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(この物語はフィクションです。画像は本文とは関係ございません)

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長尾が部屋を出て行ってから10分が経過していた。

縛られたまま放置されている智子に少しずつ違う感情が芽生えて来た。

「見てみろよ奥さんのあの表情・・・縛られた事によってだんだんと感情が高ぶって来ているようだぜ・・・こりゃあ思った以上に変態だな・・・」
マジックミラーから智子を眺める長尾は、なぜか全裸になっている利光にそう言った。

「これが放置プレイってやつですね・・・」
最近、ネットでSMの勉強をしている利光は知ったような顔をして言う。
かなり得意満面だ。
「こんなもん放置プレイとは言わねぇよ」
長尾のその言葉に、利光の得意満面は自信喪失へと変わった。


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縛られたまま放置されていた智子は、足首に食い込むロープの縛り目を見下ろしながら、(キレイな縛り目だわ・・・)とうっとりしていた。

ここ数日間、智子は夫が会社に出掛けると、ひとり寝室にこもり自分で自分を縛っていた。
柔肌に食い込むロープの感触があの日を思い出させ、智子は股間のワレメにロープを擦り付けながら何度も絶頂に達していた。

あの日。
あれは今から8年程前の、智子がまだ女子高生の頃。
同じクラスの詩緒里から援助交際をしてみないかと誘われた智子は、遊び半分で詩緒里が紹介する男と会った。

男は市役所に勤める46歳。
ガリガリに痩せた体と分厚い眼鏡。完全な草食系で、ジメジメとしたネクラそうなその表情はどことなく理科の先生に似ていた。

「気弱そうな人だし、サッサとホテル行ってパッパと済ませちゃえば」
出会い系サイトでこの男を見つけたという詩緒里は、援交初心者の智子にはオタク系のナヨナヨ男のほうが安心だよ、と、この男との情事を薦めたのだった。

1時間で3万円。
オヤジとのセックスに多少なりとも抵抗感があった智子だったが、しかしマックでバイトしていた智子にとってこのバイト料は破格だ。

市役所オヤジから前金の3万円を受け取った智子は、詩緒里に紹介料の3千円を支払うと、市役所オヤジに連れられて駅裏にある廃墟寸前のラブホへと向かったのだった。

市役所オヤジは部屋に入ると豹変した。
いきなり智子をベッドに押し倒し、制服の上からロープで縛り上げた。

恐怖に脅える智子を見下ろしながら全裸になる市役所オヤジ。
真っ赤なロープで足をM字に固定され、ミニスカートから顔を出すパンティーに顔を押し付けてきた。

「・・・臭ぇな・・・」
智子の股間に鼻を押し付けながらそう呟いた市役所オヤジは、臭いと言いながらも乱暴にクロッチをズラし、風呂に入っていない汚れたままの智子のアソコをまるでフカヒレスープを啜る中国人のようにチュルチュルと啜りまくったのだった。

市役所オヤジは、智子をうつ伏せに押さえ込みパンティーを引き千切ると、智子の小さなアナルまでチロチロと舐めまくる。そして唾液でテカテカと光るアナルに強引に指を入れて来た。

「ヤだぁ!」
枕に顔を押し付けられた智子がそう叫ぶと、市役所オヤジは「大きな声を出すな!」と容赦なく智子の尻を叩いてくる。
智子が恐怖のあまりもう叫ばなくなったにもかかわらず、市役所オヤジは執拗に智子の尻を叩きまくり、肉付きの良い真っ白な尻は真っ赤に充血して行った。

市役所オヤジは智子の尻を叩きながら同時に竹輪のような品粗なペニスをシゴき、そしてその赤く充血した尻に向かってピュッピュッと射精した。

射精したからもう終わりだろうと思っていた智子だったが、しかし、ここからが凄かった。

クリトリスを思い切り摘まれ乳首を咬まれる。
智子が叫べぬようにと口の中にルーズソックスを押し込められ、カラオケ用のマイクを膣に捩じ込まれた。

市役所オヤジはマイクをズボスボとピストンさせながら「そのまま小便をしろ」と、仰向けの智子の股間に顔を当てた。
智子が「イヤイヤ」と首を振ると、市役所オヤジは容赦なく智子のアナルに指を捻り込み、早く小便をしないと5本の指を全部入れちゃうぞ、と脅した。

あまりの恐怖に仕方なく小便をすると、ビチャビチャと小便を飛び散らせながらマイクを激しくピストンさせ、うへへへへへと笑いながら智子の太ももに飛び散った小便を全て舐め尽くした。

智子の監禁は約5時間に渡った。
その間智子は、縛られたまま何度も何度も犯され、無惨にも中出しされていた。
人形のように犯される智子に快感などあるはずがなかった。

しかし、不思議な事にこの市役所オヤジとの出会いから、智子の性癖が少しずつ変化し始めて来た。

縛られ、拘束された状態で責められる事に目覚めてしまったのだ。

ただし、実際にSMプレイをする勇気のない智子は、あくまでもオナニーの中だけに過ぎなかった。
自分で自分を縛り、クリトリスにピンクローターを押し当てながら、獣のような男達に被虐な行為をされるのを妄想する。

利光と結婚するまでそんなオナニーに耽っていた智子は、偶然にも利光が買って来たロープを手にした事により、また昔の癖が再発したのであった。

そんな智子が、今、万引きという疑いをかけられ密室で縛られている。
今まで本格的なSMプレイの経験も無く妄想の中だけで被虐されていた智子には、このリアルな現状におもわずアソコが疼いて来た。

(ヤだぁ・・・もしかしたら濡れて来たかも知れない・・・・もう、こんな時にいったい私は何考えてんのよ・・・)

クロッチがジワリジワリと湿っている事に気付きながら智子がそう思っていると、いきなりドアが開いた。


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「いやぁ、待たせてすまないね・・・女性調査官の姿がどこにも見当たらないんだよ・・・」
長尾はそう言いながらドスンと椅子に座ると、薄ら笑いを浮かべながら縛られたままの智子を見つめた。

「あのぅ・・・とりあえずロープを解いてもらえませんか・・・・」
クロッチが冷たくなってしまっている智子は、半開きになった股を閉じようと力を込めながらそう言った。

「いや、身体検査がまだ残ってますから、それはまだ・・・・」
長尾の目は笑っている。

「でも、身体検査をするのにどうして縛らなければ・・・・」
智子はもがき始める。

「ま、女性調査官がいないという事だから、やっぱり警察に来てもらうって事にしませんか・・・・ねぇ奥さん」

「でも、それは・・・・」
もがく体を急に止めた智子は、眉を八の字にさせながら長尾を見つめた。

「しかしねぇ、身体検査をしなくちゃならない規則なんですよ・・・身体検査をしない以上、奥さんを帰すわけにはいかないんだよね・・・・だからといって男の私が身体検査をするわけにもいかないし・・・やっぱりここは警察に頼んで、婦警さんに身体検査をして貰うのが手っ取り早いんじゃないかね・・・」
長尾がそう言いながら携帯電話を開くと、智子が「ちょっと待って下さい」と長尾の手を止めた。

「・・・誰か女性従業員の方はお見えにならないんですか?・・・・」

「いや、この店は女性の夜勤は禁止されてるんでね・・・・」

「・・・じゃあ、もう誰でもいいですから早く身体検査をして下さい。私は本当に何も持ってませんから・・・」

「いやしかし男性が女性の身体検査をするというのも問題だな・・・・」

「でも、警察なんか呼ばれるくらいなら、サッサと終わらせてもらった方が私はいいんです」

「・・・まぁ、奥さんがそーいうのなら話は別ですがね・・・・」

長尾はゆっくりと立ち上がった。
利光は今まさに妻が他人の男に体を触れようとしている瞬間を目の当たりにし、「なんてこった!」と、まるでアメリカ映画のワンシーンのように激しく膝を叩いたのだった。


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「それじぁ失礼するよ・・・・」
長尾は大きな手の平を智子の脇の下に当てた。
ロープで縛られ両手を後に上げられたままの智子の両脇は無防備だった。

長尾はじっとりと湿っぽい智子の脇の下に触れ、素直に「舐めたい・・・」と欲情した。

「あのぅ・・・ロープは・・・・」
男の熱い手の平を脇に感じながら、妙に密着している男の顔を背け智子がそう聞いた。

「あぁ、ま、すぐに終わるから、このままでいいだろう・・・・」

そう答える長尾の手は、智子の両脇から胸へと近付き、そこでピタリと止まった。

「胸を調べるが・・・いいな?」
智子の頬に息が拭きかかるくらい接近しながら、長尾はゆっくりと呟いた。

「・・・はい・・・」
そう答える智子の大きな胸に長尾のグローブのような大きな手がガバッとガサツに覆い被さった。

「女はココに隠している事が多いんだ・・・」
長尾の両方の手の平は智子の胸を乱暴に揉んだ。

「痛っ・・・・」
智子がそう顔を背けても、長尾の手は力を緩めなかった。

「最近は胸元からブラジャーの中にポトンと落とす万引きが流行ってんだよ・・・この間もブラジャーの中にピアスを10個も隠してた女子高生がいたが、あれは悪質だったな・・・・」
長尾は独り言のようにそう呟きながら、痛がる智子を無視して乱暴に胸を揉みまくった。

智子の大きな胸を散々弄んだ長尾の手は、胸から腹へと進み、そして腰へと下がって行った。
智子はゆっくり下へと下がって行く長尾の手の平を見つめながら、長尾のその手は盗品を捜している手ではなく体を触っている手だとすぐに気付いた。

しかし、だからといって拒否はできない。
拒否しようものなら、どうせこの男の事だから、また警察を呼ぶとか言って脅すに決まっている。
今はただひたすら我慢するしかないと、智子はそのナメクジのような長尾の手にグッと我慢した。

腰から尻へと降りて行く長尾は、智子の半開きの股の間にしゃがみ込んだ。

「靴の中を見せろ・・・」
長尾はそう言いながら椅子の下に屈むと、足首を縛られた足からサンダルを脱がせた。

「靴まで調べるんですか?・・・・」
「あぁ、規則ですからな・・・」

長尾はサンダルを床に置き、サンダルの底を指で押したりしている。
それを見下ろす智子は、足下に屈んでいる男の顔と、自分の開かれた股が妙に接近している事に気が気で無かった。
(このまま顔を上げられたらスカートの中が丸見えだわ・・・・下着が濡れているのがバレてしまう・・・)

長尾は再びサンダルを智子に履かすと、ゆっくりと顔をあげた。

見下ろす智子と見上げる長尾の目が合う。

しばらく見つめ合っていた2人だったが、長尾は「ふっ」と不敵な笑いを見せると、そのまま視線をゆっくりと下に降ろした。

「いや!」
智子おもわずそう叫び、半開きにされた股を閉じようと太ももをガタガタと揺らした。

「・・・あのねぇ奥さん・・・女の万引き犯がブツを一番隠してる場所がココなんだよ・・・ココを見られて困るってのは益々怪しいじゃねぇか・・・・」
長尾はそう言いながら大胆にも智子のスカートの中に顔を近づけ覗き込んだ。

「やめて下さい!・・・・」

「一応、規則だからな・・・・」
長尾はそう言いながら智子のミニスカートの中に両手を忍び込ませた。

ジトっと汗ばんだ男の手が智子の生太ももに張り付いた。
ナメクジのような大きな手は、太ももの奥へと進み、そして骨盤辺りで急に下がる。
それはまるで智子のヒップラインに沿って撫でるようないやらしい動きだった。

それをマジックミラー越しに見ていた利光は「なんたる不届き者!なんたる無礼な輩であろうか!」と黒沢映画に出て来そうなうだつの上がらない武士のように怒りを露にしながら、わずか8センチしか無い品粗なペニスをチコチコとシゴいている。

長尾の手は智子の大きな尻へと降りると、パンティーの上から尻肉をギュッと鷲掴みにした。

「やめて下さい!」
腰を振りながら叫ぶ智子。

「ちっ!万引き犯のくせにアレコレとうるせぇオンナだなぁ・・・・」
長尾はそう言いながら立ち上がると、机の引き出しから無数の穴の空いたピンポン玉のようなモノを取り出した。

「ギャーギャーうるせぇとちゃんと身体検査ができねぇだろ・・・」
長尾はそう言いながら、激しく抵抗する智子の口の中にその穴の空いたピンポン玉のようなモノを押し込み、そしてソレに付いている黒皮のベルトを智子の後頭部でロックした。

「でた!猿ぐつわ!」
マジックミラー越しの利光は、一夜漬けで覚えたSMグッズの名を嬉しそうにそう叫ぶと、まるで仮面ライダーの必殺技の紹介ナレーションのように「思うように声が出せないあの玉付き猿ぐつわは緊縛プレイには欠かせないアイテムなのだ!」と一気に叫び、そして誇らしげに頷いたのだった。


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「あぐっ!・・・・あぁがいわあー!」
いきなり猿ぐつわを嵌められた智子は、恐怖のあまりパニック状態に陥っていた。

「ギャーギャーとうるせぇオンナだな・・・ホレ、パンツの中を調べるから腰を上げろ、ホレ!」
再び智子の股の間にしゃがみ込んだ長尾は、そう言いながら智子の大きな尻をペシペシと叩いた。

それでも智子が腰を上げないでいると、いきなり長尾のグローブのような手の平が智子の小さな頬をパシン!と叩いた。

「ひっ!」と、急に大人しくなる智子。

「・・・自分で身体検査を望んだんだろ?こっちも忙しいんだ、こんな事してる暇はねぇんだよ、ほら、早く腰を上げろって・・・・」
長尾の手が智子のミニスカートの中でパンティーの両端を掴んでいる。

「ここを調べたらすぐに家に帰れるんだ・・・ほら、諦めて腰を上げろって・・・」
落ち着いた口調の中にも長尾のその口調の中にはどこか絶対的な雰囲気が漂っていた。

恐ろしくなった智子は長尾に言われるままにゆっくりと腰を上げた。

「そうだよ、それでいいんだよ・・・・」
長尾はそう言いながら一気に智子のパンティーを太ももまでズリ下げた。

「おい・・・いったいなんだこりゃ・・・奥さんよぅ、小便でも洩らしてしまったのか?」
下げられたパンティーのクロッチを見つめながら長尾が呟いた。

智子のパンティーは愛液でグショグショに濡れてしまっていたのだった。

長尾はクロッチに付いているヌチャヌチャの愛液を指でクチュクチュと掻き回した。

「もしかしたらアンタ、俺に身体検査されて感じてたのか?・・・・」

智子は心の中で「見ないで!」と叫びながら「あうあう」と赤子のように呻き首を左右に振った。

「違うって言ってもよ・・・この濡れようはハンパじゃねぇぞ・・・・」
長尾はクロッチを弄っていた指をゆっくりと鼻に当て、智子が見えるようにクンクンと嗅いだ。

「臭くはないぞ!それはこの私が保証する!妻はここに来る前にちゃ~んと風呂に入って来ているのだ!」
マジックミラーの向こうで仁王立ちの利光がそう呟く。

「うわぁ・・・スゲェ匂いだな奥さん・・・そんな可愛い顔してるくせにココはとんでもなくイカ臭ぇぜ・・・」
長尾はそう言いながら、「ほら・・・」と指を智子の鼻に近付けた。

「嘘だ!妻のアソコがイカ臭いなんて嘘だ!」
隣りで叫ぶ利光。

「な、な、臭せぇだろ、なんか『よっちゃんイカ』みてぇな匂いがするだろ」
長尾は屈辱するかのように智子の鼻に指を押し付けながら卑猥に笑った。

「よっよっよっちゃんイカってか!オー!な、なんという事だ!妻のアソコがよっちゃんイカってか!おー神よー!もしや先日ブックオフで『闇金ウシジマくん』の6巻の32ページに鼻糞を付けた事をお怒りか!おー!神よー!何卒何卒お許し下されー!・・・・・・」
利光は映画「プラトーン」のように床に膝を落とし天井に向かって手を広げながら叫んだ。

グスグスと泣き出した智子の顔を見て更に興奮した長尾は、椅子から智子の足を外し智子を立たせると、そのままソファーの上へと突き飛ばした。

「うっ!」とうつ伏せに倒れ込む智子。
長尾はソファーの上で尻を突き出したまま倒れている智子のミニスカートを捲った。

半分まで下げられたパンティーの上に、パックリと口を開いた智子のオマンコがヌラヌラと輝いていた。

「それじゃあ、この中も調べさせて貰うからな・・・ま、これも規則なんでね・・・諦めろや・・・」

「規則規則ってねぇ、アンタそれじゃあまるで刑務所じゃねぇか!あいつはまだ中学生なんだ、規則とかなんとかってぇことより、良いか悪いかを教えてやるってのが義務教育ってもんだろ!えっ、違うかい金八っつあん!」
マジックミラーの向こうで、2日前にツタヤで借りて来た『3年B組金八先生・第2シリーズ・腐ったミカンの方程式』を徹夜で見ていた利光は、「規則」という言葉に反応し、いつしか加藤優の就職先である墨東工業の社長になりきっていた。

長尾の親指と人差し指が智子のオマンコに当てられ、そしてヌチャ・・・と大きく開かれた。
桜色した智子のオマンコから今まで溜っていた汁がニュルッと溢れ出す。

「うぅぅぅ!」
猿ぐつわを嵌めた智子が腰を振って抵抗した。

「動くんじゃねぇ!よく見えねぇだろう!」
長尾がそう叫びながら智子の大きな尻を引っ叩くと、智子は観念したかのように尻をブルブルと小刻みに震わせたまま制止した。

智子の尻をがっしりと固定した長尾は、3本の指を立てると、それを智子のオマンコの中へとゆっくと押し込む。

「うっ!」智子の尻がピクン!と反応した。
長尾は3本の指を根元まで押し込むと、「この中に指輪を隠してた奴もいるからな・・・・」と笑いながら、3本の指をグジュグシュと動かし始めた。

長尾の指の根元から智子の汁が伝わりソレが長尾の腕へと垂れ落ちて来た。

「奥さん・・・随分と濡らしてるけど、さすがバイブを万引きするだけあって欲求不満が溜ってんだな・・・」

「うぅぅぅ・・・・」

長尾は左手でズボンを下ろすと、とんでもなく大きなペニスをビィーンといきり立たせた。

「マ、マジかよ・・・・・」
長尾の巨大ペニスを見た利光は、映画「未知との遭遇」でUFOを見た農夫のように、愕然とその場に立ちすくんだ。

オマンコから指を抜いた長尾は、その白濁の汁が大量に絡まっているギトギトの指でペニスをクチュクチュとシゴく。
そしてオマンコに鼻を近づけ、直接クンクンと嗅ぎながら「もうひとつの穴も調べねぇとな・・・」と呟いたのだった。


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両手を縛られ猿ぐつわを嵌められた智子は、恥ずかしさと恐怖から頭が真っ白になっていた。

(怖い!怖い!怖い!・・・・誰か助けて!・・・・)

しかし、そう思いながらも智子の体は、もっと虐めて欲しいと望んでいた。

長尾は立ち上がると、いきなり智子のブラウスを引き裂いた。
ビリビリビリ!という絶望的な音が智子の耳に突き刺さる。

そして巨大なハサミでブラジャーを切られると、智子は手首に縄が縛り付けてあるだけの全裸にさせられてしまったのだった。

「こっちの穴も調べるからな・・・・」
長尾は机の引き出しから『数珠』のようなものを取り出した。


「ほう・・・あれはまさしくアナルパールですな・・・」
長尾が夜食用にとっておいた草加せんべいをバリバリと齧りながら観戦している利光。

オマンコの汁をアナルに塗りたくられた智子は、あの日、市役所のオヤジに肛門を激しく責められた時の事をふいに思い出した。
あの時、肛門を責められ、ただ痛いだけだったが、しかしあの日から智子は、オナニーの時にアナルに指を入れるようになった。
ローターでクリトリスを刺激しアナルに入れた人差し指をゆっくりと出し入れしながら絶頂に達するのが智子のいつものパターンだったのだ。

「・・・入るかな・・・」
長尾はそう言いながらアナルパールを智子の肛門の中に押し込んだ。

「うっ!・・・・」
パールがひとつ入るごとに、智子の肉付きの良い尻が震える。

「へぇ~・・・簡単に入って行くじゃねぇか・・・奥さん、アンタ相当ココ使ってるだろ・・・」

「当たり前だ!誰だってウンコする時にソコを使うではないかこの口臭大魔神め!」
隣りから利光が叫ぶ。

「誰と遊んでんだよ・・・旦那じゃねぇんだろ?・・・・」
一個一個パールを押し込みながら長尾が笑う。

全て入れてしまったアナルパールをニヤニヤと笑いながら長尾がゆっくり引き抜く。

「うぅぅぅぅぅぅ!」
初めての快感に智子は脳をクラクラとさせた。

肛門に入っていたアナルパールをブラブラさせながら長尾がひひひひひひっといやらしい笑い声を上げた。

「やめてー!それだけは匂わないでー!」
隣りで顔を両手で覆いながら絶叫する利光。

長尾は四つん這いになる智子の肛門を両手で押し開き中を覗き込む。

「まだ奥になんか隠してんじゃねぇのか・・・・」

「その奥にあるのはウンコ様だけです。それ以上はたとえ教祖様とてお進みなさるのは御辞め下され」
利光は深々とお辞儀する。

押し開かれた肛門からプスプス・・・・とガスが漏れた。

「おうおう、こんな綺麗な奥さんがハシタナイねぇ・・・・」
長尾はプスプスとガスが漏れる智子の肛門に蓋をするように指を当てた。

「これ!誰かおらぬか!屁じゃ!屁が出よったぞ!」
初めて妻の屁を聞いた利光はかなり動揺していた。
これまでに利光が聞いたコトのある女性の屁というのは、4年前に死んだ婆さんの透かしっ屁と、近所では肝っ玉母さんと呼ばれちびっこたちから怖れられていた駄菓子屋のオババのバリバリバリというカミナリのような屁しか聞いたコトが無かったのだ。
そんな利光は顔には出さぬともかなりのショックを受けていた。

長尾はプスプスとガスの漏れる肛門に口を押し当てた。
そして嫌がる智子の尻を押さえつけ、オマンコの中に4本の指を押し込み激しくピストンさせる。

それを見ていた利光は、もしかしたら長尾はガス自殺をしようとしているのではないかと心配していたのであった。


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智子は人前でオナラを洩らしながらその羞恥に耐えていた。

(どうしよう・・・このままだとヤられちゃう・・・なんとか逃げなきゃ・・・・)


長尾はロープを手にすると、四つん這いになる智子の股間にソレを当てた。
股間に食い込むロープをクイクイと引っ張りながら、智子の口に嵌められた猿ぐつわから垂れ落ちるヨダレをビチャビチャと下品に舐めた。

そして床に垂れ落ちる智子の唾液にペニスを擦り付けながら、長尾は智子の口からボールをズラすと、智子の小さな唇の中へ舌を捻り込ませた。

智子の口の中に、長尾の虫歯と煙草とニンニクが混ざった口臭がムアッと広がる。
それはまさに獣の匂いだった。

「・・・お願いです・・・もう許して下さい・・・警察を呼んでもかまいませんから・・・もう許して・・・」
ベトーッ・・・と唾液が糸を引き、唇が離された隙に智子は長尾にそう悲願した。

「警察?今更警察なんか呼べるわけねぇだろ。俺の立場はどーなるんだよ・・・おい!ふざけてんじゃねぇぞコラぁ!」
長尾がそう叫び股間に当てていたロープをグイッ!と引っ張った。

「うぅぅぅ!」

ギシギシギシっと智子の股間にロープが激しく食い込む。
股間のロープは、クリトリス、膣、アナルに同時に食い込み、智子の下半身に強烈な快感を走らせた。

「許して下さいなんてよく言うよ・・・オマエ、こんなに感じてるじゃねぇか・・・見てみろよ、ロープからスケベな汁が滲み出て来ているぜ・・・」
膣のワレメに食い込むロープを指でネチネチと擦りながら長尾が笑う。

「お願いですからもうヤメて下さい・・・・」
「なんだよ、痛いのか?それとも恥ずかしいのか?どっちなんだよ・・・」
「・・・は、恥ずかしい・・・・」
「ふん!大人のおもちゃを万引きしておいて、今更恥ずかしいですってか?」
「でもそれは!・・・・」
「なんだよ・・・でも、なんだよ・・・」

長尾は机の上に置いてあったバイブを四つん這いの智子の前に乱暴に放った。

「まだ万引きしてねぇってシラを切るのか?実際にコレがアンタのバッグの中に入っていたんだぜ?」
長尾は智子の目の前にしゃがみ、勃起したペニスをピクピクさせながらパッケージの中から商品を取り出し、そう言った。

智子は、尿道から透明の我慢汁を垂れ流す大きなペニスをうつろな目で見つめながら、こんなのを入れられたら・・・頭がおかしくなっちゃう・・・と怖くなった。

「なんだよ、人の話しを聞いてねぇのか?・・・ははぁん・・・いよいよコレが欲しくなって来たんだな?ま、しょうがねぇよな欲求不満なんだしな」
長尾は智子のすぐ目の前で、ゴツゴツと勃起した肉棒を上下にシゴいてみせた。

「よし・・・じゃあしゃぶらせてやるよ・・・ほら、体を立たせな・・・」
長尾はそう言いながら智子の髪を鷲掴みにし、グイッと持ち上げた。

立ったままの長尾の股間に智子の顔が押し付けられた。
「いいか・・・絶対に咬んだりするんじゃねぇぞ・・・もしそんな事をしたら首締めて殺しちまうからな・・・」

智子の閉じた唇に獣臭を放った亀頭が強引に捻り込まされようとしている。
結婚後、他人のペニスを見るのも触れるのも初めての智子だ、そんな智子の口に、今、他人の肉棒が強引に入れられようとしている。

「何してんだよ・・・早くしゃぶるんだよ・・・」
長尾は正座している智子の太ももを逞しい足の踵でグイッ!と押した。

痛さのあまり「うっ!」と智子の唇が少しだけ開く。
その隙間に長尾の肉棒がググッと押し込まれ、遂に智子の閉じていた前歯は開いてしまった。

ゴツゴツとした肉棒の感触が智子の口の中に広がる。
いつも口に入れている夫のソレよりも遥かに太く、そして固い。
更に奥へと進むソレは、智子の喉ちんこにグニュッと当たりやっと止まった。

「舌を使え・・・・」
長尾の太い指が、肉棒で蓋をされている智子の唇を優しく撫でた。

まるで催眠術に掛けられたかのように、長尾のその言葉で智子の舌は動き始めた。
亀頭の裏でゴニョゴニョと動いていた智子の舌は、次第に亀頭全体を包み込むように回り始め、そしてゆっくりと智子の顔が上下に動き出したのだった。

ぷちゅ・・・ぴちゅ・・・
智子の顔が上下すると同時に卑猥な音が部屋の中に響き渡る。

「ふん・・・スケベな女だなオマエは・・・こうやって乱暴にされるのが好きなんだろ?・・・・」

智子は長尾の言葉に返事する事なく、ただひたすら他人の肉棒をおいしそうにしゃぶっているだけだった。



「よし。ちゃんと命令に従ったから御褒美をヤルよ・・・・」
長尾は唇からペニスを抜くと、そう言いながら智子を再び四つん這いにさせた。

「万引きするくらい欲しかったんだろコレ・・・・」
長尾は2本のバイブを手にすると、それを智子に見せつけた。

「いや・・・ヤメて下さい・・・・」
「ヤメて下さいじゃないだろ・・・御願いしますだろ?」
長尾が智子の大きな尻を思い切り引っ叩く。
「うっ!」
「ほら、早く言えよ、御願いしますって・・・・」
長尾は連続して智子の尻を叩きまくった。

「うっ!・・・お・・・お願い・・・します・・・・」

智子のその声に長尾はひひひひひひっと笑いながら、智子のヌルヌルに濡れたオマンコの中へバイブを挿入させた。

「あぁぁぁん!」
屈辱されながらもおもわず張り上げてしまう声。
既に智子はこの得体の知れない快感にハマりつつあった。

「コッチにも入れてやるからな・・・・」
もう1本のバイブを舐めながら、智子の開かれた肛門に指を入れた長尾が笑う。

異物感がヌプヌプヌプ・・・と肛門に広がった。
オマンコのように直接的な快感はないが、しかし、肛門に異物を入れられているという感覚が智子の脳を激しく刺激し、それが快感へと繋がって行った。

「ほれ、もっとヨガレよ」
2本のバイブが突き刺さった尻をパシーン!と長尾が叩く。

尻を叩かれる度に、智子のアソコからはジュッとアブノーマルな汁が溢れ出すのであった。



               16


マジックミラーの向こうから、そんな妻の姿を見ていた利光は、嫉妬と興奮に包まれながらオナニーをしていた。

(これでもう安心だ・・・・ここまで調教されれば、浮気される心配は無いだろう・・・・)

利光はそう思いながらも、明日さっそくネットで本格的なSMグッズを取り揃えようとワクワクしていた。



「どうだい奥さん、感じるか?」
長尾は智子の脇の下をペロペロと舐めながら聞いた。

「・・・・・あん・・・あぁぁん!」
長尾に囁かれる度にアソコで暴れるバイブの快感が増すのが不思議だった。

「アンタはさ、変態の牝豚なんだよ・・・他人の男の前で、平気で濡らしたり感じたり屁をしたりするとっても下品な牝豚なんだ・・・それをよーく覚えておくんだぜ・・・」
長尾は洗脳するかのように智子にそう呟きかけると、ロープから飛び出した乳首を前歯でカリッと咬んだ。

「あぁん!・・・はい・・・わ、わかりました・・・・あぁぁん!」
オマンコの中で激しく暴れるバイブと、アナルの中で激しく振動するバイブを感じながら、いつしか智子は長尾のささやきに脳を溶かしていた。

「よし。じゃあ御褒美をあげよう。ほら、オマエの欲しがっているコレだよ・・・」

智子の目の前に長尾のゴツゴツとした肉棒が曝け出された。
そのペニスを溜らなく愛おしく思った智子はおもわずソレを握ってしまった。

「どうだい、逞しいだろ・・・コレが今からオマエの穴の中でグチョグチョと暴れ回るんだぜ・・・」

智子は「あぁぁ・・・・」と溜息を漏らしながら、長尾のペニスを確かめるように激しく手コキした。

「オマエのスケベな穴の中を滅茶苦茶にしてやるよ・・・」

「あぁぁ・・・滅茶苦茶に・・・して・・・」

「ふふふふふ。早く欲しいか?・・・・」

「・・・欲しい・・・お願い・・・・早くちょうだい・・・・」
激しくシゴく智子の手の中に、長尾の我慢汁が白く固まり始めた。

「どっちの穴がいい・・・・オマンコかそれとも肛門か・・・・」

「・・・あぁぁん・・・・前に入れて・・・・」

「前じゃわからん。・・・・どっちなんだ、オマンコかそれとも肛門か?・・・・」

「ハァハァ・・・・オ、オマン・・・コ・・・・」

長尾は二本のバイブを抜き取ると、ヌルヌルに濡れた智子の膣と肛門にペニスの先を上下に行ったり来たりとさせながら「声が小さくて聞こえねぇなぁ・・・」と薄ら笑いを浮かべた。

「ハァハァハァ・・・・お、御願いします・・・早く・・・早く入れて・・・・」
智子は自ら尻を上下に振った。

パシーン!と長尾は智子の尻を叩いた。
「ひぃー!」と仰け反る智子の髪を後から掴みながら「ちゃんと大きな声でハッキリ言えよ・・・」と囁きかける。

「ハァハァハァ・・・・オ、オマンコに・・・・オマンコに入れて下さい!・・・・」
髪を引っ張られ、天井を向かされた智子の唇からヨダレが垂れる。

「ひひひひひひ。・・・じゃあもう一度聞くが、オマエは何だ?」
長尾はペニスの先を智子の膣にヌポッと少しだけ入れたりしながら焦らした。

「あぁぁぁ・・・・私は・・・メス豚です・・・・」

「変態はどうした!変態のメス豚だとちゃんと言うんだよ!」
長尾の突き立てた親指がスボっと肛門の中に入れられる。

「うっ!・・・・へ、変態の・・・メス豚・・・です」

「そうだ。オマエは変態のメス豚だ・・・最初から続けて行ってみろ、オマエは誰で何が欲しいんだ?」
長尾は右手で肛門を刺激し、左手でクリトリスを転がした。そして亀頭を半分だけ膣に挿入させながら、ヘラヘラと笑いそう聞いた。

「・・・わ、私は変態メス豚です・・・ハァハァ・・・・オマンコに・・・入れて・・・下さい・・・・ハァハァ・・・・」

「そうだそうだ、もっと大きな声で言ってみろ!」

長尾が智子の尻肉を鷲掴みにし、一気に極太ペニスをオマンコにぶち込んだ。

「ひぃぃぃぃ!」

マジックミラーの向こうから見ていた利光は、今までに聞いた事のないような妻の叫び声を聞いて倒れそうになるくらい興奮していた。
これ以上、ペニスをシゴいていると精液はおろか睾丸までもが尿道から飛び出して来るのではないかと恐ろしくなり、シコシコとシゴく手を止めマジックミラーの向こうで犯される妻の姿を息を飲んで見つめていた。
そう、それはまるで、ダウンタウンの片隅の小さな楽器店のショーウィンドウに飾られているトランペットを、感動の眼差しで見つめるエマニエル坊やのように・・・・


パンパンパンパン!
智子の尻肉と長尾の太ももが激しくぶつかり合う音が部屋に響く。

ズズズッ!と出たり入ったりする極太肉棒に、もはや智子は身も心も酔いしれていた。

「気持ちいいかメス豚・・・・どうだ・・・・」
「あん!あん!あん!気持ちイイ!」
「ハァハァハァ・・・どこが気持ちいいんだ・・・言ってみろ・・・」
「あぁぁん!オマンコ!オマンコが気持ちイイ!あああん!」

こんな快感は初めてだった。
あの時、市役所のオヤジに虐待された記憶がみるみると消され、新たに長尾から受ける虐待の快楽がインプットされて行く・・・。
もっともっと滅茶苦茶にして欲しい。
オマンコが引き裂ける程その太いペニスを何度も何度も出し入れして欲しい。

「おいおい、潮を噴いたのかと思ったら、小便じゃねぇかよコレ・・・ひひひひひ、まったく下品な変態だぜオマエは」

智子の太ももに生暖かい尿がダラダラと垂れ流れて来た。
長尾の激しい腰の動きに合わせ、オマンコに溜る小便がブシュブシュブシュと歪な音を立てる。

智子の体の奥からみるみると何かが湧いて出て来た。
ソレは智子の爪先から脳までなんとも気持ちの良い痺れ感を与えてくれた。

「あぁぁ!イクぅ!イキそうです!」
オナニーでは得る事のできない、まして夫では絶対に不可能な今までに無い快楽が智子の全身を包み込んだ。

「あぁぁぁ・・・俺もイクぞ・・・・うぅぅぅぅぅ」
長尾が智子の尻肉を両手でガッシリと固定し、更に腰のスピードを速めた。

「あぁぁぁ!イクぅ!・・・・・・」



               17


「アナタ・・・・」

ディスカウントショップのブックスコーナーで、しゃがみながら立ち読みしている利光に智子がそう声を掛けた。

「何だよ・・・キミはいったいどこに行ってたんだよ・・・随分捜したんだぜ・・・・」
利光は読んでいた「あずみ」の31巻をパタンと閉じ、智子に振り返った。

今までマジックミラーで見ていた妻が目の前にポツンと立っていた。
いくぶんか髪を乱したままの妻は、随分とゲッソリしているように見えた。

「どうしたんだ?」
利光はゆっくりと立ち上がり、つい1時間前よりもやつれてしまった妻を見つめた。

「うぅん・・・何でもない・・・このお店広いから迷子になっちゃった・・・・」
利光の目を背けるように床を見つめたまま智子はそう言った。

とたんに利光の脳裏に智子の肛門からプスプスと漏れていた屁の音が甦る。
(どーして屁なんかしたんだ!)
利光にとって、妻が他の男と変態セックスをしてきたという事よりも、妻の屁を聞かされたという事の方が何十倍もショックだった。

「ね、もう帰ろうよぅ」
妻がスっと利光の手を繋いだ。

「うん。帰ろう。とっとと帰って屁こいて寝よう」
そう言って手を繋ぎ直した利光は、自分で「屁」と言っておきながらも、再び妻の屁の呪縛が甦って来るのだった。



それから数ヶ月が過ぎた。

あの後、すぐにアマゾンで手錠やムチやロープなどSMグッズを買い揃えた利光だったが、妻はそれらのグッズにはまったく興味を示さなかった。

やはりアマゾンで売っているような玩具ではダメなんだ、アマゾンならポイントが使えるからとケチった僕が馬鹿だったんだ・・・と反省した利光は、今度は、なにやらドロドロとした不気味なSMサイトを見つけ出し、そこから「背面首輪付横手枷」や「アナルストッパー」といったプロ仕様の本格的グッズを取り寄せ、おまけに医療品サイトから「浣腸セット一式」と、そして軍用品サイトからも「防ガスマスク」を手に入れた。
この「防ガスマスク」は・・・・つまり、妻の屁対策の為だった。

ボンテージファッションに身を包みガスマスクを付けた利光が特大浣腸を手に妻が眠る寝室へ忍び込む。
まるでスターウォーズのダース・ベイダーのように、シーハーシーハーとガスマスクの中で苦しそうに息をしながら利光がベッドに近付くと、それを見ていたベッドの上の妻は「明日お医者さんに見てもらったら・・・」とポツリと呟いたのだった。

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「これはいったいどーなってんだ!」
屋根裏の物置で大量のSMグッズ(総額25万円)に囲まれながら、利光は「何が調教だ!あのオンナは何も変わっていないじゃないか!」と大きな声で叫んだ。

大きな声で叫んでしまってから、「ヤバっ!」と口を押さえる。
階下の妻に聞かれたんじゃないだろうか・・・と心配になったが、しかし、そーいえば妻は今夜同窓会とかで留守にしているのだ、とすぐに気付き、あらためて「調教がなんぼのもんじゃい!」と大声で叫んだ。

それにしても、妻がSMプレイにまったく興味を示してくれないとは、いったいあの調教はなんだったんだ・・・とつくづく思う。
妻を弄ばれ、妻を犯され、挙げ句の果てには妻の屁まで聞かされ、そして25万円という大金を費やしてしまった・・・・
あの調教は、僕にとって何の得にもなってないじゃないか!

利光はガバッと立ち上がると「今日こそは断固抗議してやる!これは立派な医療ミスだと告訴してやるからな!見ておれ財前め!」と叫び、家を飛び出したのだった。



利光の車は夜でも煌々と灯りの灯る大型ディスカウントショップの駐車場へと滑り込んだ。

店の自動ドアを潜ると、商品が山積みされている通路を通り抜け、更に奥へと突き進む。
「警備員室」とプレートが貼られたドアの前で一度深く深呼吸した利光は、気分を落ち着かせると「財前君はいるか」とドアを開けた。

テレビの前で日清カップヌードルを啜っていた長尾が振り向く。
「誰だよ財前って」

「いや、そんな事はどーでもいい、今日はキミに断固抗議するつもりで来たんだ、ちょっとそこに座りたまえ・・・」

「座ってるよ・・・・。なんだよおかしな奴だな、いったい何があったってんだよ」
長尾は食べかけのカップヌードルをテーブルの上に置くと、そのまま事務椅子を軋ませながら利光に向かって回転させた。

「キミが僕に言った例の調教。あれはいったいどーなってるんだ。全く妻は調教されていないじゃないか、これは明らかにキミの医療ミスだぞ財前君」

「ちっ・・・・・」
長尾は舌打ちすると、再び事務椅子を回転させカップヌードルに手をやった。

「ちっとはなんだキミ!ちっとは失礼じゃないか!キミの手術は失敗だったんだ!その為に僕は大きな損害を被ったんだよ!え!聞いてるのか財前君!」

「ちっ・・・」と再び長尾が舌打ちをする。
そしてゆっくりと利光に体を向けた。
「・・・財前かぜんざいか知らネェけどよ・・・俺の調教は成功だよ。いや大成功だったよ」

「なに?大成功ってか!よくもヌケヌケとそんな事を言えたもんだよ屋根屋のフンドシ!妻を見てみろ!本格的なプロ仕様のSMグッズを見ても何の興味も示さない!まるで廃人のようではないか!」

利光が足踏みしながらそう叫ぶと、いきなり警備室のドアが開いた。

「主任!」と言いながら、警備員の制服を着た大男がノッシノッシと長尾に近付く。

「なんだチミは!ははーん・・・さては貴様は医局部員の佃だな!」

入って来た警備員は利光をチラッと見て「なんですかコイツ?」と長尾に聞いた。

「あぁ、ちょっと頭がイッちゃってる人だ相手にするな、それよりどうした、緊急か?」
長尾は事務机の下に置いていたスニーカーに履き替えながら警備員に聞いた。

「あ、はい。実は、また例の女が万引きしまして・・・・」

「ちっ!・・・またかよ・・・ったくしょうがねぇなぁ・・・・」
長尾はゆっくりと椅子から立ち上がった。

「まぁ、キミは下がってていいよ。俺が話しをする・・・で、女は?」
長尾は残っていたカップヌードルを一気にズルズルとやりながら警備員に聞いた。

「あ、はい、女は取り調べ室に連行してあります」

「そうか、わかった」

長尾はペットボトルの水でカップヌードルを流し込むと、立ちすくんでいた利光に「付いて来い」と一言だけ告げ、部屋を出て行った。


「・・・いったい何があったんだい?」
廊下を進む長尾に、後から利光が心配そうに聞く。

「・・・おまえ、さっき俺の調教はミスだったと言ってたよな・・・」
長尾はキュッキュッとスニーカーの底を鳴らしながら廊下を進む。

「ああ。言ったとも。それはやはり認めるべきだよ財前君」
利光は筋肉で引き締まった長尾の肩にそう投げ掛けた。

長尾は「第二取調室」と書かれた部屋のドアを開けた。
この部屋は、利光が妻を見ていた例のマジックミラーの部屋だ。

「ま、中に入れよ・・・・」
長尾は電気が消されたままの部屋に入ると、後の利光にそう言った。

いったい何があるのだろうと恐る恐る利光が部屋の中へと入る。

「・・・見ろよ・・・これでも俺の調教はミスだったって言うのか・・・・」
長尾がマジックミラーに顎を突き出しながらそう言った。

マジックミラーの向こう側には、妙にケバケバしい厚化粧をして露出の激しい服を着た、まるで娼婦のような恰好をした妻が、黙ったままジッと椅子に座っていたのだった。

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(僕の妻を調教して下さい・完)

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