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いじめられっ娘1

2012/11/17 Sat 04:25

いじめられっ娘1



(1)

 その部屋は真昼だというのにカーテンが閉め切られていた。
 薄暗い部屋には脱ぎ捨てられた衣類が散乱し、足の踏み場もない。
 何よりも奇怪なのが、ページを一枚一枚破り千切られたレディースコミックが、まるで床材のように所狭しと散らばっている事だった。
 しかもそれは、巨大な男根を口に含むメイド服の少女や、数人の男達に輪姦されている女子高生といった、かなり過激な劇画が描かれたページばかりだった。
 真野はそんな部屋をぐるりと見回しながら、部屋の中央で静かにしゃがんだ。
 そんな部屋の入口では、エプロン姿の母親が真野の様子を恐る恐る伺っている。
「お母さん」と真野は振り向かずに母親に言った。
「娘さん、早いとこ手を打った方が良さそうですね……」
 すると母親は押し迫った口調で真野に言った。
「で、では、娘をそちらで預かって頂けるのでしょうか?……」
「……このままだと、娘さんは取り返しのつかない事になってしまいます。一刻も早くウチで治療致しましょう……」
 真野のその言葉に、母親は胸を掻きむしるかのような口調で「ありがとうございます!」と叫ぶと、真野に深々とお辞儀をし、そのまま階下の父親に「お父さん! 先生が娘を預かって下さるらしいですよ!」と叫びながら、階段をバタバタと降りて行ったのだった。
 真野はそんな母親の足音を聞きながら、足下で転がっている丸まったパンティーをソッと広げた。
 そんなクロッチには女子高生らしいアグレッシブなオリモノがカピカピになってこびり付いていた。
 真野はそんな乾いたオリモノを指先でカサカサと擦りながら、どうか可愛い娘でありますように……と、密かに呟いていたのだった。

 翌日、彼女が母親に連れて来られたのは、『幸せの家』と看板が掲げられた真野の家だった。
 真野の願いは叶った。
 母親に連れられてやって来た娘は、どこか暗い陰を引きずっているものの、しかし、おもわず「うっ」と唸ってしまうほどの可愛い女子高生だった。

 この『幸せの家』は一応、NPO法人に登録されていた。
 名目は、薬物依存症、非行、ヒキコモリ等のカウンセリングを非営利で行ない、根気よく精神治療して行くというもので、元々、ソレ系の更生施設で二十年間働いていた真野にはそれなりの信用と実績があったのだ。
 しかし、普通の一軒家に、ただ『NPO法人・幸せの家』などという怪しげな看板を掲げただけのこの胡散臭い家などに、まともに訪れる者などほとんどいなかった。
 ただし、年に2、3回、トチ狂ったやつらが『幸せの家』のデタラメなホームページを見て問い合わせて来る事がある。
 現在、この一軒家の二階で住み込み治療している東田君(23才・受験勉強による自律神経失調症)や、その隣りの部屋で同じく住み込み治療をしている春日さん(32才・薬物依存症)も、そのトチ狂った中の1人であり、2人はかれこれ2年近くもこの『幸せの家』で住み込み治療をしていた。
 住み込み治療と言ってもそれは実に悪質なもので、東田君はただ部屋の中に監禁されているだけであり、そして春日さんには、掃除洗濯といった家事全般をやらせているだけだった。
 つまり、東田君は『幸せの家』の大事な収入源(東田君の親から寄付金をふんだくる)であり、春日さんは『幸せの家』のお手伝いさんという事であり、これは治療もへったくれもないただの奴隷のようなものなのだ。
 今回、母親に連れて来られた女子高生の娘も、そんなトチ狂った1人だった。
 ただしそれは、この娘がトチ狂っているのではなく、真野などという胡散臭い男に大切な娘を預けようとしているこの両親がトチ狂っていると言えよう。
 この不幸な女子高生は都内の私立高校に通う17才。
 名前を「タンポポ」と言った。
 彼女の不幸は、その名前を命名された時点から既にスタートしていたと言っても過言ではない。
 たんぽぽ。しかも、カタカナでタンポポ。
 この奇怪な名前でイジメを受けないわけが無く、果たして彼女は小・中・高、と凄まじいイジメを受け、思春期の精神をズタズタに切り裂かれてはどっぷりと引き蘢ってしまい、挙げ句の果てには3度の自殺未遂を引き起こしたのだった。
 両親はそんなタンポポを地獄から助け出そうと、あらゆる物にすがりついた。西洋医学、東洋医学、宗教……。
 その結果「オーストラリアに良い医者がいる」や「この壷を買えばたちまち娘さんの悪霊が取り払われる」といった悪質な詐欺にひっかかり財産を根こそぎ奪われてしまった。
 そんなボロボロとなった両親が最後にすがったのが、無償で治療をしてくれるという『NPO法人・幸せの家』なのであった。

 やって来た母子に、真野は「ようこそ、幸せの家へ!」などと、どこかのテーマパークのような臭いセリフを真似しながら微笑んだ。
 母親の痩せた背中に隠れるようにしながら、タンポポは黙って俯いていた。
「キミがタンポポちゃんかい。どれどれ、おじさんに顔を見せてごらん……」
 真野がそう戯けながらタンポポの顔を覗き込もうとすると、タンポポは細い肩を震わせながらソッと母親の背中に身を隠した。
「ほら、タンポポ、先生にちゃんと御挨拶なさい……」
 母親が困惑した表情で、背後のタンポポの太ももをぴしゃりと叩いた。
「いやいや、結構ですお母さん。安心しましたから、もういいですよ」
 真野が含み笑いでそう言うと、母親が「安心?……」と複雑な表情で首を傾けた。
「そうです。安心しました……」
 真野はそう言いながらゆっくりと立ち上がり、居間の縁側へと行くと、その小さな壷庭を見つめた。
 裏の工場の黒ずんだ煙突がニョキっと顔を出す壷庭に優しい風がそそぎ込み、いつ買ったのかも定かでない古臭いフウリンがチリリン♪と音色をたてた。
「今、彼女は咄嗟にあなたの背中に身を隠しました。それはお母さん。彼女があなたを心から信頼していると言う心の現れだからです……」
 真野は海援隊の『母に捧げるバラード』っぽくそう呟きながら、ゆっくりと母子に振り返る。そして、母子を見つめながらいきなり笑福亭釣瓶のような人懐っこい笑みを浮かべた。
「安心して下さい。この子は大丈夫です。これだけ母親を信頼している子が、自ら命を絶つはずがありません。だからお母さん、安心してタンポポちゃんを待ってなさい。1年後、この子はきっと素晴らしい笑顔で帰って来ますよ」
 そう微笑む真野を見て、いきなり母親が「わあっ!」と泣き出した。
 ささくれだった古畳に顔を伏せながら泣きじゃくる母親に、すかさず住み込み治療中の春日さんが優しく寄り添った。
 そして、母親の小さな背中を静かに撫でながら「信じましょう。私達と一緒に真野先生を信じて、病と闘いましょう」とコンコンと呟き、項垂れるタンポポの小さな手をギュッと握りしめたのだった。

 それからわずか20分後、母親は大切な娘を『幸せの家』に残し、寄付金という名目で100万円を真野に収めて帰って行った。
 真野は久しぶりの1万円札の匂いを嗅ぎながら、今夜は久々にキャバクラにでも繰り出すかと舞い上がり、縁側にちゅんちゅんと近付いて来たスズメに向かって「バリリリリッ!」と豪快に放屁したのだった。


(2)

 タンポポが与えられた部屋は、1階の奥の和室だった。
 そこは今まで真野が寝室として使っていた部屋だったが、急遽、真野は居間で寝起きする事とし、その部屋をタンポポの住み込み治療室とする事にしたのだった。

『幸せの家』は、どこにでもある普通の一軒家だった。
 5年前までは、この一軒家に真野の妻と小学生の娘が一緒に暮らしていたが、しかし今は妻子の姿はここにない。
 そんな真野は今年45歳になるバツイチだった。
 離婚の原因は真野の性癖だった。真野は精神的なサディストであり、妻に他人とのセックスを強要したり、妻を公園に連れ出してはホームレスの前で陰部を露出させようとしたりする変態だった。
 直接的にムチで叩いたり、ローソクを垂らすような肉体的サディストではなかった為、妻も嫌々ながら多少の事はそれに従っていたのだが、しかしある時、当時、思春期心身症という病で住み込み治療していた、カズオ君という中学生の前でオナニーをしろと強要された。
 今まで、夫の治療を正しいと思い込んでいた妻はこの夫の命令に、絶望と激しい怒りを感じた。
「やっぱりあんたの治療はインチキだったのね!」
 そう怒り狂った妻は真野を散々罵った。そしてそのまま娘を連れ、この『幸せの家』を出て行ってしまったのだった。
 しかし、そんな真野の性癖は、妻がいなくなってもムラムラと治まる事を知らなかった。
 いや、逆に妻が出て行った事で余計その性癖はエスカレートした。
 というのは、元々真野は妄想癖も持っていた為、今頃愛する妻が色々な男とヤりまくっているのではないか、などという淫らな妄想を思い浮かべ、一人悶々と興奮していたのだ。

 そんな真野の性的興奮は性風俗によって処理されていたが、しかし、風俗では真野の変態性欲を満足させてはくれなかった。
 ただ単に溜っていた精液を放出するだけでは、この特殊な真野の変態性欲は満たされないのである。

 そんな時、1人の薬物依存症が『幸せの家』の門を叩いた。
 当時の彼女は30才。それが2階に住む春日さんだった。
 2年前、春日さんは隣町の大きな病院で看護婦をしていた。
 しかし、看護婦の仕事は辛く、日々の過酷な仕事で疲れていた彼女は、先輩看護婦から勧められてついつい覚醒剤に手を出してしまった。
 それからというもの、春日さんはどっぷりと覚醒剤に溺れた。
 そして覚醒剤を手に入れる金を作る為に、入院患者と売春行為を繰り返した。
 しかしそれが病院に発覚し、春日さんは病院を解雇されてしまったのだった。
 30才で未婚。覚醒剤と売春が発覚し看護婦を解雇された娘など、春日家は「御家の恥だ!」とばかりに放り出した。
 行く宛の無い春日さんは町を彷徨った。身体はガリガリに痩せ、肌はガサガサに荒れ、まるでミイラのように醜いおばさんを誰も相手にしてはくれず、春日さんはホームレス同然に毎日町を彷徨い歩いていた。
 そんな時、ふと、駅裏の駐輪場のフェンスに掲げてあった『幸せの家』の看板を目にした。
 そこには『薬物に溺れる者! 家族に見放された者! 社会を信じられない者! とにかく黙って私を信じなさい!』と、下手糞な字で殴り書きされていた。
 春日さんはそんな『幸せの家』の看板を見て、「胡散臭い……」と呟くと、そのまま『幸せの家』へと向かった。そんな春日さんはとにかく腹が減って死にそうだったのだ。

『幸せの家』はそんな腹ぺこの春日さんを快く迎え入れてくれた。
 ホームレス同然で一文無しの春日に、真野は「ゆっくり時間を掛けて、立ち直りましょう!」と励まし、温かいご飯を食べさせてくれた。
 しかし、そんな銭ゲバな真野がこの一文無しの女にタダ飯を食わせるわけがなかった。
 そう、この狂った女なら自分のこの異常な性癖を満たしてくれるだろうと真野は睨んだのである。

 そんな春日さんは、さっそく2階の部屋を与えられそこで『監禁治療』を受ける事になった。
 春日さんは、1日中この部屋の中に閉じ込められたまま過ごした。
 風呂もトイレも禁止された。トイレはベランダに置いてある「おまる」を使わされ、その汚物は毎朝真野が交換してくれていた。
 しかし、食べ物だけは思っていた以上に豪華だった。朝昼晩と栄養度の高い食事を与えられ、夕食には必ず肉が出た。
 その為、それまでガリガリに痩せていた身体も肉付きが良くなり、春日さんはみるみると健康を取り戻したのだった。
 しかし、『監禁治療』は暇だった。
 本もテレビも一切与えられず、ただ1日中この狭い部屋でボンヤリとしているだけなのだ。
 この治療がどういう効果をもたらすのかも一切聞かされていない春日さんだったが、それでも真野を信じて、1週間、部屋の壁を見続けた。
 しかしそれもそろそろ限界だ、と思い始めた時、突然真野が部屋にやって来たのだった。

「顔色も随分と良くなったね」

 真野はそう言いながら、持って来た紙袋の中から新品のTシャツを取り出した。
 そして、ゆっくりと春日さんの顔を見上げながら、「ひとまず、自分を見つめ直す為の『監禁治療』は今日で終了です。この1週間、よく頑張りましたね」と、優しく笑ったのだった。
 春日さんは1週間ぶりに風呂に入った。
 バスクリンで染まった香り湯にゆったりと浸かりながら、春日さんは「天国だ」と息を漏らした。
 そんな浴室の脱衣場には、1週間履きっぱなしだった春日さんの下着を手にした真野が、息を殺して潜んでいた。
 真野はそんな下着を恐る恐る開き、そこにベッチョリと付着する魑魅魍魎としたオリモノを見た。
(さすが30才のシャブ中熟女が1週間履き続けたパンツだ……スゲェなこりゃ……)
 そうニヤける真野は、その強烈に汚れたクロッチにそっと鼻を近付けクンクンと匂いを嗅ぐと、「くせぇ……」と呟きながらソレをペロッと舐めたのだった。
 風呂から上がった春日さんは、真野が用意してくれた新品のTシャツに着替えた。
 そして「これ、離婚した女房のお古なんですけど、よろしければ……」と言いながら真野がタンスの奥から引っ張り出したデニムのミニスカートを、喜んで履かせてもらった。
 ただし、ブラジャーとパンティーは履いていなかった。春日さんが入浴中、知らぬ間に真野が洗濯してしまっていたからだ。
 そんな春日さんは、顔は地味だったがスタイルは良かった。痩せた体に胸と尻がポテンっと突き出し、熟女特有の柔らかさが全身に溢れていた。
 そんな春日さんのノーブラの胸をいやらしく眺めながら、真野は次なる治療を春日さんに告げた。

「これから私のお使いに行って貰います。これは、他人と接触する事により対人関係を学ぶというのが目的の治療です」

 真野はそう言いながら、その治療方法が詳しく書かれた書類を春日さんの前にパラパラと置いた。
 その書類には『はじめてのおつかい』と治療名が大きく書かれていた。
「これから行くんですか?」
「はい。これから行って貰います」
「で、でも……」
 その書類を見つめがら春日さんが呟いた。
「でも、なんですか?」
 そう首を傾げる真野に、春日さんは恥ずかしそうにモジモジしながら言った。
「私……下着を付けていないんです……」
 真野はワザとらしくも「あっ、そっか……」と気付いたフリをした。
「しかし困ったな……先方には今すぐ行きますからと言ってしまってるしな……」
 そんな真野を見ながら、コンビニで買いますのでお金を貸して下さい、とは、小心者の春日さんは言い出せなかった。
 春日さんがそうモジモジしていると、不意に真野が言った。
「まぁ、夜だから大丈夫でしょう。それに先方の家はすぐそこだし」
 真野はやや強引にそう言うと、モジモジする春日さんを無視して、引き出しの中から封筒を取り出した。
「先方の住所はこの地図に書いてあります。香川さんというお宅です。ここにこの封筒を届けて来て下さい」
 真野は地図の書かれたメモ用紙と封筒を春日さんに渡しながら、「これはあくまでも治療ですからね。寄り道せずにちゃんと帰って来て下さいよ」と微笑んだのだった。

(3)

 その地図と封筒を手にした春日さんは、「いってきます……」と小声で呟きながら、恐る恐る玄関を出た。
 時刻は夜の9時を過ぎていた。この時間だったらすれ違う通行人も少ないだろうと思いながらも、春日さんはTシャツの胸元を左腕で押え、透ける乳首を隠しながら歩道を歩いた。
 地図を見ながら歩道を進むと、巨大な公園に辿り着いた。
 目的地の香川さんの家は、この公園を通り抜けて行かなければならなかった。
 不気味な公園だった。遊歩道に街灯はあるものの、その奥の薮の中は真っ暗闇だった。
 そんな不気味な公園を足早に通り過ぎた春日さんは、そこからすぐの所にあった目的地の香川さん宅に到着し、真野から預かっていた封筒を無事に香川さんに渡す事が出来た。

 そんな香川さん宅の帰り道。

 公園の遊歩道を歩いていると、不意に背後から声を掛けられた。
 振り向くと、そこにはホームレスらしき老人が立っていた。
「あ、あんた、し、し、市民病院で看護婦してた人じゃねぇけ?」
 ホームレスは吃りながらも、欠けた歯を剥き出してそう言った。
 春日さんは不審に思いながらも「……そうですが……」と頷いた。
「や、やっぱりそうだ、お、俺、昔あんたに、ケツに注射打ってもらった事があんだ」
 ホームレスは嬉しそうにそう笑うと、一変していきなりその笑顔を崩し「か、看護婦、た、助けて欲しいんだ」と、今にも泣きそうな表情で呟いた。
「どうしたんですか?」
「お、俺の友達が、死にそうなんだ」
「どうして?」
「うん……変な薬を注射しちまってよ……」
「注射?」
「んだ、とにかく、ちょっと診てくれよ、頼むよ」
 ホームレスは春日さんの手を素早く握り、強引に引っ張った。
 春日さんは、真っ暗な薮の中へ引きずり込まれながら「私よりも救急車を呼んだ方が――」と叫ぶが、しかしホームレスは「救急車なんか呼んだらケーサツまで来ちゃうべ」と、その手を離してはくれなかったのだった。

 春日さんが連れて行かれたのは青いビニールシートが張り巡らされた薄汚い小屋だった。
 公園の薮の奥には、そんな青い小屋がズラリと並んでいた。
 腰を屈めながら小屋の中へ入った春日さんは、その奥で寝ていた男を見て絶句した。
 寝ている男はなぜか全裸だった。そしてその男の脇には、パケに入ったシャブと注射器が転がっていた。
「こ、これを打ってから、こいつの様子がおかしくなったんだ……」
 ホームレスはシャブの入ったパケを摘まみ上げ、それを春日さんに見せながらそう言った。
 シャブを見せつけられた春日さんは、その白く輝く結晶を見ただけで、脳味噌がトロリと溶けるような感覚に陥った。
「こ、これを注射するなりよ、い、いきなりバタンって倒れっちまったんだよな、で、でも、不思議な事によ、ほら、チンポだけはビンビンに立ってんだよ……」
 ホームレスはそう言いながら、寝転がる男の陰茎を握りしめ、それをシコシコと上下に動かし始めた。
 そんな男の、汚れたペニスは牛乳瓶のように太かった。
 不意にシャブを見せられ、そして勃起したペニスまで見せつけられた春日さんの精神は、忘れかけていた何かを思い出したかのようにとたんに狂い始めた。
 無意識にハァハァと熱い息が洩れ、額には汗がジットリと浮きあがった。
「ど、どうした看護婦さん? あんたも具合が悪いんけ?」
 ホームレスが心配そうに春日さんを覗き込んだ。
「だ、大丈夫です……」と、春日さんが必死に答えた瞬間、今まで寝ていた男が静かに目を開いた。
「おめぇも、ヤルか?」
 男は春日さんをジッと見つめながらそう呟くと、転がっていた注射器を正座している春日さんの太ももの上にポンッと投げたのだった。

「はっ」と気がつくと、春日さんは自分の腕に注射器の針をプツッと刺していた。
(どうして……)と思いながらも、しかし親指は注射器の芯をゆっくりと押して行く。
 覚醒剤を体内に注入しながら、春日さんは、「はぁぁぁぁ……」と深い息を吐いた。
 脳の中でウジウジとしていたモノがとたんにサッと消え去った。気怠い身体の中に冷たい氷水が流し込まれるような爽快感が全身を包み込む。
 ぐったりと項垂れながら、そんな快感に浸っていると、寝転んでいた男がポツリと言った。

「おめぇ、なしてパンツ履いてねぇんだ?」

 男はそう言うなり、正座が緩んだ春日さんの股の中にソッと手を伸ばした。
 そして春日さんの陰部を、薄汚い指で掻き回しながら「なんじゃこりゃ、もうヌルヌルになってもうとるわ」と笑った。

 そのまま春日さんは、まるで人形のようにそこに寝かされた。
 ホームレスの老人が、M字に開いた春日さんの股の中に顔を押し込み、ベチャベチャといやらしい音を立てながら陰部を舐め始めた。
 全裸の男は春日さんの顔にドス黒く汚れたペニスを突き出し「舐めろ、舐めろ」と言いながら、春日さんの唇に亀頭を押し付けていた。
 そんな凄まじい光景をビニールシートの穴から覗いていた真野は、ニヤニヤと笑いながらペニスをシゴいていた。
 真野の隣りには、やはり同じようにペニスをシゴきながら覗く香川が「熟女の熟れた体はたまんねぇな……」と呟いていた。

 これは、全てが真野の作戦だった。
 シャブ中の女がシャブを見せつけられて我慢できるわけがないと、真野は最初からこうなる事がわかっていたのだ。
 真野は、薄汚いホームレスにヌポヌポとペニスを挿入されながら喘ぐ春日さんを見て大満足だった。

「コレだよ、コレ。この危険で汚いセックスを、僕は今まで求めていたんだよね……」
 真野が感激しながらそう呟くと、隣りで覗いていた香川が「あっ、あの乞食野郎、中出ししやがった」と呟いた。
 狭いビニールシートの小屋の中で、薄汚いホームレスとがっつり抱き合う春日さんは、中出しされながら大声で喘いでいた。
 そんな春日さんは、それからというもの完全に真野の性玩具にされた。
 あらゆるデタラメな治療のもと、様々な男達と獣のような不潔なセックスをさせられ、たった2年の間に誰の子供かわからない子を3回も中絶したのだった。

 それでも真野は、春日さんに容赦なく淫らな治療を続けた。
 真野の変態性欲は尽きる事無く、春日さんに小学生男子をレイプさせるまで、その治療はエスカレートしていた。
 が、しかし、ここに来て、そんな春日さんの治療が突然中止された。
 そう、それは現役女子高生のタンポポが、この『幸せの家』にやって来たからであった……。



(4)



タンポポには2週間の『監禁治療』が与えられていた。
 その1週間目、特別に入浴許可を与えられたタンポポは、ニヤニヤと笑う真野に「1週間ぶりのお風呂の入浴剤はどっちがいい?」と聞かれ、迷う事無く『バラの香り』と書かれたアロマ入浴剤を指差した。
 タンポポにとってこんなに嬉しかった事は久しぶりだった。
 今まで当たり前のように入っていたお風呂が、今日のタンポポには、まるで天国のように映って見えた。
 そんな浴場にはタンポポの鼻歌が響いていた。
 タンポポの鼻歌を聴きながら脱衣場のカゴの中を漁る真野は、やっぱり女子高生は可愛いなぁ、とニヤけながら、タンポポが1週間履き続けたパンティーをソッと開いた。

『監禁治療』では、原則として一切の衣類を着替えてはいけない事になっていた。
 その理由は、「洗濯という清潔行為の有り難みを知る為、不潔な衣類から悟りを開く」などとされているが、本当はただ単に真野がフェチだからである。
 しかし、この時のタンポポの下着は、1週間履き続けたわりには大して汚れていなかった。
(ちっ……つまんねぇなぁ……)と呟きながら、一応、そのカサカサに乾いたオリモノをソッと嗅いでみる。
「うっ!」と真野はおもわず唸った。
 そこには、あの可愛らしいタンポポからは想像できない程の、強烈なイカ臭がムンムンと漂っていたのだ。
 そんな激臭に、とたんに真野は欲情した。あのアイドル歌手のように可愛らしいタンポポの股間から、このような不潔な匂いが発せられているという事実に、真野は激しく欲情した。
 素早くペニスを捻り出し、タンポポ……と小声で囁きながら、激臭クロッチを鼻と唇に押しあてた。そして、シコシコとペニスをシゴき始めた瞬間、廊下から春日さんがヌッと現れた。

「な、なんだ、いきなり!」

 慌てる真野に、春日さんは「先生、タンポポちゃんの世話が私がしますから……」と呟きながら、真野の手からタンポポの下着を奪い取った。
「勝手な事をするな!」
 真野はそんな春日さんの手から下着を奪い返す。
 すると春日さんはいきなり真野の足に縋り付いて来た。
「お願いします先生! 私にも治療をして下さい! 私は、私は、もう気が狂いそうです!」
 必死にそう叫ぶ春日さんは、いつになくガッツリと化粧をしていた。その派手な化粧は32才の女にはどこか不釣合いで、それはまるで田舎のバスガイドのようだった。
 そんな春日さんを見下ろす真野は、浴場から「誰かいるんですか?」と聞こえて来たタンポポの声に慌て、素早く春日さんを2階の部屋へと連れて行ったのだった。
 真野は春日さんの部屋に入るなり服を脱ぎ始めた。そして全裸になると部屋の隅に置いてあったソファーにドカッと腰を下ろし、勃起するペニスを春日さんに突き付けた。
「そんじゃあ治療を始める」
 真野のその言葉に、とたんにパッと顔を明るくさせた春日さんは、嬉しそうに服を脱ぎ始めた。
「ああ、待て待て、おまえは脱がなくていいよ」
 真野はそう言うと、戸惑いながら立ちすくむ春日さんを呼び寄せた。
「今日は、『社会復帰』についての治療を行なう。まずはこのチンポをシコシコしろ」
 真野は春日さんの手を握り、ソレを自分の股間に押し付けた。
「キミはもうすぐ社会復帰しなければならない。しかし、社会復帰する前に、駅裏にある『ハッスルレディー6号店』という店で職業訓練を受けなければならないのだ。だから今日はその練習をしてみよう」
 真野はそう言いながら、春日さんにシコシコと手コキをさせた。
「その『ハッスルレディー6号店』ってのは、どういうお店なんですか……」
 春日さんが恐る恐る聞いた。
「ピンサロだ」
「ピン……サロ……」
「そうだ。おまえの大好きなチンポがニョキニョキと生えてるぞ、ふふふふふ、良かったな」
 真野はそう笑いながら、春日さんのTシャツをズルッと捲り上げた。
 パンパンに膨らんだ乳房がボヨヨンっと溢れた。真野はそんな春日さんのパンパンに張った乳をスリスリと擦りながら、「おいおいなんだこりゃ、またガキができたんじゃねぇだろうな……」と驚きながら聞いた。
「たぶん……3ヶ月前にキャンプ場で中学生の男の子をレイプした時だと思います……それから生理が来てないんです……」
 そう呟きながら春日さんが下唇をギュッと噛むと、真野は「ちっ!」と激しく舌打ちし、「またかよ……」と顔を顰めた。
「ごめんなさい……」と呟く春日さんに、真野は「ま、いいや。中絶費用はピンサロで働いた金で返して貰うからな」と言い、そのままその巨大に張れる乳を乱暴に鷲掴みにした。
 ソファーにふんぞり返る真野のペニスを、春日さんはただひたすらシコシコとシゴいていた。
「そんなヤリ方じゃダメだ。もっと、こう、もっちりといやらしくシゴかねぇとダメだよ」
 そう指導する真野に、春日さんが恐る恐る呟いた。
「あのぅ……シャブは打っていただけないのでしょうか……」
「アホかっ」と真野は笑った。
「中絶費用だけでも大変だっつうのに、シャブ代なんか出せるわけねぇだろ」
 真野はそう笑うと、いきなりタンポポの下着を取り出し、それを自分のペニスに被せた。
「チンポをパンツで包んでシゴくんだ……」
 真野はそう言いながら自分でシコシコと実践して見せた。
 春日さんはその屈辱に耐えながらも、タンポポのパンツに包まれた真野のペニスを上下にシゴいた。
「あぁぁ……タンポポ……」
 真野がタンポポの名を唸りながら悶える。
 そんな真野の醜い姿をソッと見つめる春日さんの目には、屈辱の涙がウルウルと光っていたのだった。

(つづく)



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