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毒キノコ1

2010/12/03 Fri 10:50

毒キノコ

(解説)

有名女子校に通うお嬢様は、世間を何も知らない純粋可憐な処女だった。
そんなお嬢様が、ド変態親父の毒キノコに屈辱され汚され堕ちて行く。
果たしてそんなお嬢様は、この毒キノコから逃げ出せるのか・・・

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 相葉優、十七才。お嬢様ばかりが通う有名な私立女子高三年。
 世界の相葉産業の代表取締役を父に持つ優は、そんなお嬢様学校の中でもひときわ輝いている生徒だった。成績は常にトップでありながらも、その明るい性格とお淑やかな振る舞いはスクールメイト達を魅了し、そしてその人気は女子校に隣接しているおぼっちゃま男子校にも飛び火しては、いつしか優はアイドル的な存在となっていた。

 しかも優は、家柄、性格、頭の良さだけでなく恐ろしいほどの美貌を持っている。そのきめ細やかな肌には大きな瞳と真っ白な歯が光り、均等の取れた八頭身の身体には豊かな胸とヒップとそしてスラリと伸びる人形のような美脚が輝いていたのだった。

 そんな優は、これまでに何度かファッション雑誌のグラビアを飾っていた。
 そしてある時、海外の有名モデル事務所からオファーが来たのだが、しかし厳しい父親の猛反撃を受け、それ以来、雑誌モデルのアルバイトをキッパリと断るようになったのだった。

 絵に描いたようなお嬢様の優は、三年生になると生徒会長を務める事になった。頭が良く、教師や生徒達からも絶大な人気を誇っていた優が生徒会長になるのは当然と言えば当然だが、しかし、優自身はあまり乗り気ではなかった。
 というのは、幼い頃から誰からもお嬢様と認められて来た優は、この女子校に入ってからもそう呼ばれ続けられる事にだんだん苦痛になって来ていたのだ。
 それは実に甘えたストレスだった。しかし、十七年間、積もり積もったそんなストレスが爆発しそうになるのは、思春期の少女なら仕方がない事だ。だから優はそんなストレスを発散させる為に、ファッションモデルというアルバイトで気を紛らわせていたのだが、しかしそんなストレス発散も父の一言で簡単に握り潰されてしまった。
 そんな不安定な状態の時に生徒会長という大役を命じられた優は、表向きでは明るい元気な生徒会長を演じながらも、しかし裏では精神的にズタズタになっていたのであった。

 そんなある日の夜、優の携帯に見知らぬ電話番号から電話が掛かって来た。
 過去にテレビのバラエティー番組などでも、何度も『お嬢様』と取り上げられていた優の携帯には、これまでにも凄まじい量のイタズラ電話や、いきなり「お友達になって下さい」などという変な電話が掛かって来ていた。
 だから優は知らない電話番号は一切無視していたのだが、しかし、その日に限って無性にストレスが溜っていた優は、部屋のソファーに座りながらもおもわず電話を出てしまった。

「もしもし、優ちゃん?」
 どこか聞き覚えのある男の声だった。
「・・・はい・・・」
 恐る恐る優がそう答えると、いきなり電話口から異常に明るい声が飛び出して来た。

「お久しぶり!日マガの早川です!覚えてる?」

 ギャル達に大人気の『LOVE&LOVE』といったファッション雑誌を出版している日本マガジン出版の編集長だ。

「あ、はい、お久しぶりです」
「えっ?ホントに覚えてくれてるぅ?」
「えぇ、もちろん。その節はお世話になりました」
「あらららら、優ちゃんに覚えて貰えてたなんて嬉しいねぇ~」

 早川は、相変わらず調子の良い口調で瞬時に言葉を返した。
 この機関銃のような素早い言葉でどんな相手でもイエスと言わせてしまうのが早川のテクニックだった。そんな早川は、その巧みな話術で大物モデル達を次々と脱がせ、衝撃的なヘアーヌード写真集で財を築いたと言われるほどのヤリ手編集長だった。

「ところで、知ってた?」
「・・・なにが・・・ですか?」
「うん。エルメスの香水に『カレーシュ』ってのがあるってこと・・・」
「・・・・・・」
「マズくない?マズいよね?天下のエルメスの香水に『カレーシュ』って名前はやっぱりマズいよね?活字なら『カレーシュ』でもいいけど、言葉に出して『カレーシュ』って言うと『加齢臭』みたいでマズくない?商品が香水だけにやっぱマズいよね?」
「・・・・はぁ・・・」
「だよね!うん、それだけ。ごめんね忙しい所、じゃあまたね、ではではヨロシクぅ~」

 早川は機関銃のように一気にそう言うと、一方的にピッ!と電話を切った。
 優は首を傾げたまま、不通となった携帯のディスプレイをジッと見つめている。
 すると一分も立たないうちに、再びディスプレイにさっきの電話番号が表示され、着信音がピリピリと鳴り出した。
 優が首を傾げたままピッ!とプッシュを押すと、携帯から再び激しいマシンガントークが飛び出して来た。

「ごめんごめんごめん!大事な用件を言う前に切っちゃったよ!俺ってバカだなぁって三十秒ほどつくづく反省してました!本当にごめんなさい!」

 早川のそんな早口に、おもわず優はクスッと笑ってしまった。
 しかし、その『クスッ』を相手から引き出すのが早川の手口だ。早川はこんな子供騙しなテクニックで、絶対不可能とまで言われた大女優を口説き落としてはヘアヌード写真集の権利を掴んだほどの男なのだ。

「とりあえず、会ってから正式に御詫びします。って事で、優ちゃんは何が食べたいですか?」
「えっ?・・・今からですか?」
 優は早川の唐突な呼出しに唖然とする。

「いえ、今がダメなら明日にしましょう。うん、それがいい、今日はもうこんな時間だから、明日の方が色々とゆっくりお話ができるもんね。で、優ちゃんは何が食べたいの?焼肉?寿司?それともイタリー行く?」
「・・・えっ、でも・・・」
「じゃあどっちか決めて、麻布の高級焼肉店で最上級神戸牛の極厚なタン塩がいいかぁ、それとも環七沿いの激辛ニンニクラーメンがいいかぁ、はいどっち!」
「えっ?・・・・」
「えっ、じゃなくって、早く決めて!もう小銭がないから公衆電話が切れちゃうよ!」
「公衆電話って・・・これ携帯じゃ・・・・」
「とにかく麻布の牛タン?それとも環七の激辛ニンニクラーメン?まず決めよう!さぁどっち!」
「・・あ、麻布!」
「よし、決まった!じゃあ明日の夜八時、麻布の『京城帝』で待ってますぅ!ヨロシクぅ!」

 早川の電話はそのままプッ!と切れた。
 優は唖然としたまま暗くなった携帯のディスプレイを眺め、そしてしばらくするとまた「クスッ」と笑ってしまったのだった。

 そんな強引な早川に呼び出された優は、翌日、麻布の高級焼肉店の個室で1人の男を紹介された。
 佐山と名乗るその男はいかにも胡散臭そうなオヤジで、自らファッションブランドメーカーの社長だと名乗ると、優に名刺も見せないまま、是非ともウチのメーカーのイメージモデルになって欲しいと頼んで来た。

「ピーチブルーって知ってるでしょ?ほら、先週のラブラブのグラビアで麻実弥ちゃんが着てたじゃん、あのピンクのワンピース。アレアレ。まぁ、ピーチブルーって言ったら、今、日本で最もイケイケのブイブイのメーカーなんじゃないの。凄い勢いだよ」

 早川が早口でそう捲し立てると、すかさず佐山が「ネンケーの月ゼロパーでどうですか?」と、五本の指を立てながら怪しく笑った。
 ネンケーの月ゼロパーというのは、一年ごとの契約更新で、ひと月のギャラが50万という事だ。こんな契約は普通の女子高生なら脳卒中を起こす所だが、しかし、世界的に有名な相葉産業の代表取締役を父に持つ優にはそれほど魅力的な数字ではない。
 それに、モデルのバイトは父から厳しく辞めるように言われていた優はだったため、そんな佐山の提示に素直に喜ぶ事はできなかった。

「えっー!月ゼロパーで、もしかして不満!」
 優が相葉産業の1人娘だという事を知らない早川がわざとらしくそう叫ぶと、優は慌てて「不満とかじゃないんです」と、早川のマシンガントークを遮った。

「じゃあいいじゃん。この場は私の顔に免じて、とりあえず仮契約って事にしとこうよ、ね」
 早川がそう言いながら優の顔を覗き込む。そして一気にDVDを早送りにしたようなマシンガントークを早川から浴びせられた優は、焦げる神戸牛の煙を受けながら、コクンと頷くしか方法はなかったのだった。

 一応、仮契約という形で契約が成立したという事で、優はそのまま早川達に夜の街へと連れ出された。

 六本木にあるショーパブとオカマバーをハシゴした後、気がつくといつの間にか早川の姿は消えていた。
 無理矢理酒を飲まされていた優は、朦朧とした意識の中、佐山に「送りますから」と言われて車に乗込む。そして、ふと気がつくと優はホテルのベッドの上に寝かされていたのだった。

 しかし優は慌てなかった。元々お嬢様育ちの優は、それがそもそもの早川と佐山の策略で、そして今まさに佐山に身体を奪われようとしているなどと、疑う気すらないのだ。

「あれ?・・・ごめんなさい・・・いつの間に・・・」
 優はゆっくりとベッドを起き上がった。しかし身体を起こすなり猛烈な目眩が優を襲う。

 そのまま優がフラフラっとベッドに横になると、「大丈夫かい?飲み過ぎだよキミ・・・」と笑いながら、佐山がミネラルウォーターを持ってやって来た。

「・・・どうもすみません・・・」
 何の疑いもなく、そう言いながら再びベッドを起き上がろうとした優を佐山が静かに抱きしめた。
「あっ・・・いえ、もう大丈夫ですから・・・」
 それでもまだこの状況に気付かないお嬢様の優は、佐山に抱きしめられたままゆっくりと上半身を起こした。

 優は紛れもなく処女だった。この十七年間、お嬢様として神輿の上に担がれていた優にとって、セックスというのは夢の世界の話しの出来事であり、今までまったく興味もなければ想像すらした事がなかった。
 だから、今、自分がこの見知らぬ親父に貞操を奪わようとしているなどとは夢にも思っていないのだ。
 だから優は、抱きしめられる佐山の全身から漂って来るオヤジ臭に何も危機感を感じなかった。それどころか、佐山の短いスポーツ刈りの頭皮から漂うその加齢臭は、父が可愛がっている猟犬のカウザーと同じニオイがするなどと、そんな馬鹿げた事を思っている始末なのだ。

「本当にもう大丈夫ですから・・・」
 優がそう言いながら佐山の腕からすり抜けようとすると、ふと、優の目に今まで見た事もない歪な物体が飛び込んで来た。

 それは、キノコのような形をした肉の塊だった。先っぽが赤紫に腫れ上がっては、まるで爬虫類のようにその身をピクピクと動かしていた。

「・・・どうだ・・・デカイだろ・・・」
 佐山が優の耳元でそう囁いた瞬間、そこで初めてこの状況が飲み込めた。

「あっ、すみません、もう帰ります」
 優が佐山の腕の中でもがき始めると、佐山は優の細い腕を力一杯に押さえ付けてはベッドに押し倒し、そして髭がゴワゴワと生えた口を優の唇に押し付けて来た。

「あっ!」と、思った瞬間、優のファーストキッスはこの見知らぬオヤジに奪われた。
 瞬間に優の身体はコンクリートで固められたように身動きができなくなる。ヌルヌルとした佐山の舌が優の口内に侵入し、優の綺麗に整った前歯やピンク色した歯茎を隅々まで舐め尽くして行った。

 優は抵抗しようにも抵抗できなかった。飲み慣れない酒の酔いと、あまりにも唐突に訪れた恐怖により、頭の中がムニョムニョと朦朧とし、まるで夜の深い海へ沈んで行くようなそんな感覚に包まれていたのだ。

(これは・・・夢?・・・)
 そう思いながら、小さな口の中で暴れ回っている佐山の舌のヌメリを感じては天井をジッと見つめていると、ふいに下半身になんとも言えない不快感が走った。

「いや!」
 優は佐山に口を封じられながらもそう叫んだ。
 しかしそんな優の叫びも空しく、佐山の太い指はスルスルとスカートの中の優の太ももを這い上がり、下着の上から性器の部分をスリスリと撫で回す。
 あまりにも下半身を這い回る佐山の指の動きが気持ち悪く、優はふいにナメクジを素手で掴んでしまった時のように、必死で佐山の口の中で「やめて!」と何度も叫びながら無我夢中で両足をバタバタと動かした。

 するといきなり優の股間から佐山の手が消えた。
 しかし次の瞬間、今まで優の股間を撫でていた佐山の太い指は、いきなり優の細い首をガバッ!と鷲掴みにし、佐山はその指を優の首にグググッ!と食い込ませて来たのだ。

「騒ぐと殺すぞ・・・大人しくしてろガキ・・・」
 たったその一言で、優の思考回路は完全に止まってしまった。
 今まで、一度だって「ガキ」などと呼ばれた事はなかった優は、当然、首を絞められるのも初めてだ。そんな免疫の欠片すらなかったお嬢さんをこの百戦錬磨の佐山が落とすのは、季節外れの弱ったハエをキンチョールで落とすくらい簡単な事なのだ。

 佐山は、急に大人しくなった優の首から五本の太い指をゆっくりと離すと、「次、騒いだら、顔面殴るからな・・・」と、グローブのような大きな拳を優に見せつけ、そして再び優のスカートの中にその手を忍び込ませたのだった。

 全裸にされた優は、足の爪先から耳の穴まで全身を舐められた。佐山は、洗っていない優の股間を覗き込みながら「綺麗な顔してるくせに、ここは汚してるなぁ・・・」と、優を酷く羞恥させると、遂に泣き出した優を満足げに眺めながら「臭せぇ臭せぇ」と笑っては優の性器に舌を這わせた。

「おまえ、なかなかのお嬢さんらしいけど、男知ってんのか?・・・」
 佐山は、優の性器を太い指で弄りながら優の顔を覗き込んで来た。
 そんな佐山に、優が小さく首を振ると、佐山は「やっぱりな・・・」と不敵な笑みを浮かべた。
 そして佐山は、そのままゴロンとベッドの上に仰向けに寝転がると、「心配するな。痛くしないからよ・・・そのかわり、おじさんの言う事をちゃんと聞くんだぜ・・・」と、大きく腫れ上がったペニスをニョキニョキさせながら下品に笑った。

 優は佐山に起き上がらせれると、そのまま佐山の股の中に入るように命じられた。
 佐山はゆっくりと股を開きながらモゾモゾと移動する優を見つめ、そして、おもむろにベッドの枕元に置いてあったビデオカメラを手にした。

「チンポを握るんだ・・・そしてシコシコと上下に動かしてみろ・・・」
 佐山はそう言いながらビデオカメラのスイッチを押した。

 優は、ビデオカメラの頭にある赤い点滅ランプに恐怖を感じながらも、それでも恐る恐る佐山のペニスを右手に握った。

 それを初めて手にした優は、それが思っていた以上に太くて固い事から益々恐怖は高まった。優は、佐山に命令されるままそれを上下に動かしながら、こんな大きなモノが今から自分の性器に入れられるなんて・・・と、泣き出したいほど怖れていた。

 そんな優に向かって、ビデオカメラを覗き込む佐山は、「チンポ大好きって言ってみろ・・・」などと馬鹿げた事を命令して来た。

「・・・大・・・すき・・・」
 優がポツリポツリとそう言うと、佐山は足の踵を優の尻にゴツッ!とぶつけ、「ハッキリと言えよ!」と怒鳴った。
「・・・ちんぽ、大好き・・・」
 優が慌ててそう答えると、佐山は満足そうにニヤリと微笑み、「次は、『チンポ舐めたい』って言うんだ・・・」と、しごかれるペニスの先から我慢汁をニュッと出しながらそう言った。

「・・・ちんぽ・・・なめたい・・・」
 優はペニスを握る親指にネトネトの我慢汁がダラダラと垂れるのを見つめながらそう答えた。

「よし、それじゃあ、いまの2つを続けて行ってみろ・・・」
「・・・ちんぽ・・・大好き・・・ちんぽ・・・なめたい・・・」
 佐山はそんな優をビデオカメラで撮影しながら、ケモノのように荒い鼻息をたてては優のサラサラの髪を静かに鷲掴みにした。そしてその手をゆっくり下へ引くと、優の顔は佐竹の股間へと近寄せられ、優の目の前にドクドクと脈打った赤黒いペニスが現れた。

「うっ・・・」
 優は、佐山のペニスから漂う生臭さにおもわず顔を背けてしまう。
「舐めろ・・・・」
 佐山はそんな優の仕草に興奮してか、唸るような震えた声でそう言った。

 優の目の前で、尿道からダラダラと毒を垂らす紫のキノコ。そのキノコはエビアンのペットボトルほどの長さがあり、そして自分の手首ほどの太さがあった。

 そんな巨大なキノコを握ったまま、優はどうしていいかわからずにただ震えていると、佐山はカメラのズームを指で操作しながら、「ソフトクリームみたいに舐めればいいんだよ・・・」と、掴んでいた優の髪を更に奥へと引っ張った。

 髪を引っ張られた優の頬に、紫色したキノコの先がムニュッと押し付けられた。キノコの先から溢れている毒が、肉付きの良い優の唇に付着し、まるでグロスを塗ったかのようにギラギラと光った。

 優は、顔を顰めながら恐る恐る舌を出してみた。一刻も早くこの状況から逃げ出すには、この、酔った猛牛のような荒々しい男に逆らうよりも、素直に指示に従ったほうがてっとり早いと思ったのだ。
 優の、桜貝のような舌先がキノコの先端部分に触れた。海水のような塩っぱさが優の口内に広がり、不思議と生臭い味はなかった。

「ここ・・・ここを舐めるんだ・・・」
 佐山は、毒がタラタラと溢れ出る尿道を指差しながら、そこにカメラをズームさせた。
 優の小さな舌が、まるで子猫がミルクを飲んでいるようなチロチロとした動きをしながら、キノコの毒を舐め尽くす。
 佐山は、スーハースーハーと激しい鼻息を吐き散らしながら、舌がチロチロと動き回る優の唇を指でなぞった。そして、優の素晴らしく整った前歯をガサガサの太い指でこじ開けると、「口ん中に入れろ・・・」と、キノコを優の口元に押し付けて来たのだった。

 佐山のキノコは強引に優の口内に押し入って来た。
 優は、それがフェラチオと呼ばれる行為だと知ってはいたが、まさか自分がこんな変態行為をするとは夢にも思っていなかった。まさか、男のオシッコをする部分を口の中に入れるなど、お嬢様育ちの優には想像もできない事なのだ。しかも、好きでもないこんな男のモノを・・・。

 優はそんな屈辱感を受けながら大きな瞳にじんわりと涙が溢れさせた。そして、口の中をモゴモゴと上下に動いている、このグミキャンディーのような物体を力任せに噛み千切ってやりたいとさえ思った。

「もっと舌を動かせ・・・口ん中でニョロニョロと舌を動かすんだよ・・・」
 佐山はそう言いながら寝転んでいる腰をグイグイと動かしては、優の口の中をペニスで掻き回した。
 優は無我夢中で舌をレロレロと動かしまくった。優の舌と佐山のキノコが激しく絡み合い、ベロブチョ、ブチョベロ、といった卑猥な音が部屋に響き渡る。

「あっ、あっ、あっ・・・・」
 眉を八の字にさせた佐山は、顔に似合わぬ情けない声を出しながら、髪を掴んだ手で優の顔を固定し、そこに腰を激しくヘコヘコと振ってはペニスの上下運動をいきなり早めてきた。
 ペニスがいきなりスピードを速めたため、優の口内に溜っていた唾液が一気に噴き出しそうになった。自分の唾液を他人に見られるなどお嬢様育ちの優には耐えられない。そこで優は唇から溢れ出る唾液を吸い取ろうと、唇に力を入れながらジュルルルっと吸った。

 その瞬間、いきなり佐山が「うっ!」と息を止め身体を膠着させた。プシュ!と優の口内で何かが弾け、ドロドロとした大量の液体が優の口内に広がった。

 不意に、子供の頃、大学教授をしていた叔父に見せて貰った「真っ赤な傘を持つ毒キノコ」の写真が優の脳裏に浮かび上がった。
 それは北アメリカに生息するベニテングダケ科の毒キノコで、その毒キノコは、まるでペンキで塗りつぶしたような真っ赤な傘の先から誘引物質を「プシュ!」と散布してはハエを引き寄せ、その猛毒で殺してしまうと言う恐ろしいキノコだった。
 叔父は、まだ幼かった優に「このキノコはとっても綺麗なキノコなんだけどね、凄い猛毒を持っているから食べると頭がおかしくなっちゃうんだよ」と優しく教えてくれた。
 そんな叔父の話しを聞きながら、その真っ赤に輝く神秘的なキノコの写真を見つめる優は、子供心にもその毒キノコが酷く不気味に感じた。そんな随分と昔の子供の頃の記憶が、今になって優の脳裏に鮮明に甦る。

「あぁぁぁ・・飲むんだ・・・吐くなよ・・・ゴックンと飲んでくれ・・・」
 佐山は、優の顔が逃げられないように両手で優の頭を押さえつけ、そして優の口の中にヌポヌポとペニスをピストンさせた。
 優の舌の裏にみるみると佐山の精液が溜り、ペニスがゆっくりとピストンされる度に唇の端から精液が少しずつ洩れて行く。
「ほら・・・早くゴックンと飲むんだよ・・・」
 佐山は恍惚とした表情を浮かべながら、優の唇にカメラのレンズをズームアップさせる。

(凄い猛毒を持っているから食べると頭がおかしくなっちゃうんだよ・・・)

 叔父の優しい声が優の頭の中に谺する。
 とたんに気持ちが悪くなった優は、ペニスを銜えたまま精液を全て吐き出そうとした。しかしその瞬間、それを察したのか、いきなり佐山が叫んだ。

「吐いたら殴るぞ!」

 優の目の前で、グローブのように大きな佐山の拳が優の顔面に向けられていた。
 怖くなった優は、ヌポッとペニスを抜き取ると、天井を見上げながら喉を鳴らした。佐山の忌々しい猛毒が、優の細い喉をドロドロと通っては体内へと吸収されて行く。それと同時に、天を仰いでいた優の頬には、瞳から溢れ出した涙が1本の線を浮かび上がらせたのだった。

 そんな毒キノコの洗礼を受けた優は、そのまま佐山に力任せにベッドに捩じ伏せられた。
 それまで佐山が寝転んでいたベッドに顔を押し付けられた優は、マットに広がる佐山の温もりと、そして佐山の背中から滲み出てはマットを湿らせていた汗を頬に感じた。

 俯せにされた優は、佐山の太い指で尻肉を大きく広げられた。他人に自分のお尻の穴を大きく開かれ、そしてそこを覗かれる。そんな屈辱に必死に耐えながら、早くこの時が終わって欲しいと優は神様に祈った。

「おまえ、処女のくせに・・・濡れてるぜ・・・・」
 佐山はせせら笑うかのようにそう言いながら、太い指で優のワレメを弄った。
「俺のチンポしゃぶって感じたんだろ・・・」
 佐山はそう笑いながら優のワレメをピチャピチャと音立てた。

(感じる?・・・・・・)

 優はそう思いながらふと冷静になった。しかしすぐに、嘘だもん、私はこんな男に感じてなんかないもん!と再び激しい怒りが満ち溢れて来る。

「うひゃぁ・・・どんどんエッチな汁が溢れてくるぜ・・・おまえ処女のくせに変態か?・・・」
 佐山はそう言いながら優のアナルをチロチロっと舐め、そしてそのまま舌を下げて行く。
 佐山のナメクジのような舌が優の股間で滑らかに動き始める。その佐山の舌の感触に、優はふと「あれ?」っと思った。そう、最初にソコを舐められた時とは全く感覚が違って来ているのだ。

「お嬢様のケツの穴はウンチの匂いがするぜ・・・」
 佐山は下品な言葉を罵りながら優の股間に顔を押し付け、そしてアナルの凹みに鼻を入れながら奥のワレメに舌を伸ばした。
 ヘビのように潜り込んで来た佐山の舌は、優のワレメのヒダを掻き分け、その奥にある穴の部分にピチャピチャと音を立てた。

(えっ・・・なに、この感覚・・・・)

 なんともいえない心地良さが優の脳をジーンと麻痺させる。優は今までに感じた事のないその不思議な感覚に、いつしか枕にしがみ付いていた。

「気持ちいいだろ・・・気持ちいいよな・・・じゃあ、ここはどうだ?・・・」
 唇をワレメに押し当て、ブチョブチョと下品な音と共にそう言いながら、佐山はその舌を更に奥へと伸ばしてきた。
 佐山の舌がそこに触れた瞬間、優はおもいがけず「あっ!」と声を上げてしまった。
 そんな優の反応に興奮した佐山は、優の尻肉を更に押し広げてはより深く顔を押し込んで来た。
 そして激しく舌を動かしながら優のクリトリスをヌルヌルに転がしたのだった。

 恐ろしいほどの快感が優の全身は走った。まるで東京タワーのてっぺんから飛び降りたような、若しくはジェットコースターが急降下した時のような、そんなゾクッ!とした感覚が何度も何度も続き、それがいつしか快感となっては優を乱し始めた。

「あぁぁん!」
 今まで口にした事もないようなフシダラな声が優の口から自然に洩れ出した。シーツを鷲掴みにし、唇からヨダレを垂らし、そして、自ら膝を立てては卑猥な四つん這いの体勢となり、見知らぬ男に性器を突き出している。

(この人は私じゃない!・・・・)

 まるで幽体離脱しながらベッドの上で悶えている自分を見つめるかのように、優は客観的に今の自分を想像しながら、無意識に自分の口から溢れる卑猥な声やその淫らなポーズを確認していた。

(きっと・・・毒キノコの猛毒で頭がおかしくなっちゃったんだわ・・・)

 優がそんな事を思っていると、ふいにチクッ!とした鈍い痛みが下半身に広がった。
 優が慌てて上半身を起き上がらせて振り向くと、クリトリスに吸い付く佐山が優の性器の中にスッポリと指を入れていた。

 振り向いた優に気付いた佐山は、優の性器から指をヌポッと抜くと、そのネトネトに輝く指を優に見せつけながら「これでお前の処女膜を破ってやったよ・・・」と、指を動かしながら粘膜をネチャネチャと糸引かせた。

 目を血走らせた佐山はいきなりムクッと起き上がると、うつ伏せになっていた優をゴロリと仰向けにした。
 そして優の両足を両手でがっしりと固定すると、再び股間に顔を埋めクリトリスを舐め回した。
 俯せの時よりも仰向けの時の方がクリトリスと佐山の舌の密着度が高く、優はびっくりするような声をあげて悶えまくった。
 両太ももに痺れるような電気がジーンと走り、大便と小便を延々と垂れ流しているようなそんな快楽が優の全身を包んでいた。シーツにしがみつき、目を半開きにしたまま気が狂ったように悶えていると、ふと、佐山の顔が自分の乳首を吸っているのが見えた。

 いつの間に?・・・
 優がそう思った瞬間、猛烈な痛みがビキッ!と脳を貫いた。

「痛いのは最初だけだ・・・ちょっとの間、辛抱してろよ・・・」
 佐山はハァハァと荒い息を吐きながら優の身体をおもいきり抱きしめた。そして、優の細い体を身動きできないように全身でガッチリと固定すると、ベッドがギシギシと音を立てるくらいに激しく腰を振り始めた。

「あっ!痛っ!」
 そう叫びながら下唇を噛む優に、佐山は「今に気持ち良くなるから・・・」と、優しく耳元で囁きかけてはハァハァと荒い息を吐く。

(これがセックス?嘘!痛すぎる!)
 堪えられないその痛みに、叫び声をあげながら佐山の背中にしがみつく優は、あまりの痛さのせいか自らの意思で佐山の唇に自分の唇を押し付けた。

 とたんに佐山の分厚い舌が優の口内に侵入して来た。優は下半身の痛さを紛らわせようと激しく舌を絡ませ、佐山の首にしがみつく。すると佐山は何かを勘違いしたかのように更に激しく腰を振りまくり、そして優の口内に溜っている唾液を全て吸い尽くすと、突然「あふっ!」と唸り声を上げながら身体をガバッ!と起こしては抜いたペニスを優の顔に向けた。

 突然、優の目の前に真っ赤な毒キノコが現れた。今までの強烈な痛みは瞬間に消え、その痛みから解放された優は、ハァハァと激しい呼吸をしながらその毒キノコを愛おしそうに見つめた。

「ピュッ!」
 いきなり毒キノコが猛毒を散布した。勢い良く飛び出した猛毒は優の頬に直撃し、それはナメクジのようにダラダラと流れ落ちては優の耳たぶを伝ってベッドに滴り落ちたのだった。

(2へ続く)


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