雌豚肉便器2
2013/06/15 Sat 00:00
中年男は、更にその眼光を強めながら唇の端をニヤリと歪めた。そして「ふん」と小さく鼻で笑いながら、それがさも当然のことであるかのように、「では、おっぱいを見せてみなさい」とさりげなく言った。
中年男のその自信に満ちた目は、まるで催眠術をかけようとしているようだった。その目に睨まれていると何も考えることができなくなり、もはや恵美子の体は操り人形のように無意識に動き出していた。
シャツを喉元まで捲し上げると、後ろ手に回した手でブラジャーのホックを外した。決して大きくもないが決して小さくもない乳肉が、その反動でポテンっと揺れ、チョコレート色の乳首を蛍光灯の下に晒した。
「なんだそれは。まだ若いというのに、馬鹿共にヤられすぎたせいで形が崩れてしまってるじゃないか」
中年男はそう鼻で笑うと、呆れたような笑みを浮かべながら、「そのままスカートを脱ぎなさい」と次の命令を出した。
恵美子は、捲し上げたシャツを顎で押さえながら、スカートの右側にあるホックをモゾモゾと外した。そしてそれを太ももにスルスルと滑らせながら足元に落とすと、中年男はそこに現れた薄ピンクのパンティーを見て、「思っていた通りの貧乏くさいパンツだな」と嬉しそうに笑った。
そうやって中年男はいちいち蔑んだコメントを呟いていたが、しかし恵美子は、そんな中年男の酷い言葉に不思議なエロスを感じていた。そう呟かれる度に屈辱感と羞恥心が入り乱れ、それが太ももの間に挟まれている陰核をズキズキと疼かせるのだ。
「なんだその太ももは。まさに堕落した雌豚女の醜い太ももだな」
そう貶しながら中年男は、そのまま両足をベッドに上げ、股をM字に開けと命令した。
言われるがままに両足をベッドに上げて体育座りの体勢になると、中年男はその股間を覗き込み、パンティーのクロッチをジッと見つめながら、「汚ねぇなぁ、黄色いシミが浮き出てるじゃないか」と吐き捨てた。
今までにない羞恥心に襲われながらも、それでも恵美子の胸には異様な興奮がドクドクと湧き上がってきていた。
そんな恵美子の変態性欲を見透かすかのように、中年男はニヤニヤと不敵に笑いながら、「オマンコも見て欲しいんだろ」と小声で囁いた。
股間でそう囁かれる恵美子は、ただただ黙って項垂れていた。小心者の恵美子は、「見て欲しいです」などとは恥ずかしくて言えなかった。
しかし、心はそうであっても体は違った。体は「見て下さい」と言わんばかりにその意思表示をしていた。
それをこの中年男が気づかないわけがなかった。
中年男はそんなクロッチを黙ってジッと見つめていた。
クロッチの裏側は、もはやシロップを垂らしたかのようにヌルヌルしていた。それがクロッチの外側にジワジワと滲み出ている事は恵美子自身気づいていた。
中年男は、今までニヤニヤしていた口元をぴたりと止めた。そして、突然怒ったような口調で、「どうして濡れてるんだ」と低く呟くと、そのまま恵美子の顔を鋭い目つきで睨んだのだった。
恵美子は既にこのホテルの部屋に入った瞬間から濡れていた。それをこうしてM字に股を開かされたため、クロッチが陰部により密着し、そこに卑猥な汁が滲み出てきたのだった。
今まで、オヤジたちにヤられている時にも、「すごく濡れてぞ」や、「小便を漏らしたみたいだな」などと、何度かその大量の愛液について指摘をされたことがあったが、しかしそれは、あくまでもオヤジたちが自分の欲情を昂めるために呟いている独り言であり、この中年男のように、濡れている理由を問い質されているわけではなかった。
改めて「どうして濡れているのか」と聞かれても、恵美子は答えられなかった。当然のことながら、性器が濡れているということは、少なくとも今のこの状況に欲情しているという意味なのであるが、しかし、この時激しい羞恥心に駆られていた恵美子は、それを言葉にする事ができなかった。
そんな恵美子の羞恥心を見透かしているかのように、中年男は更にそこを攻撃してきた。
「やっぱり君は相当な変態だな。初めて会った男にいきなりホテルに連れ込まれても、怖がるどころかオマンコを濡らしているじゃないか」
「…………」
「ヤって欲しいのか。そのヌルヌルに濡れた穴の中に、ビンビンに勃起したチンポを入れて欲しいのか。ん?……」
そう首を傾げながら、中年男は項垂れている恵美子の顔を覗き込んだ。
今まで恵美子は、決して自分からヤって欲しいなどと願った事はなかった。どれだけ疼いていても、どれだけ欲情していても、自分からオヤジたちにセックスを求めた事は一度もなかった。
それは、自分に自信がなかったからだった。自分という女は、ブスで根暗で気持ちの悪いバカ女だと自覚していたため、自らそんなことを言う勇気がなかったのだ。
そんな内気な性格こそが、オヤジたちから肉便器と蔑まれる原因だった。
例えどれだけブスであろうと、どれだけ気色の悪い女であろうと、男を誘う意欲と色気があれば、それはただ単に『ヤリマン女』と呼ばれた。そこにバイタリティーが少しでもあれば、例えブスであろうと『スキモノ』や『ユルい女』と呼ばれ、それなりに女として扱ってもらうことができた。
しかし恵美子にはそんなバイタリティーは微塵もなかった。貪欲な変態性欲は人一倍あってもそれを前面に打ち出す勇気はなく、ただただジメジメと陰部を濡らしながら肉棒を待ちわびているといった、そんな陰気な変態女だった。
恵美子という女は、男に媚びる可愛らしさもなければ、男を挑発する色気もなかった。唯一、オマンコという特殊な性玩具を持っているだけであり、それ以外は男を惹きつける武器は何も持っていなかった。
だから恵美子は肉便器と呼ばれた。ヤリマン女やユルい女といった愛称で男たちから可愛がられることはなく、性処理だけを目的とした『便器』として扱われていたのだった。
そんな恵美子が、ここで中年男に向かって「入れて下さい」などと媚びることができるわけがなかった。
しかし中年男も、恵美子がそんな事を言えるわけがない事は最初からわかっているようだった。
この中年男は、そんな恵美子の内向的な性格を知っていたのだ。知っているからこそ、わざとそうやって恵美子を虐めているのだ。
そんな中年男は明らかにサディストだった。しかも、肉体的苦痛を与えて喜ぶサディストではなく、精神的苦痛を与えて喜ぶサディストだった。
恵美子は肉体的苦痛には慣れていた。毎日のように会社のオヤジたちに肉便器にされていた恵美子は、いつしかその肉体的苦痛を快楽へと変えてしまうほどに逞しくなっていた。
が、しかし、精神的苦痛には弱かった。学生時代、『肉まん』というあだ名をつけられただけで二回も自殺未遂を起こすほどにメンタル面は弱かった。
だからこの中年男は、恵美子にとっては最も苦手な部類と言えた。
そんな中年男は、何も答えられないまま項垂れている恵美子を、ギラギラとした欲望溢れる目で見つめていた。そして、ネトネトに濡れたクロッチに人差し指の先をヌルヌルと滑らせながら、「この汚いマンコを見てあげるから、取り敢えずパンツを脱ぎなさい」と低く笑った。
恵美子は無言でパンティーのサイドに指を引っ掛けると、両足をM字に曲げたままそれをスルスルと下ろし始めた。
汗ばんだ尻でパンティーがクルクルと捻れた。そのままパンティーをクルクルと太ももへと上げていくと、陰部にペタリと張り付いていたクロッチが捲れ、トロトロの透明汁がねちゃっと糸を引いた。
「ストップ」
中年男は、パンティーが太ももの真ん中に来た時点でそう言った。
クルクルに捻れたパンティーは、まるで捩り鉢巻きのようになっていた。
この状態は、全部脱いでしまうよりも恥ずかしかった。
中年男はソッと身を乗り出すと、まるで画廊で絵画を見ているかのように黙って陰部をジッと見ていた。
今まで、こんなにマジマジと性器を見られたことがなかった恵美子は、ゾクゾクとする興奮と共に強烈な羞恥を感じていた。
「この、真っ黒なびらびらに張り付いているのは、トイレットペーパーのカスだな」
中年男はそう呟きながら、爪の先でそれをペリリッと剥がした。
「トイレットペーパーのカスがこよりになってぶら下がっているのはウォシュレットを使っていないからだ。君のようにペタリと張り付いているのは、ウォシュレットを使っている証拠だ」
そう言いながら中年男は舌を伸ばし、その破片を舌の上にペタリと置くと、キャラメルを舐めるようにしてそれを食べてしまった。
「君は、ちゃんとウォシュレットを使っているようだが、しかし少し匂うねぇ……いや、それがピタリと閉じた状態でここまで匂うんだから、きっとそれをベロリと開いたら、かなり強烈な匂いだろう……」
羞恥に駆られた恵美子が下唇をギュッと噛むと、すかさず中年男は肛門をクンクンと嗅ぎ始め、「ウ○コの匂いもするね」と追い打ちをかけた。
その言葉に、思わず恵美子は、「やめてください……」と声を震わせた。犬のように股間をクンクンと嗅ぎまわる中年男から目を背けながら必死にそう呟いた。
すると中年男は黒目だけをギッと上げ、三白眼で恵美子を睨みながら「どうして」と言った。
「君はこうされながらも濡れてるじゃないか。こうされて感じているんだろ?」
「……もう、許してください……」
「許してください? どうして?」
「恥ずかしいです……」
「恥ずかしい? ここを見られるのが恥ずかしいのかね。誰にでも尻を振る変態雌豚のくせに、ここの匂いを嗅がれるのが恥ずかしいというのかね」
中年男はわざとらしくそう驚いた。そして、再び黒目をゆっくりと陰部へと戻すと、「ほらみろ、ワレメからオツユが垂れてるじゃないか……」と鼻で笑い、そのネトネトに濡れたワレメにベロリと舌を這わせたのだった。
(つづく)
《←目次》《3話へ→》
中年男のその自信に満ちた目は、まるで催眠術をかけようとしているようだった。その目に睨まれていると何も考えることができなくなり、もはや恵美子の体は操り人形のように無意識に動き出していた。
シャツを喉元まで捲し上げると、後ろ手に回した手でブラジャーのホックを外した。決して大きくもないが決して小さくもない乳肉が、その反動でポテンっと揺れ、チョコレート色の乳首を蛍光灯の下に晒した。
「なんだそれは。まだ若いというのに、馬鹿共にヤられすぎたせいで形が崩れてしまってるじゃないか」
中年男はそう鼻で笑うと、呆れたような笑みを浮かべながら、「そのままスカートを脱ぎなさい」と次の命令を出した。
恵美子は、捲し上げたシャツを顎で押さえながら、スカートの右側にあるホックをモゾモゾと外した。そしてそれを太ももにスルスルと滑らせながら足元に落とすと、中年男はそこに現れた薄ピンクのパンティーを見て、「思っていた通りの貧乏くさいパンツだな」と嬉しそうに笑った。
そうやって中年男はいちいち蔑んだコメントを呟いていたが、しかし恵美子は、そんな中年男の酷い言葉に不思議なエロスを感じていた。そう呟かれる度に屈辱感と羞恥心が入り乱れ、それが太ももの間に挟まれている陰核をズキズキと疼かせるのだ。
「なんだその太ももは。まさに堕落した雌豚女の醜い太ももだな」
そう貶しながら中年男は、そのまま両足をベッドに上げ、股をM字に開けと命令した。
言われるがままに両足をベッドに上げて体育座りの体勢になると、中年男はその股間を覗き込み、パンティーのクロッチをジッと見つめながら、「汚ねぇなぁ、黄色いシミが浮き出てるじゃないか」と吐き捨てた。
今までにない羞恥心に襲われながらも、それでも恵美子の胸には異様な興奮がドクドクと湧き上がってきていた。
そんな恵美子の変態性欲を見透かすかのように、中年男はニヤニヤと不敵に笑いながら、「オマンコも見て欲しいんだろ」と小声で囁いた。
股間でそう囁かれる恵美子は、ただただ黙って項垂れていた。小心者の恵美子は、「見て欲しいです」などとは恥ずかしくて言えなかった。
しかし、心はそうであっても体は違った。体は「見て下さい」と言わんばかりにその意思表示をしていた。
それをこの中年男が気づかないわけがなかった。
中年男はそんなクロッチを黙ってジッと見つめていた。
クロッチの裏側は、もはやシロップを垂らしたかのようにヌルヌルしていた。それがクロッチの外側にジワジワと滲み出ている事は恵美子自身気づいていた。
中年男は、今までニヤニヤしていた口元をぴたりと止めた。そして、突然怒ったような口調で、「どうして濡れてるんだ」と低く呟くと、そのまま恵美子の顔を鋭い目つきで睨んだのだった。
恵美子は既にこのホテルの部屋に入った瞬間から濡れていた。それをこうしてM字に股を開かされたため、クロッチが陰部により密着し、そこに卑猥な汁が滲み出てきたのだった。
今まで、オヤジたちにヤられている時にも、「すごく濡れてぞ」や、「小便を漏らしたみたいだな」などと、何度かその大量の愛液について指摘をされたことがあったが、しかしそれは、あくまでもオヤジたちが自分の欲情を昂めるために呟いている独り言であり、この中年男のように、濡れている理由を問い質されているわけではなかった。
改めて「どうして濡れているのか」と聞かれても、恵美子は答えられなかった。当然のことながら、性器が濡れているということは、少なくとも今のこの状況に欲情しているという意味なのであるが、しかし、この時激しい羞恥心に駆られていた恵美子は、それを言葉にする事ができなかった。
そんな恵美子の羞恥心を見透かしているかのように、中年男は更にそこを攻撃してきた。
「やっぱり君は相当な変態だな。初めて会った男にいきなりホテルに連れ込まれても、怖がるどころかオマンコを濡らしているじゃないか」
「…………」
「ヤって欲しいのか。そのヌルヌルに濡れた穴の中に、ビンビンに勃起したチンポを入れて欲しいのか。ん?……」
そう首を傾げながら、中年男は項垂れている恵美子の顔を覗き込んだ。
今まで恵美子は、決して自分からヤって欲しいなどと願った事はなかった。どれだけ疼いていても、どれだけ欲情していても、自分からオヤジたちにセックスを求めた事は一度もなかった。
それは、自分に自信がなかったからだった。自分という女は、ブスで根暗で気持ちの悪いバカ女だと自覚していたため、自らそんなことを言う勇気がなかったのだ。
そんな内気な性格こそが、オヤジたちから肉便器と蔑まれる原因だった。
例えどれだけブスであろうと、どれだけ気色の悪い女であろうと、男を誘う意欲と色気があれば、それはただ単に『ヤリマン女』と呼ばれた。そこにバイタリティーが少しでもあれば、例えブスであろうと『スキモノ』や『ユルい女』と呼ばれ、それなりに女として扱ってもらうことができた。
しかし恵美子にはそんなバイタリティーは微塵もなかった。貪欲な変態性欲は人一倍あってもそれを前面に打ち出す勇気はなく、ただただジメジメと陰部を濡らしながら肉棒を待ちわびているといった、そんな陰気な変態女だった。
恵美子という女は、男に媚びる可愛らしさもなければ、男を挑発する色気もなかった。唯一、オマンコという特殊な性玩具を持っているだけであり、それ以外は男を惹きつける武器は何も持っていなかった。
だから恵美子は肉便器と呼ばれた。ヤリマン女やユルい女といった愛称で男たちから可愛がられることはなく、性処理だけを目的とした『便器』として扱われていたのだった。
そんな恵美子が、ここで中年男に向かって「入れて下さい」などと媚びることができるわけがなかった。
しかし中年男も、恵美子がそんな事を言えるわけがない事は最初からわかっているようだった。
この中年男は、そんな恵美子の内向的な性格を知っていたのだ。知っているからこそ、わざとそうやって恵美子を虐めているのだ。
そんな中年男は明らかにサディストだった。しかも、肉体的苦痛を与えて喜ぶサディストではなく、精神的苦痛を与えて喜ぶサディストだった。
恵美子は肉体的苦痛には慣れていた。毎日のように会社のオヤジたちに肉便器にされていた恵美子は、いつしかその肉体的苦痛を快楽へと変えてしまうほどに逞しくなっていた。
が、しかし、精神的苦痛には弱かった。学生時代、『肉まん』というあだ名をつけられただけで二回も自殺未遂を起こすほどにメンタル面は弱かった。
だからこの中年男は、恵美子にとっては最も苦手な部類と言えた。
そんな中年男は、何も答えられないまま項垂れている恵美子を、ギラギラとした欲望溢れる目で見つめていた。そして、ネトネトに濡れたクロッチに人差し指の先をヌルヌルと滑らせながら、「この汚いマンコを見てあげるから、取り敢えずパンツを脱ぎなさい」と低く笑った。
恵美子は無言でパンティーのサイドに指を引っ掛けると、両足をM字に曲げたままそれをスルスルと下ろし始めた。
汗ばんだ尻でパンティーがクルクルと捻れた。そのままパンティーをクルクルと太ももへと上げていくと、陰部にペタリと張り付いていたクロッチが捲れ、トロトロの透明汁がねちゃっと糸を引いた。
「ストップ」
中年男は、パンティーが太ももの真ん中に来た時点でそう言った。
クルクルに捻れたパンティーは、まるで捩り鉢巻きのようになっていた。
この状態は、全部脱いでしまうよりも恥ずかしかった。
中年男はソッと身を乗り出すと、まるで画廊で絵画を見ているかのように黙って陰部をジッと見ていた。
今まで、こんなにマジマジと性器を見られたことがなかった恵美子は、ゾクゾクとする興奮と共に強烈な羞恥を感じていた。
「この、真っ黒なびらびらに張り付いているのは、トイレットペーパーのカスだな」
中年男はそう呟きながら、爪の先でそれをペリリッと剥がした。
「トイレットペーパーのカスがこよりになってぶら下がっているのはウォシュレットを使っていないからだ。君のようにペタリと張り付いているのは、ウォシュレットを使っている証拠だ」
そう言いながら中年男は舌を伸ばし、その破片を舌の上にペタリと置くと、キャラメルを舐めるようにしてそれを食べてしまった。
「君は、ちゃんとウォシュレットを使っているようだが、しかし少し匂うねぇ……いや、それがピタリと閉じた状態でここまで匂うんだから、きっとそれをベロリと開いたら、かなり強烈な匂いだろう……」
羞恥に駆られた恵美子が下唇をギュッと噛むと、すかさず中年男は肛門をクンクンと嗅ぎ始め、「ウ○コの匂いもするね」と追い打ちをかけた。
その言葉に、思わず恵美子は、「やめてください……」と声を震わせた。犬のように股間をクンクンと嗅ぎまわる中年男から目を背けながら必死にそう呟いた。
すると中年男は黒目だけをギッと上げ、三白眼で恵美子を睨みながら「どうして」と言った。
「君はこうされながらも濡れてるじゃないか。こうされて感じているんだろ?」
「……もう、許してください……」
「許してください? どうして?」
「恥ずかしいです……」
「恥ずかしい? ここを見られるのが恥ずかしいのかね。誰にでも尻を振る変態雌豚のくせに、ここの匂いを嗅がれるのが恥ずかしいというのかね」
中年男はわざとらしくそう驚いた。そして、再び黒目をゆっくりと陰部へと戻すと、「ほらみろ、ワレメからオツユが垂れてるじゃないか……」と鼻で笑い、そのネトネトに濡れたワレメにベロリと舌を這わせたのだった。
(つづく)
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