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いじめられっ娘3

2012/11/17 Sat 04:25

いじめられっ娘4





(9)

 真野をジッと見つめるタンポポが唇を震わせながら言った。
「じゃあ……あの人が部屋に忍び込んで来たら……タンポポはそのまま無抵抗であの人に犯されてしまうんですか?……」
「いや、だからそうならない為に私が徹底した警備をします。ただこれは、それでももし彼に侵入されてしまった場合の話しな訳ですから、勘違いしないで下さい」
 真野は、真っ青な表情で唇をワナワナと震わせるタンポポに慌ててそう言った。
 そして、震えながらもコクンと頷くタンポポにトドメを刺してやった。
「彼のこれまでの手口を見ていると、包丁やナイフを持って侵入して来る可能性があります。もし騒がれたら、彼は迷う事無くそれでブスッ! とやりかねないのです……。だから、万全の警備を私はするつもりですが、もし万が一、彼が私の目を盗んでここに侵入して来たら、キミは絶対に騒がないように……わかったね?」
 真野の「ブスッ!」というオーバーリアクションが効いたのか、タンポポは返事も無く黙ったままコクンと項垂れたのであった。

 そんな仕込みを終えた真野は、さっそくパソコンを操作し始めた。
 卑猥な画像を一枚一枚開き、それがタンポポであるかどうかを本人に確認させ、その投稿番号を控えて行った。
 そんな画像は順を追うごとに益々エスカレートして行った。
 最初は単なる裸の画像や、酷いものでも陰部をアップで撮影しているといった程度の画像だったが、しかし次々と進むにつれバイブを使用するなど過激になって行った。

 そんな中、いきなり見慣れたチンポがポツンと現れた。
 それはまさしく真野のチンポであり、先程のファミレスでシコシコと撮影したものであった。
 そんなチンポ画像に、慌てて画面から目を伏せたタンポポに、真野は「この男性器に……見覚えありますか?」と尋ねた。
 タンポポは目を伏せたまま「ありません」と答え、そして不審そうに「どうしてですか……」と聞いて来た。
「いや……この画像のコメントに、キミの名前が書かれてるんだよ……」
 真野がそう告げると、タンポポは「えっ!」と眉を顰めながら慌てて顔をあげた。
「ほら、ここを読んでごらんなさい、確かに『タンポポ』と書いてありますよね……」
 タンポポは顔を引き攣らせながら、真野が書いたその卑猥なコメントを読んだ。そして、読み終えるなり「うそっ!」と小さく叫び、そしていきなり「どうしよう先生!」と真野の体にしがみついて来た。
「大丈夫、落ち着きなさい」
 真野はそう言いながら、タンポポの小さな体を優しく抱きしめた。
 今朝、お母さんが差し入れてくれたタンポポの新しいパジャマからは、高級な柔軟剤の香りがモワモワと漂い、真野はそんな香りとタンポポの体の柔らかさに、とたんにムラムラと欲情した。
「大丈夫。大丈夫。心配しないで。この男性器を投稿した男を見つけ出して、こいつを警察に突き出してやりますから、だから大丈夫、心配しないで……」
 そう言いながら、必死に抱きつくタンポポの細いうなじにソッと顔を埋めた。
 そんなタンポポのうなじは、赤ちゃんの肌のように柔らかく、さっき入ったお風呂のバラの入浴剤の香りが微かに残っていた。
 このまま布団に押し倒してヤってしまおうかと、ビンビンに勃起した真野が考えていると、不意にタンポポがサッと顔をあげた。
「この人が誰だかわかるんですか?……」
 タンポポはそう呟きながら、画面に映る真野のチンポ画像を恐る恐る指差した。
「それは、これから彼が投稿した画像とコメントを2人でじっくりと分析して調べて行きましょう。だからキミも恥ずかしがらずにちゃんと画像を見て下さい」
 真野がそう言うと、タンポポは恥ずかしそうにしながらも、その小さな顔をコクンと頷かせたのだった。

 次々に現れる真野のチンポを、タンポポはじっくりと見せつけられた。
 そして真野が投稿した、その猟奇的なコメントをタンポポは読まされている。

『タンポポ。昨夜のキミのオマンコは最高だったよ。あのキュンキュンとしたシマリ具合、もう一度じっくりと味わいたい』

 そんなデタラメなコメントを、タンポポは唇を小さくパクパクさせながら無言で何度も読み返していた。
「このコメントからすると、この男はキミと性行為したという事になるんですが……身に覚えはありますか?」
 真野は、これまでのタンポポの性体験を調べようと、暗にそう問い質した。
 するとタンポポは、真野のその言葉に否定する事も無く、ただ漠然と「覚えてません……」と唇を小さく動かした。

 真野は確信した。タンポポは、このスレッド名が物語っているように『誰でもヤらせる可愛い娘』なのだと。
 いや、勿論、彼女が率先して誰にでもヤらせていたという意味ではない。
 これは例のイジメっ子の4人組が、無理矢理タンポポをそうさせていたに違いないと、真野はそう推理したのだ。
 そんな真野はいよいよタンポポを追及した。
「正直に話して欲しいのですが、キミはこれまでに何人の男性と性行為をした経験がありますか?」
 タンポポは少し開いていた唇を急にギュッと閉ざした。
 そしてゆっくりと項垂れると、黙ったままチャブ台の下をジッと見つめている。
「……もちろん、こんな話しをお母さんやお父さんには絶対に言いません。これはここだけの話しとして、私には正直に話してくれませんか……」
 するとタンポポは伏せていた目をゆっくりと上げた。そして悲しそうな目で真野をジッと見つめた。
 そんなタンポポの顔がいじらしく、おもわずギュッと抱きしめたくなる感情を真野はグッと堪えた。
 タンポポは悲しそうな瞳をウルウルさせながら、「本当に……内緒にしてくれますか……」と呟いた。
「当たり前です。こんな話しを誰に話すというんですか。私はこれでもこの区内の青少年育成委員会の会長を3期務めた実績があるんです。私を信用して下さい」
 真野はまたデタラメを言った。過去に青少年健全育成条例で検挙されたことはあるが、青少年育成委員会の会長など会った事もなければ名前すら知らない。
 しかしそんな真野のデタラメを信用したのか、タンポポは静かに唾を飲むと、ゆっくりと話し始めた。

「今まで……セックスさせられた人の数は……覚えているだけで30人くらいです……セックスじゃなくてそれ意外の事だと……数え切れません……」

 真野の胸にムムっと熱いモノが込み上げた。それは、悲惨な彼女を哀れむ意味ではなく、性的興奮が込み上げたという意味だ。
 真野はゆっくりと深呼吸しながら呼吸を整えた。そして、興奮する脳味噌を冷静にさせると、静かにタンポポを見た。
「セックスを『させられた』というのは、例えばイジメっ子たちに援交を強要されたという意味でしょうか?」
 タンポポはコクンと頷きながら「それもあります……」と答えた。
「援交もさせられたし……レイプもされました……」
「レイプは誰にされたの? 知り合いですか?」
 タンポポは泣きそうな表情をしながら首を横に振った。
「……知らない人……」
「そ、それはどんな状況だったの? できるだけ詳しく説明して下さい。レイプは凶悪犯罪ですからね」
 タンポポはコクンっと頷きながら恐る恐る話し始めた。

「……先輩達に公園に連れて行かれて……そこで裸にされました……そのまま公園のベンチに座らされて『勝手に動いたら殺すぞ』って言われたまま放置されました……」

 真野は乾いた喉にゴクリと唾を飲み込んだ。そんな真野のパンツの中は、既に我慢汁でヌルヌルになっていた。

「……とっても寒くて……とっても怖くて……そうしたら、どこからかおじさんがやって来て『どうしたの?』って聞いてきたので、『助けて』って必死にお願いしました……」

「……それで……その人はキミを助けてくれたの?」

 タンポポは激しく首を振った。タンポポの大きな瞳から涙が飛び散り、それがパジャマの太ももの上にポタポタと垂れた。

「そのおじさん、そのままタンポポを犯しました。おじさんはタンポポが何も抵抗できないのを知ってて、『ごめんね、ごめんね』って言いながらレイプしたんです!」

 タンポポはそのまま布団に顔を伏せて泣き出した。
 真野は、そんなタンポポに声を掛けられないまま、黙って掲示板の画像を開き始めた。
 するとPART5の最後の方に、その状況によく似た画像があるのを発見した。
「もしかして、この画像はその時のものですか……」
 真野がそう話し掛けると、ゆっくりと顔をあげたタンポポは、「そうです!」と叫びながら、また布団に顔を押し付けてはワッ! と泣き出したのであった。



(10)

 冷たい水をタンポポに飲ませてやろうと台所へ行くと、真っ暗闇の台所の隅に、全裸の春日さんがひっそりとしゃがんでいた。
「わあっ!」と、真野が驚くと、春日さんは今にも死にそうな声で「お願いですからシャブを下さい……」と、まるで念仏を唱えるかのように呟き、フローリングの床にジョロジョロジョロと小便を垂らした。
 そんな春日さんに背筋をゾッとさせた真野は、「明日やるから、部屋で大人しく待ってろ」と言うと、春日さんはまるでゾンビのように両手を上げながら「今下さい!」と真野に襲いかかって来た。
 そんな春日さんの腹におもいきり蹴りを入れた。春日さんは「あうっ!」とトドのような声と共に床に踞り、再びチロチロと小便を漏らした。
「今ここにシャブなんかあるわけないだろ。明日手に入れて来てやるから、今日は大人しくしてるんだ。いいか、わかったのか?」
 そう言いながら春日さんの髪を鷲掴みにして顔をあげると、ダラダラに涙を流した春日さんが「今夜、あの子とヤルんですか?」と唸り声をあげながら、真野の体にしがみついてきた。
 そんな春日さんの巨大な乳房がブルンブルンと豪快に揺れ、それを見た真野は強烈に腹が立って来た。
 真野は、台所の床に押し付けるようにして、何度も何度も春日さんの体を蹴った。真野の足の裏が春日さんの背中に食い込む度、「あうっ! あうっ!」とトドのような声を発する春日さんは、そのままこっそりと膣の中に指を入れ、オナニーをしていたのだった。

 そんな春日さんを徹底的に痛めつけた真野が部屋に戻ると、タンポポは画面に映し出された真野のチンポをジッと見つめながら首を傾げていた。
 そんなタンポポに冷えたミネラルウォーターのペットボトルを渡しながら「何か思い出しましたか?」と聞くと、タンポポは首を傾げたまま「もしかしたら……」とポツリと呟いたのだった。

 そんなタンポポの話しはこうだった。
 今から一ヶ月ほど前、イジメっ子のA子(17才)から呼び出されたタンポポは、そのまま駅裏にあるビジネスホテルへと連れて行かれた。
 ホテルの部屋に入ると、中学の時、野球部だった1つ上の先輩3人がベッドに座ってニヤニヤと笑っていた。
 そんなA子は、先輩の1人からいくらかの金を受け取ると、窓際のソファーに腰を下ろしては携帯を弄り始めた。
 部屋の隅でポツンと立ちすくむタンポポは、先輩の1人に「こっち来いよ」とベッドに呼ばれた。その先輩は野球部でピッチャーをしていた人だった。本名は確か天野神作。みんなから『天神様』というアダナで呼ばれていた。
 強引にベッドに引きずられたタンポポは、ニヤニヤと笑う先輩3人にジワジワと服を脱がされた。
 抵抗しようと思えば抵抗できたが、しかしここで抵抗すると後で凄まじい制裁を受ける事を知っていた為、タンポポはなすがままだった。
 服を脱がされ、下着1枚の姿にされたタンポポは、そのままベッドに押し倒された。
 6本の手がタンポポの身体中をいやらしく弄った。
 天神様以外の2人は童貞だったらしく、「どうすればいいんだよ天神様」などと笑いながら、慣れない手付きで必死に乳首などを摘んで来た。
 すると天神様は「まずはこいつを濡れさせないとチンポが入らないよ」と得意満面な笑顔で言い、タンポポの性器を下着の上から乱暴に弄ってきた。
 しばらくそうしていると、ふいに窓際で携帯を弄っていたA子が「おっ、濡れて来たね。天神様、なかなか上手いじゃん」とお世辞を言った。
 すると天神様は鼻の穴を広げながら、「俺、これでも一応彼女いるしね」と嬉しそうにニヤニヤと笑った。
 A子はバッグからデジカメを取り出すと、「先輩達の顔にはちゃんとモザイク入れるから心配しないで」と言いながら、下着を濡らし始めたタンポポを撮影し始めたのだった。

(11)

 その話しを聞きながら、真野は『天野神作』という名を手帳に書いた。
「掲示板に男性器を投稿しているのが、この天野神作という男なんですか?」
 真野は、心の中で(俺だけどな)と呟きながらそう聞いた。
「はい……なんかそんな気がして……」
 タンポポはプルプルの唇に人差し指を押し付けながら呟いた。
「どこが彼だと思ったんですか?……」
 真野はパソコンの画面に映る自分のペニスを覗き込みながら聞いた。
 そんな真野と並んで画面を見つめるタンポポは「なんとなくこの大きさが……」と恥ずかしそうに答えた。
 真野はゴクリと唾を飲み込むと、背筋をゾクゾクさせながら「大きさというのは、デカいという事?」と聞いた。
 するとタンポポはゆっくりと首を振りながら「小さいって事です」とキッパリと答えた。
 そして、更にタンポポは「あと……」と言いながら、画面を指差した。
「この象さんみたいな包茎の皮が……天野先輩のとよく似てるんです……」
 真野の脳裏に「象さん」という言葉が悲しくリピートされた。
(……俺は小さな象さんという事か……って、俺は子象かよ!)
 そう心で怒鳴る真野だったが、それ以上これにこだわれば、それはたちまちトラウマになってしまう恐れがあると思い、それを頭の中から速やかに消去し、素早く話しを変えた。

「この天野神作という男は高校生ですか?」
 真野は画面に映る子象を指差しながら聞いた。
 タンポポはコクンと頷いた。
「彼がどこの高校に通ってるかわかる?」
「……帝王だって言ってました……」
「帝王高校か……高校野球の強い学校だね……」
 真野がそう呟きながら、手帳に『帝王高校』と書いていると、「今年の高校野球でピッチャーやるからテレビ見てくれって言ってました……」と、タンポポは憎々しげにそう言った。
 真野は「マジ……」と目玉をギョッとさせると、そのまま慌ててパソコンのキーボードを叩き始めた。
 そして『東京都高等学校野球連盟』のホームページを開くと、その中から帝王高校を探し出した。
 帝王高校のメンバー表に書かれた『ピッチャー・天野神作』という文字を見るなり、真野はおもわず目を輝かせながら「やったぜ子象!」と叫んでしまった。
 そんな真野の言葉に、驚いたタンポポが「えっ?」と首を傾げた。
 すると真野はとたんに焦りながら、「いや、これはつまり、その……こんな小僧をね、神聖なる高校野球のマウンドに立たせねぇぞって意味でして……」と、頭をボリボリと掻きながら誤魔化した。
「って事は……この事を天野先輩の学校に言うんですか……」
 とたんにタンポポが脅え始めた。
「当然です。でもキミは何も心配しなくていいですよ。キミの事は私が守りますから。はい」
 真野は鼻の穴をおっぴろげながら自信満々でタンポポにそう告げると、さっそく「その時の画像はここに投稿されてますか?」と、再び画像掲示板を開き始めた。
 タンポポは「確か、何枚かあるはずです……」と複雑な顔をして答えたのだった。

 真野はその画像掲示板に投稿されている画像を次々に開いていった。
 タンポポは関係のない画像には「違います」と答えるが、しかしそこに自分の卑猥な姿が映し出されると、とたんに顔を真っ赤にさせては俯いた。
 真野は、そんな羞恥心に駆られたタンポポの仕草が可愛くて堪らなかった。

 掲示板がPART7に突入すると、その2枚目辺りからタンポポが急に俯いた。
 そこには同じ種類の写真がズラリと並んでいた。タンポポは下唇をギュッと噛みながら真っ赤な顔をしている。
「これが、その時の写真ですか?」
 真野がソッとタンポポに聞くと、タンポポは唇を震わせながら「はい……」と返事をしたのだった。
 それは凄まじい乱交写真だった。
 高校生らしき男子3人が全裸のタンポポを車座に囲んでいた。
 男達は、少女の手足を押えては幼気な貧乳を弄り、そしてピンク色の陰部に容赦なく指を押し込んでいた。
 そんなタンポポの身体に薄らと浮かぶ日焼けの跡が、妙に痛々しくも異様にエロティックだった。
「天神様はどの人ですか?」
 真野がそう聞くと、タンポポはソッと画面に目を向け、震える声で「黒いタンクトップの人です……」と答えた。
 タンクトップを着た天神様は、タンポポの陰部に指を3本入れていた。そんなピンク色に輝く穴からはトロトロと白いツユが溢れ、天神様の指をテラテラと輝かせていた。
 真野は「濡れてるね。感じてたの?」と問い質してみたかったが、しかしそれを聞けば羞恥心に駆られたタンポポはたちまち口を閉ざしてしまうと思い、あえてそれには触れず、そのまま次の画像を開いた。
 スレンダーな身体を四つん這いにさせたタンポポが、天神様の子象をパックリと口に銜えていた。
「これも……キミだよね……」
 真野はそう聞きながらも、いつしかこの卑猥なレイプ画像を本人に見せるという『羞恥プレイ』にゾクゾクとハマっていたのだった。



(12)

 タンポポは、俯いたまま大きな目をゆっくりと画面に向けた。
 そして画面を確認するなり、その目をサッと伏せ、「そうです……」と答えた。
 そんなタンポポに、もっとこの悲惨な画像を見させ、彼女のその羞恥心をジリジリと揺さぶってやりたいと思った真野は、四つん這いになるタンポポの下半身を弄っている男を指差しながら「この人は誰ですか?」と聞いてやった。
 再びタンポポがその大きな瞳を恐る恐る画面に向けた。
 そしてその男をジッと見つめながら「村崎さんです……」と答えた。
「うん……この画像では、この村崎という男が何をしているのかわからないんだけど……この時、村崎はキミに何をしているんですか?」
 真野は、そんな意地悪な質問をしながら、ソッとタンポポの目を覗き込んだ。
「それは……」
 タンポポは恥ずかしそうに唇の端を噛んだ。
「うん……キミが恥ずかしがる気持ちはわかります。しかし、これはれっきとした凶悪犯罪です。この画像はその犯罪の決定的な証拠となるのです。だから、とても言いにくいでしょうがここはハッキリと説明して下さい……」
 そんな真野の言葉に、タンポポは真っ赤な表情をしながらコクンと頷いた。
「その時、村崎さんは……私のアソコを触ってました……」
「アソコというのは、つまり性器ですね?」
「はい……」
「触ると言っても色々あります。どんな感じで触られたんですか」
「…………」
 タンポポは今にも泣き出しそうな表情で真野を見た。
「うん。気持ちはわかります。しかし、さっきも言ったようにここは正確に説明していただきたいのです。彼がキミに何をしたかによって彼の罪は大きく変わって来るのです」
 真野は、まるで痴漢対策の鉄道警察のような口調でそう詰め寄った。
 タンポポは観念したかのようにポツリポツリと話し始めた。
「指を……入れて来ました……」
「指を? どこに入れたんですか?」
「……アソコに……」
「アソコというのはどこですか? はっきりと自分の口で説明して下さい」
「……膣です……」
 真野は「ふむふむ、膣に指を……」と、まるで聞き込みする警察官のようにそれを手帳に書き記す。
「他には何をされましたか? 指を入れただけですか?」
「……舐めました……」
「どこを?」
「……アソコ……じゃなくって膣……」
 タンポポはソコまで言うとサッと目を伏せ、ささくれだった畳をジッと見つめながら「もうヤダぁ……」と呟いた。
 そんなタンポポに、さすがにマズいと思った真野は、すかさず次の画像を開いた。
 タンポポが正常位で攻められていた。
 攻めているのは天神様で、その時のタンポポの表情は明らかに感じていた。
「この男は天神様ですね」
 真野は項垂れるタンポポに聞いた。タンポポはゆっくりと顔を上げたが、その画像を見るなり「やっ!」と両手で顔を伏せてしまった。
 そんな羞恥心に襲われたタンポポを傍で見つめながら、真野は(激カワ女子高生が自分のいやらしい写真を見せられて恥ずかしがっている……)とゾクゾクし、そしてタンポポに見られないように自分の股間で固くなっているモノにソッと触れたのだった。

(つづく)

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