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ポルノな関係2

2012/02/18 Sat 03:28

    ポルノ2


 治療室は静まり返っていた。クリーム色のカーテンで仕切られた個室は二つ。その通路の奥に置いてあるペレットストーブが微かにゴーっと響き、メラメラと揺れる赤い炎がクリーム色のカーテンに反射してはサイケデリックな模様を映し出していた。
 あと五分。
 嶋田は時計を見ながら、既に固くなっている陰茎を握った。少年の唇を思い出し、そこに唾液で輝く陰茎がヌラヌラと出し入れされるのを想像しながら、握りしめた固いモノをズボンの上から上下に摩擦した。
(ポルノだ……今の僕はとってもポルノな気分だ……)
 嶋田は乾いた唇をいやらしく舐め回しながら、『ポルノ』という言葉を何度も呟いては気分を高揚させた。
 嶋田にとってこの『ポルノ』という言葉はひとつの興奮起爆剤だった。心の中で『ポルノ』と呟きさえすれば、胸から熱いモノがムラッと溢れてはついつい股間を弄ってしまうのだ。
 これは彼が幼い時分からの性癖だった。恐らく、幼少時に住んでいたアパートの隣りの部屋にいた老人に、いかがわしい雑誌を見せられた事がこの異常性癖の原因ではないかと嶋田は密かにそう思っている。
 そんな嶋田だった為、先日も専門書を購入しようとネットのアマゾンを開いた所、画面の横にCMされていた『ポルノグラフティーの新曲』という言葉に突然ムラムラと異常興奮してしまい、おもわず専門書を探していた手を止めると、画面に表示されたままの『整体入門』(ちくま文庫)という専門書の表紙を見ながらオナニーしてしまった。
 又、こんな事もあった。テレビのニュースで『じどうポルノ』という言葉を聞いた時もそうだった。仕事中だったにも関わらずその言葉で異様なムラムラを覚えた嶋田は、うつ伏せで寝ている患者に見つからぬようこっそり自分の陰茎を揉んだ。そしてテレビ画面に映る石原慎太郎都知事を見つめながら彼に尺八される妄想を繰り広げ、ズボンの中に大量の精液を放出した。幸い、その時の客は八十を過ぎたお婆ちゃんだった為にバレなかったが、しかしこんな事を続けているといつかは患者に見つかってしまうと脅えた。そして挙げ句の果てには『女性セブン』辺りの雑誌に『異常マッサージ師の変態行為』というタイトルと共に顔写真まで晒され、この業界から永久追放されるのではないかと震え上がり、慌てた嶋田は夜な夜な般若心経を三回唱えたり、デタラメに作成した『五輪書』を何度も読み返したりしてはその病的な煩悩を戒めていたのだった。

 そうこうしていると、いよいよ時計の針は六時を指していた。数分後、治療院の前で自転車のブレーキの音が聞こえた。嶋田は大きく深呼吸した。そしてズボンの中に手を押し込み勃起したペニスの位置を快適な部分へと移動させた。
 玄関ドアが開き、どこかの田舎の喫茶店にありそうなドア鐘が牧歌的な音を奏でた。
「今晩わ……」
 棚からスリッパをペタンと投げ出す音と共に、そんな少年の気怠い声が聞こえてきた。狭い事務室で息を殺しながらもそれらの物音に耳を傾けていた嶋田は、移動させたペニスの先から早くも我慢汁がタラタラと溢れているのに気付いた。慌ててティッシュを引き抜くと、それを乱暴に丸めそのままズボンの中にズボッと押し込んだ。
「すみません、予約しておいた小谷ですけど……」
 少年の爽やかで凛々しい瞳が事務室の小窓をソッと覗いた。嶋田はあたかも今まで事務仕事をしていたかのように振舞いながらも、「それでは奥のベッドにお入り下さい」と事務的に答え、スプリングの油の切れかかった事務椅子の背凭れをギィと鳴らしながらゆっくりと立ち上がったのだった。

 しばらくして奥のベッドへ行くと、少年は既に制服のブレザーを脱ぎ、ベッドにポツンと腰掛けていた。
「かなり痛みますか?」
 嶋田はそう聞きながら、ベッドの下から脱衣カゴを引きずり出した。
 少年はベッドに腰掛けたまま腰に手をあて「はい。結構痛いです」とほんの少しだけ顔を歪めた。
「わかりました。では、今日は軽いオイルマッサージで血行を良くしておきましょう。痛い時に激しいマッサージをすると炎症を起こしてしまいますからね……」
 嶋田はそう言いながらベッドの上に脱衣カゴを乗せた。そして洗いざらしのバスタオルをベッドの上に広げると、「それでは全裸になって、ここにうつ伏せになって下さい」と熱く震える声を必死に押し殺しながら告げたのだった。

 ベッドの脇でマッサージ用のオイルを用意していると、少年は無言のままスルスルとズボンを脱ぎ始めた。今まで、いきなり全裸になれと言われ何の抵抗も無くソレに従ったのは、ボケ老人の進藤さんと中山団地の主婦北村さんの二人だけだった。そしてこの少年も何の不審を抱く事無く素直に服を脱いだ。嶋田は嬉しくて叫び出したい心境に駆られた。
 脱いだズボンを脱衣カゴに入れるとベルトの金具がカチャカチャと音を立てた。そんな音に(とってもポルノだ……)と呟いた嶋田は、少年の下着姿を見たいという猛烈な欲望に駆られながら、「部活は休んでるの?」と質問しながらソッと視線を少年に向けた。
「はい。今日は休みました」
 そう答える少年は真っ白なTシャツをスポッと一気に脱いだ。少年の下着はグレーのボクサーパンツだった。筋肉がポコポコと割れた見事な腹筋に『Calvin Klein』とロゴがプリントされた平べったいゴムがチャンピオンベルトのように食い込んでいた。
 股間部分は異様に盛り上がり、まるで特大サイズの金的サポーターを装着しているように思えた。そんな股間を、ジトッと湿った視線で見つめる嶋田は、「残念だけど、当分は部活を休んだ方がよさそうだね……」と呟く。すると少年は「やっぱり無理ですよね……」と悔しそうに舌打ちしながら、まるで銭湯の脱衣場にいるかのように何の躊躇いも無くボクサーパンツをスルッと下げたのだった。
 栗色の陰毛がワサッと飛び出した。贅肉ひとつない引き締まった下腹部はまるでミケランジェロの『ダビデ像』のようだった。そして目を疑うような巨大なペニス。その引き締まったスレンダーな身体には、まさに『痩せの大マラ』という言葉に相応しい巨大なナマコがぐったりと項垂れていた。
「来月、バスケの大会があるんですけど、それまでに治りませんかね……」
 少年はそう呟きながらベッドに這い上がると、腰を庇いながらゆっくりと四つん這いの姿勢になった。そしてそのまま「イテテテテッ……」と唸りながらベッドにうつ伏せようとする。そんな少年の股間では、巨大なペニスがベッドに向かってブランっとぶら下がっていた。
 嶋田はそのズルムケた亀頭のカリの大きさに目を疑いながらも、「ああ、無理しちゃダメだよ」と少年の腰を両手で支えた。少年の生肌はまるで天花粉でも叩いたかのように妙にサラサラしていた。実に決めの細やかなその生肌に、嶋田の十本の指は吸い込まれるかのように柔らかく食い込んだ。
「ゆっくりね、慌てなくてもイイからゆっくりとゆっくりと……」
 少年の背後から腰を持ち抱える嶋田は、少年の後頭部にソッと囁き掛けた。少年の膝がゆっくりと折れていった。特大紀州梅のような亀頭がベッドに敷いたバスタオルに押し付けられ、巨大ナマコのような太く長い竿がクニャっと二つに折れた。
 ベタリとうつ伏せになった少年の背筋を見つめながら、腰からゆっくりと手を抜き取った嶋田は、「来月かぁ……難しいかも知れないねぇ……」と呟きながら再びベッドの脇の棚へ戻ったのだった。

「部員が足りないんです。ですからどうしても僕が出なきゃならないんですよ……」
 少年は診察ベッドの頭部にポッカリと空いた穴の中に顔を入れながら、Pタイルの床に向かってそう言った。
「まぁ、難しいかも知れないけど、なんとかやってみるよ。その代わり、ちゃんと私の言う事を聞いてくれなきゃダメだよ」
 筋肉に包まれたコリコリの尻を見つめながら嶋田がそう言うと、少年はベッドの下で「はい。なんでも先生の言う通りにしますから、なんとかお願いします」と嬉しそうに声を弾ませたのだった。

 手の平にたっぷりと垂らしたローションをネチャネチャといやらしい音を立てながら広げた。
 下山の爺さんも加藤の婆さんも予約を断った。この後の予約は無く少年が最後の患者だ。
 時間はたっぷりある。そんな余裕の笑みを浮かべながら、全裸でベッドにうつ伏せになる美少年をソッと見下ろす。そのほどよい筋肉に包まれた肉体は、まさにイルカのように品やかだった。
 キュッと引き締まった腰にローションでネトネトに輝く両手の平をペタリとあてた。「冷たくない?」と聞きながらクチュクチュといやらしい音を立ててはソレを肩にまで伸ばしていく。
「腰痛は体を温める事が一番なんだ。こうやって優しくマッサージしてまずは全身の血行を良くしてあげるんだよ……今に全身がポカポカと暖かくなってくるからね……」
 肩から腕へと滑り降り、そのまま腋の下へと滑り込んだ。少年が「あはっ」と呻きながら体を捩った。
「くすぐったいかい?」
 嶋田はローションでネトネトになった脇毛を指先でジョリジョリと掻き回しながら聞くと、少年はベッドの穴に顔を押し付けながら「はい」と笑った。
「腋にはリンパがあるんだ。血流を良くすると同時にリンパの流れも良くしなきゃね……」
「リンパですか?」
「うん。リンパの流れを良くする事によって肩や首のコリが取れるんだよ。腰は中心部だからね、まずはその周囲からじっくり直して行かなきゃ意味がないんだ。ただ腰をマッサージするだけじゃすぐに再発しちゃうからね」
 嶋田はなんとか足の付け根のリンパへ持ち込もうと必死になってデタラメを説明した。
 嶋田の両手の平は少年のイルカのような背中を行ったり来たりと這い回った。少年は敏感なのか、横腹辺りをヌルヌルと刺激すると、またしても「あはっ!」と噴き出しながら腰を捩った。
 少年が腰を捩らせると、ラグビーボールを二つ並べたような尻肉は歪に捻れ、そのワレメがクニャっと開いた。その度に嶋田は歪に開いた尻肉のワレメを間近に覗き込んだ。
 そこには、嶋田がいつも見慣れているブラックホールのように黒ずんだ肛門とゴワゴワとしたケツ毛はなかった。少年のチョコレート色した肛門周辺には、蜘蛛の糸のように細い毛がまるで毛糸のようにフワフワしていた。
(うわぁ……ポルノだねぇ……)
 そう目を輝かせながら少年の幼気な肛門を覗き込む嶋田は、もはや我慢の限界だった。少年はうつ伏せのままベッドの穴に顔を押し込んでいる為、見つかる事はまずない。嶋田は安心しながらソッとズボンのチャックを下ろし、破裂せんばかりに勃起したペニスを捻り出した。
 左手で少年の尻を撫で回しながら右手でペニスを握った。少年の体を這い回っていたローションまみれの右手がヌルヌルと亀頭を刺激し、嶋田は息を殺しながらそれを上下にシゴき始めた。
 膝がガクガクする程に感じていた。こんな快感は久しぶりだった。
 嶋田はそのまま前屈みになると、床に置いてあった脱衣カゴの中から少年のボクサーパンツを摘まみ上げた。少年のペニスを包んでいた部分に目を凝らすと、小便の残り汁が乾いたモノらしき黄色い染みが点々と付着していた。迷う事無くシミ部分に鼻を押し付けおもいきり息を吸う。汗と小便の匂いが混じったソコは、まるでミツカン酢のような酸っぱい香りに溢れていた。
(凄い……これぞ究極のポルノだ……)
 嶋田はボクサーパンツを脱衣カゴの中にソッと戻すと、再び右手でペニスをシゴきながら左手を怪しく動かした。
「尻の筋肉のコリも腰痛には関係して来るから、よーく解しておかないとね……」
 嶋田の指は谷間を滑り、肛門ギリギリまで下りる。とたんに少年が「ひやっ」と小さな悲鳴をあげながら尻筋をキュッと締めた。嶋田の指が尻肉に挟まれ、その拍子に人差し指の先にプニプニとした肛門が触れた。
「せ、先生、くすぐったいです!」
 少年はケラケラと笑いながら両足をバタバタさせた。その度に嶋田の人差し指は肛門にグリグリと押し付けられ、嶋田は目を半開きにさせながらハァハァと荒い息を吐いた。
 もう我慢できない。
 嶋田はそう思いながらここでこのままイってしまおうと決心した。本当は、この後、少年を仰向けにして念願の足の付け根のリンパをヌルヌルしようと企んでいたのだが、しかしもう我慢の限界だった。
「よし、わかった。じゃあくすぐったくしないから力を抜いて楽にして」
 尻肉から指を抜いた嶋田がそう言うと、少年はフーっと息を吐きながらベタリと力を抜いた。その瞬間、キュッと締っていた尻肉がだらんと弛み、ローションでキラキラと輝く肛門と潰れた金玉が股の間にぽっかりと浮かび上がった。
「明日の六時に診察に来れるかな?」
 嶋田はだらりと弛んだ股の中を覗き込みながら聞いた。
「はい、大丈夫です」
 少年がそう答えるなり、シゴくペニスの先をチョコレート色の肛門の先に向けた。
「ちょっとローションを垂らすからね……」
 嶋田はそう告げながら容器を傾け、少年の尻にプチプチプチっとローションを垂らした。その瞬間、溢れるローションと同時に嶋田の亀頭の先からも精液が飛び出した。
 白濁の精液は少年の尾てい骨に当たり、そのままローションと共にトロトロと肛門へと垂れ流れて行った。少年は全く気付く風も無く、今まで通り普通に寝転がっている。
 そんな卑猥な光景をジッと見つめる嶋田は、(凄いポルノだ……)と心で呟きながら激しい快感に包まれた。
 嶋田は少年の細いうなじを見下ろしながら、唇の端から溢れる涎をジュッと啜った。このままそのローションと精液でドロドロに濡れた肛門に、未だ衰える事無く勃起しているペニスをヌルッと挿入したい衝動駆られたが、しかし(今日は全部出しちゃったから、明日ゆっくりといただこう)、とペニスを素早くズボンに押し込み、「……じゃあ明日の六時に予約取っておくから……」と少年を見下ろしたまま不敵に微笑んだのだった。

    (3へ続く)

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