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特異的性体反応2

2011/12/18 Sun 12:05

    特異的2


 香奈がぐっすり寝ている事を確認した男は、右手でペニスをシコシコとシゴきながら、香奈の胸にソッと手を伸ばしてきた。
 ブラウスの上から胸を揉まれた。中のブラジャーがギシギシと乳房に食い込み、そしてレースの部分が乳首を摩擦した。
 男は散々胸を弄ると、再び下半身へ戻った。いかにもマッサージをしているかのように、香奈の太ももをモミモミと揉みながら、指先をジワリジワリと局部に近づけて来た。
 おもわず香奈は変な気分に包まれた。それはきっと飲めない酒のせいだろうと、酒のせいにしながら、香奈は一刻も早くソコを触られる事を望んだ。
 男の太い指がストッキングの上をサカサカと音立てながら股間に降りて来た。二本の指がワレメに沿うようにしてジワジワと上下に動き出した。
 ストッキングの中で固くなっているクリトリスがコリコリと転がる。声が出そうなのを必死で堪えながら、香奈はソッと薄目を開けた。
 男は、ベッドの上で四つん這いになりながら、まるでクンニするかのような体勢となり、香奈の股間に顔を埋めていた。シコシコとシゴく男のペニスが香奈の顔の真横にあった。
 香奈は股間を指で弄られながら、至近距離で男のオナニーを見つめた。他人のオナニーを見ると言うだけで頭がクラクラするほどに興奮するというのに、まして今は股間を弄られているのだ。
 感じて来た香奈は、目の前で上下に動くペニスを見て、素直にしゃぶりたいと思った。しかし、そんな勇気が小心者の香奈にあるわけがない。
 そんな香奈は、しゃぶるなら今よ、と何度も自分に言い聞かせながら、我慢汁でタラタラに輝く亀頭を見つめた。しかし、そのタイミングを掴めないままでいると、不意に男がガバッと後に向き、サイドテーブルの下に置いてあったティッシュの箱から、慌てて数枚ティッシュをサパサパと抜き取った。
 男はそのティッシュを寝ている香奈の腰の横に広げた。そして再び香奈の股間を覗き、広げたティッシュに亀頭を向けながらシゴき始めた。
 早く! しゃぶるなら今よ!
 そう思いながら香奈は恐る恐る首を起こした。と、その瞬間、男はいきなり香奈の股間に顔を押し付け、大きな鼻をワレメにグリグリさせながら、一言、「この女、濡れてるじゃないか……」と呟いた。
 男がそう呟いた瞬間、男の真っ赤な亀頭の先から、プジュ! と音を立てて精液が飛び出した。
 発射した精液は、広げたティッシュの上にパタパタパタっと音を立てながら飛び散った。
「はぁ、はぁ、はぁぁぁぁぁぁ……」
 男はそう唸りながら四つん這いの尻を大きく突き出した。首を持ち上げていた香奈の目の前で尻の谷間が大きく開いた。そんな男の肛門にワサワサと大量に生える毛には、白いトイレットペーパーのカスが無数に付着し、それはまるでクリスマスツリーのようだと、香奈はふとそう思ったのだった。
 そんな男は、大量の精液が飛び散ったティッシュを慌ててドレッサーの下の屑篭の中に投げ捨てると、そのまま逃げるようにして部屋を出て行った。
 香奈はベッドに寝転がったままぼんやりと天井を見つめていた。
 男の尻の谷間がクリスマスツリーのようになっていた事をふと思い出し、照れるように両手で顔を隠しながらクスッと笑った。
 しばらくすると、そんな香奈の手が、顔から下半身へと伸びていった。
 腹に食い込むストッキングのゴムの中に指をソッと入れると、おもわず「ふうっ」とイヤらしい声が洩れた。
 ストッキングを履いたままショーツの中に指を滑り込ませた。
 そこはまるでハチミツの瓶をひっくり返したかのようにヌルヌルとしていた。そんなヌルヌルは、ショーツを通り越しストッキングまでもヌルヌルと濡らしていた。
 このヌルヌルに濡れたストッキングに、鼻を押しあてた瞬間の男の心境を想像すると、いきなりカッ! と身体が火照った。
 もう無理……と、囁きながら、香奈は急いでストッキングとショーツを同時に脱いだ。
 今まで圧迫されていたストッキングを脱ぎ取ると、信じられないような開放感が香奈を包み込んだ。
 香奈はおもいきり股を開くと、愛撫もなしにいきなり指を陰部に挿入させた。
「はぁん!」
 自分でも驚くような大きな声が無意識に飛び出した。
 静まり返った部屋の中に、グチャグチャグチャグチャ、とイヤらしい音が響き渡る。
 本当なら、今頃は私の指でなく笹川のペニスがここに入っているはずだったのに、と思いながら、ヌルヌルに爛れた陰部の中を二本の指で捏ねくり回す。
 が、しかし、快楽が上昇して来るにつれ、そんな笹川の顔は浮かんで来なくなった。笹川の代わりに、マッサージの男の太い指や逞しい腕、そして大きなペニスから精液が飛び出していたシーンが香奈の頭の中を占領していった。
 香奈はマッサージの男が堪らなく愛おしくなった。薄汚くて変態な親父だったが、しかし、あの男なら今の香奈を満足させてくれるに違いないと思ったのだ。
 そんな香奈はサイドテーブルをソッと見た。その上にある白い電話を見つめながら、もう一度あの男を指名してみようかと考える。
 しかし、そこに置いてあった『マッサージ・四十分四千円』というプレートの下には、『御予約は午後十一時までにお願いします』と二重線を引かれて書かれていた。
 時刻は既に午前一時を過ぎていた。
 あの男をこの部屋に呼ぶ事はもう無理なのだと思えば思うほど、香奈の欲望は更に燃え上がった。
 香奈はガバッとベッドを起き上がると、下半身を剥き出しにしたままドレッサーの下に潜り込んだ。
 スタンドライトのコンセントがブラリと垂れ下がる横に、その屑篭はポッカリと口を空けていた。
 屑篭の中に手を突っ込むと、その中で丸まっていたティッシュを取り出し、それを持ったままベッドに戻った。
 ハァハァと荒い息を吐きながら丸まったティッシュを一枚一枚剥がしていく。
 パラリと開いたティッシュの中には、ネトネトに糸を引く白い精液が、ダウンライトに照らされてキラキラと輝いていた。
 香奈は右手でクリトリスを弄りながら、開いたティッシュを鼻に近づけた。プーンっと強烈な消毒液のようなニオイが香奈の鼻を襲った。
 香奈は迷う事無くソコに舌を伸ばした。男の精液が香奈の舌先にヌルヌルと絡み付いた。
「いや……やだ……やめて……」
 そう囁きながら、香奈はブラウスのボタンをひとつひとつ外していく。
 ブラジャーの中からDカップの乳房がボテッと飛び出した。タポタポと揺れる乳肉の先にある小豆色した乳首に、指で掬った精液をヌルヌルと塗り込んだ。
 まったく見ず知らずの男の精液を舐め、更に乳首に塗り込むという行為に激しい興奮を感じた香奈は、「誰でもイイから入れて欲しいの」と唸りながらベッドで悶える。
 そんな香奈は、何かを陰部に入れたくて堪らなかった。
 悶えながらも部屋の中をキョロキョロと見回す。しかし、挿入できそうな手頃なモノは何も見当たらない。
 指で陰部を掻き回しながら、なんでもいいからココに入れたい、と思っていると、ふと、サイドテーブルの上にある電話が目に飛び込んで来た。
 受話器は、その大きさといい、固さといい、申し分なかった。そして何よりも形が亀頭によく似ており、ソレを握っているだけで背筋がゾクゾクしてきた。
 さっそく香奈は、受話器に男の精液を塗り付けた。香奈の陰部は十分に潤っており、今のままでも受話器を挿入する事はできたが、しかし、そこに男の精液を塗り込む事で、その興奮度は天と地ほどに変わって来ると思ったのだ。
 香奈は正常位の体勢でベッドに仰向けになった。そして、腰に枕を押し込み、マングリ返しをされるかのように腰を浮かせては大きく股を開くと、男の精液が塗りたくられた受話器をグニュグニュと陰部に押し込んだ。
「はぁぁぁぁぁ!」
 首を起き上がらせたまま、陰部に消えて行く受話器を見つめながら、香奈は今までにない悲鳴をあげた。
 こんな大きな異物を陰部に入れたのは生まれて初めてだった。
 そんな受話器は半分までしか入れる事ができなかったが、しかし、ピストンする度に受話器に塗り込められた精液が膣壁に擦り込まれていくのを想像すると、香奈はものの五分もしないうちに我慢できなくなってしまった。
「イキそう! あぁぁ! イキそうなの!」
 そう叫ぶ香奈は、いきなりムクリと顔を起こすと、そのままフロント9番のボタンを押した。
 プルルルルルルっという呼び出し音が膣の奥深くで鳴っているのが聞こえて来た。
 香奈は受話器をズブズブズブと激しく動かし、陰部にピストンさせる。
「はい、フロントです」
 若い男の声が聞こえた。その瞬間、香奈の脳の中で何かがプツン! と弾けた。
 まるで、夢の中で高層ビルからダイビングした時のような開放感が香奈を包み込んだ。
「もしもし、フロントですが」
 膣道をピストンする受話器から、再び若い男の声が聞こえた。
 そんなホテルマンの声を聞きながら、香奈は開いた尿道から大量の尿を洩らし、受話器もベッドもベタベタに濡らしてしまっていたのだった。


 そんな変態的な体験をした香奈は、その後、笹川の事などはサッパリと忘れてしまったが、しかしあの時の快感は忘れられなかった。
 もう一度あのスリルを味わいたい……
 そんな事ばかり考えていた香奈は、ふと気が付くと、毎週笹川との逢い引きで使用していた、例のビジネスホテルに電話を掛けていた。
「ホテル・サラマンドラでございます」
「あのぅ……中山と申しますが、次の土曜日に予約したいんですが……」
「中山様、いつもありがとうございます。いつものお部屋をお二人様の御宿泊でよろしかったでしょうか」
「いえ……一人です……でも、ダブルでお願いしたいんですが……」
「かしこまりました。少々お待ち下さい」
 受話器の向こうから、聞き慣れたオルゴールの音が響いて来た。
 香奈はそんなオルゴールの音色を聞きながら、ひとりでホテルなんかに泊まってどうするつもりよ、と、自分に問い掛けた。
 行きたいけど行きたくなかった。
 土曜の夜にわざわざホテルへ行って、そこで一人でオナニーに耽る自分を想像すると、無性に情けなくなって来た。
 お願いだから土曜の夜は満室ですと言って……
 そう必死に諦めようとしている香奈の耳から、不意にオルゴールの音色が消えた。
「中山様、大変お待たせしました。七日の土曜日、お一人様でダブルのお部屋でよろしかったですね」
「お部屋……空いてるんですか……」
「はい、只今の所、空室はございます」
 香奈の中で何かがふっきれた。
「……それじゃあ、予約お願いします」
「かしこまりました」
「あの、それと……」
「はい」
「先週、そちらでマッサージをお願いしたんですけど……今回もその時のマッサージの人を……」
 香奈はそこまで言って、はっと言葉を止めた。女がダブルの部屋に一人で宿泊し、まして前回と同じ男のマッサージ師を予約したいなんて、どう考えても何かいやらしい事を企んでいるとしか思えない。
 香奈はそんな自分に、バカじゃないの! と怒鳴りながら、慌てて「いえ、なんでもないです。それじゃあ予約の方、よろしくお願いします」と告げると、そのまま携帯をプッと切ったのだった。

(3へ続く)

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