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でんでんむしむし皮かむり3

2010/06/18 Fri 09:48

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トタン板を爪で引っ掻いたような音で叩き起こされた大助は慌てて布団から飛び上がると、「池田大作ぅ!」と叫びながらもう一度布団の中へ潜り込んだ。

「出て来いこのヘンタイ!」

布団の外からトタン板を爪で引っ掻いたような声が響く。
その声がこの家の姑の声だと気付いた大助は、学会の襲撃ではないと安心しながらも布団からソッと顔を覗かせた。因みに大助は、高校生の時、母が信仰する学会から逃亡し、それからというもの学会から襲撃されるのではないかという恐怖に脅かされている。

「す、すびません・・・」

とりあえず詫びた。というか、この「すびません」は、もはや大助の挨拶であり、一般人の「おやようございます」や「おやすみなさい」と同類語なのだった。

「あんた私のパンツに何した!」

老婆は子持ちししゃものような細い首をハフハフと動かしながら苦しそうに叫んだ。
老婆が手にしていたのは、昨夜大助がガレージでオナニーした美佐のパンテーだった。

「今朝、車庫ん中見たら私のパンツが放ってあるが、これあんたの仕業やろう!」

大助は老婆が握るベージュのショーツを布団の中からジッと見つめながら、脳味噌が沸騰するかのように吐き気がしたのだった。


スーパーへ向かう途中、強烈に長い踏切に捕まった美佐は、前に立っているサラリーマンのウナジに生える1本の縮れ毛を眺めていた。
(・・・抜きたい・・・)
そんな衝動に駆られた瞬間、ふと、今朝はガレージからお婆ちゃんのパンツを回収していない事に気付いた。
いつも朝一番にあのパンツをガレージに回収に行くのが美佐の朝の日課だったが、しかし今朝は二日酔いでボーっとしていたため忘れていたのだ。
(どうしよう・・・・)
心配になるが、しかし今家に戻っていたら遅刻してしまう。美佐は(見つからないわよね)と、自分に言い聞かせ、走り去る電車の窓をぼんやり眺めていたのだった。

しかしまんまと見つかっていた。
万引き常習犯の主婦を発見した万引きGメンの如く目をギラギラと輝かせた老婆は、「今日という今日は許さぬ!」と叫びながらゲートボールの棒を振り回し、マイボールを手榴弾のように投げつけては大助の部屋の電気スタンドを破壊した。座布団を頭に被る大助を部屋中追い回し、大助は転がるように階段を駆け下りると裸足のまま外に飛び出し、そして「大作様の祟りだ・・・大作様がお怒りだ・・・」と呟きながら全速力で逃げ出したのであった。


いつもの昼休み。パートが集まる食堂に健康サンダルの音を響かせながら専務が現れると、それまで化粧をしていた松川さんがおもむろにファンデーションの蓋をパカッと閉じた。
そして松川さんが席を立とうとした瞬間、専務はふいに「中山さん」と美佐に声を掛けた。
立ちかけていた松川さんは慌てて専務から顔を反らし、肩の力を抜いて再び椅子に背を凭れかけると、「はい?」と返事をする美佐に向かって、一瞬、「ふっ」と鼻で笑った。

「先日仕入れた『ゴールドチップス』なんだけど、カレー味の在庫が少し合わないんだよ。後で倉庫を確認しておいてくれないかね」

これは専務と美佐の暗号で、「カレー味」とは大便を意味していた。
「カレー味」という言葉が出た時は、「この後にスカトロプレイをするからウンコはしないように」という専務の指令なのだ。
因みに、「塩味」は小便を意味し、「小便を溜めておけ」という指令で、又、「コンソメ味」はオリモノを意味し、「オリモノシートは付けないように」という指令だった。

美佐が小さな声で「・・・はぃ」と呟くと、専務はアロアナのような目でもう一度美佐をギロッと見つめ「ではよろしく」と健康サンダルの音を響かせ去って行ったのだった。

いつもの時間にいつもの倉庫に行くと、まだ専務は来ていなかった。
倉庫の奥へと進み、畳まれた段ボールが敷いてある場所へ行くと、一瞬プンっと糞尿の香りを感じた。
ココに来たのは1ケ月ぶりだった。この糞尿の匂いが松川さんの匂いだと思うと、美佐は松川さんの異様に太い脹ら脛を思い出し、慌てて息を止めた。

しばらくすると、「ごめんごめん」と言いながら健康サンダルを鳴らす専務のシルエットが薄暗い倉庫の通路にぼんやりと浮かんだ。
専務は美佐の前にやって来るなり「そこの二段目の段ボール。中身を確認して欲しいんだけど」と、ラックに積まれている段ボールを指差しながら、わざとらしく青いファイルに目を向けた。
この男はあくまでも管理職だった。誰もいない2人だけの倉庫であっても、社内でのプレイは最後まで演技を貫き通した。

「・・・あのぅ・・・」
青ファイルを覗き込む専務の頭に美佐が話し掛ける。
「・・・なにか?」
専務は青ファイルの数字を指で追いながら返事をする。
「もう・・・終わりにしたいんですが・・・」
美佐は声を潜めてそう言った。
スナックでバイトをしている美佐にとって、専務からの代償はもうそれほど必要ではなくなっていたのだ。
「・・・パート・・・辞めるつもり?」
専務は書類の中央に書き込まれた「大新製菓620,142円」で指をピタリと止め、書類を見つめたままフッと唇を弛めた。
「・・・・いえ、そういうわけではないんですが・・・」
解雇という武器をひけらかす専務の言葉に美佐がモジモジしながらそう答えると、専務は「とにかく、二段目の段ボール、早く調べて下さい」と、ラックの前に置いてあった小さな脚立を、健康サンダルの先でコン!と突いたのであった。

3段しかない小さな脚立の上に乗ると、専務が示した段ボールの蓋をゆっくりと開けた。中には「うっちゃり煎餅」と書かれた、老人ウケしそうな煎餅がぎっしりと詰まっていた。
「・・・数えて・・・」
足下から専務の声が聞こえて来た。専務は脚立に上った美佐のスカートの中を覗きながら、ファイルの書類をペシャペシャと捲る音だけ響かせていた。
美佐は、段ボールの中に詰まっている、まるで町内の運動会で配られるようなその「うっちゃり煎餅」を眺めながら、スカートの中に忍び込んで来る専務の手の温もりを蛇のようだと思った。

6時にスナックへ行くと、狭い厨房の中でマスターが今夜の「つきだし」をせっせと作っていた。
いつもこの時間ママはまだ出勤しておらず、仕込みをするマスターと掃除をする美佐の2人きりだ。
ママに頼まれた仕入れ材料を冷蔵庫へ保管しようと美佐が厨房へ行くと、きんぴらごぼうを作っていたマスターがジロッと美佐の目を睨んだ。
マスターのその目線が何を意味しているのか、美佐は女の直感でわかっていた。
美佐は「失礼します・・・」と小声で囁きながら、マスターの背中に重なるように狭い厨房の奥にある冷蔵庫へ進むと、すれ違い様、美佐の胸がマスターの背中に触れ、フライパンを振るマスターの肘が美佐の胸に押し付けられた。

7時にママが出勤して来ると、スナックの看板に明かりが灯った。
掃除を終えた美佐は、ママと交代してスナックの二階にある物置兼用の更衣室へと上がり、化粧を整え衣装に着替える。
30分程して店に降りると、カウンターには既に2人の客がいた。
1人はカラオケの集金に来た近所の電気屋さんだった。きっとママに強引に引き止められたのだろうと思うと美佐は電気屋さんが座るカウンターに置かれたビールの中瓶を見て急に可笑しくなった。
もう1人は升本だった。
升本は美佐が二階から降りて来るのを横目で見るなり、いきなりカウンターのママに「お見合いを勧められちゃってさぁ・・・」と、わざとらしく話し掛けた。
「あら、いいじゃない。そろそろ升ちゃんも身を固める時期なんじゃないの・・・」
ママはそう答えながら電気屋のグラスにビールを注ぎ、新しいビールを取り出そうとして電気屋から「いや、もう結構です」と言われていた。どうやらママは集金されたカラオケ代を飲み代で回収するつもりらしい。

「あら、何の話し?」
カウンターに入った美佐はすかさず升本に話し掛ける。ママが電気屋から回収しやすいようにと、美佐が升本を担当したのだ。
「いやね、お袋がね・・・」
升本は32歳のバツイチ女とのお見合いを勧められている話しをダラダラと始めた。
美佐にはこの男が誰と結婚しようが関係なかったが、しかしホステスとして雇われている以上、この男の話しを親身に聞かなければならないという義務があった。

升本はいつものように美佐がカウンターに立っている間中、チビチビとカウンターで安物のウィスキーを飲み、美佐のバイト時間が終わる10分前にカラオケのマイクを持ち、カウンターの美佐をジッと見つめては布施明の『そっと、おやすみ』を囁くように熱唱し、6300円を支払って帰って行った。

再び2階へ上がり私服に着替えた美佐が、まだ残っている常連客に「お先に」と挨拶しながら店を出ると、時刻は11時を回っていた。
明日の優子の弁当の材料を手に、閉まったシャッターがずらりと並ぶ薄暗い商店街へ出ると、自販機の前で煙草を吸っていたマスターとふと目が合った。

「お先に失礼します・・・」
美佐がそう頭を下げると、呉服屋のシャッターに凭れていたマスターがムクッと動きだし、商店街を歩く美佐の横にスっと並んだ。
「・・・送るよ・・・升本の馬鹿がストーカーしてるみたいだから・・・」
マスターは根元まで吸ったハイライトを少し手前に投げ捨て、歩きながらそれを踏み消した。
「いえ、すぐそこですから大丈夫です」
美佐がそう慌てると、マスターは何も返事をせず黙ったまま足を進ませた。

なにかとっても気まずい雰囲気だった。
もともと無口なマスターは終始唇をへの字にさせたまま黙って歩いている。何か会話をしなくてはと焦る美佐だったが、しかしどうもこのマスターが苦手だった美佐は言葉が頭に浮かんでこず、2人はただ押し黙ったまま、まるで付き合い始めたばかりの中学生のように並んで歩いていた。

商店街を抜け大通りに出ると、オフィスビルに挟まれた誰もいない歩道がひたすら続いていた。車道は時折タクシーが通り過ぎて行くくらいで、後はシーンと静まり返っていた。
歩道の脇で「ほかほか弁当」と書かれたのぼり旗が風に靡いてバタバタと音を立てていた。
ふいにマスターが重い口を開けた。
「升本があんたと寝たって言いふらしてるみたいだぜ・・・・」
「えっ?」と美佐が驚いて振り向くと、向こう側の歩道をマラソン中の中年男性が苦しそうに走っているのが見えた。
「変な噂が立つと困るんだよな・・・狭い町だし・・・」
マスターはジッと前を見つめたままそう呟き、そしていきなり歩道を左折しながら何かまた呟いた。
美佐の家は大通りを少し行けばもうすぐそこだったが、しかしマスターが何か呟きながら左折した以上、マスターの後に従うしかない。
美佐は仕方なく道路を曲がると、マスターの後へ小走りに駆け寄り、「何ですか?」ともう一度聞き直した。
その細道は車一台が通れるくらいの狭い通りだった。シーンと静まり返った民家が密集し、通りには民家から漂う生活臭が溢れていた。

マスターは美佐に振り向かず「だから・・・」と呟きながら今度はいきなり右折した。
車両通行止めの柵が赤く錆びていた。その柵と柵の間を擦り抜けるとそこは小さな児童公園だった。
「こんな事聞くのもなんだけど・・・本当のところ・・・どうなんだ?」
マスターはコンクリートで作られた「象さんの滑り台」の前で立ち止まると、そう言いながら初めてそこで美佐の顔を見た。
スーパーの袋を手にした美佐は、「本当のところ?」と慌てて聞き直した。
「ああ・・・つまり、升本と寝たのかって事だよ・・・」
その時、一瞬マスターの目に専務と同じ輝きを感じた美佐は、この場所に誘導された理由がやっとわかった気がした。

「そんな事、あるわけないです・・・」
そう答えた美佐は、そのままマスターの返事も聞かず、「失礼します・・・」と背中を向けた。
その瞬間、もの凄い力で腕を掴まれた美佐は、驚きのあまりスーパーの袋を落としてしまった。
「ちょっと来い・・・」
血走った目をしたマスターが「象さんの滑り台」の裏へ美佐を引きずり込もうとした。
「何するんですか・・・やめて下さい・・・」
引きずられる美佐は大声を出そうかと考えたが、しかしそれで警察でも駆けつけて来られたら、もうあのスナックでは働けなくなってしまう。今日、れいの倉庫でショーツに手を掛けて来た専務を突き飛ばし、倉庫を出る間際に「クビにするならして下さい!」と勢いからそう言ってしまった美佐だっただけに、ここでスナックのバイトまで失ってしまっては生活して行けなくなってしまうと瞬時にそう考え、大声を出せなくなってしまったのだ。

コンクリートで作られた巨大な象さんの滑り台の裏は、公園を照らす街灯が象さんで遮られどんよりと薄暗い不気味さを醸し出していた。
滑り台のコンクリート壁に背中を押し付けられた美佐は、これまでに見た事の無いような形相でマスターに睨まれた。
「升本と寝たんだろ?」
マスターはそう言うなり、美佐の左胸を鷲掴みにした。
「寝てません・・・ヤメて下さい・・・」
美佐がそう言いながらマスターの手を振り払おうとすると、マスターがいきなりガバッ!と抱きつき、美佐の唇にタバコ臭い唇を押し付けて来た。
「うっ!ぅぅぅぅ・・・・」
美佐は侵入して来ようとするマスターの舌を、前歯をギュッと噛み締めながら抵抗する。
するとマスターの手が美佐のタイトスカートの中に乱暴に押し入って来た。
「いや!」と、美佐が声を上げた瞬間、美佐の閉じられていた前歯が開き、そこにマスターの分厚い舌が雪崩れ込んだ。
マスターの大きな手が美佐の小さな顔を両手で押さえ込み、身動きできない美佐はまるで獰猛な獣に内臓を抉られるような乱暴なディープキスを受けながら、口の中でぶちゃぶちゃと下品な音を立てられた。

そんな絡み合う2人の足を、象さんの滑り台の下にある土管の中から呆然と見ていた大助は、おもわず「すびません・・・」と呟いた。

鬼婆のように怒り狂った老婆に町内中を追いかけ回された大助は、命からがらこの公園に逃げ込み、そして長い間ジッとこの土管の中に潜伏していたのだ。

(どうしよう・・・若奥様がレイプされる・・・)

大助は土管から見える、見覚えのある美佐のパンプスをジッと見つめながら、助けようかどうしようか悩んだ。
本来なら、ここで美佐を助けるのが本当だが、しかし、大助は美佐のパンプスと絡み合うこの大きな革靴に完全に脅えてしまっていた。それどころか逆に、あの気丈な若奥様がレイプされるシーンなどめったに見られるものではないと目を爛々と輝かせながらズボンの上から股間を揉んでいる始末なのである。
こうなるともう大助に美佐を助ける気はさらさらない。その時の大助の頭の中には、この後どうやって若奥様が乱れて行くのか、と、それだけにしか興味はなくなってしまっていたのだった。

散々口の中を太い舌で掻き回された美佐は、やっとその舌地獄から解放されるなり、「しゃぶれ」と太い声で言われ、髪の毛を掴まれた。
地面に押し付けられるように強引にしゃがまされた美佐の前で、マスターは左手で美佐の頭を押さえながら右手でズボンのファスナーを開けた。
脅える美佐の目の前に巨大な物体がだらりと首を垂れた。それは専務のペニスとは比べ物にならない程の大きさで、紫色に光る亀頭だけでもゆで卵くらいはあった。
「口だけでいいから・・・」
マスターはそう呟きながら、掴んでいた美佐の髪をゆっくりと離し、そして優しく美佐の頬をスリスリと撫でた。

美佐には目の前のソレを口に含むしか手段は残されていなかった。
逃げ出すにも逃げ出せず、そして誰かに助けを呼ぶ事も今後のバイトの事を考えると出来なかった。
やっと専務という変態から解放されたと思っていた矢先、またしても新たなる変態が現れた事に、どうして私の周りにはこんな男ばかりなのかと美佐は嘆きながら、仕方なくその茄子のようにド太いペニスをゆっくり握ったのだった。

土管の中から一部始終を見ている大助。
そこからフェラをする場面は見えないものの、しかししゃがんでいる美佐のスカートの中は丸見えだった。
大助は、美佐のスカートの中を覗き込みながら、美佐の股間を包んでいるその青いのパンティーに見覚えがないことに、再び怒りが甦って来た。
(僕を騙しやがって・・・糞婆のパンテーなんかで僕を騙しやがって・・・糞ぅ・・・)
大助はムラムラと湧いて来る怒りと共に、初めて間近で見る美佐の美しくも艶かしい股間に激しく欲情していた。

美佐が細い指を上下に動かしていると、それまでダラリンと首を垂らしていた茄子がムクムクと固くなって来た。ゆで卵のような亀頭はパンパンに腫れ上がり、指を動かす度に亀頭から饐えた匂いが漂って来た。
ペニスが完全に立って来ると、マスターは「んっ」と言いながら、美佐の唇にゴツゴツした亀頭の先を押し付けて来た。
逞しく反り立つ竿を指で固定しながら、美佐はゆっくりと唇を開いた。
その亀頭を喰わえ込む瞬間、一瞬アゴが外れるような恐怖に襲われた美佐は、それを上下に動かす事が出来ず舌でそれを愛撫した。
「あぁぁ・・・・」
頭上からマスターの深い溜息が聞こえて来た。こんな男達の深い溜息を何度聞かされればいいのかと、ふと美佐は悲しくなって来る。

土管の外から聞こえて来る「ちゅぽ、ちゅぱ」という卑猥な音に脳味噌をクラクラさせる大助は、もっと美佐のスカートの中が奥まで見えるようにと、ゆっくりと仰向けになり、逆さまの状態で美佐のスカートの中を覗き込んだ。
片膝を立ててしゃがむ美佐の股間が奥まで見え、クロッチの部分に薄らと浮かぶ縦皺まで細かに見る事ができた。
ズボンの上から股間を揉んでいた大助は、何度もイキそうになり、その度に慌てて手を離していた。
と、そんな事をしていると、大助は美佐のクロッチに変化が現れてきた事にふいに気付いた。
(まさか・・・・)
大助はもう一度クロッチに目を凝らした。
美佐のクロッチに浮き出ていた縦皺が更にクッキリと浮かび上がって来ている。それはまるでマジックで1本の線を引いたようにハッキリしていた。
(・・・濡れて来たな・・・)
大助はそう思いながら腐ったタラコのような唇をベロッと舐めた。
美佐のクロッチにクッキリと浮かび上がった1本線は次第にボンヤリと滲み始め、そのドス黒いシミはみるみるクロッチ全体に拡大して行く。
今まさにパンテーが濡れる瞬間を目撃した大助は、先日YouTubeでなにげに発見した、15年ぶりに見た地元富山の懐かしいCM「日本海みそ」を見た時よりも、数倍感動していた。

美佐は舌を絡ませながらゆっくりと顔を上下に振っていた。
マスターはそんな美佐を見下ろしながら「男に餓えてたんだろ・・・」と何度も呟きながら、美佐の小さな顔を手の平で擦っていた。
そしてふいに「あっ」と小さく叫ぶと、いきなり美佐の口の中に大量の精液が飛び散った。それはまるでホースを口に突っ込まれたまま勢い良く蛇口を捻られたようなそんな感覚で、それまで口の中で射精された誰よりもマスターのソレは一番勢いが激しく、そして口の中に広がる匂いもキツかった。

マスターのペニスは、射精するなり風船が萎んでいくかのようにヘナヘナと萎れて行った。
萎れたペニスをヌルッと抜かれると、美佐はおもわず口の中に溜っている大量の精液をガボッと地面に吐き出した。
と、その時、地面に両手を付いて精液を吐き出していた美佐の目に、土管の中でジッと息を殺している大助の姿が飛び込んで来た。
「!!・・・・・」
驚いた美佐の目が飛び出さんばかりに開かれ、同時に大助が「すびません・・・」と呟いた。

「絶対にママには内緒だぞ・・・・」
ファスナーを閉めながらマスターが呟く。
言えるわけないよ、と、ペッペッと唾を吐く美佐が思い、そして同時に土管の中でそれを聞いていた大助は、(この男はマザコンか?)とふと思った。

マスターはポケットの中からシワクチャの5千円札を取り出すと、それを美佐の足下に投げた。
美佐と大助が地面に転がる5千円に目を取られている隙に、マスターは駆け足で公園を出て行ったのであった。


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夜風に吹かれながらカサカサっと音を立てる五千円札をサッと素早く握りつぶした美佐は、それをそのままタイトスカートのポケットの中に押し込んだ。
そしてゆっくり立ち上がると、ジーンと痺れた右足を少し引きずりながら公園の隅にある水道へ行き、そこで20回程激しいウガイをした。
象さんの滑り台の前に散乱している「優子の弁当の食材」を拾い集め、ひとつひとつスーパーの袋の中に入れた。入れながら、ママの顔をふと思い出し分厚い不安に包まれた。すると、ふいに土管の中から「すびません・・・」という震える声が聞こえて来た。

スーパーの袋に食材を入れ終わると、美佐は「すびません・・・すびません・・・」と何度も聞こえて来る土管の中を覗いた。
ポッカリと穴の空いた土管の中で大助が踞っていた。

「・・・こんなとこで何やってたの?・・・」
美佐はそう言いながら土管の中へ潜り込んだ。土管の中はなにやら懐かしい匂いがした。「よいしょっ・・・」と潜り込みながら踞る大助の横に静かに腰を下ろすと、土管の中には子供達が書いたラクガキが所狭しと描かれていた。
「うふっ・・・なんか懐かしい・・・・」
美佐はそんなラクガキに優しい笑みを浮かべながら土管の中を見渡す。
「・・・・すびません・・・・」
踞ったままの大助が呟いた。
「何が?・・・・」
美佐がそう大助に顔を向けると、大助は立てた膝の中に顔を埋めながら「・・・・助けられなくて・・・・」と淋しそうに呟いた。

「そんな事より、あなたどうしてこんな所にいるの?」
美佐は敢えて話しを変えた。いつからここで大助が見ていたのか気になったが、しかしこれ以上この話題に触れたくなかったのだ。

「実は・・・・」
大助は、今朝、老婆に襲撃された経緯を美佐にポツリポツリと話し始めた。
何度も噴き出しそうになるのを堪えながら、美佐はそれを黙って聞いている。
すると突然、大助は土管の床をゴン!と拳で叩いた。
そして一言、「どうして若奥様は僕を騙したんですか!」と、台湾の政治家のように真剣に怒りながら顔を向けた。
大助のその顔が機関車トーマスが怒った時の表情によく似ているとふいに思った美佐は、おもわず噴き出しそうになり慌てて自分の脹ら脛をギュッと抓った。

「僕は、僕は、あのお婆ちゃんの変なニオイのする緑色のシミを舐めてしまったんですよ!」
そう言ってもう一度、力強く土管の床をゴッ!と叩き、そしてすかさず「イテっ!」と手を上げる大助を見て、遂に美佐は噴き出した。
「何にも可笑しい事ないちゃあ!」
真っ赤な顔をしながら富山弁でそう叫ぶ大助に、(こいつはラムちゃんか!)というツッコミが次々に美佐の頭の中に生まれ、遂に美佐は大声を出して笑い転げてしまった。

そんな美佐をジッと見ていた大助は、急に頭をションボリとしょげさせ、「もういいです・・・」と淋しそうに呟きながら土管を出ようとした。
そして土管から抜け出そうとする瞬間、「ゼンブ、お婆さんと優子さんに事情を説明します・・・」と呟いた。

「ちょっと待て!」
すかさず美佐が大助のブヨブヨの腕を掴んだ。
「離して下さい!僕は何もかも優子さんとお婆ちゃんに話すんですから!若奥様が公園で変な男のアレをアレしてた事も全部話すんですから!」
暴れる大助の坊主頭をペシン!と叩き、「待てと言ってるでしょ!」と美佐が厳しい口調で言うと、すかさず大助は「すびません」と大人しくなった。

「わかったわ。・・・お婆ちゃんの下着であんたを騙した事は謝るわ。・・・・ごめんなさい・・・」
美佐はそう言ってゆっくり頭を下げた。
美佐が頭を下げた時、ふいに美佐のインナーの襟元がふわりと開き、レースのブラジャーがチラリと見えた。
美佐の頭越しに鼻の下を伸ばして襟元を覗き込む大助。真っ白な胸元には柔らかそうな谷間が見えていた。

頭を下げては胸元を開く美佐は大助がソコを覗いている事を知っていた。と、いうより美佐はワザと胸元を覗かせていたのだ。
項垂れる美佐の頭の上で大助の獣臭漂う鼻息が荒波のように繰り返していた。そんな鼻息を聞きながら美佐は思っていた。
この男を口止めするのはもうこれしかない・・・と。

美佐は両腕を胸元に寄せ、その谷間を更に深くすると、大助の荒波のような鼻息は日本海レベルに達した。
「ねぇ・・・」
項垂れたまま美佐が囁く。
「・・・はぃ・・・・」
大助は慌てて視線を土管の壁に向けた。そこには青色のチョークで、なぜか「もずく」と落書きされていた。

「・・・私があの男に何をしてたのか・・・見たの?・・・」
美佐はゆっくりと顔をあげた。大助は美佐のその怪しく光る目が、子供の頃、深夜によく見た「中村ダイアモンド」のCMに出てくる黒豹の目に似ていると思った。

「・・・見ました・・・・」
大助がそう答えると、すかさず美佐が「何してた?」と聞く。
沈黙が続いた。
美佐は無性にこのイジイジとした青年を虐めたくなって来た。散々職場の男達に虐められていた美佐は爆発しそうなくらいストレスが溜っている。そんな美佐のストレスを発散させてくれそうな「気」が、この男からムラムラと漂っていると、美佐は大助の弱々しい目を見つめながら背筋をゾクゾクさせてはそう思ったのだ。

「私が何をしていたのか早く答えなさいよ」
美佐はそのプニプニとする大助の頬をいきなり指で摘んだ。しかし顔の脂で指はヌルッと滑り、思うように摘めなかった。頬を摘んだ指を見ると、そこは大助の顔の脂でネトネトに輝いていた。

「お風呂入った?・・・」
美佐は指に付いた脂と大助の顔を交互に覗き込みながら聞く。
「・・・いえ・・・隠れてたら・・・行けなくて・・・・」
大助は内湯には入れて貰えず、近所の「松風之湯」という銭湯に通っていた。

「・・・じゃあ、あんたが銭湯に行けなかったのも私のせいね・・・」
美佐が怒っているのか笑っているのかわからぬ表情でそう言うと、大助は慌てて頬の肉をブルブルと震わせながら「とんでもありません」と小さな目をパチクリさせた。

「いいわ。私が責任取ってあげる・・・いらっしゃい・・・」
美佐はそう言いながら土管の中で方向転換し、大助にパツパツの尻をキュッと向けると、ノソノソと土管を這って出口に向かった。
とたんに大助は美佐のその大きな尻に釘付けになった。このスカートの向こうにはあの濡れたパンテーが・・・と、考えると、その尻について行かずにはいられなかったのだった。


               13


児童公園の隅にポツンと1つだけ公衆便所が立っていた。それは工事現場などによくあるプレハブ式の「簡易トイレ」だ。
男女兼用のそのトイレのドアを開けると、モアッとした糞尿の香りが中から溢れ出て来た。
一瞬、専務の顔がスっと美佐の頭を横切った。

「・・・入りなさい」
ドアを開けた美佐がそう言うと、後から付いて来た大助は、もしかしたらここに閉じ込められるお仕置きなのかも・・・と、一瞬足を止めた。
「大丈夫よ。閉じ込めたりしないから・・・さ、早く入って・・・」
心を読み取られた大助は観念してスゴスゴとその狭い簡易トイレの中へと入った。

大助がトイレに入ると、その後から美佐が一緒にトイレに入って来た。
ギィヤ・・・っという錆びた音を立てながら扉を閉めると、トイレの天井に備え付けられていた短い蛍光灯がトイレの中をねずみ色に照らした。
狭いトイレの中で、中央に穴の空いたボットン便器を間に挟み、美佐と大助は向かい合わせに立ったまま顔を見合わせた。
あまりのその密着度にとたんに照れた大助はすかさず右を向き、又、大助から発せられるその異様なニオイに吐き気を感じた美佐は慌てて左側に顔を向ける。まるでウィンクの振り付けのようだった。

美佐は顔を背けたままゆっくりとその場にしゃがんだ。すると今度は、汲み取り式便器の穴から糞尿のニオイがプワァ~ンと漂い、美佐は「うっ」と手の平を鼻にあてた。
美佐達が住んでいる古い一軒家も、まだ汲み取り式の便所だった。だから汲み取り式便器の匂いには馴れている美佐だったが、しかし誰のモノかもわからない公園の汲み取り式便器の糞尿の匂いにはさすがに気が引けた。
そんな便器の穴の中をふと見ると、穴の中にはなぜか「少年ジャンプ」が捨てられていた。

上から下から猛烈な悪臭を受けながら、美佐はドアの横にポツンと設置されている手洗い場に手を伸ばし水道の蛇口を捻った。そしてポケットから取り出したハンカチを蛇口から溢れる水にビチャビチャと浸すと、大助の顔をゆっくりと見上げ「早く出して・・・」と呟いた。

「えっ?・・・・」
大助が爪楊枝のような細い目をパチッと開いた。
「私のせいで銭湯に行けなかったから・・・お詫びに私が綺麗にしてあげるわ・・・だからほら、早くズボンを下ろしなさい」
美佐はそう言いながら大助の太ももをパン!と叩いた。

信じられなかった。まさか若奥様がこんな事をしてくれるなんて・・・と、夢のようだった。
大助はハァハァと日本海級の荒い息を吐きながら、慌ててズボンを下ろした。
そんな大助の気持ちとは裏腹に、らっきょう君は脅えたように腹の肉の中に埋まっていた。
そんな「らっきょう君」を見て、美佐は「うそ・・・」と目を大きく開いた。大助のソレは先程しゃぶっていたマスターの亀頭よりも小さいのだ。
2センチ、いや3センチくらいだろうか。美佐は大助のその包茎短小ペニスを見つめながら、昔よく観た「びっくり人間大集合」というテレビ番組をふと思い出したほどだった。

「これ・・・皮、剥けるの?」
恐る恐るソレを摘みながら美佐が聞いた。
美佐の細い指がひんやりとペニスに触れるのを見つめながら、大助は腰が砕けそうな興奮に包まれては「一応・・・」と必死で答えた。
「じゃあ剥くよ・・・・」
美佐はそう呟くと、指先に力を入れ、皮の奥にある肉をキュッと摘みながらその指をゆっくりと奥へ押した。
それはいとも簡単に顔を出した。ヌルン!と飛び出す真っ赤な亀頭を見て、美佐はぶどうの皮を剥いているようだとふと思った。

大助の腹の中から飛び出して来た突起物は美佐の親指程の大きさだった。野いちごのような真っ赤な亀頭にはヌラヌラとした得体の知れない液体が付着し、そして亀頭と竿の境目には真っ白なカスがびっしりと埋まっていた。
「汚い・・・・」
おもわず美佐がそう呟くと、大助は恥ずかしそうに両手で顔を塞ぎながら「すびません・・・」と謝った。

美佐はハンカチの水を片手でギュッと搾ると、それを大助の「らっきょう君」にピチャっと押し付けた。
「冷たい?」
そう見上げる美佐に、大助は「気持ちいいです・・・」と両手で顔を伏せたまま答えた。
大助の突起物にヌラヌラとまとわりつく粘着系の汁は、よく見ると大助のブリーフの中にまで溢れており、大助の小さな金玉はまるで納豆のように糸を引くその液体でネチュネチャになっていた。
「この汁は何?・・・」
美佐はそう聞きながら、おもわず指先に付いた汁をクンクンと嗅いだ。
「たぶん・・・さっき土管の中で若奥様のアレを見ていて・・・イッちゃったんだと思います・・・・」
大助は両手で顔を伏せたままそう答え、そして小さく南無妙法蓮華経・・・・と、唱えた。

美佐は金玉の裏でプルプルしているそのヌルヌルの液体をハンカチで掬い、それを水道で流すという地道な作業を繰り返した。
そしてそれが終わると、いよいよ真っ赤な野いちごの清掃作業に取り掛かった。
ビタビタに水を浸したハンカチで亀頭を包み込んだ。ハンカチをコチョコチョと動かしながら白いカスを丁寧に取り除く。肉から剥がれる白いカスはその度に強烈なニオイを発し猛威を振るった。
おもわず美佐が「臭い・・・」と顔を背けると、大助は両手で顔を伏せたまま「人はそれを白い恋人と言います」と意味不明な事を呟いた。

何度も何度もハンカチを流し、そして何度も何度もその突起物を磨くと、ニオイはまだ強烈だったが見た目はさっぱりと綺麗になった。
「よし・・・・」
美佐は小さな溜息を付いた。パート仲間の石田さんは、寝たきり姑のオシメまで取り替えているという。それが妙に美佐を元気づけ、こんな小さなチンコくらい、と勇気を起こさせてくれたのだ。
美佐は綺麗になった野いちごを満足そうに見つめながら、ハンカチを便器の穴の中に捨てた。

美佐は3センチほどの突起物を親指と人差し指で摘むと、それを上下に動かし始めた。
大助が「うぅぅぅ・・・」と唸り始めると、「いい。約束よ。公園で見た事も、そしてお婆ちゃんのパンツの事も絶対に誰にも話しちゃいけないからね・・・・」と美佐が念を押した。
美佐の指がリズミカルに上下する。しかし、突起物の先からはダラダラと我慢汁は出て来るものの、しかしソレは一向に勃起しようとはしなかった。
「・・・ねぇ、もしかして・・・これって立ってるの?」
美佐が不思議そうにそう聞くと、両手で顔を伏せたままの大助が「まさか」と笑った。
そして、「さっき出したばかりですから・・・」と指の隙間からソッと覗きながら呟いた。

早く立ってもらわないと困る。美佐は一刻も早くこの魑魅魍魎としたニオイが蠢く個室から脱出したいのだ。
しかし一向に立つ気配のない突起物に、痺れを切らした美佐が「明日にする?」と聞くと、大助は「明日じゃ困ります」と強い口調でそう言った。
「でも立たないよ、コレ・・・・立たなきゃ出せないでしょ・・・どうすんのよ・・・」
「できましたら・・・さっきみたいにお口で・・・・」
大助は指の隙間から美佐を見下ろしながらそう言い、美佐がジロッと見上げると、「ひい!」と慌てて指の隙間を閉じた。

仕方ないか・・・・
美佐はそう諦めた。
マスターの饐えたチンコもこいつのイカ臭いチンコもこうなったら同じだ・・・・
そう思った美佐は、もう一度大助をジロッと睨むと、「じゃあ口でやってあげるわよ。そのかわり約束は守りなさいよ・・・」と警告し、ゆっくりと目を閉じるとそのまま一気に大助の突起物を口の中へツルンと飲み込んだのだった。


               14


こんなに小さなチンコを口に含んだのは生まれて初めてだった。まるで小学生の低学年並である。
美佐はそんな大助の短小チンコを口の中でコロコロと転がしながら、毎年、春になると大助の富山の実家から大量に送られて来る「ほたるいか」の感触によく似ているとふと思った。

「・・・若奥様ぁ・・・・」
美佐の頭上で大助がしゃがれた声で唸る。
あまりの短小の為に、顔を下腹部に押し付けながらフェラをしていた美佐は、大助の陰毛が鼻の穴をコショコショとくすぐり、その度にブルブルと身震いしていたのであった。

「イキそうになったらちゃんと言うのよ・・・」
蛇のように長い舌で大助のホタルイカをペロペロと弄びながら美佐が呟いた。
こいつの精液を飲まされるくらいならこの便器の穴に顔を突っ込んだほうがましだと、美佐はホンキでそう思っていた。

「・・・若奥様・・・」
再び大助が唸った。
「なによ・・・」
美佐はチュッパチャップスをレロレロするかのようにソレを舐めながら返事をする。
「若奥様のアソコ・・・濡れてましたよね・・・」

美佐がレロレロの舌を止めジロッと睨む。
「だから何よ・・・」
「いや・・・その・・・なにか僕に出来る事があれば御奉仕させて頂ければと思いまして・・・」
「・・・・・・・・」

美佐にジッと睨まれたままの大助は、おもわず「すびません・・・」と呟いた。

その時美佐はふいに思った。
(そうだ、何も私がこいつにシテやる事はないんだ。こいつはスケベな事なら何だっていいわけだから、シテやるのではなくサセてやればいいのだ)

そう思った美佐は、うんざりするような短小チンコをペロッと口から吐き出し「見たいの?」といやらしい視線で大助に聞いた。
「えっ!いいんですか!」
すかさず大助は犬のように吠えたのだった。

便器を跨いで立つ美佐は、便器から一段下がった床から覗き込む大助を見下ろしながらスカートを上げた。
ねずみ色の光を放つ蛍光灯に照らされた紫のパンティーに包まれる美佐の尻は、熟女の色気がムンムンと漂っていた。

「絶対に触っちゃイヤよ」
便器の下から覗き込む大助にそう言うと、大助は泥だらけの床に顔を付けたまま「了解です」と警備員のような敬礼をした。

真っ白なムチムチの肌といやらしい紫色のパンティーの隙間に美佐の細い指がゆっくりと入った。
スルスルっとパンティーが尻半分まで下げられると、美佐の腰にパンティーの跡が赤くクッキリと浮かび上がっていた。
美佐は躊躇う事なくそのまま一気にパンティーを膝まで下げた。激臭の短小チンコを舐めるくらいならココでこうして股を開いている方がどれだけマシかわからない。
パンティーを膝で止めた美佐は、おしっこするかのように便器の上にゆっくりと腰を下ろした。

覗き込む大助の目の前に降りて来たその大きな桃の中心には、グロテスクなアワビが涎を垂らして笑っていた。
美佐が前屈みにしゃがむと、突き出された尻肉がクワッと開き、その中心のアワビもネトーッと糸を引いてパックリと口を開けた。
すかさず大助は携帯電話を取り出し、携帯に付いているLEDライトをアワビに照らした。

「写真なんか取らないでよ!」
慌てた美佐がパックリ開いた股間に手をやりながら振り返る。
「いえ、写真じゃありません!照明です!」
焦って携帯を閉じる大助をジロッと睨みながらも、ソコを触っている自分の手に膣から溢れる大量の粘着液が垂れ落ちるのがわかった。
(うそ・・・凄く濡れてる・・・・)
そんな汁に美佐はとたんに少し恥ずかしくなったが、しかし相手は大助である、(こんなヤツに恥ずかしがる必要もないか)とふと思うと、なにやらゾクゾクと違う快感が美佐の中に芽生えて来た。

思えば、今日は散々だった。
専務に下半身を弄られまくり、そしてマスターに大きなペニスをしゃぶらされた。
二人の男に中途半端に弄ばれたものの、しかし自分は何の快楽も得ていない。
スッキリしないのだ。

そう思った美佐は、便器の下で短小チンコをシゴきながらハァハァしている大助を使ってスッキリしてみたくなった。
そう、アダルトグッズのように・・・・。


               15


美佐は便器にしゃがんだ尻をこれでもかというくらいに付きだし、股間をおもいきり広げた。
パックリと口を開けた膣からは、おもわず透明の液がツツーっと垂れ落ちる。
「す、すごく濡れてますね・・・・」
膣ギリギリまで顔を近づける大助の鼻息が肛門をくすぐった。

「・・・触りたい?・・・」
美佐は恥ずかしさを堪えながら小声で囁いた。
「いいがけ!?」
驚いた大助が富山弁でそう叫ぶ。
「綺麗に手を洗ってからよ・・・」
美佐は顔を伏せたままそう呟いたのだった。

大助の芋虫のようなその指は、あきらかに大助のチンコよりも大きかった。
恐る恐るワレメの周りをベチャベチャと動き回るその指は、まるで、窓ガラスにへばり付いた雨蛙を恐る恐る弄る、そんな子供の指の動きだった。

「・・・入れても・・・いいのよ・・・」
同じビラビラばかりを触っている大助に痺れを切らした美佐が、溢れてくる息を堪えながら苦しそうにそう言った。
ぐにゅぐにゅ・・・・
大助の右手の人差し指がウネリながら膣に入って来た。

大助は「温ったけぇ・・・」と目を輝かせながら、その結合部分に顔を近づけ目を凝らす。
指を喰わえ込んだ真っ黒なビラビラの奥にはピンク色の生肉がヒクヒクと動いていた。
便器の中から臭って来る糞尿の香りとは別に、時折その穴からプ~ンと違う匂うが漂って来た。
その匂いは、いつも若奥様から匂って来る香水の香りと、そして台所の三角巾の中に捨てられている腐ったシーチキンの缶詰に似た嫌な匂いが交じっていた。
大助は、叱られるのを覚悟で、左手の人差し指もこっそり挿入してみた。
両手の人差し指を重ねながら膣に入れる大助のそのポーズは、まるで子供達が「浣腸!」と叫びながら悪戯する「浣腸のポーズ」のようだった。

「はぁぁぁぁぁ・・・・・」
俯く美佐の口から艶かしい声が洩れた。
叱られると思っていた大助は、美佐のその声に安心すると同時に調子に乗った。
ヒットマンが拳銃を構えるような体勢で両手をピーンと伸ばし、両手の中指をゆっくりと伸ばしてはゆっくりと膣の中へ押し込んだ。

合計4本の芋虫指を入れられた美佐は、脳味噌に突き抜けるような快感を感じた。
おもわず自らの意志で尻が上下に動き出す。
上下に揺れる豊満な尻肉が、大助の手首に当たり音を立てた。
グロテスクな膣が激しく動き回り、ピーンと立てた4本の指を飲んでは吐き、吐いては飲んだ。
そんなシーンを目の当たりにしていた大助は、興奮のあまり手首を伝って垂れて来る若奥様のいやらしい汁を一心不乱にベショベショと舐め尽くした。

「ここ・・・ここを舐めなさい・・・・」
若奥様が腰を振りながら、アワビの先でプックリと膨らんでいる突起物を自らの指でコロコロ転がしながら示した。
大助は、「了解しました!」と消防署員のように叫びながら、ヌルヌルのオマンコから指を抜き取り、美佐の尻に手を回した。

美佐の尻を両手で抱え込み、ガバッと開いた股間に顔を押し付け、短い舌を伸ばしては縦横無尽にレロレロとクリトリスを舐めた。
「はぁあぁん!」
舌先に突起物が当たる度に、美佐が「そこよ!」と言わんばかりにいやらしい声を張り上げる。
股間に顔を押し付ける大助の鼻は膣の中に押し込まれ、大助のすぐ目の前にはヒクヒクと可愛く痙攣する美佐の肛門があった。

美佐はこのなんともグロテスクなシチュエーションに恐ろしく興奮していた。
こんな状態で感じてしまうのは、恐らく専務の変態調教のせいであろう。
ふいに専務の顔が悶え狂う美佐の頭にボンヤリと浮かんだ。
おもわず美佐は「専務・・・」と声に出してしまう。
美佐の妄想の中に、四つん這いにされた美佐の膣にじゅるじゅると吸い付く専務が現れた。
妄想の専務はいつものように美佐の膣から溢れ出るいやらしい汁をおいしそうに味わいながら、優しく美佐に囁き掛けた。
「そろそろ出してもいいよ・・・・」
妄想の中の専務の声が、便器にしがみつく美佐の耳元をいやらしくくすぐった。
「専務!」
そう叫ぶ美佐は、いつものように肛門に力を入れた。

グニュっ・・・・。
そんな湿った音と共に、大助の目の前が一瞬にして茶色く染まった。
大助はその柔らかい物体の温もりを額に感じながら、今、いったい何が目の前で起きているのかわからなかった。
ムニムニムニ・・・・。
再び湿った音が響き、その蛇のような物体は額を昇り大助の坊主頭へとよじ登って行った。
「えっ?」
大助がそう思った瞬間、とんでもなく強烈なウンコ臭が大助の顔面に漂った。
「うわっ」と、尻の谷間から顔を離した瞬間、「ブビッ!」っという音と共に美佐の肛門から大量の下痢グソが噴射した。

「ご、ごめん!」
慌てた美佐が振り返る。
顔面にカレーをぶっ掛けられたような大助が、まだ現実を飲み込めない表情で不思議そうに目をパチパチとさせていた。

「・・・ごめん・・・ついいつもの癖で・・・」
申し訳なさそうに美佐がそう答えた瞬間、やっと現実を理解した大助が「うわっ!」と叫び、顔を両手で塞ぎながら後にひっくり返った。
大助の後頭部がドアにガシン!と当たり、トイレのドアはガバッ!と開く。
「目を!目をやられた!」
床に倒れた大助がそう叫びながら七転八倒し始めると、近所の犬がわんわんわん!と激しく吠え立てた。美佐は慌ててショーツを履くと、便器の下でもがき苦しむ大助に「ごめんね!」と叫ぶと、大助をピョンと飛び越えた。そしてトイレの前に置いてあった、優子のお弁当の材料の入ったスーパーの袋を慌てて手にすると一目散に逃げ出したのだった

ザッザッザッザッザッと走り去って行く美佐の足音が、糞で光を失った大助の耳に響いていた。
それでも大助は懸命に短小チンコをシゴいた。
こんなチャンスはもう二度とないかもしれないのだ、大助にとっては射精しなければ気が治まらないのである。
目を潰され糞まみれになりながらも「若奥様・・・」と呟きながらチンコをシゴく大助。
ふいに唇の糞をペロリと舐め、これが若奥様のウンコなのか・・・と感動すら感じている始末だ。
美佐の大便の香りに包まれながら、今までにない興奮に襲われた大助が「いくっ!」と小さく叫びながら糞だらけの目をカッ!と見開くと、目の前に縦縞のパジャマを着た老人が覗き込んでいた。

「あっ」と大助の動きが止まった瞬間、大助の包茎チンコからぴゅっ!と精液が飛び出した。
大助の勢いを付けた精液は、大助を心配そうに覗き込んでいた老人のハゲ頭に見事命中した。

誰かが「変態だぁ!」と叫んだ。
その声は静まり返った深夜の公園に響き渡り、その声と共に大勢の人の足音が近付いて来る。
マズい!と思った大助は、「大丈夫かえ?」と話し掛けるボケ老人の言葉を無視して死んだフリをした。
「末造さん大丈夫か!」
老人にそう叫びながら勢い良く駆けつけて来た中年男の手には、少年用の金属バットが握られていた。それを薄目を開けて見ていた大助は、あまりの恐怖におもわず「すびません!」と叫んでしまった。

大助の叫び声に再び近所の犬が叫び出した。
それから5分もしないうちに、その犬達の鳴き声はパトカーのサイレンの音で掻き消されてしまったのだった。


               16


「ただいまぁ」
ガラガラっという木戸を開ける音と共に、優子の澄んだ声が古い一軒家に谺した。
優子の小さな足の裏が、ギシギシと廊下の古い木板を鳴らし、奥の台所へと消えて行った。
「おかあさん?」
台所から優子の声が再び響いた。
そして家に誰もいない事を知った優子が台所横の居間にカバンをバサッと置く音が古い屋敷の床に響いた。

「♪ふんふん♪ふふふん♪」
しばらくすると優子の鼻歌と小さな足音が近付いて来た。
(来た!)
大助がそう顔をあげた瞬間、ギギッとトイレのドアが開く音が頭上から聞こえて来た。




「中山君・・・」
夕焼け色に染まる倉庫の隅で、クラーク・ケントとあだ名される専務が四つん這いの尻に顔を埋めていた。
「やっぱり・・・キミが一番美しい・・・・」
顔中を愛液でギトギトにさせながら美佐の尻から顔をあげた専務はそう呟くと、翡翠の玉を撫でるかのように美佐の尻を優しく撫でながら「じゃあ、そろそろ出して・・・」と、ヒクヒクと痙攣する美佐の肛門を覗き込んだ。




「♪ふんふん♪ふふふん♪」
優子の鼻歌が年期の入った古いトイレで谺していた。
ペタッという音を立て、便器の上に優子が立つ。
真っ白な細い二本の足が黒いニーソックスに包まれ、その先にはピンクと白のパンティーが可愛らしく輝いていた。

スルスルスルっ・・・
白いパンティーが何の障害物もなくスムーズに膝まで下ろされると、「よいしょっ」という声と共に優子は便器にしゃがんだ。
薄い毛の中で小さなワレメが痛々しく口を開いていた。
ワレメのシワの先でプクッと顔を出している突起物を見上げながら、暗い闇の底で大助は(大か小か・・・)と運命の瞬間を待ちわびていた。




ムニムニムニ・・・・。
湿った音が倉庫の片隅に響き渡った。
それと同時に専務の「おぉぉ・・・」という歓喜の唸りが響く。
美佐の肛門から伸びる大便は、ホカホカと湯気を上げながらまるで孫悟空の尻尾のようにぶら下がっていた。




「シュッ!」
蛇が敵を威嚇するかのような獰猛な音が、優子のピンクの花びらから聞こえた。
それと同時に、大助の頭の上にパラパラと黄金色の雨が降り注いだ。
大助は顔を見上げたまま大きく口を開く。舌に降り注ぐ黄金色の雨に、汚れを知らない優子の純粋な味を感じながらも、今日こそは大をお願いします!と、密かにお題目を唱える。





ボトッ・・・と肛門からもぎ取られた大便が床に敷かれた段ボールへ落ちた。
「あぁぁぁぁ・・・・」
専務が深い息を吐き、床に転がる大便を愛おしそうに見つめる。
大便から沸き上がる湯気を胸一杯に吸い込んだ専務は、最大にゼンマイを巻かれた人形のようにもの凄い勢いで美佐の肛門に吸い付いて来た。
(ここだ!)
この時を狙っていた美佐は、肛門の中に残っていた大便に激しい力を込めた。
ニュルッ!
ロケット状の大便が、勢い良く吸い付いている専務の口の中に滑り込んで来た。
激しい吸引力に吸い込まれた美佐の大便は専務の喉を塞いだ。
「ごわっ!」
息ができなくなった専務が、餅を喉に詰まらせた正月の老人のようなポーズで段ボールが敷かれた床を転げ回る。
「飲むのよ!飲み込んでしまいなさい!」
ゆっくり立ち上がった美佐は、床で悶え苦しむ専務を見下ろしながらそう叫ぶと、股間で勃起している専務のペニスをサンダルの先でギュッと踏みつけた。
「もう浮気は許さないからね・・・」
そうニヤリと笑う美佐の目には、怪しい輝きがメラメラと浮かんでいた。

公園で大助の顔面に大便を噴射した時から美佐の中で何かが変化していた。
それは美佐の新たなるキャラの登場だった。





ポタポタポタ・・・・
最後の雫が大助の額の上で弾くと、大助はまだ見た事の無い優子のウンチが舞い降りて来る事を必死で祈った。
しかし、無情にもトイレットペーパーをカラカラカラっと巻く音が響く。
丁寧に畳んだトイレットペーパーを持った優子の手がニョキッと現れた。
小さなワレメにトイレットペーパーをあて、トントントンっと叩くようにして拭いた優子は、そのままパサッとトイレットペーパーを大助の坊主頭の上に落とした。

(まだまだ修行が足りないようだ・・・・)
大助は、優子の細い足をスルスルスルっと昇って行くパンティーを見上げながら、今夜はお題目を1000回唱えます、と、遠い空の下の富山の母に誓った。

「♪ふんふん♪ふふふん♪」
再び優子の鼻歌が響いた。優子は鼻歌を歌いながら手を洗い、なぜか鼻歌の最後に「♪奇跡は幻じゃない~♪」と歌詞を付け、トイレを出て行った。

(きっと・・・そこしか歌詞を知らなかったんだろうな・・・・)
便器の底の大助は、消え去って行く優子の足音を聞きながらそう思い、優子が落としたトイレットペーパーをコモドオオトカゲが獲物に食らい付くかのようにムシャムシャと喰った。

今日もまた、優子のウンチを食べる事が出来なかった大助は、「明日があるさ・・・」と呟きながら、便器の穴の中で気を付けの姿勢で詰まっている体を、蛇のようにズルズルと動かしながら這い上がって来た。

公園のトイレで「糞喰らえ!」をされて以来、大助の中で何かが変化していた。
それは大助の新たなるキャラの登場だった。

両肩を左右交互に動かしながら便器の穴を這い上がろうとしている大助の耳に、違う足音が近付いて来るのが聞こえた。
(マズい!)
慌てた大助は、両肩を左右交互に動かして再び便器の穴の中に潜って行った。

「お母さんは今夜も遅くなるみたいだよ・・・」
開かれたトイレのドアから聞こえて来たのは老婆の声だった。

「じゃあさ、今夜は大助さんも誘って駅前のファミレスに行こうよ」
台所から優子のウキウキとした声が聞こえて来た。

あの娘は本当に心優しい娘だ・・・と、便器の穴の中でジーンとする大助。

「あんな変態、連れていくこたぁないよ!・・・あんなもん、隣のポチの餌でもやってりゃいいんだよ・・・」
そうブツブツと呟きながら便器にしゃがむ老婆。

大助の目の前で魑魅魍魎とした老婆のワレメがグチャっと開いた。
そんなワレメを見つめながら、(南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!)と、必死で唱え、どうか大が出て来ませんようにと、遠い空の下の老いた富山母に祈りを捧げる大助。

遠くからガタンガタン・・・っと、電車の音が聞こえて来た。
老婆の肛門が一瞬プクッと膨らんだような気がした。
ガタンガタン!ガタンガタン!っと電車の音は近付いて来る。
プクッと膨らんだ老婆の肛門から、真っ黒なモグラがモコッ!と顔を出した。

ガガガガァァァァァァ・・・・・

頭上を走り抜ける電車の轟音は家を包み込んだ。

ギャァァァァァァァァ・・・・・

っと叫ぶ大助の悲鳴と、バリバリバリっと噴き出す老婆の人体ガス。

下町のボットン便所に響き渡る大助の絶叫と老婆の放屁は、頭上を走り抜けて行く電車が大笑いするかのように掻き消してくれたのだった。

(おしまい)



《←目次》

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