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自慰同好会(前編)

2009/03/09 Mon 14:01

自慰同好会・目次



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自慰同好会。
この自慰同好会とは、月に一度、究極のオナニストばかりが集まってはオナニーの話しをあれこれするという実に気味の悪い情報交換の場である。「○○公園には子連れの若妻が多い」や「アダルトグッズ・オナホールの『名器の品格』はシマリ具合がややゆるい」や「尿道に綿棒を入れすぎると炎症を起こす」など、オナニー開発からオナニースポットまで、オナニーに関する様々な情報を交換するという変態クラブだった。

この同好会ではそれぞれのオナニーネタを持ち込みそれを自慢したりするのが集まりの趣旨だった。
その日の私は「現役東大生の使用済みパンティー(顔写真付き)」を持ち込んでいた。これは先日、ネットで知り合った現役東大生のK子ちゃんに何度も何度も頼み込みやっとのおもいで手に入れた、私的には超レアモノである。

私は「何でも鑑定団」の鑑定士のように白い手袋をはめ、オナニスト達が息を飲んで待ち構えていたテーブルの上にK子ちゃんの使用済みパンティーを慎重に広げた。

オナニスト達は「おぉ…」と一斉に低い喜声をあげる。

「やはり高学歴のシミというのは…どこか違いますねぇ…」
私と同じ嗜好を持つ御子柴君は、その真空パックされたパンティーに顔を近づけながらクンクンと匂いを嗅ぐ仕草をみせた。

この日、集会に集まっていたのは私を含め5人。私と同じパンフェチの御子柴君(23才独身)と、女子高生マニアの安仁屋さん(48才精肉店勤務)、AV狂の新庄君(28才ニート)に、事務服フェチの平塚さん(51才馬鹿)といったオナニスト達が自慢のオナニーネタと情報をそれぞれ持ち込んで来ていたのだった。

「いゃあ…いつもながら愚人さんの収集努力にはあっぱれですね…」
馬鹿の平塚がそう言いながらリュックの中から1枚のDVDを取り出す。
「今回の私のネタもなかなか凄いですぞ…」と、平塚が自慢げに『OL美代子のオナラ』という実に見たくもないタイトルのDVDを机の上に置いた時、ふいにレンタルボックスの扉が開いた。

「ごめんごめん、遅れちゃって…」
入って来たのは同好会の会長を務める川藤君(29才郵便局員)だった。
と、その後ろに見慣れない風体の人物が立っている。

狭いレンタルボックスで向き合うオナニスト達は一瞬にして凍り付いた。
そう、それは、この同好会には場違いな若くて綺麗な女だったのである。

「…みんなに紹介するね、こちらは木原美鈴さん、○○大学の学生さんです」
川藤会長は清々しい笑顔で、まるで部活動の新入部員を紹介するかのようにさりげなく言った。

「どうも、初めまして木原です、よろしくおねがいします」
彼女はテキパキとした口調でキラッと目を輝かせて挨拶をした。
私は最初、彼女を一目見た時、彼女が誰かに似ていると思ったのだが、その誰かが誰なのかが浮かんで来なかった。
しかし彼女のそのテキパキとした口調と明るい表情から、彼女がモデルの蛯原友里に似ているとやっと気付いた。
そんな美しい彼女を前にし、我々オナニスト5人はテーブルの上に置いたままの自慢の品を恥ずかしそうにモゾモゾと隠しながら「…どうも…」とポツリと呟くのであった。


             2


「…というわけで、この度、木原さんを我同好会初の女性会員として正式に入会を認めようと思うんだ。どうかなみんなの意見は…」
川藤会長はいつものリーダーシップで彼女が入会希望をした経緯を淡々と説明する。川藤の夢はこの自慰同好会を全国に広め、将来は世界のオナニスト達を集め「オナニーオリンピック」を開く事だという。どこか森田健作に似た憎めない馬鹿だ。

「やっぱり、これからの社会は男女同権だと思うんだよね、特に僕らのような集まりでは『男だから』とか『女だから』といった差別は無くさないといけないと思う。うん、やっぱりこれからは女性だって性に対して積極的に楽しむべきだし、やっぱりオナニーは男性だけの特権じゃないしね…」

川藤会長の言葉には「やっぱり」という言葉が多い。

そんな会長の意見に、「やっぱり」このオナニスト達は下を向いたまま黙っているだけだった。

そりゃあそうである。ここに集まるオナニスト達は、生身の女性が大の苦手なのだ。女性との接触が苦手なために彼女もいないし風俗にも行けずオナニーばかりしている男達なのだ。そんな彼らが女性会員と共にオナニーについて話し合うなど、金正日の着メロを「君が代」にするほど難しい事なのである。

私はそんな事を思いながらも、彼女の胸、尻、唇を密かにウォッチングし、黙って事の成り行きを見守っていたのだった。


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「…質問…いいですか?…」とパンフェチの御子柴が恐る恐る小さく手を挙げる。彼は黒いTバックなら15秒で射精するという記録を持っている。会長の夢であるオナニーオリンピックが開催されれば御子柴の出場は間違い無しだ。

「…って事は…この…この…なんだっけ?…」
「木原さん?」
「あ、そうです、この木原さん…、この人もやっぱり僕たちみたいにネタを持ち込んだりするんですか?」

そんな御子柴の質問に、少々興奮気味の平塚が「あぁ…目眩がする…」と小さな声で頭のこめかみをグリグリと押し始めた。平塚は51歳になるこの歳までまだ童貞だ。彼の人生において家族以外に女性と接する機会といえばコンビニのレジかネットカフェでの料金支払いの時くらいである、こんな狭い部屋で、ましてこれほどまでに美人の若い女と密着するなど中学生の修学旅行で車内にいたバスガイド以来であろう、目眩がして当然だ。

「…はい…ネタってほどのモノはないんですが…できるだけ…」
彼女は困った表情を浮かべながらも笑顔で会長に助けを求める。

「まぁ木原さんの場合、我々のようにプロってわけではないから、最初のうちは我々の情報交換を見学しながら勉強するってことでどうかな…」
川藤会長が助け舟を出すと、彼女はホっとした表情で「はい」と明るく返事をした。

「ところで、会長と木原さんの関係ってどうなの?そこんとこはっきりさせといてよ…」
ニートの新庄が筑紫哲也のノリで会長に鋭くメスを入れる。彼はAV鑑賞に忙しすぎて働く時間がないという生粋のニートだ。

「いや、それはない。さっきも言ったように、昨日同好会のHPに彼女からメールを貰い、その時始めて知り合っただけで今日が初対面だ。キミ達が思っているような関係ではない。それははっきりとしておこう、木原さんの為にも」
会長は若手政治家のようにキッパリとそう発言をすると、彼女に向かって「失礼しました」と軽く会釈した。会長と彼女が何の関係もない事くらいここにいる誰もが知っている。なぜなら川藤会長はホモだからである。そんな川藤会長を松原はただからかっていただけだった。

「…私は彼女の入会には賛成です。いつも私達が話している事やヤっている事を女性の方に見てもらうというのはある意味画期的なことだと思います。日頃、我々から対象物にされている女性の立場からして我々の行動や心理をどう受けとるかも是非知りたいですしね」
煮え切らないオナニスト達をよそに、遂に私が口を挟んだ。
私の言葉に川藤会長は「ありがとう愚人さん」となぜか力強く頷いたのだった。


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彼女の入部に関しての議題が一同賛成へと一致すると、再び集会は再会され、各自がそれぞれのネタを披露することとなった。
しかし、やはりこの場に女性がいてはなかなかやりづらい。本来ならオナニーのネタを同性に話す事すら恥ずかしい心理なのである、それを女性の前で話すというのはここに集まるさすがのツワモノたちも少々腰が引けていた。

「それじゃあ、なんかみんな恥ずかしそうだから僕が最初に…」
川藤会長はそう言いながらスポーツバッグの中から何やら取り出した。
「…これ、みんなもよく使用してる電マなんだけど、ほら、ここを見て欲しいんだ…」
会長が握る電マの棒の部分には、リアルな色と形のディルドが1本、ビニールテープでしっかりと固定されていた。
「これは僕が開発したアナル同時刺激電気マッサージ器だ」
別にアンタが開発したわけじゃないアンタは改造しただけだ。

「この電マの頭部分でペニスを刺激し、こちらのディルドで同時にアナルを刺激する…ほら、電源を入れると電マの振動でディルドも震えるだろ、凄いよこの振動、ほら愚人さんディルドを触ってみてよ…」
やだよ汚い、それアンタの尻の穴にスッポリと入ってたやつだろ。

川藤会長のネタはいつもアナル系ばかりだ。先日の集会でもロシア人兵士に無理矢理尺八を迫られアナルに一升瓶程のペニスを入れられたという夢を見て夢精したと告白し、オナニスト達をドン引きさせたばかりである。

しかし今日は様子が違った。いつものようにドン引きされるシーンのはずが、今日は…

「うわぁ~これ、とってもカワイイですねぇ…うはっ!ピコピコと動いてる~」
ドン引きする会員達の中、彼女だけがそのアナル同時刺激電気マッサージ器に喰らい付いた。
「そうなんだよ、これね…ほら、こうやってディルドを取り替える事もできるしね、それに、ほらここ見て、ここにガーゼが詰まってるでしょ、これはアナルから出る汁で汚れてもいいようにカートリッジ式になってるんだよ」
川藤会長はいつもより生き生きしている。
「わぁ~本当だぁ~このガーゼは取り替えられるようになってるんだぁ~凄~い」
彼女はカートリッジ式になっているカーゼの部分を珍しそうに触っている…川藤会長のアナルから出るという汁が大量に付いたと予想されるその場所を…

私はちょっと意地悪してやろうと思った。この明るく陽気に開放的な彼女に、オナニーというものは暗く淋しくジメジメと臭いものだと本当の姿を教えてやるべきである。

「ところでさぁ、木原さんはそういうの使ったことはあるの?」

不意の私の質問に、一同が一斉に下を向いた。彼女は一瞬「えっ?」と目を大きくさせたが、次第にその目は下を向く。とたんに室内に沈黙が走った。

「いや、彼女はもう我々同好会の仲間なんだし、こういう事は恥ずかしがらずに話して欲しいんだ。だってこれからもこんな調子じゃ、みんな彼女に気を使ってしまって何にも楽しくないしね」
私の言葉に川藤会長が「…いや、しかし今日は初日だし…」と言いかけたが、しかしそれを彼女が制止した。

「…いえ…なんて言ったらいいのか…私もせっかく会に入れてもらえた訳ですし、ちゃんと真面目に話しに参加させて頂きます…」
彼女は恥ずかしそうに目をキョロキョロとさせながらそう言った。

「じゃあ改めて聞くけど、キミは今までに電マだとかディルドって使った経験はあるの?」
「…電気マッサージは使った事…あります」
こめかみをグリグリとさせていた平塚が、もう我慢できないという感じで「ハァ~」という大きな溜息を洩らしテーブルに顔を伏せた。

「ディルドは?」
「…ディ…ってのはネットで見た事ありますけど実物は始めて見ました…」
「バイブは?」
私の隣りで御子柴が「もうよしましょうよ愚人さん…」と腕を掴むが、私はその腕を振り払う。

「…バイブは…ちょこっとだけ…」
彼女は人差し指と親指で「ちょこっと」の仕草をしながら照れくさそうに微笑んだ。

「ちょこっとってのは先っぽしか入れなかったって事?」
彼女がコクンと頷く。
「どうして?痛かったの?」
御子柴が「ホントいいかげんにしないと怒りますよ愚人さん」と太い声で言った。

「う…ん…痛かったというか…怖かった…かな?」
彼女は恥ずかしそうにアハハハと声を出して笑った。
「えっ?って事は美鈴ちゃんはあんまりオナニーの経験ないんだ?」
私はあえて美鈴と名前で呼んでやった。早いうちに馴れ馴れしくしておくのが本番までの近道である。
「…指なら…経験あるんですけど…モノはあんまり…」
「あんまりって事は他にはどんなモノを入れた事があるの?」
私は敏腕検察官のように次々と質問を浴びせる。
彼女は私の質問攻めに、恥ずかしそうに顔を赤らめながらも「…きゅうり…とか?」と呟いた。

それまで頭を抱えて机に伏せていた平塚が突然立ち上がり「私、ちょっとオナニーしてきます」と部屋を出て行く。御子柴は相変わらず私の腕に捕まったまま「もうよしましょうよ愚人さん…」と嘆く。川藤会長は下を向いたまま黙って一点を見つめたままで、ニートの新庄はニヤニヤとスケベな顔で私と彼女のやりとりを楽しそうに見ていた。


             5


「きゅうりはさぁ、あのポツポツが痛いでしょ…使うならやっぱり茄子のほうがいいと思うよ」
私のアドバイスに彼女は「でも、おナスは大っきくて怖いんですぅ…」と笑顔で顔を顰める。

茄子に「お」を付ける若い女は最近珍しい。○○女子大学の学生さんだとやはり育ちがイイのだ。是非ともこんな上品なお嬢さんにベッドの上でガンガンに腰で突きながら「おまんこ気持ちイイ~」と言わせたいものだ。

オンナ慣れしていないオナニスト達ばかりで一時はどうなる事かと思ったが、しかし、私の質問に対してまったく動じず、それどころか淡々と爽やかに答えて行く彼女に、皆はホッと胸を撫で下ろし、場はやっと平常の集会に戻って行ったのであった。

続いてのネタ自慢は精肉店勤務の安仁屋さんだ。彼は内気で純粋なロリコンオナニストだった。昨今、児童を性の対象にする事が社会的に人生を破滅に追いやるという危険も顧みず、彼は児童たちが大勢集まる映画館で「ポ~ニョ♪ポ~ニョポニョ♪」と振り付けをしながら歌っていた少女の顔面めがけて射精するという凶悪事件を引き起こしたロリコン野郎だ。しかし、この懲役を覚悟しての彼の犯行も、結局は精液をぶっかけただけという「迷惑防止条例及び公然わいせつ罪」の小便罪で止まり、10日の勾留と20万円の罰金でまんまと娑婆に帰り咲いたロリコンのヒーローであった。

安仁屋はティッシュペーパーの箱くらいある包みをドンッ!と無言でテーブルの上に置いた。
丁寧にその包みを開いて行く。次第に中のブツが姿を現し、それを見守る一同は、皆、頭上に「?」のマークを出していた。

「…これは…肉?…ですか?」
川藤会長が御自慢の改造電マを片手に尋ねる。
「…そうです。これは最高級松坂牛、A5等級のブロック肉塊です…」
安仁屋は包みを広げながら、中から出て来たキメ細やかな霜降り肉のブロック塊を自慢げに見下ろした。

「まず、このサシ(霜降り)を見て下さい。実に細かい脂が肉の中にびっしりと入っています。これはしゃぶしゃぶやすき焼きに最適な『ミスジ』という部位でございまして、この辺の焼肉屋でしたら1人前3500円は下らないという高級食材です」

安仁屋は肉の中に描かれている美しい霜降りを、天井のライトに照らしたりしながらソレを説明をした。

「さて。この霜降り肉の塊。皆さん、ここをよく御覧になっていただきたい…」
安仁屋が指を差した部分には、縦長の切れ目が綺麗に入れてあった。

「私の最近の自慰は、この最高級の肉の塊に包丁で切れ目を入れ、その中にチンポを挿入するという少々贅沢な方法でございまして…」

安仁屋は肉の塊を片手に、ベルトをカチカチと外し始めた。

「ま、とにかくここで実演してみますので、もしよろしければ皆さんもこの後で是非とも試食してみて下さい…」

安仁屋の萎れたペニスがズボンからダラリンと出された。
一同は安仁屋のペニスを見た後、さりげなく彼女の顔を見た。

「…えっ?」
全員に顔を覗かれ驚く彼女。しかし、「あ、私なら全然平気です」という彼女の明るい声に、一同の顔はちょっとつまらなさそうにまた安仁屋のペニスに戻った。

「この霜降りという奴は、少しの温度の変化でも脂が溶けてしまいましてね…ほら、こうしてオンナのマンコを弄るように触っていると脂が溶けて段々と濡れてくるのがわかるでしょ…」

安仁屋はいやらしく指を動かしながら肉塊のワレメに指を出し入れする。肉塊のワレメは安仁屋の手の体温で溶け始めた脂がクチャクチャと音を立て始め、テラテラと濡れ輝いていた。
肉塊をいやらしく触っていた安仁屋のペニスは、急に発情したかのようにドクッ…ドクッ…とゆっくり上を向き始めた。

私は再びこっそりと彼女の顔を覗き込んだ。
ここにいる誰もが、この肉塊のワレメを見ながら、彼女のパックリと開いたマンコを想像しているはずだ。

彼女は目をギラギラと輝かせながら真剣な眼差しで安仁屋のいやらしい指の動きを見ていた。

「…こうして濡れてきましたら…こうやってペニスをワレメに入れまして…」
安仁屋は肉塊のワレメの先に勃起したペニスの先を当てる。彼女の喉がゴクリッと音を立てて唾を飲み込んだ。

「ただし、いきなりぶち込んではいけません。いきなり乱暴に挿入しますと繊細な肉ですから肉割れを起こしてしまう恐れがあるのです…まずはこうやって亀頭の先をワレメに沿って上下させ…滑りを良くする為にペニスにもしっかりと肉の脂を摺り込んでやるのです…あぁ…いい気持ちだ…」

ギンギンに勃起した安仁屋のペニスはなかなかデカイ。カリ首にも十分に張りがあり、京都の松茸のように八の字に広がっていた。

「…どうだい、あのペニス…あれも怖いかい?」
私は誰にも気付かれぬようこっそりと彼女の耳元で小声で囁いた。
「…いえ…とっても魅力的です…」
彼女は恥ずかしそうに笑いながら下唇を噛んだ。

「このように、チンポにも十分と脂が乗りましたら、こうやって…ゆっくりと…入れて…あぁ…」
安仁屋のペニスが高級松坂牛の肉塊の中にズンズンと消えて行く。

「安仁屋さん…気持ちいいですか?」
御子柴が羨ましそうに聞くが、安仁屋は目を瞑ったまま「おぉぉぉ…」と洋モノ裏ビデオのイタリア人のように低く唸っているだけだった。

「…これは…なかなか高価なオナホールですよ…あぁぁぁぁ…キメの細かい肉質がペニス全体にまとわり付き…まったりとした滑らかな感触が亀頭をまろやかに刺激しまして…うぅぅぅぅ…」
安仁屋はまるでグルメレポーターのようだ。

「…それでは皆さん、よろしければ順番に試食してやって下さい…」
安仁屋がヌポッとペニスを抜く。安仁屋の尿道からは我慢汁がネチャーっと垂れていた。

続いて御子柴が小さなペニスを剥き出しにした。彼のペニスは既にビンビンに立っている。
「ではでは…いただきま…うっ!!」
亀頭を軽く突き刺しただけで御子柴の動きはピタリと止まった。「…これ…マジ凄くねぇ…」と御子柴が驚きながら安仁屋に囁く。安仁屋は自慢げな表情で「なんたってA5等級ですから」と胸を張った。


             6


クチュクチュクチュ…という卑猥な音が狭い室内に谺する。御子柴は手と同時に腰を使いながら肉塊をズンズンと攻め立てた。
そんな御子柴の気持ち良さそうな姿を目を輝かせながら見守る自慰同好会一同。当然ながら彼女も、驚きと興奮の眼差しでソレに釘付けになっているのであった。

「御子柴君、そろそろ新庄君に交代してあげて下さい…」
安仁屋は御子柴のシコシコと動く手を止めながら言った。
「…でも…でも…」
御子柴の手と腰は止まらない。
「中出しはダメですよ御子柴君…これは売り物なんだから、後で店の冷蔵庫に戻しておかなくっちゃいけないんだから…」
安仁屋は困った表情で御子柴の手を押さえる。
「でも…でも…あっ!…」

御子柴の「あっ!」という声に慌てた安仁屋は無理矢理に御子柴の手から肉塊を奪い取った。
ヌポッ!と抜けたペニス。その先からシュッ!!と音を立てて精液が飛び出し、机の上のポテトチップスに飛び散った。

「うわっ!!」と皆が慌てて机から離れたが、しかし、彼女だけは身動きせず真剣にその射精シーンを見つめていた。

「ダメですよ中出しは…これだら若い奴は…あっ、少し中に出してるぢゃないか御子柴君…ちっ!」
安仁屋は丸めたティッシュペーパーをワレメの中に押し込み、肉の中に溜まっていた御子柴の精液を吸い取っていた。

「中で射精したほうが、肉がもっとなめらかになって旨くなるかも知れませんよ」
私が茶化すと、泣きそうな表情で精液を拭き取っていた安仁屋は「…実は私も時々そうしてます」とポツリと呟き、一同がそれにドッと大笑いをした。

肉塊は新庄の手に渡り、新庄の包茎チンポが激しくピストンされると、次に川藤会長に渡り会長の誠に小さなチンポは金玉までズッポリと収まってしまい再び一同は大爆笑となる。
続いて平塚の手に渡った肉塊は更に激しくピストンされ、ワレメは無惨にも引き裂かれてしまったのだった。

「愚人さん、申し訳ない。こんな具合だから今回は許してやってください、次回は極上の飛騨牛を持参してきますから」
安仁屋は私に肉塊が回ってこなかった事に酷く申し訳なさそうに詫びた。

逆に私はホっとした。私はこの集会後、密かに彼女を狙っているのである、まさかそんな相手の目の前で精肉相手にチンポを突き刺すわけにもいかなかったからだ。
私は「気にしないで下さい、次回の飛騨牛を楽しみにしています」と笑いながら、一応、その肉塊を見せて欲しいとソレを受けとった。

続いは新庄のネタ自慢である。新庄は大量のDVDをテーブルの上に一枚一枚丁寧に並べると、順番にストーリーの説明を始めた。

「…見てよこれ…凄いことになってるね…」
私は新庄のAV紹介を聞くフリをしながら、こっそりと隣りの彼女に話しかけ、その無惨な肉塊を開いて見せた。
「…なんか…みんなにレイプされたみたいで可哀想ですね…」
彼女はそう言いながら無意識に肉のワレメにそっと触れた。

「みんなの大っきなチンチンが入れられてたこの穴…もうズホズホになっちゃってるね…」
私はそう言いながら人差し指と中指でVサインを作るようにして、ゆっくりとワレメを開いた。
「指、入れてごらん…みんなのチンチンの熱で温かいよ…」
私に言われるまま、その穴の中に恐る恐る指を入れる彼女。
「…やっぱりコレって気持ちイイものなんですかね…」
穴の中に深く指を挿入させながら不思議そうに穴の中を覗き込む彼女。

「女の人だって、肉の塊をアソコに入れたら気持ちイイんじゃないかなぁ…それと同じだよ」
私の言葉に「へぇ~そんなもんなんだぁ…」と頷きながら妙に納得する彼女。

私は肉塊のワレメを触る彼女のその指に、彼女がオナニーをしている姿をついつい連想してしまいムクムクと勃起してしまった。
興奮した私は皆から見られないように、彼女だけ見えるようにして肉塊のワレメをエロティックに愛撫し、そして机の下でペニスをモミモミと揉んだ。
そんな私の密かな行動を彼女は黙って見ている。

私は肉塊のワレメの中に二本の指を第二関節まで入れ、クチョクチョと静かに指マンをして見せた。
そして親指でワレメの上の部分を押しながら「この辺がクリトリスかな?」と呟く。
とたんにウブな彼女は顔を下に向けた。
が、下を見ると今度は私が勃起したペニスをゴシゴシとシゴいている。
彼女は目のやり場に困り、ついに「…ちょっとお手洗いに行ってきます…」と部屋を出て行ってしまったのだった。


             7


新庄のダラダラと続くくだらないAV評論を聞きながら、さて、どうやってこの場を抜け出し彼女の元に行こうかと私はそればかり考えていた。
彼女が席を立ったすぐに私が後を追うように出て行くのはあまりにもミエミエである。

考えた挙げ句、私はこっそりとポケットの中に手を入れると、携帯のリダイヤルを手探りで押した。少ししてポケットの中で『プルルルルルル…』と電話が掛かる音が聞こえて来る。それを確認すると、また静かにダイヤルを切った。

これで準備は万端だ。後は田代から電話が掛かってくるのを待てばいい。

と思っていると、すぐさま私の携帯電話が鳴り響く。私は皆に鳴っている携帯をわざとらしく見せると「失礼…」と言いながら席を立ち、受話器を耳に当てたまま「もしもし…あ、部長ですか…」と部屋を出たのだった。

「…はぁ?僕ですよ先輩、田代ですよ、なんですか?部長って…」
私は田代の声を聞きながら廊下に出ると彼女を捜した。

探しながら「なんだよ田代…」と面倒臭そうに言う。
「えぇ?なんだよって先輩から電話してきたんじゃないですか…」
トイレの前のソファーに座っている彼女を発見した。

「あぁ、もういい、切るぞバーカ」
そう言って田代の電話をプツリと切ると、私は彼女の隣りにソッと座った。

「…どうしたの?気分でも悪くなったかな?」
「えっ?…あ、はい、すみません、すぐ戻ります」
彼女は私が隣りに座ってから始めて私の存在に気付いたようだ。それだけ彼女は何か深刻に考え事をしていたようだ。

「いいよいいよ戻らなくっても…あんなに狭い部屋であんなキモイ話しばっかりずっと聞いてたら息が詰まっちゃうよ…」
私は物わかりの良い織田裕二のようにサバけた口調でそう言った。
クスッと彼女が笑う。

「…ねぇ、ひとつ聞いていい?」
私はスーツの内ポケットから煙草を取り出すと、一本喰わえたまま火も付けずそう聞いた。
「はい」

「どうしてこの同好会に入ろうとしたの?」
私はそう言って喰わえていた煙草にゆっくりと火を付けた。

「…ん…なんて言ったらいいのかなぁ…私、2年前に彼氏と別れちゃってから、それからずっと彼氏いないんですけど…それから時々ひとりで部屋にいる時なんかはエッチなサイトとか見てたりしてたんですよ…それで…」
と、一番大事な時に私の携帯電話が鳴る。

「…ごめん」と彼女に言って電話に出ると田代だった。
「なんですか先輩、さっきの電話、あれは先輩から電話してきたから僕が掛け直し…」
「うるさいハーゲ」といって素早く電話を切る。切ってからすぐに気付いたが田代はハゲてはいなかった。

「…ごめんごめん、それで?」
「…うぅんうん、もういいです、辞めましょうよこんな話し」
彼女は笑いながら立ち上がると「さ、みんなの所に帰りましょ!」と私の手を握りしめた。

(クソ田代めーーーー!!)と腸が煮えくり返りながらも彼女の柔らかい手についつい顔がニヤける私。

二人は恋人同士のように手を繋いで廊下を進んだ。
そして部屋の前に辿り着くと、ドアを開けようとする彼女の手を引き止めた。
「ねぇ…このまま二人でどっか行こうか…」

私のその言葉に、一瞬「えっ?!」と驚きながらも、すぐに真剣な表情になり私の目を見つめる彼女。
私の頭の中で、ふいにROOKIESのテーマ曲『キセキ』が流れ出したのであった。

『明日、今日よりも好きになれる~♪溢れる想いが止まらない~♪』
歌詞はそこまでしか知らないが、その優しいメロディーに包まれた二人はレンタルボックスをこっそりと抜け出し夜の街を手を繋いで歩いた。

行く宛の無い二人は途中で1本のコーラなんか買っちゃったりしてそれを二人して飲みながらブラブラ歩く。

この先にはラブホテル街が待ち構えている。
その街に着くまでに早く胸の内を彼女に伝えねばならない。
私の頭の中で再びROOKIESのテーマ曲のサビのメロディーが早くしろと警告のように鳴り響いた。

「…ねぇ…」
「ん?…なに?」
何の疑いも無く私に微笑みかける彼女。

「…このままこの道を行くと…どこに行くか知ってる?…」
「…えぇ…わかんない…どこ?」
「…この先に行くと…天国さ…」

ここでバーン!とROOKIESのテーマ曲のサビが『2人寄り添って歩~いて♪永久の愛を形に~して♪』と流れ出す予定だった…だったのに何というタイミングの悪いことか再び私の携帯が鳴り出す…しかも私の携帯の着メロは『渡る世間は鬼ばかり』の主題歌…とたんにピン子の顔が私の頭の中一杯にワイド画面で広がった。

「電話ですよ?…」と私の顔を覗き込む彼女。
私は(変態ノゾキ野郎のクソ田代め…)と怒り心頭しながらも彼女には微笑みかけながら、クルッと後ろを向き携帯に出ると、すかさず「いいかげんにしろよハゲ野郎…」と低く呟き電話を切ってやった。

そんな私をクスッと笑いながら「せっかくこれから天国に行けると思ったのに…忙しそうですね…」と悪魔のような天使の瞳で私を見つめる彼女。
彼女のその一言で、今度こそ私の頭の中でROOKIESのテーマ曲が流れ出した。私は彼女の手を掴むと「早く!…早く天国に行こう!…」と走り始めた。そんな私に彼女は笑いながら着いて来るのであった。

(つづく)

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