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天使と悪魔4

2011/04/15 Fri 09:57

天使と悪魔4




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「おまえ・・・藤田のバカとこの体育倉庫で・・・俺、見たんだよ・・・」
 松浦は歌舞伎役者のような切れ長の目を泳がせながらボソっとそう言った。
 藤田のバカ。この学校の理科の教師だ。
 優はこの藤田という教師とも援交していた。
 この小説の冒頭に出てくる「藤田先生と中山先生がラブホに行った」という話しは、実はあれは中山先生ではなく優だ。藤田とラブホに行ったのは紛れもなく優だったのだ。
 それを男子生徒達が、優と中山先生を見間違えて騒ぎ立てた。だから焦った優は、下手な嘘泣きの演技なんぞをしては誤魔化していたのだ。
「おまえは・・・この体育倉庫で・・・藤田のバカに縛られてた・・・・」
 松浦はそう言いながら倉庫の奥に置いてある椅子を指差した。
「あの椅子に縛られながら、おまえが藤田のバカにアソコの毛を剃られたり・・・バイブ入れられたりしてるのを全部見てたんだ、俺・・・」

 優は、かなりマズい、と、静かに下唇を噛んだ。
 そこらのキモオヤジやオタクとの援交がバレたのなら、なんとでも誤魔化す事が出来るが、しかし相手が藤田となると、松浦もこの学校の生徒である以上、下手な誤魔化しは通用しないのだ。
「・・・おまえ・・・あん時、スゲェ感じてたろ・・・だから、俺もソレを・・・・」
 松浦は照れくさそうにそう言いながら、マットの上に転がっているピンクローターをチラッと見た。
 松浦のその言葉と表情で、優の腹は決まった。
(こいつはただのスケベだ・・・色仕掛けで口封じしてしまえば・・・簡単だわ・・・・)
 そう思った優は、相手が学校でも人気ナンバーワンの松浦ならば望む所だとばかりに静かに微笑むと、足下のピンクローターをソッと摘まみ上げた。
 桜色にネールされた爪とピンクローターのショッキングピンクが重なり合い、まるでグラデーションしたかのように光る。
 松浦はピンクローターを摘む優の手元を見つめながら、意味もなく「大人のおもちゃ屋で、いちきゅっぱだった・・・」と照れくさそうに笑った。
「ねぇ・・・こんな物より・・・」
 優は甘えるようにそう言いながら、跳び箱の裏にいる松浦の手を軽く握り、床にマットが敷いてある方へと引き寄せた。
「えっ?・・・えっ?・・・」などとオロオロになりながら跳び箱の裏から出て来た松浦に、優はソッと寄り添った。
 松浦の胸元に黒いキャップを被った優の小さな顔がペタッとくっ付いた。
 松浦は、そんな華奢な優の体をおもいきり抱きしめたい衝動に駆られる。
「触っても・・・いいよ・・・」
 松浦の胸元で優が小声で囁いた。
「えっ?・・・」
 優を見下ろす松浦の目に、黒いジャージのジッパーをヘソまで下げた優がキラキラとした瞳でニヤッと笑った。
(マジかよ・・・めちゃくちゃ可愛いよ・・・)
 松浦は、優の全身から漂う美少女の香りに包まれながら、恐る恐るそのブラジャーにソッと手を添えた。
 ブラジャーの上にただ手を充てただけの松浦を見て、優が「くすっ」と笑った。
 そして優は自らジャージの上着を脱ぎ捨てると、そのブラジャーをプチッと外し、先っぽに桜の花びらをくっ付けたような真っ白なオッパイをプルンっと松浦に向けた。

「す、すげぇ・・・綺麗だぁ・・・・」
 松浦は目を爛々と輝かせながら、優のオッパイを手の平の中にソッと包み込んだ。
 そして少しだけ指をグッと曲げると、五本の指が何の抵抗もなくムニュっと食い込み、松浦はその柔らかさを、つい先日、青山のカフェで食べた、薄皮シュークリームの皮のようだと、妙に複雑に頭の中で表現した。
 そんなオッパイの先の乳首を、人差し指でコロンっと転がすと、優は甘えるように「やんっ」と肩を窄めた。
(こりゃ・・・堪んねぇぜ・・・)
 優のあまりの可愛さに、目眩すら感じていた松浦は、不意に襲われた感触に背筋をゾゾゾっとさせた。
「凄い・・・立ってるよ・・・」
 優の右手が、まるでタコが蠢くかのように松浦の股間を弄っていた。
 優のその手の動きは流石だった。それは、これまでに手コキだけで危ない橋を渡って来た必殺技だった。
 ペニスを五本の指に包み込みながら、微妙に少しずつ上下させながら刺激した。
 そんな優の指技に、おもわず松浦が「んんん・・・・」と声をあげると、優は嬉しそうにニヤッと微笑み、まるで手品師のように素早くズボンのジッパーを下ろした。
 ムニュっと生チンを握られた松浦は、慌てて優の手を振り解いた。
「いいよ、チンポは触らなくていい・・・」
「?・・・どうして?」
 ピンクの唇から小さく息を吐きながら優が首を傾げた。
「ど、どうしてって言われても・・・・」
「恥ずかしいの?」
 優は、幼児に語りかけるかのように松浦の目を見て笑った。
「ち、違うよ、そんなんじゃねぇよ、ただ、風呂に入ってねぇから・・・」
 松浦は、優にソレをシコシコしてもらいたいのはやまやまだが、しかしその秘密がバレてしまっては一大事だと必死で包茎を隠そうとした。
 そんな松浦を優しく見つめる優は、「くすっ」と鼻で笑いながら、静かに松浦の足下にしゃがんだ。
 そしてズボンの中にモゾモゾと指を入れながら「汚れててもいいよ・・・舐めてあげる・・・」と、それを摘み出そうとした。
「そんなんじゃねぇんだって!」
 そう叫んだ松浦が慌てて後退りすると、驚いた優が目を点にしながら松浦を見ていた。

(そんなんじゃねぇとか言ってんじゃねぇ!)
 第二体育倉庫の鉄扉の隙間から、そんな一部始終を覗いていた男が心の中で絶叫した。
(ヤルなら早くヤっちまえ!)
 更にそう絶叫する男は、暗闇の廊下でしゃがみながらペニスを握りしめていた。
 そんな男のペニスも、松浦に負けず劣らぬ大包茎だった。
 その男とは、何を隠そう桜高校番長・加藤マサルだ。
 そう、優の自宅の前の電信柱で、いつも毎晩潜んでいたのはこの加藤マサルだったのだ。
(恰好ばかり付けた、だらしのねぇ野郎だ・・・素直にチンポ舐めてもらって、そのままとっととヤっちまえばいいんだよバカヤロメ・・・・)
 そう熱い息を吐く加藤マサルは、優のストーカーではなく自称用心棒だった。
 陰日向となっては優をストーカーから守って来た加藤は、毎晩毎晩優の家の前の電信柱に隠れながらも寝ずの番をし、優の家に忍び寄るストーカー共を見張っていたのだ。
 実際、加藤は、これまでに5人程のストーカーを退治していた。
 優の家の玄関のドアノブに精液を掛けている変態に飛び蹴りを喰らわし、優の家の庭先に置いてあったキティーちゃんのサンダルを舐めていたストーカーに一本背負いを決めてやった。又、洗濯物を盗もうとしていた下着泥棒を取り押さえたり、風呂場を覗こうとしていたノゾキ魔を羽交い締めにしたりと、加藤は優に知られる事無く、陰日向となっては優を守って来た(但し、おじいちゃんの盆栽を盗んだのは加藤の仕業。加藤はその盆栽を近所の植木屋に三千円で売り付けた)。
 自称用心棒の加藤のおかげで、優のストーカーは一斉に姿を消したのだった。
 そんな加藤は今夜も優の家の警護にあたっていたのだったが、しかし、優の部屋の明かりが消えてしばらくたった時、優の家の勝手口がある路地から、黒装束の怪しい人影が出て行くのを発見した。
 すわストーカーか!と、慌てた加藤が黒装束の後を追うが、しかし大通りの街灯で見たのは、なんと黒いキャップをかぶった優だった。
 そんな優を見て、加藤は思った。
 怪しい。何かある・・・と。
 そうして優の後をこっそり付けて来た加藤は、この第二体育館でとんでもないシーンを目撃する事になったのだった。

 倉庫を覗く加藤は、薄暗い倉庫にパッと白く輝いている優の裸体を見て、夜の森の妖精のようだと思った。
 そんな優を抱く男。番長・加藤が日頃からライバルと敵視している、学校一の不良・松浦サトルだ。
 松浦はすこぶる女にモテる。確かにヤツは男から見てもカッコいい、と、そう認める加藤だったが、しかし全く女にモテない加藤にはいけ好かない野郎だった。
(本当なら、あんな野郎は一発でぶっ飛ばしてやるところだが・・・・)
 優を抱く松浦を忌々しく見つめながら加藤はそう思うが、しかし、こんなシーンは滅多に拝めるものではない。
(ヤツをぶっ飛ばすのは、とりあえず俺が精子をぶっ飛ばしてからだ・・・・)
 そう思いながら加藤は勃起したペニスを捻り出した。そして倉庫の鉄扉の隙間から優の悩ましい体を見つめながらシコシコシコ・・・・・。

「わかった・・・・」
 後退りする松浦を見つめながらそうポツリと呟いた優は、そのままマットの上でスルスルとジャージのズボンを脱ぎ、そのまま白いレースのパンティーも一気に脱ぎ取ると、薄暗い倉庫の中にゆで卵をツルンっと剥いたような真っ白な尻を浮かび上がらせた。
「な、なにすんだよ・・・・」
 黒いニーソックスだけの姿となった優を見て、とたんに松浦が狼狽えた。
 優は足下に転がっていたピンクローターをそっと摘まみ上げ、「オナニー・・・しなくっちゃいけないんだよね・・・」と呟きながら、ローターのスイッチを入れたのだった。

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 静まり返った体育倉庫に、ヴィィィィィィというまるで大きな銀蝿が飛んでいるような音が響いた。
 跳び箱を背にしてマットに腰を下ろした優は、おもむろにそれを乳首にあてた。
 優の真っ白なオッパイがフルフルフルっと波打ち、優の細い腰がジワーッと捩れる。
「ゴクっ・・・・」
 松浦は音を立てながら唾を飲み込んだ。
 そんな松浦をソッと上目遣いで見つめる優は、桜色にネールされた人差し指をその肉付きの良い唇にスっと挟み、その先をチロチロと舐めた。
 松浦は心臓をドキドキさせながら、そんな優を呆然と見つめる。
 松浦をジッと見つめたまま、優はその指をヌポッと唇から抜いた。そして唾液でテラテラと輝くその人差し指を、そろりそろりと股間の中へ沈めていく。
 フワッと柔らかそうな陰毛を手で隠すかのように股間に手を這わせた優は、モゾモゾモゾっとその手を動かしながら「んんん・・・」と唸り、恥ずかしそうに顔を俯かせた。
 そんな優の足下に松浦はしゃがんだ。そしてギラギラした目を優の太ももに向けながら「足・・・開けよ・・・」と命令した。
 松浦のその言葉に、優の両膝がゆっくりと動き出した。
 優はそのまま膝を立て股をM字に開く。
「恥ずかしい・・・・」
 喉をヒクッとさせながらそう呟く優。
 ハァハァと逆上寸前の松浦の目に、陰毛の奥で蠢く赤黒いワレメが飛び込んで来た。
 そのワレメはだらしなく口を開き、テラテラと輝くヨダレを垂らしていた。
(もう、濡れてる・・・・)
 そう興奮しながら優の股間に顔を近づけた。優の細い指がモゾモゾと動いているのが間近で見え、そこからクチャクチャと粘着力のある音が微かに聞こえて来た。
 そんな松浦の耳に、ヴィィィィィィ・・・という音が近付いて来た。
 優は、松浦に股間を向けたまま、ピンクローターの先をクリトリスに触れさせる。
「あぁぁん!」
 優が小さな尻をピクン!と跳ね上げた。
 それを見ていた松浦の頭の中は、まるでスリコギで脳味噌を掻き回されているかのようにグラングランとなり、その場に尻餅を付いた。

「立ってる・・・・」
 マットに胡座をかく松浦の股間を見ながら、優が嬉しそうに微笑んだ。
 松浦の太ももには、左膝に向けて横たわる肉棒が、くっきりと浮かび上がっていた。
 松浦の股間を覗き込むようにして前のめりになった優は、そのまま四つん這いの体勢になった。
 犬のように四つん這いになりながらアソコにピンクローターを押し付け、そして小さな尻をクイクイと振る。
 松浦の目の前に迫る優の顔。優はそのポテッとした唇を半開きにし、そこからチューインガムの香りのする息をハァハァと吐きながら、松浦の唇にゆっくりと近付いて来た。
 優の唇が松浦のカサカサの唇にスっと触れた。
 松浦の目をジッと見つめていた優の大きな瞳がゆっくりと閉じ、それと同時に優の唇の中からピンク色に輝く舌がヌルッと現れた。
「ぷちゃ・・・」
 そんな音を立てながら、優の舌が松浦の口の中に侵入して来た。
 もはや、人形のように固まってしまった松浦はなすがままだ。
 優は松浦の口内でゆっくりと舌を動かした。松浦の舌と優の舌が優しく絡み合い、そのあまりにも柔らかくて温かい食感に松浦は頭がボーっと痺れて来た。
 ポトッ・・・と優の足下にピンクローターが落ち、ヴィィィィィィ・・・と振動したままマットの下へと転がっていった。
 優はその手を松浦の股間にソッと回した。
 そしてボーッと痺れている松浦のズボンのジッパーを静かに下ろしていったのだった。

「あっ・・・・」と、松浦が気付いた時には、包茎ペニスは優の手の中で弄ばれていた。
 優は松浦の包茎の皮を何度か剥こうと試みるが、しかしその皮は断固としてそれを拒否し、その度に優は照れくさそうに「んふっ」と松浦に笑いかけ、そして再度皮むきにチャレンジした。
「・・・どれだけやっても剥けねぇよ・・・」
 松浦のその言葉に一番に反応したのは、優でなく加藤だった。
 鉄扉の隙間から覗く加藤は、松浦が自分と同じ包茎だという事を知り、激しい衝撃と、そして「あいつも・・・俺と同じ腐ったミカンだ・・・」という激しい感動を受けたのだった。

 白魚のような細い指で何度も皮を剥こうとしていた優だったが、しかし松浦のその言葉でそれを諦めた。
 優は松浦の顔をソッと見つめると、また「んふっ」と意味ありげに微笑み、そのままその小さな顔を松浦の股間に近づける。
「いや、待て、それはヤメた方がいい、早まるな、待て」
 そう遠慮気味な松浦を無視する優は、キュッと尖らせた唇の先で松浦のペニスをツンっと突いた。
 強烈なチンカス臭が優の鼻を襲っていた。
 しかし、このニオイに優は馴れていた。今まで援交した男達のほとんどは、こんなケモノのようなニオイを発していたからだ。
 しかし、松浦はそんな援交のキモい男達とは違った。
 とびっきりの美少年なのだ。
 優はそのケモノ臭を嗅ぎながらムラムラと興奮して来た。
(松浦君みたいなカッコいい男の子のチンカスなら・・・全然平気・・・・)
 そう思いながら優がゆっくりと唇を開くと、それを見ていた松浦が「嘘だろ・・・」と驚いた声で呟いた。
 優はそんな松浦の声を聞きながら、皮に包まれたペニスをソッと口に含んだのだった。

 ぷちゃ、ぷちゃ、ぷちゃ、ぷちゃ・・・・
 優の小さな口からリズミカルな音が聞こえて来た。
 松浦は「あふぅ・・・・」と天井を見上げながら野太い息を吐く。
 優は松浦のソレを口内に含みながら、舌先を皮の中へ捻り込んだ。
 皮の中にはコリコリとした亀頭があった。皮の外と皮の中では明らかに味は違い、皮の中に微かに侵入していた舌先はピリピリとした不思議な刺激に襲われた。
「触っても・・・いかか・・・・」
 優の耳元で松浦が囁いた。
 優は口の中でペニスを上下させながら「うん」と返事をした。

 しばらくすると、松浦のゴツゴツした手が、四つん這いになっては垂れている2つのオッパイをフワッと包み込んだ。
 松浦の両手は、オッパイの肉の重みを測るようにしてタポタポとソレを揺らすと、そのままグイッと指を食い込ませてはモミモミと揉んだ。
 そんな松浦の手が優の腰を滑り太ももに降りて来た。
 優は、松浦が触りやすいようにと、四つん這いになっている足を静かに開く。
 モジャモジャとした陰毛を通り過ぎた松浦の指は、そのまま優の大事な部分に滑り込んでいった。
「んんん・・・」
 ペニスを銜えたままそう唸る優を見下ろしながら、初めて触る女のソレがこんなにも熱いモノなんだったと知り、こんな所にチンポを入れたら火傷してしまうのではないだろうかと余計な心配をした。
 優のソコは、まるで卵の白身を垂らしたかのようにヌルヌルとしていた。
 手探りでワレメを押し開くと、その中からトロトロとした汁が溢れ出て来た。

(すげぇ・・・・)
 と、そう唸ったのは防火扉の隙間から覗いていた加藤だった。
 加藤からは優のアソコを見る事は出来ないが、しかし、倉庫中に響く、ピチャ、クチャ、という音から優のアソコがどれだけ濡れているのかが想像できた。
(あいつ、このまま入れちまうのか?・・・ちくしょう、羨ましいなぁ・・・)
 そう思いながら加藤もフィニッシュの準備をした。といっても加藤はポケットティッシュなど持っていない。
 しかし大丈夫だった。加藤も松浦に負けず劣らぬ大包茎だった為、彼の精液はピュッとは飛ばず、皮の中からドロッと溢れる。
 だから彼のフィニッシュは、ティッシュのいらない自然に優しいフィニッシュだったのだ。
 加藤は、松浦がセックスに突入する前に、取りあえず一発決めておこうと、冷たい廊下に両膝を立てたまま、扉に向かってシコシコと激しくペニスをシゴいた。
(あっ、あっ、イクよ優・・・あっ・・・・)
 そう地球に優しいフィニッシュを決めようとしたその時、いきなり加藤の背後から足音が響いて来た。
(マジかよ!なんというタイミングの悪さなんだ!)
 そう思いながら慌ててチンポをズボンの中に押し込んだ加藤は、廊下の向こうから聞こえて来る足音にオロオロと振り向きながら、素早く倉庫の隣りにある会議室へ潜り込んだ。
 会議室に並ぶ机の下へと身を潜めた加藤は、開いたままの扉から見える廊下に目を凝らし、その足音の相手を伺った。
 薄暗い廊下に、三人の人影が見えた。
 髪を金髪に染めたヤツや、二の腕のタトゥーを剥き出しにしているヤツがいた。
 彼らはどう見ても警備員や学校の職員ではない。
(松浦の仲間か?・・・・・)
 加藤がそう思っていると、その中の1人が第二体育倉庫の中をソーッと覗いた。
 そしてそいつは後の仲間に振り向くなり「ぎゃはははははははは!」と大声で笑い出したのだ。
 そんな下品な笑い声が響かせながら、三人の男達は、まるでアパッチの襲撃のように奇声をあげながら第二体育倉庫へ突入していった。
「優ちゃん、久しぶりだなぁ!」
 そんな男の声と同時に、優の短い悲鳴が加藤の耳に飛び込んで来たのだった。

(つづく)

《←目次へ》《5話へ続く→》

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