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(解説)

六助に呼び出された「変態の森」で、ツワモノ達に強姦されてしまった直美は、逆にそれがきっかけで人間らしさを取り戻して来たようだった。
そんな直美に六助は更なる指令を与える。次の指令は、最も痴漢が多発すると言われている埼京線の満員電車に、ミニスカートのセーラー服姿で乗れという指令だった。




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せっかくヒキコモリ女の直美を変態公園に連れ出したものの、直美をツワモノ達に横取りされてしまった六助は、その悔しさを台所を這いずり回るゴキブリ達に向け、片っ端からゴキブリを素足で踏み潰しては殺した。
足の裏にペシャンコに張り付く巨大ゴキブリをペリペリと剥がしながら、何か次の方法を考えなくてはと密かに企む。

しかしながらこの勘違い男は、「本来は家から出て来ないヒキコモリという“厄介なヤツ”を、夜の公園にまで誘き寄せたのだから俺は凄い!」、と、自分のその“腕前”に酔いしれている。
いや、あれはこいつの腕前でもなんでもなく、ただ単に直美の中に長年貯蓄されていたストレスが、「毒蛇」という破廉恥な者のコメントによって誘発されただけに過ぎないのであるが、しかしこの六助という勘違い男は、あれは自分のパワーと魅力のせいなんだとホンキで思い込んでしまっていた。
(やっぱ俺みたいにテクニックを持ってる男ってのはホストにでもなるべきかなぁ・・・)
足の小指の間で、触覚をピコピコと動かしながら必死にもがいている死にかけのゴキブリを摘まみ上げながらそう思う。親指大のゴキブリは腹を半分潰され、中から黄色いゼリー状の汁を垂らしながらも、六助の指に摘まれては懸命に足を動かしていた。
それをライターでジリジリと炙りながら六助はふと思う。
(今から部屋に出向いて、直接口説いてみるか?)
ライターの火に炙られたゴキブリは納豆のような匂いを発しながらカリカリに固まった。
(いや、それはマズいだろ・・・やっぱ俺の存在がバレちまったらマズいよな・・・なんたって2階に住んでんだもんな・・・)
六助はそう思いながら、黒こげになったゴキブリを眺め、醤油とわさびで喰ったら旨いかも・・・と、ふとそう思った。


大沼公園の出来事があってから3日が過ぎようとしていた。
その3日間の直美といえば、大沼公園で輪姦された事を思い浮かべては、狂ったようにオナニーに耽っていた。
その間、ブログには毒蛇からのコメントは1通も届いていなかった。
命令通りに大沼公園の石碑裏へ行った事、しかし石碑の裏にはバイブが置いてなかった事、等々、毒蛇に伝えておきたかったが、しかし、毒蛇から何のコメントも来ないため、あえて自分からそれを報告するのも変だと思い、ブログはその日から更新されていなかった。

「よかったらまた遊びに来てくれ」
指のないヤクザの声が再び甦った。
直美はこの3日間、何度も何度も大沼公園に行こうと考えていた。実際、深夜にノーパンノーブラで大沼公園の近くまで行った事もあるのだ。
しかし、直美には自分の意思でその一歩を踏込む事ができなかった。
気の小さな直美は、誰かに強制的に命令されなければ無理なのだ。
そう言う意味では、直美にとって毒蛇という存在は有り難かった。
毒蛇というのは、自分の意思ではどうにもならない自分をコントロールしてくれる存在なのだ。

直美はベッドをゆっくり起き上がると、パソコンを起動させた。
頭がボンヤリして重い。明らかに自慰のやり過ぎだ。
起動するパソコンを見つめながら、この部屋に籠っている卑猥な匂いを全て取り除きたいと思った。
窓を全開にし、この部屋に籠っているいやらしい匂いを入れ替えたいと思うのだが、しかしこの窓を開ける事にすら抵抗を感じている直美は、やはりまだヒキコモリなのであった。

「たまごかけごはん」を開くと、コメント欄の数字が1つ増えていた。
つい先日まではあれだけ毒蛇のコメントに怖れていたというのに、今では毒蛇からのコメントがやっと届いたと、妙に嬉しくなる。

『明日の朝8時、板橋駅から電車に乗って渋谷へ行け。服装はセーラー服。ストッキングなしのミニスカート。痴漢に遭っても我慢しろ。絶対に騒ぐなよ。尚、セーラー服がなかったらミニスカートならなんでもいい』

毒蛇のそのコメントを読むなり、ふいにクリトリスがビクンっと反応した。
女子校に通っていた時、この埼京線の電車ではよく痴漢にお尻を触られた。あの時は、ただひたすらにこの満員電車と痴漢がイヤなだけだったが、しかしなぜか今はあの息苦しい満員電車の空気やサラリーマン達のポマードの香りが懐かしく思える。

(制服を用意しなくっちゃ!)
制服がまた着れると妙にワクワクと胸を躍らせた直美は、慌ててデスクから立ち上がるが、しかし、この部屋に制服などあるわけがない。
直美はベッドの横に置いてあったアラーム専用の携帯電話を鷲掴みにすると、母親の携帯電話に電話を掛けた。

母親は仕事中のようだったがすぐに電話に出た。
掛かって来るはずのないヒキコモリの娘からの電話に、電話に出た母親の声は明らかに動揺していた。

「お母さん・・・今夜、高校の制服を持って来て欲しいんだけど・・・」
ポツリポツリとそう話す娘の声に、母親は「うん、うん」と返事をしながら、おもわず目には涙を浮かべていたのだった。


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この時間の埼京線は最強に込んでいた。
マンションから直美を尾行して来た六助は、ここで直美を見失ってしまっては元も子もないと、駅に入るなり直美の背後にぴったりと寄り添って歩いていた。

直美の制服姿は完璧だった。誰が見ても、この少女がまさか20を過ぎたヒキコモリ女だとは誰も気付かないであろう。六助はそう思うと、この溢れかえった人混みの中でこの少女の本性を知っているのは自分だけしかいないという優越感に満ち溢れた。

直美が駅のホームに立つと、一緒に階段を降りて来たサラリーマン達が一斉に直美の背後に押し寄せて来た。
最近のこの電車はミニスカートを履いた女子高生がめっきりと少なくなっていた。
もはや痴漢の名所となりつつある埼京線にはジャージ姿の女子高生が目立つようになって来ているのだ。
そのせいか、極端に短いミニスカートを履いている直美は異様に目立ち、自然にホームに並ぶ疲れきったサラリーマン達がジワリジワリと寄って来ていた。

六助はそんなサラリーマン達に直美を奪われてなるものかと、直美の背後を必死で死守した。
しかし、サラリーマン経験のない六助は満員電車に馴れていない。
電車が到着し、人の波がドッと動き出すと、いつの間にか六助は人並みに飲まれ、瞬く間に直美を見失ってしまったのだった。


満員電車の中は、女子校時代となんら変わりない、いつもの独特な空気が漂っていた。
直美が電車に乗るのは4年ぶり。足下に響く、ガタンガタンという振動が妙に懐かしかった。
誰かの咳払いだけが聞こえる車内には人々のあらゆる体臭が充満していた。
ポマードの香りをプンプンとさせたスーツ姿のおじさん達が、気怠そうに電車の天井をボンヤリ見つめていた。そのおじさん達に四方を囲まれていた直美は、おじさん達の肩越しに、車窓を流れる風景を懐かしそうに眺めていたのだった。

しばらくすると、さっそく直美はお尻に温もりを感じた。
それは、女子校時代に悩まされ続けた、手の平の温もりだ。
あの時は、ホンキで自殺を考えるくらいイヤだったこの手の温もりが、今はなぜかとても落ち着く。
そんな手の温もりに何も抵抗しないでいると、次はその温もりがモゾモゾっと少しだけ動いた。
直美は恥ずかしさのあまり顔をポッと赤らめ、そして慌てて顔を伏せた。
そんな直美の仕草を痴漢達は見逃さない。
その時、もし直美が「きっ!」と後ろを振り向こうものなら、周囲で息を潜めていた痴漢達はそそくさと魔の手を引っ込めたであろう。が、しかし直美はモゾモゾと俯いた。
恥ずかしがり屋で気の小さな女子高生。直美をそう受け取った痴漢達は、獲物を狙うハイエナの如く、ジワリジワリと直美に密着して来たのであった。

一方、この企画の発案者である六助はというと、直美にあと一歩という所で1人のサラリーマンに行く手を塞がれていた。
(こいつさえいなければ・・・)
六助は、目の前にいるその妙にナヨナヨとしたサラリーマンに「ちっ」と舌打ちしながらガンを飛ばす。
突然六助に睨まれたナヨナヨサラリーマンは、そんな六助の怒りの眼力に、とたんに「ひやっ」と首をすくめ、まるでミドリ亀のように静かに目を綴じると、吊り革に掴まったまま寝たフリを決め込んだのであった。

直美のミニスカートには2つの手が這い回っていた。
最初は1つだけだったが、その1つの手がスカートの中へ入って来ると同時に、もう1つの手がいきなり割り込んで来た。
1つの手は下着の上から執拗に尻を撫で回して来た。そしてもう1つの手はやたらと太ももの内側を弄り、そして拳を股間にグイグイと押し付けて来る。
直美は、その股間をグイグイとしてくる手に、アソコが濡れている事を知られるのが恥ずかしかった。

下着の上から尻を撫で回し続けていた手が、直美の腰へと進み背骨をグリグリと指圧した。そしてすぐさまその手はゆっくりと下がり、直美のパンティーのゴムを指に挟むと、そのまま静かにパンティーを下ろした。
パンティーは尻の下までズリ下げられ、見知らぬ男達がひしめき合う満員電車の車内に、形の良い尻が溢れるように露出された。
車内の生暖かい空気を生尻に感じながら、その羞恥におもわず直美は声が出そうになる。
(ヤダ・・・恥ずかしいよぅ・・・)
俯きながらそう思う直美の股間は、早く触って欲しいとばかりにヨダレを垂らしている。

まるでその場所を取り合うかのように、2つの手が同時に尻の谷間に侵入して来た。
強引に押し入って来た指が、直美の股間に溢れる蜜に触れ、驚いたかのように一瞬ピタッと動きを止めた。
その動作で、相手にアソコが濡れている事がバレてしまったと気付いた直美は、恥ずかしさのあまり泣き出しそうになった。

「濡れてますね・・・」

俯く直美の耳元に、背後から誰かがソッと囁いた。その声は、まるで、自分もソノ気なんだから観念しろよ、と、念を押しているかのように、直美にはそう聞こえた。

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太った手は、ただ薮から棒に触りまくるといった不器用な動きを繰り返していたが、しかしもう1つの痩せた手は、確実に直美を堕とそうとしているようだった。
その痩せた手の指の動きは、まるでギターを奏でるかのように繊細に動き回り、直美のプクッと膨らんだ淫豆を優しく刺激した。細い指は淫豆をコリコリと転がしながらも、直美の花唇に溢れる蜜を違う指で掬い取り、それを丁寧に肛門に塗り付ける。刺激された直美の肛門がヒクヒクと反応するや否や、その指はまたすぐに股間へと滑り降り、グショグショに濡れた股間の中で素早く淫豆を見つけ出すと、指の腹を小刻みに震わせながら淫豆をヌルヌルと転がすのであった。

それは、目眩を感じるほどのテクニックだった。まともに男から愛撫された事のない直美には、その細い指の動きが神の仕業であるかのように思えてしまうほどだった。
そんな細い指の繊細な動きの中で、もう1つの太い手が強引に動き回る。
その太い指は、何をしていいのかわからないのか、ただひたすら尻の肉を鷲掴みにしたり、尻肉をブルブルと揺らしたりしている。そしてやはりこの太い指も、直美の驚くほどに濡れている花唇に触れた時、一瞬ビクッ!と指を止めた。直美が濡れているのに気付くと、この太い指は容赦なく暴れ回った。もう1つの繊細な指を押しのけ、グイグイと股間に押し入って来る太い指は、何の前戯もなくいきなり穴の中に指をぶち込んだ。
突然、ヌルッ!という異物感を感じた直美は、気持ち良さと微かな痛みに「うっ!」と下唇を噛んだ。
太い指は容赦なく穴の中を引っ掻き回し、クチュ!クチュ!クチュ!といういやらしい音が足下から響いてくる。その音を車内にいる大勢の男達に聞かれているような気がして、我慢出来ないほどに恥ずかしくなった直美は、ブルブルと体を震わせた。

「・・・大丈夫ですか?」

そんな直美の頭上から、優しいトーンの声が聞こえて来た。
下唇を噛んだまま、直美がゆっくりと顔をあげると、黒いスーツを着た中年男性が禁煙パイポを喰わえたまま、心配そうに直美を見下ろしていた。その男は車内の疲れきったサラリーマン達とはどこか違って見えた。スタイリッシュや紳士といった言葉が似合う男。そう、この男にはサラリーマンという言葉よりも、ビジネスマンという言葉の方が似合っている、そんなスマートな男だった。

直美はその紳士の胸に体を押し付けながら「・・・はい・・・」と小さく返事をした。
顔をあげた直美の鼻が、丁度、紳士の乳首の部分に当たっていた。恥ずかしさのあまり、再び顔を下に向けようとするが、しかし体勢が変わってしまい、身動き出来なくなってしまったこの状態では今更顔を下に向ける事も出来ず、どうする事も出来ない直美はそのままの体勢で静かに目を瞑った。

目を瞑ると余計五感が鋭くなった。ガタンガタンという車輪の音の中に、背後の男達の荒い息が微かに感じ取れた。グショグショに濡れた穴の中を乱暴にピストンする太い指、その太い指のささくれさえも感じ取る事が出来る。
細い指は、太い指に穴を占領され、仕方なく淫豆ばかりを執拗に転がしていた。しかしその細い指の動きはおもわず直美の膝がガクンと折れてしまいそうなほど、強烈な快楽を直美に与えていた。

ハァハァ・・・
直美の唇から熱い吐息が洩れ始めた。
直美が唇を動かすと、密着している紳士の乳首らしき突起物が、直美の唇にコリッと触れた。
それにおもわず興奮した直美がまたしてもハァハァと荒い息を吐くと、紳士から漂って来る体臭が直美の鼻孔をくすぐった。

「・・・チカン・・・されてますよね?」

目の前の紳士がゆっくりと直美の頬に顔を近づけ、耳元でそう小さく囁いた。
他のサラリーマン達のポマードとは明らかに違う種類の爽やかなムースの香りと、男が喰わえていた禁煙パイポのミントの香りが、同時に直美の小さな顔を包み込んだ。

「・・・いえ・・・」

紳士のその香りに、おもわず「あんっ」と声をあげてしまいそうだった直美は、必死にそれを我慢しながら短くそう返事をした。

直美の、そんな感じている心を見透かすかのように、穴の中を出たり入ったりと繰り返す太い指が、更にスピードを増した。そして細い指も負けてはいない。太い指に挑発されたかのように激しく左右に揺れ出した細い指は、ヌルヌルの蜜の中、まるでピンクローターの動きのように直美の淫豆を小刻みに揺さぶった。

「あぁん・・・」
紳士の胸に顔を押し付ける直美が、微かなアエギ声を洩らす。
その微かな声は周りの者達には聞こえる事はなかったが、しかし目の前の紳士には、直美のその感じている声は確実に聞こえていた。

「・・・大丈夫?」

紳士はそう囁きながら、直美の耳たぶに自分の唇を少し触れさせた。
直美の全身に電流が走る。
紳士は、直美と自分の間で挟まっていた手を静かに抜き取った。そしてゆっくりとその手の平を直美の巨乳にあてながら「苦しいの?」と囁いた。

直美はもう返事が出来なくなっていた。ここで下手に返事をしようものなら、同時にいやらしい声が洩れ、それはこの車内に響き渡ってしまう。
声が出ないようにと必死で下唇を噛みながら耐えていると、紳士はゆっくりと直美のブラウスのボタンを外し始めた。
驚いた直美がハッ!と紳士に目を向ける。
直美と目が合った紳士は、「大丈夫よ・・・」と、優しい笑顔を浮かべながら呟くと、ボタンの外れたブラウスを片手で開き、ポテッと膨らんだ直美の大きな胸肉を露出させては、そこに優しく円を描くように手の平を回しながら親指で勃起した乳首を転がした。

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親父達がひしめき合うギュウギュウ詰めの隙間から、直美がみるみると変わっていく様を目の当たりに見せつけられていた六助は、手の届かない悔しさにギリギリと歯軋りしながらも、襲いかかる猛烈な嫉妬と性的興奮に悶え苦しんでいた。

「・・・どこか具合でも悪いんですか?」

六助と向かい合わせに密着するナヨナヨ青年が、心配そうに六助の顔を覗き込んだ。

「・・・なんでもねぇよ・・・」
「でも、すごい汗ですよ・・・」
「っるせぇなぁ、暑いから汗かいてんだよ、大きなお世話だ馬鹿野郎」

六助の巻き舌に、ナヨナヨ青年はまたしても「ひやっ」と亀のように首を窄めた。


直美は後ろから前から同時に愛撫されていた。
背後から愛撫する手は、いつしか2つ増え、4つの手が、直美の太ももから尻肉、クリトリス、膣、肛門と、あらゆる部分を奪い合うかのように悪戯していた。
しかし、正面は紳士が独占していた。紳士は、露出された乳首から首筋、耳や唇といった微妙な部分をその品やかな指で優しく愛撫する。そして直美の小さな手を優しく握ると、それを自分の股間に押し付けた。

紳士はいつのまにかズボンからペニスを剥き出していた。
その恐ろしく固い肉棒が直美の手に触れると、直美は一瞬ビクン!と手を引こうとした。
そんな直美の手を強く握り直した紳士は、直美の耳元で「握って・・・」といやらしく囁くと、再び直美の手を肉棒に押し付けた。

直美の細い指が紳士の男根を恐る恐る包み込んだ。握られたと同時に紳士が深い溜息を直美の首筋に吹き掛けて来た。
紳士の男根は少し細いような気がするが、しかし長さはそこそこあった。男根の先からは冷たい汁が出ていた。直美はその冷たい汁を親指の付け根に感じながら、握ったその手をゆっくりと上下に動かした。

背後の男達が、直美のその手の動きに気付き、直美のもう片方の手を奪い合っている。
直美の左手は、背後にいる誰かの男根を握らされた。それは紳士の男根とは違い、極端に小さく、そして亀頭が妙にヌルヌルと湿っていた。

今まで、これほどまでにマジマジと男根を触った事がなかった直美は、男根のその固さが愛おしくて堪らなくなっていた。その固くてコリコリしたモノを口に頬張りたいという欲望から、はたまたこのまま背後から突き刺して欲しいという淫乱な気持ちまでがメラメラと芽生えて来た。

目の前の紳士は、直美の右手で男根をシコシコと上下に動かされる度、両足をモゾモゾと擦り合わせた。
直美には、それが面白くも可愛く思え、そんな紳士の姿が見たい為に、更に右手を激しく上下させたり、5本の指でギュッと強く握ったりとしていた。そんな直美は、それを何度か繰り返して行くうちに、男根の先にある亀頭の部分を強く刺激してやると男達が喜ぶ事を知った。
さっそく直美は紳士の亀頭を親指と人差し指で摘みながら、グリグリと摩擦してみた。紳士の亀頭からダラダラと溢れ出る汁が潤滑油となり、直美の指の中で亀頭がヌルヌルと暴れ回る。
そうされながらも紳士は、直美の白いウナジに唇を軽くあてながら「ハァハァ」といやらしい息を吐いていた。

「ぜってぇ世の中間違ってる!」
淫らになって行く直美を見つめながら六助がそう呟くと、目の前のナヨナヨ青年が「異議なし」と小さく頷いた。
とたんに六助にジロッと睨まれた青年は、顔を引き攣らせながら「はははは・・・」と俯いた。

しかし、俯いた青年の顔がとたんにムクッと起き上がった。青年は真剣な目をして六助をジッと見つめている。
「・・・なんだよ・・・」
六助がカミソリのような目で青年を睨み返した。
「・・・いえ・・・」
青年はポツリとそう呟くと、またゆっくりと顔を俯かせたのだった。

それからしばらく経ってからの事だった。電車が大きなカーブを緩やかに曲がったと同時に、六助の股間にただならぬ感触が襲いかかった。

「ん?」

六助がゆっくり足下を見る。
正面で密着しているナヨナヨ青年が、六助のズボンのチャックをゆっくりと下ろしていた。

「・・・なにやってんだおめぇ・・・」

六助が呟くと、青年は伏し目がちにゆっくりと顔を上げ、「いえ・・・ビンビンになってましたから・・・」と小さな声で囁き、そして六助の目をジッと見つめながら「うふっ」と肩で笑った。

青年の指技は満更でもなかった。さすがは男だけあり、男の感じる部分を良く知っている。
尿道の「人」と言う字を指の腹でスリスリと擦るなんて、素人女ではなかなかできないテクニックだ。
「なかなかうめぇじゃねぇか・・・」
六助が青年の耳元にそう囁きかけると、青年は嬉しそうにニヤッと笑った。

六助は青年に愛撫されながら直美を見つめた。
直美は頬を真っ赤にさせながら、目の前の黒いスーツの男の胸に顔を押し付けている。黒いスーツの男が直美のマシュマロのような胸を官能的に揉んでいた。直美はその男の指の動きに艶かしく体を捩り、男の胸に顔を激しく押し付けると、まるで男に抱かれているかのように、男の胸の中に小さな体を預けた。

「ちっ・・・本当ならアレは俺の役だったのに・・・」
六助が苦々しくそう呟くと、六助の男根をリズミカルに動かしていた青年が「えっ?」と優しく微笑みながら顔をあげ、六助の視界を遮った。
「ちっ・・・なんでもねぇよ、おめぇいちいち顔あげるんじゃねぇよ、おめぇのその虫歯、臭くて堪んねぇや」
六助は小声でそう怒鳴ると、右手で青年の頭を押さえ、青年の顔をグイッと下に向かせた。

青年が顔を下げると再び六助の目の前に直美が現れた。
直美の背後にいる男が、下からスっと手を出し、自分のその指をマジマジと見つめていた。その男のその指は、まるでお粥の中に指を突っ込んだかのように、白濁の汁がテラテラと輝いていた。
男はその指をソッと鼻先に近付け、クンクンと犬のように匂いを嗅いだ。そしてそのままその指をペロッと舐めると、ひとつふたつウンウンと頷き、またその手を下へと潜らせたのであった。

(いったい何人の男に痴漢されてんだ・・・)

六助が確認しているだけでも、最低3人は直美に悪戯をしている。しかし、直美の周囲には5、6人のサラリーマンが異様に密着しており、彼らが六助の見えない部分で直美の体を触っている可能性は非常に高かった。そう考えると、大勢の男達に痴漢されては感じている直美に対し、またしても嫉妬と興奮がムラムラと湧いて出来た。

直美の前に立っている黒いスーツの男が、自分の胸に顔を押し付けている直美のアゴに指をあてながら、直美の顔を優しく上げさせた。
直美と黒スーツ男がジッと見つめ合っている。
黒スーツ男の手が直美の露出された乳房を優しく包み込むと同時に、2人の体はまるで吸い寄せられるように重なり合い、そして濃厚なディープキッスへと発展して行ったのであった。

(くっ、くそう!あれは本当は俺がやるはずだったんだよ!)
もはや六助は怒りを通り越して泣きそうだった。目の前でウグウグと激しいキスをする直美を見つめながら、(直美が!・・・俺の直美が!・・・)と心で叫んだ瞬間、六助の下半身が爆発した。

「うわっ!」

車内に青年の声が響いた。
青年の隣にいたオバさんが驚いて振り返る。青年はそんなオバさんに「へへへへ、なんでもないっす」と苦笑いすると、すかさず六助の耳元に「どうして勝手にイクんですか!僕のスーツにぶっかかったじゃないですか!」と、擦れた小声でそう怒鳴った。
しかし六助はまるで魂を抜かれたかのように、ボンヤリと直美のディープキスを見つめている。
「これから会社だってのに、どうするんですかコレ!」
青年がスーツのポケットにビットリと付着する六助の精液を広げながら、泣きそうな顔を六助に向けた。

「・・・っせぇなぁ、おめぇの息は虫歯臭ぇって言ってんだろうがぁ!こっち向いて喋んじゃねぇこのホモ野郎!」

六助がそう叫ぶと、車内にいた全員が青年の顔にバッ!と振り返った。
「えっ?・・・いえ、あの、はははははは・・・・」
青年がシドロモドロになっていると、車内の奥の方からクスクスという失笑が洩れて聞こえて来た。

そのうち、車内の誰もが青年を見つめクスクスと笑い始めた。
斜め前の椅子に座っているお爺さんなんて、青年を指差しながら大声でゲラゲラと笑っている。
そのうちヤケクソになった青年も笑い出した。笑いながら目の前の六助の顔に「ふーっ」と息を吹き掛け、「虫歯攻撃!」などと戯けて叫ぶと、車内はもう爆笑の渦に包まれた。

しかし、六助はピクリとも笑っていなかった。
そして、六助が悲しそうにジッと見つめる先にも、やはりピクリとも笑わず、ただひたすら熱いキスを繰り返す2人がいたのだった。

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(第5章/恥骨マッサージの章へつづく)



(たまごかけごはん/目次)
第1章/下着泥の章 
第2章/洗脳の章 
第3章/強姦の章  
第4章/痴漢の章  
第5章/恥骨マッサージの章
第6章/寝取られの章
最終章/天誅の章 

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