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HOTEL MAN 1

2012/02/03 Fri 16:36

ホテル1
               1

 間違いない・・・絶対に間違いない・・・

 僕はそう何度も心で呟きながら、フロントのカウンターにあるパソコンの予約画面をチェックしていた。
「松井様・・・3泊の御予定でよろしかったですね?」
 僕は予約画面からゆっくりと顔をあげながらそう微笑む。
 松井と名乗る中年の男はそんな僕に「うん」と返事をしながらVISAカードをフロントの上にソッと置き、その隣にいる娘ほどに歳の離れた若い女に「メシ、どうする?」と聞いていた。
「お預かりします」と静かに囁きながらVISAカードを手にした僕は、作業をしながらもソッと2人の会話に耳を傾けた。
「お寿司がいいなぁ・・・」
 若い女は大きな目をキラキラと輝かせながら松井の顔を斜めに見上げた。
 僕は作業をしながらそんな彼女の顔を横目でソッと見る。
 僕は彼女の顔を一度も見た事がないが、しかし彼女の細く品やかな背中や、カモシカのようにスラリと細い足、そして真っ白なお椀型のオッパイとその先にポツンと尖るピンクの乳首を見た事がある。いや、それだけでなく、グショグショに濡れた卑猥な性器や、そこに巨大なペニスを入れられて悶え狂う彼女を僕は今までに何度も何度も見たことがあるのだ。
 そう、僕の勘が正しければ、この女は、僕のパソコンの中にブックマークされているブログ「ユイちゃんの露出日記」のユイちゃんに間違いないのだ。

「寿司かぁ・・・俺は肉が食べたかったんだけどなぁ・・・・」
 松井が唇を尖らせながらそう呟いた。
 彼の顔も僕は一度も見た事が無い。しかし、彼の事はよく知っている。彼の趣味や性癖、そしてクワッ!と傘が強烈に開いた獰猛な亀頭なんかも僕はよーく知っている。そう、彼は「ユイちゃんの露出日記」のカメラマンだ。Mのユイちゃんに卑猥な命令を出しながらそれを撮影し、そしていつも最後にはハメ撮りをしてしまうドSの変態カメラマンなのだ。
 ブログの中ではユイちゃんは彼の事を「松っちゃん」と呼んでいるが、確かに、今僕の手元にあるカードに記された彼の本名は「松井」だ。うん、これはもう確実に本人であろう、間違いない。
 そう確信した瞬間、「松っちゃんがお肉食べたいならお肉にしよっ」と彼女が「うふっ」と笑った。
 その「松っちゃん」という言葉を耳にした僕は、ゴソゴソとカードの処理をしながら(やっぱりそうだった・・・)っとおもわずニヤッと微笑んだ。
 すると突然、松っちゃんが「おい・・・」っと僕に言った。
「はい?」
 僕が慌てて顔をあげると、松ちゃんは僕の顔をギッと睨みながら「何が可笑しい」と低く呟いた。
「いえ、別に・・・・」
「人の話し盗み聞きしながらなにニヤケてんだよ・・・」
 松っちゃんがそう言いながらカウンター越しに僕に顔を近づけて来ると、隣のユイちゃんが「やめてよ・・・」と松っちゃんの手を引いた。
 そんな様子をフロントの奥から見ていた支配人が慌てて飛んできた。
「申し訳ございません・・・」
 支配人は松っちゃんたちにそう言いながらも、僕を肘で突っついては「あっちに行ってろ」と言わんばかりに僕を追いやった。
 僕は慌てて松っちゃんに頭を下げると、そそくさとその場を支配人と交代した。フロントの奥へ行こうとするそんな僕の背中に松ちゃんの声が突き刺さった。

「なんだよアイツ・・・溜ってんじゃねぇの?気持ち悪りぃなぁ・・・」

 松っちゃんが不貞腐れながらそう言うと、ユイちゃんが「クスッ」と笑った。ついでに支配人も「クスッ」と笑うと、いきなり松ちゃんが「テメェも笑ってんじゃねぇよ」と支配人に突っかかり、それをフロントの奥で聞いていた僕は「クスッ」と笑ったのだった。


               2

 事務室へ行った僕は、さっそくノートパソコンを手にするとそのままトイレへ駆け込んだ。
 便座に座りながらパソコンを立ち上げると、急いで「ユイちゃんの露出日記」を開く。
 トップページの「はじめに」というどーでもいい記事を通り過ぎると、2時間前に更新されたばかりの最新記事が現れた。

「そのまんまじゃないか・・・」

 僕はその最新記事にアップされている画像を見ながらおもわず呟いた。
 その最新記事の画像に映っている彼女は、顔にモザイクが掛けられて入るものの、しかし、白いTシャツにプリントされた「狂ったスマイル」のキャラクターも、尻がはみ出そうなマイクロミニのデニムのスカートも、そして長い茶髪を2つ縛りにしたその髪型も、もうズバリそのまんまだった。
 一方、カメラマンの松ちゃんもそのまんまだった。
 ホテルの近くにある湖の駐車場で、ユイちゃんにフェラをさせながら撮影しているカメラマンのそのズボンは、フロントで「なにが可笑しい」と僕に怒っていた男が履いていたグレーのスーツのズボンとまったく同じ生地だった。

 こんな偶然はいったいどれくらいの確立なのだろうか?
 僕はそう感動しながらとりあえずウンコをした。

 半年前、何気なくエロブログを放浪しながら偶然に辿り着いた「ユイちゃんの露出日記」。
 そこに映るユイという23才の女の子があまりにも可愛くて、僕は一瞬にしてユイちゃんのファンになった。
 色が白くてスラリと細く、どこか怪しい影を背負う女。
 そんな女が、ひとたび暗闇の中に紛れ込むと激しい淫魔へと変身するのである・・・。

 ある時のブログでは、ホームレスが蠢く夜の公園にノーパン&ミニスカート姿で潜入し、ホームレス達の前で股を大きく広げながらウンコ座りをしていた。そんなユイちゃんの股ぐらを覗き込むホームレス達は自分でペニスをシゴき、そしてゆっくりと四つん這いになりながら尻を突き出すユイちゃんの丸い尻に、ホームレス達は順番に精液をぶっかけていた。

 そしてある時のブログではバスの中。ユイちゃんの正面に座っている男子中学生にわざと見えるようにノーパン&ミニスカートの股を開いたユイちゃんは、そのグッショリと濡れたワレメを弄りながら男子中学生にオナニーを見せつけていた。そして最後にはやっぱりその中学生を公衆便所に連れ込み、まだ皮の剥けていない白ちんぽをユイちゃんは喉の奥まで銜え込んでいた。

 そして又ある時のブログでは、痴漢男達が蠢くポルノ映画館に潜入したユイちゃん。たちまち痴漢男達から全裸にされてしまったユイちゃんは、何本ものペニスをしゃぶらされ、映画館の座椅子の上で何人もの男達に順番に犯されていた。

 これらは全て、Sである松っちゃんの命令だった。
 とにかく彼女は色っぽさと可愛いさを兼ね揃えた女の子なのである。
 普段は可愛い女の子なのに、しかしひとたび松っちゃんに命令を与えられれば、ここまでするか?とおもわず突っ込みたくなるほどの破廉恥で卑猥で変態な行為を平然とやってのけるのである。
 これは凄い。ブログ内容も然ることながらユイちゃんが素晴らしくイイ。このブログは凄く貴重だ。
 そう思った僕は、毎日何度もそのブログを訪問しては、ユイちゃんに励ましのコメントやHなリクエストなんぞを書き込みながら、パソコンの画面に向けて大量の精液をぶっ飛ばしていたのだった。

 そんな僕が働くこのホテルに、なんとユイちゃんがやって来たのである。
 こんな偶然はいったいどれくらいの確立なのだろうか?
 僕はそう感動しながらとりあえずウンコを終えたのだった。


 トイレから出ると、煙草を銜えた支配人が僕をジッと見つめていた。
「困るんだよなぁ客を怒らせるのは・・・・」
 支配人はそう呟きながら貧乏揺すりをし、そして僕に向けてフーっと煙草の煙を吐いた。
「すみません・・・・」
 僕は支配人の前にソッと立ちながら項垂れる。
「キミ、これで何回目?」
 支配人は呆れたように項垂れる僕の顔を覗き込む。
「1・・・2・・・」と、僕が数え始めると、支配人は大きな溜息を付きながら「6回目だよ6回目」と怒鳴った。
(知ってるなら聞くなよ・・・)
 僕がそう心の中で呟くと、支配人はそんな僕の心を読んだのか「あ、あ、キミ全然反省してないでしょ、ね、ね、反省してないよね」と言いながら急に立ち上がり、「罰として、キミ、今日から3日間連続夜勤決定!」となぜか田原俊彦のように人差し指を立てたのだった。

 まぁ確かに3日連続の夜勤は辛いが、しかし今日から3日間はこのホテルにはユイちゃんがいる。
 だからこの3日間連続の夜勤も僕にとったら天国かも知れない。
 そう思うと急にムラムラと欲情して来たのだった。


               3


 その晩、支配人達が帰るなり、僕は静まり返った事務室の奥で1人ニヤニヤと「ユイちゃんの露出日記」を開いた。
 ブログはさっそく更新されていた。そこにアップされている画像は見覚えのある風景ばかりだ。
 ホテルの近くにある大型スーパー「サンバロー」。その駐車場で、赤い車の助手席に座るユイちゃんがおもいっきり股を開いてオナニーをしていた。ユイちゃんが座っている助手席の窓には、隣の車に買い物荷物を詰め込んでいる中年夫婦の後ろ姿が映っている。
 僕はそんな画像を見ながら、この時、僕はこのスーパーのすぐ目の前にあるホテルにいたのに!と無性に悔しくなった。
 そんな記事の中に、なんと僕の事が書いてあった。

♡《ホテルに着くとさっそく松っちゃんがキレました。フロントにいたお兄さんがニヤニヤしてたから『なにが可笑しいんだ!』ってキレちゃったの。もう松ちゃんってすぐキレるからヤダよぅ。フロントのお兄さんごめんね♪》

 そんな記事を読んだ僕は、おもわずパソコンに向かって「気にしないで下さい!」と叫んでしまった。
 はっきり言って嬉しかった。憧れのユイちゃんが僕の事をブログに書いてくれるなんて夢にも思っていなかったからだ。
 嬉しくなってどんどんと記事を読んで行くと、最後のコメント欄にまた僕の事が書いてあった。
 それは「ユイちゃんの露出日記」の常連読者である「ピーナツちんぽ」という男だった。彼は僕の事をコメント欄でこう語っている。

《そのホテルマンはユイちゃんに気があるんじゃないの?最近のホテルマンは変態が多いからね、盗撮とか盗聴とか、それに下着とか盗まれないように気を付けた方がいいよ》

 バカ野郎ピーナツちんぽ。勝手に人を変態扱いするんじゃないよ。それよりもキミのそのリアルなHNをなんとかしろ・・・・
 そうムカッときた僕だったが、しかしそのピーナツちんぽのコメントに対するユイちゃんの返信を見て、僕の体は一瞬にして凍り付いた。

♡《>ピーナツちんぽさん。いつもコメントありがとうございます。盗撮怖いよぅ・・・でも、こっそりパンツを覗かれるってのは興奮しますね(笑)あのフロントのお兄さん、ユイのパンツで喜んでくれるかなぁ・・・》

「喜ぶも何も!」
 僕はそう叫びながらいきなり立ち上がり、わけもなく机の周りを一周した。
 そして再び机の前に座ると姿勢を正したままバス!と放屁した。
 マジかよ・・・っと思いながらも次々に連なるコメント欄に目を通す。もしかしたらまた僕の事が書かれているかも知れないからだ。
 すると案の定、またしても「ヘラヘラ笑うホテルマン」というタイトルのコメントを発見した。
 このコメントを書いた「牧瀬里穂のオリモノ命」という時代遅れにトチ狂ったHNの男も、やはり「ユイちゃんの露出日記」の常連読者で、いつもくだらないリクエストばかりする変態野郎だ。
 先日もこの牧瀬里穂のオリモノ命は、「バイブを挿入したまま段ボールの中に入って粗大ゴミの隅で放置されて下さい。そしてその中でウンコして下さい」などという、そんな事していったいなにが楽しいんだ!というような馬鹿げたリクエストをしてはおもいっきり却下されていた空気の読めない野郎で、いつもユイちゃんはこいつのコメントにほとほと困っている。
 そんな牧瀬里穂のオリモノ命のコメントがこれだ。

《ヘラヘラ笑うホテルマンを部屋に呼び出してセックス見せましょうよ。それでもまだヘラヘラ笑っていたら犯しちゃって下さい。そしてウンコを喰わせましょう》

 おいおい牧瀬里穂のオリモノ命よ、HNはトチ狂ってるがなかなかイイ事言うじゃない。
 しかしウンコはちょっといかんよウンコは・・・
 などとそんな事を思いながら、僕は、この牧瀬里穂のオリモノ命に対するユイちゃんの返信コメントを探した。
 そしてユイちゃんのその返信コメントを見た僕はおもわず唸った。

♡《>牧瀬里穂のオリモノ命さん。いつもコメントありがとうございます。
 それおもしろそうですね。
 あのフロントのお兄さん、結構マジメっぽそうな人だったからユイのタイプなの。
 ユイはMだからマジメな人にマジメに犯されるの好きなんです♪
 でも、やっぱりホテルの人はちょっとマズイかも・・・
 通報とかされちゃったらアウトですからね(笑)だからホテルのお兄さんは無理だけど、そのかわり今夜はマッサージのおじさんを呼びます♪松っちゃんがね『全裸でマッサージしてもらいなさい』って言うんです。ちょっと怖いけど、でも今のユイ、すごく興奮してます♪あとで画像アップしますから楽しみにしてて下さいね♪》

 僕は机の上を両手でバン!と叩きながら立ち上がり、「全然平気なんですけど!」と叫びながら、わけもなく机の周りを今度は2周した。
 そして再び机に座ると、パソコンの画面に向かって「通報とか全然する気ないし!」と叫び、わっ!と泣こうとした瞬間、フロントの電話が鳴った。

 フロントへと走り、ベルが鳴る客室電話のディスプレイを見ると、「608」というユイちゃんの部屋の番号が表示されていた。
 受話器を取りながら、「僕なら全然かまいませんけど」と言ってみようかなどとふと考える。
「はいフロントです」
 僕が営業口調でそう電話に出ると、いきなり松っちゃんだった。
「マッサージ頼みたいんだけど」
「はい、かしこまりました。お時間は何時頃がよろしいでしょうか?」
「今すぐがいいんだけど」
「今すぐですね、かしこまりました。お客様は1名様でよろしかったでしょうか?」
「うん。1人でいいよ」
「かしこまりました。ではマッサージ会社に連絡致しますので、折り返しご連絡させて頂きます」
「あ、それでさぁ、できれば男の人にしてほしいんだけど・・・」
「かしこまりました。そのようにお伝え致します」
 僕は「かしこまりました」を連発しながら静かに電話を切った。

 さっそく契約しているマッサージ会社に連絡すると、今すぐ男性マッサージ師がOKという事だったので、僕はすぐに折り返し608号室に電話をした。

 すると次に電話に出たのは松っちゃんではなくユイちゃんだった。
「フロントですが、先程のマッサージの件でご連絡させて頂きました」
 僕は受話器にそう言いながらも、心の中で(なんなら僕がマッサージしましょうか?)と呟いてはフロントのカウンターの下でズボンの股間を弄った。
「あぁ、はい」
 ユイちゃんの明るい声が受話器に響き、僕はその声を少しも洩らさないように受話器をギュッと耳に押し付けた。
「10時30分にマッサージを御予約させて頂きました」
「あ、そうですか、10時半ですね、わかりましたぁ」
「それで、男性マッサージ師が御希望という事でしたが、それでよろしかったんですよね?」
 僕はあえてユイちゃんに聞いてやった。
 そんな僕は既にズボンの中からペニスを捻り出し、それをシコシコとシゴいている。
「あっ・・・はい・・・男の人、大丈夫でしたか?」
 僕はそんなユイちゃんの可愛い声を聞きながら、おまえの企みなど全てお見通しなんだぞこの変態女め!牧瀬里穂ののウンコでも喰らえ!と心の中で意味不明に叫んではペニスをシコシコする。
「はい、御希望通り男性マッサージ師で御予約を取らせて頂きました」
「あ、わかりましたぁ、ありがとうございます・・・」
 そう言いながらユイちゃんは静かに受話器を置いた。
 キンキンに勃起した僕のペニスの先からニトーっと透明の我慢汁が垂れ、それが僕の革靴の爪先にポツっと落ちた。
 そんな恥ずかしい雫を見つめながら、ふと僕は、やっぱりユイちゃんの声を聞きながら今イクべきだったのではなかったかと激しく後悔したのだった。


 10時25分。
 ロビーの自動ドアがグワー・・・と音を立てて開いた。
 暗闇の駐車場を背景に白衣を着たマッサージ師がロビーにヨロヨロと入って来た。
 どことなく笑点に出て来そうな売れない落語家のようなマッサージ師だ。
(こんなヤツがユイちゃんの体に・・・・)
 僕はそのマッサージ師に激しく嫉妬した。出来る事ならヤツのその薄汚れた白衣を奪い取り、僕がマッサージ師としてユイちゃんの部屋に侵入したいくらいだった。
 僕はそんな落語家のようなマッサージ師にユイちゃんの部屋番号を伝えると、そのままフロントの奥の事務室へと行き、インスタントコーヒーをドボドボと入れながら全裸でマッサージされるユイちゃんをムラムラと想像したのだった。


 11時10分。
 マッサージ師は通常の40分を過ぎてもロビーに現れなかった。
 という事は延長しているのである。
 僕は、早くブログが更新されないかと何度も何度もパソコンに目をやりながら待っていると、それからしばらくしていきなり最新記事がアップされた。

 その記事は、ユイちゃんではなく松っちゃんが書いているものだった。
 現在、ユイちゃんはマッサージされている最中という事で松っちゃんが記事を書いたらしい。
 そのタイトルは「全裸でマッサージされるユイの実況生中継」という生々しいもので、そこにアップされる画像は僕の想像を遥かに上回るものだった。
 そんな松っちゃんの実況生中継はこんな感じだった・・・・

☆《部屋にやって来たマッサージの男は四十代後半だった。マッサージ師は部屋に入るなりベッドの上の全裸のユイを見て一瞬驚くが、しかしすぐに営業的な冷たい表情に戻るとそのまま無言で全裸のユイが寝転ぶベッドに上がった。
ユイは恐怖に震えていた。恥ずかしそうに目を閉じたままジッと動かない。しかし俺はそんなユイのアソコが既にヌルヌルになっているだろうと予想する。そう、ユイはマゾだ。見ず知らずの中年マッサージ師に裸を見られそして体を触られる、そんな羞恥にマゾのユイが感じないはずはないのだ》


 そんな松っちゃんの記事には、全裸でベッドに横になるユイちゃんとその横でユイちゃんのくびれた腰に手をあてる白衣を着たマッサージ師の画像がアップされていた。
 もちろん、そんなマッサージ師やユイちゃんの顔にはモザイクが掛けられている。しかし、僕はこの2人の素顔を知っている。そう、この世の中で、この2人の素顔を知っているのは僕と松っちゃんだけなのだ。
 そう思うと、僕は今までに感じた事の無い不思議な感動に包まれ、勃起したペニスを握ったまま、とりあえず机の周りを2周走らずにはいられなかった。

 そんな松っちゃんの「全裸でマッサージされるユイの実況生中継」。
 その内容はかなり過激で、どっぷりとエロかった。
 僕はハァハァと荒い息を吐きながら、「全裸でマッサージされるユイの実況生中継」に釘付けになってしまったのだった。

(2へ続く)
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