笑顔で見下ろしながら、スマホを耳に当てた。

「もしもし、お電話かわりました医師の滝沢と申します」

 そう言うと、夫は少し安心したように、「ああ、先生ですか」と声を和らげた。

「妻は大丈夫なんでしょうか」

「はい。さっきCT検査をしまして、今はその結果待ちですので何とも申し上げられませんが、かなり頭痛が激しいようでしてね……」

「何とかならないでしょうか先生!」

「ええ、ですから今、鎮痛剤を用意したんですけどね……」

「お願いします。すぐに打ってやってください」

「うん。ただね、この鎮痛剤は相当強い薬でしてね、一時的に脳を麻痺させて痛みを抑えるという危険なものなんですよ」

「…………」

「頭痛は瞬間で消えるんですけど、その後に多少の副作用が——」

「——どんな副作用ですか」

「ええ、まぁ、食欲が激減したり、二、三日は歩行が困難になったりという程度なんですけどね」

「結構です。すぐに打ってやってください」

「あと、この鎮痛剤は膣から注入する座薬ですので、もし奥さんが妊娠してますと流産の恐れがあります。現在、奥さんは、妊娠していたり、その可能性というのはございますか?」

「いえ、妊娠してません」

「その可能性は?」

「可能性と申しますと……」

「最近、膣内射精はしましたか?」

「いえ」

「性交時に避妊具を使用してるんですか?」

「いえ、使ってません……使ってませんけど、ただ、ここ最近はずっと、その、性行為はしてなくて……」

「ずっとと申しますと、どれくらいの期間ですか? もしかしたら知らないうちに受精している可能性もございますので、詳しく教えてください」

「いや、それは大丈夫です。もう一年以上はしてませんから」

「一年以上ですか……それはまずいなぁ……」

「え?……何か問題があるんですか?」

「ええ。実はですね、うちの病院には、その鎮痛剤を注入する器具が旧式の物しか置いてないんですよ。頻繁に使用するものではありませんからね……」

「はぁ……」

「その旧式の器具は、五百ミリリットルのペットボトルくらいあるんですけどね、そんな大きな器具を膣の奥まで入れて、鎮痛剤をゆっくり注入しなければならないんです。ですから、一年以上も性行為がないとなると膣の筋肉が硬くなっていますから、それがスムーズに入るかどうかが……

「…………」

「もし、どうしても入らないという場合には、筋弛緩剤で膣の筋肉を緩めるという方法もあるんですが、しかし、鎮痛剤と筋弛緩剤を同時に使用するとなると、その後の副作用が心配でしてね……」

 馬鹿な話だった。これが本当なら、一年以上セックスしていない女は出産できないという事になるのだが、しかし、不安に駆られていた夫は、そんな矛盾には全く気づいていなかった。

「この器具で鎮痛剤を注入するとなりますと、奥さんは大変苦しい思いをするかと思います。旦那さんがそれでもよろしいというのであれば……」

 わざとらしくも、恐る恐るそう聞いた。
 すると夫は、突然声を低め、「背に腹は代えられません。まずは、その頭痛を取り除いてやることが先決です」と、まるで何かを決意した武士のように呟いた。
 バカかこいつは、と思いながらも、「それでは、鎮痛剤を注入しますからね」と私はペニスを握った。
「よろしくお願いします」と言う夫に、「このまま電話を切らないで、何か奥さんと話してやっててください、気が紛れると思いますから」と言ってやると、夫は半泣きになりながら、「わかりました」と声を震わせた。
 どこまでもバカな夫だ。

 スマホを女に渡し、その耳元に、「セックスしている間、ずっと旦那と喋ってろ。絶対に電話を切るんじゃないぞ」と念を押した。
 すると女は、素直にコクリと頷きながら、ソッとスマホを耳にあてた。
 そんな女を見下ろしながら再び女の尻肉を両手で開いた。そしてベロリと口を開いたドロドロの穴の中に亀頭をツルンっと滑らせ、そのまま肉棒を根元までヌーっと潜り込ませてやったのだった。
 
写真31

 まるで深い谷底に落ちていくかのように、女は、「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と長く叫んだ。
 そんな叫び声の中に、「大丈夫だぞ! 少しの辛抱だぞ! 頑張れ!」という夫の声が混じり、まるで『立ち会い出産』のような雰囲気になってしまった。
 こんな雰囲気では燃えないと思い、私は慌てて女の手からスマホを奪い取った。

「変に励まさないでください。頑張れとか辛抱しろとか言うと、逆にそこに神経が集中して余計痛くなってしまうものです。ですから、お子さんの話とか、今夜の夕飯の話とか、普通の会話をしてやってください」

 そう言ってやると、すぐにスマホのスピーカーから、「了解しました!」という軍隊のような返事が響いた。
 そのまま腰を振り始めた。ゆっくりとピストンする肉棒には透明汁がネトネトと糸を引き、ピタッ、ピタッ、と粘着性のある音を鳴らした。
 そんな結合部分にスマホを近づけ、その卑猥な音をバカ夫に聞かせてやった。しかし、まさかその音が他人男のペニスが奏でている音だとは夢にも思っていない夫は、「優子はね、今、一人で大人しくアンパンマンのぬり絵をやってるよ……」などと話していた。

 スマホを女に手渡し、「話をしろ」と言った。女がそれを耳にあて、「あなた……」と言うなり、凄まじい勢いで腰をガンガンと振りまくってやった。

写真32

 パン、パン、パン、と尻肉が炸裂する音と、それに合わせて「あん、あん、あん」と喘ぐ女の声が部屋に響いた。
 それでも夫は必死に冷静さを装いながら、「隆は、また保育園でいじめられたらしいよ。早く自転車を買ってやらないと可哀想だね……」などと話していた。
 しかし、アレが効いている妻には、そんな夫の言葉は、もはや耳には入って来なかった。止まることなく襲い掛かってくる快感に狂わされ、妻や母という立場を忘れてしまった女は、もはや獣のように喘ぎまくっていた。

「イキます! またイっちゃいます!」

 そう泣き出しながら女が叫んだ。さすがに動揺したのか、夫は、「行くってどこに!」と叫び返した。

 そんな夫の声を聞きながら、その夫の妻を陵辱していた。
 凄まじい背徳感が凄まじい性的興奮を呼び起こし、思わず私も、「中で出すぞ!」と叫んでしまった。
 すると、女は一瞬真顔に戻り、慌てて私に振り向いた。

「やめて! 今は排卵日なんです!」

 その緊迫した表情が、私のS心を激しく刺激した。
 そんな女の顔を見ながら、「全部、旦那に聞こえてるぞ」とニヤリと微笑んだ。
 一瞬、「はっ!」と我に返った女だったが、しかし、私の腰が更に激しく動き始めると、すぐさま女は獣に戻り、再び卑猥な悲鳴を上げ始めた。
 いつの間にか放り捨てられたスマホから、「マミ! マミ!」と必死に妻の名を叫ぶ夫の声がひっきりなしに響いていた。
 そんな夫の悲痛な叫びを聞きながら、私は、穴の中にズブズブとペニスを突き刺したまま、ゆっくりとベッドに寝そべった。ペニスを挿入したまま仰向けに寝転がると、いつしか後背位から背面騎乗位の体勢に変わっていた。
 寝転がった私の腰の動きが弱まると、すぐさま女の尻が上下に激しく動き始めた。
 そんな女の尻を撫でながら、「あんまり激しく動かすと、中で出ちゃうぞ……」と囁くと、女はそれを無視して更に激しく尻を振ってきた。

「おい! マミ! 大丈夫なのか!」

 ベッドの隅に転がっていたスマホから夫の声が響いた。

「旦那さん、可哀想じゃないか。何とか言ってやれよ」

 そう言いながら女の前にスマホを放り投げてやると、女はユッサユッサと尻を振りながら、「もう大丈夫よ……あなた……」と言った。

「大丈夫のか? もうその鎮痛剤を入れるのは終わったのか?」

 ホッとした声で夫がそう聞くと、女は長い髪を妖艶に揺らしながら、「まだよ……今、やっと膣の中に……器具が入ったの……だから……これからそれを注入するの……」と、途切れ途切れに答えた。そう答えながらも、女は自ら尻を動かし、膣に肉棒をヌポヌポと出し入れしていた。
 夫は半泣きになりながら、「その注入ってのは痛くないのか……」と聞いた。
 
「わかんない……だけど、きっと痛いと思う……」

 そう女が答えると同時に、私は、わざと夫に聞こえるほどの大きな声で、「それじゃあ、そろそろ中に出しますよ」と言った。
 それに合わせて、「だ、大丈夫かマミ!」と夫が叫ぶと、いきなり女の尻の動きが激しく動き出し、女は狂ったように、「あなた! あなた!」と喘ぎ始めた。
 そんな女の尻を見ながら、私は、「イクぞ……中で出すぞ……」と囁くと、揺れ動くその大きな尻を思い切り引っ叩いた。
 ピシャン! という乾いた音が鳴り響くと同時に、私の尿道にゾクゾクとしたものが走った。
 穴の中にすっぽりと飲み込まれたペニスはドクンドクンと激しく脈を打ち、そこに大量の精液を吐き出したのだった。

写真33

 大きな尻肉をタプタプと上下に振っていた女は射精に気づいた。
 ドクドクと注入される精液の感触に興奮したのか、女は激しく悶えながら狂ったように腰を振りまくった。
 夫は必死に「マミ! マミ!」と叫びまくっていた。そんな夫に強烈な背徳感と罪悪感を感じたのだろう、突然女は、「ごめんなさい! ごめんなさい!」と泣き出した。そして、射精するペニスが結合したままの状態で、大量の小便を漏らしたのだった。

 私と女は、ほぼ同時に絶頂に達した。
 ゆっくりとペニスを抜くと、同時に、そこに溜まっていた精液がドロッと垂れた。それはまるで、『妖怪人間ベム』のオープニングのワンシーンのようであり、なんとも薄気味悪く感じた。
 アレが効いているせいか、女はまだまだ欲しそうだった。
 しかし、全ての欲望を放出してしまった私には全くその気はなく、未だ尻を突き出しながら肉棒を欲しがっているこの中年女が気持ち悪くてしょうがなかった。

 静まり返ったベッドでは、スマホから聞こえる夫の声だけが痛々しく響いていた。
 私は、溜め息混じりにそのスマホを手に取ると、「注入は無事に終了しましたからもう安心ですよ」と言ってやり、飲みかけのコーラを乾いた喉にゴクゴクと流し込んだ。

「先生、ありがとうございます」

 泣き出さんばかりの声で夫はそう言っていたが、しかし、アレが効いている女は未だ四つん這いで尻を突き出し、その尻を私に向けて大きく開きながら精液で汚れた陰部をヒクヒクさせていた。

「まだ欲しいのか?」

 そう聞くと、女は自分でクリトリスを弄りながら、「もっとしてください」と声を震わせた。

 アレに堕ちてしまった女ほど見苦しいものはなかった。アレに堕ちてしまうと、理性もプライドも消え失せ、その欲望を得るためなら泥水さえも平気で啜るのだ。
 そんな女に興味はなかった。例えワケあり女であれ、それなりの自尊心がなければ嬲る面白みがないのだ。

 気怠い溜息を吐いた私は、ふと、飲みかけのコーラのペットボトルの先を、ドロドロに汚れた陰部に突きつけてみた。
 すかさず女は「ハァン」と息を吐き、その尻をビクンっと跳ね上げた。
 それを穴の中にグニョグニョと押し込み、突き刺さったペットボトルの底を指でユッサユッサと揺らしてやった。
 すると女が「あぁぁ、あぁぁ」と激しく悶え始めたため、その声が聞こえたのか、再び不安に駆られた夫が、「先生! ど、どうしたんですか!」と慌てて聞いてきた。

「ああ、心配いりませんよ、ただの膣洗浄です。膣に溜まっている残液を炭酸水で洗い流してるだけですから心配しないでください」

 そう答えながらペットボトルの底を指でクイッと持ち上げると、真っ黒なコーラがドクドクと膣の中に流れ込んでいくのが見えた。

写真34

 たちまち結合部分から黄金色の泡が溢れ出した。
 それがシャワシャワしながらシーツの上にボタボタと落ちると、ふと、コーラで洗浄すれば避妊できるという一昔前の都市伝説を思い出した。

 女は悶えていた。炭酸に粘膜を刺激されながら身悶えていた。
 夫は不安に駆られていた。妻の悲痛な喘ぎ声を聞かされ、「先生、大丈夫ですか」と何度も聞きながら半泣きになっていた。
 私はぼんやりとしていた。シーツに落ちる不浄な泡をジッと見つめながら、明日の遠足は雨が降らなければいいがと思っていた……






 ふと気がつくと、けたたましいサイレンの音と共に、「三十代男性、全身打撲、意識はありません」という声が耳に飛び込んできた。
 目を開けようしたが、パンパンに腫れた瞼はほんの微かに開くだけだった。喋ろうとしても、ボコボコに腫れた唇は思うように動いてくれなかった。
 微かに開いた目に、白いヘルメットを被った男がぼんやりと見えた。男は、運転席に向かって「奈良中央病院が受け入れてくれましたぁ〜」と告げていた。それは、近所のラーメン店のバイト学生が、厨房の親父に向かって、「担々麺入りましたぁ〜」と言うのと同じ発音だった。

 ピッ、ピッ、ピッ、という医療ドラマでよく耳にする音が真横で鳴っていた。その音を聞きながら、あれだけ殴られてよく生きてたなぁ、と思った。
 男たちは明らかにヤクザだった。どうやってホテルの部屋の合鍵を手に入れたのかわからないが、コーラのペットボトルが突き刺さったままの女の肛門に、ペニスをズブッと挿入した瞬間、三人の獰猛な男達がいきなり部屋に突入してきた。
 あっという間の出来事だった。ドアが開き、男達が雪崩れ込み、「誰!」と叫ぶと同時に後頭部に重たい衝撃を受け、一瞬にして目の前が真っ暗になった。
 朦朧とする意識の中、ドカドカと無数の拳を喰らわされた。不思議な事に全く痛くはなかったが、しかし、その恐怖は半端ではなかった。
 遠くの方で「大丈夫か!」という男の声が聞こえ、それと同時に女の泣き叫ぶ声が聞こえた。
 誰かが「トランクに入れまっか」と言うと、また別の誰かが「このまま放っとけ」と言った。すると誰かが「この変態がぁ」と言いながら私の後頭部を革靴の踵でガンッ! と踏みつけ、そして誰かの「行くぞ」という声と共に私の意識は完全に飛んだのだった。

 ピーポーピーポーとけたたましく鳴り響くサイレンの中、ヘルメットの男が呟いた。

「ホテルの人が言うてましたけど、こいつ、デリヘル呼んどったらしいですわ」

 すると運転席から、「どうせ女に悪さしてヤー公にやられたんやろな」という声が返ってきた。

「でしょうね、バッグの中からシャブが発見されたって警察の人が言うてましたから」

「薬物反応は出てんのか?」

「いえ、気持ち悪いから検査してませんわ」

 酸素マスクが被せられた鼻が異常に痒かった。
 しかし、手が動かないため鼻を掻くことはできなかった。
 ヘルメットの男がケラケラと笑った。「チンポの先にウ○コが付いとるわ」と関西弁で笑った。
 思わず私も笑っていた。
 酸素マスクの中でケラケラと笑っていた。
 
「こいつ、笑うとるわ!」

 ヘルメットの男が驚いた。
 それでもケラケラ笑っていると、いきなりヘルメットの男が、「なに笑うとんねんチンポのカスがぁ」と、ストレッチャーの足をガン! と蹴飛ばしたのだった。

(わけあり・完)

《←目次》

変態

雌豚肉便器1

2013/06/15 Sat 00:00

「君は、顔はブスだが、体はいい」

 会社帰り、駅の改札口を出るなり突然背後からそう声をかけられた。
 振り返ると五十半ばのスーツを着た中年男が、何やら怒ったような顔をしながら恵美子を睨んでいた。
 全く見覚えのない人だった。
 その見ず知らずの中年男に手を引かれ、駅裏にある古いビジネスホテル『あらや』に連れて行かれた。
 恵美子は抵抗しなかった。そこに抵抗する理由は何もなく、恵美子は素直に男に従ったのだった。

 ベッドとソファーだけが置かれた狭い部屋だった。
 白い壁紙はタバコのヤニで茶色く染まり、クリーム色のカーペットにはコーヒーをひっくり返したかのような大きなシミが広がっていた。
 男は恵美子をベッドに座らせた。自分はそのベッドの真正面に置いてあったソファーに腰を下ろし、鋭い眼光で恵美子を睨みながら、「歳はいくつだね」と聞いてきた。

「26歳です……」

 そう恐る恐る答えると、男は矢継ぎ早に「勤務先は」と聞いてきた。

「……不動産の事務をしてます……」

「君はマゾだな」

 驚きながらそっと顔を上げると、男は銀縁眼鏡の奥で目を座らせながら、「雌豚だろ」と低く呟き、自分で自分の股間をスリスリと撫で始めたのだった。

肉便器1

 確かに恵美子にはマゾ的な性癖があった。
 というか、今までにSMプレイというものをしたことがないため、本当に自分がマゾなのかどうかはわからなかったが、しかし、オナニーをする度に、いつも誰かに乱暴に犯されている想像ばかりしていたため、恵美子は自分をマゾだと思い込んでいた。
 恵美子はブスだった。性格も暗く、友達もおらず、いつも一人だった。
 合コンや飲み会など一度も誘われたことはなく、街でナンパされる事もなければ、出会い系サイトに電話をする勇気もなかった。
 だから当然彼氏はいなかった。今までに付き合った男は一人もいなかった。

 それでもセックスはそれなりに熟していた。
 そんな恵美子に言い寄ってくるのは、決まって加齢臭漂うオヤジたちばかりだった。
 恵美子は、会社の上司たちから性処理女として扱われていた。上司と言っても、そのほとんどがウダツの上がらない平社員ばかりだったため、それは不倫などといったロマンチックなものではなく、ただ単に風俗嬢代わりに利用されているだけだった。
 オヤジたちは、すぐにヤらせてくれる恵美子を肉便器と呼んでいた。ヤリたくなったら恵美子をボイラー室やトイレなどに連れ込み、まるで小便をするかのようにちゃっちゃっと処理していた。
 だから彼らは、共通して恵美子の事を肉便器と呼んでいたのだが、それでも恵美子は、そんな薄汚いオヤジたちの身勝手なセックスに喜びを感じていた。
 まともに愛撫されることはなく、いきなり入れて、擦られて、そして勝手に射精されるといった無残なセックスでも、男運に恵まれない恵美子にとっては、その肉棒は唯一自分を女として認めてくれる物体だった。
 だから恵美子は、例え自分が性処理用の肉便器として利用されているとわかっていても、荒々しくピストンする肉棒の動きや、そこから吐き出される精液の温もりに女としての喜びを感じ、世間一般の女たちのように喘ぎ悶えていたのだった。

 そんな恵美子だったから、この見ず知らずの中年男に突然声を掛けられ、強引に腕を引っ張られても、抵抗することなく黙って付いてきた。
 恵美子は常にセックスがしたかった。例えその相手が薄汚いオヤジであろうと変質者であろうと、自分を女として認めてくれるなら誰でも良かったのだ。
 偶然この日も、恵美子はアパートに帰ってからオナニーに耽る予定でいた。
 それは、今日会社で誰も恵美子を使用してくれなかったからだった。
 そんな日は、いつか庶務課の遠藤さんがプレゼントしてくれた、あの巨大ディルド『サスケ』を使うのだ。
 そして恵美子は明け方まで自分を慰めるのだった。

肉便器2

 その日も、一人寂しくオナニーに耽る予定だった恵美子にとって、突然現れたこの中年男は、ある意味ひとつのサプライズだった。
 電車に揺られながら、誰の肉棒でも構わないから入れて欲しいと陰部を疼かせていた恵美子には、この中年男の誘いを断る理由は何一つなかったのだった。

 タバコ臭い部屋には、中年男がズボンの上から股間を摩っているスリスリという音だけが響いていた。
 そんな中年男の股間を見ていると、そこがみるみる硬くなっていくのがわかった。
 中年男は、わざとそこを恵美子に見せつけようと股を大きく広げていた。
 そこには、見るからにコリコリとした肉の棒がくっきりと浮かび上がっていた。
 中年男は、その膨らみを指で上下に撫でながら、「私は、瞬時に変態を見抜くパワーを持っているんだ」と呟いた。
 そして不敵に唇の端をニヤッと歪め、「君は変態だろ」と聞いてきたのだった。

 確かに恵美子は変態だった。それは自分でもわかっていた。
 それを恵美子が自覚したのは、今から二ヶ月ほど前だった。真夜中にどうしても肉棒が欲しくて堪らなくなり、近所の銭湯のガレージで飼われていた大型犬と交尾してしまった時からだった。

 その犬は恵美子に懐いていた。それは、朝の出勤途中、必ずそこで足を止めては、戯れてくる犬の首下や腹などを撫でてやっていたからだった。
 そんなある時、いつものように犬の腹を撫でてやっていると、犬の股間からヒクヒクと勃起した真ピンクのペニスが飛び出している事に気付いた。
 恵美子は嬉しくなった。こんな犬畜生でも私を女として見てくれいるのだと思うと、嬉しくて堪らなかった。
 だから恵美子は、それに答えてあげようと、腹を撫でるふりをしてペニスに指を伸ばした。
 そのペニスは人間のサイズとほぼ変わらず、亀頭らしきものもちゃんと付いていた。
 そのヌルヌルと滑った亀頭を指で摘み、人間と同じようにシコシコと上下にシゴいてやると、犬は嬉しそうにハァハァと荒い息を吐きながら、寝転がったまま腰をカクカクと動かした。
 そしてすぐにそこから真っ白な精液をピュッピュッと噴き出し、恵美子の手を汚したのだった。

 そんな事があったからか、その日、真夜中にどうしても肉棒が欲しくて堪らなくなった恵美子は、すぐさまあの犬を思い出した。
 さっそく恵美子は、ミニスカートにノーパンという姿で夜の闇に紛れた。息を殺しながら銭湯のガレージに潜り込み、ぐったりと寝ている犬に忍び寄った。
 犬は、恵美子に気づくと、狂ったように尻尾を振りながら起き上がった。
「よし、よし」と囁きながらも犬の身体中を撫で、そのままゆっくりと股間に指を忍ばせた。
 毛の中に潜り込んでいたペニスは、まるで煮込んだ麩のようにフニャフニャに萎れていた。しかし、そこばかり集中的に摩ってやっていると、次第にそれはコンニャクのように固まり始め、そしてすぐにシャウエッセンのように硬くなった。
 それをゆっくりシゴいてやった。犬は自らそこに仰向けになり、もっとシゴいてと言わんばかりにそれを剥き出してきた。
 毛だらけの皮の中から真ピンクに輝く肉棒がヌッと伸びていた。
 恵美子はそれをシコシコとシゴきながらそこに顔を埋めた。
 まるでチュッパチャップスを舐めるようにしながら舌で皮を剥いていくと、まるで鰻が穴から滑り出すかのようにして真ピンクの肉棒がヌルッと飛び出した。
 ズルムケにされたその痛々しい真ピンクの物体からは、ホワホワと湯気が上がっていた。恥垢らしき白いカスが大量に溜まり、腐ったハマグリのような異臭がムンムンと漂っていた。
 異様に生臭いペニスだったが、しかし、いつも恥垢だらけの包茎ペニスをオヤジたちにしゃぶらされていた恵美子には、その生臭さは然程苦ではなかった。
 だから迷うことなくそれを口内に含み、いつもオヤジたちにしているように、ブジュブジュと音を立ててしゃぶってやった。
 そうしながらも恵美子は、コンクリートの床に両膝を立て、捲れ上がったミニスカートの中から大きな尻を突き出した。
 犬のペニスをしゃぶりながら、尻の谷間に指を這わせた。パックリと剥き出された陰部は驚くほどに濡れており、指先でちょっと触れただけで、まるで吸い込まれるかのように指が滑り込んで行った。
 ヌルヌルの穴の中を指で掻き回しながら、この穴の中に、どうやって犬のペニスを入れようかと悩んでいた。
 すると突然、犬がガバッと起き上がった。コンクリートの床に爪をカチカチと鳴らしながら足踏みをし、恵美子をじっと見つめながらハァハァと荒い息を吐いていた。
 犬は、まるで恵美子の心を察したかのように、尻を突き出している恵美子の背後へと回った。そして尻の谷間に鼻を押しつけ、濡れた性器をクンクンと嗅ぎまわると、その生暖かい舌でそこをベロベロと舐め始めたのだった。
 今まで、散々オヤジたちの性処理に使われながらも、まともに愛撫された事のなかった恵美子は、素直にそのクンニに感動した。例えそれが獣だとしても、インサートの前に優しくクンニされた事など一度もなかった恵美子には、嬉しくてたまらなかった。
 強烈な欲情を覚えた恵美子は、その大きな尻を卑猥に揺らしながら、まるで人間の男に言うかのように、「入れて下さい、入れて下さい」とペニスをねだっていた。
 揺れる尻に誘発されたのか、犬は慌てて両前足を恵美子の尻の上に乗せた。そして、ハァハァと荒い息を吐きながら腰をコキコキと振り始め、恵美子の尻肉にペニスをツンツンと突き立ててきた。
 恵美子は素早く両手を後ろに回し、尻肉を大きく開いた。そして尻の角度を微調整しながらそのヌルヌルとした突起物を性器に押し付けると、そのまま一気に腰を落とした。
 犬のペニスは、何の障害もなく穴の中へとツルンっ滑り込んだ。
 それが入った瞬間、雌犬のごとくコンクリートの床に這っていた恵美子の全身にジーンっと痺れる快感が走った。
「もっと、もっと、もっと激しくしてください」
 背後でコキコキと腰を振りまくる犬に、冷たいコンクリートの床に顔を押し付けながらそう呻いた。
 惨めだった。こんなに惨めなセックスは初めてだと、恵美子は獣にガンガンと攻められながら思っていた。
 それは、営業課の田辺さんに、居酒屋の裏のゴミ捨て場で、生ゴミにまみれながら犯された時よりも屈辱だった。夜間の道路工事のおじさん達に、汗臭いダンプの中で集団でレ○プされた時よりも、高砂公園のホームレスに肛門を舐めさせられた時よりも、このセックスは強烈な屈辱を与えていた。
 その屈辱の理由は犬に対してではなかった。こんな獣のペニスで感じてしまっている自分への嫌悪感だった。
 しかし、そんな嫌悪感が膨らめば膨らむ程、その快感は激しく恵美子を襲った。
 それに気づいた時、ふと、自分はやっぱりマゾなんだと思った。犬畜生に犯されながらもこんなに感じてしまっている自分は、肉体的精神的苦痛に喜びを感じる真性の被虐願望者なんだと確信した。

(私は変態だ。ブスでデブで気持ちの悪い変態女なんだ……)

 そう自分を責めながらも、恵美子の脳は犬のペニスに溶かされていた。
 そして断続的に続く犬の射精を膣奥に感じながらも、その度に自分も何度も何度も絶頂に達し、獣と化していたのだった。


 そんな変態行為を夜な夜な密かに行っていた恵美子は、この見ず知らずの中年男に、いきなり「君は変態だろ」と図星を衝かれ、激しく動揺していた。
 いつも会社のオヤジたちからは、「雌豚」や「肉便器」などと罵られながら犯され、ある時には、「気持ち悪い女だ」などと顔を顰めながらペニスを入れられ、またある時には、「こんなバカ娘を持つ親の顔が見てみたいもんだ」などと言われながら中出しされていた。
 今までオヤジたちには、散々酷い事を言われながら肉便器にされてきたが、しかし、お前は変態だろとその胸の内を見透かされた事は一度もなかった。
 それはオヤジたちが、恵美子は嫌々ながらも仕方なく皆の肉便器にされていると思っていたからだった。そのオヤジたちは、恵美子が肉便器にされている事に喜びを感じているとは思ってもいなかったのだ。
 だからこの時、いきなり図星を衝かれた恵美子は激しく戸惑った。今まで密かに隠し持っていた変態性欲を、まだ出会ってから三十分も経っていないこの初対面の中年男に不意に暴かれ、動揺を隠せずにいた。
 そんな恵美子の目を中年男はグッと覗き込みながら、まるで念を押すかのように、「君は変態だよな」ともう一度聞いてきた。
 内面を無残に抉られた恵美子は、何も答えることができないまま、ただただ項垂れて震えていたのだった。

(つづく)

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変態

雌豚肉便器2

2013/06/15 Sat 00:00

 中年男は、更にその眼光を強めながら唇の端をニヤリと歪めた。そして「ふん」と小さく鼻で笑いながら、それがさも当然のことであるかのように、「では、おっぱいを見せてみなさい」とさりげなく言った。
 中年男のその自信に満ちた目は、まるで催眠術をかけようとしているようだった。その目に睨まれていると何も考えることができなくなり、もはや恵美子の体は操り人形のように無意識に動き出していた。
 シャツを喉元まで捲し上げると、後ろ手に回した手でブラジャーのホックを外した。決して大きくもないが決して小さくもない乳肉が、その反動でポテンっと揺れ、チョコレート色の乳首を蛍光灯の下に晒した。

「なんだそれは。まだ若いというのに、馬鹿共にヤられすぎたせいで形が崩れてしまってるじゃないか」

 中年男はそう鼻で笑うと、呆れたような笑みを浮かべながら、「そのままスカートを脱ぎなさい」と次の命令を出した。
 恵美子は、捲し上げたシャツを顎で押さえながら、スカートの右側にあるホックをモゾモゾと外した。そしてそれを太ももにスルスルと滑らせながら足元に落とすと、中年男はそこに現れた薄ピンクのパンティーを見て、「思っていた通りの貧乏くさいパンツだな」と嬉しそうに笑った。
 そうやって中年男はいちいち蔑んだコメントを呟いていたが、しかし恵美子は、そんな中年男の酷い言葉に不思議なエロスを感じていた。そう呟かれる度に屈辱感と羞恥心が入り乱れ、それが太ももの間に挟まれている陰核をズキズキと疼かせるのだ。

「なんだその太ももは。まさに堕落した雌豚女の醜い太ももだな」

 そう貶しながら中年男は、そのまま両足をベッドに上げ、股をM字に開けと命令した。
 言われるがままに両足をベッドに上げて体育座りの体勢になると、中年男はその股間を覗き込み、パンティーのクロッチをジッと見つめながら、「汚ねぇなぁ、黄色いシミが浮き出てるじゃないか」と吐き捨てた。
 今までにない羞恥心に襲われながらも、それでも恵美子の胸には異様な興奮がドクドクと湧き上がってきていた。
 そんな恵美子の変態性欲を見透かすかのように、中年男はニヤニヤと不敵に笑いながら、「オマンコも見て欲しいんだろ」と小声で囁いた。
 股間でそう囁かれる恵美子は、ただただ黙って項垂れていた。小心者の恵美子は、「見て欲しいです」などとは恥ずかしくて言えなかった。
 しかし、心はそうであっても体は違った。体は「見て下さい」と言わんばかりにその意思表示をしていた。
 それをこの中年男が気づかないわけがなかった。
 中年男はそんなクロッチを黙ってジッと見つめていた。
 クロッチの裏側は、もはやシロップを垂らしたかのようにヌルヌルしていた。それがクロッチの外側にジワジワと滲み出ている事は恵美子自身気づいていた。
 中年男は、今までニヤニヤしていた口元をぴたりと止めた。そして、突然怒ったような口調で、「どうして濡れてるんだ」と低く呟くと、そのまま恵美子の顔を鋭い目つきで睨んだのだった。

肉便器3

 恵美子は既にこのホテルの部屋に入った瞬間から濡れていた。それをこうしてM字に股を開かされたため、クロッチが陰部により密着し、そこに卑猥な汁が滲み出てきたのだった。
 今まで、オヤジたちにヤられている時にも、「すごく濡れてぞ」や、「小便を漏らしたみたいだな」などと、何度かその大量の愛液について指摘をされたことがあったが、しかしそれは、あくまでもオヤジたちが自分の欲情を昂めるために呟いている独り言であり、この中年男のように、濡れている理由を問い質されているわけではなかった。
 改めて「どうして濡れているのか」と聞かれても、恵美子は答えられなかった。当然のことながら、性器が濡れているということは、少なくとも今のこの状況に欲情しているという意味なのであるが、しかし、この時激しい羞恥心に駆られていた恵美子は、それを言葉にする事ができなかった。
 そんな恵美子の羞恥心を見透かしているかのように、中年男は更にそこを攻撃してきた。

「やっぱり君は相当な変態だな。初めて会った男にいきなりホテルに連れ込まれても、怖がるどころかオマンコを濡らしているじゃないか」

「…………」

「ヤって欲しいのか。そのヌルヌルに濡れた穴の中に、ビンビンに勃起したチンポを入れて欲しいのか。ん?……」

 そう首を傾げながら、中年男は項垂れている恵美子の顔を覗き込んだ。
 今まで恵美子は、決して自分からヤって欲しいなどと願った事はなかった。どれだけ疼いていても、どれだけ欲情していても、自分からオヤジたちにセックスを求めた事は一度もなかった。
 それは、自分に自信がなかったからだった。自分という女は、ブスで根暗で気持ちの悪いバカ女だと自覚していたため、自らそんなことを言う勇気がなかったのだ。
 そんな内気な性格こそが、オヤジたちから肉便器と蔑まれる原因だった。
 例えどれだけブスであろうと、どれだけ気色の悪い女であろうと、男を誘う意欲と色気があれば、それはただ単に『ヤリマン女』と呼ばれた。そこにバイタリティーが少しでもあれば、例えブスであろうと『スキモノ』や『ユルい女』と呼ばれ、それなりに女として扱ってもらうことができた。
 しかし恵美子にはそんなバイタリティーは微塵もなかった。貪欲な変態性欲は人一倍あってもそれを前面に打ち出す勇気はなく、ただただジメジメと陰部を濡らしながら肉棒を待ちわびているといった、そんな陰気な変態女だった。
 恵美子という女は、男に媚びる可愛らしさもなければ、男を挑発する色気もなかった。唯一、オマンコという特殊な性玩具を持っているだけであり、それ以外は男を惹きつける武器は何も持っていなかった。
 だから恵美子は肉便器と呼ばれた。ヤリマン女やユルい女といった愛称で男たちから可愛がられることはなく、性処理だけを目的とした『便器』として扱われていたのだった。

 そんな恵美子が、ここで中年男に向かって「入れて下さい」などと媚びることができるわけがなかった。
 しかし中年男も、恵美子がそんな事を言えるわけがない事は最初からわかっているようだった。
 この中年男は、そんな恵美子の内向的な性格を知っていたのだ。知っているからこそ、わざとそうやって恵美子を虐めているのだ。
 そんな中年男は明らかにサディストだった。しかも、肉体的苦痛を与えて喜ぶサディストではなく、精神的苦痛を与えて喜ぶサディストだった。
 恵美子は肉体的苦痛には慣れていた。毎日のように会社のオヤジたちに肉便器にされていた恵美子は、いつしかその肉体的苦痛を快楽へと変えてしまうほどに逞しくなっていた。
 が、しかし、精神的苦痛には弱かった。学生時代、『肉まん』というあだ名をつけられただけで二回も自殺未遂を起こすほどにメンタル面は弱かった。
 だからこの中年男は、恵美子にとっては最も苦手な部類と言えた。

 そんな中年男は、何も答えられないまま項垂れている恵美子を、ギラギラとした欲望溢れる目で見つめていた。そして、ネトネトに濡れたクロッチに人差し指の先をヌルヌルと滑らせながら、「この汚いマンコを見てあげるから、取り敢えずパンツを脱ぎなさい」と低く笑った。
 恵美子は無言でパンティーのサイドに指を引っ掛けると、両足をM字に曲げたままそれをスルスルと下ろし始めた。
 汗ばんだ尻でパンティーがクルクルと捻れた。そのままパンティーをクルクルと太ももへと上げていくと、陰部にペタリと張り付いていたクロッチが捲れ、トロトロの透明汁がねちゃっと糸を引いた。

「ストップ」

 中年男は、パンティーが太ももの真ん中に来た時点でそう言った。
 クルクルに捻れたパンティーは、まるで捩り鉢巻きのようになっていた。
 この状態は、全部脱いでしまうよりも恥ずかしかった。

肉便器4

 中年男はソッと身を乗り出すと、まるで画廊で絵画を見ているかのように黙って陰部をジッと見ていた。
 今まで、こんなにマジマジと性器を見られたことがなかった恵美子は、ゾクゾクとする興奮と共に強烈な羞恥を感じていた。

「この、真っ黒なびらびらに張り付いているのは、トイレットペーパーのカスだな」

 中年男はそう呟きながら、爪の先でそれをペリリッと剥がした。

「トイレットペーパーのカスがこよりになってぶら下がっているのはウォシュレットを使っていないからだ。君のようにペタリと張り付いているのは、ウォシュレットを使っている証拠だ」

 そう言いながら中年男は舌を伸ばし、その破片を舌の上にペタリと置くと、キャラメルを舐めるようにしてそれを食べてしまった。

「君は、ちゃんとウォシュレットを使っているようだが、しかし少し匂うねぇ……いや、それがピタリと閉じた状態でここまで匂うんだから、きっとそれをベロリと開いたら、かなり強烈な匂いだろう……」

 羞恥に駆られた恵美子が下唇をギュッと噛むと、すかさず中年男は肛門をクンクンと嗅ぎ始め、「ウ○コの匂いもするね」と追い打ちをかけた。
 その言葉に、思わず恵美子は、「やめてください……」と声を震わせた。犬のように股間をクンクンと嗅ぎまわる中年男から目を背けながら必死にそう呟いた。
 すると中年男は黒目だけをギッと上げ、三白眼で恵美子を睨みながら「どうして」と言った。

「君はこうされながらも濡れてるじゃないか。こうされて感じているんだろ?」

「……もう、許してください……」

「許してください? どうして?」

「恥ずかしいです……」

「恥ずかしい? ここを見られるのが恥ずかしいのかね。誰にでも尻を振る変態雌豚のくせに、ここの匂いを嗅がれるのが恥ずかしいというのかね」

 中年男はわざとらしくそう驚いた。そして、再び黒目をゆっくりと陰部へと戻すと、「ほらみろ、ワレメからオツユが垂れてるじゃないか……」と鼻で笑い、そのネトネトに濡れたワレメにベロリと舌を這わせたのだった。

肉便器5

(つづく)

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