浮気妻の生下着
2009/07/24 Fri 10:25
1
最近、妻が浮気しているようだ。
そう気付いたのは、私が日課としている「妻の下着チェック」からである。この下着チェックはもちろん妻には内緒の日課である。たとえ長年連れ添っている妻であろうと、下着のシミに興味があるなどとは言えなかった私は、夜中になるとこっそり洗濯機の蓋を開け、妻の淫媚な香りで密かに自慰行為を繰り返しているのだ。
そんな私の性癖に、妻はまったく気付いていない。
それもそのはず、私は「真面目」を絵に描いたような公務員で、酒、煙草、博打はもちろんの事、女っ気の微塵もない「糞」が付く程の真面目人間で、ただ毎日会社と市営住宅を行ったり来たりしているだけの実におもしろくない人間なのだ。そんな私が妻の下着のシミに興味があるなどとは、妻は思ってもいないはずだろう。
妻とは今から10年前、私が28才、妻23才の時に、上司の勧めで見合い結婚をした。
遊び盛りの妻は早すぎる結婚にあまり乗り気ではなかったようだが、しかし、妻の父親も公務員であり、同じ畑の私を大層気に入ってくれた事から、私の上司と妻の父親とで話しはトントン拍子に進み、見合い後すぐに籍を入れることとなったのだった。
結婚後3年目にして子供が生まれる。女の子だった。その後すぐに男の子が生まれた。公務員というのは子作りにかけてはプロである。私の同僚や上司も皆が揃って大家族だ。
子供が生まれると妻は家事と子育てに追われる日々が続いた。27才にして2児の母親というのは、世間一般論ではどうかは知らないが、公務員の世界ではそれが普通だ。若いうちに子供を沢山作り、息子は官僚、娘は官僚夫人を目標に教育する。それが我々公務員の夢であり義務でもあった。
その為、生活は重苦しい。毎日、息が詰まりそうだ。そう、素直に人生が「つまらない」のである。
どこかでガス抜きをしなくては爆発してしまう。
そんな私は、毎月一回ヘソクリを叩いてはコッソリ通っている風俗店が息抜きだった。風俗嬢に性器を舐めてもらい、溜まっていた一ヶ月分の不平不満を全て彼女の口の中にぶちまけさせてもらう。これが、私が公務員として生きて行く為の必要最低限のガス抜きであった。
しかし、妻にはそんな息抜きを求められなかった。いや、妻は決して醜女ではない。むしろ、団地内では「綺麗な奥さん」として名が通っているくらいの美しい女だ。派手さはないがスタイルもそこそこ良く、なによりも清潔感が溢れている。
そんな妻なのに、なぜか夜の方がおもしろくないのだ。
それは多分、彼女に問題があるのではなく私に問題があるようだ。と、いうのは、私は妻に卑猥な行為をする事もさせる事もできないのである。妻が、風俗嬢のように私の性器を口の中で上下させるなど、私には考えられない事である。いや、正直に言ってソレをしてほしくないと言えば嘘になるが、しかし、妻にはそんなフシダラな行為をしては欲しくないのである。かなり矛盾しているようだが、そんな考えを貫き通している私は、結婚10年にして、今まで一度も妻に性器を舐めさせた事もなければ、又、妻の性器を舐めた事も無い。
我家のセックスはいたって簡単で、(1)キス→(2)乳首舐め→(3)乳房揉み→(4)妻の性器弄り(濡れているかの確認)→(5)挿入→(6)射精(子孫繁栄の為、常に中出し)、といったプログラムをマニュアル通りに淡々と繰り返すだけだった。もちろん(5)の挿入は正常位が原則であり、バックや騎乗位といった体位は不許可である。
そんな「つまらない」夜の営みではあったが、しかし、妻はこれでいいのである。いや、公務員の妻はこうでなければ日の丸様に申し訳が立たないのである。
2
そんな私の夜の営みに対し、妻はいたって真面目に従っていた。
ただ、一度だけ妻が乱れた事がある。あれは長女が生まれる前の、結婚して間もない頃だった。いつものようにマニュアル的な性行為を進めていた時、挿入しようとしていた私の体を静かに押しのけた妻は、黙ったまま布団の上にゆっくりとうつ伏せになった。そして、こともあろうに、私に尻を突き出したのである。当時、まだ私は妻の性器を見たコトが無く、その時初めて四つん這いになる妻の黒々とした性器を見た。
「やめなさい・・・」
私は素っ気なくそう言うと、妻の体を優しく抱きしめ、ゆっくりと仰向けに寝かせた。
「どうして?」
まだあどけない表情の残る妻は、そんな私を不思議そうな顔で見ていた。
そんな事があってから、妻は私に何も求めなくなった。旦那とのセックスは子作りの為の行為に過ぎない、とインプットされた妻は、その時からまるでダッチワイフのように、ただ私に乳房を弄ばれ挿入され射精されるだけの「人の塊」と化してしまったのだった。
そんな妻は、最近、妙な言い訳をしては、夜の行為を拒否するようになった。腰が痛い、気分が優れない、歯が痛い・・・・先日など、息子の算数の成績が悪いなどという理由で拒否して来たのである。
いわゆるこれがセックスレスというやつなのだろうか。私38才、妻33才にしてセックスレスとは、上司の木村さんよりも少し早く、同じ団地に住む同僚の高田君よりは遅く訪れた試練だった。
一人前の公務員にとってセックスレスとは今や職業病のひとつなのだ。
一人前の公務員に仲間入りした私は、拒否する妻の代りの性処理として、エロサイトを見ながら自慰をする事になった。
狭い団地の我家で堂々とエロサイトなど見れるわけも無く、私は、妻と子供が寝静まった深夜を見計らい、こっそりとキッチンにノートPCを持ち込んでは、ダイニングテーブルに腰掛けながらシコシコと性器を擦った。まるで学生のようであり、40近い親父のする行為ではないが、しかし溜まるモノは抜かなくてはならないのである。溜まったままでは仕事に差し支える結果となり、市民の皆様に多大なる御迷惑をお掛けする事となってしまう。そう、自分に言い聞かせ美化しながらも、卑猥な画像を眺めてはシコシコとする日々が続いたのであった。
その晩も、妻と子供が奥の寝室に消えて行くと同時に、「歴史的景観保全地区整備」の書類をさっさと閉じ、エロサイトへと飛んだ。アレコレとエロいのを眺めていた私は、気がつくとあるブログに辿り着いていた。
『妻の汚れた下着』。
それは、自分の妻の使用済み下着を妻に内緒で掲載しているという変態ブログで、内容もさることながら、そこに写る画像は実に卑猥でグロテクスなものであった。
それまでの私に「下着フェチ」などという趣味は微塵も無かった。いや、確かに女性の下着にまったく興味が無いといえば嘘になるが、しかしそれはあくまでも「下着」だけであって、その中の「シミ」にはまったく興味は無い。むしろ、潔癖性な私にとっては女性器から排出された分泌物など汚いだけであり、性的興奮を得られるなど考えられもしなかったほどだ。
しかし、そのブログに掲載されている「シミ付き下着」に私はどんどん惹かれて行く。それは、そこに書かれてある「妻は、この酷く汚れた醜いシミを皆様に見られている事をまったく知りません」という文面が私を虜にしたのである。
私はそのブログ主の妻のパンティーを見てペニスをシゴかずにはいられなかった。この人の妻は、誰ともわからぬ大勢の人々に、人間が最も見られたくないであろう「恥ずかしい部分」を、こともあろうか旦那に晒され、そして他人の男達から自慰の対象にされているのだ。そう考えると、私はいてもたってもいられない興奮状態に襲われ、激しくペニスをシゴきながらPCに写るパンティーのシミをペロペロと舐めてしまっていたのであった。
次の日の晩、私は妻が入浴後に下着を洗濯篭に脱ぎ捨てるのを確認すると、妻子が眠りにつくまで布団の中で息を殺した。
妻の寝息が聞こえ始めると、私は静かに布団を抜け出し脱衣場に足を忍ばせた。
心臓がバクバクと音を立てているのがわかる。自分の妻の下着である、他所様の下着を盗むわけでもないのに、異様に緊張しそして興奮した。
篭の上に置いてある子供達の衣類をそっとどけ、湿ったバスタオルや妻のジーンズ等を取り出すと、パンティーストッキングの中に埋もれていた青色の下着を発見した。それは見覚えのある下着で、エロサイトなどに掲載されているようなセクシーなモノではなく、いたって地味な柄の、俗にいう「婆パン」と呼ばれる大きな下着であった。
私は恐る恐る下着に手をやる。結婚して10年。妻の性器のニオイなど一度も嗅いだ事はない。いや、妻だけでなく他人の性器のニオイを嗅いだことすら一度もないのだ。
もし、臭かったらどうしよう・・・と躊躇しながらも下着を広げてみた。下着の中心部、いわゆる性器が当たる部分に黄色いシミが1本付いていた。それは、ブログで見たような酷い汚れではなく、微かに汚れているといった程度であり少し安心した。
問題はニオイだ。いや、臭いに決まっている。小便を排出する部分であり臭いのが普通である。私だってペニスは臭い。当然だ、逆にジャスミンのような爽やかな香りがするほうが変なのである。
私は恐る恐るシミに鼻を近づけると、ゆっくりとニオイを嗅いだ。
鼻が捩れるかと思った。子供の頃によく見ていた「トム&ジェリー」で、痛い思いをした時のトムはよく飛び上がっていたが、まさに私も飛び上がらんばかりに、妻のその臭さに驚いた。
これはチーズだ。まさしくチーズのニオイだ。私はそのチーズの香りが漂う不気味な下着を元に戻すと、自慰する気も失せ、そそくさと布団に入って寝てしまったのであった。
しかし、次の日も夜になるとまた妻の下着が見たくなってきた。あの鼻が曲がる程臭かったチーズ臭も、もう一度臭ってみたいと思うのはなぜだろう。
私はテレビを見ながら、今夜こそ妻の下着で自慰をしようと考えていた。
子供が風呂場から「おかぁーさんまだぁー!」と叫んでいる。妻はテレビを見ている私の横で洗濯物を畳んでいた。
「おい。早く行ってやりなさい」
のんびりと洗濯物を畳んでいる妻にそう言うと、妻は「もう少し待っててー!」と風呂場の子供達に向かって叫んだ。
妻は洗濯物を畳むのを途中で終えると「それじゃあ行ってきます・・・」とゆっくりと腰を上げ、脱衣場に消えて行ったのだった。
と、その時だった。テレビのニュースで、妻がアルバイトをしているアイスクリーム工場がいきなり画面に映し出された。
ニュースのテロップには「賞味期限切れ乳製品を使用の疑い」とデカデカと書かれているではないか。
「おい!ここ、おまえの工場じゃないか!」
私は慌ててリモコンの音量を上げながら、脱衣場にいる妻に向かって叫んだ。
私がニュース画面に釘付けになっていると、いつの間に来たのか、私の後ろで下着姿の妻が「本当だ・・・」とニュースを見ながら呆然と立ち尽くしていた。
私は久々に見る妻の太ももに一瞬ドキッとしながらも「大変な事になったぞ・・・」と再び画面に顔をやった。
「明日から工場はどうなるの?・・・」
妻が不安げな表情でゆっくりと腰を下ろし、ニュースを見ながら畳みかけの洗濯物を再び畳み始めた。
「いや、恐らく当分は工場を閉鎖されるだろう・・・」
私はつぶやきながら妻の下着にこっそりと目をやる。
これまた婆パンだった。薄いベージュのサラサラとした生地は履き心地が良さそうではあるが、しかし、より婆感が強調されセクシーさには欠けていた。
(この下着もやはりチーズ臭が強烈なのだろうか・・・)
「何見てんの、いやらしい・・・」
私の視線に気付いた妻は、洗濯物を畳みながらクスッと笑った。その笑顔が溜まらなく愛おしかった。いくらチーズ臭くてもその笑顔があればそれでいい。やはり私は妻を愛しているようだ。
「どうだ、今夜。久しぶりに・・・」
私はそう言いながら妻の太ももに手をやった。2児の母とはいえ、妻はまだ33才だ。女の艶が一番乗っている時である。その太ももは柔らかくも弾力性があり、抱き心地はとても良さそうだ。
「ダメよ、こんな時に・・・。私、明日から仕事がなくなっちゃったのよ・・・そんな気分になれないわ・・・」
妻は素っ気なくそう拒否すると、さっさと洗濯物を片付けてしまい子供達が待つ風呂場へと消えて行ったのであった。
その日の深夜。私は昨日と同じようにこっそり布団を抜け出すと、足を忍ばせ脱衣場へと向かった。
つい先程目にしたばかりの妻の下着を洗濯篭から取り出し、アソコの部分を開いてみた。
昨日と良く似た黄色いシミが中心部に1本付いていた。ニオイもやはり昨日同様、強烈なチーズ臭だ。
私はニオイを嗅ぎながら股間に手をやってみた。
カチカチに勃起している。パジャマの中へ手を入れペニスを直接触ってみると、ペニスの先から大量の液が溢れていた。
(我慢汁なんて高校生ぶりだよ・・・)
私は苦笑いしながらペニスを剥き出しにすると、妻のシミの部分に我慢汁を擦り付けた。
(あぁ・・・奈津子・・・)
妻を四つん這いにさせ、黒々とした股間に顔を埋めながらチーズのニオイを嗅いでいる自分の姿を想像してはペニスをシゴいた。
妻の太ももの弾力性を思い出す。嗚呼・・・あの太ももに顔を埋めたい・・・・
私の呼吸が激しくなって来る。立ったままの姿勢ではイキにくく、狭い脱衣場に体を折り曲げながら寝転んではペニスをシゴいた。
再び、下着の中心部分を鼻に近づけてみた。
(舐めてみようか・・・・)
気持ちではそう思っていても、その激臭を舐める度胸は潔癖性の私にはなかった。
(もし、私のペニスがこのくらい臭くても、妻は舐めてくれるだろうか・・・)
とたんに妻が私のペニスを口に含む姿が想像の中に現れた。妻はピチャピチャと音を立てながら亀頭の裏から金玉まで舌を這わす・・・。そう、いつも行くファッションヘルスの風俗嬢のように・・・。
精液が尿道を刺激した。私は慌てて妻の下着のアソコの部分にペニスの先を当てた。
ドクドクドク・・・と白い精液が妻の下着を汚して行く。
私は妻と性交したかのような感覚になり、いつもの自慰とは違う快感におもわず声を洩らしてしまうほどだった。
3
翌日から妻の就職活動が始まった。やはり思っていた通りアイスクリーム工場は閉鎖された。再開の目処はまだ付いていないらしく、妻達のようなパートはさっそく翌日には解雇されてしまったのだった。
幼い子供が二人もいる妻にはなかなか条件の良いパートは見つからなかった。しかし、だからといって働かないわけにはいかない。念願のマイホームを手に入れる為には、夫婦二人で一生懸命働かなければいけないのだ。
妻が就職探しを始めて3日が経った頃だった。駅前のブティックでのパートを決めて来た妻は「これで安心できたね」と笑った。
時給800円。しかも出勤日と勤務時間をこちらで決めても良いという好条件である。
「とっても話のわかる社長さんでね、小さな子供がいるのならって事で、私の都合に合わせてくれたのよ」
妻はとても嬉しそうに話していた。まるで恋人ができたばかりの女子高生のように、妙にはしゃいでいた。
私は「よかったね」と言いながらも、その社長の事を妻が必要以上に褒める事に何か複雑な気持ちで一杯になった。
そんな私の予感は的中した。
それは、妻が駅前のブティックで働き始めて2ヶ月が経った頃、妻に異変が起こった。
働き始めた当時は出勤日も勤務時間も自分で決めていいというはずの条件が、土曜日と日曜日は夕方5時から夜の9時まで働いてほしいと言われたのだ。
「それは毎週か?」と聞く私に、妻は「夜のバイトが急に辞めちゃったから仕方がないのよ」と素っ気なく答えた。
「だからそれは毎週かと聞いてるんだ!」
私の語気もついつい荒くなった。
妻は「何を怒ってるのよ・・・変な人ねぇ」と言いながら台所に立ち、「新しいバイトが見つかるまでの間よ」と皿を洗い始める。
「子供は誰が面倒見るんだ」
「貴方に決まってるでしょ」
「俺に育児と仕事を両立しろというのか?」
「・・・・・」
妻は大きな溜息をひとつ付くとゆっくりと後ろの私に振り返った。
「私だって今まで育児と仕事を両立させてきたじゃない・・・それに、土日は役所もお休みでしょ、どうせお休み中の貴方は家でゴロゴロしてるだけなんだし、それなら健夫と優子の面倒を見てくれててもいいじゃない」
妻は恐ろしく冷たい目で私を見つめそう言った。こんな妻の冷めた表情を見るのが初めてだった私は、なにかとてつもなく嫌な予感が背筋を走ったのだった。
どれだけ説得しても夜のバイトを諦めてくれなかった妻は、その夜、私と幼い子供を残しブティックへと働きに出ていった。
夜、いつもそこにいるはずの妻がいないというのはとても落ち着かなかった。結婚して10年、夜、妻が家を空けるというのは、2年前の同窓会があった時だけだ。
私は不安に襲われながら時計を見る。8時40分。さっき時計を見た時からまだ2分しか経っていなかった
私は子供達を寝かしつけながら時計ばかりを気にしていたのだった。
その日、妻が帰宅したのは9時を少し回ったくらいだった。
「遅かったじゃないか」と詰め寄る私に「5分遅れただけじゃない」と妻は呆れたように笑った。
「やっぱり明日も行くのか?」
「変な人ねえ、スナックで働いているわけじゃないんだし、何をそんなに心配してるのよ」
妻の言葉がズキッと心を刺した。そう、私の本心は妻がその社長と浮気をしないかと、ただそれだけが心配なのである。しかし、それは言えない。それを言ったら本当に浮気されそうな気がして、怖くて言い出せなかったのだ。
妻が夜のバイトを始めてから三度目の夜を迎えたある日、私はいつものように、深夜こっそり脱衣場へと向かった。
妻との性行為はかれこれ半年以上はない。今では完全なるセックスレス状態である。
妻のチーズ臭にも馴れ、むしろその激臭が性的興奮の起爆剤となっていた私は、その頃既にパンティーフェチと呼ばれてもいいくらいの変態と化していた。ブログ『妻の汚れた下着』の管理人ともメール交換しており、互いの妻の汚れをデジカメで見せ合うという仲にまで発展していた。
私は既に半勃起したペニスをパジャマの上から擦りながら脱衣場の扉を開ける。長時間働いた後の妻の汚れは酷くニオイも強烈だ。それをペロペロできるという至福の悦びに、私は脳がクラクラとするくらい興奮しているのだった。
ドアを閉め、篭の中を漁る。
とたんに私の胸が恐ろしい勢いで暴れ出した。そう、見た事もない下着がそこにあったからだ。しかもその下着はいつもの妻の趣味とは違い、妙にカラフルで形もいつもの婆パンよりもひとまわりも小さいのである。
(・・・なんだいったいコレは・・・・もしかしてあいつは・・・・)
私は愕然とした。そのピンクの派手なパンティーに愕然としたのではなく、ソレが妻の浮気の決定的な証拠となった事実に愕然としたのだ。
その場に立っていられなくなった私は、ストンっと一気に腰を下ろすと、床に敷いてあったバスマットをおもいきり握りしめながら「どうしてだよ・・・」と声を押し殺して呟いた。
今から妻を叩き起こし「なんだこの下着は!」と問いつめてやろうか、とふと頭を過る。今ならまだそれほど日にちは経っていない、今なら浮気を留まってくれるかも知れない、と心が焦る。
しかし、もし妻が「ごめんなさい」と素直に浮気を認めた事を考えると・・・怖くてそんな事を聞けるわけがなかった。それは心のどこかでまだ妻を信じている自分がいるからだ。
1時間くらい、呆然とそのパンティーを見つめていた私は、もしかしたら、このパンティーは306号室の池田さんの奥さんから頂いた物かも知れないと、ふと思い付いた。
池田さんの奥さんというのは、スタイルが良くなるとかいう補正下着のセールスをしている人で、以前、妻にも恐ろしく高価な下着を売り付けようとした事がある。そう言えば、あの時も池田さんの奥さんは、サンプルだと言いながらパンティーやブラジャーを数枚くれた事があるではないか。このパンティーもきっと池田さんの奥さんがくれた物に違いない。
私はそう思いながら、そうあってくれと心から願った。
少し気分が楽になった。私は何気なくパンティーを広げてみた。シミはいつもと変わりない。ニオイもいつものチーズ臭だ。
私の心は段々と晴れて来た。
そうだ、もし浮気をしていたのならシミはもっと多いはずだ。妻は濡れやすい体質で、性行為の時にはいつもシーツを汚してしまっていたではないか、もし浮気をしていたのなら下着がもっと汚れているはずだ。それにニオイだっていつものチーズ臭じゃないか、浮気をしていたのなら多少のボディーソープの香りくらいはあって当然だろう。
私の心は完全に晴れた。いや、無理矢理に晴らさせた。
このまま朝までここでこうやって考えていても、何も解決せず、自分が苦しむだけだからだ。
私は広げたパンティーにペニスを擦り付けた。いつもの下着とは違い、肌触りがスベスベしてて気持ちがいい。
しかしペニスは一向に勃起してくれなかった。いくら強引に気持ちを整理しても、やはり体は納得してくれないらしい。
私はペニスに元気を与える為に、いつものように想像の中で妻にペニスを舐めさせた。
妻の舌が何度も何度もペニスと睾丸を往復し、唾液でベトベトになったペニスを一気に喉の奥まで吸い込む・・・。
想像していると、妻にペニスを舐められているのは私ではなく、いつしか他の男に変わっていた。それがどんな顔をした男かはわからないが、妻がしゃぶるそのペニスは私のよりも遥かに大きく、形もまるで彫刻刀で彫り込まれたように凛々しい形だった。
そいつは恐らくブティックの社長だ。社長は、私の想像の中で妻をラブホテルへ連れ込み、妻を裸にし、そして妻の身体中をねっとりと舐め回していた。妻はアソコを舐められる度に、私が聞いた事のないような卑猥な声ですすり泣く。そして自らの意志で、社長のペニスを上下にシゴきゆっくりと口の中に含んで行く・・・
そこにはなぜか、浮気する妻に異常に嫉妬しながらも興奮する自分がいた。
ニュルッ!と、私の尿道から不意に精液が飛び出した。慌てて妻の派手なパンティーのシミを目掛けて精液を大量に発射する。
(うぅ!・・・・浮気なんかしてないよな・・・浮気なんかするわけないよな奈津子・・・・)
私はそう心の中で何度も繰り返しながらゆっくりとペニスをシゴいた。
精液をパンティーの上に出し尽くすと、再び現実に引き戻された私は、大声を上げて泣きたい心境だった。
4
平日は今まで通りの普通の婆パンなのに、夜のバイトがある週末になるとなぜか派手なパンティーに履き替えて行く妻。
私はそんな妻に対し、不安を抱くと共に性的興奮を抱いて来た。
妻がバイトに行っている間中、溢れて来る妄想に身悶えながら自慰を何度もした。今頃、妻は社長に大きく足を広げられ激しくペニスを突き刺されているのではないかと妄想しては、妻の下着を履いた私は、社長に犯される妻を演じながら「あんあん!」と悶え射精した。
最近、今まで妻には一度も変態行為をしていなかった事が悔やまれてならない。
フェラチオ、クンニ、シックスナイン、背後位、騎乗位・・・。
今や中学生でも経験しているような行為を、私は妻に何一つ教えていない。それは、私の中で妻という存在は母であり、いつまでも清純であって欲しかったからだ。
しかしそれが裏目に出たらしい。
ブティック経営の社長。こいつは他にも輸入雑貨店や輸入化粧品販売など手広く商売をしている男らしく、かなり金回りも良く、いかにも遊び人風だ。
こんな男なら、フェラやクンニどころかアナルだって教えかねない。
まったく汚れを知らない無知な妻は、きっとこの男の貪欲で卑猥な性癖の虜になっているに違いないのだ。
私は激しい嫉妬に襲われながらも、汚されて行く妻への性的興奮を隠し切れず、複雑な心境でいたのだった。
ある時、妻が子供達と風呂に入るのを見計らい、妻の携帯電話をチェックしてみた。
着信履歴を覗くが特に怪しい電話番号はない。発信履歴はほとんどが「井上」という名前ばかりだが、この「井上」というのは妻の高校時代からの友人で、妻と彼女とは結婚前から頻繁に連絡を取り合っているのを私も知っている。
次にメールを見た。受信・送信、ここもほとんどが井上さんとのメールがあるだけで特に怪しいメールはない。そう安心しながらも、一応、井上さんに送っている一通のメールを開いてみた。
(今から出勤します。旦那がウザい(涙))
ウザい?私が?
しかもナゼ井上さんに出勤を知らせなければならないのだ?それに、「します」という敬語文を高校時代からの友人に使うのは変だろ?
不審に思った私は、そのメールに対して井上さんから送られて来ているメールも開いてみた。
(了解。気を付けてねハート)
臭い。あきらかに臭い。どうしてハートが付いているのだ。彼女らはレズビアンか。
しかも、この「気を付けてね」というのはどういう意味だ。恐らく、出勤時に車に気を付けてという意味なのだろうが、しかし「旦那に気を付けて」とも受け取れる。
妻達が風呂から上がる音が聞こえて来た。
私は急いで、妻の携帯に登録されている井上さんの電話番号をメモに書き写すと、何もなかったように妻の携帯を元の場所に置いた。
裸の子供達が脱衣場から飛び出して来た。子供達の体を拭くのは私の仕事だ。無邪気に走り回る子供達を捕まえ、大きなバスタオルを頭から被せる。
私は子供の身体を拭きながら、開いたままの脱衣場の扉から見える身体を拭く妻をこっそりと見た。
久しぶりに見る妻の肌だった。団地というロケーションが悪いせいで、どこか貧乏臭く見える妻の裸体だが、しかし、ラブホのベッドの上で見るには申し分のないスケベな体だ。
(あの体を、ブティックの社長に好き放題に弄ばれているのだろうか・・・・)
そう思うととたんにペニスが固くなって来た。
ジッと見ている私に妻が気付く。
「なに?」
妻は不審そうな顔でそう言いながら、いつもの地味な婆パンをスルスルっと手際よく履いた。
「・・・どうだ、今夜、久しぶりに・・・」
私は勃起しているのを悟られないように、背中を向けながらそう言った。
「う~ん・・・今日はそんな気分じゃないの・・・」
妻はサラリとそう言うと、冷蔵庫の中からミネラルウォーターを取り出しゴクゴクと喉を鳴らした。
「最近、バイトはどうだ?」
私はそんな妻を横目で見ながら、息子の小さな体をバスタオルに包み込んだ。
ペットボトルをラッパ飲みしながら妻が私をジロリと睨む。
「・・・どうして?」
唇の雫を拭き取りながら妻が答えた。
「いや、ただ、どうかなっと思ってね・・・楽しい?」
妻はペットボトルを冷蔵庫にしまうと、「楽しいわけないじゃない。仕事なんだから・・・」と一言残し、子供達を連れて寝室へと消えて行ったのだった。
5
その日から、私は妻の携帯チェックを欠かさなくなっていた。
着信はひとつもないのに、やたらと発信が多い井上さんが非常に怪しい。しかも、井上さんに電話を掛けるのは決まって夜の8時。それは私がいつも風呂に入っている時間だ。
そんな井上さんへの発信は毎晩のように掛けられていたが、メールは一通もなかった。
その晩、私はいつものように8時になると風呂場へと向かった。妻は子供達とテレビを見ている。
私は脱衣場の扉を一度閉め、そして素早く開けた。扉がほんの少しだけ開いた状態になり、脱衣場から部屋の中の様子がよくわかる。
私は服を脱ぎ、浴室の扉をワザと大きな音を立てて開けると、浴室には入らず扉をまた閉めた。
裸のまま脱衣場で息を殺し外の様子を伺う事にしたのだ。
「もしもし、私です」
直ぐに妻の声が聞こえて来た。妻は私が風呂に入るのを見計らっていたかのように、私が浴室に入るとすぐに電話を掛けたようだった。
「うん。うん。へぇ~そうなんですかぁ~」
何やら楽しげに会話をする妻。あきらかに学生時代の井上さんではない。妙にヨソヨソしい口調だ。
「あっ、そう言えば、緑のワンピース、Lサイズありましたか?」
ドキッ!と私の胸が音を立てた。みるみるとカーッと体が熱くなり、とたんに脳味噌がクラクラとしてきた。
「よかったぁ~、今泉の奥さん、あのワンピースとっても気に入ってたんですよね~きっと喜ぶと思います」
今泉・・・今泉・・・
私は関係のない今泉を何度も頭の中で繰り返しては、泣き出しそうになるのを懸命に堪えた。
脱衣場の床に愕然としゃがみ込む私。しかし、無意識に股間の性器が破裂しそうなくらい勃起していた。
(もう・・・終わりだな・・・)
私はそう思いながらペニスをシゴいた。離婚した場合、子供はどうなるんだろう、などと考えながらも不謹慎にもペニスをシゴく私は、洗濯篭から妻の下着を取り出した。つい先程まで妻が履いていた白い下着だった。
妻の性器が密着する部分に鼻を近づける。とたんにチーズの香りが脳を刺激した。
「えっ~ホントですかぁ~また嘘だったら次はホンキで怒りますからねぇ~ふふふふふ」
33才。公務員の旦那と幼い子供2人。性器は異常にチーズ臭く、セックスのテクニックを何も知らない無知な人妻。
おい、社長さんよ。こんな女のどこがいいんだい?どうせ遊びだろ?何も知らない無知な人妻だからって、この女には旦那も子供いるんだよ。悪戯に他人の家庭を壊すような事をなぜするんだよ社長さん。
私は居間から聞こえて来る妻の声を聞きながら、妻の下着の上に大量の精液を吐き出した。
妻が社長のペニスをぎこちなくしゃぶるシーンを想像しながら果てたのだった。
6
妻に浮気の事を追及する事ができなかった私は悶々とした日々が続いていた。
妻に浮気を指摘すれば、きっと妻は開き直り、私の元から去って行ってしまうだろう。それが怖くて私は言い出せなかったのだった。
完全に臆病になってしまった私。そんな私に付け込んでか、妻の素行は益々悪くなって行くばかりだった。
まず、バイトが忙しいという理由からまったく掃除をしなくなった。
以前は土日には夕食を用意してから出勤していたのが今では私と子供の夕食など知らん顔で平気で出て行く。
私だけでなく子供に対する接し方も変わって来た。とにかく怒りっぽく、まだ幼い娘を平気で叩くようにまでなってしまったのだ。
下着にしてもそうだった。以前ならかろうじて週末だけが派手な下着を着用していたのが、最近では、毎日派手な下着を着用するようになってきたのである。
何も言えない私は、変わって行く妻をもう止める事はできなかった。
もう、妻の浮気はあきらかなものであった。疑う余地はない。
というのは、先日、私は公衆電話から「井上さん」に電話を掛けてみたのだ。
電話に出たのは野太い男の声だった。私は「井上さん?」と聞いてみようと思ったが、しかしこいつが後から妻に「井上さん?」という電話が掛かって来たぞ、などと妻に話そうものなら、私が妻の携帯をチェックしていることがバレてしまう恐れがある。だから私は「山下さんですか?」と聞いてみた。
男は「違いますよ」と言いながら電話を切ろうとした。私は慌てて「あれ?090-○326-54○3ですよね?コレは山下さんの携帯ですよね?」と聞き直してやった。
すると男は「違います。森田ですけど」と答えたのだった。
森田商事株式会社。妻が勤めるブティックの親会社だ。
社長は森田浩一46才。妻と3人の子供、そして愛人が2人いる。
私は興信所に頼み、事前に社長を調べ上げていたのだ。
森田には2人の愛人がいた。一人はスナックのママ28才・独身。どうやらこのスナックの資金も森田が出しているらしい。
そしてもう一人がブティック店員。33才・既婚。恐らく、いや確実にこれは私の妻だ。
私は興信所から貰った数枚の写真を眺めていた。派手なネクタイをした森田は最新型のセルシオに乗り煙草を喰わえている。頭はハゲてはいるが、しかしいかにも遊び人風の男で、金・スタイル・生き方、どれをとっても公務員の私が敵う相手ではなかった。
7
ある時、バイト先の妻から電話が鳴った。
時刻は間もなく9時を過ぎようとしている。私は嫌な胸騒ぎを覚えながら電話に出た。
「今夜、棚卸しがあるから、帰りが遅くなるかも知れないの。先に寝てていいから」
妻は低い声でそう言った。
「遅くなるってどのくらい?」
私は何故か股間を強く握りながらそう答えた。
「う~ん、まだわかんない。明日からセールが始まるし、もしかしたら徹夜になるかも」
私は、煙草を喰わえた森田が電話の横でニヤニヤと笑っている姿を想像した。
「徹夜って・・・帰りはどうするんだ?電車もないし・・・」
「あ、それは大丈夫。バイトのみんなを社長さんが送ってくれるらしいから心配しないで」
「でも・・・」と私が言いかけると、妻は「今忙しいから切るね」と一方的に電話を切ってしまった。
電話を切って数分した後、私はいきなり発狂した。
今まで堪っていたうっぷんが爆発したのだ。
テーブルをひっくり返すと畳の上に飲みかけのアイスコーヒーが氷と共に散らばった。
寝ていた息子がその音に気付き慌てて居間に飛び込んで来た。息子は私の形相を驚き、とたんに泣き出した。
私はヒクヒクと喉を鳴らしながら泣く息子を抱きしめ落ち着かせると、「大丈夫よ」と息子を布団の中で寝かせ、スヤスヤと寝息を立て始めるのを見計らい、そして団地を飛び出した。
あてもなくただ駅に向かって歩く。歩きながら結婚したばかりの初々しい妻を思い出した。
新婚時代、妻がルイ・ヴィトンのバッグが欲しいと私にねだった事がある。私は「公務員の妻にそんなモノは必要ない」と一方的に切り捨てたのだが、それから間もなくして団地の奥さん連中が皆ルイ・ヴィトンのバッグを持っているのに気付いた。妻は結婚前に父親から買って貰ったくたびれたバックのままだ、それでも私は妻にバッグを買ってやらなかったのだ。
「くそう!」
私は、今更ながらあの時ルイ・ヴィトンのバックを妻に買ってやるべきだったと、歩道の石ころを蹴り上げながら激しく悔やんだ。
気がつくといつもの風俗店の前に来ていた。
つい先日潜ったばかりのその扉を開け、馴れた足取りで受付に向う。
「あれ?」と顔馴染みの店員が私を見て驚いた。私はいつも給料日の前日しかこの店には来ない。月に一度の私が突然現れた事に、店員は嬉しそうに「いらっしゃいませ」と笑った。
いつもの女とは違う女を指名する事にした。私は写真の中からできるだけ妻に似ている女を選び出そうと、店員に年齢や胸のサイズなどを聞き出した。
カナと名乗る女は、その店の最年長でスレンダーな体をしていた。妻と似ている点は年齢だけだが、私はこの女を空想の中で妻に仕立て上げる事にした。
「私の事を森田さんと呼んでくれ」
私がそう言うと、カナは「うん。わかった」と答えながら私のペニスに泡を立てた。
シャワーを終え、ベッドに寝転がる私の股間にさっそくカナが顔を埋める。
「あぁぁ・・・奈津子・・・」
カナの口の中に私のペニスが埋もれて行くのを鏡で眺めながら、私は妻の名前を何度も呟いた。
薄暗い部屋の中でボンヤリと鏡に写るカナの卑猥な姿。私はそのカナの姿を妻に置き換え、私の姿を森田に置き換えた。
今頃は妻も森田のペニスを・・・
そう考えると脳味噌がクラクラときた。
私はカナにしゃぶられながら、カナの性器を乱暴に弄った。まったく濡れていない性器にも関わらず、私は「奈津子・・・もうこんなに濡れてるじゃないか・・・」と口走る。まるでキチガイだ。
あまりにも私が執拗に性器を弄る為か、カナはペニスを喰わえたままの姿勢で器用に体を逆に向けると、大きく股を開きながら私の顔を跨いだ。
かなり使い込んだ様子のオマンコが私の目の前に現れた。私は、いつも指名する女にはシックスナインのサービスを断っている。風俗嬢の性器ほど不潔極まりないものはないと思っているからだ。そんな私は、素直に性病が怖かったのだった。
しかしその日の私は狂っていた。
私は目の前でパックリと開くカナの性器に口を押し付けると、穴の中に舌を捻り込んだ。初めて舐める女の性器。生暖かくてドロドロしていた。妻のようなチーズ臭はなかったが、どこか魚の生臭さが漂っていた。
私はカナのオマンコを舐めながら、今頃は妻も森田にこうされているに違いない、と想像し、更に興奮した私はカナのアナルにまで舌を伸ばしてしまった。
「あんっ!くすぐったいよぅ森田さん」
金玉に顔を押し付けながらカナが色っぽい声で呟く。
「入れてもいいか?」
勢い余った私はアナルに舌をレロレロさせながら聞く。個室の壁には「本番行為絶対禁止」と書かれたポスターが張られていた。
カナは少し悩んだ挙げ句「・・・一万円くれるなら・・・」と答えた。
「・・・生か?」
私の言葉にカナは再び悩んだ。
私はカナの性器から出てくるしょっぱい汁を指でほじくりながら、それを全て飲み干した。
「じゃあ、もう5千円くれる?そうしたら生でいいよ」
私はクリトリスをチューチューと吸いながら「わかった。そのかわり中で出すからな」と念を押す。
カナを四つん這いにさせ、尻から太ももの裏にかけて舐めまくった。妻も今頃は森田にこうされていると考えると、興奮は増しおもわずカナの足の裏まで舐めてしまった。
「奈津子・・・こんなに濡らしてるじゃないか・・・欲しいのか?」
私はカナの尻を両手で固定しながら呟く。
「ハァハァ・・・入れて・・・森田さん入れて・・・・」
私はカナを背後から犯した。バックは大学時代に吉原のソープランドで一度だけ経験した事がある。
妖艶にくねるカナの背中を上から眺めながら、それを妻だと思い込み、激しく腰を振る。
「あん!あん!森田さん凄い!」
カナはベッドに敷いてあったバスタオルを握りしめながら、わざとらしい演技で私を楽しませてくれた。
「ハァハァ・・・奈津子、中で出すぞ・・・」
「・・・あん!中で出して森田さん」
「ハァハァ・・・いいのか、旦那がいるのに中で出してもいいのか・・・ハァハァ」
「いいわ、森田さんの好きなようにして!・・・」
「旦那はどうする?別れるのか?」
「いい!別れてもいい!森田さんに付いて行くわ!」
「くうっ!」
私の尿道から精液が飛び出した。カナの穴の中で私の精液が溢れて行くのがわかる。
「あぁぁぁぁ奈津子!」
私はカナの細い腰に抱きつくと、大きな声でそう叫んだのだった。
8
その日、妻が帰って来たのは深夜2時を回っていた。
妻の足音を聞きながら、私は布団の中で耳を澄ましたまま息を殺していた。
妻が寝室の襖をそっと開ける。私はすかさず目を綴じ、わざとらしい寝息を立てた。
居間に腰を下ろした妻は、ピッピッピッと携帯電話のボタンを押し始めた。
しばらくして「もしもし」という男の声が受話器から漏れた。静まり返った部屋に森田と思われる男の声が響いた。
「今、部屋に着いたから」
妻のヒソヒソ声が聞こえて来た。
「旦那は大丈夫か?」
森田は少し笑い気味の声でそう言った。
「うん。子供と一緒に寝てる」
妻の足音が近付き、襖の隙間から寝室を覗く妻の気配がした。
「また来週、会えるか?」
森田の声が私の胸に突き刺さった。ふざけるな!と怒鳴りながら妻から受話器を奪い取り、森田に「ぶっ殺すぞ!」と叫んでやりたい。
「うん。多分大丈夫と思う」
妻のその言葉に、とたんに怒りは失せ次は絶望が訪れた。泣きたい。
電話を切った妻は、足音を忍ばせながら静かに風呂場へと向かった。
風呂場のボイラーの音が聞こえ始めると、私は静かに布団を抜け出し、卓袱台の上に置いてある妻の携帯を開いた。
今掛けていたばかりの発信記録が消されていた。慌ててメールを開く。
(暗証番号)という文字が出て来た。どうやらメールをセキュリティーにしたらしい。
私は動揺していた。二人の浮気が計画的犯罪かのように巧妙になっていくのが怖くなった。
携帯を弄っていると私はなにげなくデーターBOXの「マイピクチャ」を開いていた。
そして、ついに絶対的な証拠を発見してしまったのだった・・・
妻が、私の奈津子が、薄汚いハゲた親父の顔の上に跨がり、剥き出しにされた性器に指を入れられていた・・・・・
全てが終わった。こんな写真を見てしまった以上、もう奈津子とは終わりだ。
私は呆然と立ち尽くしながら、一瞬、自殺しようか?と頭を過った。
今更この歳で独身に戻り、ミジメな生活を送るくらいなら死んだ方がマシだと真剣にそう思った。
泣きそうなのに泣けない。狂いそうなのに狂えない。
今の私は、これが嘘であって欲しい、夢であって欲しいとひたすら願うだけだ。
自然に親指が携帯のボタンを押す。残酷にも二枚目の写真が携帯画面に映し出された。
美しい妻の両足の中心に、森田のハゲ頭が輝いていた。
森田は妻のチーズ臭いアソコをどんな気分で舐めているのか・・・・・・・
本当に死にたくなった。今すぐこの窓から飛び降りようとも考えたが、しかし3階から飛び降りてもし死ねなかったら余計悲惨だ。下半身不随となり車椅子の私を妻は堂々と捨てるであろう。
ボイラーの音が止まった。そろそろ妻が風呂場から出てくる。
私はこの写真を妻に突きつけてやろうかどうしようか悩んだ。しかし、それをした所で「じゃあ離婚しましょう」と言われるのがオチだ。そうなれば、森田の思う壷ではないか。
私は携帯を元の場所に戻すと、急いで布団の中へと潜り込んだ。
そんな私の絶望感も知らない妻は、風呂から上がると、そのまま布団の上にバタンと倒れ込み静かに目を綴じたのだった。
妻が寝息を立て始めたのを確認すると、私は枕元に置いてあった妻の携帯を手に取り、静かに布団を抜け出した。居間の時計を見ると朝の4時だ。結局一睡もしていない。いや、寝られるわけがない。
私は脱衣場のドアをコッソリと開け、洗濯篭の中を覗き込んだ。妻の下着が隠すようにして奥の方に押し込められていた。
私はその下着を手にし激しく動揺した。なんとその下着はTバックなのである。しかも、その下着の性器が当たる部分にはヌチャヌチャの汁が大量に付いているではないか。。
私は松井秀喜から金属バットで頭を叩かれたかのようにクラクラと目眩がした。
あのハゲ親父に抱かれ性器を濡らす妻・・・。
私はニオイを嗅いでみた。驚く事に、あの妻独特のチーズ臭はどこにも見当たらないではないか。
きっと、ハゲ親父に抱かれる為にアソコを綺麗に洗ったのだろう・・・
そう思うと嫉妬で気が狂いそうになった。
それでも私は、絶望と嫉妬の中で激しくペニスをシゴく。Tバックの性器部分に付着したヌチャヌチャした液を私は舐めた。森田とペニスが出し入れされた妻の性器。そこから滲み出て来た白い液。悔しさで泣きそうになりながらも私は舐めた。
何故だ・・・あんな男のどこがいいんだ・・・
私は微かに大便の香りが漂う肛門部分を鼻に押し当てながら、妻の携帯を開き、画像を映し出した。
残酷な1枚が映し出された。
この1枚はさすがに効いた。
それは、先程の写真とは違い、妻の表情が写っているからだ・・・しかも森田のペニスを喰わえながら・・・・・
私はメラメラと嫉妬の念を燃やしながら、森田と妻が互いの性器を舐め合う画像に向かって射精したのだった。
9
いつものように、妻が子供達を連れて浴室へと消えて行った。
私はゆっくり立ち上がると、冷蔵庫の中からミネラルウォーターのペットボトルを取り出す。
妻は風呂上がりには必ずこのミネラルウォーターを1本飲み干す。
私はペットボトルの蓋を開けると、錠剤を事前に潰しておいた粉をサラサラサラとペットボトルの口に流し込んだ。
粉は底に落ちて行く間に溶け始め、その澄んだ水に浸透して行ったのだった。
妻が子供達と風呂から出て来た。いつものように裸の子供達が私に向かって走って来る。
私は子供をバスタオルで受け止めながら、脱衣場の妻に目をやった。
何も知らない妻は、身体を拭き終えるといつものように冷蔵庫を開け、中からペットボトルを取り出しグイグイと飲み干した。
いつものように居間でテレビを見ていた妻は、10時を過ぎた頃、居間でうたた寝をし始めた。
妻を私は優しく起こす。
「疲れているんだろう。先に休んでいいよ」
妻はゆっくりと目を開き、「あれ?いつの間に寝ちゃったのかしら・・・」と、ロレツの回らない言葉で呟いた。
「もう子供達は寝かせたから、奈津子も布団に入って休みなさい」
私の言葉に、もう妻の返答はなかった。
それから30分後、驚くような大鼾をかきはじめた妻は、まるで脳溢血で倒れたかのようにだらしなく口を開け、大量のヨダレを垂らしていた。
「奈津子!いいかげん寝室へ行きなさい!」
私が怒鳴ろうと、太ももを叩こうと、妻の鼾は一定を保っていた。
私はその睡眠薬のあまりの効力に少し怖くなってきた。
それは数日前、ネットで購入した睡眠薬なのだが、もちろん販売人は薬剤師でも医師でもなく、一般人だ。
(悪用禁止!即効性100%!朝までぐっすり眠れます!)
10錠2万円でそれを購入したが、たった1錠使用しただけなのに確かに効き目は凄い。凄いが、あまりの効き過ぎに、もしかしたらこのまま永久に起きなくなるのではないかと怖くなった。
私は妻を起こすフリをして妻の体を抱いた。久しぶりに抱く妻の体。少し痩せたのか妙に細く感じた。
妻の頬に垂れるヨダレを舐める。そのまま頬を伝い半開きに開いた口の中に舌を押し込んだ。
妻を抱きしめながらディープキスをする私の股間は、異常な程に我慢汁が溢れ出し、パジャマのズボンに大きなシミを作っていた。
パジャマを脱ぎ全裸になった私は、うつ伏せに寝ている妻の短パンを静かに下ろした。
細い体のワリには大きな尻がツルンと飛び出した。短パンを膝まで下げると白い肌に黒々とした性器が浮かび上がる。
私は剥き出しになった妻の小さなアナルに鼻先を近づけた。ボディーソープの香りの中に微かに大便の香りが漂っている。私は舌先をアナルに這わすとチロチロっとソレを舐めた。
そのまま舌を下げ、ヒダヒダで密封されている穴に舌を這わせる。唇でヒダを押し広げるとポッカリとした穴が現れた。
いつものチーズ臭がプ~ンと臭って来た。いつもの下着とは違い、やはり本家本元はニオイがキツい。
私は妻の身体を仰向けに寝かせると、股を大きく開かせた。
結婚して始めて、こうして妻のオマンコをマジマジと見る。風俗嬢達のソレと何ら変わりない色や形に、もしかしたら妻はかなり以前から浮気をしていたのではないだろうかとふと思った。
オマンコに舌を伸ばす。
しょっぱさが舌を刺激した。ベチャベチャと音を立てて舐めながら、妻の両乳首を両手の指で摘んだ。
相変わらず凄い鼾だ。いつもの風俗嬢なら「あ~ん」という気の利いたセリフのひとつでも出してくれるのだろうが、しかし今はただグーグーという鼾が響いているだけだった。
半開きのままの口の中からは定期的にヨダレが垂れていた。その口の中に勃起したペニスを押し込むと、糸を引くヨダレがまるでローションのように心地いい。
私は妻の服を脱がせ全裸にすると、全裸の妻を見下ろしながらペニスをシゴき、もう片方の手で何枚も写メを撮る。
全裸で股を開かせた。まるで学生時代にこっそりと見たビニ本のようなポーズだ。
妻の両足を抱え、ヨダレでネチャネチャになったペニスをオマンコに押し当てた。
オマンコは私の唾液で濡れており、そのままズボッと行けばすんなり入るだろうと思っていたが、入ったのは亀頭だけで竿の方は突っ張ってしまいなかなか入ってくれない。
私は台所に走ると、流し台の下からハチミツの瓶を取り出した。
「食品だから大丈夫だろう・・・」
私はそう思いながらペニスに大量の蜂蜜を塗り込んだのだった。
再び妻の両足を開き、黒々としたオマンコにペニスを突き刺した。
グッグググッ・・・とペニスが押し入って行く度に強烈なシマリがペニスを押し潰す。やはり不特定多数のペニスを喰わえ込んでいる風俗嬢のソレとは具合が違った。妻は私と森田の二本しか喰わえ込んでいないのだ・・・多分。
私は腰を振りながら、妻がどんな風に森田に抱かれていたかを想像した。そして、妻の携帯を開き例の画像を取り出すと、ソレを眺めながら腰を振る。
怒りが沸々と湧いて来た。どうして、どうしてだ奈津子!と何度も何度も心の中で繰り返し叫ぶ。
妻の大きな胸に顔を埋め、タプタプの肉感を頬に感じながら私は射精した。
一滴残らず精液を妻のオマンコの中に放出してやった。
これが私の狙いだった。
そう、こうやって毎晩、寝ている妻に中出しをし、妻を妊娠させる。
腹が大きくなれば妻もさすがに浮気を留まるだろう。
私は射精の快楽に唸りながら「完璧だ・・・」と意識不明の妻を強く抱きしめた。
・・・が、しかし、射精してしまってからふと気付いた。
妻は私が中出ししている事実を知らない。という事は、もし妊娠したら、それが私と妻の間にできた子供だと妻は思うはずはない。いや、むしろ、その子供は私ではなく森田との間にできた子供だと思うはずだ。
しまった!
森田との間に子供ができたなんて思い込んだら、それこそ私と離婚をして森田の子供を育てるなんて言いかねないぞ!
私はオマンコからドロドロと流れ出す精液を慌てて拭き取った。拭いた所で中出ししてしまったのがどうなるわけでもない。
戸惑いながらも私は、とりあえず浴室へと駆け込んだ。
そう、ペニスにべっとりと付いているハチミツが異常に痒いのだ!
(おわり)

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