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泥酔ごっこ(後編)

2012/12/02 Sun 00:00

泥酔ごっこ1



私の唸りと同時に彼が喫煙ボックスの中に一歩踏込みました。
(来た!・・・・)
私がそう思った瞬間、彼は私の顔を覗き込みながら「もしもし?大丈夫ですか?」と小さな声で話し掛けて来ました。
この時点では、彼はまだ社会的という仮面を被っております。
しかし、私の寝顔を覗き込む彼の鼻息は尋常ではなく、私は彼のその鼻息を聞きながら、彼が仮面を剥ぎ取るのも時間の問題だとふと感じました。

彼は何度も何度も私に「大丈夫ですか?」と声を掛けて来ました。
彼はそう声を掛ける事により、私の意識がどれだけしっかりしているのかを確認し、又、第三者にこのシーンを咎められた時の為のアリバイ工作をしているのです。
そんな気弱な所が、仮面を被った男達の可愛い所なのです。

何度声を掛けてもピクリとも動かずジッと目を閉じたままの私を見て、彼は安心したのか、今度は私の肩にソッと手を触れ「もしもし?」と揺すって来ました。
彼的には最終確認のつもりなのでしょう、これで私が目を覚まさなければ・・・彼はその社会的な仮面を脱ぐつもりなのです。

肩をどれだけ揺すられても「うぅぅぅん・・・」と夢心地を演じる私は、ふいに首に当てていた手をバサッと下ろしました。
事前に外しておいたブラウスのボタン。その開かれたブラウスの胸元からはきっとレースのブラジャーが顔を出しているはずです。
彼はすかさずその胸元を覗き込んできました。
薄目を開ける私の目に、ブラウスの胸元を覗き込む彼が映っています。小泉純一郎の息子さんのような爽やかな顔立ちの青年です。彼はジッと固まったまま、私の胸元と私の顔を何度も何度も交互に見ておりました。

「救急車・・・呼びましょうか・・・」
しばらくして彼はそう呟きました。そしてもう一度同じ事を呟きながら、遂に私の胸元にソッと指を差し込んで来たのでした。

彼の指は細く長いスマートな指でした。ブラジャーの中に恐る恐る侵入してくるその指に、私はおもわず悦びの声を上げそうになった程です。
彼の軟弱な指先が私の乳首を捉えました。と、同時に残り四本の指がまるでタランチュラのように足を伸ばし、私の乳肉を手の平に包み込みました。

私はその瞬間、この男に私の性器を舐めさせたいという衝動に駆られました。私の性器は、電車で大勢の男達から視姦されている時点からもうヌルヌルに濡れております。パンティーまでもがびちゃびちゃに滲みてしまっており、こうしてベンチに寝転がっている今でも、パンティーから滲みて来たお汁が太ももに冷たく感じる程なのです。

私は彼を下半身に誘導するべく、またしても「うぅぅん・・・」と唸りながら、腰をゆっくりと正面に向けてベンチの上で仰向けになり、そして静かに片膝を立てたのでした。

私の唸り声に慌ててブラジャーから手を抜いた彼は、ベンチの上で片膝を立てた私の下半身を見下ろしながら、肉食的な目をギラギラと輝かせていました。
薄目で見ていた私の視野から彼がゆっくりと消えて行きます。彼は私の足下側にゆっくり進むと、私が片膝を立てているすぐ隣のベンチにゆっくりと腰を下ろしました。

彼がスカートの中を覗き込んでいる気配が、下半身にヒシヒシと伝わって来ました。
彼はかなり私の下半身に顔を近づけているらしく、もしかしたらスカートの中にまで顔を入れているかも知れません。
ふいにパカッ!っという音が足下から聞こえて来ました。そしてすかさずピッピッピッ・・・という電子音が聞こえてきます。彼は携帯電話を操作しているようです。
薄目を開けていた私の視野にフワッとした明かりが灯りました。
どうやら彼は、携帯電話のLEDライトで私のスカートの中を覗き込もうという魂胆のようです。

喫煙ボックスの中をボンヤリと照らしていた明かりが、急に薄暗くなりました。
彼が携帯を私のスカートの中に入れたのでしょう。
その瞬間、彼は「すげぇ・・・」と呟きました。
濡れているのがバレた・・・・
スカートの中から溢れる照明にボンヤリと映し出されたバス停の時刻表を見つめながら、私はグショグショに濡れているパンティーを想像しながらドキドキしていました。

「カッシャッ!」
カメラのシャッター音が響きました。
そのシャッター音が敏感なクリトリスを刺激します。

すると突然、膣の先にスリスリっという感触が走りました。
彼が指先でパンティーのその「濡れ」を確かめています。指先はパンティーの上からワレメを縦に沿って上下に擦っています。
それはまるで綿棒の先でコチョコチョとくすぐられているようなそんな感じでした。
何度も上下に行ったり来たりしていた指先は、ふいに真ん中でピタリと止まると、遂にクロッチの端を指先に引っ掛けました。
ゆっくりゆっくり、とても慎重に私のクロッチがズラされて行きます。

私は彼の目に映る自分の性器を思い浮かべます。
クロッチに糸を引く透明液・・・卑猥な陰毛に取り囲まれ赤黒く爛れるビラビラ・・・その周囲にキラキラと輝く大量の蜜・・・そしてその奥でパックリと口を開いている桃色の穴・・・・

「ふうぅぅぅ・・・・」
彼の深い溜息が聞こえて来ました。
同時に携帯のシャッター音がカシャカシャと鳴り響きます。
ふいに彼の指先が私の中心に触れました。
いきなり桃色の穴に触れられた私は、おもわず「うっ・・・」と声を上げてしまいました。

彼の手がサッとスカートの中から逃げ出しました。クロッチはピチンというゴム音を立てながら元に戻り、カチャッと素早く携帯を畳む音が響きました。
「大丈夫ですか?・・・」
慌てた彼の顔が、薄目を開けている私の目に再び飛び込んできました。
「うぅぅぅんんん・・・・」
私はベンチの上で横向きになります。
ベンチの横でしゃがんでいる彼の濃紺のスーツが目の前に迫り、そして、彼のスボンのファスナーからピコンっと突き出た亀頭が生々しく私の目に飛び込んできました。
(私の濡れたアソコを見てオナニーしてたのね・・・)
そう思うと、私はいてもたってもいられなくなりました。

「・・・救急車、呼びますか?」
赤黒い亀頭を出したままの彼は、まだ仮面を被っているようです。
「・・・ここ・・・どこ?・・・」
私はわざと意識を朦朧とさせたフリをしながら彼の腕に寄りかかりました。
「駅です。いや、バスターミナルです」
「・・・あれ?私のお酒は?・・・」
私は頭をフラフラと振りながら彼の腕をよじ登り、ゆっくりと体を起き上がらせると、ベンチに座った状態で「私のお酒はどこ?・・・」とロレツの回らない口調でそう尋ねました。
「いえ、ここは駅でして・・・いやバス停でして、酒は・・・」
しどろもどろに答える青年。彼は仮面を脱ぐ事を躊躇っているのです。
「あっ!」
私はフラフラと頭を浮遊させながら、目の前に立つ青年の下半身を指差しました。
「オチンチンだぁ~」
私は馬鹿の子供のようにヘラヘラと笑いながら、少し萎みかけの彼のペニスをギュッと握りました。
「いや、これは、ちょっと・・・・」
彼は慌てながらも腰を引きますが、しかし私のその手を振り払おうとは致しません。
この男の仮面が剥がれるのも、もうすぐです。

「洋介君のチンチン見~っけた」
私はあたかも彼の事を洋介という男だと思っているフリをしながらそう叫ぶと、「うふふふっ」と酔っぱらい独特の笑顔を見せながら、彼のペニスをパクッと口に含みました。

「あっ、それは、いや・・・・」
彼の戸惑う声が頭上から聞こえます。しかし私はそんな彼を無視し、口の中に含んだ彼の萎れかけのペニスを舌でグニュグニュと刺激しました。
とたんに彼のペニスは元気を取り戻して来ました。いきなり口の中で膨れ上がった肉の塊に、私は興奮を隠し切れずにむしゃぶりつきました。

「あぁぁ・・・・しかし・・・それは・・・・」
そう呟く彼の膝はガクガクと震えていました。
私は健康的なカリ首の張りを舌で擦り切れる程摩擦しながら、ブラウスの中から大きな乳を引きずり出しました。そしてペニスを銜えながらも「洋介君・・・気持ちイイ?・・・」などと囁き、その大きな胸をユッサユッサと振って見せたのでした。

私が銜えているペニスの根元に、いきなり彼の手がニュッと現れました。
彼は先っぽを私の口の中に入れたまま、自ら竿をシコシコとシゴき始めたのです。
それがイク準備なのだという事を私はこれまでの経験上よく知っています。
しかし、まだ彼の仮面は剥がれていませんし、それに私の性欲もまだ満たされておりません。ここで勝手にイカれて逃げられるわけにはいかないのです。

私はいきなり彼の口からヌポッとペニスを抜き取りました。
そして唇の回りをテカテカと光らせる唾液を腕で拭うと、「洋介君のエッチ・・・」と呟き、またしても「うふふふふっ」という酔っぱらい独特な笑顔を浮かべながら、そのままドテッとベンチに座りました。

「あっ・・・・・」
突然ストップされた事で、彼は少し動揺しているようでした。
ビンビンに立ったペニスを喫煙所の天井に向けたまま立ちすくむ彼は、どうしていいのかわからない表情のまま、ベンチに座る私をジッと見下ろしていました。

私は薄目を開けてそんな彼をこっそり見ながら、不意に「グググ・・・」と軽い鼾を鳴らしてやりました。
鼾をかきながら、スルスルッと首を横に滑らせ、肩の力を抜きます。股をだらしなく開き口を半開きにポカンと開けると、電車内でよく見かける疲れたOLに変身です。

「・・・・・・・」
しばらくの間、彼はそんな私をジッと見下ろしていました。
しかし、少しするとビンビンに勃起したペニスをこっそりと上下にシゴき始めます。そう、彼はもう抜きたくて抜きたくて堪らないのです。

彼はペニスをシゴきながら私の大きく開かれたスカートの中を覗き込んできました。そして左手をソッと伸ばすと、私の露出されたままの大きな胸を手の平でスリスリと擦って来ました。
私の足下から「ハァハァハァ・・・・」という荒い息が聞こえて来ます。
「・・・大丈夫ですか?・・・」
そう言いながら彼は私の胸をギュッと力強く鷲掴みしました。
それは私の意識を確認しているのでしょう、私はワザとらしくなんの反応を見せないまま、「グググッ・・・」という鼾を鳴らしてやりました。

突然、彼の両手が私のスカートの両サイドにサッと侵入して来ました。
そして私のパンティーを両サイドから摘むと、それを一気にスルスルっと下ろしたのです。

それは彼の仮面が剥がれた瞬間でした。
薄目でこっそり彼の顔を見ると、そこにはもう小泉純一郎の息子さんはいませんでした。仮面を剥いだ彼のその顔は、餌に群がるハイエナのようなそんな獰猛で貪欲な表情に変わっていました。

くるぶしまで下ろされたパンティーが左足からスルっと抜き取られました。
ノーパンとなった私の両足をベンチの上に乗せてはM字に開かせます。
私の股間に顔を近づけた彼は、クンクンと鼻を鳴らして私の性器の匂いを嗅ぐと、まるで猫が水を飲むかのように小さな舌をペロッと出しました。
それはいわゆる味見なのでしょう。何度か猫のようにペロッペロッと繰り返した後、今度は散歩後の大型犬の如く、舌を大きく伸ばしながらベロベロと荒々しく舐め始めました。

私は声が出そうで必死でした。必死に鼾をかきながらも、下唇を噛んでは声が出るのを我慢しています。
私のワレメから溢れ出すいやらし汁をジュルジュルと吸い、ワレメに唇を押し付けながらワレメの中へ舌を押し込んできます。
私の太ももに力強く指を食い込ませながら、押し開いた性器を散々舐め尽くした彼は、いきなりガバッと立ち上がりました。

「ねぇ・・・ねぇ・・・大丈夫ですか?」
鼾をかいている私を揺り起こすかのように私の肩をユサユサと激しく振ります。
私は頭をボンヤリと振りながら「・・・ん?・・・」とゆっくり目を開けると、彼の顔を見て「むふふふふっ・・・」とだらしなく笑いました。

彼はそんな私を見て「イケる」と感じたのでしょう、私の股をM字に開いたまま両手でガッシリと抱き込むと、勃起したペニスの先をヌルヌルと私の性器に擦り付けて来ました。
「ヤリますよ?・・・いいですね?・・・・ヤリますよ?」
彼は私の首筋に顔を押し付けながらそう呟くと、グッと腰を突き上げました。

「うっ!」
私がそう声をあげると、彼は慌てる風もなく、まるで獣のようにただただ腰をズンズンと突いて来ました。
その腰の動きはさすが若いだけあります、もの凄い勢いです。ベンチがガタガタと揺れ、箱形の喫煙所全体が揺れる程でした。

腰を突かれる度に私の脳味噌に電気が走りました。
もう私は酔っぱらったフリなんかしている場合ではありません。彼の荒々しい腰の動きにひたすら喘いでは彼にキスを求めております。
やっと若い男の初々しい唇を捉えた私は、彼の口の中で無我夢中で舌を動かしまくりました。

「あっ・・・あっ・・・・」
彼が情けない声を出し始めました。
「いきそう?いきそう?」
私はそう呟きながら、食べてしまいたい程可愛い彼の耳をベロベロと舐めまくります。
「あっ、あっ、イキそう・・・・」
そう言って腰を引こうとした彼の尻を、私は両手でグッと押さえ付けました。
「中でいいよ!中でいっぱい出して!」
私が彼の耳元にそう叫んだ瞬間、彼の筋肉質な体はピクッ!と跳ね上がり、「ううぅぅぅぅぅ!」と腹の底から深い唸りをあげました。

彼の精液が膣の中で飛び散るのがわかりました。
その感触だけで私の脳は蕩けて行くのです。

彼の腰の動きがゆっくりゆっくり治まって行きます。
彼はまだ余韻を感じているのか、腰をゆっくりと振りながら私の顔を真正面から覗き込んできました。
私はギュッと目を綴じました。
そして彼の荒々しい鼻息を聞きながら、再び微かな鼾を鳴らしたのでした。






こんな私の性癖はやっぱり変でしょうか?
こんな面倒臭い事をわざわざするくらいなら、出会い系サイトのほうが全然楽だよ、とお思いになるでしょうか?

でも、ダメなんです。
出会い系サイトやナンパされた男と合意の上でヤルのは、どうも私には刺激が足りないようです。
最初から仮面を脱いでしまっている男には興味がないのです。

犯されたい。悪戯されたい。
そんな私の淫らな性欲を満たしてくれるのは、やはり普通の人が偶然の出来事に突然豹変し、その社会的な仮面を脱ぎ捨ててはただただ獣のようにひたすら性欲を満たそうとする、そんなシチュエーションでなければいけないのです。

駅には仮面を被った羊たちが沢山蠢いております。
彼らが羊の仮面を剥ぎ取り、その狼の本性を現した時、私は驚く程のエクスタシーを感じるのです。

また1人、羊の仮面を被った狼が、私という餌をジッと見ています。
人も疎らになった駅前の、公衆便所の横にある暗い隙間に潜るようにして踞っている私を、内面では狼の涎を垂らしながらハァハァと見つめています。
歳は40、いや50近いかも知れません。
50年間一度も剥がした事のない仮面を、この男は今、剥ごうとしております。

男が近付いて来ました。
辺りをキョロキョロと伺いながら、公衆便所の暗い隙間に踞る私の前を何度も行ったり来たりしています。
私はそんなおじさんに向かって、立てていた膝を微かにズラし、ミニスカートの奥が見やすいようにと股を広げました。

「・・・おい・・・あんた・・・・こんなトコで寝てたら危ないよ・・・」
おじさんは私にそう声を掛けると、踞る私の正面にゆっくりとしゃがみました。
「飲み過ぎたのか?・・・ん?・・・・」
おじさんは辺りをキョロキョロと伺いながらそう言うと、ふいに私のスカートを摘み、少しだけ捲り上げると、私の濡れたパンティーをジッと見つめていました。
「どうした?・・・濡れてるよ・・・」
おじさんはそう言いながら、私の濡れた股間を指でツルンと擦りました。
「・・・こんなトコで寝てたら危ないから・・・さっ、あっちへ行こう・・・」
おじさんは踞る私の腋に手を入れると、そのままもの凄い力で私を立たせました。
「うぅぅん・・・・」
わざとヨロめく私。
そんな私におじさんは「さっ、行こう・・・・」と囁きながら、私の肩を抱いては歩き出しました。
きっとこのおじさんは私を駅裏の連れ込みホテルに連れて行こうとしているのでしょう。

私はその薄汚れたジメジメとしたカビ臭い連れ込みホテルで、見知らぬおじさんに散々犯されるのです。
仮面を剥いだおじさんに、まるで玩具のように、まるで人形のように、好き放題に犯されるのでしょう。

そう考えながらおじさんの強引な腕に引かれて歩く私は、いやらしい汁を太ももにダラダラと垂らしながら、ひたすら「うぅぅん・・・・」と酔ったフリをするのでした。

(泥酔ごっこ・完)

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