わけあり女と変態親父と知能遅れと犬1
2011/01/21 Fri 10:27
1
階段を降りて、ふと、庭を見るといつもの少年が立っていた。
香奈はそのままキッチンへ行くと、冷蔵庫から牛乳パックを取り出し、キッチンの窓から庭の少年に「飲む?」と声を掛けた。
少年はつぶらな瞳でコクンと頷き、そして「ゴロ助にもあげて」と声変わりのしていない声でそう言った。
ゴロ助とは、香奈の実家で飼っている雄のゴールデンレトリバーだ。この少年は、いつも昼頃になると香奈の実家にやって来ては、ゴロ助と戯れていた。
香奈は実家に帰って来てからというもの、ここ3日連続、少年が庭でゴロ助と戯れている姿を二階の窓からボンヤリと見ていたが、少年に声を掛けたのはその時が初めてだった。
真っ白なミルクが注がれた2つのグラスと牛乳パックを手にした香奈は、窓が明けっ放しになっているリビングへと向かった。
グラスをテーブルの上に置きながら、窓の外の庭に向かって「こっちにいらっしゃいよ」と声を掛けると、まずはゴロ助がリビングに飛び込んで来た。ゴロ助はもうミルクを貰える事がわかっているのか、テーブルの上の牛乳パックの前におすわりしながらハァハァと舌を伸ばしている。
庭の少年は、そんなリビングの様子をモジモジしながら控えめに覗き込んでいた。
香奈はそんな少年を見ながら「ふっ」と微笑むと、真っ赤な顔をしてはモジモジする少年に「上がりなさいよ」と手招きしたのだった。
コクン・・・という音を立てて少年がミルクを一口飲んだ。
そして少年は、リビングのソファーの下で、ビシャビシャと音を立ててミルクを飲んでいるゴロ助を見つめながら「おいし?」とゴロ助に話し掛け、そして自分もまたコクンと音を立てて一口飲んだ。
「キミはどこの子?」
香奈は寝起きのボサついた髪をかきあげながら少年に聞いた。
「・・・あっち」
少年は口にグラスをあてたまま、外を指差して答えた。
香奈は、「そっかぁ、あっちの子かぁ・・・」と、どうでもいいように答えながらボンヤリと時計を見た。
時刻は12時30分。
今頃、東京の会社ではお昼休みだろうなぁ、と、思いながら大きく背伸びをした。
両手を上に高く伸ばし、「うん!」と背骨を伸ばすと、ふいにスーツ姿の部長の顔が浮かんだ。
もう不倫はいや。もう終わったのよ。そう自分に言い聞かせながら頭をブルブルっと2回振り、頭に浮かんだ部長の顔を振り払った。
ソファーに座るクリクリ目玉の少年が、香奈をジッと見つめながらブルブルっと2回首を振っては香奈の真似をした。
そんな少年の仕草を見て、背伸びしながらクスッと噴き出した香奈は、そのままバタンと背伸びしていた手を太ももの上に下ろした。
「そーいえば、キミ、学校は?」
香奈は大きな目を開いて少年にそう聞いた。少年はここ3日間、いつもお昼になるとここに遊びに来ている。
「へへへ・・・」
少年は海中に浮かぶクラゲのように、フワフワと笑った。
「学校へは行ってないの?」
「・・・うん」
少年はそう頷くと、床でゴロリと寝転がっているゴロ助の腹を優しく撫でた。
「何年生?」
少年とゴロ助を見下ろしながら香奈が聞いた。
少年はニヤニヤしたまま何も答えず、ゴロ助のフワフワの腹毛を優しく撫でながら「お腹一杯になった?」とゴロ助に聞いていた。
香奈はピンときた。
香奈は初めて子の少年を見た時から、なんとなくそんな感じはしていた。体は成長しているのに、その表情、特にその目は幼児のようにキラキラと輝き、そしてその口調は妙に幼く、いつも唇の回りにヨダレを輝かせている。
その口調や動作は、まるで、水中を泳いでいるかのようにフワフワとしている少年なのだ。
「お姉ちゃんはいくつ?」
ゴロ助の腹を撫でながら、少年がふいに尋ねて来た。
「お姉ちゃんは26才だよ」
香奈は優しく少年を見つめながらそう答えると、少し温くなったミルクを飲み干した。
「学校は?」
少年はズズッとヨダレを啜りながら素早く聞いてきた。
「お姉ちゃんはもう学校には行かなくていいんだよ。お姉ちゃんの場合はね、学校じゃなくて会社だよ」
「じゃあ会社は行かないの?」
少年のその言葉で、ふと香奈の頭に部長の顔が過った。
『香奈、女房と別れるから東京に帰って来てくれよ、頼むよ、おまえがいないと淋しいんだ・・・』
そんな部長の口癖を思い出した。
部長のその言葉が聞けるのは、いつもホテルのベッドの中だけだった。
しかし、昨夜は千葉の実家で、携帯電話からその言葉を聞く事が出来た。
もう部長とは終わったのだ。もう部長とも別れてあの会社も辞める。私はこの千葉の実家で就職して、のんびりとした田舎者の青年と結婚して、女の子と男の子の子供を2人生んで、そしてのんびり暮らすのだ。
香奈はそう決心していたのだった。
2
ふいに頭を過った部長の面影を振り払った香奈は、ふと時計を眺めながら、お腹空いたなぁ・・・と、思った。
ここ最近の香奈の生活は乱れていた。深夜まで地元の友達と飲み歩き、酔っぱらってベッドに潜り込んでは昼過ぎにノソノソと目を覚ます。
そんな香奈の荒れた生活に、共働きしている両親は、今はソッとしておくしかないと黙って見ているだけだった。
プルルルン♪・・・
香奈の携帯がメール着信を知らせた。ゴロ助の腹を撫でている少年がその音に反応して振り返えり、そしてズズズッと鼻を啜った。
そんな少年にクスッと笑いながら携帯を開くと、高校時代に付き合っていたマサトからメールが届いていた。
昨夜、駅前の居酒屋で偶然マサトと出会った。マサトは、酔った香奈をそのままホテルへ連れ込もうとしたが、香奈と一緒に飲んでいた幸恵に激しく阻止され、香奈は無事に帰宅する事が出来た。
マサトは変態だった。サドというのかSと呼ぶのか香奈は知らないが、マサトのセックスはほとんど拷問に近い、そのくらい酷いもので、高校時代には何度マサトに縛られたり異物をアソコに無理矢理入れられたか知れなかった。
ある時など、学校の体育館の倉庫室で、全裸にされた香奈は、数人の下級生たちが見ている目の前で激しく犯された事があった。そしてその時、こともあろうかマサトは、下級生の1人に「オマエもヤってもいいぞ」と言ったのだ。
幸い、その時、香奈はそこで下級生に犯される事はなかったが、しかし、マサトはその後も、何度かそれに近い変態行為を香奈に強要して来た。
結局、マサトのその病的な性癖に付いて行けなくなった香奈は、マサトと別れる事になったのだが、しかしマサトはヘビのようにしつこく、高校を卒業した今でも、時々こうしてメールを送って来るのだった。
「電話だよ?」
少年がもう一度鼻を啜りながら聞いた。
「電話じゃないよ。メールだよ」
香奈はそう答えながら少年に微笑んだ。
《昨日はどうして逃げたんだよ。久しぶりだったから色々と話しがしたかったのに残念だったな。今夜会えるか?久しぶりに遊ぼうぜ。もちろん幸恵抜きで2人だけで遊ぼうぜ。飲みに行く?俺、いい店知ってるよ。返事ちょうだい》
香奈はマサトのメールを読みながら背筋にゾクゾクと寒気を走らせた。
あの、チロチロと小刻みに動き回るヘビのような舌。岩のようにゴツゴツとした巨大なペニス。そして、大勢の下級生達の前で真っ赤に充血するまで叩かれた尻。それらが香奈の脳裏に鮮明に甦って来た。
大人になったマサトの性癖はもっともっとエスカレートしているはず・・・・
そう思うと、とたんに恐ろしくなって膝がガクガクと震え始めた。
そして、鮮明にマサトから受けたあの日の屈辱を思い出した。
あれは、高校2年生の時だった。
『なに怖がってんだよ・・・気持ちいいだろ?ほら、こうするともっと気持ちいいだろ?』
学生服を着たマサトがコカコーラの瓶を香奈の性器に押し込みながらニヤニヤと笑っていた。
マー君、痛いよぅ、と香奈が言うと、マサトは「でも濡れてるじゃねぇか」とせせら笑いながら、「ほらな」と、下級生達にコーラの瓶が埋め込まれた香奈の濡れた股間を覗かせた。
「すげぇ・・・」と目を輝かせるニキビ面の一年生達。
「この中にチンポ入れるとすげぇ気持ちいいぜ・・・」
マサトはそう言いながらゴツゴツとした大きなペニスを学生ズボンから取り出した。
「イヤ!」と香奈が股を閉じようとすると、マサトの手の平が香奈の頬に容赦なく飛んで来た。
「よく見てろよおまえら・・・」
マサトはそう呟きながら、牛乳瓶のようなペニスを香奈のワレメに沈ませた。
コーラの瓶とは違う激痛が香奈の股間に走った。
「うっ!」と香奈が顔を顰めると、マサトが「感じてるんだよこのオンナ」と一年生達に向かってニヤニヤと笑った。
マサトはズボズボとペニスをピストンさせながら、当時一年生だった片山という少年にペニスを出すように命令した。片山のペニスはマサトのペニスの半分にも満たない細いペニスだったが、しかしカチカチに勃起していた。
「舐めろ・・・」
腰を振るマサトはそう言いながら香奈に命令した。
「ヤダよぅ・・・」
香奈がそう言い終わらないうちに、香奈の柔らかい腹にマサトの拳が食込んだ。
香奈は仕方なく片山のペニスに向けて口を開いた。片山は「本当にいいんすか先輩?」と脅えながらマサトを見つめ、そして恐る恐るペニスを香奈の口に近づけて来た。
片山のペニスには赤い亀頭が見当たらなかった。そう、片山は包茎だったのだ。
片山は、それを隠すかのように急いで香奈の口の中にペニスを押し込んだ。まるでゲロを吐いた時のような異臭が香奈の口の中に広がり、おもわず香奈は「うぐっ」と嗚咽を漏らした。
ペニスから顔を背けようとした香奈の頭をマサトが押さえ込む。片山は、マサト達にバレないようにペニスの根元を摘みながら、香奈の口の中でこっそりと包茎の皮を捲った。
皮を剥かれたペニスからは信じられないようなニオイが発せられた。まるでドロドロに腐った魚を口の中に入れたようなそんな感じだった。香奈は片山のペニスを銜えたまま「イヤー!」と叫んだ。その瞬間、片山の細いペニスの先から、もの凄い勢いで精液が飛び出した。その量は、まるでパンパンに膨らんだ水風船を口の中で噛み潰したくらいの、そのくらいの大量だった。
「えへへへへ・・・また固くなって来たぞゴロ助・・・」
少年の声で、香奈はふと現実に戻った。
庭から降り注ぐ風がレースのカーテンをヒラヒラと泳がせ、遠くの方から学校のチャイムの音がのんびりと聞こえて来た。
香奈は、そんな現実を確かめながらも、あの時の片山の包茎のニオイが口の中に甦って来た。
忌々しい過去。それら全てを忘れたいが為に東京に出て行ったはずなのに、今こうして再び実家でその忌々しい過去をリアルに思い出している。
「ダメだよ、ゴロ助。あんまりモミモミすると、またおしっこちびっちゃうよ」
そう呟きながらゴロ助の腹を撫でる少年をふと覗き込むと、少年はゴロ助のペニスをモミモミと握っていた。
毛に覆われたゴロ助のペニスはコリコリと固くなり、それはボールペンほどの長さだった。
「なに・・・やってんの?・・・」
香奈は顔を顰めて少年の隣にしゃがんだ。
「ゴロ助、こうすると気持ち良さそうに目を瞑るんだよ。でもね、あんまりやりすぎるとオシッコちびっちゃうんだよ。でもね、まだヤってほしいんだって」
少年はそう言いながら、気持ち良さそうに目を細めるゴロ助のペニスを小さな手でモミモミと握っていた。
フサフサの毛に覆われたゴロ助のペニスの先は、人間の亀頭によく似たギトギトとしたピンク色をしていた。
香奈は、その痛々しいピンク色を眺めながら、再び、片山の包茎ペニスを思い出した。まるで内臓のようにピンク色に輝く片山の亀頭。その先から勢いよく迸った大量の精液・・・・
しゃがんでいた香奈は、ふとパンティーが濡れている事に気がついた。
その原因は、ゴロ助の勃起したペニスを見たからではない事は確かだった。
香奈は、少年に悟られないように、股間にソッと指をあててみた。
そこは驚くほど濡れていた。パンティーの上からちょっと指を触れただけで、そこは大量のハチミツを垂らしたかのようにヌチャっと濡れている。
(どうして・・・どうしてマサトとか片山の事なんか思い出して濡れるわけ・・・)
香奈は無性に悔しかった。部長との甘く激しいセックスを思い出して濡れるならまだしも、あんな忌々しい過去を思い出してこんなに激しく濡れるなんて、悔しくてたまらなかった。
ふと気がつくと、少年が香奈のしゃがんだ股間をジッと見つめていた。
少年のその目は、まるで、初めて宇宙人に遭遇したかのような、そんな衝撃を受けた眼差しだった。
香奈は、股間を覗き込む少年のその目に、何か違う感情が芽生えてきた。
少年のギラギラと輝く目をソッと見つめながら、少年がもっと見やすいようにと体勢を変える。
すると少年は、ゴロ助のモミモミも忘れ、まるで蝋人形のように固まったまま香奈の股間を真剣に見つめた。
あどけない少年に股間を覗かれる香奈は、今までにない快感が身体中を走り、更にクロッチがジンワリと湿っていくのがわかった。
香奈は、しゃがんだままソっとお尻を突き出した。小さなパンティーが尻の谷間にキュッと食込む。
知能遅れの少年に卑猥なポーズを見せる事で快感を得る香奈。そう、マサトや片山との過去を思い出して濡れたと言う事実を認めたくないが為に、この股間を濡らす愛液の理由を少年のせいにしたかったのだった。
3
その夜、マサトからのメールが連続送信されてきた。
マサトからのメールは、最初のうちは、《会いたい》や《相談があるんだけど》といった、言葉巧みに香奈を誘い出そうとするメール内容だった。
しかし、一度も返信せずにいると、30通目を越した辺りから、マサトのメールは脅迫メールに変わって来た。
《殺す》
《今から家に火を付けてやる》
《おまえの変態写メをネットにバラ捲いてやる》
そんな物騒なメールが1分おきに送られて来た。
そんな脅迫メールに変わって来てから、同時に香奈の気持ちも変化して来た。
そう、マサトの脅迫メールを読む度に、香奈のマゾ的興奮がムラムラと沸き上がって来たのだ。
《今から二丁目の建設工事現場に来いよ。荒縄で体を縛ってマンコから血が出るほどチンポを刺して犯してやるからよ》
高校時代、マサトにはよく夜の建設工事現場に連れて行かれた。そして全裸でコンクリート壁に縛り付けられた香奈は、砂埃が舞う真っ暗な工事現場で何時間も放置された事があるのだ。
工事現場の暗闇に潜んでいたホームレスのような人達が、そんな香奈を遠くから見つめてはヘラヘラと笑い、そして中には香奈を見ながら堂々とオナニーしているホームレスまでいた。何時間も放置された挙げ句、そのホームレス達の目の前で縛られたままマサトに犯された。あの時、股間を覗き込むホームレスが「おっ!潮噴いたぜ!」と叫んだあの時の声が、今になって鮮明に甦る・・・・・
あの時の、そんな悪夢が香奈の脳裏に鮮明に甦り、香奈は震えながらマサトからのメールを読んでいた。
1分置きに送られて来るその脅迫メールをひとつひとつ読みながら、香奈は知らないうちに自分の股間を弄っていた。
短パンの中に指を入れると、そこはパンティーの上からだというのに、まるで水を含んだスポンジのようにジワっと濡れていた。
それはもう、紛れもなくマサトの脅迫メールにより濡れたと言う、隠しようのない現実だった。
香奈はベッドの上に寝転がると、細い腰を浮かせて短パンを脱いだ。
オレンジ色のビキニパンティーが、香奈の真っ白な肌にピッタリと吸い付いていた。
パンティーを細く長い足首へとスルスルと滑らせながら脱ぎ捨てると、そのまま大胆に股をM字に開いた。
大きく開いたソコを、誰かに見られているような気分になり、おもわず香奈は「ふぅん・・・」と吐息を漏らす。
白とブルーのグラデーションのネイルが施された細い指で、モジャモジャと生える卑猥な陰毛をゆっくりと掻き分け、その秘所に触れる。
香奈のワレメはトロトロに濡れていた。
指で濡れたワレメをヒタヒタとすると、そこはピチャピチャといやらしい音を立てた。
ワレメから溢れ出した汁を指に馴染ませると、そのギトギトに濡れた指でクリトリスに触れる。
いやらしい汁がローションの代りとなり、香奈の指は滑らかに突起物を転がした。
「あぁぁん・・・」
無意識にいやらしい声が溢れる。
虐められたい・・・滅茶苦茶に犯して欲しい・・・・
そんな願望を抱きながら、マサトの荒々しいセックスを思い出していた。
ビロビロに口を開いたオマンコに細い指を挿入した時、再び携帯のメール着信音が部屋に響いた。
香奈は人差し指でオマンコの中をグリグリと掻き回しながら、もう片方の手で携帯を開いた。
《おまえの事を考えていたら、こんなに勃起して来たぜ。これ、欲しくないか?》
香奈はハァハァと荒い息を吐いては、そのメールに貼られていた画像を慌てて開いた。
携帯画面一杯に映し出されたマサトの勃起ペニスは、部長のペニスなど足下にも及ばないほど、太く長くそして荒々しかった。
香奈は画像を見つめながら、オマンコを掻き回す指を1本から4本に変更した。
指の本数が変わると、それまでクチャクチャという音だったのが、ジュプジュプという残酷な音に変わった。
香奈は4本重ねた指で膣の奥深くまで掻き回しながら、携帯画面に映るマサトの勃起ペニスを舌先でチロチロと舐めた。
我慢できなくなって来た香奈は、ソレに近い大きさの、何かアソコに挿入する物はないかと部屋中を見回した。
東京の部屋だったら、ベッドの下の引き出しに、部長がプレゼントしてくれたバイブがあるのだが、しかし、ここは千葉の実家だ。しかも、香奈が学生時代に使っていたこの部屋は、今は父が書斎として使っている為、部屋には参考書や会社の書類以外は何もない部屋なのだ。
キッチンに行ってきゅうりかナスビを持って来ようかしら?
と、思ったその時だった。
窓の外から「ケラケラケラ」っという幼い笑い声が微かに聞こえた。
時計を見ると、時刻は深夜2時。
香奈は指の動きを止め、まさかあのコ?・・・と、ベッドからムクリと起き上がった。
そのまましばらくの間、息を潜めて耳を澄ました。
するともう一度「ケラケラケラ」っという少年の笑い声がハッキリと聞こえた。
香奈はカーテンの隙間からソッと庭を覗き込んだ。
玄関前の庭先で、小さな影がゴロ助と戯れている。
香奈の心臓は激しく鼓動を打った。それは、携帯に送られて来たマサトの勃起ペニスを見た時よりも、激しい興奮だった。
(ダメよ・・・絶対にそれだけはダメよ・・・)
そう自分自身と葛藤しながらも、しかし香奈は、欲情した自分を抑える事は出来ず、ベッドの下に脱ぎ捨ててあるTシャツを急いで頭からかぶった。
そしてベッドの上に丸まっている短パンを履こうとした香奈だったが、一瞬考え、そして短パンではなくあえてミニスカートに履き替えたのだった。
4
足音を忍ばせて階段に降りると、そのまま静かに玄関のドアを開けた。
玄関の前でゴロ助と戯れていた少年は、ソッと玄関から出て来た香奈を見て「あっ、お姉ちゃん!」と叫んだ。
「しっ!」
香奈は慌てて人差し指を口に当てると、そのまま少年に微笑んだ。
「・・・こんな夜中に何してるの?」
そう小声で囁きながら少年に近寄ると、少年も鼻に人差し指をあてながらゴロ助に「しーっ」とやった。
「ゴロ助がね、ちゃんと眠れたか心配になって見に来たの」
少年は小声でそう囁きながらキラキラと輝く瞳で香奈を見た。
興奮したゴロ助が尻尾を全身で振りながら香奈の足下にまとわりついて来た。
ゴロ助は、やたらと香奈の指先にクンクンと鼻を鳴らしては嗅ぎ回り、アソコを触ってからまだ手を洗っていなかった香奈は、(ヤダ・・・)と心でつぶやきながらソッとゴロ助の鼻から指を遠ざけた。
「こんなに夜遅く家を出て来て、お母さんは心配してない?」
香奈はゴロ助の鼻を避けるようにしてゴロ助の頭を撫でながら少年に聞いた。
「うん。お父さんもお母さんも寝てるよ。でも僕はゴロ助が心配で眠れなかったよ」
少年はフワフワした口調でそう言うと、「よしよし」と呟きながらゴロ助の背中を撫でた。
「それじゃあ・・・今からお姉ちゃんと一緒にゴロ助の散歩に行く?」
香奈のその言葉に少年のフワフワした目は一瞬に輝いた。
「行く行く!うん、そうしょう。散歩に行こう!ゴロ助も一緒に行く?」
少年は何度もゴロ助にそう聞きながら、嬉しそうにその場をピョンピョンと飛び跳ねたのだった。
2人と一匹は、シーンと静まり返った深夜の住宅街を通り抜け、河川敷へと向かっていた。
その河川敷は、昼夜を問わずいつも愛犬家達で賑わう散歩コースだった。
しかし、今は深夜二時。この時間になるとさすがの愛犬家達も見当たらず、暗闇の河川敷は遠くの方で微かに川の音を鳴らしながらも、ひっそりと静まり返っていた。
2人と一匹は、芝生の土手を不安定に下った。途中、少年はいきなり土手に寝転がりと、そのままゴロゴロと土手を転がりケラケラと笑いながら暗闇へ落ちていった。
土手を降りると大きな野球グラウンドが広がっていた。
いつの間に拾ったのか、ゴロ助は口一杯に野球ボールを銜えていた。
「暗いから走っちゃダメよ」
キャッキャッとはしゃぎ回る少年にそう声を掛ける香奈のミニスカートの中はノーパンだった。
歩く度にノーパンの股間はネチネチと糸を引いた。一刻も早く、この粘着力のあるワレメに何か入れたくて、香奈はウズウズしていた。
暗闇の中を進んで行くと、大きな鉄橋の下で、少年は小石を拾っては川に投げていた。
ゴロ助を連れた香奈を見つけると、少年は「お姉ちゃんも投げる?」と香奈に小石をくれた。
この子、オチンチンはちゃんと立つのかなぁ・・・・
香奈はそんな事をふと思いながら、少年から小石を受け取ると、「えい!」と叫びながら川に小石を投げた。
「ねぇ、ちょっと休憩しようか・・・」
香奈は鉄橋の真下に来るとはしゃぎ回る少年に声を掛けた。
「まだ来たばかりだよ?」
少年はクリクリ目玉を香奈に向けながら人差し指をしゃぶった。
「でも、ゴロ助も眠そうだよ・・・」
香奈がそう言いながらゴロ助の頭を撫でると、再びゴロ助が香奈の指先をクンクンと嗅ごうとした為、香奈は慌てて手を引っ込めた。
「じゃあそうしよう」
少年はそう頷くと、スタスタと香奈に走りより、そしてゴロ助の頭を撫でまくった。
鉄橋を見上げると、ゴツゴツとしたガイコツのような太い鉄骨が暗闇の中に不気味浮かび上がっていた。
そんな鉄橋を支える大きなコンクリートの柱がすぐ近くにあった。
スプレーの落書きだらけの不気味なコンクリート柱だったが、あそこなら遊歩道から死角になっているため、もし人が来たとしても見られないだろうと香奈は瞬時にそう思った。
「あっちで休もうか・・・」
香奈は少年にそう言いながらゴロ助のリードを引っ張ったのだった。
コンクリート柱の根元には大きな石がゴロゴロと転がっていた。その石の上にそっと腰を下ろした香奈は、同時に香奈の目の前でしゃがみ込んだ少年と、腹這いになったゴロ助を見下ろした。そしてゴロ助のリードを大きな石に巻き付けると、「ゴロ助は力が強いから疲れちゃった」と、両手を広げて大きな背伸びをした。ノーブラの乳首がTシャツに擦れ、香奈は背伸びをしながらもいやらしい気分になった。
ゴロ助をひたすら撫でながら、なにやら意味不明な言葉を発している少年に向かって、香奈はゾクゾクしながらゆっくりと股を開いてみた。
ノーパンのミニスカートの中で、グチュグチュに濡れたオマンコが股と同時にゆっくりと口を開く。
そんな香奈に気付かず、腹這いのゴロ助に何やら話し掛けている少年。
香奈は、もしこのまま少年の前でオナニーをしたら、いったい少年はどうするだろうかという破廉恥な好奇心が湧いて来た。
オナニーの意味、知ってるのかな・・・
香奈はそう思いながらゴクリと唾を飲み込むと、少年の頭を見つめたままソッと股間に指を近づけた。
香奈のアソコはいやらしい汁が溢れかえっていた。ノーパンだったせいか、その汁は太ももの裏にまで大量に垂れていた。
暗闇の中、クニクニと人差し指の先を動かした。コロコロのクリトリスが指腹で転がされ、ワレメからジワっといやらしい汁が溢れ出す。
歪な形の石の上で、尻をモゾモゾと動かした。石の出っ張った部分を尻で見つけると、そこに穴を押し付け、グイグイと腰を動かしながらクリトリスを転がした。
ハァハァ・・・・という荒い息が香奈の唇から洩れ始めた。
いきなり少年がパッと顔をあげた。
半開きの目で少年を見つめていた香奈と少年の目が合った。
「お姉ちゃん、なにやってるの?」
少年は不思議そうに首を傾けた。さすがに知能遅れの少年でも、この香奈の唯ならぬ雰囲気に気付いたらしい。
条件反射からか、少年と目が合った瞬間、サッと股を閉じてしまった香奈だったが、しかしもう一度ゆっくりと股を開きながら「なんでもないわよ・・・」と、香奈は少年にそう答えた。
少年の目は何気なく香奈の開かれた股間へと下りて行く。そして股間の真ん中部分で少年は目玉が止めると、いきなり「はっ!」と目を見開いたのだった。
5
(あぁぁ・・・どうしよう・・・見てる・・・私の濡れたアソコを見てるわ・・・)
香奈は恥ずかしさの余り、サッと少年から顔を背けた。
横を向いたまま目をギュッと瞑っていると、少年の鼻息が股間に近付いて来るのがわかった。
(もし、これが問題になったらどうしよう・・・障害者の少年に性的悪戯・・・こんな事がバレたら・・・大変だわ・・・)
香奈はそう思いながらも、しかし、この刺激的なシチュエーションにはさすがの理性も敵わなかった。
香奈は少年が覗き込む股間に、再びソッと指を近づけた。
指に触れたオマンコのビラビラは、長時間愛液に浸っているせいかグニャグニャしていた。
香奈はヌルヌルとする股間を弄りながら、二本の指で穴を大きく広げた。
そしてソッと目を開き、静かに少年を見つめた。
少年は、まるで夏の林間学校の森の中で、初めて本物のカブトムシを見つけた時のようなそんな眼差しで、香奈の股間の中をジッと見つめていた。
(あぁぁ・・・見てる・・・この子は私のオナニーを見てるわ・・・)
香奈はハァハァと熱い息を吐きながら、股間を覗き込む少年を見下ろしたまま、人差し指をクリトリスに当てた。
ズキーン!と強烈な刺激が香奈の脳を襲った。
「お姉ちゃん・・・なにやってるの?・・・」
少年は恐る恐る香奈にそう聞いた。少年のその声はあきらかに恐怖を感じているようだった。
「うん・・・あのね・・・お姉ちゃん、急にお腹が痛くなっちゃって・・・」
香奈はそう言いながら、ノーブラのTシャツにくっきりと浮かび上がる乳首を、左手の指でコロコロと転がした。
「これ、おしっこ?」
少年がそう言いながら、ワレメからテラテラと溢れる汁を小さな人差し指で指差した。
香奈はそのまま少年のその細くて小さな指をアソコに入れて欲しいと激しく思った。
「うぅん。おしっこじゃないよ・・・」
「じゃあなに?」
少年は好奇心を剥き出しにして、更に顔を近づけた。
「・・・・・」
「ねぇ、触ってみてもいい?」
少年はそう言いながら人差し指をオマンコに近づけて来た。
少年の小さな指先が、香奈のネチャネチャに濡れたオマンコをちょっん!と突いた。
「うっ!」
まるで電気が走ったかのような快感が香奈の下半身に走った。
「痛いの?」
驚いた少年は慌てて指を引っ込めた。
「うぅん・・・痛くないよ。とっても楽になるわ・・・」
香奈はそう言いながらポケットの中から携帯を取り出すと、急いで携帯のライトを光らせ、それで股間の中を照らし始めた。
「ここに、丸いイボみたいなのがあるでしょ・・・ここを触ってもらうと、お姉ちゃん、とっても楽になるんだけどな・・・」
香奈がそう言いながらクリトリスを指差すと、少年は「うん。いいよ」と素直に返事をし、その小さな指を愛液でテラテラに輝くクリトリスに押し当てた。
「あぁぁん!・・・・」
香奈は腰をくねらせた。
「痛いの?」
「痛くないわよ・・・もっと、もっと強く、ギュッと摘んで・・・」
「・・・こう?」
少年は親指と人差し指で香奈のクリトリスをギュッと摘んだ。
「あぁぁ!」
おもわず香奈の尿道からビュッ!と小便が飛び出した。
「うわ!」
少年が驚いて立ち上がると、ゴロ助も慌てて起き上がった。
「ごめんね、びっくりしなくても大丈夫よ、お姉ちゃん楽になったらついついオシッコ漏らしちゃった・・・」
香奈が恥ずかしそうにそう言うと、少年は「びっくりしたぁ・・・」と目を大きく広げ、そしてケタケタと笑い出した。
ふと見ると、少年のズボンは香奈の失禁により激しく濡れていた。
香奈の小便で濡れた少年のズボンを、ゴロ助がクンクンと鼻を鳴らしながら嗅ぎ回る。
「ごめんね・・・ズボン、汚れちゃったね・・・」
香奈はそう言いながら少年の小さな腰に手を回した。
「・・・お姉ちゃんが、今、綺麗に拭いてあげるからね・・・」
香奈は少年のズボンのボタンを外しながら、クラクラと目眩を感じるほど興奮していた。
少年のズボンを膝まで降ろした。鉄橋の隙間から差し込む月の灯りが、少年の白いブリーフを白く浮かび上がらせていた。
香奈は「ごめんね・・・」と呟きながら、手の甲で少年の太ももやお腹部分をゴシゴシと擦り始めた。
そんな香奈を少年は黙ったままジッと見つめている。
香奈の手がジワリジワリと少年の股間に近付いて行く。
(どうしよう・・・こんな事しちゃダメなのに・・・でも・・・どうしよう・・・)
そう思う香奈だったが、しかし少年の柔らかい肌を手に感じていると、もうどうしょうもなく自分を止められなくなってしまった。
香奈の手が少年のブリーフの上でモゾモゾと動き始めた。
5本の指を使い、ブリーフの中にあるグニャグニャっとした物体を優しく揉み上げる。
少年は「くすぐったい・・・」と小さく呟くと、エヘッと恥ずかしそうに笑った。
「ごめんね。お姉ちゃんの事、許してくれる?」
香奈は少年の小さな物体をブリーフの上から揉みながら聞いた。
「うん。いいよ」
「じゃあ、この事、誰にも言わない?」
「うん。言わない」
「絶対に?お母さんにもお父さんにも、学校の先生にも言わない?」
「うん。絶対に言わない。内緒にする」
少年は胸を張ってそう言うと、ズズッと大きく鼻を啜った。
「じゃあ、もっともっと綺麗にしてあげるからね・・・」
香奈はそう言いながら少年のブリーフに手を掛けると、乾いた喉にゴクリと唾を飲み込みながら、ゆっくりと少年のブリーフを降ろしたのだった。
(つづく)
(目次へ) (2へ続く)
階段を降りて、ふと、庭を見るといつもの少年が立っていた。
香奈はそのままキッチンへ行くと、冷蔵庫から牛乳パックを取り出し、キッチンの窓から庭の少年に「飲む?」と声を掛けた。
少年はつぶらな瞳でコクンと頷き、そして「ゴロ助にもあげて」と声変わりのしていない声でそう言った。
ゴロ助とは、香奈の実家で飼っている雄のゴールデンレトリバーだ。この少年は、いつも昼頃になると香奈の実家にやって来ては、ゴロ助と戯れていた。
香奈は実家に帰って来てからというもの、ここ3日連続、少年が庭でゴロ助と戯れている姿を二階の窓からボンヤリと見ていたが、少年に声を掛けたのはその時が初めてだった。
真っ白なミルクが注がれた2つのグラスと牛乳パックを手にした香奈は、窓が明けっ放しになっているリビングへと向かった。
グラスをテーブルの上に置きながら、窓の外の庭に向かって「こっちにいらっしゃいよ」と声を掛けると、まずはゴロ助がリビングに飛び込んで来た。ゴロ助はもうミルクを貰える事がわかっているのか、テーブルの上の牛乳パックの前におすわりしながらハァハァと舌を伸ばしている。
庭の少年は、そんなリビングの様子をモジモジしながら控えめに覗き込んでいた。
香奈はそんな少年を見ながら「ふっ」と微笑むと、真っ赤な顔をしてはモジモジする少年に「上がりなさいよ」と手招きしたのだった。
コクン・・・という音を立てて少年がミルクを一口飲んだ。
そして少年は、リビングのソファーの下で、ビシャビシャと音を立ててミルクを飲んでいるゴロ助を見つめながら「おいし?」とゴロ助に話し掛け、そして自分もまたコクンと音を立てて一口飲んだ。
「キミはどこの子?」
香奈は寝起きのボサついた髪をかきあげながら少年に聞いた。
「・・・あっち」
少年は口にグラスをあてたまま、外を指差して答えた。
香奈は、「そっかぁ、あっちの子かぁ・・・」と、どうでもいいように答えながらボンヤリと時計を見た。
時刻は12時30分。
今頃、東京の会社ではお昼休みだろうなぁ、と、思いながら大きく背伸びをした。
両手を上に高く伸ばし、「うん!」と背骨を伸ばすと、ふいにスーツ姿の部長の顔が浮かんだ。
もう不倫はいや。もう終わったのよ。そう自分に言い聞かせながら頭をブルブルっと2回振り、頭に浮かんだ部長の顔を振り払った。
ソファーに座るクリクリ目玉の少年が、香奈をジッと見つめながらブルブルっと2回首を振っては香奈の真似をした。
そんな少年の仕草を見て、背伸びしながらクスッと噴き出した香奈は、そのままバタンと背伸びしていた手を太ももの上に下ろした。
「そーいえば、キミ、学校は?」
香奈は大きな目を開いて少年にそう聞いた。少年はここ3日間、いつもお昼になるとここに遊びに来ている。
「へへへ・・・」
少年は海中に浮かぶクラゲのように、フワフワと笑った。
「学校へは行ってないの?」
「・・・うん」
少年はそう頷くと、床でゴロリと寝転がっているゴロ助の腹を優しく撫でた。
「何年生?」
少年とゴロ助を見下ろしながら香奈が聞いた。
少年はニヤニヤしたまま何も答えず、ゴロ助のフワフワの腹毛を優しく撫でながら「お腹一杯になった?」とゴロ助に聞いていた。
香奈はピンときた。
香奈は初めて子の少年を見た時から、なんとなくそんな感じはしていた。体は成長しているのに、その表情、特にその目は幼児のようにキラキラと輝き、そしてその口調は妙に幼く、いつも唇の回りにヨダレを輝かせている。
その口調や動作は、まるで、水中を泳いでいるかのようにフワフワとしている少年なのだ。
「お姉ちゃんはいくつ?」
ゴロ助の腹を撫でながら、少年がふいに尋ねて来た。
「お姉ちゃんは26才だよ」
香奈は優しく少年を見つめながらそう答えると、少し温くなったミルクを飲み干した。
「学校は?」
少年はズズッとヨダレを啜りながら素早く聞いてきた。
「お姉ちゃんはもう学校には行かなくていいんだよ。お姉ちゃんの場合はね、学校じゃなくて会社だよ」
「じゃあ会社は行かないの?」
少年のその言葉で、ふと香奈の頭に部長の顔が過った。
『香奈、女房と別れるから東京に帰って来てくれよ、頼むよ、おまえがいないと淋しいんだ・・・』
そんな部長の口癖を思い出した。
部長のその言葉が聞けるのは、いつもホテルのベッドの中だけだった。
しかし、昨夜は千葉の実家で、携帯電話からその言葉を聞く事が出来た。
もう部長とは終わったのだ。もう部長とも別れてあの会社も辞める。私はこの千葉の実家で就職して、のんびりとした田舎者の青年と結婚して、女の子と男の子の子供を2人生んで、そしてのんびり暮らすのだ。
香奈はそう決心していたのだった。
2
ふいに頭を過った部長の面影を振り払った香奈は、ふと時計を眺めながら、お腹空いたなぁ・・・と、思った。
ここ最近の香奈の生活は乱れていた。深夜まで地元の友達と飲み歩き、酔っぱらってベッドに潜り込んでは昼過ぎにノソノソと目を覚ます。
そんな香奈の荒れた生活に、共働きしている両親は、今はソッとしておくしかないと黙って見ているだけだった。
プルルルン♪・・・
香奈の携帯がメール着信を知らせた。ゴロ助の腹を撫でている少年がその音に反応して振り返えり、そしてズズズッと鼻を啜った。
そんな少年にクスッと笑いながら携帯を開くと、高校時代に付き合っていたマサトからメールが届いていた。
昨夜、駅前の居酒屋で偶然マサトと出会った。マサトは、酔った香奈をそのままホテルへ連れ込もうとしたが、香奈と一緒に飲んでいた幸恵に激しく阻止され、香奈は無事に帰宅する事が出来た。
マサトは変態だった。サドというのかSと呼ぶのか香奈は知らないが、マサトのセックスはほとんど拷問に近い、そのくらい酷いもので、高校時代には何度マサトに縛られたり異物をアソコに無理矢理入れられたか知れなかった。
ある時など、学校の体育館の倉庫室で、全裸にされた香奈は、数人の下級生たちが見ている目の前で激しく犯された事があった。そしてその時、こともあろうかマサトは、下級生の1人に「オマエもヤってもいいぞ」と言ったのだ。
幸い、その時、香奈はそこで下級生に犯される事はなかったが、しかし、マサトはその後も、何度かそれに近い変態行為を香奈に強要して来た。
結局、マサトのその病的な性癖に付いて行けなくなった香奈は、マサトと別れる事になったのだが、しかしマサトはヘビのようにしつこく、高校を卒業した今でも、時々こうしてメールを送って来るのだった。
「電話だよ?」
少年がもう一度鼻を啜りながら聞いた。
「電話じゃないよ。メールだよ」
香奈はそう答えながら少年に微笑んだ。
《昨日はどうして逃げたんだよ。久しぶりだったから色々と話しがしたかったのに残念だったな。今夜会えるか?久しぶりに遊ぼうぜ。もちろん幸恵抜きで2人だけで遊ぼうぜ。飲みに行く?俺、いい店知ってるよ。返事ちょうだい》
香奈はマサトのメールを読みながら背筋にゾクゾクと寒気を走らせた。
あの、チロチロと小刻みに動き回るヘビのような舌。岩のようにゴツゴツとした巨大なペニス。そして、大勢の下級生達の前で真っ赤に充血するまで叩かれた尻。それらが香奈の脳裏に鮮明に甦って来た。
大人になったマサトの性癖はもっともっとエスカレートしているはず・・・・
そう思うと、とたんに恐ろしくなって膝がガクガクと震え始めた。
そして、鮮明にマサトから受けたあの日の屈辱を思い出した。
あれは、高校2年生の時だった。
『なに怖がってんだよ・・・気持ちいいだろ?ほら、こうするともっと気持ちいいだろ?』
学生服を着たマサトがコカコーラの瓶を香奈の性器に押し込みながらニヤニヤと笑っていた。
マー君、痛いよぅ、と香奈が言うと、マサトは「でも濡れてるじゃねぇか」とせせら笑いながら、「ほらな」と、下級生達にコーラの瓶が埋め込まれた香奈の濡れた股間を覗かせた。
「すげぇ・・・」と目を輝かせるニキビ面の一年生達。
「この中にチンポ入れるとすげぇ気持ちいいぜ・・・」
マサトはそう言いながらゴツゴツとした大きなペニスを学生ズボンから取り出した。
「イヤ!」と香奈が股を閉じようとすると、マサトの手の平が香奈の頬に容赦なく飛んで来た。
「よく見てろよおまえら・・・」
マサトはそう呟きながら、牛乳瓶のようなペニスを香奈のワレメに沈ませた。
コーラの瓶とは違う激痛が香奈の股間に走った。
「うっ!」と香奈が顔を顰めると、マサトが「感じてるんだよこのオンナ」と一年生達に向かってニヤニヤと笑った。
マサトはズボズボとペニスをピストンさせながら、当時一年生だった片山という少年にペニスを出すように命令した。片山のペニスはマサトのペニスの半分にも満たない細いペニスだったが、しかしカチカチに勃起していた。
「舐めろ・・・」
腰を振るマサトはそう言いながら香奈に命令した。
「ヤダよぅ・・・」
香奈がそう言い終わらないうちに、香奈の柔らかい腹にマサトの拳が食込んだ。
香奈は仕方なく片山のペニスに向けて口を開いた。片山は「本当にいいんすか先輩?」と脅えながらマサトを見つめ、そして恐る恐るペニスを香奈の口に近づけて来た。
片山のペニスには赤い亀頭が見当たらなかった。そう、片山は包茎だったのだ。
片山は、それを隠すかのように急いで香奈の口の中にペニスを押し込んだ。まるでゲロを吐いた時のような異臭が香奈の口の中に広がり、おもわず香奈は「うぐっ」と嗚咽を漏らした。
ペニスから顔を背けようとした香奈の頭をマサトが押さえ込む。片山は、マサト達にバレないようにペニスの根元を摘みながら、香奈の口の中でこっそりと包茎の皮を捲った。
皮を剥かれたペニスからは信じられないようなニオイが発せられた。まるでドロドロに腐った魚を口の中に入れたようなそんな感じだった。香奈は片山のペニスを銜えたまま「イヤー!」と叫んだ。その瞬間、片山の細いペニスの先から、もの凄い勢いで精液が飛び出した。その量は、まるでパンパンに膨らんだ水風船を口の中で噛み潰したくらいの、そのくらいの大量だった。
「えへへへへ・・・また固くなって来たぞゴロ助・・・」
少年の声で、香奈はふと現実に戻った。
庭から降り注ぐ風がレースのカーテンをヒラヒラと泳がせ、遠くの方から学校のチャイムの音がのんびりと聞こえて来た。
香奈は、そんな現実を確かめながらも、あの時の片山の包茎のニオイが口の中に甦って来た。
忌々しい過去。それら全てを忘れたいが為に東京に出て行ったはずなのに、今こうして再び実家でその忌々しい過去をリアルに思い出している。
「ダメだよ、ゴロ助。あんまりモミモミすると、またおしっこちびっちゃうよ」
そう呟きながらゴロ助の腹を撫でる少年をふと覗き込むと、少年はゴロ助のペニスをモミモミと握っていた。
毛に覆われたゴロ助のペニスはコリコリと固くなり、それはボールペンほどの長さだった。
「なに・・・やってんの?・・・」
香奈は顔を顰めて少年の隣にしゃがんだ。
「ゴロ助、こうすると気持ち良さそうに目を瞑るんだよ。でもね、あんまりやりすぎるとオシッコちびっちゃうんだよ。でもね、まだヤってほしいんだって」
少年はそう言いながら、気持ち良さそうに目を細めるゴロ助のペニスを小さな手でモミモミと握っていた。
フサフサの毛に覆われたゴロ助のペニスの先は、人間の亀頭によく似たギトギトとしたピンク色をしていた。
香奈は、その痛々しいピンク色を眺めながら、再び、片山の包茎ペニスを思い出した。まるで内臓のようにピンク色に輝く片山の亀頭。その先から勢いよく迸った大量の精液・・・・
しゃがんでいた香奈は、ふとパンティーが濡れている事に気がついた。
その原因は、ゴロ助の勃起したペニスを見たからではない事は確かだった。
香奈は、少年に悟られないように、股間にソッと指をあててみた。
そこは驚くほど濡れていた。パンティーの上からちょっと指を触れただけで、そこは大量のハチミツを垂らしたかのようにヌチャっと濡れている。
(どうして・・・どうしてマサトとか片山の事なんか思い出して濡れるわけ・・・)
香奈は無性に悔しかった。部長との甘く激しいセックスを思い出して濡れるならまだしも、あんな忌々しい過去を思い出してこんなに激しく濡れるなんて、悔しくてたまらなかった。
ふと気がつくと、少年が香奈のしゃがんだ股間をジッと見つめていた。
少年のその目は、まるで、初めて宇宙人に遭遇したかのような、そんな衝撃を受けた眼差しだった。
香奈は、股間を覗き込む少年のその目に、何か違う感情が芽生えてきた。
少年のギラギラと輝く目をソッと見つめながら、少年がもっと見やすいようにと体勢を変える。
すると少年は、ゴロ助のモミモミも忘れ、まるで蝋人形のように固まったまま香奈の股間を真剣に見つめた。
あどけない少年に股間を覗かれる香奈は、今までにない快感が身体中を走り、更にクロッチがジンワリと湿っていくのがわかった。
香奈は、しゃがんだままソっとお尻を突き出した。小さなパンティーが尻の谷間にキュッと食込む。
知能遅れの少年に卑猥なポーズを見せる事で快感を得る香奈。そう、マサトや片山との過去を思い出して濡れたと言う事実を認めたくないが為に、この股間を濡らす愛液の理由を少年のせいにしたかったのだった。
3
その夜、マサトからのメールが連続送信されてきた。
マサトからのメールは、最初のうちは、《会いたい》や《相談があるんだけど》といった、言葉巧みに香奈を誘い出そうとするメール内容だった。
しかし、一度も返信せずにいると、30通目を越した辺りから、マサトのメールは脅迫メールに変わって来た。
《殺す》
《今から家に火を付けてやる》
《おまえの変態写メをネットにバラ捲いてやる》
そんな物騒なメールが1分おきに送られて来た。
そんな脅迫メールに変わって来てから、同時に香奈の気持ちも変化して来た。
そう、マサトの脅迫メールを読む度に、香奈のマゾ的興奮がムラムラと沸き上がって来たのだ。
《今から二丁目の建設工事現場に来いよ。荒縄で体を縛ってマンコから血が出るほどチンポを刺して犯してやるからよ》
高校時代、マサトにはよく夜の建設工事現場に連れて行かれた。そして全裸でコンクリート壁に縛り付けられた香奈は、砂埃が舞う真っ暗な工事現場で何時間も放置された事があるのだ。
工事現場の暗闇に潜んでいたホームレスのような人達が、そんな香奈を遠くから見つめてはヘラヘラと笑い、そして中には香奈を見ながら堂々とオナニーしているホームレスまでいた。何時間も放置された挙げ句、そのホームレス達の目の前で縛られたままマサトに犯された。あの時、股間を覗き込むホームレスが「おっ!潮噴いたぜ!」と叫んだあの時の声が、今になって鮮明に甦る・・・・・
あの時の、そんな悪夢が香奈の脳裏に鮮明に甦り、香奈は震えながらマサトからのメールを読んでいた。
1分置きに送られて来るその脅迫メールをひとつひとつ読みながら、香奈は知らないうちに自分の股間を弄っていた。
短パンの中に指を入れると、そこはパンティーの上からだというのに、まるで水を含んだスポンジのようにジワっと濡れていた。
それはもう、紛れもなくマサトの脅迫メールにより濡れたと言う、隠しようのない現実だった。
香奈はベッドの上に寝転がると、細い腰を浮かせて短パンを脱いだ。
オレンジ色のビキニパンティーが、香奈の真っ白な肌にピッタリと吸い付いていた。
パンティーを細く長い足首へとスルスルと滑らせながら脱ぎ捨てると、そのまま大胆に股をM字に開いた。
大きく開いたソコを、誰かに見られているような気分になり、おもわず香奈は「ふぅん・・・」と吐息を漏らす。
白とブルーのグラデーションのネイルが施された細い指で、モジャモジャと生える卑猥な陰毛をゆっくりと掻き分け、その秘所に触れる。
香奈のワレメはトロトロに濡れていた。
指で濡れたワレメをヒタヒタとすると、そこはピチャピチャといやらしい音を立てた。
ワレメから溢れ出した汁を指に馴染ませると、そのギトギトに濡れた指でクリトリスに触れる。
いやらしい汁がローションの代りとなり、香奈の指は滑らかに突起物を転がした。
「あぁぁん・・・」
無意識にいやらしい声が溢れる。
虐められたい・・・滅茶苦茶に犯して欲しい・・・・
そんな願望を抱きながら、マサトの荒々しいセックスを思い出していた。
ビロビロに口を開いたオマンコに細い指を挿入した時、再び携帯のメール着信音が部屋に響いた。
香奈は人差し指でオマンコの中をグリグリと掻き回しながら、もう片方の手で携帯を開いた。
《おまえの事を考えていたら、こんなに勃起して来たぜ。これ、欲しくないか?》
香奈はハァハァと荒い息を吐いては、そのメールに貼られていた画像を慌てて開いた。
携帯画面一杯に映し出されたマサトの勃起ペニスは、部長のペニスなど足下にも及ばないほど、太く長くそして荒々しかった。
香奈は画像を見つめながら、オマンコを掻き回す指を1本から4本に変更した。
指の本数が変わると、それまでクチャクチャという音だったのが、ジュプジュプという残酷な音に変わった。
香奈は4本重ねた指で膣の奥深くまで掻き回しながら、携帯画面に映るマサトの勃起ペニスを舌先でチロチロと舐めた。
我慢できなくなって来た香奈は、ソレに近い大きさの、何かアソコに挿入する物はないかと部屋中を見回した。
東京の部屋だったら、ベッドの下の引き出しに、部長がプレゼントしてくれたバイブがあるのだが、しかし、ここは千葉の実家だ。しかも、香奈が学生時代に使っていたこの部屋は、今は父が書斎として使っている為、部屋には参考書や会社の書類以外は何もない部屋なのだ。
キッチンに行ってきゅうりかナスビを持って来ようかしら?
と、思ったその時だった。
窓の外から「ケラケラケラ」っという幼い笑い声が微かに聞こえた。
時計を見ると、時刻は深夜2時。
香奈は指の動きを止め、まさかあのコ?・・・と、ベッドからムクリと起き上がった。
そのまましばらくの間、息を潜めて耳を澄ました。
するともう一度「ケラケラケラ」っという少年の笑い声がハッキリと聞こえた。
香奈はカーテンの隙間からソッと庭を覗き込んだ。
玄関前の庭先で、小さな影がゴロ助と戯れている。
香奈の心臓は激しく鼓動を打った。それは、携帯に送られて来たマサトの勃起ペニスを見た時よりも、激しい興奮だった。
(ダメよ・・・絶対にそれだけはダメよ・・・)
そう自分自身と葛藤しながらも、しかし香奈は、欲情した自分を抑える事は出来ず、ベッドの下に脱ぎ捨ててあるTシャツを急いで頭からかぶった。
そしてベッドの上に丸まっている短パンを履こうとした香奈だったが、一瞬考え、そして短パンではなくあえてミニスカートに履き替えたのだった。
4
足音を忍ばせて階段に降りると、そのまま静かに玄関のドアを開けた。
玄関の前でゴロ助と戯れていた少年は、ソッと玄関から出て来た香奈を見て「あっ、お姉ちゃん!」と叫んだ。
「しっ!」
香奈は慌てて人差し指を口に当てると、そのまま少年に微笑んだ。
「・・・こんな夜中に何してるの?」
そう小声で囁きながら少年に近寄ると、少年も鼻に人差し指をあてながらゴロ助に「しーっ」とやった。
「ゴロ助がね、ちゃんと眠れたか心配になって見に来たの」
少年は小声でそう囁きながらキラキラと輝く瞳で香奈を見た。
興奮したゴロ助が尻尾を全身で振りながら香奈の足下にまとわりついて来た。
ゴロ助は、やたらと香奈の指先にクンクンと鼻を鳴らしては嗅ぎ回り、アソコを触ってからまだ手を洗っていなかった香奈は、(ヤダ・・・)と心でつぶやきながらソッとゴロ助の鼻から指を遠ざけた。
「こんなに夜遅く家を出て来て、お母さんは心配してない?」
香奈はゴロ助の鼻を避けるようにしてゴロ助の頭を撫でながら少年に聞いた。
「うん。お父さんもお母さんも寝てるよ。でも僕はゴロ助が心配で眠れなかったよ」
少年はフワフワした口調でそう言うと、「よしよし」と呟きながらゴロ助の背中を撫でた。
「それじゃあ・・・今からお姉ちゃんと一緒にゴロ助の散歩に行く?」
香奈のその言葉に少年のフワフワした目は一瞬に輝いた。
「行く行く!うん、そうしょう。散歩に行こう!ゴロ助も一緒に行く?」
少年は何度もゴロ助にそう聞きながら、嬉しそうにその場をピョンピョンと飛び跳ねたのだった。
2人と一匹は、シーンと静まり返った深夜の住宅街を通り抜け、河川敷へと向かっていた。
その河川敷は、昼夜を問わずいつも愛犬家達で賑わう散歩コースだった。
しかし、今は深夜二時。この時間になるとさすがの愛犬家達も見当たらず、暗闇の河川敷は遠くの方で微かに川の音を鳴らしながらも、ひっそりと静まり返っていた。
2人と一匹は、芝生の土手を不安定に下った。途中、少年はいきなり土手に寝転がりと、そのままゴロゴロと土手を転がりケラケラと笑いながら暗闇へ落ちていった。
土手を降りると大きな野球グラウンドが広がっていた。
いつの間に拾ったのか、ゴロ助は口一杯に野球ボールを銜えていた。
「暗いから走っちゃダメよ」
キャッキャッとはしゃぎ回る少年にそう声を掛ける香奈のミニスカートの中はノーパンだった。
歩く度にノーパンの股間はネチネチと糸を引いた。一刻も早く、この粘着力のあるワレメに何か入れたくて、香奈はウズウズしていた。
暗闇の中を進んで行くと、大きな鉄橋の下で、少年は小石を拾っては川に投げていた。
ゴロ助を連れた香奈を見つけると、少年は「お姉ちゃんも投げる?」と香奈に小石をくれた。
この子、オチンチンはちゃんと立つのかなぁ・・・・
香奈はそんな事をふと思いながら、少年から小石を受け取ると、「えい!」と叫びながら川に小石を投げた。
「ねぇ、ちょっと休憩しようか・・・」
香奈は鉄橋の真下に来るとはしゃぎ回る少年に声を掛けた。
「まだ来たばかりだよ?」
少年はクリクリ目玉を香奈に向けながら人差し指をしゃぶった。
「でも、ゴロ助も眠そうだよ・・・」
香奈がそう言いながらゴロ助の頭を撫でると、再びゴロ助が香奈の指先をクンクンと嗅ごうとした為、香奈は慌てて手を引っ込めた。
「じゃあそうしよう」
少年はそう頷くと、スタスタと香奈に走りより、そしてゴロ助の頭を撫でまくった。
鉄橋を見上げると、ゴツゴツとしたガイコツのような太い鉄骨が暗闇の中に不気味浮かび上がっていた。
そんな鉄橋を支える大きなコンクリートの柱がすぐ近くにあった。
スプレーの落書きだらけの不気味なコンクリート柱だったが、あそこなら遊歩道から死角になっているため、もし人が来たとしても見られないだろうと香奈は瞬時にそう思った。
「あっちで休もうか・・・」
香奈は少年にそう言いながらゴロ助のリードを引っ張ったのだった。
コンクリート柱の根元には大きな石がゴロゴロと転がっていた。その石の上にそっと腰を下ろした香奈は、同時に香奈の目の前でしゃがみ込んだ少年と、腹這いになったゴロ助を見下ろした。そしてゴロ助のリードを大きな石に巻き付けると、「ゴロ助は力が強いから疲れちゃった」と、両手を広げて大きな背伸びをした。ノーブラの乳首がTシャツに擦れ、香奈は背伸びをしながらもいやらしい気分になった。
ゴロ助をひたすら撫でながら、なにやら意味不明な言葉を発している少年に向かって、香奈はゾクゾクしながらゆっくりと股を開いてみた。
ノーパンのミニスカートの中で、グチュグチュに濡れたオマンコが股と同時にゆっくりと口を開く。
そんな香奈に気付かず、腹這いのゴロ助に何やら話し掛けている少年。
香奈は、もしこのまま少年の前でオナニーをしたら、いったい少年はどうするだろうかという破廉恥な好奇心が湧いて来た。
オナニーの意味、知ってるのかな・・・
香奈はそう思いながらゴクリと唾を飲み込むと、少年の頭を見つめたままソッと股間に指を近づけた。
香奈のアソコはいやらしい汁が溢れかえっていた。ノーパンだったせいか、その汁は太ももの裏にまで大量に垂れていた。
暗闇の中、クニクニと人差し指の先を動かした。コロコロのクリトリスが指腹で転がされ、ワレメからジワっといやらしい汁が溢れ出す。
歪な形の石の上で、尻をモゾモゾと動かした。石の出っ張った部分を尻で見つけると、そこに穴を押し付け、グイグイと腰を動かしながらクリトリスを転がした。
ハァハァ・・・・という荒い息が香奈の唇から洩れ始めた。
いきなり少年がパッと顔をあげた。
半開きの目で少年を見つめていた香奈と少年の目が合った。
「お姉ちゃん、なにやってるの?」
少年は不思議そうに首を傾けた。さすがに知能遅れの少年でも、この香奈の唯ならぬ雰囲気に気付いたらしい。
条件反射からか、少年と目が合った瞬間、サッと股を閉じてしまった香奈だったが、しかしもう一度ゆっくりと股を開きながら「なんでもないわよ・・・」と、香奈は少年にそう答えた。
少年の目は何気なく香奈の開かれた股間へと下りて行く。そして股間の真ん中部分で少年は目玉が止めると、いきなり「はっ!」と目を見開いたのだった。
5
(あぁぁ・・・どうしよう・・・見てる・・・私の濡れたアソコを見てるわ・・・)
香奈は恥ずかしさの余り、サッと少年から顔を背けた。
横を向いたまま目をギュッと瞑っていると、少年の鼻息が股間に近付いて来るのがわかった。
(もし、これが問題になったらどうしよう・・・障害者の少年に性的悪戯・・・こんな事がバレたら・・・大変だわ・・・)
香奈はそう思いながらも、しかし、この刺激的なシチュエーションにはさすがの理性も敵わなかった。
香奈は少年が覗き込む股間に、再びソッと指を近づけた。
指に触れたオマンコのビラビラは、長時間愛液に浸っているせいかグニャグニャしていた。
香奈はヌルヌルとする股間を弄りながら、二本の指で穴を大きく広げた。
そしてソッと目を開き、静かに少年を見つめた。
少年は、まるで夏の林間学校の森の中で、初めて本物のカブトムシを見つけた時のようなそんな眼差しで、香奈の股間の中をジッと見つめていた。
(あぁぁ・・・見てる・・・この子は私のオナニーを見てるわ・・・)
香奈はハァハァと熱い息を吐きながら、股間を覗き込む少年を見下ろしたまま、人差し指をクリトリスに当てた。
ズキーン!と強烈な刺激が香奈の脳を襲った。
「お姉ちゃん・・・なにやってるの?・・・」
少年は恐る恐る香奈にそう聞いた。少年のその声はあきらかに恐怖を感じているようだった。
「うん・・・あのね・・・お姉ちゃん、急にお腹が痛くなっちゃって・・・」
香奈はそう言いながら、ノーブラのTシャツにくっきりと浮かび上がる乳首を、左手の指でコロコロと転がした。
「これ、おしっこ?」
少年がそう言いながら、ワレメからテラテラと溢れる汁を小さな人差し指で指差した。
香奈はそのまま少年のその細くて小さな指をアソコに入れて欲しいと激しく思った。
「うぅん。おしっこじゃないよ・・・」
「じゃあなに?」
少年は好奇心を剥き出しにして、更に顔を近づけた。
「・・・・・」
「ねぇ、触ってみてもいい?」
少年はそう言いながら人差し指をオマンコに近づけて来た。
少年の小さな指先が、香奈のネチャネチャに濡れたオマンコをちょっん!と突いた。
「うっ!」
まるで電気が走ったかのような快感が香奈の下半身に走った。
「痛いの?」
驚いた少年は慌てて指を引っ込めた。
「うぅん・・・痛くないよ。とっても楽になるわ・・・」
香奈はそう言いながらポケットの中から携帯を取り出すと、急いで携帯のライトを光らせ、それで股間の中を照らし始めた。
「ここに、丸いイボみたいなのがあるでしょ・・・ここを触ってもらうと、お姉ちゃん、とっても楽になるんだけどな・・・」
香奈がそう言いながらクリトリスを指差すと、少年は「うん。いいよ」と素直に返事をし、その小さな指を愛液でテラテラに輝くクリトリスに押し当てた。
「あぁぁん!・・・・」
香奈は腰をくねらせた。
「痛いの?」
「痛くないわよ・・・もっと、もっと強く、ギュッと摘んで・・・」
「・・・こう?」
少年は親指と人差し指で香奈のクリトリスをギュッと摘んだ。
「あぁぁ!」
おもわず香奈の尿道からビュッ!と小便が飛び出した。
「うわ!」
少年が驚いて立ち上がると、ゴロ助も慌てて起き上がった。
「ごめんね、びっくりしなくても大丈夫よ、お姉ちゃん楽になったらついついオシッコ漏らしちゃった・・・」
香奈が恥ずかしそうにそう言うと、少年は「びっくりしたぁ・・・」と目を大きく広げ、そしてケタケタと笑い出した。
ふと見ると、少年のズボンは香奈の失禁により激しく濡れていた。
香奈の小便で濡れた少年のズボンを、ゴロ助がクンクンと鼻を鳴らしながら嗅ぎ回る。
「ごめんね・・・ズボン、汚れちゃったね・・・」
香奈はそう言いながら少年の小さな腰に手を回した。
「・・・お姉ちゃんが、今、綺麗に拭いてあげるからね・・・」
香奈は少年のズボンのボタンを外しながら、クラクラと目眩を感じるほど興奮していた。
少年のズボンを膝まで降ろした。鉄橋の隙間から差し込む月の灯りが、少年の白いブリーフを白く浮かび上がらせていた。
香奈は「ごめんね・・・」と呟きながら、手の甲で少年の太ももやお腹部分をゴシゴシと擦り始めた。
そんな香奈を少年は黙ったままジッと見つめている。
香奈の手がジワリジワリと少年の股間に近付いて行く。
(どうしよう・・・こんな事しちゃダメなのに・・・でも・・・どうしよう・・・)
そう思う香奈だったが、しかし少年の柔らかい肌を手に感じていると、もうどうしょうもなく自分を止められなくなってしまった。
香奈の手が少年のブリーフの上でモゾモゾと動き始めた。
5本の指を使い、ブリーフの中にあるグニャグニャっとした物体を優しく揉み上げる。
少年は「くすぐったい・・・」と小さく呟くと、エヘッと恥ずかしそうに笑った。
「ごめんね。お姉ちゃんの事、許してくれる?」
香奈は少年の小さな物体をブリーフの上から揉みながら聞いた。
「うん。いいよ」
「じゃあ、この事、誰にも言わない?」
「うん。言わない」
「絶対に?お母さんにもお父さんにも、学校の先生にも言わない?」
「うん。絶対に言わない。内緒にする」
少年は胸を張ってそう言うと、ズズッと大きく鼻を啜った。
「じゃあ、もっともっと綺麗にしてあげるからね・・・」
香奈はそう言いながら少年のブリーフに手を掛けると、乾いた喉にゴクリと唾を飲み込みながら、ゆっくりと少年のブリーフを降ろしたのだった。
(つづく)
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