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昭和少年破廉恥物語2

2011/10/09 Sun 23:38

    昭和少年破廉恥2



(見つかった!)
 そう思う私の全身から嫌な汗がドッと吹き出した。
 するとおねぇさんは、ゆっくりと視線を私に戻しながら、「で、リョウちゃんはここで何をしてるの?」と聞いて来た。
 私は顔を真っ赤に染めながらも「る、留守番であります!」と、まるで二等兵が上等兵に答えるように叫んだ。
 そんな私を見て、おねぇちゃんはいきなり「ぷッ」と吹き出すと、そのまま気怠そうに引き戸の隙間から部屋に入って来たのだった。


 おねぇちゃんは、散乱している『コロコロコミック』などを手際良くパタパタと積み上げると、そこにスペースを確保した。
 そのスペースに腰を下ろしながら「ふぅ……」と意味ありげな溜め息をひとつ付くと、不意にミニスカートのポケットの中から煙草を取り出した。
 おねぇちゃんと私は不気味に沈黙していた。
 おねぇちゃんは、恐らく桑名正博の『セクシャルバイオレットNO1』だと思われるメロディーを口ずさみながら、煙草に火を付けた。そして唇をタコのように尖らせながら、天井に向かって細い煙をヒューっと吐き出すと、そこで初めて「♪セクシャル♪バイオレットNO1~♪」とサビを唄った。
 私は、そんな、パンツが見つかってしまったという焦りの中で、きっとおねぇちゃんはセクシャルバイオレットNO1の歌詞はサビの部分しか知らないんだ、と、ふとそんな事を考えていた。

 そんな重苦しい沈黙の中、おねぇちゃんは「灰皿ないかなぁ……」と言いながら、散乱した部屋の中を見回した。
 そして煙草を銜えたまま畳の上に四つん這いになると、そのまま犬のようにノソノソと私に近付き、私の横にポツンと置いてあったコーラの缶を鷲掴みにした。
「これ、使ってもいい?」
 結構な至近距離で、おねぇちゃんが私を見つめて首を傾げた。
「あ、どうぞ」と私が答えた瞬間、おねぇちゃんはコーラの缶を握っていたもう片方の手で、その横に広げられていた赤いパンツを「サッ!」と素早く取り返したのだった。

 素早く赤いパンツをミニスカートのポケットの中に押し込んだおねぇちゃんは、そのまま何もなかったかのように私の隣に腰を下ろした。
 そして、忙しなくコーラの缶にポンポンと煙草を音立てながら、サビしか唄えない『セクシャルバイオレットNO1』を口ずさんでいた。
 僕はその重苦しい沈黙に耐えられなくなり、おもわずおねぇちゃんに話し掛けた。
「さっき、ゲンゲ坂の喫茶店にいましたよね……」
 私は、それを聞いてどうなるんだというような、実につまらない質問をしてしまった。
 するとおねぇちゃんは「うん」と頷き、そして「どうして?」と聞いて来た。
 私は、まさかそんな答えが返って来るとは思いもよらず、「い、いえ……偶然見かけたから……」と呟いては、床に転がるコロコロコミックの表紙をジッと見つめた。
 そんな私を見て、おねぇちゃんはクスッと小さく笑った。そして微笑みながら「おねぇちゃんね、フラれちゃったの」と呟き、コーラの缶の中に煙草をポトッと落としたのだった。

 私はその言葉に何と応えていいのかわからなかった。
 どれだけ答えを考えても、その時の私には、『この場から逃げ出したい』、というひとつの感情しか湧いて来なかった。
 おねぇちゃんは、そんな私を怪しく見つめながら「最低な男」と呟いた。
 その言葉に私の胸にグサッと何かが突き刺さった。
 それは、あのパンチパーマの男の事を言っているのか、それともパンツを盗んだ私のことを言っているのか、と私はオロオロになりながら考えた。
 いや、その言葉はきっとあの男の事を指して言っているに違いないが、しかしおねぇちゃんは、同時にパンツを盗んだ私に対する嫌味として言ってるんだ、と私は勝手にそう受け取った。
 すると再び私の全身に新たな汗が噴き出し、私は強烈な羞恥に見舞われた。
(ど、どうしよう……)
 そう怯んだ瞬間、不意に、あの猟奇的なSM雑誌を初めて見た時のような、何とも言えない残酷性な気持ちが私に襲い掛かって来た。

 たちまちその沈黙が恐ろしくて堪らなくなった私は、もはや素直にパンツを盗んだ事を詫びてしまったほうが楽になると思った。
 私は恐る恐るおねぇちゃんの顔を見つめると「あのぅ……」と呟いた。
 と、その時だった。
 私がおねぇちゃんの顔を見た瞬間、いきなり窓の外に恐ろしい閃光が走った。
 その薄暗い部屋に、まるでカメラのストロボのような光りがピカっ! と輝き、それとほぼ同時にバリバリバリ! という強烈なカミナリの音が轟いたのだ。
 不意をつかれた私は、その轟音におもわず「わあっ!」と叫んでしまった。
 すかさずおねぇちゃんがニヤッと微笑んだ。
 そして放心状態になっている私に向かって、まるで子犬を呼び寄せるようにしながら両手を広げると、いつもの舌っ足らずな声で「おいで」と優しく微笑んだのだった。


 再び凄まじいカミナリの轟音が家を揺らし、激しい雨が窓ガラスを直撃した。
 気がつくと私は、おねぇちゃんの腕の中にいた。
 私は、キャンディーのような甘い香りに包まれながら、その豊満な乳肉に顔を押し付けていたのだ。
「リョウちゃんは恐がりね」
 頭上からおねぇちゃんの舌っ足らずな声が聞こえて来た。
 我に返った私は、どうしよう、と戸惑いながらも、しかしその心地良い場を動く事は出来なかった。

 しばらくそうしていた。
 カミナリはいつしか消え、部屋の中には屋根を突き刺す雨音が延々と響いていた。
 私は、さすがにこれ以上は図々しいだろうと思い、おねぇちゃんの柔らかい乳肉からソッと顔をあげた。
 顔を上げるなり、おねぇちゃんと目が合った。
 おねぇちゃんは私をジッと見ていたのか、そのままの状態で私を見つめてクスッと笑った。
「す、すみません……」
 そう言いながら私が起き上がろうとすると、不意におねぇちゃんの腕がそれを止めた。
 おねぇちゃんは再び私の顔を乳肉に押し付けるようにして抱きしめながら、私の耳元に「ねぇ」と甘ったるい声を吹きかけた。
「……はい……」
 私はおねぇちゃんのムチムチとする乳肉に埋まりながら返事をした。
「この間、リョウちゃんのおチンチン、固くなってたでしょ」
 おねぇちゃんはそう言うと、意味ありげに「うふふふっ」と笑い、そして私に頬擦りするかのように顔を近づけながら「今も、固くなってる?」と聞いた。
「いえ、それは」と、焦った私が何かを言おうとした瞬間、おねぇちゃんの膝を跨いでいた私の股間に妙な衝撃が走った。
「あっ、やっぱりまた固くなってるぅ」
 おねぇちゃんは、まるで白痴のようにそうケラケラ笑いながら、その私の固くなったチンコを指でつまんだ。
「や、やめてよ」
 恥ずかしさのあまりに、おもわず半泣きになってしまった私が腰をモゾモゾと抵抗させながらそう言うと、おねぇちゃんは私の顔を真正面からギッと見つめながら、「さっきおねぇちゃんのパンティ見ながらオナニーしてたでしょ」と唐突にそう言った。
 その言い方には、まるで担任の先生から「また宿題忘れたでしょ」と問い詰められた時と同じ、問答無用の力強さがあった。

「ごめんなさい……」
 私は素直に謝った。私と言う子供は、宿題を忘れた時も、駄菓子屋で万引きが見つかった時も、言い訳せずに素直に謝る子供だった。
 それだけ気の小さな子供だったのだ。
 すると、そんな気弱な私を、おねぇちゃんは一種独特な怪しい目で見つめた。
 そのギラギラと怪しく光る目は、学校一のイジメっ子である竹内君が、今まさにイジメを行なおうとする瞬間に魅せる、あの野性的な目の輝きと同じだった。

 おねぇちゃんは私を膝の上に抱いたまま、ニヤニヤと笑いながら私の固くなったチンコを指で弄った。
 そしてピンク色に輝く唇を静かに動かしながら「リョウちゃんのオナニー見せてよ」と、甘いイチゴの香りのする生温かい息を私に吹きかけた。
 咄嗟に私が「嫌だよ」と言いながら逃げようとすると、おねぇちゃんは私の腰を両手でがっちりと押さえ込み、私を動けなくした。
 おねぇちゃんはがっちりと固定した私の顔を静かに覗き込みながら、
「おねぇちゃんのパンツを見てた事、ここのおばさんには内緒にしといてあげるから……ね?」
 と、優しく首を傾げた。
 そんなおねぇちゃんに、人一倍気の小さな私は、無言でコクンと頷くしか方法は残されていなかったのだった。


 いつものようにズボンとパンツを脱ぐと、100円ライターほどのチンコが、ピコンっと突き立っていた。
 そんな私のペニスを見て、おねぇちゃんはニヤニヤと笑みを浮かべながら「かわいい」と呟いた。
 そんなおねぇちゃんはポケットの中から例の赤いパンツを取り出した。そしてそれを「はい」と私に渡すと、ワクワクした表情で私をジッと見つめた。
 私はさっきと同じように畳の上にパンツを広げた。
 そしておねぇちゃんに見られながら、そのパンツの黄色いシミの部分にチンコの先を押し当て、コキコキと腰を振った。
 そんな私を真剣に見つめるおねぇちゃんは、ぼんやりと頬を赤らめながら、「……子供の癖に、大胆な事するのね……」と、目を丸くして驚いていた。

「も、もう……いいですか……」
 犬のように腰を振る私は、あまりの恥ずかしさに、畳に顔を押し付けながら言った。
 するとおねぇちゃんは「ダメよ。ちゃんと最後までやらなくちゃ」と、私の上下する尻をツンツンと指で突きながら言った。
「最後って?……いつまで?」
 私はウンウンと唸りながら聞いた。
 するとおねぇちゃんはさも当然のように「もちろん、イクまでよ」と笑った。
「行くって……どこに行くの?」
 私は必死で腰を振りながらおねぇちゃんに聞いた。
 そう、当時の私はまだ、いわゆる『射精』というものを経験した事が無く、オナニーの結末は、チンコの先から精液が「ぴゅっ」と飛び出す事など、まさか夢にも思っていなかったのだ。

 そんな私に、たちまちおねぇちゃんは好奇心を示した。
「もしかしてリョウちゃん、イッた事ないの?」
 そう私の顔を覗き込むおねぇちゃんに、私は「だからどこに行くの?」と聞き直した。
 するとおねぇちゃんは、そんな私が堪らなく可愛いといった感じで私の肩をギュッと抱きしめ、いきなり私の頬に頬擦りをした。
 そしてそのまま私の耳に唇を押し付けると、「おねぇちゃんが教えてあげる」と、優しくも怪しく囁いたのであった。

 うつ伏せになっていた私を、ゆっくり仰向けに寝転ばせたおねぇちゃんは、そんな私の枕元で足を崩してはだらしなく正座をし、静かに私を見下ろした。
 そして舌っ足らずな口調で『正しいオナニーのやり方』を説明し始めたのだが、しかしそれは「シコシコ」と「ピュッ」という表現ばかりで、私には何の事だかさっぱりだった。
「意味がわかんないよ……」
 コロコロコミックを枕代わりにする私が、困惑した表情でおねぇちゃんを見た。
 そんな私のチンコも、みるみると力を失せ始め、今では、塩を掛けられたナメクジのようにへたり込んでしまっている。
 するとおねぇちゃんは、「じゃあ、おねぇちゃんがやったげるから、よーく見てなさいよ」と呟くと、私のナメクジのようなチンコをニュッと摘まみ上げた。
「こうやって指で摘んで、ここを上下にシコシコってするの……」
 おねぇちゃんが手首を上下に動かすなり、何とも言えない感覚が私の下半身に広がった。
 その感覚は、例えて言うなら豊島園のプールの滑り台を急降下する瞬間のような、そんな背筋がゾクっとする感覚であり、それが断続的に下半身から脳へとひた走った。
「ほら、こうするとすぐに固くなって来るでしょ……」
 おねぇちゃんはそう言いながら私の固くなったチンコを見て怪しく微笑んだ。
 そんなおねぇちゃんの怪しい目の輝きや、そのプチョッと膨らんだ唇の動きが、下半身に広がる不思議な感覚と微妙にリンクし、なぜだか私は突然「わあっ」と泣き出してしまいそうな感情に取り入られた。
 顔を歪める私の口からは、自然に「はぁぁぁ」という息が洩れ、無意識に両足がモゾモゾと動き始めた。
 そんな私を見て、おねぇちゃんはニヤリと笑いながら「感じる?」と聞いて来た。
 私は、今の自分のその醜い痴態を客観的に想像し、強烈な恥ずかしさに包まれながらも「な、なんか変な感じです……」と必死に答えたのだった。


 おねぇちゃんの手首の動きは、時には激しく、そして時にはゆっくりと、それを繰り返していた。
 すると、いきなりおねぇちゃんは私のチンコを間近で覗き込み、「コレ、剥いた事ある?」と不思議な事を聞いて来た。
「コレって……なんですか?」
 私がそう言いながらムクリと顔をあげると、おねぇちゃんは私のチンコの皮を摘みながら「この皮よ」と言った。
 そしてその皮を、まるで口の中のチューインガムを引っ張るかのようにピーンッと伸ばしながら、「今のうちに剥いといた方がいいと思うけど……」と、保健室の先生のような口調で呟いたのだ。

 私は困惑した。
 確かに、今まで銭湯で見ていたおっさん達のチンコは、皮がズルリと剥けては中から不気味な毒キノコのような物を露出しており、子供達のソレとは明らかに違っていた。
 しかし、それは大人になれば、誰でも自然にそうなるものだと私は思っており、まさか自分でソレを剥くとは思ってもいなかったのだ。

「この皮を剥くと、今よりも、もっともっと気持ちいいんだよ……」
「…………」
「おねぇちゃんが剥いたげよっか?」
 おねぇちゃんはその大きな瞳を好奇心で爛々と輝かせながらそう言った。
「痛い?」
 脅える私は、虫歯を抜こうとしている歯医者に聞くかのように、恐る恐るおねぇちゃんにそう聞く。
 するとおねぇちゃんは、「わかんないよ、おねぇちゃんにはチンチンないから……」と、唇を尖らせながら、とっても無責任な言い方をした。が、しかしすぐに表情をキラリと変え、「でも、みんな剥いてるから大丈夫じゃない?」とニヤリと怪しく笑ったのだった。

 そんなおねぇちゃんに私はコクンと頷くしかなかった。
 確かに『皮むき』は怖かったが、しかし、この皮を剥けばもっともっと気持ち良くなれるという言葉が、その恐怖を克服してくれたのだ。
 頷く私を見たおねぇちゃんは、嬉しそうに「うふっ」と笑った。
 そしておねぇちゃんは、更に私のチンコに顔を近づけると、「剥きやすいようにヌルヌルにしとかなきゃね……」と独り言のように呟きながら、なんと私のチンコをそのまま口の中にツルンッと飲み込んでしまったのだった。

 それが『フェラチオ』という行為だという事は、数々のエロ本により知っていた。又、時にはそれを『尺八』と呼ぶ事さえも、エロトピア等のエロ漫画により知識を得ていた。
 女が男の性器を舐める。当時の私は、それを想像しただけでも、途方もない興奮に包まれたものだが、しかし、今、こうして現実にその『尺八』をされた私は、性的興奮というよりも恐怖の方が先立っていた。
 その恐怖は、チンコを噛み千切られるのではないかといったそんな恐怖ではなく、なにか、こう、御先祖様に申し訳ないというか、この後、何か恐ろしい罰が当たるのではないかといった、そんな馬鹿げた恐怖だった。

「ぷちゃ……ぴちゃ……」
 おねぇちゃんの口から、妙に粘着力のある音が聞こえて来た。
 その音はまるで、私と同じクラスで、当時私の隣の席に座っていた沢本洋子ちゃんが、給食のヨーグルトを食べる時にピチャピチャと音立てる、そんな不快な音によく似ていた。
 おねぇちゃんの生温かい舌が、私の小さなチンコをコロコロと滑らかに転がしていた。
 そこに気持ちいいという感覚はなく、ただただその淫らな光景に驚くばかりだった。

 おねぇちゃんは「ぷちゅっ」という音と共に、ソレを口から抜き取った。
 唇とチンコの先に透明の唾液がニュッと糸を引き、おねぇちゃんは素早くそれを手の甲で拭い取った。
 ピーンと勃起した私のチンコは、まるで塗料でコーティングされたかのように、おねぇちゃんの唾液でテラテラと輝いていた。
 そんなチンコをおねぇちゃんは指で摘むと、「じゃあ、剥くよ」と不敵にニヤリと笑い、そのまま手首をキュッと下げたのだった。

「あっ」と思った瞬間に、中から真っ赤な亀頭が顔を出した。
 しかし、皮は亀頭の真ん中で止まり、それ以上は動かない。
 するとおねぇちゃんは、その半分だけ顔を出した亀頭に舌を伸ばし、そして、チュッパチャップスを舐めるかのようにしながらレロレロと舌を動かし始めた。
 おねぇちゃんはそのままの状態で、摘んだ皮をミシミシとずり下げて行く。
 妙な気持ち良さと、そしてピリピリとした微妙な痛みが同時にチンコを襲い、私はたちまち複雑な気分になった。
「おねぇちゃん、ちょっと痛いよぅ……」
 私はそう言いながら顔を上げ、その包茎手術を間近に見つめる。
 おねぇちゃんは「ハァハァ」といういやらしい息を吐きながら「もうちょっとだから我慢して……」と呟き、そしてまたレロレロと舌を動かした。

 そんなおねぇちゃんの大きなオッパイが、私の太ももにプニプニと押し当たっていた。
 Tシャツの胸元がオッパイの重みでだらしなく開き、その隙間から白いブラジャーに包まれた真っ白なオッパイが、プニプニと揺れているのが見える。
 そんなオッパイに私が見とれていると、不意に私のチンコに「ピリリッ!」という微かな痛みが走った。
「痛っ!」
 私がそう叫んだと同時におねぇちゃんがスッと顔を上げ、そして実に嬉しそうな表情で「剥けたよ!」と叫んだのだった。

 亀頭が剥き出しになったソレは、まさしく、隣りの家で飼っている柴犬のポンタが発情気に見せるチンコそのものだった。
 ピンク色の亀頭は異様にヌラヌラと輝き、その亀頭の周囲には、お茶漬け後の茶碗にこびり付いている『ふやけた米』のような、白いカスがネチャネチャとまとわりついていた。
「もう痛くない?」
 おねぇちゃんは茶色く染めた聖子ちゃんカットを手で掻き分けながら私を見た。
「うん。大丈夫」
「そう。じゃあ次は綺麗に掃除してあげるね」
 おねぇちゃんはそう呟くと、聖子ちゃんカットの隙間からキラリと目を輝かせた。
 そして、その酷く汚れた私の亀頭に生温かい舌をゆっくりと這わせると、それをそのままヌルッと口内へ滑り込ませたのだった。

 とんでもない快感が私に襲い掛かって来た。
 ついさっきのフェラチオはいったい何だったんだと思えるほどの、それはそれは凄まじい快感だった。
 おねぇちゃんは、私の亀頭にこびり付く恥ずかしい垢を、戸惑う事無くペロペロと舐めた。そしてピーンと立ったチンコを口の中に含み、ヌポヌポといやらしい音を立てながら上下に動かした。
 凄まじくくすぐったかったが、しかし、そのくすぐったさがすぐに快感へと変わる。
 私はおもわず唸り声をあげ、まるで日本脳炎にかかった少年のように全身をピクピクと痙攣させては足をガサガサと激しく動かした。
 そんな私の身体を、おねぇちゃんは必死に押さえながらフェラチオを続けた。
 私が暴れたせいでおねぇちゃんの体勢が崩れた。
 畳の上にペタリと座っていた股がズルッと開き、ミニスカートの中のピンクのパンティが丸見えになった。
 私はウンウンと唸りながらも、そのミニスカートの隙間を必死に覗いた。
 ムチムチの太ももに挟まれたピンクのパンティーが怪しく蠢いていた。私は、もっと奥を覗き込もうと、枕代わりにしていたコロコロコミックを慌てて頭からどけると、畳に垂直に寝転んだ私のその視線は、正座で股を開いているおねぇちゃんのアソコを、直下型からズームインした。

 そこは微かに食い込んでいた。
 数本の縦皺が走り、おねぇちゃんが腰を動かす度にその縦皺は微妙に変形した。
 私は、もっともっと間近でソレを見ようと、わざとらしく首を曲げながらスリスリと近付いた。
 おねぇちゃんの膝が頬に当たるくらいにそこに近付くと、パンティーの中心にじっとりとしたシミが浮かんでいるのが見えた。

「見たいの?」
 不意におねぇちゃんの声が聞こえ、私は慌ててその歪な体勢を元に戻した。
 おねぇちゃんは唾液で唇をテラテラと輝かせながら、ジッと私を見下ろしている。
「おねぇちゃんのココ、興味ある?」
 おねぇちゃんはニコリと笑う事無く、真顔でそう言った。
 私は叱られるのでないかと内心脅えながらも、ゆっくりと頷くと、不意におねぇちゃんの顔が綻んだ。
「見せたげるけど……誰にも内緒だよ」
 おねぇちゃんは舌っ足らずな声で静かにそう笑うと、体をゆっくりと起こし、スカートの中にモゾモゾと手を入れたのだった。

(3話へ続く)

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