吐泥(へろど)9
2013/06/13 Thu 00:01
漁業組合でさっさと商談を終わらせた私は、急いで電車に飛び乗った。
私は異常なほどの性的興奮を催していた。朝っぱらから二回も射精している私だったが、しかし例の計画のせいで未だ悶々としていた。
それはまるで、公園で不意に目撃した新妻のパンチラのように、いつまでも脳裏にこびりついていた。ある意味一種の呪縛だった。その呪縛から抜け出すには射精するしかないのだが、しかし商談中にトイレでセンズリをこくわけにもいかず、漁業組合での私は、おぞましい計画の呪縛に囚われたまま常に欲情状態にあったのだった。
だからまともな商談など一つもしていなかった。漁業組合の貧乏臭いおばさん事務員の尻ばかりを見つめては、(今ならあの薄汚いおばさんの、恥垢だらけの蒸れ臭さマンコでも舐められる)などと卑猥な妄想を繰り返し、ゲンゲの説明を必死にしている組合長の話など何も聞いてはいなかったのだった。
![ウツボ26_convert_20160422174230](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219085897c.jpg)
長岡駅で新幹線に乗り換えた。
『Maxとき』は相変わらず空いていた。自由席でも余裕で座れたのだが、しかしお土産で貰ったゲンゲの干物が凄まじく臭うため、大事をとって乗客が少なそうなグリーン席にした。
案の定、グリーン車は貸切のようにガラガラだった。入口を入ってすぐの席に中年サラリーマンが一人座っているだけだった。
強烈な異臭物を持っていた私はひとまず安心した。あとは停車駅から誰も乗り込んで来ないことを祈るだけだと、切符の番号を見つつ座席を探した。しかし、26Aの席に辿り着いた私はたちまち絶句した。なんとその列の反対側の26Dには、女が一人、スースーと寝息を立てているではないか。
咄嗟に、あの前川清のようなアホ面をした切符売り場の駅員の顔が浮かんだ。あのバカは、グリーン車がガラガラだということを一番知っていながらも、何故にわざわざ私とこの女を同列席にしたのだと思い、激しい怒りが込み上げてきた。
なぜか関西弁で「アホちゃうか」と呟きながら、座席の上の荷物棚にゲンゲの袋を放り投げた。その音で女がピクッと目を覚ました。私は慌てて「あっ、すみません」と女に会釈した。すると女は、寝起きのしゃがれた声で「いえ……」とボソッと呟くと、そのまま寝ぼけ眼でゆっくりと席を立ちあがり、フラフラしながらトイレに向かったのだった。
二十代後半だろうか、ポッチャリとしたなかなかのイイ女だった。一瞬しか見えなかったがオッパイは大きく、太もももムチムチしていた。その黒い花柄のワンピースにはゴージャスなエロさが漂い、まるで日活ロマンポルノに出てくるインテリ音楽教師のようだった。
そんな事を思いながら、フラフラと通路を進む女の大きな尻を見ていた。すると再び前川清のようなアホ面をした駅員の顔が頭に浮かび、「ね、いいでしょ」と勝ち誇ったように笑った。私はそんな幻想の彼に「ええんちゃうの」と関西弁で答えると、溜め息混じりに視線を窓の外に向け、さっそく例の計画の構想を立て始めたのだった。
窓の外には、果てしなく広い田園が延々と続いていた。
そんな風景をぼんやりと眺めながら例の計画を立てていたのだが、しかし、そんな田園地帯の中にポツンと建っている民家を発見するたびに、きっとこんな所には、『津山三十人殺し』の犯人のような奴が住んでいるに違いないなどと妄想に駆られ、いちいちその猟奇的に荒れ果てた民家に気を取られてしまうため、例の計画はなかなか進まなかった。
これではいけないと、私は真剣に計画に取り組むべく静かに目を閉じた。このわずか二時間足らずの新幹線の中で、しっかりと計画を立てておかなければ、土曜の夜には間に合わなくなるのだ。
ネズミ男が言っていたには、火曜日以外の深夜0時以降ならいつでも妻を連れてきてもいいという事だった。
深夜0時以降からではさすがに日帰りは難しく、ホテルに一泊しなければならなかった。となると、会社が休みの第二土曜日の昼に東京を出発し、その日の深夜に決行するしか方法はなかった。
しかしその第二土曜日までは、あと二日しかなかった。
もはや例の計画に完全に取り憑かれてしまった私には、来月の第二土曜日まで待つ事など到底できるわけがなく、もしそうなれば、たちまち気が狂った私はとんでもなく卑劣で残虐な性犯罪を犯しかねないのだ。
だから何としても次の第二土曜日に決行しなければならず、この二日間で妻を説得しなければならなかった。
しかしこの計画は、ほとんど素人に過ぎない妻にはあまりにもハードルが高すぎた。たった一度だけ、寝取られプレイを強制的にさせられた事しかない経験不足の妻が、いきなり変態共がウヨウヨしている男性サウナに潜入するなど、できるわけがないのだ。
しかもこの計画は、想像を絶するほどの凄まじいプレイになる事は火を見るよりも明らかであり、そんなプレイに参加させるべく妻を説き伏せるのは、たったの二日間ではどう考えても無理だった。
私は小さな溜息をつきながら、ゆっくりと腕組みをした。それと同時に反対側の座席にいた女が再び立ち上がり、新幹線の振動にフラフラと体を揺らしながら通路に出た。
(またトイレか?)
そう驚きながら、通路を進む女の尻を舐めるように見た。
女は、わずか三十分程度の間にかれこれ三度も席を立っていた。私が田園地帯に佇む不気味な民家に気を取られていたり、例の計画をあれこれと考えている間に、ああやってフラフラしながら三度もトイレに向かっていた。
(下痢か……それとも膀胱炎か……)
そう思いながらふと女の座席に目をやると、窓の前にウィスキーのミニボトルがポツンと置いてあるのが見えた。しかもそれはアルコール度が非常に高いウィスキーであり、どうやら女はそれをロックでラッパ飲みしている様子だった。
(だから小便が近いのか……それにしても、昼間っから新幹線で酒を飲むとは……ワケありか? それともただのアル中か?)
そんなことを考えていると、通路の向こうから女がフラフラと戻ってくるのが見え、素早く私は目を閉じた。
女が近づく気配を感じながらソッと薄目を開けると、女の顔は赤く火照っていた。明らかに酔っている状態であり、その目はトロンっと緩んでいた。
フラフラとやってきた女は、倒れるようにしてドスンッと座席に座った。そして半開きの目をフワフワさせながら、しばらく窓の外をぼんやり見つめていたが、しかしすぐにスースーと寝息を立てて寝てしまったのだった。
そんな乱れた女に激しく興味を感じたが、しかし今の私はそれどころではなかった。一刻も早く、どうやって妻を説得するのかを考えなければならなかったのだ。
そう焦りながら再び目を閉じると、ダダンダダン、ダダンダダン、と鉄橋を渡る振動が脳に響いた。そんな振動が過ぎるのをジッと待ちながらも、あの時の私はどうやって妻を説得しただろうかと、あの単独男との寝取られプレイの時のことを思い出していた。
そもそも、そんなプレイを実行しようと決めたのは、私がアダルトグッズを購入したことがきっかけだった。
当時から私たち夫婦は、毎日欠かさずセックスをしていた。もちろんそれは私が異常性欲者だからであり、決して妻がそれを求めていたわけではない。むしろ妻はそれを求めるどころか、そんな私の果てしない絶倫に嫌気をさしているようだった。
このままでは離婚の危機にさらされる。
そう焦った私だったが、しかしすぐに気づいた。その果てしなく続くセックスで妻も一緒に喜ばせてやればいいという事に気づいたのだ。
さっそく私はAmazonにて、様々な性玩具を購入した。拘束具、ローター、ディルド、ろうそく、バイブ、乳首クリップ、猿轡。それらの性玩具を全て妻に試してみた。
![ウツボ27_convert_20160422174257](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219085914e.jpg)
そしていろいろ試した中、妻の反応が一番良かったのがローターだった。
それからというもの、ローターは私たち夫婦の必需品となった。
妻は、どれだけ私に激しく攻められて疲れ果てていようとも、皮を剥いたクリトリスにローターを押し付けてやればたちまちその気になった。例え連続四発のセックスで死体のようにぐったりしていても、ひとたびローターを手渡してやれば、さっそく太ももをスリスリと擦り合わせながら「ふんふん」と悩ましい鼻声を出し始め、自分で自分の乳首を指でコロコロと転がしたりしながら淫らに悶え始めた。
何よりもいやらしかったのはイク瞬間だった。妻はローターでイキそうになると、自らの意思でバイブを鷲掴みにし、それを膣に挿入した。ローターをクリトリスに押し付けたままバイブのスイッチを入れ、膣に突き刺さったそれをクネクネとくねらせながら、まるで洋モノの金髪ポルノ女優のようにハァーハァーとダイナミックな呼吸を繰り返した。そして、恍惚とした目で卑猥な自分の陰部をソッと見つめながら、黙々と絶頂に達していたのだった。
![ウツボ28_convert_20160422174314](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190901214.jpg)
自らロータを陰部に押し当てながら、恍惚とした表情で腰をヒクヒクと痙攣させている妻のその姿は、まるで別人のようだった。、日頃セックスに対して消極的だった妻のその乱れようは、今までの妻からは想像もできなかった。
そんな妻を見た私は、激しい興奮を覚えると共に、黒々とした疑心を抱かせ、途端に私は背筋がゾッとするような恐怖を覚えた。
というのは、妻は私と結婚するまで、二人の男としか付き合ったことがないと話していたからだった。しかもセックスをしたのはその二人のうちの吉田という男だけであり、それ以外の男とはそれらしき行為は一度もなかったと断言していたのだった。
しかし、ローターを使う妻のその乱れようは尋常ではなかった。この三十年間、二人の男しか知らない初心な女とは到底思えぬような、そんな手慣れた淫乱っぷりだった。
だから私は、妻は本当はとんでもないヤリマンだったのではないだろうかと彼女の過去を疑った。いや過去だけではなく、今現在も、こっそりそこらの男たちに尻を振っているのではないかと疑心暗鬼に陥ったのだった。
しかしそんな疑心は、次第に恐怖から興奮へと変わっていった。不思議なことに、妻が見ず知らずの男たちの肉棒に溺れている姿を想像すると、今までにない興奮が湧き上がってきたのだ。
もちろん、妻が浮気をしているなど私は本気で思っていなかった。当然、結婚する前の妻がヤリマンだったなど心の奥底では信じていなかった。それらは私が勝手に捏造したものであり、あくまでも私の気狂いじみた妄想に過ぎないのだ。
が、しかし、そんな妄想は私の異常性欲に火をつけてしまった。
『他人に滅茶苦茶に犯されて悶えている妻を見てみたい』
そんな危険なスイッチが入ってしまった私は、本気でそんな願望を抱き始めた。それは、あの公衆便所で獣たちに無残に犯されていた主婦を目撃した時に感じた、あの残酷な願望と同じだった。
![ウツボ29_convert_20160422174329](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190902e24.jpg)
(つづく)
《←目次》《10話へ→》
私は異常なほどの性的興奮を催していた。朝っぱらから二回も射精している私だったが、しかし例の計画のせいで未だ悶々としていた。
それはまるで、公園で不意に目撃した新妻のパンチラのように、いつまでも脳裏にこびりついていた。ある意味一種の呪縛だった。その呪縛から抜け出すには射精するしかないのだが、しかし商談中にトイレでセンズリをこくわけにもいかず、漁業組合での私は、おぞましい計画の呪縛に囚われたまま常に欲情状態にあったのだった。
だからまともな商談など一つもしていなかった。漁業組合の貧乏臭いおばさん事務員の尻ばかりを見つめては、(今ならあの薄汚いおばさんの、恥垢だらけの蒸れ臭さマンコでも舐められる)などと卑猥な妄想を繰り返し、ゲンゲの説明を必死にしている組合長の話など何も聞いてはいなかったのだった。
![ウツボ26_convert_20160422174230](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219085897c.jpg)
長岡駅で新幹線に乗り換えた。
『Maxとき』は相変わらず空いていた。自由席でも余裕で座れたのだが、しかしお土産で貰ったゲンゲの干物が凄まじく臭うため、大事をとって乗客が少なそうなグリーン席にした。
案の定、グリーン車は貸切のようにガラガラだった。入口を入ってすぐの席に中年サラリーマンが一人座っているだけだった。
強烈な異臭物を持っていた私はひとまず安心した。あとは停車駅から誰も乗り込んで来ないことを祈るだけだと、切符の番号を見つつ座席を探した。しかし、26Aの席に辿り着いた私はたちまち絶句した。なんとその列の反対側の26Dには、女が一人、スースーと寝息を立てているではないか。
咄嗟に、あの前川清のようなアホ面をした切符売り場の駅員の顔が浮かんだ。あのバカは、グリーン車がガラガラだということを一番知っていながらも、何故にわざわざ私とこの女を同列席にしたのだと思い、激しい怒りが込み上げてきた。
なぜか関西弁で「アホちゃうか」と呟きながら、座席の上の荷物棚にゲンゲの袋を放り投げた。その音で女がピクッと目を覚ました。私は慌てて「あっ、すみません」と女に会釈した。すると女は、寝起きのしゃがれた声で「いえ……」とボソッと呟くと、そのまま寝ぼけ眼でゆっくりと席を立ちあがり、フラフラしながらトイレに向かったのだった。
二十代後半だろうか、ポッチャリとしたなかなかのイイ女だった。一瞬しか見えなかったがオッパイは大きく、太もももムチムチしていた。その黒い花柄のワンピースにはゴージャスなエロさが漂い、まるで日活ロマンポルノに出てくるインテリ音楽教師のようだった。
そんな事を思いながら、フラフラと通路を進む女の大きな尻を見ていた。すると再び前川清のようなアホ面をした駅員の顔が頭に浮かび、「ね、いいでしょ」と勝ち誇ったように笑った。私はそんな幻想の彼に「ええんちゃうの」と関西弁で答えると、溜め息混じりに視線を窓の外に向け、さっそく例の計画の構想を立て始めたのだった。
窓の外には、果てしなく広い田園が延々と続いていた。
そんな風景をぼんやりと眺めながら例の計画を立てていたのだが、しかし、そんな田園地帯の中にポツンと建っている民家を発見するたびに、きっとこんな所には、『津山三十人殺し』の犯人のような奴が住んでいるに違いないなどと妄想に駆られ、いちいちその猟奇的に荒れ果てた民家に気を取られてしまうため、例の計画はなかなか進まなかった。
これではいけないと、私は真剣に計画に取り組むべく静かに目を閉じた。このわずか二時間足らずの新幹線の中で、しっかりと計画を立てておかなければ、土曜の夜には間に合わなくなるのだ。
ネズミ男が言っていたには、火曜日以外の深夜0時以降ならいつでも妻を連れてきてもいいという事だった。
深夜0時以降からではさすがに日帰りは難しく、ホテルに一泊しなければならなかった。となると、会社が休みの第二土曜日の昼に東京を出発し、その日の深夜に決行するしか方法はなかった。
しかしその第二土曜日までは、あと二日しかなかった。
もはや例の計画に完全に取り憑かれてしまった私には、来月の第二土曜日まで待つ事など到底できるわけがなく、もしそうなれば、たちまち気が狂った私はとんでもなく卑劣で残虐な性犯罪を犯しかねないのだ。
だから何としても次の第二土曜日に決行しなければならず、この二日間で妻を説得しなければならなかった。
しかしこの計画は、ほとんど素人に過ぎない妻にはあまりにもハードルが高すぎた。たった一度だけ、寝取られプレイを強制的にさせられた事しかない経験不足の妻が、いきなり変態共がウヨウヨしている男性サウナに潜入するなど、できるわけがないのだ。
しかもこの計画は、想像を絶するほどの凄まじいプレイになる事は火を見るよりも明らかであり、そんなプレイに参加させるべく妻を説き伏せるのは、たったの二日間ではどう考えても無理だった。
私は小さな溜息をつきながら、ゆっくりと腕組みをした。それと同時に反対側の座席にいた女が再び立ち上がり、新幹線の振動にフラフラと体を揺らしながら通路に出た。
(またトイレか?)
そう驚きながら、通路を進む女の尻を舐めるように見た。
女は、わずか三十分程度の間にかれこれ三度も席を立っていた。私が田園地帯に佇む不気味な民家に気を取られていたり、例の計画をあれこれと考えている間に、ああやってフラフラしながら三度もトイレに向かっていた。
(下痢か……それとも膀胱炎か……)
そう思いながらふと女の座席に目をやると、窓の前にウィスキーのミニボトルがポツンと置いてあるのが見えた。しかもそれはアルコール度が非常に高いウィスキーであり、どうやら女はそれをロックでラッパ飲みしている様子だった。
(だから小便が近いのか……それにしても、昼間っから新幹線で酒を飲むとは……ワケありか? それともただのアル中か?)
そんなことを考えていると、通路の向こうから女がフラフラと戻ってくるのが見え、素早く私は目を閉じた。
女が近づく気配を感じながらソッと薄目を開けると、女の顔は赤く火照っていた。明らかに酔っている状態であり、その目はトロンっと緩んでいた。
フラフラとやってきた女は、倒れるようにしてドスンッと座席に座った。そして半開きの目をフワフワさせながら、しばらく窓の外をぼんやり見つめていたが、しかしすぐにスースーと寝息を立てて寝てしまったのだった。
そんな乱れた女に激しく興味を感じたが、しかし今の私はそれどころではなかった。一刻も早く、どうやって妻を説得するのかを考えなければならなかったのだ。
そう焦りながら再び目を閉じると、ダダンダダン、ダダンダダン、と鉄橋を渡る振動が脳に響いた。そんな振動が過ぎるのをジッと待ちながらも、あの時の私はどうやって妻を説得しただろうかと、あの単独男との寝取られプレイの時のことを思い出していた。
そもそも、そんなプレイを実行しようと決めたのは、私がアダルトグッズを購入したことがきっかけだった。
当時から私たち夫婦は、毎日欠かさずセックスをしていた。もちろんそれは私が異常性欲者だからであり、決して妻がそれを求めていたわけではない。むしろ妻はそれを求めるどころか、そんな私の果てしない絶倫に嫌気をさしているようだった。
このままでは離婚の危機にさらされる。
そう焦った私だったが、しかしすぐに気づいた。その果てしなく続くセックスで妻も一緒に喜ばせてやればいいという事に気づいたのだ。
さっそく私はAmazonにて、様々な性玩具を購入した。拘束具、ローター、ディルド、ろうそく、バイブ、乳首クリップ、猿轡。それらの性玩具を全て妻に試してみた。
![ウツボ27_convert_20160422174257](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219085914e.jpg)
そしていろいろ試した中、妻の反応が一番良かったのがローターだった。
それからというもの、ローターは私たち夫婦の必需品となった。
妻は、どれだけ私に激しく攻められて疲れ果てていようとも、皮を剥いたクリトリスにローターを押し付けてやればたちまちその気になった。例え連続四発のセックスで死体のようにぐったりしていても、ひとたびローターを手渡してやれば、さっそく太ももをスリスリと擦り合わせながら「ふんふん」と悩ましい鼻声を出し始め、自分で自分の乳首を指でコロコロと転がしたりしながら淫らに悶え始めた。
何よりもいやらしかったのはイク瞬間だった。妻はローターでイキそうになると、自らの意思でバイブを鷲掴みにし、それを膣に挿入した。ローターをクリトリスに押し付けたままバイブのスイッチを入れ、膣に突き刺さったそれをクネクネとくねらせながら、まるで洋モノの金髪ポルノ女優のようにハァーハァーとダイナミックな呼吸を繰り返した。そして、恍惚とした目で卑猥な自分の陰部をソッと見つめながら、黙々と絶頂に達していたのだった。
![ウツボ28_convert_20160422174314](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190901214.jpg)
自らロータを陰部に押し当てながら、恍惚とした表情で腰をヒクヒクと痙攣させている妻のその姿は、まるで別人のようだった。、日頃セックスに対して消極的だった妻のその乱れようは、今までの妻からは想像もできなかった。
そんな妻を見た私は、激しい興奮を覚えると共に、黒々とした疑心を抱かせ、途端に私は背筋がゾッとするような恐怖を覚えた。
というのは、妻は私と結婚するまで、二人の男としか付き合ったことがないと話していたからだった。しかもセックスをしたのはその二人のうちの吉田という男だけであり、それ以外の男とはそれらしき行為は一度もなかったと断言していたのだった。
しかし、ローターを使う妻のその乱れようは尋常ではなかった。この三十年間、二人の男しか知らない初心な女とは到底思えぬような、そんな手慣れた淫乱っぷりだった。
だから私は、妻は本当はとんでもないヤリマンだったのではないだろうかと彼女の過去を疑った。いや過去だけではなく、今現在も、こっそりそこらの男たちに尻を振っているのではないかと疑心暗鬼に陥ったのだった。
しかしそんな疑心は、次第に恐怖から興奮へと変わっていった。不思議なことに、妻が見ず知らずの男たちの肉棒に溺れている姿を想像すると、今までにない興奮が湧き上がってきたのだ。
もちろん、妻が浮気をしているなど私は本気で思っていなかった。当然、結婚する前の妻がヤリマンだったなど心の奥底では信じていなかった。それらは私が勝手に捏造したものであり、あくまでも私の気狂いじみた妄想に過ぎないのだ。
が、しかし、そんな妄想は私の異常性欲に火をつけてしまった。
『他人に滅茶苦茶に犯されて悶えている妻を見てみたい』
そんな危険なスイッチが入ってしまった私は、本気でそんな願望を抱き始めた。それは、あの公衆便所で獣たちに無残に犯されていた主婦を目撃した時に感じた、あの残酷な願望と同じだった。
![ウツボ29_convert_20160422174329](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190902e24.jpg)
(つづく)
《←目次》《10話へ→》
吐泥(へろど)10
2013/06/13 Thu 00:01
翌日から、さっそく私はソレ系のサイトで単独男を探し始めた。人妻の肉体を欲しがるゲスな男たちは、ネットにウヨウヨしていた。だから単独男はいとも簡単に見つかったが、しかし問題は妻の意思だった。当然妻は、そのような見ず知らずの男とのセックスは拒むに決まっているのだ。
だから私は考えた。妻には単独男の事はギリギリまで内緒にしておき、いきなりホテルで登場させようと。そしてホテルのベッドで妻の興奮が最高潮に高まった時、いきなりサプライズ的に単独男を登場させようと企んだのだった。
その単独男は、四十後半の猿のような顔をした男だった。
事情を説明し、事前にラブホテルのクローゼットに隠れていて欲しいとお願いすると、彼はたちまち好奇の目を輝かせながら、「面白そうですね」と了承した。
何も知らない妻を、単独男が待ち伏せるラブホテルに連れて行った。部屋に入るなり早々とベッドに押し倒し、いきなりパンティーの上からローターを押し付けた。すると妻は、いつもと違う順序に、「どうしたの?」と警戒の色を浮かべ、素直に体を開かなかった。
いつもの順序では、まずは二人で風呂に入った。そこでたっぷりと尺八させ、妻の巨乳に精液をぶっかけた。それが、私たち夫婦が長年続けてきたセックスのスタートだった。
初発の精液をシャワーで洗い流すとベッドに移動し、すぐに二発目が開始された。二発目は、いつも決まって正常位で中出しした。その後、煙草一服のインターバルを挟んでから三発目に突入するのだが、そのインターバルの間に、そこで初めてローターが登場した。すでに疲れ果てている妻にローターで喜びを与え、妻の興奮が高まってきた時に、最後の三発目へと突入するのだった。
![ウツボ30_convert_20160422174344](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190904a70.jpg)
それがいつもの私たちのセックススタイルだった。ローターが登場してからというもの、余程の理由がない限り、いつも決まってこの順序だった。
しかしこの日は、突然ローターからスタートした。だから妻は戸惑い、大好きなローターを股間に押し付けられても、なかなか気分は高まらなかった。
しかしこれも計画の一つだった。私は、素の妻が他人によって開花されていく姿が見たいのだ。だから私の肉棒がまだ貫通していない状態で、他人に妻を差し出したかったのである。
「ヤだ……先にお風呂に入ろうよ……」
妻は必死に太ももを閉じながら、私の腕の中で小さく呟いた。
そんな妻の生暖かい息を耳元に感じるなり、途端に熱いものがムラッと沸き上り、同時に亀頭がズキンっとした。
シャワーを浴びていない妻の陰部。今から見ず知らずの男に、嗅がれ、舐められ、入れられるのだと思うと、息苦しくなるほどの凄まじい嫉妬と興奮が胸にムラムラと湧き上がってきた。
私は強引に妻の太ももをこじ開けた。そして震える声で、「……まだ何も刺激を与えていないクリトリスってのは敏感だろ……先にイカせてあげるよ……」と囁きながらクロッチにローターを滑らせた。
ローターの先でクリトリスを探した。グニョグニョするクロッチの裏側の中に一箇所だけコリッと硬くなっている部分を見つけ出し、そのスイッチにローターを力強く押し付けてやると、いきなり妻は「はぁん!」と大きく息を吐き、腰をピクン!と跳ね上げた。
瞬間で妻は欲情した。私に抱きつきながら卑猥にコキコキと腰を動かし、「ああん……ホントだ……いつもより感じる……」などと囁いては、みるみるクロッチを湿らせた。
この淫らな妻の声が、あのクローゼットの中に隠れている赤の他人に聞かれているのかと思うと、目眩を感じるほどの興奮に襲われた。
もう我慢できないと思った私は、頭をクラクラさせながら妻の耳元に囁いた。
「実は、ある男をここに呼んでいるんだ……」
妻は冗談だと思っているのか、子犬のように鼻をフン、フンと鳴らして悶えながら、そんな私の言葉をスルーした。
それでも私が、「本当なんだ……本当にいるんだ……今からベッドに呼んでもいいか……」と真顔で聞くと、妻は突然、その潤んだ大きな目でソッと私を見上げた。
妻はジッと私を見つめながら、ポッテリと膨らんだ下唇に真っ赤な舌をペロッと滑らせた。「その人……ここに呼んでどうするの?」と小さく呟くと、まるで私を挑発するかのように、ジーンズの中でズキズキと疼いているペニスを手の平でスリスリと摩り始めた。
「お前と……セックスさせるんだ……」
妻は、いつもの私の妄想劇だと思っているのか、冗談っぽく微笑みながら「他の男とセックスしてもいいの?」と囁いた。そしてジーンズのジッパーの中から熱り立った肉棒を摘み出すと、その白魚のような人差し指を、我慢汁が溢れる尿道にヌルヌルと滑らせた。
私は背筋をゾクゾクさせながら、「お前が他の男とヤってるところが見たいんだ……いいだろ……」と声を震わせた。すると妻は「いいわよ」と挑発的に微笑み、たじろぐ私を見つめながら肉棒を上下にシゴき始めた。そしてそのまま私の耳元にソッと唇を這わせると、明らかに欲情した声で「舐めさせて……」と囁いたのだった。
思わず私は震える指でジーンズのボタンを外した。それと同時にムクリと顔を上げた妻は、ハァハァと荒い息を吐きながらそれを突き出している私にニヤリと微笑んだ。そしてその卑猥な汁でテラテラと輝く亀頭をヌルリと口に含むと、テュパ、テュパと音を立てながらしゃぶり始めたのだった。
![ウツボ31_convert_20160422174401](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219093804e.jpg)
そんな妻は、明らかにいつもと違っていた。まるでこの後の展開を予期しているかのように乱れていた。
そんな妻の妖艶な姿に悶えながら、私は『いきなりローター』の威力の凄さを実感させられた。こんな妻なら五回は抜けると思った私は、今後のセックスの順序を改めるべきだと強く思った。
私は、ペニスをしゃぶる妻の乳肉を鷲掴みにした。そしてそれをグニグニと乱暴に揉みながら、もう片方の手でパンティーの中にローターを滑り込ませ、直接その敏感な部分にそれを押し付けてやった。
途端に妻は喘ぎ始めた。肉棒を咥えながら、ウグウグと苦しそうに悶えていた。そんなパンティーの中は、まるでペペローションを大量に垂らしたかのように濡れており、今までヴィィィィィンと響いていたローターの振動音がピチャピチャと卑猥な音に変わった。
機は熟していた。今なら妻はあの男を素直に受け入れるだろうと確信した。
私は男が隠れているクローゼットに振り向いた。既にクローゼットの扉は半分開かれ、その扉の隙間から全裸の男がジッと私を見ていた。
男の巨大な肉棒は、まるで龍が天に昇るかのように反り立っていた。亀頭の大きさ、竿の太さ、竿の長さ、すべて私のモノより遥かに勝っていた。今から妻はあんな凶暴なモノを入れられるのかと思うと、恐怖と共に激しい嫉妬に駆られ、それが複雑に混ざり合っては異常な性的興奮へと変わった。
![11clqzay.jpg](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/11clqzay.jpg)
私は、ぺちゃぺちゃとペニスをしゃぶっていた妻をソッとベッドに寝かせた。そしてパンティーの中でローターを響かせながら、できるだけ妻が驚かないよう、穏やかな口調で囁いた。
「ほら……見てごらん……あそこに男がいるよ……」
妻はローターで身悶えながら、私が指差す方向にチラッと視線を向けた。
半開きで潤んでいた妻の目がいきなりギョッと見開いた。そして「誰!」と短く叫びながら私にしがみつき、そのまま驚愕しながら凍りついた。
「大丈夫。心配するな、あの人は私がネットで見つけてきた単独さんだ」
「……た、単独さんって……」
妻は声を震わせながら、更に私にしがみついてきた。そう怯えている妻は、さっきの妖艶な妻よりも百倍エロティックだった。
「単独さんというのはね、私の代わりにお前とセックスしてくれる人のことだよ……だからお前は、今からあの人とセックスするんだ……」
そう髪を撫でながら優しく囁くと、妻は恐る恐る私の顔を見上げ、今にも泣き出しそうに目をうるうるさせながら「どうして……」と呟いた。
「お前が愛おしいからだよ……だからお前が他人に抱かれる姿が見たいんだ……」
「愛おしいのに、どうして私が他の人に抱かれるのを——」
「——それはわからない。この感情は自分でもわからない。何が何だかわからないけど、とにかくお前が他人に抱かれる姿が見たくて見たくて我慢できないんだ」
そう話している間に、男はスリスリと絨毯を鳴らしながらベッドの端にやってきた。「初めまして。田島と申します」と妻に優しく微笑みながらも、その凶暴に勃起したペニスはビクンビクンと波打っていた。
妻は慌てて掛け布団をひったくり、ガバッと音を立ててその中に潜り込んだ。
男は不安そうな顔で私を見つめながら、「大丈夫ですか?」と言った。
私はそんな男に「大丈夫です」と答えながら布団の中に手を入れた。
妻の柔らかい太ももに手を滑らせた。ピタッと閉じられていた太ももの隙間に一本一本指を差し込み、少しずつそこを開いていった。
半開きになった太ももにローターを滑り込ませ、ジトッと湿ったクロッチにそれを押し付けながらスイッチを入れた。
膨らんだ布団の中からヴィィィィィィィィィィンという振動音が響いた。
しばらくして、ソッと布団の隙間から中を覗くと、喉をヒクヒクさせながら必死に声を堪えている妻と目が合った。
「ソファーで見てるよ……」
そう呟くと、私は持っていたローターを静かに手放した。一瞬何か言いかけた妻だったが、しかしすぐに言葉を飲み込み、そのまま黙って瞳を閉じた。
そこで抵抗しないということは、妻がそれを受け入れたという事だった。私はそんな妻に、嬉しい反面、強烈なショックを受けた。私が布団から手を抜くのと入れ替わりに、男の手が布団の中に潜り込んだ。
それは、初めて私の目の前で、妻の体が他人に触れられる瞬間だった。布団の中がモゾモゾと蠢いていた。男の指が妻のどこを弄っているのか想像すると、もはや卒倒しそうになった。私はベッドの端に立ちすくんだまま、そんな残酷な布団の動きを呆然と見つめていた。
しばらくすると、男がニヤニヤと笑いながら、「相当濡れてますね」と呟いた。そんな言葉に私は殺意を覚えた。このままここにいたら、本当にこの男を殴り兼ねないと思い、ソッとその場から離れようとすると、突然男は「ほら」と言いながら布団の端を摘み、そのまま一気に布団を剥いだ。
ビクンッと驚いた妻の顔が一瞬にして固まった。
ドロドロに濡れたローターが、ヴィィィィィンと唸ったまま白いシーツの上に放り投げられていた。
妻のパンティーはすでに太ももまでずり下げられ、まるで出産する時のように股を大きく開いていた。そしてその淫らに濡れ輝いた裂け目には、男の指が二本突き刺さり、それが蛇のようにクネクネと蠢きながら、くちゃくちゃと卑猥な音を奏でていた。
![5147_convert_20160804200705.jpg](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/5147_convert_20160804200705.jpg)
まるで、警察の死体安置所で妻の惨殺死体を見せられたようだった。
妻は明らかに男の指で感じていた。あれだけ好きだったローターを放り出し、見ず知らずの男の指に身をよじらせていた。
そんな妻の姿を呆然と見つめながら、裏切られた、裏切られた、裏切られた、と何度も呟く私は、ベッドの端で寂しく響いているそのローターがどこか自分に見えた。
作戦は大成功だった。ローターにより欲情してしまった妻は、嫌がりながらも他人男を受け入れ、そして確実に他人男に感じていた。
私は今までにない複雑な感情に包まれていた。怒りと悲しみに渦巻かれ、気が狂いそうなほどに嫉妬し、そして絶望に打ちひしがれていた。
しかし、そんな絶望の後には、必ず胸底からおどろおどろしい性欲が湧き上がってきた。それは、客のいない場末のスナックの奥のボックスで、豚のように太った醜いママのチーズ臭い蒸れた陰部に舌を這わすような、そんな破滅的な異常性欲によく似ていた。
そんな異常性欲に襲われた私は、他人棒でズボズボされている妻を見ながら自涜に耽っていた。
嫌悪と絶望と快楽に脳みそをぐちゃぐちゃにされた私は、この通常では考えられない特殊な愛欲の病魔に、既にどっぷりと侵されていたのだった。
![ウツボ33_convert_20160422174435](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221909413ba.jpg)
(つづく)
《←目次》《11話へ→》
だから私は考えた。妻には単独男の事はギリギリまで内緒にしておき、いきなりホテルで登場させようと。そしてホテルのベッドで妻の興奮が最高潮に高まった時、いきなりサプライズ的に単独男を登場させようと企んだのだった。
その単独男は、四十後半の猿のような顔をした男だった。
事情を説明し、事前にラブホテルのクローゼットに隠れていて欲しいとお願いすると、彼はたちまち好奇の目を輝かせながら、「面白そうですね」と了承した。
何も知らない妻を、単独男が待ち伏せるラブホテルに連れて行った。部屋に入るなり早々とベッドに押し倒し、いきなりパンティーの上からローターを押し付けた。すると妻は、いつもと違う順序に、「どうしたの?」と警戒の色を浮かべ、素直に体を開かなかった。
いつもの順序では、まずは二人で風呂に入った。そこでたっぷりと尺八させ、妻の巨乳に精液をぶっかけた。それが、私たち夫婦が長年続けてきたセックスのスタートだった。
初発の精液をシャワーで洗い流すとベッドに移動し、すぐに二発目が開始された。二発目は、いつも決まって正常位で中出しした。その後、煙草一服のインターバルを挟んでから三発目に突入するのだが、そのインターバルの間に、そこで初めてローターが登場した。すでに疲れ果てている妻にローターで喜びを与え、妻の興奮が高まってきた時に、最後の三発目へと突入するのだった。
![ウツボ30_convert_20160422174344](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422190904a70.jpg)
それがいつもの私たちのセックススタイルだった。ローターが登場してからというもの、余程の理由がない限り、いつも決まってこの順序だった。
しかしこの日は、突然ローターからスタートした。だから妻は戸惑い、大好きなローターを股間に押し付けられても、なかなか気分は高まらなかった。
しかしこれも計画の一つだった。私は、素の妻が他人によって開花されていく姿が見たいのだ。だから私の肉棒がまだ貫通していない状態で、他人に妻を差し出したかったのである。
「ヤだ……先にお風呂に入ろうよ……」
妻は必死に太ももを閉じながら、私の腕の中で小さく呟いた。
そんな妻の生暖かい息を耳元に感じるなり、途端に熱いものがムラッと沸き上り、同時に亀頭がズキンっとした。
シャワーを浴びていない妻の陰部。今から見ず知らずの男に、嗅がれ、舐められ、入れられるのだと思うと、息苦しくなるほどの凄まじい嫉妬と興奮が胸にムラムラと湧き上がってきた。
私は強引に妻の太ももをこじ開けた。そして震える声で、「……まだ何も刺激を与えていないクリトリスってのは敏感だろ……先にイカせてあげるよ……」と囁きながらクロッチにローターを滑らせた。
ローターの先でクリトリスを探した。グニョグニョするクロッチの裏側の中に一箇所だけコリッと硬くなっている部分を見つけ出し、そのスイッチにローターを力強く押し付けてやると、いきなり妻は「はぁん!」と大きく息を吐き、腰をピクン!と跳ね上げた。
瞬間で妻は欲情した。私に抱きつきながら卑猥にコキコキと腰を動かし、「ああん……ホントだ……いつもより感じる……」などと囁いては、みるみるクロッチを湿らせた。
この淫らな妻の声が、あのクローゼットの中に隠れている赤の他人に聞かれているのかと思うと、目眩を感じるほどの興奮に襲われた。
もう我慢できないと思った私は、頭をクラクラさせながら妻の耳元に囁いた。
「実は、ある男をここに呼んでいるんだ……」
妻は冗談だと思っているのか、子犬のように鼻をフン、フンと鳴らして悶えながら、そんな私の言葉をスルーした。
それでも私が、「本当なんだ……本当にいるんだ……今からベッドに呼んでもいいか……」と真顔で聞くと、妻は突然、その潤んだ大きな目でソッと私を見上げた。
妻はジッと私を見つめながら、ポッテリと膨らんだ下唇に真っ赤な舌をペロッと滑らせた。「その人……ここに呼んでどうするの?」と小さく呟くと、まるで私を挑発するかのように、ジーンズの中でズキズキと疼いているペニスを手の平でスリスリと摩り始めた。
「お前と……セックスさせるんだ……」
妻は、いつもの私の妄想劇だと思っているのか、冗談っぽく微笑みながら「他の男とセックスしてもいいの?」と囁いた。そしてジーンズのジッパーの中から熱り立った肉棒を摘み出すと、その白魚のような人差し指を、我慢汁が溢れる尿道にヌルヌルと滑らせた。
私は背筋をゾクゾクさせながら、「お前が他の男とヤってるところが見たいんだ……いいだろ……」と声を震わせた。すると妻は「いいわよ」と挑発的に微笑み、たじろぐ私を見つめながら肉棒を上下にシゴき始めた。そしてそのまま私の耳元にソッと唇を這わせると、明らかに欲情した声で「舐めさせて……」と囁いたのだった。
思わず私は震える指でジーンズのボタンを外した。それと同時にムクリと顔を上げた妻は、ハァハァと荒い息を吐きながらそれを突き出している私にニヤリと微笑んだ。そしてその卑猥な汁でテラテラと輝く亀頭をヌルリと口に含むと、テュパ、テュパと音を立てながらしゃぶり始めたのだった。
![ウツボ31_convert_20160422174401](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219093804e.jpg)
そんな妻は、明らかにいつもと違っていた。まるでこの後の展開を予期しているかのように乱れていた。
そんな妻の妖艶な姿に悶えながら、私は『いきなりローター』の威力の凄さを実感させられた。こんな妻なら五回は抜けると思った私は、今後のセックスの順序を改めるべきだと強く思った。
私は、ペニスをしゃぶる妻の乳肉を鷲掴みにした。そしてそれをグニグニと乱暴に揉みながら、もう片方の手でパンティーの中にローターを滑り込ませ、直接その敏感な部分にそれを押し付けてやった。
途端に妻は喘ぎ始めた。肉棒を咥えながら、ウグウグと苦しそうに悶えていた。そんなパンティーの中は、まるでペペローションを大量に垂らしたかのように濡れており、今までヴィィィィィンと響いていたローターの振動音がピチャピチャと卑猥な音に変わった。
機は熟していた。今なら妻はあの男を素直に受け入れるだろうと確信した。
私は男が隠れているクローゼットに振り向いた。既にクローゼットの扉は半分開かれ、その扉の隙間から全裸の男がジッと私を見ていた。
男の巨大な肉棒は、まるで龍が天に昇るかのように反り立っていた。亀頭の大きさ、竿の太さ、竿の長さ、すべて私のモノより遥かに勝っていた。今から妻はあんな凶暴なモノを入れられるのかと思うと、恐怖と共に激しい嫉妬に駆られ、それが複雑に混ざり合っては異常な性的興奮へと変わった。
![11clqzay.jpg](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/11clqzay.jpg)
私は、ぺちゃぺちゃとペニスをしゃぶっていた妻をソッとベッドに寝かせた。そしてパンティーの中でローターを響かせながら、できるだけ妻が驚かないよう、穏やかな口調で囁いた。
「ほら……見てごらん……あそこに男がいるよ……」
妻はローターで身悶えながら、私が指差す方向にチラッと視線を向けた。
半開きで潤んでいた妻の目がいきなりギョッと見開いた。そして「誰!」と短く叫びながら私にしがみつき、そのまま驚愕しながら凍りついた。
「大丈夫。心配するな、あの人は私がネットで見つけてきた単独さんだ」
「……た、単独さんって……」
妻は声を震わせながら、更に私にしがみついてきた。そう怯えている妻は、さっきの妖艶な妻よりも百倍エロティックだった。
「単独さんというのはね、私の代わりにお前とセックスしてくれる人のことだよ……だからお前は、今からあの人とセックスするんだ……」
そう髪を撫でながら優しく囁くと、妻は恐る恐る私の顔を見上げ、今にも泣き出しそうに目をうるうるさせながら「どうして……」と呟いた。
「お前が愛おしいからだよ……だからお前が他人に抱かれる姿が見たいんだ……」
「愛おしいのに、どうして私が他の人に抱かれるのを——」
「——それはわからない。この感情は自分でもわからない。何が何だかわからないけど、とにかくお前が他人に抱かれる姿が見たくて見たくて我慢できないんだ」
そう話している間に、男はスリスリと絨毯を鳴らしながらベッドの端にやってきた。「初めまして。田島と申します」と妻に優しく微笑みながらも、その凶暴に勃起したペニスはビクンビクンと波打っていた。
妻は慌てて掛け布団をひったくり、ガバッと音を立ててその中に潜り込んだ。
男は不安そうな顔で私を見つめながら、「大丈夫ですか?」と言った。
私はそんな男に「大丈夫です」と答えながら布団の中に手を入れた。
妻の柔らかい太ももに手を滑らせた。ピタッと閉じられていた太ももの隙間に一本一本指を差し込み、少しずつそこを開いていった。
半開きになった太ももにローターを滑り込ませ、ジトッと湿ったクロッチにそれを押し付けながらスイッチを入れた。
膨らんだ布団の中からヴィィィィィィィィィィンという振動音が響いた。
しばらくして、ソッと布団の隙間から中を覗くと、喉をヒクヒクさせながら必死に声を堪えている妻と目が合った。
「ソファーで見てるよ……」
そう呟くと、私は持っていたローターを静かに手放した。一瞬何か言いかけた妻だったが、しかしすぐに言葉を飲み込み、そのまま黙って瞳を閉じた。
そこで抵抗しないということは、妻がそれを受け入れたという事だった。私はそんな妻に、嬉しい反面、強烈なショックを受けた。私が布団から手を抜くのと入れ替わりに、男の手が布団の中に潜り込んだ。
それは、初めて私の目の前で、妻の体が他人に触れられる瞬間だった。布団の中がモゾモゾと蠢いていた。男の指が妻のどこを弄っているのか想像すると、もはや卒倒しそうになった。私はベッドの端に立ちすくんだまま、そんな残酷な布団の動きを呆然と見つめていた。
しばらくすると、男がニヤニヤと笑いながら、「相当濡れてますね」と呟いた。そんな言葉に私は殺意を覚えた。このままここにいたら、本当にこの男を殴り兼ねないと思い、ソッとその場から離れようとすると、突然男は「ほら」と言いながら布団の端を摘み、そのまま一気に布団を剥いだ。
ビクンッと驚いた妻の顔が一瞬にして固まった。
ドロドロに濡れたローターが、ヴィィィィィンと唸ったまま白いシーツの上に放り投げられていた。
妻のパンティーはすでに太ももまでずり下げられ、まるで出産する時のように股を大きく開いていた。そしてその淫らに濡れ輝いた裂け目には、男の指が二本突き刺さり、それが蛇のようにクネクネと蠢きながら、くちゃくちゃと卑猥な音を奏でていた。
![5147_convert_20160804200705.jpg](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/5147_convert_20160804200705.jpg)
まるで、警察の死体安置所で妻の惨殺死体を見せられたようだった。
妻は明らかに男の指で感じていた。あれだけ好きだったローターを放り出し、見ず知らずの男の指に身をよじらせていた。
そんな妻の姿を呆然と見つめながら、裏切られた、裏切られた、裏切られた、と何度も呟く私は、ベッドの端で寂しく響いているそのローターがどこか自分に見えた。
作戦は大成功だった。ローターにより欲情してしまった妻は、嫌がりながらも他人男を受け入れ、そして確実に他人男に感じていた。
私は今までにない複雑な感情に包まれていた。怒りと悲しみに渦巻かれ、気が狂いそうなほどに嫉妬し、そして絶望に打ちひしがれていた。
しかし、そんな絶望の後には、必ず胸底からおどろおどろしい性欲が湧き上がってきた。それは、客のいない場末のスナックの奥のボックスで、豚のように太った醜いママのチーズ臭い蒸れた陰部に舌を這わすような、そんな破滅的な異常性欲によく似ていた。
そんな異常性欲に襲われた私は、他人棒でズボズボされている妻を見ながら自涜に耽っていた。
嫌悪と絶望と快楽に脳みそをぐちゃぐちゃにされた私は、この通常では考えられない特殊な愛欲の病魔に、既にどっぷりと侵されていたのだった。
![ウツボ33_convert_20160422174435](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221909413ba.jpg)
(つづく)
《←目次》《11話へ→》
吐泥(へろど)11
2013/06/13 Thu 00:01
新幹線の窓をぼんやりと眺めていると、シャカン! という音と共にいきなり窓の外が真っ黒になった。それはまるで、不意に誰かにテレビのスイッチを消されたかのようだった。
初めてのトンネルだった。車内には、シャカン、シャカン、シャカン、というリズミカルな音が響き、今まで何の役にも立っていなかった蛍光灯がそこで初めてその力を発揮した。
真っ黒な窓に、反対側の座席の女が映っていた。いつの間に飲んだのか、窓際に置かれたミニボトルのウィスキーは既に半分に減っていた。
すっかり出来上がってしまった女は、まるで早朝の歌舞伎町の歩道に投げ捨てられている泥酔者のようにぐったりと眠っていた。
(新潟で、いったい彼女に何があったというのだ……)
そう思いながら、乱れた花柄ワンピースから伸びる太ももに目をやった。
そのだらしなく緩んだ彼女の太ももをジロジロと見ていると、今まで悶々と思い出していた初めての寝取られの記憶とそれが、頭の中でパン生地をこねるように混じり合い、思わず私は既に硬くなっている股間をスリスリと摩ってしまっていた。
初めて妻が寝取られた時の、あの興奮が蘇ってきた私は、迷う事なくズボンのチャックを開けた。
ここで一発抜くというのは、実にスリリングで刺激的な事だった。いくら泥酔しているとはいえ、通路を挟んだすぐ真横の席には見ず知らずの女がいるのだ。女がいきなり目を覚まし、もしこれが見つかって騒がれでもしようものなら、その瞬間に私の人生はわずか三十年にして幕を閉じるのだ。
しかし、こんなチャンスは二度となかった。
乗客が三人しかいない新幹線。一人は遥か後方のドア前の席で、一人は同列の反対側の窓際。しかもそれはなかなか色っぽい女であり、まして泥酔して眠ってしまっているのだ。
こんなチャンスをみすみす逃す男は、ゲイかインポか尾木ママくらいだ。そんな事を思いながら私は、人生を賭けてそこに勃起した肉棒を突き出したのだった。
![201604221909432d7のコピー](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160731200041e82.jpg)
親指と人差し指で摘み、そのカチカチに固まった肉の棒を上下させた。
まるでマッサージ師に肩のツボをビンゴされた時のような快楽が太ももにジワジワと走り、思わず私は、あぁぁぁ……と小さく唸りながら両脚をピーンと伸ばした。
女はずっと同じ状態で寝ていた。女にペニスを向けてシコシコとシゴきながら、「ほら、見てごらん……こんなに大っきくなってるよ……」などと囁いていると、そのだらしなく緩んだ股に異常な執着が湧き始め、何としてでもあの中を盗撮したいと思った。
壁に掛けていたスーツの内ポケットからスマホを抜き取った。ひとまずペニスをズボンに戻し、窓際の席から通路側の席へと静かに移動した。
そっと通路を覗くと、ずらりと並んだ座席が地を這う蛇のようにくねくねと蠢いていた。誰もいないことを確認し、座席の肘掛に体を傾けると、そのまま通路に身を乗り出し、スマホを握った右手を恐る恐るそこに伸ばしてみた。
女の股には程遠かったが、とりあえず三枚ほど撮ってみた。もちろん特別アプリでシャッターの疑似音は消していたため完全に無音だ。
さっそく画像を確認してみると、斜めに傾きながらぐったりしている女の上半身が写っていた。大きな乳肉が腕に押し潰され、それが柔らかそうにくにゃっと歪んでいた。
ここから撮影するとなるとこれが限界だった。どれだけ身を乗り出して腕を伸ばしてみても、股間までは到底届かない距離だった。
(さすがに隣の席に移動するというのはマズイだろ……)
そう思いながら、ふと、あのバカな中国人観光客共がよく持ち歩いている『自撮り棒』があればと思った。いつもは、あれで写真を撮りまくっている中国人カップルを見る度に殺意を覚えていたが、今はあれが喉から手が出るほどに欲しかった。
とにかくもう一度チャレンジしてみようと思った。こんなチャンスは滅多になく、ここでそれを撮り損ねたら一生悔やむに違いないのだ。
再び肘掛に体を傾け、通路に身を乗り出した。スマホを掴んだ手を限界まで伸ばし、脇の下の筋肉が引きつりそうになるのを必死に堪えながら、女の下半身に向けてシャッターを押しまくった。
と、その時、突然、通路の奥から自動ドアが開くシャーッという音が響いた。「はっ!」と息を飲みながら振り返ると、そこには大きなワゴンを押した車内販売の女がいた。
その女と目が合った。私は慌てて体勢を元に戻した。しかし、通路向こうの座席に身を乗り出していた私の姿は既に目撃されているはずであり、今更慌てても遅かった。
あの車内販売員がここを通過すれば、当然この泥酔している女に気づくはずだ。となれば、他人の私がその座席に身を乗り出していた事に不審を抱き、さっそくそれを車掌に報告する事だろう。
私は、ガラガラと近づいてくるワゴンの音に怯えながら、今撮ったばかりの画像を急いで消去した。屈強な鉄道警察を従えた車掌が、「お客様、念のため携帯電話を確認させていただけないでしょうか」と、わざと穏やかな口調で微笑む顔が頭に浮かび、途端に私は金玉を縮み上がらせた。
これは非常にまずい事になった。なんとか誤魔化さなければ、と一人焦っていると、遂にそのワゴンが私と泥酔女の間にヌッと現れた。
ショートボブの若い女が、「お弁当いかがですか……」と独り言のように呟きながらチラッと私を見た。その田舎臭い顔とオレンジ色のエプロンが何故か採れたての静岡みかんを連想させ、私は咄嗟に、この田舎娘なら誤魔化せる、と確信した。
シートから身を起こした私は、泥酔女の座席に顔を向けていたミカン娘に「あのぅ……」と声をかけた。
「はい」と満面の笑顔で振り返ったミカン娘は意外に可愛かった。最近テレビのCMでよく見かける広瀬すずに何となく似ていた。
「そちらの女性なんですけど……相当お酒を飲んでらっしゃるようで、さっきから随分とえずいてばかりいるんですけど……」
わざと神妙な面持ちでそう言うと、ミカン娘はその言葉を知らないのか、「えずく?」と目を丸めながらその小さな顔を傾げた。
「ええ、さっきからね、オェ〜オェ〜ってえずいてばかりいるんですよ……心配になって何度か声をかけてるんですがね、何も反応しないんですよ……」
そこまで言うと『えずく』の意味がわかったのか、ミカン娘は、「そうなんですか」と驚きながら、その明るい顔に不安を浮かべた。そして慌ててワゴンのタイヤにロックをかけると、泥酔女の座席にソッと屈みながら、「お客様……」と声をかけたのだった。
![ウツボ35_convert_20160422174506](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221909441cf.jpeg)
まんまとミカン娘は騙された。これで私が泥酔女の座席に身を乗り出していた事は正当化された。
ミカン娘は何度か声をかけていたが、しかし泥酔女は「んんん……」と唸るだけで目を開けなかった。
私は、わざとらしく「大丈夫ですかね……」などと呟き、ミカン娘のまん丸な尻越しに泥酔女の座席を覗き込んだ。ミカン娘は恐る恐る泥酔女の肩に手を置き、「お客様……」と体を揺らした。ユサユサと肩を揺さぶられる事により、泥酔女の股は益々緩んだ。そして遂に、その乱れたスカートの中から真っ赤な布が顔を出し、それを確認した私は異様なる達成感に包まれたのだった。
それは、思いもよらぬ下品なパンティーだった。
最初この女を見た時は、ミッション系私立女子学園の音楽教師のようなエレガントな気品を感じた。だから下着も、きっとラグジュアリーな高級補正下着とか、やたらとレースの多い海外高級ブランドのランジェリーなんかだろうと予想していたのだが、しかし、今そこからチラリと見える真っ赤な下着には気品の欠片も感じられなかった。まさに、立川駅の裏のピンサロ嬢が穿いているような、実に悪趣味で破廉恥なパンティーだった。
しかし私は、そんな彼女に欲情していた。いや、そんな彼女だからこそ激しく欲情した。
この女は、見た目は気品漂うゴージャスな女だが、しかし中身は、三十分四千円で本番までヤらせてくれる立川のピンサロ嬢と同じなのだ。こんな女こそが真の淫乱女なのだ。こんな女に限って、昼間は気品漂う女を演じながらも、夜ともなればケダモノ共と激しく交じり合い、想像を絶する肉便器と化すのである。
![ウツボ36_convert_20160422174523](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191020bfc.jpg)
そう勝手に決めつけながら泥酔女を見ていた私は、激しく湧き上がる異常性欲にクラクラと目眩を感じていた。
人は見かけによらない……。そう心の中で呟きながら、ズボンの中で熱り立っている肉棒をこっそり握り締めていると、ふと、すぐ目の前にミカン娘の丸い尻があることに気づいた。
(この見た目は清純そうな娘も……やはりあの女と同じように中身は……)
そう思いながら私はスマホを握った。そして泥酔女に気を取られているミカン娘のスカートの下にスマホをソッと忍ばせると、「大丈夫かな……」と心配するふりを装いながら、ミカン娘のスカートの中を撮りまくってやった。
そんな画面には彼女のイメージ通りの素朴な下着が映っていた。少々残念な反面、まだまだ日本は大丈夫だという、新橋の赤提灯で酔い痴れるおっさん臭い安心感を覚えた。
![ウツボ37](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191021d5a.jpg)
本人を目の前にしながら盗撮画像を見るというのはなかなかのスリルと興奮だった。この娘のスカートの中は今こうなっているんだと、彼女と私だけしか知らない秘密を眺めながらソッとミカン娘の横顔を見ていると、リスクを背負いながらもそれに人生を賭けている盗撮オタク達の気持ちが少しだけわかった気がした。
そんな事をしていると、不意に、「ごめんなさい……」と、しゃがれた声で呟く泥酔女の声が聞こえた。見ると、ミカン娘は、まるで救急隊のように泥酔女の顔を覗き込みながら、「大丈夫ですか、医務室にご案内しましょうか?」と聞いていた。
「いえ、大丈夫です……ちょっと飲みすぎただけですから……」
女はそう答えたが、しかしその意識は朦朧としているようだった。座席にぐったりと沈んだまま、乱れたスカートもそのままだった。
そして女は、「本当に大丈夫ですから、迷惑かけてすみません……」と、面倒臭そうに呟き、まるでミカン娘を追い払うかのように再び目を閉じた。
するとミカン娘は、「では、何かありましたらこちらのボタンを押してください」と、座席の肘掛の横にある赤いスイッチを教えた。そしてお節介にもその乱れたスカートを素早く元に戻し、せっかくの赤い布切れを隠してしまったのだった。
ミカン娘が去って行った後も、女はしばらく「んん……んん……」と唸っていた。女がそう唸る度に、私はケダモノ共に陵辱されている彼女の姿を想像し、悶々としていた。
しかしそんな女が突然ゆっくりと起き上がった。トイレに行こうとしているのか、まるでリハビリ患者のように座席の手摺りに掴まりながら通路に出ようとしたのだ。
思わず私が「大丈夫ですか?」と聞くと、女は恐縮した表情で「はい、大丈夫です、すみません」と小さく頭を下げ、そのままフラフラと通路を進み始めた。
私はソッと立ち上がり、不安定な足取りで通路を進んで行く女を見た。そんな無防備な女の背中を見ながら、女がトイレのドアを開けると同時に一緒にトイレに雪崩れ込む自分の姿を想像していた。
ぐったりする女を便座に座らせ、「大丈夫ですか……吐きそうですか……」などと介抱するふりをしながら服を脱がすのだ。何度も何度も小便していた陰部は相当汚れているはずだ。そこを犬のようにベロベロと舐めまわし、そこが唾液で充分に潤ったら、朦朧とする女の股を大きく広げ、「全部吐いちゃった方が楽になりますよ」などと囁きながら、そこに肉棒をずんずんとピストンするのだ。
![ウツボ38](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191023af1.jpg)
そんな妄想に耽りながら、もしかしたら上手くいくかもしれないぞと、本気でそう思った。もし彼女が騒ぎ出して駅員が駆け付けてきたら、「吐きそう」という彼女をトイレに連れてきて介抱してやってただけだと主張すればいい。例え女が「乱暴された」と言い張っても、昼間っから泥酔しているバカ女の話など誰も信用しないだろう。それに、きっとあの真面目なミカン娘がこの状況を説明してくれるはずである。
そう考えていると、早く彼女の後を追わなければ間に合わなくなってしまうと焦ってみたが、しかし、元々そんな度胸が私にあるわけがなく、そんな焦りも鼻から妄想劇の演出に過ぎなかったのだった。
(つづく)
《←目次》《12話へ→》
初めてのトンネルだった。車内には、シャカン、シャカン、シャカン、というリズミカルな音が響き、今まで何の役にも立っていなかった蛍光灯がそこで初めてその力を発揮した。
真っ黒な窓に、反対側の座席の女が映っていた。いつの間に飲んだのか、窓際に置かれたミニボトルのウィスキーは既に半分に減っていた。
すっかり出来上がってしまった女は、まるで早朝の歌舞伎町の歩道に投げ捨てられている泥酔者のようにぐったりと眠っていた。
(新潟で、いったい彼女に何があったというのだ……)
そう思いながら、乱れた花柄ワンピースから伸びる太ももに目をやった。
そのだらしなく緩んだ彼女の太ももをジロジロと見ていると、今まで悶々と思い出していた初めての寝取られの記憶とそれが、頭の中でパン生地をこねるように混じり合い、思わず私は既に硬くなっている股間をスリスリと摩ってしまっていた。
初めて妻が寝取られた時の、あの興奮が蘇ってきた私は、迷う事なくズボンのチャックを開けた。
ここで一発抜くというのは、実にスリリングで刺激的な事だった。いくら泥酔しているとはいえ、通路を挟んだすぐ真横の席には見ず知らずの女がいるのだ。女がいきなり目を覚まし、もしこれが見つかって騒がれでもしようものなら、その瞬間に私の人生はわずか三十年にして幕を閉じるのだ。
しかし、こんなチャンスは二度となかった。
乗客が三人しかいない新幹線。一人は遥か後方のドア前の席で、一人は同列の反対側の窓際。しかもそれはなかなか色っぽい女であり、まして泥酔して眠ってしまっているのだ。
こんなチャンスをみすみす逃す男は、ゲイかインポか尾木ママくらいだ。そんな事を思いながら私は、人生を賭けてそこに勃起した肉棒を突き出したのだった。
![201604221909432d7のコピー](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160731200041e82.jpg)
親指と人差し指で摘み、そのカチカチに固まった肉の棒を上下させた。
まるでマッサージ師に肩のツボをビンゴされた時のような快楽が太ももにジワジワと走り、思わず私は、あぁぁぁ……と小さく唸りながら両脚をピーンと伸ばした。
女はずっと同じ状態で寝ていた。女にペニスを向けてシコシコとシゴきながら、「ほら、見てごらん……こんなに大っきくなってるよ……」などと囁いていると、そのだらしなく緩んだ股に異常な執着が湧き始め、何としてでもあの中を盗撮したいと思った。
壁に掛けていたスーツの内ポケットからスマホを抜き取った。ひとまずペニスをズボンに戻し、窓際の席から通路側の席へと静かに移動した。
そっと通路を覗くと、ずらりと並んだ座席が地を這う蛇のようにくねくねと蠢いていた。誰もいないことを確認し、座席の肘掛に体を傾けると、そのまま通路に身を乗り出し、スマホを握った右手を恐る恐るそこに伸ばしてみた。
女の股には程遠かったが、とりあえず三枚ほど撮ってみた。もちろん特別アプリでシャッターの疑似音は消していたため完全に無音だ。
さっそく画像を確認してみると、斜めに傾きながらぐったりしている女の上半身が写っていた。大きな乳肉が腕に押し潰され、それが柔らかそうにくにゃっと歪んでいた。
ここから撮影するとなるとこれが限界だった。どれだけ身を乗り出して腕を伸ばしてみても、股間までは到底届かない距離だった。
(さすがに隣の席に移動するというのはマズイだろ……)
そう思いながら、ふと、あのバカな中国人観光客共がよく持ち歩いている『自撮り棒』があればと思った。いつもは、あれで写真を撮りまくっている中国人カップルを見る度に殺意を覚えていたが、今はあれが喉から手が出るほどに欲しかった。
とにかくもう一度チャレンジしてみようと思った。こんなチャンスは滅多になく、ここでそれを撮り損ねたら一生悔やむに違いないのだ。
再び肘掛に体を傾け、通路に身を乗り出した。スマホを掴んだ手を限界まで伸ばし、脇の下の筋肉が引きつりそうになるのを必死に堪えながら、女の下半身に向けてシャッターを押しまくった。
と、その時、突然、通路の奥から自動ドアが開くシャーッという音が響いた。「はっ!」と息を飲みながら振り返ると、そこには大きなワゴンを押した車内販売の女がいた。
その女と目が合った。私は慌てて体勢を元に戻した。しかし、通路向こうの座席に身を乗り出していた私の姿は既に目撃されているはずであり、今更慌てても遅かった。
あの車内販売員がここを通過すれば、当然この泥酔している女に気づくはずだ。となれば、他人の私がその座席に身を乗り出していた事に不審を抱き、さっそくそれを車掌に報告する事だろう。
私は、ガラガラと近づいてくるワゴンの音に怯えながら、今撮ったばかりの画像を急いで消去した。屈強な鉄道警察を従えた車掌が、「お客様、念のため携帯電話を確認させていただけないでしょうか」と、わざと穏やかな口調で微笑む顔が頭に浮かび、途端に私は金玉を縮み上がらせた。
これは非常にまずい事になった。なんとか誤魔化さなければ、と一人焦っていると、遂にそのワゴンが私と泥酔女の間にヌッと現れた。
ショートボブの若い女が、「お弁当いかがですか……」と独り言のように呟きながらチラッと私を見た。その田舎臭い顔とオレンジ色のエプロンが何故か採れたての静岡みかんを連想させ、私は咄嗟に、この田舎娘なら誤魔化せる、と確信した。
シートから身を起こした私は、泥酔女の座席に顔を向けていたミカン娘に「あのぅ……」と声をかけた。
「はい」と満面の笑顔で振り返ったミカン娘は意外に可愛かった。最近テレビのCMでよく見かける広瀬すずに何となく似ていた。
「そちらの女性なんですけど……相当お酒を飲んでらっしゃるようで、さっきから随分とえずいてばかりいるんですけど……」
わざと神妙な面持ちでそう言うと、ミカン娘はその言葉を知らないのか、「えずく?」と目を丸めながらその小さな顔を傾げた。
「ええ、さっきからね、オェ〜オェ〜ってえずいてばかりいるんですよ……心配になって何度か声をかけてるんですがね、何も反応しないんですよ……」
そこまで言うと『えずく』の意味がわかったのか、ミカン娘は、「そうなんですか」と驚きながら、その明るい顔に不安を浮かべた。そして慌ててワゴンのタイヤにロックをかけると、泥酔女の座席にソッと屈みながら、「お客様……」と声をかけたのだった。
![ウツボ35_convert_20160422174506](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221909441cf.jpeg)
まんまとミカン娘は騙された。これで私が泥酔女の座席に身を乗り出していた事は正当化された。
ミカン娘は何度か声をかけていたが、しかし泥酔女は「んんん……」と唸るだけで目を開けなかった。
私は、わざとらしく「大丈夫ですかね……」などと呟き、ミカン娘のまん丸な尻越しに泥酔女の座席を覗き込んだ。ミカン娘は恐る恐る泥酔女の肩に手を置き、「お客様……」と体を揺らした。ユサユサと肩を揺さぶられる事により、泥酔女の股は益々緩んだ。そして遂に、その乱れたスカートの中から真っ赤な布が顔を出し、それを確認した私は異様なる達成感に包まれたのだった。
それは、思いもよらぬ下品なパンティーだった。
最初この女を見た時は、ミッション系私立女子学園の音楽教師のようなエレガントな気品を感じた。だから下着も、きっとラグジュアリーな高級補正下着とか、やたらとレースの多い海外高級ブランドのランジェリーなんかだろうと予想していたのだが、しかし、今そこからチラリと見える真っ赤な下着には気品の欠片も感じられなかった。まさに、立川駅の裏のピンサロ嬢が穿いているような、実に悪趣味で破廉恥なパンティーだった。
しかし私は、そんな彼女に欲情していた。いや、そんな彼女だからこそ激しく欲情した。
この女は、見た目は気品漂うゴージャスな女だが、しかし中身は、三十分四千円で本番までヤらせてくれる立川のピンサロ嬢と同じなのだ。こんな女こそが真の淫乱女なのだ。こんな女に限って、昼間は気品漂う女を演じながらも、夜ともなればケダモノ共と激しく交じり合い、想像を絶する肉便器と化すのである。
![ウツボ36_convert_20160422174523](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191020bfc.jpg)
そう勝手に決めつけながら泥酔女を見ていた私は、激しく湧き上がる異常性欲にクラクラと目眩を感じていた。
人は見かけによらない……。そう心の中で呟きながら、ズボンの中で熱り立っている肉棒をこっそり握り締めていると、ふと、すぐ目の前にミカン娘の丸い尻があることに気づいた。
(この見た目は清純そうな娘も……やはりあの女と同じように中身は……)
そう思いながら私はスマホを握った。そして泥酔女に気を取られているミカン娘のスカートの下にスマホをソッと忍ばせると、「大丈夫かな……」と心配するふりを装いながら、ミカン娘のスカートの中を撮りまくってやった。
そんな画面には彼女のイメージ通りの素朴な下着が映っていた。少々残念な反面、まだまだ日本は大丈夫だという、新橋の赤提灯で酔い痴れるおっさん臭い安心感を覚えた。
![ウツボ37](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191021d5a.jpg)
本人を目の前にしながら盗撮画像を見るというのはなかなかのスリルと興奮だった。この娘のスカートの中は今こうなっているんだと、彼女と私だけしか知らない秘密を眺めながらソッとミカン娘の横顔を見ていると、リスクを背負いながらもそれに人生を賭けている盗撮オタク達の気持ちが少しだけわかった気がした。
そんな事をしていると、不意に、「ごめんなさい……」と、しゃがれた声で呟く泥酔女の声が聞こえた。見ると、ミカン娘は、まるで救急隊のように泥酔女の顔を覗き込みながら、「大丈夫ですか、医務室にご案内しましょうか?」と聞いていた。
「いえ、大丈夫です……ちょっと飲みすぎただけですから……」
女はそう答えたが、しかしその意識は朦朧としているようだった。座席にぐったりと沈んだまま、乱れたスカートもそのままだった。
そして女は、「本当に大丈夫ですから、迷惑かけてすみません……」と、面倒臭そうに呟き、まるでミカン娘を追い払うかのように再び目を閉じた。
するとミカン娘は、「では、何かありましたらこちらのボタンを押してください」と、座席の肘掛の横にある赤いスイッチを教えた。そしてお節介にもその乱れたスカートを素早く元に戻し、せっかくの赤い布切れを隠してしまったのだった。
ミカン娘が去って行った後も、女はしばらく「んん……んん……」と唸っていた。女がそう唸る度に、私はケダモノ共に陵辱されている彼女の姿を想像し、悶々としていた。
しかしそんな女が突然ゆっくりと起き上がった。トイレに行こうとしているのか、まるでリハビリ患者のように座席の手摺りに掴まりながら通路に出ようとしたのだ。
思わず私が「大丈夫ですか?」と聞くと、女は恐縮した表情で「はい、大丈夫です、すみません」と小さく頭を下げ、そのままフラフラと通路を進み始めた。
私はソッと立ち上がり、不安定な足取りで通路を進んで行く女を見た。そんな無防備な女の背中を見ながら、女がトイレのドアを開けると同時に一緒にトイレに雪崩れ込む自分の姿を想像していた。
ぐったりする女を便座に座らせ、「大丈夫ですか……吐きそうですか……」などと介抱するふりをしながら服を脱がすのだ。何度も何度も小便していた陰部は相当汚れているはずだ。そこを犬のようにベロベロと舐めまわし、そこが唾液で充分に潤ったら、朦朧とする女の股を大きく広げ、「全部吐いちゃった方が楽になりますよ」などと囁きながら、そこに肉棒をずんずんとピストンするのだ。
![ウツボ38](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191023af1.jpg)
そんな妄想に耽りながら、もしかしたら上手くいくかもしれないぞと、本気でそう思った。もし彼女が騒ぎ出して駅員が駆け付けてきたら、「吐きそう」という彼女をトイレに連れてきて介抱してやってただけだと主張すればいい。例え女が「乱暴された」と言い張っても、昼間っから泥酔しているバカ女の話など誰も信用しないだろう。それに、きっとあの真面目なミカン娘がこの状況を説明してくれるはずである。
そう考えていると、早く彼女の後を追わなければ間に合わなくなってしまうと焦ってみたが、しかし、元々そんな度胸が私にあるわけがなく、そんな焦りも鼻から妄想劇の演出に過ぎなかったのだった。
(つづく)
《←目次》《12話へ→》
吐泥(へろど)12
2013/06/13 Thu 00:01
彼女が自動ドアを出て行くのを見届け、そのまま急いで座席に着いた。ペニスを引きずり出し、その妄想を続けながらシコシコと悶えた。やはり私にはレ◯プよりもセンズリの方がお似合いだった。
妄想の中で、泥酔女の巨大な尻にガンガンと腰を打ちつけていた。泥酔女はトイレの給水タンクにしがみつきながら獣のように喘ぎ、そのムチムチとした太ももに大量の小便をダラダラと垂らしていた。
そんな妄想に合わせて手首を動かしていると、早々とイキそうになった。
私は慌てて肉棒から手を離した。肉棒は、ビクン、ビクン、と激しく脈を打ち、今にも爆発しそうな状態だった。しかし私は、せっかくなら彼女の泥酔姿を盗み見しながらこっそり射精したいと思った。だから私は、それをビクンビクンとさせたまま、彼女が座席に戻ってくるのを待つことにしたのだった。
必死に射精を堪えながらソッと天井を見上げた。次々に胸に溢れてくる興奮の塊をフーッと吐き出していると、ふと女の座席の荷物棚にあるルイ・ヴィトンのボストンバッグが目に飛び込んできた。
それを目にした瞬間、新たなる欲望が湧き上がってきた。泥酔女の緩んだ股から顔を出していた下品なパンティーが鮮明に頭に浮かび、私は、(きっと使用済み下着があるはずだ!)と凄まじい興奮に駆られた。
さっそく私は、ヒクヒクと痙攣している一触即発の肉棒を、まるで爆発物処理班の如く慎重に扱いながらズボンの中に戻した。そして座席に隠れながら首だけをヌッと伸ばした私は、まるで巣穴から顔を出すミーアキャットのように車内を伺った。
ドア前の座席に座っている中年サラリーマンのハゲた頭部が見えた。寝ているのか雑誌を読んでいるのか、そのハゲ頭はピクリとも動かなかった。もちろん通路には誰もいなかった。ドアのガラスに目を凝らしても、そこに人の気配は感じられなかった。
いける、と確信した私は、まるでコソ泥のように腰を屈めながら素早く通路を横切った。女の座席から再びミーアキャットのように首を伸ばし、沈黙を続ける車内を慎重に伺いながら、頭上の荷物棚にゆっくりと手を伸ばした。
思った以上に軽いバッグだった。片手で簡単に棚から下ろすことができた。それを女の座席に置き、急いで金色のジッパーを開けると、いきなり大型のドライヤーが現れた。化粧ポーチ、ヘアースプレー、ヴィダルサスーンのトリートメントと続き、やっとその下に、Tシャツやタオルといった衣類が押し込められていた。
とりあえず、そのTシャツを鼻に押し付けた。ユニクロのTシャツとは違い、泡のように滑らかな肌触りをしていた。女はそれを寝巻きに使用していたのか、そこにはボディーソープらしき花の香りが染み込んでいた。
そんなTシャツの脇の下をザラザラと舐めながら、綺麗に折り畳まれたタオルをペロリと捲った。その下にはクルンっと丸められたパンティーが二つ転がっていた。素早くそれを摘み上げ、テラテラと滑るそのサテン生地に鼻を押し付けてみたが、当然ながらそれは未使用であり、そこからは微かな洗濯洗剤の香りしか漂ってこなかった。
(こんなモノは松っちゃんが出演していないダウンタウンDXくらい価値のないモノだ)
そう呟きながらそれをバッグの中に落とした。
それはバッグの黒い底をコロコロと転がった。そこは既に底であり、もはやそれ以上の品は見当たらなかった。
しかし私は余裕だった。なぜなら私は知っていたからだ。旅行中の女は、使用済み下着だけを別に保管する癖があるという事を、私は毎年の社員旅行時の経験により知り得ていたのだ。
隠しても無駄だ……。そう呟きながら更にバッグの中を漁ると、案の定、バッグの右端のポケットに、ローソンのビニール袋が押し込められていた。それをシャリシャリと引きずり出し、緩い結び目を素早くスルスルと解くと、袋の奥には、クシャクシャに丸まったレース生地の物体がボテッと横たわっていたのだった。
素早くそれを袋から抜き取り、ひとまずポケットの中に押し込んだ。
もちろんこれは窃盗罪という立派な犯罪だった。が、しかし、私は余裕だった。なぜなら彼女がそれを盗まれている事に気づくのは、少なくとも家に帰ってからであり、その頃には訴えようにも訴えようがないからである。それを私は、毎年の社員旅行時の経験により知り得ていた。だから私は、堂々とそれを頂戴したのだった。
バッグの中身を元通りにし、急いでバッグを荷物棚に戻した。再びミーアキャットのように車内を伺い、誰にも見られていない事を確認すると、素早く腰を屈めて通路を横切った。
自分の座席に戻ると、さっそくポケットの中から例のブツを取り出した。
それは、手の平の中にすっぽりと収まるほど小さかった。レースのザラザラ感を指に感じながら恐る恐るそれを広げてみると、案の定それは両サイドが紐になった、いわゆる紐パンだった。
全体的に薄いピンクのそれは、正面のフロント部分だけがレースで、尻部分は布のフルバックだった。あの真っ赤な下品なパンティーと比べれば至って普通の下着だったが、しかしそこに漂う卑猥度は、今まで私が社員旅行時に見てきたモノを遥かに超えていた。
その卑猥の原因は、そこら中にくっ付いている毛玉や、プツプツと出ている縫い目のほつれ、そしてゴムの微妙な伸び具合だった。
過去、社員旅行において、数々の女子社員たちの使用済み下着を物色してきた私にとって、この所謂『履き古した下着』は、まさに『お宝』と言えた。私の性癖の範囲では、例えどれだけセクシーなランジェリーであろうと、わざと卑猥にデザインされた大人のおもちゃ屋の穴あきパンティーであろうと、この『履き古した下着』に勝る卑猥下着はなかった。この、何年間も履き続けてボロボロになった自然なフォルムこそが、私にとっては『キングオブ使用済み下着』なのであった。
そんな下着に激しく欲情していた私は、いよいよその核心に迫るべくクロッチの裏側をペロリと捲ってみた。さすがキングオブ使用済み下着だけはあった。そのシミもまた、『ベスト・オブ・シミ』と呼ぶに相応しい最高の汚れだった。
![ウツボ39_convert_20160422174546](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191024f4e.jpeg)
オナニーを目的とした下着のシミというのは、それなりに控えめでなければならなかった。もちろんそれは各個人それぞれの好みに分かれ、一概に全てのマニアたちがそうだとは限らないが、少なくとも私はそうだった。汚れは『多からず少からず』、匂いは『強からず弱からず』、そして味は『濃からず薄からず』。私の場合、シミはそんな塩梅のものでなければならなかったのだった。
最高の下着を手に入れた私は、さっそくその控えめなクロッチをクンクンと嗅いでみた。
薄っすらと甘い香水の香りが漂う中に、所々饐えた匂いが混じっていた。それは、駅の公衆便所の小便器に漂う下品な刺激臭によく似ており、その匂いの原因は、拭き損じた小便の残り汁が乾いたものだと分析できた。
使用済み下着のニオイの中には、恥垢そのものの強烈なイカ臭や、ドリアやチーズといったオリモノ系のモワモワした臭いなど色々あるが、私はこの小便がパリパリに乾いた饐えた臭いが一番好きだった。この臭いは、性器そのものを浮かび上がらせるだけでなく、飛び散る尿までも想像させてくれる、そんな躍動感溢れる臭いなのだ。
![ウツボ40_convert_20160422174601](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221910262d8.jpg)
大好きな小便臭にクラクラと目眩を感じながら、続いて私はそこに舌を伸ばし始めた。
そのカピカピに乾いた白いシミは、最初は砂のようにザラザラしていたが、しかしゆっくりゆっくり丹念に舌先を動かしていくと、カピカピに乾いたシミは次第にネトネトし始め、オリモノ本来の粘りに戻った。
あの女の陰部から、このヌルヌルとした卑猥な汁が滲み出ていたのだと思いながらペロペロした。不意に女の股の裏に顔を押し付け、そのドロドロに濡れた裂け目を舐めまくる自分の姿が頭に浮かんだ。そして女は、あの気品ある顔を淫乱に歪め、狂ったように喘ぎながら悶えていたのだった。
![ウツボ41](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191059735.jpg)
もう我慢できないと、慌ててズボンからペニスを引きずり出そうとすると、突然背後から自動ドアの開く音が聞こえてきた。
外しかけていたズボンのボタンを再び元に戻した。ソッと通路を覗いてみると、女がこちらに向かってくるのが見えた。女は相当酔いが回っているようだった。その足取りは今にも倒れそうなくらいフラフラしていた。
女は座席に着くなり、髪をバサっと垂らしてクタッと項垂れた。そして黒いワンピースの腹を小刻みに動かしながらスースーと寝息を立て始めた。
秒睡だった。あれだけ酔ってれば……と思いながら、再びズボンのボタンに指をかけた。そして大量の我慢汁を垂れ流しながらギチギチに勃起している肉棒を堂々とそこに引きずり出すと、それを眠った女に見せつけるかのようにして、根元から亀頭の先まで激しく上下にシゴいたのだった。
![ウツボ42](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219110193c.jpg)
見ず知らずの女が眠るすぐ横で、その女の下着のニオイを嗅ぎながらオナニーをした。肉体的な快楽だけでなく、このスリリングなシチュエーションに激しい興奮を覚えていた私は、不意に川端康成の小説『眠れる美女』を思い出し、あの作家もとんでもない変態だと改めて思った。
汚れたクロッチに亀頭を当てると、眠る女をソッと見つめた。ネトネトになったオリモノを尿道に擦り付けながら、四つん這いにさせた女の割れ目の表面に亀頭をヌルヌルと滑らせているシーンを想像をした。
![ウツボ43](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191102066.jpg)
(入れて欲しいか……この硬い肉棒を、お前のそのドロドロに濡れたオマンコにヌプッと入れて欲しいか……)
そう呟きながら、我慢汁でヌルヌルになったクロッチを亀頭に被せた。そしてペニス全体を下着で包むと、(ほら……入っちゃったよ……ズッポリと突き刺さってるよ)などと呟き、半開きの目でハァハァと悶えながらそのシーンを頭に思い浮かべた。
![ウツボ44_convert_20160422174636](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191104e4f.jpg)
肉々しい女の尻に激しく腰が打ち付けられては、黒光りした肉棒が出たり入ったりと繰り返している結合シーンが浮かんだ。それはまるでエロいgifのように、頭の中で何度も何度もリピートしていた。
下着に包んだ肉棒をゴシゴシとシゴきながら悶えていた私は、このままここに中出ししてしまおうか、それとも精液で汚さないまま持ち帰り、家に帰ってからもう一度楽しもうか、と、悩んでいた。
そんな二者択一に迫られながらゴシゴシしていると、不意に女が「んんん……」と唸りながら寝返りを打った。
女は私の座席に体を向けながら横向きになった。頬に乱れる髪。半開きの唇。そして、ぐにゃっと歪んだ大きな胸と、だらしなく緩んだ股。それらを真正面から見る事が出来るようになると、たちまち私の悩みは消え、このまま女の痴態を眺めながら、こいつの下着の中に中出してやろうと決まった。
女はスースーと寝息を立てながらも、時折「んんん……」と唸っていた。その度に私はひやっとし、手首の動きを止めていた。
唸る女を見ながら、恐らく小便がしたいのだろうと思った。勝手にそう思いながら、そこで女が大股を開き、車内に小便を噴き出すシーンを思い浮かべた。
![ウツボ45](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221911050c0.jpg)
見ないでください……見ないでください……と、今にも泣き出しそうな表情でそう言いながらも、私にそれを見せつけてくる露出狂のマゾ女。
そんなシーンを想像しながら下着をかぶせたペニスをシゴいていた私は、ふと、妻にもそんな露出をさせてみたいと思った。
そう思った瞬間、太ももの内側にゾクゾクとした痺れが走り、ピーンっと伸ばした両足が自然にスリスリと擦れあった。
(そうだ、妻に露出をさせよう)
そんな、京都の観光キャッチコピーのような言葉が頭に浮かぶと同時に、私の尿道から精液がビュッと飛んだ。
あああああああああ、と頭の中で叫びながら、下着に包んだペニスをゴシゴシとシゴきまくった。射精で朦朧とする意識の中、妻が見ず知らずの男に陰部を剥き出している姿が浮かんでは消えた。
(露出だけなら妻も嫌がらないだろう……だから最初は露出だけをさせておき、それが慣れてきたら、徐々にサウナに誘導し……)
そんな事を考えているうちにも精液は女のクロッチに容赦なくドクドクと放出された。それは次第に下着から溢れ出しては、まるで白蛇のように陰毛の中へと滑り込んで行った。
肉棒から下着を慎重に剥がし、それを素早く三つに折り畳んだ。下着の中には精液がたっぷりと包まれており、それはずっしりと重みを増していた。
いつの間にか越後湯沢を過ぎ、気がつくともうすぐ高崎だった。
まだ生暖かいそれを右手に持ったまま窓の外を見ていた私は、早く女がトイレに行かないかとそればかりを待ちわびていた。
もちろんそれは、その下着をそのまま女のバッグの中に戻すためだった。
(つづく)
《←目次》《13話へ→》
妄想の中で、泥酔女の巨大な尻にガンガンと腰を打ちつけていた。泥酔女はトイレの給水タンクにしがみつきながら獣のように喘ぎ、そのムチムチとした太ももに大量の小便をダラダラと垂らしていた。
そんな妄想に合わせて手首を動かしていると、早々とイキそうになった。
私は慌てて肉棒から手を離した。肉棒は、ビクン、ビクン、と激しく脈を打ち、今にも爆発しそうな状態だった。しかし私は、せっかくなら彼女の泥酔姿を盗み見しながらこっそり射精したいと思った。だから私は、それをビクンビクンとさせたまま、彼女が座席に戻ってくるのを待つことにしたのだった。
必死に射精を堪えながらソッと天井を見上げた。次々に胸に溢れてくる興奮の塊をフーッと吐き出していると、ふと女の座席の荷物棚にあるルイ・ヴィトンのボストンバッグが目に飛び込んできた。
それを目にした瞬間、新たなる欲望が湧き上がってきた。泥酔女の緩んだ股から顔を出していた下品なパンティーが鮮明に頭に浮かび、私は、(きっと使用済み下着があるはずだ!)と凄まじい興奮に駆られた。
さっそく私は、ヒクヒクと痙攣している一触即発の肉棒を、まるで爆発物処理班の如く慎重に扱いながらズボンの中に戻した。そして座席に隠れながら首だけをヌッと伸ばした私は、まるで巣穴から顔を出すミーアキャットのように車内を伺った。
ドア前の座席に座っている中年サラリーマンのハゲた頭部が見えた。寝ているのか雑誌を読んでいるのか、そのハゲ頭はピクリとも動かなかった。もちろん通路には誰もいなかった。ドアのガラスに目を凝らしても、そこに人の気配は感じられなかった。
いける、と確信した私は、まるでコソ泥のように腰を屈めながら素早く通路を横切った。女の座席から再びミーアキャットのように首を伸ばし、沈黙を続ける車内を慎重に伺いながら、頭上の荷物棚にゆっくりと手を伸ばした。
思った以上に軽いバッグだった。片手で簡単に棚から下ろすことができた。それを女の座席に置き、急いで金色のジッパーを開けると、いきなり大型のドライヤーが現れた。化粧ポーチ、ヘアースプレー、ヴィダルサスーンのトリートメントと続き、やっとその下に、Tシャツやタオルといった衣類が押し込められていた。
とりあえず、そのTシャツを鼻に押し付けた。ユニクロのTシャツとは違い、泡のように滑らかな肌触りをしていた。女はそれを寝巻きに使用していたのか、そこにはボディーソープらしき花の香りが染み込んでいた。
そんなTシャツの脇の下をザラザラと舐めながら、綺麗に折り畳まれたタオルをペロリと捲った。その下にはクルンっと丸められたパンティーが二つ転がっていた。素早くそれを摘み上げ、テラテラと滑るそのサテン生地に鼻を押し付けてみたが、当然ながらそれは未使用であり、そこからは微かな洗濯洗剤の香りしか漂ってこなかった。
(こんなモノは松っちゃんが出演していないダウンタウンDXくらい価値のないモノだ)
そう呟きながらそれをバッグの中に落とした。
それはバッグの黒い底をコロコロと転がった。そこは既に底であり、もはやそれ以上の品は見当たらなかった。
しかし私は余裕だった。なぜなら私は知っていたからだ。旅行中の女は、使用済み下着だけを別に保管する癖があるという事を、私は毎年の社員旅行時の経験により知り得ていたのだ。
隠しても無駄だ……。そう呟きながら更にバッグの中を漁ると、案の定、バッグの右端のポケットに、ローソンのビニール袋が押し込められていた。それをシャリシャリと引きずり出し、緩い結び目を素早くスルスルと解くと、袋の奥には、クシャクシャに丸まったレース生地の物体がボテッと横たわっていたのだった。
素早くそれを袋から抜き取り、ひとまずポケットの中に押し込んだ。
もちろんこれは窃盗罪という立派な犯罪だった。が、しかし、私は余裕だった。なぜなら彼女がそれを盗まれている事に気づくのは、少なくとも家に帰ってからであり、その頃には訴えようにも訴えようがないからである。それを私は、毎年の社員旅行時の経験により知り得ていた。だから私は、堂々とそれを頂戴したのだった。
バッグの中身を元通りにし、急いでバッグを荷物棚に戻した。再びミーアキャットのように車内を伺い、誰にも見られていない事を確認すると、素早く腰を屈めて通路を横切った。
自分の座席に戻ると、さっそくポケットの中から例のブツを取り出した。
それは、手の平の中にすっぽりと収まるほど小さかった。レースのザラザラ感を指に感じながら恐る恐るそれを広げてみると、案の定それは両サイドが紐になった、いわゆる紐パンだった。
全体的に薄いピンクのそれは、正面のフロント部分だけがレースで、尻部分は布のフルバックだった。あの真っ赤な下品なパンティーと比べれば至って普通の下着だったが、しかしそこに漂う卑猥度は、今まで私が社員旅行時に見てきたモノを遥かに超えていた。
その卑猥の原因は、そこら中にくっ付いている毛玉や、プツプツと出ている縫い目のほつれ、そしてゴムの微妙な伸び具合だった。
過去、社員旅行において、数々の女子社員たちの使用済み下着を物色してきた私にとって、この所謂『履き古した下着』は、まさに『お宝』と言えた。私の性癖の範囲では、例えどれだけセクシーなランジェリーであろうと、わざと卑猥にデザインされた大人のおもちゃ屋の穴あきパンティーであろうと、この『履き古した下着』に勝る卑猥下着はなかった。この、何年間も履き続けてボロボロになった自然なフォルムこそが、私にとっては『キングオブ使用済み下着』なのであった。
そんな下着に激しく欲情していた私は、いよいよその核心に迫るべくクロッチの裏側をペロリと捲ってみた。さすがキングオブ使用済み下着だけはあった。そのシミもまた、『ベスト・オブ・シミ』と呼ぶに相応しい最高の汚れだった。
![ウツボ39_convert_20160422174546](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191024f4e.jpeg)
オナニーを目的とした下着のシミというのは、それなりに控えめでなければならなかった。もちろんそれは各個人それぞれの好みに分かれ、一概に全てのマニアたちがそうだとは限らないが、少なくとも私はそうだった。汚れは『多からず少からず』、匂いは『強からず弱からず』、そして味は『濃からず薄からず』。私の場合、シミはそんな塩梅のものでなければならなかったのだった。
最高の下着を手に入れた私は、さっそくその控えめなクロッチをクンクンと嗅いでみた。
薄っすらと甘い香水の香りが漂う中に、所々饐えた匂いが混じっていた。それは、駅の公衆便所の小便器に漂う下品な刺激臭によく似ており、その匂いの原因は、拭き損じた小便の残り汁が乾いたものだと分析できた。
使用済み下着のニオイの中には、恥垢そのものの強烈なイカ臭や、ドリアやチーズといったオリモノ系のモワモワした臭いなど色々あるが、私はこの小便がパリパリに乾いた饐えた臭いが一番好きだった。この臭いは、性器そのものを浮かび上がらせるだけでなく、飛び散る尿までも想像させてくれる、そんな躍動感溢れる臭いなのだ。
![ウツボ40_convert_20160422174601](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221910262d8.jpg)
大好きな小便臭にクラクラと目眩を感じながら、続いて私はそこに舌を伸ばし始めた。
そのカピカピに乾いた白いシミは、最初は砂のようにザラザラしていたが、しかしゆっくりゆっくり丹念に舌先を動かしていくと、カピカピに乾いたシミは次第にネトネトし始め、オリモノ本来の粘りに戻った。
あの女の陰部から、このヌルヌルとした卑猥な汁が滲み出ていたのだと思いながらペロペロした。不意に女の股の裏に顔を押し付け、そのドロドロに濡れた裂け目を舐めまくる自分の姿が頭に浮かんだ。そして女は、あの気品ある顔を淫乱に歪め、狂ったように喘ぎながら悶えていたのだった。
![ウツボ41](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191059735.jpg)
もう我慢できないと、慌ててズボンからペニスを引きずり出そうとすると、突然背後から自動ドアの開く音が聞こえてきた。
外しかけていたズボンのボタンを再び元に戻した。ソッと通路を覗いてみると、女がこちらに向かってくるのが見えた。女は相当酔いが回っているようだった。その足取りは今にも倒れそうなくらいフラフラしていた。
女は座席に着くなり、髪をバサっと垂らしてクタッと項垂れた。そして黒いワンピースの腹を小刻みに動かしながらスースーと寝息を立て始めた。
秒睡だった。あれだけ酔ってれば……と思いながら、再びズボンのボタンに指をかけた。そして大量の我慢汁を垂れ流しながらギチギチに勃起している肉棒を堂々とそこに引きずり出すと、それを眠った女に見せつけるかのようにして、根元から亀頭の先まで激しく上下にシゴいたのだった。
![ウツボ42](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016042219110193c.jpg)
見ず知らずの女が眠るすぐ横で、その女の下着のニオイを嗅ぎながらオナニーをした。肉体的な快楽だけでなく、このスリリングなシチュエーションに激しい興奮を覚えていた私は、不意に川端康成の小説『眠れる美女』を思い出し、あの作家もとんでもない変態だと改めて思った。
汚れたクロッチに亀頭を当てると、眠る女をソッと見つめた。ネトネトになったオリモノを尿道に擦り付けながら、四つん這いにさせた女の割れ目の表面に亀頭をヌルヌルと滑らせているシーンを想像をした。
![ウツボ43](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191102066.jpg)
(入れて欲しいか……この硬い肉棒を、お前のそのドロドロに濡れたオマンコにヌプッと入れて欲しいか……)
そう呟きながら、我慢汁でヌルヌルになったクロッチを亀頭に被せた。そしてペニス全体を下着で包むと、(ほら……入っちゃったよ……ズッポリと突き刺さってるよ)などと呟き、半開きの目でハァハァと悶えながらそのシーンを頭に思い浮かべた。
![ウツボ44_convert_20160422174636](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160422191104e4f.jpg)
肉々しい女の尻に激しく腰が打ち付けられては、黒光りした肉棒が出たり入ったりと繰り返している結合シーンが浮かんだ。それはまるでエロいgifのように、頭の中で何度も何度もリピートしていた。
下着に包んだ肉棒をゴシゴシとシゴきながら悶えていた私は、このままここに中出ししてしまおうか、それとも精液で汚さないまま持ち帰り、家に帰ってからもう一度楽しもうか、と、悩んでいた。
そんな二者択一に迫られながらゴシゴシしていると、不意に女が「んんん……」と唸りながら寝返りを打った。
女は私の座席に体を向けながら横向きになった。頬に乱れる髪。半開きの唇。そして、ぐにゃっと歪んだ大きな胸と、だらしなく緩んだ股。それらを真正面から見る事が出来るようになると、たちまち私の悩みは消え、このまま女の痴態を眺めながら、こいつの下着の中に中出してやろうと決まった。
女はスースーと寝息を立てながらも、時折「んんん……」と唸っていた。その度に私はひやっとし、手首の動きを止めていた。
唸る女を見ながら、恐らく小便がしたいのだろうと思った。勝手にそう思いながら、そこで女が大股を開き、車内に小便を噴き出すシーンを思い浮かべた。
![ウツボ45](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201604221911050c0.jpg)
見ないでください……見ないでください……と、今にも泣き出しそうな表情でそう言いながらも、私にそれを見せつけてくる露出狂のマゾ女。
そんなシーンを想像しながら下着をかぶせたペニスをシゴいていた私は、ふと、妻にもそんな露出をさせてみたいと思った。
そう思った瞬間、太ももの内側にゾクゾクとした痺れが走り、ピーンっと伸ばした両足が自然にスリスリと擦れあった。
(そうだ、妻に露出をさせよう)
そんな、京都の観光キャッチコピーのような言葉が頭に浮かぶと同時に、私の尿道から精液がビュッと飛んだ。
あああああああああ、と頭の中で叫びながら、下着に包んだペニスをゴシゴシとシゴきまくった。射精で朦朧とする意識の中、妻が見ず知らずの男に陰部を剥き出している姿が浮かんでは消えた。
(露出だけなら妻も嫌がらないだろう……だから最初は露出だけをさせておき、それが慣れてきたら、徐々にサウナに誘導し……)
そんな事を考えているうちにも精液は女のクロッチに容赦なくドクドクと放出された。それは次第に下着から溢れ出しては、まるで白蛇のように陰毛の中へと滑り込んで行った。
肉棒から下着を慎重に剥がし、それを素早く三つに折り畳んだ。下着の中には精液がたっぷりと包まれており、それはずっしりと重みを増していた。
いつの間にか越後湯沢を過ぎ、気がつくともうすぐ高崎だった。
まだ生暖かいそれを右手に持ったまま窓の外を見ていた私は、早く女がトイレに行かないかとそればかりを待ちわびていた。
もちろんそれは、その下着をそのまま女のバッグの中に戻すためだった。
(つづく)
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吐泥(へろど)13
2013/06/13 Thu 00:01
二日後、再び私は上越新幹線の中にいた。妻と二人で並んで座りながら、走り去る窓の外をぼんやりと眺めていた。例の計画が実行されるのは、いよいよ今夜だった。しかし私は妻を説得するどころか、そのイベントすら妻に告げることができなかった。だから妻は何も知らなかった。前日の晩、いきなり私は、「ちょっとした契約上の手違いがあってね、明日また新潟に行かなくちゃならないんだ」と嘘をつき、そして「お前も一緒にどうだい。せっかくの休みなんだし、たまには日本海の美味しい魚でも食べに行こうじゃないか」と提案した。妻は乗り気ではなかったが、翌日、渋る妻を私は強引に連れ出した。だから妻は、例の計画を何も知らされないまま、新幹線に乗せられたのだった。
越後湯沢に近づくにつれ、窓の景色がみるみると変わってきた。最初はあまり乗り気じゃなかった妻だったが、しかし、広大な大自然が窓の外に広がり始めると、急に旅行気分が出てきたのか、妻は「新潟に着いたらまずはどこのお店に行こっか」などと浮き浮きし始め、さっそくスマホで『食べログ』などを開き始めた。
越後湯沢駅に到着すると、ホームにはスーツを着たサラリーマンの集団が待ち受けていた。そこで何かの会合でもあったのか、全員同じ形の茶封筒を手にしながらぞろぞろと自由席に乗り込んできた。ガラガラだった車内が一気に人で溢れた。それまで快適だった車内には、安サラリーマン特有のタバコ臭と汗臭と加齢臭がムンムンと充満し、そこらじゅうから、「係長」や「ファンド」や「運営事業」といった言葉が聞こえてきてた。
新幹線が走り出すと、『食べログ』を見ていた妻が、「急に騒がしくなったね」とポツリと呟いた。
「うん。この前、経済新聞に、新潟県が越後湯沢の再開発に乗り出すって記事が書いてあったから、きっとその関係の役所の人たちじゃないのかな……」
そうボソッと答えると、妻はもはやそんな事はどうでもいいかのように、「うわぁ〜この海鮮丼おいしそう〜」と大きな目を餃子のように歪め、それを私に見せようとしてきた。窓に寄りかかっていた私は、「どれどれ」と言いながら体を起こした。そしてスマホを覗きながらも必要以上に寄り添い、妻の髪から漂うリンスの香りを胸深く吸い込んだ。
あと小一時間で終点の新潟だった。そろそろ実行に移らなければならないと焦っていた。計画では、大宮あたりから車内露出を始め、高崎でローターを渡してオナニーをさせ、そして越後湯沢でしゃぶらせるという順序だった。しかしまだ何も実行していなかった。ぐずぐずしているうちに越後湯沢に到着してしまった。しかも大勢の乗客が乗り込んでくるという予想外な展開に見舞われ、私の計画は出だしから躓いてしまっていた。
最初からこの調子では、例の計画など実行できるわけがなかった。焦った私は、今からでも遅くはないと妻に寄り添った。すると勘の良い妻は何かを感じ取ったのか、そんな私から素早く身を引きながら「ほら、こんなに甘エビが入ってるよ」とスマホの画面を私に向け、防御の体制に入った。
それでも私が、「本当だね……これでこの値段はお値打ちだよ……」と更に迫って行くと、妻は引いた目で私を見ながら、「どうしたの?」と首を傾げた。私は素早く妻の肩に頬を摺り寄せた。そしてタプタプの胸を下から持ち上げるように撫でながら、「我慢できなくなってきた……」と呟いた。妻は呆れたように顔を顰めながら、小さな溜息を漏らした。
妻は私の異常性欲を知っていた。それが所構わずいきなり発情するという事も、妻は嫌という程にわかっていた。妻は周囲を見回すと、まるで小便を我慢している子供を宥めるような口調で、「こんな所じゃ無理よ、夜まで我慢して」と小声で囁いた。
「わかってるよ……だからオッパイだけでいいから見せてくれよ……」
そう呟きながら、その柔らかい乳肉をゆっくりと一揉みすると、そのまま上着のボタンを外そうとした。するとその時、いきなり通路に人が現れた。それはスーツを着た四十後半の中年サラリーマンで、私たちの座席の前で足を止めた。私は慌てて妻の胸から手を離した。しかし男の視線は確実にその瞬間を捕らえており、爪楊枝のような細い目が一瞬ギョッと見開いた。
男は、「ここ、空いてますか?」と訝しげに私たちを見下ろしながらそう聞いた。「あっ、どうぞ」と妻は言いながら通路側の座席に置いていたハンドバッグを自分の尻と肘掛の隙間に入れた。「すみません……」と言いながら、男は妻の隣の座席に静かに腰を下ろした。やはりその男も皆と同じ茶封筒を持っていた。
その封筒の帯には長岡市役所とプリントされていた。
(やっぱり役人か……)
私はそう呟きながら窓の外に目をやった。この予想外の邪魔者の出現で計画は完全に頓挫だと、山だらけの風景を見ながら私は小さな溜め息を吐いたのだった。
トンネルを過ぎると、またすぐトンネルだった。その度に景色が遮られる私は、スマホの画面に走る妻の爪の音を聞きながらウトウトしていた。
ふと気づくと、いつの間にか車内は静まり返っていた。今まで騒ついていた役人共の声は消え、所々から微かな寝息が聞こえてきた。
ソッと体を起こして正面の電光掲示板を見ると、『次は長岡』と表示されていた。ついつい眠ってしまっていた私は、もはや猶予がない事に激しい焦りを感じた。
隣りを見ると妻も寝ていた。その隣りのサラリーマンも薄くなった頭をこちらにぐたっと傾けながら寝息を立てていた。みんな寝てしまったのか……と思いながら再びシートに凭れようとすると、ふと、寝ている妻の股が微かに緩んでいる事に気づいた。
出かける直前、ジーンズを履いていた妻を強引に着替えさせた。露出させるためにはスカートでなければダメだと思い、ミニのタイトスカートに履き替えさせていたのだが、それが今、なぜか不自然に太ももまで捲れ上がっているのだ。
![ウツボ46_convert_20160731201205](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160731201336df3.jpg)
(もしかしてこいつら……)と、いきなり私は強烈な嫉妬を覚えた。私が寝ている隙に、二人は何かいやらしいことをしていたのではないかと不審を抱いたのだ。
もちろん、そんな事が現実にあるわけがなかった。そんな事を本気で思ってはいなかった。が、しかし、敢えて私はそう思う事にした。この新潟までの残り少ない時間内に計画を遂行させるために、そんな非現実的な妄想で異常性欲を奮い立たせようとしたのだ。
スースーと寝息を立てている妻の顔をソッと覗き込んだ。既に勃起している股間を握りしめながら、妻の寝顔に(どうせ嘘寝してるんだろ?)と呟いた。そのまま体を傾け、緩んだスカートの中を覗き込んだ。(私が寝ている間に、その隣りの薄汚い親父にアソコを触らせていたんだろ……)と、恥骨に張り付くピンクのクロッチを見つめた。そして生足の膝っ小僧にソッと唇を押し付けると、(オマンコを弄られながら……そいつのペニスをしゃぶっていたんだな……)と、その光景を頭に思い描いた。
![ウツボ47](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201607312013385bd.jpg)
ピンクのクロッチには二本の縦皺が浮かんでいた。その皺から妻の陰部を想像し、あの何とも言えない甘い香りと、そこにペニスがヌルヌルと滑る感触を思い出しながら、私は妻の膝っ小僧をチロッと舐めた。その瞬間、妻の目がパッと開いた。妻は別段慌てる事もなく、呆れた顔で「イヤだって……」と小声で呟くと、ゆっくりと股を閉じながら捲れていたスカートを元に戻した。
「どうしてスカートが捲れてるんだよ……隣りの男にオマンコを触らせていたのか……」
そう言いながら妻の頬に顔を寄せると、妻はおもむろに「クスッ」と鼻で笑った。そんな妻は慣れていた。異常性欲者の私の狂った妄想には慣れており、私がどんなに突拍子も無いことを言い出しても、もはや驚くことはなかった。
「な、やっぱりそうなんだろ、隣の親父にオマンコを弄られながらチンポをしゃぶってたんだろ……」
そう妻の耳元に囁きながら私はスカートの中に手を入れた。妻は慌てて私の手首を押さえると、小声で「隣の人が起きるからやめて」と言いながら眉を顰めた。
「嘘をつくな。濡れてるのがバレるからだろ」
「濡れてるわけ無いでしょ」
「じゃあパンツだけでも確認させろ」
一度言い出すとそれをするまで諦めないという私の性格を、妻はよく知っていた。だから妻は面倒臭そうに溜息を吐き、「パンツだけだよ」と、私の手首を握っていた手を緩めた。
私は静かにスカートを捲り上げた。不特定多数の親父たちの寝息が響く車内に、真っ白な太ももが現れた。その異様な卑猥感にムラッと欲情した私は、太ももに押し潰された股の隙間に手を潜り込ませた。寝ていたせいか、そこは明け方の布団の中のように暖かかった。妻は隣で眠る親父を、緊張した表情でチラチラと見ながら、「早くして」と顔を歪めた。
むちむちの太ももを五本の指で押し開き、その奥にあるクロッチに指を伸ばした。ザラザラとしたクロッチを指で撫で、その中に潜む『具』の感触を確かめるかのようにグニグニと撫で回した。もちろんそこは濡れていなかった。
「もういいでしょ」
そう言いながら妻が私の手を押さえた。それでも私は強引に指を動かした。クロッチの奥に潜む穴が愛おしくて堪らず、ムチッと盛り上がった肉の割れ目を指腹で擦りまくったのだった。
![201607312013392f1のコピー](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160731202024241.jpg)
「もうイヤ」と、隣の親父を気にしながら囁く妻に、私は「見られてるぞ」と呟いた。
「隣の親父は起きてるよ……さっきからソッと薄眼を開けて、お前のここを見てるよ……」
そんな私のデタラメに妻は動揺しなかった。黙ったまま項垂れ、蠢く私の手を押さえながらギュッと目を閉じていた。
(なぜ妻は動揺しないのか?)
そう思いながら、項垂れる妻の横顔を見つめた。そして、妻が動揺しない理由は、妻自身に隣の親父に見られたいという露出願望があるからに違いないなどと勝手に決めつけ、激しい嫉妬と激しい興奮の渦に巻かれた。
「本当は見られたいんだろ……その隣にいる薄汚い親父に、いやらしいオマンコを見て欲しいんだろ……」
私は、まるで暗示をかけるかのようにして、そう何度も妻の耳元に囁いた。
妻は変態なのだ。表向きは普通の主婦を装っているが、その内面にはドロドロとした変態性欲が潜んでいるのだ。その証拠に、この女は夫の私が見ている前で他人男の肉棒を咥えたことがあるのだ。そしてそれをズボズボと入れられ、夫の私の目前で絶頂に達したという前科があるのだ。
そんな妻が、こんなプレイが嫌いなわけがなかった。私はそう確信しながら、曝け出されたピンクのパンティーの上からクリトリスを見つけ出し、そこを集中的に攻めた。
最初はクニャクニャしていた感触がすぐにコリコリと変わった。全体的にグニャグニャしている中で、そこだけがポツンっと硬かった。それを人差し指でクリクリと捏ねながら、「親父が見てるぞ……クリトリスが転がされるのをジッと見てるぞ……」と、耳元に何度も囁いた。すると、それまで私の手を必死に掴んでいた妻の指の力は抜け、今までぴっちりと閉じていた股が、みるみると緩んで行った。
(こいつ……感じているな……)
そう確信した私は、伸ばした舌先で妻の耳の穴をチロチロと舐めた。妻は全く抵抗しなかった。それどころか、項垂れた口元からハァハァと猥褻な息を吐き出していた。
いけるぞ、と思った私は、クリトリスを捏ねていた指をじわじわと移動させた。そしてクロッチの端にソッと指先を引っ掛けると、「せっかくだから……みんなに見てもらおう……」と囁き、ピタリと陰部に張り付いていたピンクのクロッチを横にずらしたのだった。
![ウツボ49](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016073120134039c.jpg)
(つづく)
《←目次》《14話へ→》
越後湯沢に近づくにつれ、窓の景色がみるみると変わってきた。最初はあまり乗り気じゃなかった妻だったが、しかし、広大な大自然が窓の外に広がり始めると、急に旅行気分が出てきたのか、妻は「新潟に着いたらまずはどこのお店に行こっか」などと浮き浮きし始め、さっそくスマホで『食べログ』などを開き始めた。
越後湯沢駅に到着すると、ホームにはスーツを着たサラリーマンの集団が待ち受けていた。そこで何かの会合でもあったのか、全員同じ形の茶封筒を手にしながらぞろぞろと自由席に乗り込んできた。ガラガラだった車内が一気に人で溢れた。それまで快適だった車内には、安サラリーマン特有のタバコ臭と汗臭と加齢臭がムンムンと充満し、そこらじゅうから、「係長」や「ファンド」や「運営事業」といった言葉が聞こえてきてた。
新幹線が走り出すと、『食べログ』を見ていた妻が、「急に騒がしくなったね」とポツリと呟いた。
「うん。この前、経済新聞に、新潟県が越後湯沢の再開発に乗り出すって記事が書いてあったから、きっとその関係の役所の人たちじゃないのかな……」
そうボソッと答えると、妻はもはやそんな事はどうでもいいかのように、「うわぁ〜この海鮮丼おいしそう〜」と大きな目を餃子のように歪め、それを私に見せようとしてきた。窓に寄りかかっていた私は、「どれどれ」と言いながら体を起こした。そしてスマホを覗きながらも必要以上に寄り添い、妻の髪から漂うリンスの香りを胸深く吸い込んだ。
あと小一時間で終点の新潟だった。そろそろ実行に移らなければならないと焦っていた。計画では、大宮あたりから車内露出を始め、高崎でローターを渡してオナニーをさせ、そして越後湯沢でしゃぶらせるという順序だった。しかしまだ何も実行していなかった。ぐずぐずしているうちに越後湯沢に到着してしまった。しかも大勢の乗客が乗り込んでくるという予想外な展開に見舞われ、私の計画は出だしから躓いてしまっていた。
最初からこの調子では、例の計画など実行できるわけがなかった。焦った私は、今からでも遅くはないと妻に寄り添った。すると勘の良い妻は何かを感じ取ったのか、そんな私から素早く身を引きながら「ほら、こんなに甘エビが入ってるよ」とスマホの画面を私に向け、防御の体制に入った。
それでも私が、「本当だね……これでこの値段はお値打ちだよ……」と更に迫って行くと、妻は引いた目で私を見ながら、「どうしたの?」と首を傾げた。私は素早く妻の肩に頬を摺り寄せた。そしてタプタプの胸を下から持ち上げるように撫でながら、「我慢できなくなってきた……」と呟いた。妻は呆れたように顔を顰めながら、小さな溜息を漏らした。
妻は私の異常性欲を知っていた。それが所構わずいきなり発情するという事も、妻は嫌という程にわかっていた。妻は周囲を見回すと、まるで小便を我慢している子供を宥めるような口調で、「こんな所じゃ無理よ、夜まで我慢して」と小声で囁いた。
「わかってるよ……だからオッパイだけでいいから見せてくれよ……」
そう呟きながら、その柔らかい乳肉をゆっくりと一揉みすると、そのまま上着のボタンを外そうとした。するとその時、いきなり通路に人が現れた。それはスーツを着た四十後半の中年サラリーマンで、私たちの座席の前で足を止めた。私は慌てて妻の胸から手を離した。しかし男の視線は確実にその瞬間を捕らえており、爪楊枝のような細い目が一瞬ギョッと見開いた。
男は、「ここ、空いてますか?」と訝しげに私たちを見下ろしながらそう聞いた。「あっ、どうぞ」と妻は言いながら通路側の座席に置いていたハンドバッグを自分の尻と肘掛の隙間に入れた。「すみません……」と言いながら、男は妻の隣の座席に静かに腰を下ろした。やはりその男も皆と同じ茶封筒を持っていた。
その封筒の帯には長岡市役所とプリントされていた。
(やっぱり役人か……)
私はそう呟きながら窓の外に目をやった。この予想外の邪魔者の出現で計画は完全に頓挫だと、山だらけの風景を見ながら私は小さな溜め息を吐いたのだった。
トンネルを過ぎると、またすぐトンネルだった。その度に景色が遮られる私は、スマホの画面に走る妻の爪の音を聞きながらウトウトしていた。
ふと気づくと、いつの間にか車内は静まり返っていた。今まで騒ついていた役人共の声は消え、所々から微かな寝息が聞こえてきた。
ソッと体を起こして正面の電光掲示板を見ると、『次は長岡』と表示されていた。ついつい眠ってしまっていた私は、もはや猶予がない事に激しい焦りを感じた。
隣りを見ると妻も寝ていた。その隣りのサラリーマンも薄くなった頭をこちらにぐたっと傾けながら寝息を立てていた。みんな寝てしまったのか……と思いながら再びシートに凭れようとすると、ふと、寝ている妻の股が微かに緩んでいる事に気づいた。
出かける直前、ジーンズを履いていた妻を強引に着替えさせた。露出させるためにはスカートでなければダメだと思い、ミニのタイトスカートに履き替えさせていたのだが、それが今、なぜか不自然に太ももまで捲れ上がっているのだ。
![ウツボ46_convert_20160731201205](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160731201336df3.jpg)
(もしかしてこいつら……)と、いきなり私は強烈な嫉妬を覚えた。私が寝ている隙に、二人は何かいやらしいことをしていたのではないかと不審を抱いたのだ。
もちろん、そんな事が現実にあるわけがなかった。そんな事を本気で思ってはいなかった。が、しかし、敢えて私はそう思う事にした。この新潟までの残り少ない時間内に計画を遂行させるために、そんな非現実的な妄想で異常性欲を奮い立たせようとしたのだ。
スースーと寝息を立てている妻の顔をソッと覗き込んだ。既に勃起している股間を握りしめながら、妻の寝顔に(どうせ嘘寝してるんだろ?)と呟いた。そのまま体を傾け、緩んだスカートの中を覗き込んだ。(私が寝ている間に、その隣りの薄汚い親父にアソコを触らせていたんだろ……)と、恥骨に張り付くピンクのクロッチを見つめた。そして生足の膝っ小僧にソッと唇を押し付けると、(オマンコを弄られながら……そいつのペニスをしゃぶっていたんだな……)と、その光景を頭に思い描いた。
![ウツボ47](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/201607312013385bd.jpg)
ピンクのクロッチには二本の縦皺が浮かんでいた。その皺から妻の陰部を想像し、あの何とも言えない甘い香りと、そこにペニスがヌルヌルと滑る感触を思い出しながら、私は妻の膝っ小僧をチロッと舐めた。その瞬間、妻の目がパッと開いた。妻は別段慌てる事もなく、呆れた顔で「イヤだって……」と小声で呟くと、ゆっくりと股を閉じながら捲れていたスカートを元に戻した。
「どうしてスカートが捲れてるんだよ……隣りの男にオマンコを触らせていたのか……」
そう言いながら妻の頬に顔を寄せると、妻はおもむろに「クスッ」と鼻で笑った。そんな妻は慣れていた。異常性欲者の私の狂った妄想には慣れており、私がどんなに突拍子も無いことを言い出しても、もはや驚くことはなかった。
「な、やっぱりそうなんだろ、隣の親父にオマンコを弄られながらチンポをしゃぶってたんだろ……」
そう妻の耳元に囁きながら私はスカートの中に手を入れた。妻は慌てて私の手首を押さえると、小声で「隣の人が起きるからやめて」と言いながら眉を顰めた。
「嘘をつくな。濡れてるのがバレるからだろ」
「濡れてるわけ無いでしょ」
「じゃあパンツだけでも確認させろ」
一度言い出すとそれをするまで諦めないという私の性格を、妻はよく知っていた。だから妻は面倒臭そうに溜息を吐き、「パンツだけだよ」と、私の手首を握っていた手を緩めた。
私は静かにスカートを捲り上げた。不特定多数の親父たちの寝息が響く車内に、真っ白な太ももが現れた。その異様な卑猥感にムラッと欲情した私は、太ももに押し潰された股の隙間に手を潜り込ませた。寝ていたせいか、そこは明け方の布団の中のように暖かかった。妻は隣で眠る親父を、緊張した表情でチラチラと見ながら、「早くして」と顔を歪めた。
むちむちの太ももを五本の指で押し開き、その奥にあるクロッチに指を伸ばした。ザラザラとしたクロッチを指で撫で、その中に潜む『具』の感触を確かめるかのようにグニグニと撫で回した。もちろんそこは濡れていなかった。
「もういいでしょ」
そう言いながら妻が私の手を押さえた。それでも私は強引に指を動かした。クロッチの奥に潜む穴が愛おしくて堪らず、ムチッと盛り上がった肉の割れ目を指腹で擦りまくったのだった。
![201607312013392f1のコピー](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/20160731202024241.jpg)
「もうイヤ」と、隣の親父を気にしながら囁く妻に、私は「見られてるぞ」と呟いた。
「隣の親父は起きてるよ……さっきからソッと薄眼を開けて、お前のここを見てるよ……」
そんな私のデタラメに妻は動揺しなかった。黙ったまま項垂れ、蠢く私の手を押さえながらギュッと目を閉じていた。
(なぜ妻は動揺しないのか?)
そう思いながら、項垂れる妻の横顔を見つめた。そして、妻が動揺しない理由は、妻自身に隣の親父に見られたいという露出願望があるからに違いないなどと勝手に決めつけ、激しい嫉妬と激しい興奮の渦に巻かれた。
「本当は見られたいんだろ……その隣にいる薄汚い親父に、いやらしいオマンコを見て欲しいんだろ……」
私は、まるで暗示をかけるかのようにして、そう何度も妻の耳元に囁いた。
妻は変態なのだ。表向きは普通の主婦を装っているが、その内面にはドロドロとした変態性欲が潜んでいるのだ。その証拠に、この女は夫の私が見ている前で他人男の肉棒を咥えたことがあるのだ。そしてそれをズボズボと入れられ、夫の私の目前で絶頂に達したという前科があるのだ。
そんな妻が、こんなプレイが嫌いなわけがなかった。私はそう確信しながら、曝け出されたピンクのパンティーの上からクリトリスを見つけ出し、そこを集中的に攻めた。
最初はクニャクニャしていた感触がすぐにコリコリと変わった。全体的にグニャグニャしている中で、そこだけがポツンっと硬かった。それを人差し指でクリクリと捏ねながら、「親父が見てるぞ……クリトリスが転がされるのをジッと見てるぞ……」と、耳元に何度も囁いた。すると、それまで私の手を必死に掴んでいた妻の指の力は抜け、今までぴっちりと閉じていた股が、みるみると緩んで行った。
(こいつ……感じているな……)
そう確信した私は、伸ばした舌先で妻の耳の穴をチロチロと舐めた。妻は全く抵抗しなかった。それどころか、項垂れた口元からハァハァと猥褻な息を吐き出していた。
いけるぞ、と思った私は、クリトリスを捏ねていた指をじわじわと移動させた。そしてクロッチの端にソッと指先を引っ掛けると、「せっかくだから……みんなに見てもらおう……」と囁き、ピタリと陰部に張り付いていたピンクのクロッチを横にずらしたのだった。
![ウツボ49](https://blog-imgs-87-origin.2nt.com/g/u/j/gujin0281/2016073120134039c.jpg)
(つづく)
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