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    やりまん5

(解説)
やりまんFILE第5話。
看護婦のマリちゃん。
優しくて可愛くて天使のような女の子。
そんな白衣の天使に、黒い手帳を懐に忍ばせた萬次郎が牙を剥く。
催眠術をかけられた激カワ看護婦は果たしてどうなってしまうのか!



―9―


 黒い手帳に記されている女は、どう言うわけか全員が美人だった。
 モデル顔負けのイイ女から、まるでアニメから飛び出て来たような美少女と、今まで萬次郎とはまったく縁のなかった美人達がズラリと勢揃いしていた。
 1日1人のペースでヤリまくり、既に黒い手帳に記されていた美女を10人も喰っていた萬次郎だったが、しかし、その中にどうしてももう一発ヤリ直したい女が1人いた。
 鹿島優子・24才・美容師。優しいお姉さん、という言葉がよく似合う、どことなくセレブな香りが漂う癒し系の清潔な女だった。

 3日前、萬次郎はこの女を、帰宅途中の歩道で、毎度の如く「テレビのリモコンと携帯電話を間違えるな」という意味不明な暗号で催眠術をかけ、そのままレンタカーに乗せては近くのパチンコ屋の巨大駐車場に連れ込み散々犯したのだが、しかし、その時の優子の『あまりにもスケベなセックス』にたちまち虜になってしまった萬次郎は、どうしてももう一発優子とヤリたくて仕方がなかった。
 あの上品で大人しそうな顔をしながらも、萬次郎のピンピンに勃起した巨大ちんぽをジュボジュボと激しくしゃぶり、そして、自らの意志で騎乗位になっては萬次郎の体の上でコキコキと激しく腰を振りながら何度も果てていた淫乱女。そんな優子がどうしても忘れられず、萬次郎はどうしてももう一発優子とヤリたくて仕方なかったのだった。

 そんな萬次郎は、再び優子の自宅マンション近くの路上で優子の帰りを待っていた。優子が路上に現れると、前回と同じように優子がカツコツとヒールを鳴らしながら歩いている傍までレンタカーを静かに近づけ、助手席から歩道を歩く優子に向かって暗号を呟いた。
 しかし、どういうわけか、優子は催眠術にかからなかった。
 歩道を早足で歩く優子は、助手席の窓から意味不明な言葉を投げ掛ける萬次郎に露骨に嫌な表情を向け、挙げ句には「大声を出しますよ!」と萬次郎を睨んだ。
「キミは僕の事を覚えてないの?・・ほら、3日前あそこのパチンコ屋の駐車場で、キミは僕の精子を飲んだじゃない・・・」
 そう言いながら、萬次郎が必死になって優子の記憶を呼び戻そうとしていると、真っ赤な顔した優子はいきなり携帯電話を取り出し、素早く110番に電話をしたのだった。

(この手帳の女達は、一度しか催眠術にかからないらしい・・・)

 慌てて逃げ帰って来たカプセルホテルで、萬次郎は黒い手帳を広げながら考えていた。
 カラオケボックスのあずみちゃん、カフェのゆいちゃん、美容師の優子、女子高生のカズミ、変態の美津子さん、OLの幸子さん・・・・。
 狭いカプセルの中で今までヤってきた女達を一人一人思い出していた萬次郎は、もう二度とそれら美女達と肌を合わせる事が出来ないのかと思うと、もっと計画的にじっくりと楽しむべきだったと激しい後悔に襲われた。
 そんな萬次郎は、もう一度、この手帳についてじっくりと考えてみた。

 まず、そもそもこの手帳は一体なんなのか?・・・

 しかし、それは今まで散々考えて来た事だが、どれだけ考えてもこの不思議な手帳の謎は一向に解けなかった。だからそれはもう考えない。誰が何のためにこの手帳を作り、そしてそれがどうして自分の手元にあるのかをどれだけ考えた所で答えは一向に出ない。だからそれはどーでもいい。それよりも、この手帳をいかに有意義に使いこなす事が大事なのだ、と、改めて萬次郎は手帳を見直した。

 催眠術のキキメは2時間・・・

 催眠術にかかった女は瞬間でアソコがヌルヌルに濡れ、まるで大好きな恋人に抱かれるかのように激しく悶え狂う・・・・
 尚かつ、催眠術にかかった女はどんなプレイでも拒否しない。3P4Pといった飛び入り参加も可能で、ウンコをしろと命令すればその場でウンコもするし、ウンコを食べろと命令してもきっとウンコを食べるだろう。
 いや、もしかしたら死ねと命令すれば、自殺だってしかねない・・・・
 そして、2時間の催眠術が切れると、いきなり『素』に戻る。
 そして、自分のその状況を知るや否や、脅え怒り驚き泣いて絶叫する・・・・
 残念な事に、1度催眠術を掛けた女は、もう二度と催眠術は掛からない・・・・
 萬次郎はカプセルの天井をボンヤリと眺めながら考えていた。

(なんという刹那的な・・・・)

 萬次郎はそう思いながらも深い溜息を吐き、そして同時に、1度ヤってしまった彼女達とはもう2度と肌を重ねられないという事実に、なんとも言えない猛烈なやるせなさに包まれたのだった。


―10―


 無い知恵を絞ってアレコレと計画してみるが、しかし元々自分の人生にさえ計画性のない萬次郎がどれだけ考えてみた所で、何か良き計画が浮かんで来るわけでもなかった。
 結局、萬次郎は何の計画も無いまま、いつものように黒い手帳に記された女を尋ねる事にした。
 黒い手帳には、残り10人の女の名前が記されていた。
 順番から行くと、次はいよいよ大御所の番だった。



『名前・大前松子
 年齢・45才
 住所・東京都足立区・・・
 携帯・090-7554-1・・・
 勤務先・日本海かまぼこ株式会社東京工場
 暗号・母ちゃん』



「45才かぁ・・・・」
 元々ロリコン系の萬次郎は熟女には全く興味がない。しかも、データーに記されている、その『松子』という名と、勤務先の『かまぼこ』という文字がどうも萬次郎をソノ気にさせなかった。

(これはパスかな・・・・)

 そう思いながらも、しかし手帳の女の数が少なくなって来ているのをふと思い出した萬次郎は、45のババアでも貴重な女の1人だと重い腰を上げ、取りあえず松子の顔だけでも拝んで来るかとバスに乗込んだのだった。

 アナウンスで呼び出されて工場の駐車場に出て来た松子は、萬次郎が思っている以上にグロテクスな熟女だった。
 ブヨブヨの脂肪に包まれた松子の体は、胸と腹と尻が同じ太さだった。人生に疲れ果てたようなその表情はどんよりと暗く、ネズミ色した作業ズボンの足下に見える毛玉だらけの靴下と薄汚れたゴムサンダルがまるで山田洋次の映画に出て来そうな工女だった。
(まったくソソらない醜熟発酵ウシ女・・・・)
 そう判断した萬次郎は、駐車場でキョロキョロしている松子をそのままにしてかまぼこ工場を後にしたのだった。

 あれは黒い手帳の神様の悪戯なのだろうか・・・・
 それまでこの手帳に書いてある女が100発100中でイイ女ばかりだったのを考えると、萬次郎は、あの醜い松子は神様の悪戯だとしか思えなかった。
 そんな事を考えながらバスに揺られていた萬次郎は、いきなり車内に響いた『次は天昇病院前、天昇病院前です』という車内アナウンスを聞いて、その病院名に聞き覚えがあると思い慌ててポケットから手帳を取り出した。

(天昇病院って・・・確か書いてあったぞ・・・・)

 そう思いながら手帳を開くと、その名前は一番最後のデーターに記されていた。



『名前・宮崎マリ
 年齢・24才
 住所・東京都文京区・・・
 携帯・090-2556-7・・・
 勤務先・天昇病院内科
 暗号・さらばベジタリアンの男よ』



 看護婦だ!と、おもわず車内で叫びそうになった萬次郎は、まだバスが走っているというのにバスの降り口に慌てて移動し、その扉が開くのを今か今かと待ちわびたのだった。
 しばらくバスは走ると、『プン!・・・天昇病院前、天昇病院前です』という機械的なアナウンスが車内に響き、バスはゆっくりと停車した。
 降り口ドアがぎこちなくガガガッと開くなり、まるで解き放された猟犬のように萬次郎はバスを飛び出した。目指すは大通りの向こうに聳える巨大病院。24才の看護婦をバックからガバガバに犯してやる!宮崎マリ宮崎マリ宮崎マリ宮崎マリ・・・・と、血走った目をギラギラと輝かせながらそのまま横断歩道に飛び出した。
 するといきなりキキキーィッ!という強烈な急ブレーキの音が響き、それとほぼ同時にドン!という鈍い音が響いた。
 白い乗用車に2メートルほど跳ね飛ばされ、道路の真ん中で人形のようにひっくり返っていた萬次郎は、一瞬ムクッと顔を上げると、歩道でそれを呆然と見ている老婆に向かって、何が起きたのかわからない表情をしながら「えっ?」と首を傾げた。
 血相抱えた運転手が慌てて車から降りて来て、道路に横たわる萬次郎を抱きかかえた。そして「大丈夫ですかー!」と運転手が叫ぶと、萬次郎はそのままフッと意識を失ってしまったのだった。


―11―


 遠くの方から事務机の椅子がギシギシと鳴っているのが聞こえてきた。冷たいタイルの床をスリッパの音が行ったり来たりしているのがわかる。

(ここは・・・どこだ・・・・)

 萬次郎はボンヤリと映る白い壁を見つめながら考えていた。

『棚橋先生、棚橋先生、外科部室までお越し下さい』
 遠くの方で放送アナウンスが響いているのが聞こえた。

(ここは・・・病院か?・・・)

 そう思った瞬間、クレゾールの匂いが鼻に付いた。裸足の足の裏にはザラザラとしたシーツの感触があり、頭にはやたらと柔らかい枕の感触があった。
(どうして・・・)と、思いながら横を見ると、パイプベッドの横にポタポタと雫を落とす点滴が見えた。その点滴の管を目で追って行くと、その先は自分の左腕の血管に突き刺さっていた。
(嘘だろ?)と、体を起こそうとした瞬間、ベッドを囲んでいた白いタラタラのカーテンが、いきなりシャッ!と開いた。
「あら?」
 大きな看護婦さんが、パイプベッドの上で朦朧ともがいている萬次郎を見つけるなり、「先生、こちらの患者さん、意識が戻りました」と、カーテンの向こうに向かって叫んだのだった。

「はっきり言ってどこにも異常は見られないんだ・・・外傷も無ければ、打撲の形跡も見られない・・・」

 そう呟きながらカルテを見ていた若い医師は、ゆっくりとベッドの萬次郎に顔を向けると、「うん・・・ズバリ、キミは不死身だ」と頷き、そして真っ白な歯を見せてニカッと笑った。
 隣に立っていた巨大な看護婦も同時にふふふふっと笑う。
 取りあえず萬次郎も一緒になってひひひひっと笑った。

「しかし、ま、実際は2メートル近くも跳ね飛ばされたんだしね、一応、明日しっかりと精密検査をしておいたほうがいいから、今夜は入院ってことになるから・・・」

 若い医師は、カルテに何かを書き込みながらブツブツとそう言った。
 所持金980円の萬次郎は焦った。このポツポツと雫を垂らす高そうな点滴分で、自分の全財産が消えてしまうような気がして焦ったのだ。
 しかし、そんな萬次郎の仕草を見て気付いたのか、若い医師はカルテに何かを書き込みながら「心配しなくていいよ。ココの費用は加害者が保険で支払うから・・・」と、ポツリと呟いたのだった。

 入院・・・。たとえ、費用の心配はしなくてもいいと言われても、しかし気分はゲッソリした。
 まさかあんな所で車に轢かれるなんて・・・僕はどうしてこうも運のない男なんだろう・・・・
 そう溜息をつく萬次郎は、もしかしたら全てあの松子のせいかも知れない、あんなバケモノを見たもんだから変な悪運が取り憑いたんだ・・・・と、関係のない松子を酷く恨んだ。
 するとその時、いきなりカーテンの向こう側から大きな看護婦の声が聞こえて来た。

「あっ、マリちゃん、さっきの交通事故の患者さん、今さっき意識が戻ったから」

 萬次郎は、大きな看護婦が言った、『マリ』という名前に反応し、慌てて耳を凝らした。
「マリちゃん、今夜は宿直だったわね?あの患者さん、今夜はこのまま検査入院って事になったから、あとはよろしく頼むわね・・・」
 大きな看護婦がそう言うと、すぐに「はい。わかりましたぁ」という可愛らしい声が返って来た。
 その返事と同時にスタスタスタっという子鹿が飛び跳ねるようなスリッパの音が萬次郎のベッドに近付いて来た。
「失礼しまぁす・・・」という可愛らしい声がカーテンの前から聞こえると、輝くほどの美少女ナースが天使のような優しい笑顔を萬次郎に向けながらカーテンの中に入って来た。
 その可愛いナースの胸元には「宮崎」と書かれていた。その名札を見た萬次郎は、瞬間、あれほど恨んでいた松子の存在は直ぐに消え去った。そして、逆に、どーして自分はこんなに運のある男なんだろうかと、つくづくそう思いながら、薄っぺらい敷き布団に顔を埋めては大声で叫びたいのを必死に堪えていたのだった。


―12―


 宮崎マリは、顔、スタイル、雰囲気、性格と、どれをとっても誰もが認める『可愛い看護婦さん』だった。
 化粧はほとんどスッピンに近い薄さで、大きな目と健康的な唇は化粧などしなくても十分に可愛いい。
 透き通るような白い肌をした小顔に栗毛色の髪をポニーテールにキュッと縛り、スラリと細く小さな体で、院内を明るく元気いっぱいに走り回る、そんなとっても笑顔の可愛いこの娘は、まさしくクリオネのような美女だった。

 個室の窓側に置かれたベッドに横たわる萬次郎は、そんなマリから入院の説明をアレコレと聞かされていた。
 この個室は、萬次郎を轢いた加害者が用意してくれた。加害者の中年サラリーマンは、萬次郎の意識が戻ると聞くと慌てて病院へ駆けつけ、大量の果物と生花、そして『お見舞い』と書かれた封筒を持って来た。その封筒の中にはしわくちゃの1万円札が2枚入っていた。

「テレビを見る時はこのスイッチを押して下さいね」

 マリはベッドの頭上に付いているスイッチパネルを覗き込みながらそこを指差し、ゆっくりと見上げる萬次郎に向かって、「ここね」ともう一度呟いた。
 萬次郎は顔をゆっくりあげたまま、わざとらしく「イテテ・・・」と顔を顰めた。
「痛い?」
 マリは慌てて萬次郎の顔を覗き込んだ。
 萬次郎はちっとも痛くなかった。が、しかし、そうやって大袈裟にそうする事によってマリが異常に優しくしてくれる事に気付いた萬次郎は、この個室に来てからと言うもの、まるで重病患者のように演技しているのだ。
「大丈夫ですか?」
 マリの小顔が萬次郎の大顔を間近で覗き込む。アメリカのベビー人形のような可愛い唇から、マリの微かな吐息が萬次郎の顔に降り掛かった。
「首が・・・イテテテ・・・」
 萬次郎は顔を顰めながら枕の上で首を斜めに曲げ、大袈裟に唸った。
「やっぱり湿布を貼っておいたほうがいいですね・・・ちょっと待ってて下さい」
 マリはそう告げると、そのままナースサンダルをパタパタと音立てながら個室を出て行ったのだった。
 マリが個室を出て行くなり、萬次郎は布団の中でガチンガチンに固くなっているモノをおもいきり握りしめた。

(めちゃめちゃ可愛いじゃないか・・・)

 興奮を抑え切れない萬次郎は、病院貸し出しの寝間着から勃起したペニスを捻り出すと、ゴシゴシと上下にシゴいた。いつ、その扉からマリが入って来るかも知れないと言うスリルが、更に萬次郎を興奮させていた。

(あの娘が来たら、コレを見せつけてやる・・・そして暗号を言ってこのままココでズボズボとヤっちゃおうか・・・・)

 ナース服のマリをこのパイプベッドの上で無惨に犯す・・・そんな想像をしながらも、しかし、まだまだ夜は長い、それにあの娘は今夜は宿直だ、慌てる事はない・・・と、冷静に笑う萬次郎は、廊下からマリのナースサンダルの音が近付いて来るのを聞きながら、ゆっくりと寝間着の中にペニスを仕舞ったのだった。


「背中に湿布を貼りますから、横になりましょうね・・・」
 湿布の袋をビリビリっと開けたマリは、そう言いながら萬次郎の肩に手を掛けた。
「ゆっくりでいいですから、そのまま体をこっちへ向けて下さいね・・・ゆっくりでいいですよ・・・」
 ベッドの横に中腰になるマリは、萬次郎の大きな肩を優しく自分の方へと引き寄せた。萬次郎はわざとらしくイテテテ・・・などと演技しながらも、中腰になっているマリの胸元に向かって顔を移動させた。

 かなりの接近だった。
 『宮崎』と書かれた胸の名札が顔に迫り、あとほんの少し首を伸ばせば萬次郎の頬にマリのナース服の襟が当たりそうだった。
 萬次郎は痛いフリをしながらも、マリの胸元に漂うクレゾールの香りをおもいきり吸い込んだ。
 萬次郎の体を横向きにしたマリは、そのままスリッパを鳴らしながらベッドの反対側へと回った。そして、萬次郎の大きな背中に向かって「失礼しまーす・・・」と小さく呟くと、静かに掛け布団を捲り、そしてゆっくりと寝間着を脱がせたのだった。
 横向きになった萬次郎は、自分のダラリンと垂れ下がった乳と腹の贅肉を見つめながら、我ながら醜いと思った。
「痛いのはこの辺ですか?・・・」
 背後からそんなマリの声が聞こえると同時に、優しく触れるマリの手の平の感触が、贅肉に包まれた背中に伝わって来た。マリの小さな手の平はジットリと汗ばんでいた。
 マリの手の平の汗が肌に直接触れ、それが毛穴を伝わってはジワジワと自分の体内に吸収されて行く様子をリアルに想像しながら、横向きになっている萬次郎の股間は破裂せんばかりに膨れ上がっていた。
 萬次郎の背中に強烈なミント臭漂う湿布が次々に貼られて行った。
 横向きの萬次郎は勃起するペニスをジッと見つめながら、どうにかしてコレをマリに見せてみたい、という衝動に駆られた。

 最後の1枚を腰に貼ったマリは、湿布に付いていたビニール紙をクシャクシャと音立てながら、「他に痛い所はございますか?」と、萬次郎の背後で呟いた。
 萬次郎は胸をゾクゾクとさせながら、「ここが異常に痛いんです・・・」と、横向きの股関節を痛々しく擦った。
「ここですか?」
 マリの小さな手が、トランクス越しに股関節を弄った。

「はい・・・そこからずっと太ももの裏にかけてズキンズキンと痛むんです・・・」

 そう説明しながら、萬次郎が勃起した股間をソッと見ると、トランクスの股間はガッツリと膨み、そしてトランクスの一部分には我慢汁のシミがネッチョリと浮かんでいたのだった。
 萬次郎の股間がそんな状況になっているとも知らず、マリは普通に「腰を打ったのかなぁ・・・」などと呟きながら、足下の掛け布団を畳み始めた。
 そしてその畳んだ掛け布団をベッドのパイプに掛けると、「じゃあ、ちょっと失礼しますね・・・」と言いながら、何の疑いも持たずトランクスのゴムをズラし始めた。
 しかし、トランクスはほんの少しズレるだけで、スムーズにズリ下がりはしなかった。それもそのはず、トランクスは勃起ペニスに引っ掛かってしまっているのだ。

「・・・あれ?・・・」

 マリは、まさかトランクスが勃起ペニスに引っ掛かっているとは思いもよらず、萬次郎の背後で不思議そうに「あれ?」と何度も呟きながらグイグイとトランクスを引っ張った。
 トランクスが引っ張られる度、萬次郎のペニスは刺激を受けていた。
 下手をすればこのままの状態で射精する危険性もある。
 慌てた萬次郎は、マリにバレないように人差し指をトランクスに差し込むと、引っ掛かっていたトランクスのゴムを勃起するペニスからソッと外した。
 その瞬間、マリが引っ張っていたトランクスがスルっとズレた。
「やった・・・」
 おもわずマリがそう小さく呟く。そんなマリが可愛くて堪らない萬次郎は、一刻も早く、このギンギンのペニスをマリのその人形のような口の中に押し込みたくて気が狂いそうだった。

「この辺?・・・ですかぁ?・・・」

 マリの細い指が萬次郎の骨盤を這い回った。
「はい・・・そこから太ももの裏まで全体的に・・・」
 横向きの萬次郎は、まるでヨダレを垂らしているかのように尿道からニュルニュルと汁を垂らしている巨大な亀頭をジッと見つめながら、興奮するウルウル声でそう答えた。
「じゃあ、そのままゆっくり仰向けになりましょうね・・・」
 萬次郎のペニスがそんな恐ろしい状態になっているとは夢にも思っていないマリは、何の警戒も無く萬次郎の体をゆっくりと仰向けにさせてしまった。

「あっ」というマリの小さな声が夜の個室に響き渡った。
 仰向けになった萬次郎の股間には、実にグロテスクな巨大ペニスが、まるで天に昇る龍の如く、隆々と反り立っていた。

 萬次郎は太った体をブルブルと震わせながらギュッと目を綴じていた。
「・・・あっ・・・じゃあ・・・えっと・・・」
 しばらくの間、勃起ペニスを目の当たりにして絶句していたマリだったが、しかしナースとしてこのまま呆然としているわけにもいかないと思ったのか、アタフタと焦りながらも口を開いた。

「い、痛いのは・・・ど、どの辺ですかねぇ・・・」
 完全に萎縮してしまったマリのその声は、蚊のような弱々しい声だった。
 萬次郎はギュッと瞑っていた目をゆっくりと弛め、薄目でマリの様子を伺った。
 マリは大きな湿布をギュッと握りしめたまま、真っ白な頬を真っ赤に染めては、恥ずかしそうにモジモジと俯いていた。
「痛いのは、この辺です・・・・」
 萬次郎は巨大な肉の棒を手の甲でズラすと、ゆっくりと股を開いては金玉を曝け出し、太ももの裏を指で示した。
「・・あ・・・はい・・・」
 恥ずかしそうに顔を赤らめながら、マリは開かれた股の間を覗き込んだ。
 そして素早く湿布のビニールをペリペリペリっと剥がすと、恐る恐るその場所へと手を近づけて来た。

(今か?・・・)

 萬次郎は、マリの小さな手が股間に近付いて来るのを見つめながら、暗号を口にしようかどうしようか悩んでいた。
 幸い、院内は消灯時間になっており、既に廊下の電気は消されている。この個室は一番奥にある為、一般部屋やナースステーションからはかなり離れており、多少のアエギ声なら大丈夫だろう。それに、なんといってもここにはベッドがある・・・・

 黒い手帳の女をベッドの上で抱くのは初めてだった。今まで、駅のトイレや公園、車の中ばかりでヤっていた萬次郎は、ベッドの上でゆっくりと催眠女を堪能するというシチュエーションに憧れていたのだ。
 しかし、これほどまでの好条件に関わらず萬次郎は躊躇っていた。

(この激カワ看護婦とは1度きりしか交じり合うことができないのだ。しかもそれはたったの2時間だけ・・・それなのに、こんな簡単に終わらせてしまっていいのだろうか・・・・)

 萬次郎はそう考えながら、マリの小さな手が自分の太ももの中に沈んで行くのを見ていた。
 勃起したペニスがピコピコと震え、亀頭からダラダラと垂らす涎をテラテラと輝かせていた。そんなペニスを目の当たりにしながらも、マリは恥ずかしそうに頬を赤らめては素早く湿布を張付けていた。
 ふいにマリの手の甲がペニスのコリコリとした竿に触れた。
 驚いたマリは、なぜか「あはっ」と笑いながら、慌ててその手を引っ込めた。
 薄目でそれを見ていた萬次郎と、恥ずかしそうに笑っているマリの目が合った。
「えへへへへ・・・」
 照れくさそうに首を窄めたマリを見て、おもわず萬次郎も「ぷっ」と噴き出してしまったのだった。

つづく

      <<目次へ戻る  6へ続く>>


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