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ピンサロ2

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妻の衣装は凄まじい物でした。
ノーブラにレースのネグリジェ。乳首は確実に透けています。パンティーさえもスケスケで黒々とした陰毛がボンヤリと透けています。
そんないやらしい格好をして、妻は他人の男の隣に寄り添うように座っているのです。

不思議なものです。これがデパートの一角やコンビニといった場所ならば、そんな恰好をして見知らぬ男に寄り添う妻を私は黙って見てはいないでしょう。
しかし、この店だと、なぜか無性に諦めがついてしまうのです。
金です。所詮、金です。妻は金に身体を売り、私は金に魂を売ったのです。私たち夫婦は金に負けたのです。
愛だ恋だと騒いでいても、所詮、金の為だとそんな光景さえも諦めてしまう亀の子タワシな私は、今すぐここで腹をかっ切って自決してやりたい気分でしたが、しかし、腹を切る道具もなければそんな度胸も元々持ち合わせていませんので、素直に諦めます。

妻と前田はなにやら楽しそうに会話をしておりました。
私は、まだ私の席に女が来ていない事をいい事に、黙って席を移動しました。
座席の通路を横切り、妻達が座っている席の斜め後にソッと私は座ります。
前を向いて座っている妻はそんな私には気付きません。

しかし、すぐに出目金に見つかりました。
「勝手に席を移動されては困ります」
出目金は、まるで今にも電池が切れそうな、そんな鈍い口調でそう言うと、そのまま私の前にスっとしゃがみ、「お飲物は何になさいますか?」と、これまた鈍臭い口調でそう言いました。
「ビール」
私はボソっと無愛想にそう答えます。そんな事よりも、私は、斜め前の妻と前田が気になってしょうがないのです。
「では、御指名は?」
出目金は、そう言うなりズルッとヨダレをすすりました。
私はそんな出目金のヨダレで輝く唇を、臭そうだなぁ・・・と見つめながら、「誰でもいい」と投げ捨てました。

出目金が去って行くと、妻達のテーブルが再び丸見えになりました。
もし、妻がいきなり振り向いてもいいようにと、私は座席横に置いてある観葉植物の位置をズラし、目隠しします。
あと、念の為、私は日頃は被った事などないキャップ帽を、近くのコンビニで手に入れ被っております。
キャップ帽の額の部分にはオレンジ色の巨人のマークが張り付いていますが、私はこう見えても大の阪神ファンです。

そうやって観葉植物の隙間から妻を覗いておりますと、妻の隣でニヤニヤと笑っている前田の横顔に無性に腹が立って来ました。
「なにが工場が早く終わったから・・・だ。たかだか工員の分際で俺の女房の乳を揉むなんて・・・」
そう苦々しく呟く私は、無職です。妻をピンサロで働かせて生活している最低のヒモです。

「ハァ・・・」とやるせない溜息をついた所で、私の席に女がやって参りました。
「テツコです。どうぞよろしくぅ」
テツコとはこれまた凄い名前です。
極自然に私の頭の中で「徹子の部屋」のエンディングテーマが流れて来ます。
年の頃は30代前半といった所でございましょうか、そのケバケバしい化粧を取れば、どこにでもいそうなオバさんです。

テツコと名乗る女は、妻と同じスケスケのネグリジェ姿で、軽く御辞儀をすると、私に「奥に詰めて下さい」と困った顔をしました。
「いや、キミが奥へどうぞ」
私は座っていた足をヒョイと持ち上げ、彼女を奥へ行かせました。

すると突然、妻の席に動きが見られました。
前田の長い手が、妻の細い肩をソッと抱き、妻をギュッと抱き寄せたのです。
私はとたんにオロオロになりました。
今まさに、夫の目の前で妻が他人の男から悪戯されようとしているのです。
(えっ!えっ!どうしよう!)
動揺した私は泣き出したい気分でした。

前田は妻の肩に手を回しながら、俯き加減の妻の顔を覗き込み、何やらブツブツと話しております。
恐らく・・・いや、想像もしたくない事ですが・・・前田の右肩が小刻みに動いている所を見ると、前田はあの状態で妻の豊満な乳を揉んでいるのでしょう・・・。

しばらくすると、妻が何やら笑い始めました。
そして前田の身体に、まるで恋人同士のように寄りかかったのです。
そんな妻を見て前田は嬉しそうに笑っていました。
そして前田は妻の肩を更にギュッと抱き寄せると、妻の真っ白なウナジに顔を埋めたのです。

気が狂いそうでした。
正直言って、もう金も何もいらねぇやこんちくしょう!という自暴自棄に陥りました。
このまま妻の席に走り寄り、おもいきり前田の顔面を蹴飛ばしてやりたい衝動に駆られます。

しかし私にはそれができませんでした。
いえ、金の為ではありません。
私の身体が、まるで金縛りに遭ったかのように動かなくなってしまったのです。

私の目の前で、最愛の妻が見知らぬ男に抱かれています。
なのに私は、本来なら怒り狂ってもおかしくないというのに・・・・動けません。
そう、いつしか私は、そんな妻を見て欲情していたのです・・・・


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「お客さん・・・この店、初めてですか?」
隣から、いかにも頭の悪そうな声が聞こえて来ました。
テツコです。
この女も出目金同様、アホ科に属す人種でした。

私はジロッとテツコを見ました。
スケスケのネグリジェから透けて見える大きな乳輪が、まるでカラス撃退グッズのように私を威嚇しております。
私はいきなりテツコの股間に手を押し込みました。
「あ、あっ!」
慌てたテツコは、ムチムチの股間の中に押し入ろうとする私の手を掴んでは狼狽えました。
「お客さん、この店は下半身のタッチは禁止なのよ、オッパイだけ、オッパイだけよ」
私はピタリと手を止めて、テツコを見ました。
「本当に下半身を触っちゃダメなのか?」
私は泳ぐテツコの目を、ギッと睨んでそう言います。
「・・・ダメっていうか・・・一応、オッパイだけっていうキマリですから・・・」
「キマリ?そんなの誰が決めた?法務大臣か?」
「・・・店長さんが決めました・・・」
「じゃあ店長にバレなければいいじゃないか、さ、触らせろ」
私は再びテツコを睨みました。
テツコはアホの上に気が小さいのか、そんな私に酷く脅えております。
「ほら、足を開けよ」
私はテツコのムチムチの生太ももをヒタヒタと叩きました。

いえ、私は決してスケベ心からやっているのではありません。
この店では、本当に「オッパイ揉み」だけのサービスかを確認したかったのです。

「でも・・・・」
テツコは大きな目をギロギロと動かしながら呟きました。
それはアホ独特の仕草でした。

「他の女の子はみんな触らせてるんだろ?」
私は核心を突きました。
「それはそうだけど・・・でも・・・」
「そうなの?他の人は触らせてるの?」
「・・・・・・」
「どっちなの?ハッキリ言いなさい。他の人はみんな触らせているんだろ?」

私の強い口調に、テツコは小さくコクンと頷きました。

私の頭にカーッと血が上りました。
そのまま妻と前田のボックスに顔を向けます。
2人は先程と同じ体勢で、まるで恋人同士のように抱き合いながら、なにやら楽しそうに話しております。
しかし、前田の右手の角度が、先程よりも下がっているような気がします。
もしかしたら、前田の手は、妻の胸から下へと降りていったのかも・・・知れません。

私の脳裏に妻のオマンコが鮮明に浮かんできました。
長年、私の肉棒一筋に掘られ続け、勝吉と真希子の2人を産んだオマンコです。
赤黒くて、ビラビラが大きくて、濡れやすくて、そしてちょっぴり酸っぱい妻のオマンコ。
そんな神聖なオマンコが、今、あの前田とかいう薄汚い工員の指によって汚されているのです。

私は、怒りとは違う、なにやら意味不明なムカムカ感に襲われました。
その感情は、嫉妬とは少し違います。
嫉妬や怒りとは違うムカムカ感。
これはいったいなんでしょう。

そう思っていると、不意に私のペニスに心地良い衝撃が走りました。
慌てて股間を見ると、なんとテツコのアホが私の股間を揉んでいるではありませんか。

「うふ。立ってるよ」
テツコは、知能遅れ独特のなんともいえない可愛い仕草で、私を見つめてそう微笑みました。
「・・・ここはオッパイを揉ませるだけの店じゃないのか?」
私はテツコに股間を揉まれたまま、優しくそう問い質しました。
「ふふふ・・・サービスです・・・」
テツコはそう笑いながら、スボンの股間にクッキリと浮かび上がる私の小さくも細いペニスを、親指と人差し指でチョコンとツマミながらシコシコと上下させました。

「・・・店長にバレないのか?・・・」
私はテツコの顔を覗き込みました。近くで見ると、満更ブスでもなく可愛らしい顔をしております。
「大丈夫よ。みんなヤッてるし・・・」

テツコのその言葉が私の胸をギュッと締め付けました。
まさか!妻に限ってそんな事は!
そう焦りながら妻のボックスを見ると、なんと妻は・・・・前田にスケスケのネグリジェを脱がされていたのです・・・・


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「おい!服は!そのネグリジェ!それは脱がせてもいいキマリなのか!」
私は隣のテツコにそう叫びました。
天井から吊るされている大きなスピーカーからは、延々と西城秀樹が「ワーイ、エム、シ、エー」と叫んでおります。

「あ、脱ぎます?いいですよ・・・」
テツコは阿呆独特のノロマな口調でそう答えると、スケスケのネグリジェを頭からズルズルッと脱ぎ始めました。
「いや、キマリだよ、キマリ。キミがさっき言ってたキマリでは、それを脱ぐ事は禁止されているのかって聞いてるんだ!」
私がそう叫ぶと、テツコは「キマリ?」と顔を斜めにしました。
つい先程自分で話したキマリをもう忘れているようです。

テツコはいきなり、ロケットのように尖ったオッパイをプルプルン!と激しく左右に揺らしながら、動揺している私を威嚇しました。
そしてニヤリと笑うと、「舐めていいよ」と、まるで子供のようにそう言い放ったのです。

な、なに?!
私は慌てて妻のボックスを見ます。
ネグリジェを脱いだ妻は大きなオッパイをプルプルと揺らしながら、前田の膝の上に乗っております。
そして前田の大きな頭を、まるで我が子を抱くかのようにギュッと抱きしめ、前田の顔を生乳に押し付けておりました。

絶望。
その光景は、夫の私にとって絶望以外なにものでもありませんでした。
妻の生乳に顔を埋める見知らぬ男。顔を埋めるその先がどうなっているかは見えませんが、しかし、確実に前田が妻の乳首を舐めているのは間違いないと予想できます。

いくら金の為とは言え、そんな妻をこのまま許していいのでしょうか!

しかし・・・前田の頭を抱きしめながら、時折「あぁぁん」と感じたような仕草をしているそんな妻を見ていると・・・今までに感じた事のない不思議な興奮に包まれるのです。

前田の頭を抱えながら、前田の耳元に何やらコショコショと話し掛けている妻が、なにげなく私のボックスを見ました。
一瞬、妻と目が合ったような気がした私は、サッと観葉植物の葉っぱに顔を隠し、慌てて帽子のツバを深く下げました。

「上に乗ってもいいですかぁ・・・」
隣でテツコが相変わらずアホな声でそう呟きました。
私は仏頂面で「乗れ」と言いました。
そうです、テツコが私の膝の上に乗ってさえいれば、テツコの身体が目隠しの役割をしてくれ、妻から顔を見られる心配はないのです。

テツコは私の上に乗ると、そのまま私の股間に手を伸ばし、ズボンの上から私の勃起したペニスを弄りました。
やはり妻も前田にこんな事をしているのかと思うと、異常な切なさに押し殺されそうになりました。

私は目の前でブラブラと揺れているロケット型のテツコの胸を両手で鷲掴みにし、テツコの顔を見上げました。
「舐めてもいいのか?」
私は、テツコと妻をダブらせながら、そう聞きました。
このテツコと言う女は妻で、私は前田という設定でバーチャルしてみようと考えたのです。

「いいよ。でも噛んじゃダメだよ」
テツコが私を見下ろしニッコリと微笑みました。
そのテツコの微笑みが、ゆっくりと妻の微笑みに変わっていきました。

俺は前田だ。こいつは妻だ。
俺は前田だ。こいつは妻だ。
俺は前田だ。こいつは妻だ。
俺は前田だ。こいつは妻だ。

私はそんな事を呟きながら、テツコのプヨプヨの乳にむしゃぶりつきました。
「はぁぁぁん・・・」
私の頭に抱きつくテツコは、いきなり私の耳元でいやらしい声を発しました。
私はベロベロと乳首を舐めながら、テツコの腋の下からコッソリと妻のボックスを見ます。
妻もやはり、前田の耳元にいやらしい声を発しているようでした。

すると、妻達の動作がいきなり停止しました。
妻が前田に抱きついていた身体を起き上がらせ、前田の膝の上に乗ったまま前田と何かを話しております。
いったい何を話しているのでしょう。
何だか、商談しているようなそんな光景です。
私はとても気になりました。

「ねぇ・・・・」
突然、テツコが私の耳元に囁きました。
「手コキ・・・する?」
私はすかさずテツコの反対側の頬に唇を近づけ「どういうことだ」と聞きました。
「三千円で手コキができるんだけど・・・ヤル?」

テツコのその言葉に慌てた私は、テツコの身体を退け、妻のボックスを見ました。
前田の膝の上の妻が、いきなり前田にペコリと頭を下げました。そしてそのままの体勢で後ろに仰け反りながら、テーブルに置いてあったオシボリを妻は鷲掴みにしたのです。

「ねぇ、どーする?」
テツコが私の正面に顔をヌッと現し、妻達への視界を遮りました。
「あぁ、やってくれ」
私はテツコにそう告げると、急いで妻のボックスを見ようとした。

と、その時でした。
膝の上のテツコが「ありがとうございます」と御辞儀をするではありませんか!
そうです、その仕草は、さきほど妻が前田に見せた仕草と同じなのであります!
しかも、テツコは!
私の膝の上に乗ったまま、身体を後ろに仰け反らせ、「よいしょっ」と言いながら、テーブルの上のオシボリを鷲掴みにするではありませんか!
そうです、妻と同じ仕草をこのテツコはしているのであります!・・・・・・

私は、テツコの体からソッと顔を覗かせ、恐る恐る妻のテーブルを覗きました。
前田の膝の上に乗っている妻の右手がガサガサガサ・・・と小刻みに動いております。
それはもう、紛れもなく、手コキ、そのものでした・・・・・


(何と言う事だ・・・・妻が、あの私だけの妻が、今、私の目の前で他人のペニスをシゴいている・・・)

私は一気に力が抜けました。
そうです。先程も言いましたように、私のペニスと言うのは、医学的にも珍しい、極短小包茎ペニスなのでございます。
前田。180センチはあろうかと思われるあの身長なら、さぞかしかなり立派なイチモツを持っている事でしょう。
妻は今まさに、夫の私よりも遥かに大きなペニスを握っているのです。
不意に私の頭の中に、オフコースの「さよなら」の出だし部分がソッと流れてはフッと消えました。
もう、終りです・・・・。

「うわぁ・・・可愛いオチンチン!」
私のそんな気持ちも知らずして、私のズボンからその医学的にも珍しい極短小包茎ペニスを取り出したテツコは、オシボリを手にしながらケラケラと笑いました。

笑うがいい。笑うがいいさ。どうせ私は前田みたいにデッカくないさ・・・

テツコが私のペニスに冷たくなったオシボリをあてました。
陰毛の中、金玉周辺、そして竿と、テツコはその冷たいオシボリでくまなく拭き掃除します。
「ねぇ、皮、剥いてもイイ?」
テツコは「つくしんぼう」のように、弱々しくもピーンと立っている私のペニスをツマミながら聞きました。
「当たり前だろ。自慢じゃないが、こう見えても私のは真性ではない」
私は胸を張ってそう答えました。
正常者にとってはどーでもいい事かも知れませんが、しかし包茎者にとっては、真性か仮性かはとても重要な事なのです。1877年のアメリカ南部の黒人差別時代においての白人か黒人かというくらい、そのくらい真性か仮性かというのは重要な事なのです。

テツコは「へぇ・・・」と妙に感心しながら、私のそのつくしんぼうの皮をメリメリと捲りました。
産まれたばかりのパンダの赤ちゃんのような痛々しい亀頭が、ニュルッとピンクの光を輝かせました。
「うわぁ、チンカスが一杯だね・・・」
嬉しそうにそう呟くテツコ。
アホと言うのは時として残酷な生き物です。

チンカスをオシボリで拭き終えたテツコは、私のズボンをスッポリと脱がすと、そのまま私の肩に腕を伸ばしたまま私の隣にスルッと移動しました。
そして私の肩にぶら下がるようにしながら、ペニスをシコシコとシゴき始めました。

私はテツコにそうされながら、妻のボックスに恐る恐る目をヤリました。
妻もテツコと同じように前田の横に沿いながら、モゾモゾと肩を揺らしております。

(くそっ!)
私は思わずテツコの胸を強く握ってしまいました。

俺は前田だ。こいつは妻だ。
俺は前田だ。こいつは妻だ。
俺は前田だ。こいつは妻だ。
俺は前田だ。こいつは妻だ。

再び私はそう妄想しながら、シコシコとペニスをシゴいているテツコの太ももにソッと手を置きました。
きっと前田も、妻の太ももに手を置いては妻のムチムチの生肌をいやらしく弄っていると思ったからです。

するとテツコは予想に反した動作をしました。
なんとこの阿呆な女は、ニヤニヤと笑いながら股を開き、「触っていいよ」とほざいたのです!

「キ、キミはさっき下半身はダメだと言ったじゃないか!」
「でもね、手コキさせてくれる人にはサービスなの」
テツコは天真爛漫な白痴の笑顔でそう囁くと、「さぁ、どうぞ」と薄汚いパンティーをヒョイっと捲り、まるで腐った赤貝のような性器を露出させたのでした。

(って事は!もしかして!)
私が妻のボックスに慌てて振り返ると、なんと妻の姿はそこから消えていました。

(えっ!えっ!えっ!)と、狼狽えた私は店内を見渡します。
その時初めて気付いたのですが、いつの間にか私の隣の席に客が座っております。そして私はその客を見て目を疑いました。なんとその客は全裸で、しかも女も全裸にしては、ガボガボとフェラチオをさせていたのです。

(な、なんだコレはいったい!)

ピンサロならばそれは普通の光景かもしれません。しかし、この店が、愛する妻が働くピンサロだと思うと、その光景は私にとってはまさに地獄絵図なのです。

混乱する頭を整理しようと、私は静かに目を綴じました。
目を綴じた瞬間、相変わらずYだのAだのと叫んでいる西城秀樹の声が私の頭の中を駆け巡ります。
落ちつけ・・・落ちつけ・・・・
私はそう何度も唱えながら、ソッと目を開き、そしてもう一度妻のボックスに目をヤリました。

やはりそこには妻の姿は見当たりません。
私はふと思いました。
もしかしたら、前田のアホが無理矢理妻のオマンコを触って来たから、それで妻は怒って退席したのではないだろうか・・・
しかし、そんな私の都合の良い予想は、いとも簡単に脆く崩れ落ちました。
そうです、一人ソファーに座っている前田は、ソファーの足下に向かってなにやら話し掛けているのです。

という事は妻は床に座っていると言うのか!何の為に!

再びパニック状態に陥った私は、すかさずテツコに振り向きました。
「おい、ここは天井の照明がチカチカして眩しすぎる。前の席に行くぞ」
そう言ってズボンを履く私に、テツコは「眩しい?」と言いながら天井を見上げています。
「いいから、早く来い、席移動だ」
ズボンを履いた私は、通路には出ず、そのまま前の座席の背もたれをヒョイっと跨ぎました。
そしてそのままスルンとソファーに滑り降りると、帽子を深々と被りながら、急いで隣席との間の通路を観葉植物で塞いだのでした。

すぐ真隣は妻の席です。
すぐに隣席を覗いてはバレてしまうと思った私は、妻が前田の足下で何をしているのか確かめたい心境に駆られながらも、ひとまず隣に座ったテツコの胸に顔を埋めました。

「せっかちなお客さんね・・・」
テツコはそう笑いながら、ロケットおっぱいをレロレロと舐めまくる私の頭を、いい子いい子と子供のように撫でました。

私は興奮しております。
先程目撃した全裸のフェラチオ。もしあんな事を妻がしていたらと考えると、私の頭の中で蒸気機関車が「フォォォォォォ!」と汽笛を鳴らしまくるのです。
私はハァハァと興奮しながら、テツコのパンティーの中に手を入れました。
驚いた事にテツコのオマンコはびっくりするくらいに濡れております。
「・・・おい・・・どうしてこんなに濡れてるんだ?」
私はゆっくりと顔を上げながらテツコに聞きました。
テツコは知能遅れ特有の笑顔でケラケラ笑うと、「これはローションだよ」と、バカ正直に答えながら首を斜めに傾げました。
「ローション?・・・そんなものがどうして必要なんだ・・・」
私はテツコに詰め寄りました。
テツコはそんな真剣な眼差しの私に少しビビったのか、「だって、さっきのお客さん、本番したんだもん・・・」と泣きそうな声でそう答えたのです。
「本番?・・・まさか、この店は、本番してもいいのか?・・・」
私の声は震えていました。
「うん・・・大1枚でOKだよ・・・お客さんもスル?」

何かとてつもなく大きなビルが、私の頭の中でドドドド・・・っと崩れ落ちました。
それはまるで2001年9月11日に脆くも崩れ落ちた、アメリカの世界貿易センタービルの、あのシーンそのものでございました。

惨い・・・惨すぎる・・・・
絶望という崖から叩き落とされた私は、朦朧とする意識の中、ソッと隣の席に目をヤリました。

ピンクの照明に照らされた妻がボンヤリと見えました。
妻は、下半身を剥き出しにした見知らぬ男の股間に挟まれながら、床に腰を下ろしています・・・・
妻は、私の愛する妻は、その見知らぬ男の股間の中でモゾモゾと右手を動かしては、何やらその男と楽しそうに会話をしております・・・・・
私の耳に、妻のいつもの「ふふふふふ」という笑い声が聞こえたような気がしました。
(嘘だろ・・・嘘だと言ってくれ・・・)
私はそんな妻に語りかけました。
すると妻は、見知らぬ男をニヤニヤと見つめながら、フッと静かに顔を下に向けると、妻の顔の前でビンビンに勃起している巨大なペニスを、ゆっくりと口に含んだのでございました・・・。

(←目次へ)(3へ続く→)


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