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汚れし者20





 ニヤニヤと笑う男は、私の拳から素早くパンティーを抜き取ると、さっそく私の目の前でそれを広げ、その汚れた部分を嗅ぎ始めました。
 クンクンとひとつ嗅いでは「へへへへへ」といやらしい笑みを浮かべ、またクンクンと嗅ぎました。そうしながらもペニスをシコシコとシゴく男は、「スケベな匂いがムンムンするね」などと私に話しかけ、それに私がソッと目を向けると、ここぞとばかりその部分をペロペロと舐めたのでした。

 今、私の目の前で、見知らぬ男が私のパンティーのシミを舐めながらオナニーをしています。ヌルヌルの愛液をぺちゃぺちゃと味わい、黄色いオリモノをチューチューと吸い、そんな下品な音をわざとらしく立てながら、女性が最も羞恥を感じる部分を舐めまくっています。

 そのパンティーはまさしく自分自身でした。それを見ていると、本当にアソコが男に舐められているような錯覚に陥り、私は舐められてもいないのにアソコに舌感を感じてしまっていました。
(やめて……やめて下さい……)と必死に呟きながらも、ペロペロと舐められている自分の下着に欲情していますと、不意に男は口元からクロッチを離し、それを両手で広げ始めました。
 クロッチは男の唾液でベトベトに濡れていました。ニヤニヤしながらそれを私に見せつけると、今度は広げたままのパンティーを下半身へと下ろし、そこに亀頭を擦り付けました。
(あぁぁ……嫌です……やめて下さい……)
 そう心で訴えながら激しい興奮に身震いしていると、男はそんな私の顔をジッと見ながら「入れちゃうよ……」と野太い声で唸り、私のパンティーでペニスを包み込みました。

 私の陰部が張り付いていた部分に、亀頭が正確に押し付けられていました。男はそれを私に見せつけながら、パンティーで包んだペニスを上下にシゴき始めました。そして「おお……」と深い息を吐きながらも、「奥さん……奥さん……」と唸ると、そのスピードをだんだん速めて行ったのでした。

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 そんなシーンを目の当たりにされていた私は、激しい疼きにお尻をモゾモゾさせていました。
 熱い溜め息を何度も漏らしながら、卑猥で下品なオナニーを見ていると、今まで閉じていた股が自然に弛み始めました。
 すると、それに気付いた男は、私の目を見て「へへへ」と笑い、再びベンチにゴロリと横になりました。
 ベンチに寝転がる男の目線と、ベンチに座る私のノーパンのスカートの中は水平でした。その距離は二メートルほどしかありませんので、きっと男の目には、ヌルヌルに濡れた小陰唇だけでなく、その奥にあるピンク色の粘膜までもはっきり映っているに違いありません。

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 そんな男の視線を感じながら、私はスカートの中に手を入れました。ワレメに指を這わせると、そこはピタピタと音が鳴るくらい濡れていました。
 ヌルヌルの中からクリトリスを見つけ出し、それを指腹でコリコリと転がし、「っん……」と喉を鳴らしながらピクンっと腰を引くと、そこから溢れた汁がベンチにピタっと垂れ落ちました。

 男はそんないやらしいスカートの中を必死に覗き込みながら、パンティーをかぶせたペニスをゴシゴシとシゴいていました。そんな男のギラギラと輝く目を見つめながら、もっと見て下さいと言わんばかりにワレメを指で開くと、それと同時に、背後から「奥さーん!」という真野さんの声が響いたのでした。

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 慌てて振り返ると、百メートルほど先の畑の中で真野さんが大きく手を振っていました。
 ベンチから立ち上がると、それに気付いた真野さんは、再び「今からソッチに行きますから、ちょっと待ってて下さいねー!」と叫び、ゆっくりとこちらに向かって歩き始めました。
 畑は昨夜の大雨で泥状化しているため、一歩踏み出すごとに足を取られていました。使い古した鍬を杖代わりにしながらヨタヨタし、何度も転びそうになっていました。
 そんな真野さんを東屋の仕切りに手を付きながら心配そうに見ていると、不意にお尻のワレメにひんやりとした硬いモノが触れ、私は「ひっ」と肩を窄めながら慌てて振り返りました。
 いつの間にか、男は私の足下にしゃがんでいました。ギョッと見下ろす私に、「しっ」と人差し指を鼻に立て、ニヤニヤと笑いながら私を見上げていました。
 そんな男の右手にはキュウリが握られていました。それは、東屋の前でカゴ売りされている『どれでも20円』のキュウリでした。そんなキュウリが、今、私の尻肉を掻き分け、その奥にあるヌルヌルの穴の中へ侵入しようとしているのです。

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 キュウリの表面にあるそのポツポツを感じた瞬間、背筋がゾッとしました。が、しかし、それよりも、こんな事をしている間にも真野さんが東屋に到着してしまい、この場面を目撃されてしまう事の方が背筋を寒くさせました。
 見ると真野さんはもう目の前まで来ています。「もう泥だらけですよぅ〜」と苦笑しながら、泥の中を歩くその泥音さえも聞こえて来る距離まで来ていました。
 私は慌ててお尻のキュウリを手で払いました。しかし、男はベンチの下に踞りながら、執拗にキュウリをお尻に入れようとしてきました。
 幸い、この東屋は、腰まで隠す仕切りで囲まれているため、今は真野さんがいる畑からは男の姿は見えません。
 が、しかし、このまま真野さんが東屋に入って来たら一巻の終わりなのです。

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 それをわかっていながら、男はそれをやめようとはしませんでした。もし、ここに真野さんが入って来たら、真野さんものとも犯してしまうつもりなのでしょうか、男は余裕たっぷりで笑っているのです。
 みるみる近付いて来る真野さんに焦りながら、私は「やめて下さい」と男に言いました。すると男は、私のお尻を手の平でサラサラと撫でながら、「あんた、この間、ウチの車の中を覗いてた奥さんだろ」と呟き、もう片方の尻肉に頬擦りしました。

(バレていた!……)

 激しいショックが脳を襲いました。
 この男に覗いていたのがバレていたと言う事などどうでもいいのです。この男がそれを知っていたと言う事は、当然東さんもそれを知っていたという事であり、それがショックだったのです。なぜなら私は、あの時、東さんの旦那さんのペニスをしゃぶり、イカせてしまっていたからです。
 それが東さんにバレていたらと思うと、目の前が真っ暗になりました。(どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう)と、その言葉だけが頭の中を駆け巡り、パニックに陥りそうになったその瞬間、いつの間に来たのか、すぐ目の前に立っていた真野さんが「どうしたんですか?」と首を傾げ、私は更なるパニックに陥ってしまったのでした。

 畑の畦道に立つ真野さんは、東屋の中の私を心配そうに見ていました。私は慌てて「ううん、大丈夫」と首を振ると、足下に隠れている男をチラッと見ながら、「いきなりバッタが飛び込んで来たから、びっくりしちゃって……」と笑って誤魔化しました。

「あ、そこ、ムカデとかトカゲとかも出ますよ。蛇なんかがドテッと昼寝してる事もあります」

 クスっとそう笑いながら真野さんは、畑と東屋の間を流れている細い農業用水路を跨ごうと、「よいしょっ」と、泥の中から長靴を引き抜こうとしました。

「あ、いいわよ、そのままで」

 慌てて私がそれを制止させると、真野さんは右足を宙に浮かしたまま「えっ?」と首を傾げました。

「この後、また畑に行くんでしょ? 大変だからわざわざ出て来なくてもいいわよ。いいじゃない、このまま話せば」

 私がそう言うと、真野さんは嬉しそうに「いいんですか」と顔を明るくさせ、再び長靴を泥の中へと沈めると、「正直、ソッチまで行くの大変だったんです」と気恥ずかしそうに笑ったのでした。

 そんな真野さんの可愛い笑顔を見ながら、私は背筋をゾクっとさせました。それは、真野さんの笑顔にゾクっと来たのではなく、いきなり男の指が私の陰部に触れたからでした。
 男の指は、ぴたりと閉じていた太ももの隙間に強引に潜り込み、腿肉を手繰りながら登ってきました。そして突き当たりに辿り着くと、陰毛と小陰唇を乱暴に掻き分け、その奥にある粘膜をヌルヌルと弄っていました。
 思わず「っん……」と眉をしかめると、まさか私の足下に変態男が潜んでいるとは夢にも思っていない真野さんは、「どうしたんですか? なんか、さっきから様子がおかしいですけど、具合でも悪いんですか……」と、畦道から私の顔を覗き込んできました。

「うん……昨日、大雨だったでしょ、私、湿気に弱いから偏頭痛が酷いの。でも大丈夫。雨が降った次の日はいつもの事だから……」

 そう私が誤魔化すと、真野さんは「そうなんですか……」と小さく頷き、すかさず「今夜の夜回りは大丈夫なんですか?」と聞いてきました。
 私は、膣の中でウニウニと蠢く男の指に必死に耐えながらも、「セデスを飲めばすぐに治るから大丈夫よ」と笑いました。すると真野さんは「よかったぁ」と笑い返しながらも、やっとその相談事をポツリポツリと話し始めたのでした。

 その真野さんの相談と言うのは、裕次郎さんが急遽出張に行かなくてはならなくなり、今夜の夜回りに出られなくなったという事でした。
 そんな事、電話で話せばいいじゃないと、空気の読めないこの『ゆとりママ』にイラッと来ましたが、しかし、変態男に膣穴をヌルヌルと弄られる感触に身震いしていた私は、このゆとりママのおかげでこのスリリングな快感が得られたのだと思い、素直にこの『ゆとりママ』を許す事ができたのでした。

「どうしましょう今夜の夜回り……やっぱり、便利屋さんにお願いした方がいいんですかね……」

 真野さんはアヒル口を尖らせながら、独り言のように呟きました。

 便利屋さんにお願いする気があるのなら、勝手に連絡すればいいのです。自分の夫が、あれだけ「任せて下さい」と自信満々で言っておきながらも、早くも二日目でドタキャンをやらかしたのですから、当然その責任は真野さんが持つべきであり、いちいち私にお伺いを立てる前に、便利屋さんを用意しておけばいいのです。もちろん自腹で。
 しかし、何度も言いますが彼女は愚かな『ゆとりママ』です。責任感など欠片もない『ゆとりママ』なのです。夫のドタキャンに責任を感じて自腹で便利屋を雇うなんて、そんな気の利いた事ができるわけがないのです。
 ようするに彼女は、夫のドタキャンの尻拭いを私にさせようとしているのです。便利屋を雇うかどうかはあなたが決めて下さい、若しくはあなたの旦那さんを連れて来て下さいと、暗に言っているのです。その為に、わざわざ私をこんな所にまで呼び出し、三十分近くも待たせたのでした。

 この『ゆとりバカ』に対する怒りが沸々と涌き上がって来ると同時に、下腹部からも異様なムラムラが涌き上がってきました。
 それは、男が私の陰部に指をヌルヌルと滑らせながら、私のお尻の肉に舌を這わせてきたからでした。
 それはまるで肌を味わっているようないやらしい舐め方で、お尻全体にザラザラと舌を滑らせていたのでした。

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(つづく)

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