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変態管理人4



マンションに戻ると、時刻は十時を過ぎていた。
彼女がいつもマンションに帰って来るのは早い時で二時頃だった。だからまだまだ時間はたっぷりとあるのだが、しかしその時の天草は、不意に彼女のキラキラと輝くパンチラを目撃しては異様に興奮してしまっていた為に、その精神はかなり焦っていたのだった。

急いでキーボックスを開けると、すぐさま五〇四号室の鍵を摘んだ。いつものようにマンションの入口の監視カメラを携帯にセットした。そして、管理人室の壁に備え付けてあった懐中電灯と警棒を手にすると、天草はそのままエレベーターに飛び乗った。

五階に着くと、懐中電灯と警棒を手にしたままエレベーターを降りた。それは、夜間に侵入する時のアイテムであり、もし住人の誰かとばったり出会してしまった場合、「夜間パトロールです」と誤魔化す為だった。

五〇四号室のドアの前で足を止めた天草は、他の居室のドアスコープを注意深く見つめながら、五〇四号室のドアに鍵を差した。
そんな夜間の侵入は白昼の侵入よりも神経を尖らせた。それは、今このマンションに多くの住人達がいるという事と、そして、今からマンションに帰って来る住人達と出会す危険を孕んでいるからだった。

細心の注意をしながらドアを開け、素早く玄関に忍び込んだ。シーンと静まり返った無人の部屋は、当然の如く真っ暗だった。
暗闇の中をソッと懐中電灯のスイッチに指を這わせ、恐る恐るカチッとスイッチを押した。ビーム光線のような光りが懐中電灯からニョキッと伸び、玄関を照らし出した。
玄関は荒れ果てていた。玄関タイルの上に煙草の吸い殻とペットボトルが転がっていた。派手なヒールがそこらじゅうに転がり、なぜかピカチュウのぬいぐるみまでが無惨に転がっていた。

(さすがヤリマンのキャバ嬢だ……だらしなさは天下一品だ……)

天草は不意にそう笑いながら足下のピカチュウを蹴飛ばした。
そんな夜間の侵入では、廊下で他の住人と出会すと言う注意点とは別に、侵入してからの注意点も多かった。
それは電気だった。夜間の場合、昼と違って部屋の電気をつけなければならなかった。電気をつけると当然その灯りは窓を伝って外に漏れる。すると、その灯りを外から見た友人が部屋にいきなり尋ねて来る可能性もあれば、又、張り込みしていた借金取りがいきなり部屋に乗込んで来るといった可能性もあるからだ。
だから電気をつけるのは非常に危険だったが、しかし、かといって懐中電灯ではもっと危険だった。というのは、懐中電灯だけでは暗すぎる為、家具にぶつかったりしては部屋の備品を床に落としてしまったり、又、足下の何かを踏んづけてはドスンっと転倒してしまう恐れがあるからだ。

それらの音を、隣の部屋の住人に聞かれるのは非常にマズかった。泥棒だと勘違いした住人達が騒ぎ始めたらアウトだ。
この他にも、夜間の場合だと、その暗闇の中で誰かが寝ているという危険性もあった。電気を点けた瞬間、誰かがそこでグーグーと鼾をかいで寝ていたなんて事も、夜間侵入では無きにしも非ずなのだ。

そんな危険な夜間侵入を試みた天草は、細心の注意を払いながら懐中電灯の灯りを照らし、足音を忍ばせながら廊下を進んだ。
荒れ果てたリビングには不潔な匂いが漂っていた。一瞬、あの馬鹿女は入居契約に違反して子犬でも飼っているのではないかと慌てたが、しかしその不潔な匂いは動物の匂いではなく、明らかにだらしない人間が作り出す生活臭の匂いだった。

そんな荒れ果てた部屋を慎重に進みながら、部屋中のカーテンを手早く閉めた。灯りが漏れないように全てのカーテンを完全に閉め切ると、そこで初めて部屋の電気をつけたのだった。

パラパラと微かな音を立てながら蛍光灯が灯ると、その荒れ果てた現状におもわず天草は「うわっ」と小さな叫びを上げてしまった。
そこはまさしくゴミ屋敷を彷彿とさせる佇まいだった。
赤や黄色の大量のドレスが山のように脱ぎ散らかされ、空のカップ麺やペットボトル、コンビニの弁当のプラスチック容器やスナック菓子の袋などが、もうそこらじゅうにウヨウヨと転がっていた。

さすがはヤリマンのキャバ嬢だった。アソコもだらしなければ住んでる部屋も強烈にだらしなかった。
しかし、そんな悲惨な状況を目にした天草は、逆に強烈な興奮を覚えた。あれほど綺麗な女が、これほどに汚い部屋に棲んでいるなど、それはまさしく『美女の汚れたパンティー』と同じ状況であり、この部屋の汚れは、いわゆるパンティーの汚れと同じなんだという、一種独特な性的興奮に包まれたのである。

興奮した天草はその場で服を脱ぎ始めた。これだけ散らかっていれば、もはや、物の現状復帰や侵入証拠隠滅など全く考えずともよく、好き放題に荒らしまくっても大丈夫なのだ。
全裸となった天草は、床に脱ぎ捨てられたドレスの中に潜り込んだ。肌触りの良いシルク生地を全身に擦り付けながら、人気キャバ嬢との激しいペッティングを想像する。

そんな天草の陰茎からはたちまち我慢汁が溢れ、豪華なドレスに点々とシミを着けた。用心深い天草からは考えられない失敗だ。が、しかしそんな事はもうおかまいなしだった。これほどにだらしない女が、たかだか我慢汁のシミごときで家宅侵入を連想するはずはないと天草は安心しきっていたからだ。

開放感。今までパキスタンの地雷地帯を歩くが如く慎重に慎重に家宅侵入してきた天草にとって、この部屋はまさに開放感に満ち溢れた楽園だった。

そのまま寝室へと乱入した。ベッドの布団はぐちゃぐちゃのままで、フローリングには衣類とペットボトルと丸めたティッシュが、まるでゴミ箱のように散乱していた。
そんな丸まったティッシュを見つめながら、「ツワモノ共が夢の跡……」とニヤリと微笑んだ天草は、昨夜このベッドの上で、ヤリマンのキャバ嬢と弁護士志願の大学生が激しい肉弾戦を繰り広げた光景を想像し、不意にあの大きなおっぱいがブルンブルンっと揺れるシーンをリアルに思い浮かべた。

「ガッバガバにヤリまくったんだろうな……」

と、呟きながらベッドに腰を下ろすと、ふと足下に白いレースのパンティーが脱ぎ捨てられているのを発見した。
まさか、さすがのヤリマン女でも使用済みをこんな所に脱ぎ捨てたりはしないだろう……と思いながらも何気にそれを手に取ると、手の中でパラリと開いたその中に、芸術的な黄色いシミが爛々と輝いていた。

マニアな天草も、これにはさすがにゾッとした。これほどまでに膿汁的なオリモノをシミ付けたパンティーを、よくぞそこらに放置できるものだと、そのあまりのだらしなさに、父親的な怒りさえ感じた。

まして、昨夜はここに男を連れ込んでいたのである。しかもその男とは、昨夜ここで、この膿汁のようなシミが付着したパンツが転がるこの部屋の中で愛し合い、そしてその結果「交際」する事となったはずなのである。
これにはさすがの天草も呆れてしまった。そんな男が弁護士を目指しているなんて、これでは日本の法曹界もお先真っ暗だと嘆かわしく感じた。

が、しかし、それはそれこれはこれ、である。
天草はそんなパンティーを素早くデジカメで撮影すると、さっそくその黄色いシミを愛撫し始めた。
そんなシミは既にカリカリに乾いていた。このカリカリ度からして、脱衣推定時刻は十九時間は経過していると想定できた。
レースのTバックという点から見て、恐らくこれは昨夜の営業時に着用していたモノと考えられる。そのシミの約七十%は店内により付着した可能性が高い。
そう想定しながらそっと匂いを嗅いでみると、案の定そのシミには小便のアンモニア臭が濃厚に漂っていた。

(あの店のトイレにウォシュレットは付いていないのだろうか?)

ふとそんな疑問が天草の脳裏に過る。そしてあの店にいた豪華なキャバ嬢達のパンティーは、みんなこのように小便臭いのであろうかと思った瞬間、例の子豚のようなキャバ嬢をふと思い出し、「東海大地震が来たらどうする?」などと唐突に質問された屈辱が甦って来た。

そんな激汚なシミを伸ばした舌先でチロッと舐めてみた。
コレ系のヤリマンは、どんな性病を蓄えているかも知れず、いきなりダイレクトにベロリといくのは非常に危険だった。
何度か舌先でチロチロとチェックしてみた。しかし、舌先に不愉快な痺れを感じる事もなく、ここに彼女の陰性は証明された。

そんなキャバ嬢の膣から分泌されたシミは、ただただひたすら酸っぱかった。
クロッチを、まるでクンニするように舐めながらペニスをシゴき、そしてお店で華やかに微笑んでいた彼女の美形を思い出した。

(あの細く美しい脚……あの脚の根元の股間はこんなに汚れて、そしてこんなに酸っぱい……)

そう悶えながらベッドの上を蠢いていると、ふとベッドの脇にポツンと置いてあるクズカゴが目に飛び込んで来た。クズカゴには丸めたティッシュが山積みされ、今にも崩れ落ちそうだった。

(もしや……)と何かが閃いた天草は、その山積みティッシュをUFOキャッチャーのように鷲掴みにすると、ベッドの上で丸めたティッシュをひとつひとつ開き始めた。

三個目のティッシュを開いた時、天草のその(もしや)は的中した。そう、その丸めたティッシュの中には、昨夜使用されたと思われるコンドームが大切に大切に包められていたのだった。

天草は素早くソレをデジカメに収めた。
ティッシュに包められていたコンドームはまだ十分な潤いを保ち、互いの性的分泌物をそっくりそのまま保存していた。

コンドームの付け根の輪ゴムのような部分を指で摘んだ。精液のヌルヌル感とゴムのコリコリ感が摘んだ指の中で卑猥に交差する。それをそのままゆっくりと摘み上げてみると、萎れたコンドームの先に大量の精液がタプタプと揺れた。

天草はそんな精液を見つめながら、あの巨乳のキャバ嬢の股の中で、ドピュドピュと射精しながら快楽に顔を歪ます法学部の学生を想像した。

(あれほどの美女だ、美女の体に包まれながら果てる学生さんはさぞかし気持ち良かっただろう……)

天草はそんなコンドームの中に指を突っ込み、そこに溜る学生の精液をぺちょぺちょと掻き回した。そしてその指にねっとりと付着した精液をジロジロと眺め、おもむろにその指をペロリと舐めては、射精した学生の快楽を感情移入しようとした。

しかし感情移入どころか、ただただ薬のように苦いだけでびっくりした。慌ててペッペッと唾を吐いた天草は、今度はそのコンドームの表面をジロジロと眺めた。
薄いピンクのコンドームには、キャバ嬢の汁らしき液体がテラテラと光り輝いていた。それに鼻を近づけクンクンっと嗅いでみると、濃厚なゴム臭の中にチーズのような発酵臭を微かに感じた。

(このゴムの表面は、彼女の使いこなされた膣壁に何度も何度も擦り付けられていたんだろうな……)

そう欲情しながらゴムの表面にチロチロと舌を這わせた。それは、昔、新婚旅行で行った志摩スペイン村で、妻と二人して食べたチーズホンデュの味がした。

そのヌルヌルの汁にペニスを擦り付けたいという欲望が芽生えた。慎重にコンドームを裏返した。中から学生の精液がトロトロと溢れベッドのシーツを汚した。本来ならば卒倒ものだが、しかしこんな馬鹿女のシーツなどどれだけ汚しても、いや、例え真ん中にウンコをしていたとしても不審がられないだろうと思い、ジワジワとシーツに染み込んでいく学生の精液をそのまま放置した。

キャバ嬢の膣側に付着していた面にペニスをヌルヌルと挿入した。根元までびっちりと押し込むと、ゴムの先にプクッと空気が膨らんだ。

間接的ではあるが、あの華麗で不潔なキャバ嬢と交わった。キャバ嬢の不潔な性的分泌物が天草のペニスをヌルヌルと包み込み、天草はあのキャバ嬢の業務的な笑みを思い浮かべては、激しくソレを上下させた。

シコシコとシゴく度に学生さんの精液が天草の指にヌルヌルとまとわりついた。そんな感覚がまるで3Pをしているように感じさせ、更に天草を高揚させる。

このベッドの上で、キャバ嬢が天草の腰に騎乗位で跨がり、あのマリリンモンローを彷彿とさせる腰をコキコキと妖艶に振る。コンドームに包まれた天草のペニスが、キャバ嬢の大きくも緩いヤリマンマンコの中でヌポヌポとピストンされ、その度に天草の目の前であの巨大な乳がタプタプと揺れる。
すると天草の足下に踞っていた学生さんが、その結合部分を興奮する眼差しでハァハァと見つめながら、ゆっくりと顔を近付ける。

「舐めろ……出たり入ったりしてる部分を舐めるんだ……」

天草が学生に囁く。学生は小さく「はい……」と返事をすると、そこに舌を伸ばす。キャバ嬢は羞恥に顔を赤らめ「ヤダぁ……ヤメて……」と甘い息を吐くが、しかし学生の蠢く舌と天草の肉棒に今までにない興奮を感じたキャバ嬢は、狂ったように悶えながら巨乳を激しく揺らしまくった。

そんな妄想に耽っていた天草は、いきなり衝撃を脳天に感じた。
「はぁっ!」とスタッカートな叫びを上げ、両足をピーンと伸ばしながら太ももをスリスリとさせた。

コンドームの先にプクプクと精液が溜って行くのが見えた。シコシコと激しくシゴくと精液が逆流し、根元からジュプジュプと溢れた。

そんな自分の卑猥な姿に激しく興奮した天草は、まだ精液が放出途中にも関わらずスパン!っとコンドームを抜き取った。そして抜き身のペニスを激しくシゴきながら、彼女の枕にペニスの先を向けると、そこに最後のひと絞りをピュッと飛ばした。

そんな彼女の枕は、今まで不特定多数の男達に散々顔射をされているのだろう、精液が乾いた黄色い染みが所々に付着していたのだった。




管理人室に戻ると、時刻は既に一時を回っていた。気怠さを残しながらシャワーを浴び、精液がパリパリに乾いた陰毛をエメロンシャンプーで泡立てた。
床の排水口に向かって小便を飛ばした。放尿後、尿道に残っていた精液の残液が止めどなく尿道から溢れ、それは洗っても洗ってもヌルヌルと湧き出て来たのだった。

シャワーでスッキリすると、そのまま管理人室に戻り缶ビールを開けた。どうでもいい若手お笑い芸人の深夜放送をぼんやりと眺めながらビールを飲んでいると、ふと、先程行ったキャバクラの風景が頭に甦って来た。綺麗に着飾ったキャバクラ嬢達の業務的な笑顔が浮かび、そして同時にあの薄汚くて不潔な部屋がリンクした。

(いくら顔や形が良くっても、あんなに不潔じゃなぁ……)

そう思いながら缶ビールをクピクピクピっと飲んでいると、しばらくして深夜の駐車場からカラカラと響くヒールの音が聞こえて来た。

(おっ、美人で不潔なキャバ嬢のお帰りだな……)

そう思いながらエントラスに面した小窓をソッと覗いた。
顔を赤らめたキャバ嬢が真っ赤なドレスをヒラヒラさせながらやって来るのが見えた。女はかなり酔っているのか、足下をフラフラと振らつかせながらも隣の男に「酔っちゃったぁ」と寄り添う。
その隣の男が、例の学生さんだとばかり思っていた天草は、彼女の細い体を優しく抱き寄せるスーツ姿のおっさんを見て「えっ」と目を開いた。

キャバ嬢はエントランスにヒールの音をカラカラと下品に鳴らしながら「あら、管理人さん、さっきはどうも」と満面の笑みで微笑んだ。
すかさず天草は「こちらこそ」と微笑み返しし、そして同時に心の中で(とっても気持ち良かったよ)と呟くと、振らつきながらエレベーターへと向かう二人の後ろ姿を優しく見送ったのだった。

(つづく)

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