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水のない噴水9

2012/11/17 Sat 04:26

水のない噴水9



 武田の目の前で股を大きく開くと同時に、彼が「涼子!」と悲痛な声で叫んだ。
 涼子は目を伏せ、下唇を噛んだ。ここで武田に身をまかせ、それを彼に見せつけてやれば、これで彼とは終われると思ったのだ。
 しかしそれは、彼との関係が終わるという意味だけでなく、自分の人生も終わるという危険性がある事を涼子はわかっていた。

「へぇ〜……これがホームレスのおっさんたちにヤられまくってたというオマンコかぁ……そのわりには、案外綺麗なオマンコしてるじゃん……」
 武田の言葉が涼子の羞恥心を掻き回した。
 そんな涼子の表情に何かを感じ取った武田は、更に涼子を追い込むべく、「ヨガの猫のポーズをしてみよっか」と笑った。
 涼子は、彼への恐怖と武田の屈辱に身を震わせながらゆっくりと起き上がった。そして、あの箱根の別荘で彼に陵辱された時のように、壁に顔を向けながら四つん這いになった。
「いいケツしてんじゃん、ほれ」
 武田は笑いながら涼子の尻を平手で叩いた。ほれ、ほれ、ほれ、っと彼に振り向きながらも何時も叩いた。
 ピシャン、ピシャンっという乾いた音がスタジオに響いた。
 遂に彼が、「もう頼むからやめてくれ……」と情けない声を出した。
「やめてくれ? それはどっちの事かな? 彼女の尻を叩く事? それともウチの秘書のソレをやめさせる事? どっちかな?」
 武田は、じゅぶじゅぶと音を立てながらペニスをしゃぶる少女を指差しながら言った。
「どっちもだ!」と彼が叫ぶと、少女はスポンッ! と小気味良い音を立てながら、彼のペニスを口から引き抜いた。
「やめてくれって言いながらも、この人、我慢汁ダラダラだよ」
 少女はそう言いながら真っ赤な床にペッと唾を吐くと、そのままスルスルと黒いTバックを脱ぎ始めた。
「おいおい、もしかしてヤっちゃうのか?」
 武田は呆れた顔でそう呟きながらニヤニヤと笑った。
「あったり前でしょ。こんな活きのいいチンポは久しぶりなんだから」
 少女は唇を尖らせながらそう言うと、ベッドに両手を付いて彼に尻を向けた。
「やめろ……やめろやめろやめろ!」
 彼が狂ったように首を振り始めると、勃起したペニスも左右に揺れ始め、彼の両太ももにピタピタと音を立てた。
「ふふふふふ。私のココ、すっごく気持ちいいんだよ……私の穴ん中にはね、上質なメタンフェタミンがたっぷりと塗り込んであるんだから……一度入れたらヤミツキになっちゃうんだから……」
 少女はニヤニヤと笑いながら背後に手を回した。そしてマナ板の上の魚のようにビタビタと暴れ回っている彼のペニスを捕まえると、その先っぽを自分のワレメにぐちゃぐちゃと擦り付けた。
「あれは卑怯だ。ドーピングは反則だ」
 そう言いながら武田はベッドを飛び降りた。そして、「そっちが反則技を使うならこっちだって」と言いながら、物凄い早さでバックヤードへと走っていった。
 そんな武田の後ろ姿に不安を感じながらも、四つん這いのままの涼子は、そっと彼を見た。
「見るな!」と叫ぶ彼の頬には大量の涙が溢れていた。
 少女は大きな尻をいやらしく回しながら、彼のペニスを穴の中に導こうとしていた。
「こっちを見るな!」
 彼が涼子に叫んだ瞬間、「あんっ」という少女の声が洩れた。
 少女の尻が彼の下半身に埋もれていた。少女は大きな目をウルウルさせながら「ごめんね、お姉ちゃん……」と涼子に呟いた。
 少女が腰を動かし始めた。大きな尻肉がタプンタプンっと波打ち、両手を付いていたベッドがギシギシと軋んだ。
 顔を顰めた彼が「んふっ」と息を洩らしながら涼子から顔を反らした。明らかに彼は感じているようだった。
 そこに武田が帰って来た。武田の右手には注射器が握られている。
 武田はベッドの上に飛び上がると、慌てる涼子の尻を抱き抱えながら言った。
「心配ご無用。当社は正規ディーラーから直輸入の最高級品しか扱っておりません。チクッとしてからものの三十秒でトッピンパラリのプーですよ」
 そうニヤニヤと笑う武田は、凄い力で涼子の足首を掴んだ。
「やめて下さい!」と足を引こうとすると、いきなり武田は、四つん這いになる涼子の尻の谷間に顔を近づけ、陰毛の奥でタラタラと口を開いているワレメをベロリと舐めた。
 おもわず涼子が「ひっ」と腰を引いた瞬間に武田は涼子の足首に注射針をプツッと刺した。
「シャブ入れてた方がキミの為だと思うよ……シラフで乱れ狂う姿を彼に見られるのっては、お互いに残酷だよね……でもシャブ入れてたら、どれだけ乱れてもシャブのせいにできちゃうじゃん」
 武田は、そんな最もらしい理屈を付けて、涼子の体内に覚醒剤を注入したのだった。

 涼子は、そのまましばらく放置されていた。
 武田は、少女と彼の結合部分を覗き込みながらニヤニヤと笑っている。
「お願いだ武田さん、このまま俺達を帰してくれ」
 ハァハァと荒い息を吐きながら彼が言った。弱気になっていた彼は、もはや武田を『さん』付けで呼んでいた。
「いま帰ったら勿体ないじゃない。今日日、中学生なんかと、なかなかオマンコできないぜ。たった一発のオマンコで二年は実刑喰らっちゃうもんね。だから、せっかくだから楽しんで行きなよ。中学生のシャブマンコにたっぷりと中出ししていきなよ」
 武田は不敵に笑いながらベッドへと上がって来た。そして再び彼に振り向くと、ぐったりとしている涼子の尻を撫でながら言った。
「それに、彼女だってそろそろトッピンパラリのプーだからさ、もう入れて欲しくて堪んなくなってんだよね」
 武田は「ほら」と言いながら、彼に涼子の尻を向け、彼の見ている前で陰部を乱暴に弄った。

 強烈な快感が電気のように走った。おもわず「あぁぁん」と声を洩らしてしまった涼子は、背徳感に苛まれながら慌てて口を噤んだ。
「ほらね、凄く敏感になってるでしょ。今、このまま帰しちゃうのはあまりにも残酷すぎるよ」
 武田は涼子の陰部にぺちゃぺちゃと音を立てながら笑った。
「だから、こっちはこっちで楽しむから、そっちはそっちで楽しみなよ。但し、これだけは覚えておいてくれよ。これはあくまでも撮影の為のリハーサルだって事をね。私はカメラマンとして彼女がどこまで妖艶なオーラを出せるかを見ておきたいんだ。彼女のオーラによっては撮影場所も変更しなけりゃなんない。大したオーラじゃなかったら、エジプトじゃなく荒川の土手になっちゃうかも知れないからさ、ま、せいぜい頑張って素敵なオーラを出してくれよな」
 武田はそう言いながら涼子の尻をペシンっと叩いた。
 そんな武田に、彼が「お前は狂ってる!」と叫んだ。
 武田は皮パンをスルスルと下ろしながら「お前の方が狂ってるよバーカ」と、可笑しそうにゲラゲラ笑ったのだった。

 実際、みんな狂っていた。この真っ赤なスタジオで、切ない性欲を貪り合う四人は全員が狂っていた。
 彼の下半身に尻を振っていた少女が、「イクッ!」と小さく叫びながらベッドの端にしがみついた。「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」と長い悲鳴を上げながら、自分でクリトリスを弄っていた。そんな少女の小陰唇には銀色に輝くピアスが光っていた。
 少女に負けてなるものかと、勃起したペニスを剥き出しにした武田は、四つん這いになる涼子の陰部に指を挿入した。
 穴の中で太い指が横揺れすると、クタクタクタクタっという卑猥な音が漏れた。
 涼子の腰が勝手に動き始めた。自分の意思に反して、いやらしく動き始めた。
 はっ、と気が付くと、涼子は大きな声を出していた。
 慌てて彼を見ると、彼は凄まじい形相で涼子を睨みつけながら下唇を噛んでいた。
 しかし、涼子の声は止まらなかった。指のクタクタクタっという動きに合わせて、「あっ、あっ、あっ、あっ」という声が止めどなく溢れた。

「そう怒るなよ兄ちゃん」
 武田が、凄い形相で涼子を睨んでいる彼を見て言った。
「しょうがないって。ウチのシャブは混じりッ気なしの純度バリバリだもん、どんな女だってコレ打たれるとトッピンパラリのプーになっちゃうって。ノピリー見てみなよ、あの子もいっつもウチに来てコレをストローでスニッフしてたけどさ、あんな真面目な子でもトッピンパラリのプーになっちゃうんだから。だから許してやりなよ兄ちゃん。そんな怖い顔で睨むなよ」
 武田は、そうクスクスと笑いながらも、いきなり涼子の髪を掴んだ。
 ゴロリと仰向けになった涼子の顔にズルズルと移動して行くと、真っ黒なペニスを涼子の鼻先に突き付けた。
 武田はそのまま黙っていた。舐めろともしゃぶれとも何も言わなかった。何も言わないまま、黙ってペニスをピクピクと動かし、M字に開いた涼子の股間を弄っていた。
 ふと、涼子は武田と目が合った。無言で涼子を見下ろす武田の目は、自らの意思でコレにしゃぶりつけと命令しているようだった。
 涼子はソッと彼を見た。
 いきなり涼子と目が合った彼は、すかさずゴクリと息を飲んだ。そして、頼むから舐めないでくれ、と祈る目で涼子をジッと見つめていたのだった。

 決断の時だった。
 これによって今後の涼子の人生は大きく変わると言っても過言ではなかった。
 もしここで武田のペニスを銜えれば、その瞬間から彼との関係は終わるだろう。しかし、その後、怨念を抱いた彼が地の果てまで命を狙って来るのは火を見るより明らかだった。
 一方、武田のペニスを拒否すれば、武田との関係は断ち切れるだろう。そうなれば彼との関係は続くだろうが、しかし、トップモデルへのチャンスは、もう二度と手に入れる事はできない。
 どっちに進んでも地獄だった。それは、あまりにも残酷すぎる決断だった。
 しかし、そんな決断に迫られながらも、涼子の体は確実に火照っていた。
 目の前で汁を垂らしながら反り起つ武田のペニスは、涼子の脳を激しく惑わした。トップモデルの道を失うとか、彼を失うとかいう問題の次元ではなく、素直にその肉棒を脳が欲しがっていた。
 そんな涼子の精神状態を知ってか、武田はわざとペニスを上下させ、そこに溢れる我慢汁をぴちゃぴちゃと鳴らしては涼子を挑発した。
 その音はまるで暗示のように涼子を操った。音と共にじわりじわりと淫欲が膨れ上がり、まるで催眠術にかけられたかのように涼子の唇がうっすらと開き始めた。
「涼子!」
 彼が叫んだ。しかし、もはや彼の声には何の効き目もなかった。
 涼子はぶるぶると手を震わせながら武田のペニスに指を伸ばした。
 それをギュッと握った瞬間、彼が断末魔のような声で叫び、武田がニヤリと微笑んだのだった。

 武田のペニスは涼子の口の中で狂ったように暴れ回った。
 涼子の興奮が一気に溢れた。武田のペニスに必死にしゃぶりつき、釣り上げられた魚のように身悶えた。
 それを見た彼の「あぁぁぁ……」という泣き崩れる声がスタジオに響いた。それと同時に、再び少女が「またイクよ」と小さく呟いた。
 涼子の舌は、うなぎがくねるようにして武田のペニスに絡み付き、その舌先は尿道やカリ首の裏といったマニアックな部分をチロチロと刺激していた。
 涼子は、自分でも驚くほどに興奮していた。彼の前でここまで大胆になれる自分が信じられなかった。今までも、彼の目前でトラックの運転手や地下道のホームレス達に抱かれた。あの時も密かに感じてはいたが、しかし、今のように大胆にはなれなかった。
 涼子は、口一杯に肉棒を頬張りながら、自分がここまで大胆になっているのは覚醒剤のせいだと自分に言い聞かせた。この異常な性欲は覚醒剤によって強制的に創られたものであり、決して本性ではないのだと、そう自分を正当化しながらも、ひたすらに淫らな行為を続けていた。

 啜り泣く彼に向かって武田が言った。
「さすが、変態のあんたが調教した女だけはあるね……彼氏の前で他人のチンポをしゃぶりながら感じてるじゃねぇか……」
 武田はそう笑いながら、髪を振り乱す涼子の頭を優しく撫でた。
「ふざけるな! おまえが変なクスリを使って涼子をそうさせたんじゃないか!」
 武田はくっくっくっくっと含み笑いをしながら、下半身にしがみついていた涼子の体を引き離すと、そのまま涼子をベッドに突き倒した。
 武田は、彼に向けて涼子の股を大きく開かせた。濡れ輝く穴の中をくちゃくちゃと指で掻き回しながら、「チンポ欲しい?」と涼子に囁き掛けた。
「入れて下さい」
 即答する涼子に、武田は満足そうに彼を見た。
「どうする? あんたの可愛い可愛いメス豚ちゃんが餌を欲しがってるぜ。入れちゃってもいいか?」
 武田は、花弁を大きく開かれた赤い入り口に、紫の亀頭をぐちゃぐちゃと擦り付けながら聞いた。
「やめろ! やめてくれ! お願いだからやめて下さい!」
 彼が叫ぶと同時に、「入れて! そのまま奥まで入れて!」と涼子が叫んだ。
 そんな二人を交互に見ていた武田は、不敵に高笑いしながら亀頭だけを赤い穴の中にヌポッと滑り込ませると、そのまま腰をグネグネと動かした。

 ぷちゃ、ぴちゃ、という卑猥な音が微かに響いた。
 もっと奥まで入れてと髪を振り乱す涼子に、武田は、こうか? もっとか? とせせら笑いながら、みるみる肉棒を穴の中に沈めて行く。
「うぎゃあああああああああああ!」と彼が発狂した。
 まるで鎖に繋がれた虎が、必死に猛獣士に襲い掛かろうとしているように手錠の鎖がガチガチと鳴った。
「ほら、よーく見ておけよ、根本までズッポリと入れちゃうぞ……」
 武田は、その結合部分が彼に見えるように、体を斜めに傾けながら腰を最後まで突き上げた。
 涼子が深い声を張り上げながら腰を曲げると、M字に開いていた太ももがひくひくと痙攣し始めた。
 結合部分は、まるでグロテスクな爬虫類が絡み合うように生々しく蠢き、穴の奥に溜っていた汁が肉棒に押し出されては、卑猥にドロドロと垂れていた。

「うわぁ〜……この変態女、キュンキュンに締めて来るじゃない……いいねぇ、乱れる清楚な女ってのはホント堪んないねぇ……」
 ズコズコと腰を振りまくる武田は、飛び出した陰核や、固くなった乳首をこまめに弄りながら笑った。
 そんな武田のさりげないテクニックは更に涼子を狂わせた。もはや彼の視線など一切気にならなくなった涼子は、武田の逞しい胸板にしがみつきながら、自ら腰を振りまくっていた。
「ほら、彼女もこんなに楽しんでるんだからさ、キミももっと楽しんだらどうだよ。せっかくウチの目玉商品をただで貸してやってんだぜ、本当なら、その子は百万出したって貸さないんだから」
 武田が彼にそう言うと、ベッドに両手を付きながら彼の下半身にコキコキと尻を振っていた秘書が「つーか、この人、もう三回も中出ししてるし」と呟いた。
 ぷっと噴き出した武田は、「さすが変態カップルだな」と笑った。
 すると、武田のその笑いに神経を逆撫でされた彼が再び叫んだ。
「涼子は変態じゃない! 涼子は今まで俺に無理矢理そうさせられていただけだ! そいつは普通の女なんだ、だからもうやめろ!」
「普通の女? でも見てみろよ、実際、俺様のチンポで感じまくってるじゃねぇか」
「それはおまえが変なクスリで涼子を」
 彼がそう言いかけた瞬間、突然秘書が腰を振りながらポツリと呟いた。
「あれはただのニンニク注射です」
 ギャハハハハハハハハハハっと武田の笑い声がスタジオ中に響き渡った。
 彼は呆然としたまま顎を震わせていた。
「これが彼女の本当の姿なんだよ。彼女は最初からシャブなんて使わなくても充分に乱れ狂うスケベな女なんだよ」
 彼は涼子をジッと見つめながら唾を飲んだ。彼の大きな喉仏がゆっくりと上下し、ゴクリっという不気味な音が聞こえた。
「でもね、俺は最初からわかってたよ。彼女を一目見た時から、その上品で綺麗な姿の裏には淫乱な香りがプンプンと漂っているって事をズバリ見抜いていた。だから俺は彼女を指名したんだ」
「…………」
「あんたには無理なんだよ。あんたでは、せっかくの彼女の美しい淫欲を、路地裏や廃墟なんかで悪戯に汚してしまうだけなんだよ。勿体ないだろ、これだけの美女で淫乱ってのはそうそう見当たらないぜ」
「…………」
「俺に任せろ。俺のこのセンスで彼女の淫欲性を芸術に変えてやる。だからおまえは消えろ。手切金として百万やるから、金輪際、彼女の前には姿を現すな。もし、それでも彼女に付きまとうようだったらマフィアを動かすからな。マフィアだぞマフィア。足立区辺りの何々組とか何とか一家っつうチンケな暴力団とは違うぞ。ボルサリーノかぶってピザばっかり食ってる本場シチリア島のマフィアだぞ」
 武田は腰を振りながら延々と喋り続けていた。
 ハーフの秘書は唇をペロペロと舐めながらひたすら腰を振り続けていた。
 彼は鼻水と涎にまみれながら泣きじゃくっていた。
 しかし涼子は、あれがただのビタミン剤だったと知っても何も動じなかった。
 武田のペニスで何度も絶頂に達していた涼子は、既に本来の自分の本性を覚醒させていたのだった。

(つづく)

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