八月の懺悔4
2012/03/30 Fri 13:04
—9—
そんな奥田の性欲は、大量の射精を終えたとて尽きぬ事はなかった。
未だ自白剤で朦朧としている恵子を、パイプ椅子の上に跨ぐようにして逆向きに座らせると、クローゼットの隅に転がっていた赤い布テープを手に取り、それを恵子の目の前でビビビッと剥がした。
「次は武田について尋問する……ちゃんと正直に話すんだぞ……」
そう言いながら奥田は、恵子の細い両手首を布テープでグルグル巻きにし、そしてパイプ椅子の脚に、恵子の足首を固定し、そこに布テープをグルグルと巻き付けた。
パイプ椅子に逆向きで座らされた恵子の尻が、奥田の前でプリプリと輝いていた。そんな尻を撫でながら前屈みとなり、開いた尻肉を覗き込む。
奥田の精液がネトネトとまとわりついた陰毛と、タラタラに濡れ輝く小陰唇が牛の舌のように垂れ下がっているのが見えた。
そんなパックリと開いたワレメに指をクチャクチャと這わせながら奥田が聞いた。
「武田とはどうやって知り合った」
パイプ椅子の背もたれに項垂れる恵子は、布テープで固定された手首を見つめながら「友達の紹介です……」と答えた。
「友達というのは誰だ」
「……高校の時の先輩です……」
「そいつから、どうやって紹介されたんだ」
「その先輩はサラ金とかからお金を借りてて……お金が必要だったんです……だから私が働いてる保育園にまで来て、5万円貸してくれと言ってきました……でも、私もお金を持っていませんでした。だから断ったのですが……そうしたらその先輩が武田を連れて来たのです……」
「……どうしてそこで武田が出て来るんだ?」
「先輩は、武田は金融をしている人だと私に紹介しました……先輩は武田から沢山お金を借りてるからもう借りれないけど、恵子なら借りられるから私の代りに武田から5万円を借りて欲しいと言われました……」
「……それでおまえが、先輩の代りに武田から金を借りてやったのか」
「そうです……2日後には必ず返すって言ってましたから……でも、先輩はそのまま連絡が取れなくなってしまいました……」
奥田は恵子の張りのある尻を見下ろしながら、よくあるパターンだ、と顔を顰めた。
「それから武田は、毎日のように保育園にやって来ました……子供達にイレズミを見せたり、大きな声で怒鳴ったりしては私にイヤガラセをしてきました……だから私はお母さんに頼んで5万円を用意し、武田に支払いました……でも武田は、利息が付いてるからこれでは少ないと言うのです……」
そう話す恵子の膣から、先程の奥田の精液が今頃になってトロトロと押し出されて来た。それがパイプ椅子を伝わり、ポトポトポトっと音を立てて床に落ちていた。
奥田はそんな自分の精液を見つめながら聞いた。
「武田はいくら要求して来たんだ」
「……300万円です……」
奥田は深い溜息を付きながら、「どうして警察に相談しなかったんだ」と聞いた。すると恵子は、ただただ悲しそうに「ごめんなさい……」と呟くばかりだった。
「それで、金が払えないおまえを武田はどうしたんだ」
奥田はキュッと窄まった肛門を指先で優しく擦りながら聞いた。
「体で払え……といいました。そのまま保育園の裏のボイラーに連れて行かれて、チンチンを舐めさせられました……」
「保育園の裏?」と、奥田は首を傾げた。結婚前、何度か恵子を迎えに行った事のある奥田は、その保育園を何度も見ていた。
確かその保育園の裏には小さなグラウンドがあり、そのグラウンドのすぐ真裏には保険会社のビルが建っていたはずだ。そんな場所にそんな事をする所は無いはずだが……と、首を傾げていると、恵子がグスングスンと泣きながら言葉を続けた。
「そこで武田にチンチンを舐めさせられている所を、園児達に見られました……園児達は私達が何をしているのかもわからず不思議そうな顔をして黙って見ていました……武田はそんな園児達の視線に興奮し始め、園児達の見ている目の前で私を犯しました……」
「え、園児達が見ている前でか?」
「……はい……立ったまま私を壁に押し付けて、お尻から入れて来ました……そしてチンチンが入っている部分を園児達に見せながら、こうやってチンチンを穴の中で擦ると気持ちがいいんだぞ、と大きな声で笑い、みんなにその部分を近くで見るようにと言いました……」
奥田は武田のその鬼畜さにブルっと身震いした。が、しかし、その時の恵子の気持ちを考えると、またしてもペニスがムクムクと反応して来た。
奥田は固くなって来たペニスをシゴきながら、再び恵子の開いた尻肉を覗き込んだ。そして、このグロテスクな穴の中に、あの武田のイボイボのペニスがピストンされるシーンを見せつけられた園児達は、それがトラウマにはならないのだろうかと不意に心配した。
奥田はそんな鬼畜な武田に対し、怒りを感じると共に性的興奮を感じていた。武田のイボマラを入れられ、園児達の前でヨガり声をあげる恵子を想像し、ムラムラと欲情して来た。
固く勃起したペニスを、パイプ椅子の上でプリプリと突き出す尻肉に押し当てると、恵子がソレを待ち望んでいたかのように「早く入れて下さい!」と泣きながら叫んだ。
奥田はヌルヌルに濡れたワレメを亀頭でこじ開けながら、「その時、おまえは感じたのか?」と恵子に聞いた。
「……ごめんなさい……」
恵子は罪の意識に耐えられなくなったのか、更に声を高めて泣き出した。
「ごめんなさいじゃわからん。その時の気持ちを正直にちゃんと答えるんだ」
そう言いながら肉棒を指で摘み、亀頭をグジュグジュとワレメに擦り付けた。
「あぁぁん……最初は嫌でした……他の職員にバレたらどうしようって心配でたまりませんでした……それに武田のチンチンは凄く大きくて……玉がグリグリしてて痛くて……私はずっと泣いてました……でも……」
「でも、なんだ! 早く答えろ!」
奥田は膣肉の中にヌッポリと亀頭まで挿入させると、それを小さくピストンさせながら怒鳴った。
「ハァハァ……ごめんなさい……途中から気持ち良くなって来ました……武田のチンチンの動き方が機械みたいに激しくて、ハァハァ……だから、だから私は……凄く感じてしまって……みんなの前でイッてしまいました……あぁぁん、そのまま奥まで入れてぇ!」
恵子のその叫び声と共に、中腰の奥田はそのまま恵子の尻にグッと腰を突き立てた。奥田のペニスはいとも簡単にツルンっと奥まで滑り込んだ。パイプ椅子に縛られたままの恵子は、椅子の背もたれにしがみつきながら「あぐぅ!」と悲鳴をあげ、そして「もっと、もっともっと滅茶苦茶にして!」と、パイプ椅子の上の尻をユッサユッサと振ったのだった。
奥田はそんな恵子の細い背中を腕の中に抱きしめた。そして背後から発情した犬のようにコキコキと腰を動かした。
「それから武田とどうなったんだ……」
奥田は、甘い香水の香りが漂ううなじを背後からベロベロと舐めながら聞いた。
「ハァハァハァ……その日から毎晩のように武田から呼出しされました……武田は私をラブホテルに連れて行き、そこで私は覚醒剤を打たれて犯されました……」
「シャブを打たれてヤったオマンコはどうだった?……」
「凄く……凄く気持ち良かったです……アソコだけじゃなくて全身が気持ち良くなってしまいました……」
覚醒剤を乱用してのセックスは、まるで気が狂ったかのように強烈な快感を伴う。そんな話しを、これまで覚醒剤事犯で取調べをした被疑者達から何度も聞かされていた奥田は、自分の妻がそのうちの一人だと言う事実に絶望を感じる一方で、被虐性淫乱症的な変態性欲をメラメラと燃やし始めた。
「武田のイボイボチンポはどうだった……気持ち良かったか?」
ハァハァと荒い息を恵子のうなじに吐きかけながら、奥田は、恵子の尻に、ドン! ドン! と重圧に腰を打ち付けた。華奢なパイプ椅子がギシギシと軋み、恵子が号泣しながらそれにしがみつく。
「気持ち良かったです! 武田のチンチンは大きいし太いし、それにイボイボが膣の中でグリグリと動き回るんです! 私はあのチンチンで何度も何度もイキました!」
「俺のチンポと武田のチンポとどっちが気持ちイイ?」
奥田の激しい腰の動きにパイプ椅子がガクガクと揺れ始めた。そんなパイプ椅子にしがみつきながら、恵子は「武田! あぁぁん! 武田のチンチンが欲しい!」と泣きながら叫ぶ。
そんな乱れる恵子の背中にしがみつく奥田は、恵子が叫ぶ度にその膣筋がキュンキュンと締り、その膣圧に悶え苦しみながらもメラメラと武田を激しく恨み、そして大量の精液を恵子の汚れたオマンコの中に射精したのだった。
—10—
さすがに警察が使用している自白剤だけあり、その効果は絶大だった。この自白剤を飲まされた者は、その感情がストレートに剥き出しとなり、必要以上に喜怒哀楽が激しくなる。つまり、意識が異常敏感となり、その思考回路は完全に狂い、その為、お世辞を行ったり、誤魔化したり、そして嘘をつく事ができなくなるのだ。
それは純粋無垢な幼児によく似ていた。世間を何も知らない幼児は、体面を気にする事無く感情を剥き出しにする。そして思った事を迷う事無くはっきりと言う。自白剤を飲まされた者達は純粋無垢な幼児と同じだった。どんな凶悪犯でも、これを飲めば嘘のつけない素直な人間になれるのだ。
そんな自白剤は、その精神だけでなく肉体までも素直にする作用がある事を、今回、乱れまくる妻を見て奥田は気付かされた。これはまさしく覚醒剤と同じ症状であり、人間の理性を完全に破壊した本能の媚薬だと奥田は細く微笑んだ。
いつの間にかレースのカーテンから日射しは消え、そこには貪よりとした闇が広がっていた。部屋には、獣が長時間混じり合った生温かい熱気と、イクたびに恵子が洩らした小便の臭いがムアッと漂っていた。
パイプ椅子に縛り付けられた恵子をその場に残したまま、奥田は静かに部屋を出た。
ポケットから携帯を取り出し階段を上がる。
携帯を開くと、そこには同僚や課長からの着信履歴がズラリと並んでいた。そんな履歴を無視しながら、奥田は恵子の妹である良子に電話を掛けた。
「プルルルル……」という、呼び出し音を聞きながら寝室のドアを開けると、そこには汗だくになった娘がぐったりと寝ていた。
(よくよく見れば、武田の顔に似てなくもない……)
そう背筋をゾッとさせながら娘の寝顔を覗き込む。
「もしもし」
携帯から良子の声が聞こえて来た。奥田は、汗で湿った娘の額に手をあてながら、「あ、良子ちゃん」と白々しい声で笑ったのだった。
それから30分もすると、妹の良子が奥田の家にやって来た。
「お姉ちゃん、どこ行っちゃったの?」
不安そうに首を傾げる良子。
眠った娘を抱いた奥田は、「うん。心当たりがあるから、今からそこに行ってみるよ」と言いながら、良子の腕に眠った娘をそっと預けた。
「じゃあ、私、実家で待ってるから、お姉ちゃんの事、何かわかったら電話下さいね」
良子はそう言いながら、ぐったりとする娘を抱いたまま玄関の扉を開けた。
家の前には待たせておいたタクシーがカチカチと黄色いハザードを点滅していた。そんなタクシーが玄関から出て来た良子に気付き後部座席のドアを開いた。
「娘の事、宜しく頼みます。それと、お義父さんとお義母さんによろしく」
玄関から奥田がそう見送ると、良子はニコッと笑顔を向けながらタクシーに乗込んだのだった。
良子の乗ったタクシーが走り去って行くと、奥田はフーっと溜息をつきながらリビングへと向かった。
熱を出した娘を妻の実家に預けた事で気が楽なった奥田は、口笛を吹きながら冷蔵庫を開け、中からよく冷えたビールを一本取り出した。
グラスにビールを注ぎながら時計を見る。時刻は7時を回ろうとしていた。
(確か花咲ミュージックの営業は8時からだったはずだ……)
そう思いながらグラスのビールを一気に飲み干す。空になったグラスにはビールの泡が灰汁のように引っ付いていた。そんなグラスの中に再びビールを注ぎ込むと、その中に大量の自白剤をサラサラと溶かしていったのだった。
再び洋室へ戻った奥田は、パイプ椅子でぐったりとしている恵子に自白剤が混入されたビールを突き出した。
恵子は朦朧とする目をユラユラと動かしながら布テープで縛られた両手でグラスを握ると、余程喉が渇いていたのか、何の疑いも無くそれを一気に飲み干した。
奥田は空になったグラスを恵子の腕から奪い取ると、手首に巻き付いていた布テープをベシベシと乱暴に剥がし始めた。そしてパイプ椅子から解放した全裸の恵子をフローリングの床に放り出すと、部屋の奥にあるタンスを開け、中から恵子の衣類をバサバサと引きずり出した。
「さて、どんな衣装がいいかなぁ……」
イヤらしい笑みを浮かべながら、床に横たわる恵子を横目で見ると、恵子もその朦朧とした瞳を貪よりと奥田に向けた。
「やっぱりミニスカートだよな」
奥田はそう笑いながら、クローゼットの奥からデニムのミニスカートを引きずり出した。それは3年前に新婚旅行で沖縄に行った時、国際通りの古着屋で奥田が面白半分に買った物で、かなり着丈が短い為、結局1度も履かずじまいだったそんなミニスカートだった。
そんなミニスカートを、ぐったりと横たわる恵子に履かせ、そして薄いTシャツを頭からズッポリと被せて着させた。
もちろんブラジャーとパンティーは着用させていない。
奥田は、薄いTシャツの胸元に透ける乳首をニヤニヤと見つめながら携帯を開いた。
「横川町の奥田ですけど、タクシー一台お願いできますか」
奥田が携帯にそう告げるなり、フワフワと体を左右に揺らす恵子が「……どこへ行くの……」と不安そうに聞いた。
「お前の好きな所だよ。心配するな、美佐子はお前の実家に預けてあるから……」
そう言いながら奥田が携帯をパシッ!と閉じると、その音がまるで催眠術の始まりであるかのように恵子の頭がガクンっと項垂れ、そのプニプニとする唇からニトーっとヨダレを垂らしたのだった。
足元を振らつかせる恵子をタクシーに乗せると、奥田は運転席に向かって「南町商店街まで」と告げた。運転手は「はい」と返事をしながらギアを入れ、そしてソッとバックミラーで奥田を覗き込みながら「奥さん、どこか具合でも悪いんですか?」と心配そうに聞いて来た。
「いやぁ、ちょっと飲み過ぎちゃっただけですよ。ははは、奥田さんの旦那さんが無理矢理勧めるもんだから、参っちゃったよ……」
奥田は、奥田の家に遊びに来た客人を装いながら、ぐったりとする恵子の髪を優しく撫でたのだった。
2人を乗せたタクシーはパチンコ店のネオンがきらめく国道をひたすら走っていた。すれ違う大型トラックのヘッドライトを見つめながら、奥田は恵子の肩を優しく抱くと、恵子の耳元に小声で囁いた。
「武田と最後に会ったのはいつだ」
恵子は奥田の腕の中でぐったりと抱かれながら「……日曜日」と答えた。
「先週の日曜日か?」
項垂れる恵子の顔を覗き込みながら聞くと、恵子はコクンと頷いた。
「場所は」
「……池袋の……ホテル……」
場所と日にちは武田の供述と一致した。
「どうして武田なんかに連絡したんだ。そんなに武田が恋しかったのか?」
奥田は恵子の耳に唇を触れさせながら、まるで愛撫するかのように優しく聞いた。
すると恵子は静かに首を横に振った。そして、大きな瞳に涙を浮かべながら「無理矢理呼び出されたんです……」と呟いたのだった。
大きなドライブインの隣りに、吉野家と松屋とすき家の3店が並んでいるのが見えた。駐車場に止まっている車は圧倒的に吉野家が多く、明らかに吉野家の一人勝ちに見えた。
奥田はそんな吉野家のオレンジ色の看板を見つめながら、「武田に脅されていたのか?」と聞いた。恵子はコクンと頷きながら、「……ビデオを……ネットで公開すると言われました……」とポツリと呟いた。
「それはどんなビデオだ」
奥田は再び恵子に体を向けながら聞いた。そんな恵子のTシャツの胸元では、ノーブラの肉塊が車の動きに合わせてユサユサと揺れていた。
「……いやらしいビデオです……」
「それは……例えばどんなシーンが映ってるんだ」
「……電車の中で……舐めさせられているのとか……」
「電車!」
おもわず声を荒げてしまった奥田が慌てて運転席を見た。不意にバックミラーから覗いていた運転手と目が合った。運転手は慌ててサッと目を反らす。
「……電車の中でフェラをさせられたのか?」
奥田は声を潜めながらもう一度恵子に確認した。
「そうです……夕方の東横線で……学生達が見ている前で舐めさせられました……」
奥田はそのシーンをリアルに思い浮かべ、激しい怒りを覚えながらも同時に激しい性的興奮に包まれた。
奥田はそんな恵子の手をそっと握ると、その手を自分の股間の上に引き寄せた。ズボンの中の肉棒が固くなっているのに気付いた恵子は、項垂れたままその肉棒をギュッと握った。
「他にはどんな所を撮られた?」
ムラムラと興奮しながら奥田が聞くと、恵子は白魚のような細い指を後部座席の暗闇の中でモゾモゾと動かしながら呟いた。
「……新太郎と……セックスしている所を撮られました……」
「新太郎?……」
初めて聞く名前に奥田は首を傾げた。確か武田の名前は英治のはずだ。
「新太郎というのは誰だ?」
「……武田が飼ってるラブラレトリバーです……」
ドキッ! と激しい衝撃が奥田の胸に走った。(嘘だろ!)と動揺しながらハッと顔をあげると、バックミラーから見ていた運転手と目が合った。運転手も盗み聞きしていたその内容に動揺を隠し切れないらしく、バックミラーに映る目を「ギョッ」とさせたまま奥田を見ていた。
「お、おまえは、犬ともヤらされていたのか?」
恵子はフワフワと揺らす頭をコクンと下げた。
「ど、どうやって犬とヤってたんだ……詳しく説明しろ」
奥田は声を潜めて聞いた。恵子はズボンの中で激しく固くなっているモノをスリスリと擦りながら、ゆっくりと口を開いたのだった。
「……新太郎のチンチンを舐めさせられました……新太郎のチンチンは舐めると直ぐに大きくなります……チンチンが大きくなったら四つん這いにさせられて……お尻から入れられます……」
奥田はポツリポツリと話す恵子の話しを、ミニスカートから伸びる太ももを優しく撫でながら聞いていた。
「犬は……射精するのか?……」
ミニスカートの奥へ指を伸ばしながら恐る恐る聞いた。奥田のそんな指が、恵子のモサモサとする陰毛を掻き分け、その奥にある痛々しいワレメに到着した瞬間、ワレメのネチャっとした湿りと同時に「いつも中で出します」と恵子が答えたのだった。
犬に中出しされる妻。そんな猟奇的なシーンを思い浮かべながら、奥田はヌルヌルに湿ったワレメの中に指を入れた。
「あぁぁん……」
くびれた腰を歪める恵子が声を出した。そんな恵子の声は車内に響き、ハンドルを握る運転手の体がとたんに固まった。
そんな運転手とバックミラーで目が合った。奥田は運転手からソッと目を反らすと、恵子のTシャツをゆっくりと捲り上げた。
薄暗い後部座席に、恵子の真っ白な乳房がパッと輝いた。釣り鐘型のCカップが、ツーンと乳首を立たせながらタプタプと揺れていた。
そんな恵子の生乳を、運転手が息を飲みながらバックミラー越しに見ているのがわかった。そんな運転手の視線を意識しながら、奥田は柔らかい乳肉を乱暴に揉みしだいた。
コリコリと固くなった乳首をギュッと摘むと、恵子は「くふっ」と息を吐きながら、グラッと奥田に寄りかかった。そんな恵子の上半身をゆっくりと膝の上に寝かせた奥田は、左手で恵子のサラサラの髪を撫でながら、右手でズボンのジッパーを下ろした。
青筋を立てたペニスが窓から注ぎ込む街灯の灯りにぼんやりと照らされた。目の前に反り立つペニスを、恵子は愛おしそうな目で見つめ、ハァハァと熱い息を吐きながらゆっくりと唇を開く。
恵子の生温かい舌が亀頭をまったりと包み込んだ。「うぅぅ」と喉を鳴らしながら顔をあげると、いつの間にかバックミラーの角度は下に向いていた。どうやら運転手はバックミラーの角度を奥田の股間に合わせたらしい。
奥田はそんな運転手に、妻の卑猥な姿をもっと見せたいと思った。ムラムラと興奮する奥田は、恵子の脚を掴むとそれをシートの上に乗せた。そしてシートの上で両膝を立たせると、ゆっくりと両足を開かせ、運転手が覗いているバックミラーに向けてM字に股を開かせたのだった。
それに気付いた運転手は、慌ててバックミラーの角度を変えた。下を向いたバックミラーは明らかに恵子の性器を映し出しているはずだ。
(続く)
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