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洗脳

2009/07/14 Tue 00:23

(この物語はフィクションです。画像は本文とは関係ございません)

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『明日、会えませんか?』
たった一言のメール。この女にはまだまだプライドが残っているらしい。俺はそのメールアドレスから、それがどんな女だったかをPCで調べた。

俺のメールボックスには毎日多くの女からパンクするほどメールが届いている。そのほとんどが『お願いします』や『会って下さい』という、俺に会いたいがために悲願するような内容だ。この女のように『ませんか?』といった曖昧な言葉は他に見当たらない。

キーボードを叩くとすぐに女の写真とプロフィールがアップされた。
(羽島ちえみ・17才・都立高校3年生)
写真を見てすぐに思い出した。3日前、出会い系で引っ掛けたガキだ。吉祥寺の喫茶店で、たった1時間ほどの雑談で、いとも簡単にマインドコントロールに掛かった低能な女だ。
頭の悪いガキだったが身体はすこぶる良かった。ガキ特有のムチムチとした肌は、張りの有る大きな胸により弾力性を与えていた。顔もまあまあ綺麗だった。綺麗というか可愛いというか、どちらかというと愛嬌のある顔という感じで決してブスではない。

俺はそのガキに2万円を払い『レイプによる解放』と題し、その喫茶店のトイレで女の履いていたニーソックスを口にぶち込みバックから犯してやった。もちろん、こっそりと媚薬を女のアソコに塗り込むのは忘れていない。
女は口の中のニーソックスを涎でグショグショにさせながらトイレのタイル壁を何度も爪でひっかきながら果てた。生まれて初めてのオーガスムスだったらしい。この媚薬のキキメは本当に凄い。
その後、その女を連れていつものハプニングバーへと行き、『束縛される事で解放の悦びを知る』と題し、女を荒縄で縛り上げると、4人の常連客から1人3万円を払わせ、女を好き放題に犯させてやった。合計12万を受け取った俺は、最初に女に支払った2万円を差し引くと10万円の小遣いになる。
10万円をポケットにしまいながら、荒縄で縛られ4人の変態達に犯されながらヒィーヒィーと潮を拭きまくる女を眺め、俺は静かに店を後にしたのだった。

俺はさっそくチエミにメールを返信した。
『明日の昼、ミニスカートで来なさい』

待ち合わせ時間よりも少し早めに来た俺は、チエミが喫茶店に来るまでの間に、サービスランチのレバニラ炒め定食とミニラーメンを食べた。こんな姿を女達には見せられまい。彼女達にとって俺はカリスマ変態なのだ、カリスマはサービスランチなどという貧乏臭いモノは食わないし、また、定食+ミニラーメンなどという大喰らいでもいけない。カリスマというのは、何を食べてどこで寝てどんな生活をしているのかわからないくらいの謎多き男でなければいけないのだ。

レバニラ定食+ミニラーメンを見事に全部平らげてしまった俺は、パンパンに膨れ上がった腹を開放させるべく皮パンのボタンを外した。カリスマ変態のファッションは頭の先から爪先まで全てレザーでなければならない。暗黒の世界を背負ってこそ、アブノーマル界の真のカリスマと呼ばれるに相応しいのだ。だから、真夏でも全身をレザーでキメている俺は、汗疹とワキガとインキンタムシに悩まされている。

そろそろチエミがやってくる時間だ。俺は皮パンのボタンを強引に閉めテーブルの上に置いてあった読みかけの少年ジャンプをマガジンラックに戻し、まだ1ページも読んでいないドフトエフスキーの「白夜」をテーブルの上にさりげなく広げた。そしてコーヒーを注文すると、ドルガバのサングラスを掛ける。

しばらくしてミニスカートを履いたチエミが喫茶店にやってきた。相変わらず馬鹿っぽい顔だが、早く俺にアソコを弄って欲しいという淫乱なオーラがムンムンと嗅ぎ取れた。
チエミは何も言わず椅子に腰掛けると恥ずかしそうに俺の顔を見た。

「僕の事を忘れられませんでしたか?」
俺は変な発音でそう言った。なぜ変な発音なのかというと、俺はこの20年間、イタリア、フランス、アメリカ、ロシア、中国とあらゆる諸外国を旅をし、「性解放の悟り」を開いたと偽っているからだ。しかも祖父はソ連の兵士、祖母は華僑の大富豪の娘で、両親は米軍のスパイ工作員。お袋と親父は生まれたばかりの俺を日本に残し、どこかに姿を消してしまった。その為、俺の国籍は不明。普通の者なら「プッ」と吹き出してしまうデタラメでも彼女達は馬鹿だからそんな謎めいた俺の生い立ちを信じ、俺の本当の両親が徳島県で玉ねぎ畑を耕す百姓だとは疑ってもいなかった。

俺は恥ずかしそうに俯いているチエミに向かってゆっくりとドルガバのサングラスを外した。グレーのカラコンがキラリと光り俺の視線がチエミの心の中にまで突き刺さる。
「今日は、どうしょうか?」
俺は身動きひとつせずジッとチエミの瞳を見つめたまま静かに呟いた。
「・・・・・・・・」
俺の突き刺すような視線に金縛りのように固まったままのチエミは、潤んだ目で俺の目を見つめている。

しかし、こいつはまだ完全に洗脳されてはいない。今のこいつは、先日の変態セックスの快楽が忘れられないだけだ。やつのオマンコが俺から与えられる快楽を求めているだけで、まだ脳は完全に俺を求めてはいない。だからこいつにはまだまだ手厳しい調教が必要であろう。

「では、今日は『羞恥心からの解放』をお教えるね」
俺はそうチエミに告げると、その場でパンティーを脱ぐように命令した。チエミは驚くふうもなく、待ってましたとばかりに、椅子に座ったままパンティーをスルスルっと手際よく下げた。

「ねぇ、キミは僕の事を想像してオナニーした事ある?」
先日CSで観たグラフィックデザイナーのマネをして、美的な視線でチエミを見つめた。
脱いだパンティーをテーブルの下で握ったままチエミは恥ずかしそうにコクンと頷いた。
「どこで?」
「・・・お風呂」
チエミは少し顔を赤らめながらニヤッと頬を弛めた。
「どうやって?」
「・・・シャワーで・・・」
「何を想像したの?」
「・・・ここのトイレでした事・・・」
「イッた?」
チエミは「クスッ」と小さく笑いコクンと頷いた。

俺はテーブルの下でチエミが握っているパンティーを静かに奪い取った。チエミのすぐ後ろには昼飯のレバニラ炒め定食を食っているサラリーマンが3人いる。
俺は隠すふうも無く、堂々とパンティーをテーブルの上に出し、クロッチの部分を指で広げた。

「濡れてるね・・・どうして?」
俺はそう尋ねながらチエミの目の前でクロッチのシミを嗅いだ。アンモニアと粉チーズが混ざった古典的なアソコのニオイが漂っていた。
「・・わかんない・・・」
チエミは恥ずかしそうに笑いながらアイスコーヒーのストローをかき混ぜ、グラスの中の氷をカラコロと音立てた。

俺はポケットの中に忍ばせておいた媚薬の蓋を片手で器用に開ける。媚薬は液体ではなく軟膏だからこぼれる心配は無い。俺はチエミに気付かれないように媚薬を小指の先に塗り込むと、その小指でパンティーの濡れている部分をグチュグチュと弄り、それをチエミに見せつけた。

「自分のが触られてるみたいだろ?」
俺はあたかもプレイに見せかけて、チエミのパンティーのクロッチに媚薬を摺り込むという作業を続けた。
媚薬は俺の小指から離れ、クロッチの生地の中へと浸透して行った。仕込んだのはほんの少量の媚薬ではあるが、しかしスタートはこのくらいが丁度いい。最初からあまり多く付けすぎると、途中で媚薬がキキ過ぎて脳が飛んでしまうからだ。それほどキツい麻薬だからこそ、プレイが長丁場になりそうな時は、使用上の注意をよく読んで御利用は計画的にしなければならないのだ。

俺はそのパンティーをチエミに返すと、再びパンティーを履くように命令した。

喫茶店を出た俺達は小さな商店街を進むと、商店街の中にあるコンビニに立ち寄った。

コンビニにはおっさんが二人いた。俺はチエミの耳元に唇を近づけると「軽く羞恥心をくすぐってみましょう。まずは、あのおじさん達にスカートの中を見せてやりなさい」と囁いた。
チエミは戸惑いの表情を見せる事無く黙っておじさんたちに近付いて行った。

俺は雑誌コーナーへと行き、立ち読みをするふりをしながらチエミを観察した。そして自分が持っていた雑誌が「ワンちゃんニャンちゃん大集合」というペット雑誌だと気付き、慌ててそれを元に戻すと「メンズ・ノンノ」にそっと手をやった。カリスマというのはこんな所にも気を使わなければならない。間違っても「実話ナックルズ」など読んでいるところを見られてはいけないのだ。

チエミは、文房具コーナーの前で雑談していた親父達の前に割り込んで行った。そして親父達に尻を向けながら、ラックの一番下に置いてあった商品に手をやった。当然、ミニスカートの中からパンティーに包まれたチエミのプリプリのケツが顔を出す。親父達は瞬間的に雑談を止め、戸惑いながらも剥き出しにされたチエミの尻を見つめていた。

しかし、その親父達は草食系らしく、そんな大胆なチエミに恐れを成したのか、一通りジロジロと観察した後そそくさとコンビニを出て行ってしまった。

俺はチエミをコンビニから連れ出すと、コンビニの目の前にある河川敷へと連れて行った。

「恥ずかしかった?」
俺の問いかけにチエミは真っ赤な顔をしてコクンと頷いた。
「この先、キミが頑張って修行すれば、恥ずかしいという気持ちがそのうち快感に変わってくるようになる。そうなればキミの人生は変わる。電車の中で鼻糞をほじっていても、それは一般人からすればただ恥ずかしい行為だけれど、しかしキミにとったら性的興奮を得られる事になるのだ。人間の持つ羞恥心と言う理性から解放されることにより、キミは一般人よりも快楽を得られるようになる。これは素晴らしい事だ。鼻糞をほじるだけでオーガスムスを得られるステージに行けるまでもう少しだ、頑張ろう」
俺は意味不明な説法を垂れる。しかし、相手が馬鹿だから何だって良いのだ。難しい事ばかり並べていれば馬鹿にはそれなりに聞こえるものだ。

俺は付近に人がいないことを確認しながらチエミを草むらの中に連れ込むと、では御褒美だ、と言ってペニスを出した。
太陽に照らされた剥き出しの勃起チンポを見たチエミは、爛々と目を輝かせた。パンティーに塗り込んだ媚薬がかなり効いている証拠だ。

足下にチエミをしゃがませ、ミニスカートの股を大きく開かせてペニスをしゃぶるよう誘導した。チエミは哺乳瓶を受け取る赤子のように、嬉しそうにペニスを両手で包み込むと、キラキラと唾液を輝かせながら舌を伸ばした。チエミの若い舌が40男の俺のペニスにまとわりつく。

しゃぶっているチエミの股を革靴の爪先で押して見た。チエミはビクン!と激しく身体を震わせ、切なそうに俺の顔を見た。媚薬は完全に効いているようだ。クロッチに染み込ませた媚薬はチエミの膣を激しく敏感にしてくれている。

俺はペニスをしゃぶられながら、遠くの方で一台の車が止まるのに気がついた。助手席から中年の運転手が降りて来て、大きく背伸びをしながら土手の草むらに腰を下ろした。恐らく休憩しているのであろう。

俺はチエミの口からペニスを抜き取る。チエミは「え?」という物足りなさそうな表情をしながらも、次はそのペニスをオマンコに入れてもらえるものだと思っているのか、妙にハァハァと吐息を漏らしながら俺を見つめている。

「付いて来なさい」
俺は静かに命令した。チエミは何か言いたそうな表情をしていたが、俺が歩き始めると仕方なく後ろを付いて来た。

運転手は土手に寝転がりながら煙草を吹かしていた。「男はつらいよ」若しくは「金八先生」に出て来そうなほのぼのとした午後の昼下がりだ。
俺はチエミにここで待つようにと足を止めさせ、1人で男に近付いた。
「すみません」
俺の声に男がムクッと顔をあげた。
「あの・・・ちょっとお話よろしいでしょうか・・・」
真夏だというのに皮の上下を着込んだ暑苦しい俺を男は胡散臭そうに見つめていた。

「実はですね、あそこにいる女の子、かなりの変態なんですけど・・・よろしかったら遊んでやってもらえませんか?」
男はもう一段階体をムクリと起き上がらせると、俺とチエミを交互に見渡した。

「いえね、あの女の子、出会い系で知り合った娘なんですけど、どうもお金に困っているらしくて・・・」
俺のその言葉に「いくら」と男はすぐに飛びついて来た。
「二万円です」
「いくつ?」
「17才。現役女子高生」
「・・・・」
「ちょっとこっちに呼びますので、見るだけでも見てもらえないでしょうか、買うのはそれからでも・・・」
男は「ふぅ~ん・・・」と遠くのチエミを見つめながら「いいよ」と煙草を土の中に捩じ込んだ。

俺が呼ぶと、チエミは俯き加減に近寄って来た。こいつは今から何をされるのかもう気付いているらしい。

「まだ子供ですけど、とんでもない変態ですよ」
立ち上がる男に俺が耳打ちすると、男は「へぇ~」と興味深そうにチエミを見た。
男の前にチエミが立つ。
男はチエミの大きな胸やミニスカートから出ているムチムチの太ももを舐めるように見ている。

「ちょっと触ってもいいかい?」
男は真っ黒に汚れた指で頭をボリボリと掻きながら聞いて来た。
「いや、触るのはちょっと・・・なんならスカートの中を覗いてみて下さいよ」
タッチを拒否された男は「チッ」と舌打ちしながらも、面倒臭そうにチエミのスカートの中を覗き込んだ。
俺はチエミに、パンティーを脱いで、よく見えるようにお尻を突き出すように命令する。

「どうです、もうオマンコ濡れてるでしょ」
チエミの股間を真剣に覗き込む男に俺は声を掛けた。
「今ならすぐに入れれますよ」
俺は深夜のテレビショッピングのような口調でセールスした。

「美人局とかじゃねぇだろうな・・・」
男はそう言いながらも財布の中からくしゃくしゃの2万円を取り出し、俺に手渡した。

「んじゃ、車に乗れ」
男はチエミにそう言うと、スタスタと車に向かって歩き出した。
チエミが泣きそうな表情で俺を見た。
「サタンに犯されるというのはキミのカルマを取り除くための修行なんだ。頑張ってな」
俺はそう言いながらチエミの背中をポンと軽く叩いた。

チエミが車の中に連れ込まれると、しばらくの間、俺は土手に腰を下ろしながら煙草を吹かしていた。
携帯のメールボックスを開くと、20通の新着メールが届いていた。そのどれもが、今すぐ会いたいという内容ばかりでうんざりした。俺はもうマインドコントロールに完全に掛かってしまった女には興味が無いのだ。しかし、それでも生活費が必要な俺は、全てのメールにこう返信した。
『活動資金が不足しています。寄付金をご入金後、もう一度メールを送って下さい』

メールを返信し、すぐさまiアプリを開き「プヨプヨ」をやった。プヨプヨをやりながら時折「ざまぁみろ!」などと叫んでしまうが、しかし、ここには誰もいない。カリスマ変態としてプヨプヨに熱くなるのは問題だが、しかし誰も見ていないのならたまにはいいだろう。

十分ほどして、俺は車の中をそっと覗いてみた。車内では演歌系のBGMが流れていたが、しかし、チエミのその「あーっ!あーっ!」という叫び声は外にまで漏れていた。
後部座席で中年男に羽交い締めにされている女子高生は、オマンコの中に薄汚れた指を5本も入れられ悶えていた。

30分程立つと、後部座席からチエミが降りて来た。チエミがドアを閉めた瞬間、車は急発進して走り去って行った。
「どうでしたか?」
チエミは複雑な表情をしたまま「中で出されました・・・」と悲しそうに呟いた。
「よかったじゃないか。それは修行するキミにとってエネルギーになるぞ」
俺はデタラメ言いながらも、中出しするならもう一万円貰っておくべきだった、と思いながら走り去る車を忌々しく睨んだ。

俺はチエミを連れ、再び商店街へと向かった。
商店街から細い路地に入り少し進むと、小さなスナックが建ち並ぶ通りに出る。そこの裏路地を更に進むと、所々電球の球が切れた貧しい看板を掲げる「アダルトショップ」があった。

中に入るとレジにいた親父が俺の顔を見てニヤリと笑った。そう、この男は俺の古い友人で、いつも客を斡旋してくれている変態親父だ。

親父は俺の耳元で「可愛いじゃない」と呟きながらチエミを舐めるように見た。
「今、通りすがりの男に中出しさせてきたばかりだ」
俺がそう答えると親父は前歯の欠けた歯をむき出しにしながらヒヒヒヒっと笑った。

「客はいるか?」
俺はそう聞きながら店内を見回した。アダルトDVDのコーナーにひとりだけニートっぽいガキがいたが、どう見ても金を持っていそうにない。

「客はいねぇけど、なんなら俺が買おうか?」
親父は隅田川のヘドロのような息を吐きながらヒヒヒヒっと笑った。
「中出しOKで3万だ」
「・・・時間は?」
「いや、あの女、もう飽きたからいいよ。オヤッさんにくれてやるよ。好きなだけ悪戯してていいよ」
親父は「本当か!」と嬉しそうに笑った。

「その代り、なんかおもしろいモノをくれよ・・・」
俺はアダルトグッズの棚の中を見渡した。
「へへへへ。いいモノがあるよ・・・これなんだけどね・・・」
そう言いながら親父は、カウンターの下をガサゴソと探り始め、そしてエイリアンのような形をしたバイブらしきモノをカウンターの上に取り出した。
「なんだいこりゃ?」
「これは最新型のリモコンバイブさ。今までのリモバイはインチキ臭くていけねぇ。ちょっと離れるとすぐ電波が届かなくなっちまったり、女が歩いたり動いたりするとアソコからスポッと抜け落ちたりしてさ、評判悪かったんだけどね、しかしこれは違うぜ。これは超高性能な優れモノなんだ」
親父は妙に自信ありげにふんぞり返った。
「大きな声じゃ言えねぇがよ、実はさ、これを作ってるメーカーは本当はソニーなんだよ」
親父はそう言うとケケケケッと笑い「内緒だぜ」と念を押した。

世界のソニーがこんなモノ作るかボケ、と思いながらも、俺はそのリモバイを使ってみたくてウズウズした。

3万とリモバイを受け取った俺は、入口でモゾモゾとしていたチエミを呼んだ。
「新しいサタンだ。たっぷりとエネルギーを注入してもらうんだよ」
そう言いながらチエミのサラサラな茶髪を優しく撫でた。

「こっちおいで・・・」
カウンターの奥に有る薄暗い小部屋の中で、「ブルマ」を手にした親父がガタガタの歯を剥き出しに笑っていた。多分、あのブルマをチエミに履かせ、隅田川のヘドロのようなニオイを放つ唾液をチエミの身体中に塗りたくるのだろう。物凄く不気味だ。

チエミが奥の部屋に連れて行かれると、俺は携帯のメールボックスを開いた。
『幸田真利江様から4万円の御入金がございました』
さっそく銀行からのメールが届いていた。俺は幸田真利江という女を調べる為に、携帯のマイピクチャを開いた。写メには詳しいデーターは記載されていないが、顔と簡単なプロフィールなら見る事ができる。

(幸田真利江・28才・主婦)
俺はプロフィールと写真を見て、マリエという女をすぐに思い出した。
確か、今年の春頃、私設ネットの「調教掲示板」で知り合ったやたらと美脚な人妻だ。駐車場の車の中で媚薬を使ったらすぐに「犯して下さい」としがみついて来たから、旦那が留守中のそいつの家へわざと行き、旦那が毎日使っているベッドの上で散々中出ししてやったはずだ。確かあん時は、隣りの部屋で幼い子供がテレビを見ていたのだが、マリエの股の中でガンガンと腰を突いている俺に、いきなり現れた子供が「おじちゃん誰?」と聞いて来て焦ったのをよく覚えている。

俺はマリエの使いこなした裸体を思い出した。チエミのようなピチピチもいいが、しかし使いこなされた人妻の体というのはこれまたイイものだ。
俺はさっそくマリエに返信した。
『御入金ありがとうございました。4時に新宿アルタ前に来て下さい』

返信すると同時に大量のメールが届いた。
それは銀行からのメールで、女達が金を入金したのを知らせるメールだった。
今の所、8人の女から合計13万円の入金だ。この調子で行けば今夜辺りは50万円くらいにはなっているだろう。これで明日ネットオークションに出品される「いかりや長介全集」を落札する事ができる。
「いかりや長介全集」とは、これまでに長介が出演した映画やドラマ、バラエティー番組の全てが収められているというDVDで、この中には、「8時だよ!全員集合」での、コント練習風景や楽屋で寛ぐ長介の姿などテレビ未公開シーンが収められているという。長介マニアの俺にはまさしくヨダレモノの逸品なのだ。しかも、この全集には「8時だよ」で実際に長介が着ていたというハッピ(サイン入り)や、生前、長介が暮らしていたマンションの中の写真、又、高木ブーとの貴重なツーショット写真などが特典として収められており、こんな超レアモノはもう二度とネット上に出回る事はないだろうと俺は見ている。
ただ心配なのが、静岡県に住む俺と同じ長介マニアの「ラブユー長介」の動きである。以前にもラブユー長介には苦湯を飲まされた事がある。ドリフの人形劇「飛べ!孫悟空」の中で使用されていた、いかりや長介モデルの三蔵法師人形がオークションに出展された時、なんとラブユー長介は80万円という高額でそれを落札してしまったのだ。あん時俺の手持ちは50万しか無く、落札できなかった俺は悔しさのあまり三日三晩「ドリフ大爆笑」のエンディングテーマを聞きながら泣き明かした。そんな苦い経験があった為、今度こそラブユー長介には負けるわけにはいかなかったのだ。しかし、今回は手持ちの100万と明日にも入金されてくる50万ほどの金がある。今度こそはラブユー長介に苦湯を飲ませてやれるのだ。

そんな事を考えていると、マリエから返信が来た。
『ありがとうございます。必ず4時にアルタ前に行きます』

俺はレジの奥の扉をこっそりと開いた。体操着を着せられたチエミがブルマをズラされ、その剥き出しにされた尻に顔を埋める親父がチエミのアナルを蛇のような長い舌でペロペロと舐めていた。
一瞬、チエミと目が合った。チエミはいつもの切なそうな表情で俺を見つめていた。
俺はチエミに小さくバイバイと手を振ると、そのまま静かに扉を閉めたのだった。

アルタの前に行くと、前からすこぶるスタイルのイイ女が俺に笑顔を浮かべながら近寄って来た。
マリエだ。数ヶ月前に会った時よりも随分とイイ女になっていた。

俺はマリエを連れそのまま近くの喫茶店に向かう。俺の隣りで嬉しそうに歩いているマリエから上品な大人の香りがした。

「綺麗になったね」
俺は席に着くなり、水を持って突っ立っているウェイトレスなど関係なくそう言った。
「うれしい」
マリエはフフフフフっと小さな口を窄めて笑った。
「その後、『家族からの解放』はどうですか?」
俺は、以前、掲示板に書き込んで来たマリエが、家事と育児に追われる中でノイローゼ気味なっていた事を思い出した。その時俺は、「たとえ肉親であろうと貴女の自由を束縛する権利は無い。さ、子供からも旦那からも、住宅ローンや晩ご飯やツメ水虫からも、何もかもから解放されて貴女の好きな事をやりなさい」などと5時間に渡り洗脳し、旦那のベッドの上で、子供の見ている目の前で中出ししてやったのだ。

「はい。おかげさまで。ふふふふ」
マリエはイヤラシい目で俺を見つめた。

俺はマリエのそのイヤラシい目に欲情した。すぐさまマリエの隣りに座ると、テーブルの下で勃起したペニスを飛び出した。
「ヤダ・・・」
マリエは目を丸くしながら店内をキョロキョロと伺った。
「触って下さい」
俺の言葉に、マリエは照れながらもそっとペニスを握り、優しく上下し始めた。

入口のカウンターからアイスコーヒーを持ったウェイトレスがこちらに向かってやって来た。マリエは慌てて手を引っ込めようとしたが、俺は「そのまま続けて」とマリエの手を制止した。
マリエの頬がポッと赤く火照る。いつもは普通の主婦だ、人の大勢いる喫茶店でペニスを握らされては恥ずかしくないわけがない。

しかし、そんな現実離れしたスリルを、こんな普通の主婦は求めているのだ。実際、マリエもそのスリルにハマってしまった一人なのだ。

ウェイトレスがテーブルにアイスコーヒーを置く。マリエの大きな目が小刻みに動いていた。明らかに動揺している。俺はウェイトレスがいる前で、ペニスを握るマリエの手を握った。そしてその手を強引に上下させる。
下を向いてしまったマリエは、ウェイトレスがいる間中、ずっと下を向きっぱなしだった。

「ドキドキした?」
ウェイトレスが去ってから俺はマリエに聞いた。マリエは「うん」と頷きながら、少しして「見つかるかと思いました」と続けた。

「じゃあ、次はしゃぶって」
俺はアイスコーヒーのストローの袋を破りながらマリエにそう笑いかけた。
「・・・本当に?」
「イヤか?」
マリエは、どーしょーっという感じでまた店内をキョロキョロと見回した。俺達のテーブルの斜め向かいに中年サラリーマンがナポリタンスパゲティーをすすっている。その前のテーブルにも作業服を着た男が新聞を読んでいた。

俺はマリエの細い肩に腕を回すと、そのままテーブルの下へと背中を押した。マリエは一瞬戸惑っていたが、しかし、俺の目を見たとたん、すぐに体をテーブルの下に傾けた。

マリエの濃厚な舌使いが俺の亀頭をじんわりと刺激する。マリエは驚く程に歯がキレイな女だ。初めて会った時、差し歯?と聞くと「ううん」と子供のように首を振ったのをよく覚えている。

俺はマリエに激しくも優しくしゃぶられながら、バッグの中からリモバイを取り出し、「穴」に挿入される部分に媚薬を塗り込んだ。
前回媚薬を使用した時から4ヶ月以上は経っている。2ヶ月以上使用していない女は初心者とみなしてくれ、と、歌舞伎町の呉さんから言われていた俺は、初心者レベルの少量にしておいた。この媚薬は沢山塗れば効果が高くなるというものではない。初心者に沢山塗り過ぎると性感帯が麻痺してしまい逆に効かなくなってしまう恐れもあるのだ。

「人が見てますよ・・・」
俺はそう言いながらマリエのミニスカートの中に手を入れた。マリエのソコは思った以上に濡れていた。
俺の言葉に刺激されたのか、マリエは亀頭に吸い付きながら竿をシゴき、金玉に爪を這わすというスペシャル攻撃を仕掛けて来た。
俺はマリエのテクニックに「むむむむむ」と力を入れながら、パンティーの隙間から指を入れる。指はタプタプに愛液が溜まった穴に、いとも簡単にヌルッと入った。とたんにマリエが「うううん・・・」と腰を動かす。

「トイレ・・・行きませんか?」
テーブルの下からマリエが俺を見上げそう言った。
「いや、今日は、ちょっとおもしろい遊びをしようと思っててね・・・」
俺はマリエの口からペニスを抜き取った。

「なんですかコレ?・・・」
マリエは、今まで俺のペニスを喰わえていた唇でアイスコーヒーのストローを喰わえながら、リモバイを見て目を丸くした。
「リモコンバイブ。ほら、よくAVなんかで、バイブを入れられたままの女の子が街中を歩かされたりしてるでしょ、リモコンで操作されて」
「・・・・あんまりAV見た事ないから・・・」
マリエはリモバイを本当に知らないようだ。

「いわゆる、これは、装着したまま歩けるようになってるバイブなんだよ。スイッチはリモコンになってるから・・・」
そう説明しながら俺はリモコンのスイッチを入れてみた。
「ヴィィィィィィィィィ・・・・・・・」とマリエの手の中でエイリアンのようなバイブが振動し始めた。音はほとんどしない。さすがソニーだ(笑)

「凄~い・・・・」
マリエは目を爛々と輝かせた。やはりかなりストレスが溜まっているのかも知れない。
「これを付けて新宿の街をデートしましょう」
マリエは大きな瞳で俺を見つめた。そして一言「エッチ・・・」と笑ったのだった。

喫茶店を出た俺達は、とりあえず歌舞伎町に向かって歩いた。装着したすぐは歩きにくそうだったマリエも、しばらくすると普通に歩けるようになった。誰が見ても、まさかバイブが挿入されているとは思わない。

歌舞伎町の入口にあるコスチューム専門店へと入る。ここは風俗店のユニホームなどが多数取り揃えてある店だ。
俺はショーウィンドウに飾ってあった極ミニのスカートを、ローラ・チャンによく似た中国娘の若い店員に申し付けると、店員は「コレ、今、一番人気よ」と笑いながらソレと同じ商品をレジの後ろの棚から取り出した。

「試着してみてもいい?」
店員にそう聞くと「はい!もちろん!」と元気よく笑った。なかなか愛想の良い娘だ。ではではと言いながら俺がそのミニスカートを履いたらこの中国娘はどんな顔をするだろう。

マリエが試着室に入る。店員は俺をどこかの風俗店の店長だと勘違いしているらしく「最近は、こんなのが流行ってるよ~さっきも20枚買った店があったよ」と、真っ赤なフンドシを広げて見せてくれた。そんなモノを履いた風俗嬢のいる店に是非行ってみたいものだ。

試着室のカーテンが開く。ほとんどパンティーが顔を出す短さのスカートだ。店員が「うわ~キレイな足~」と大袈裟に目を丸くする。しかし、それほど大袈裟でもない、マリエの足は米倉涼子並に本当に綺麗だった。

「ちょっと短かすぎないかな・・・」
わざと俺がそう言うと、商売熱心なローラ・チャンは「短くない、大丈夫、よく似合ってるよ~」とマリエの足下にしゃがみ、スカートの丈に手をやった。
(今だ!)
俺はいきなりスイッチをONにした。音も無くマリエの穴の中で猛烈に暴れ回るエイリアン。とたんにマリエは「うっ!」とその場にしゃがみ込んでしまった。

「どうした?お腹、痛い?」
中国娘は驚いてマリエの顔を覗き込んだ。俺はリモコンの第二スイッチを押した。エイリアンのイボイボがクリトリスを掻き回す。
「あっ!」
マリエはおもわず中国娘の肩を掴んだ。
「どうする?キュキュ車呼ぶ?」
中国娘は泣きそうな表情でマリエを抱きながら俺を見上げた。

「あん!・・・・あぁぁ!」
店内に中国娘が1人しかいないのに安心してか、マリエはスバリ「喘ぎ声」を出し始めた。
普通の日本人なら、ここらで「何か変だぞ?」と気付くはずだろうが、しかし、相手は中国人、まさか今オマンコの中でバイブが暴れ回っているとは思いもよらないはずである。

「大丈夫?痛い?」とマリエの背中を擦っている中国娘に、俺は「大丈夫だ。今、薬をやるから」と言い、ズボンのチャックをゆっくりと下ろした。

「えっ!」と驚くローラー・チャン。俺は勃起したペニスをマリエの口元に近づけた。マリエは俺の尻にしがみ付くと喉の奥までペニスを飲み込んだ。

呆然としながら後ずさりする中国娘。俺はしゃぶられなが財布から1万円を取り出すと、「釣りはチップにしなさい」と笑った。

さすが変なヤツらがウヨウヨしている歌舞伎町である。こんな光景には馴れているのか、すぐに気を取り直した中国娘は俺にニコッと微笑むと、黙って1万円をポケットにしまった。
「ちょっとココ借りていい?」
俺は5千円を取り出しそれを彼女に手渡すと、試着室を指差して聞いた。
中国娘は、一度レジのほうを覗き様子を伺うと「いいよ。でもシーッにね」と指を鼻の前に立てて微笑んだ。

俺は試着室にマリエを連れ込むと、後ろからパンティーをズラした。マリエの股間に張り付いているエイリアンをピシッと外すと、そのグチャグチャに濡れているオマンコにペニスを突き刺した。
「あぁん!」
マリエが立ったままエビ剃りながら俺にキスを求めて来た。マリエの綺麗な前歯を思い出しながら俺はマリエの突き出された舌を吸う。
そのまま腰を振るとクチャックチャッという卑猥な音が二人の股間から響きだした。
「どう?リモバイは感じた?」
腰を振りながらマリエの耳元で囁く。「凄い・・・あんなの初めて」とマリエは長い髪を振り乱した。

激しく腰を振っていると、その姿が試着室の等身大の鏡に映っている。マリエの尻肉を押し広げ、結合部分を鏡に映すと、マリエに「見てごらん」とそれを見せた。

マリエはハァハァと息を漏らしながら「あの娘・・・見てるよ・・・」と俺に囁いた。鏡を見ると、カーテンの隙間から覗いているローラ・チャンと目が合った。ニヤッとスケベそうに笑う中国娘。俺は中国娘にも結合部分がよく見えるように、マリエの腰を高く持ち上げ、深く長くペニスをピストンしたのだった。

マリエがイキそうになるのを見計らい、腰の動きをピタリと止めた。「あ~ん」とマリエが悔しそうに俺の尻をグイグイと押した。ここでイカせてしまってはおもしろくない。リモバイデートは始まったばかりだ、新宿の夜はこれからなのだ。

店を出ると再び歌舞伎町方面に向かって歩く。俺はあえてマリエと離れて歩く。マリエのミニスカートはかなり短く、ほとんどパンティーが丸見え状態だった。

しかし、歌舞伎町ではそんな恰好は珍しくともなんともない。ほとんど露出狂な奴らがワンサカいるイカレた街なのだここは。
俺の前を歩くマリエに、ホスト風のお兄ちゃんが声を掛けた。知らんぷりして先を進むマリエに、そのお兄ちゃんはしつこく付きまとう。俺は距離を縮め、二人の会話を盗み聞きした。

「どこかで働いてるんっすか?」
「・・・・・・」
「もしよかったら少しだけお話しましょうよ」
マリエが信号待ちで足を止める。

「スッゲェ綺麗なんっすけど~デルモとか?」
「ウフ・・・」
おだてに弱いマリエがつい笑ってしまった。この手のお兄ちゃんは笑ってもらうと断然喜び更にしつこくなる性質を持っている。

「俺、すぐそこのキャバクラで働いてるんっすけど、キャバとかって興味ないっすか?」
俺は「穴」のほうのスイッチを入れた。
マリエの体が急にぎこちなくなる。
「フツーなら時給4000円なんっすけど、お姉さんなら6000円以上はイケると思うんっすよね・・・」
「うっ・・・」
マリエは下唇を軽く噛んだ。
「・・・・どうかしたんっすか?」
アホ面下げたガキでもさすがに異変に気がついた。
信号が青になる。しかし、穴の中でグィングィンと暴れ回るエイリアンにマリエの足は動かない。
「・・・・・」
切ない目をしたマリエがキャッチのガキを見つめる。かなり媚薬は効いているはずだ。今のマリエならこんなアホガキにでも平気で尻を貸してしまうだろう。

「え?・・・なんか俺の顔に付いてます?・・・」

俺はスイッチを止めた。今にもマリエが大きな声を出しかねなかったからだ。こんな所で大声を出されてガキ達の仲間が集まってきたら面倒な事になる。

俺はマリエを追い抜いた。
それを合図のように、マリエもアホガキを無視してスタスタと歩き始める。信号の向こう側で顔をポッと赤くしたアホガキはいつまでもマリエの後ろ姿を見つめているのだった。

マリエを先に歩かせ人通りの多い方多い方へと向かって歩かせた。通りの奴らはマリエの極ミニからチラチラと覗くパンティーに釘付けだった。それを後ろから眺めている俺は、その女のオマンコの中にはバイブが突っ込まれててヤリたくてヤリたくてアソコをビショビショに濡らしているんだぜ!、と叫んでやりたいほど楽しくなった。

そのままマリエを映画館へ連れ込んだ。この映画館、深夜はホモ昼はチカンで有名な映画館だ。露出狂カップルの出現も多く、ノゾキ目当ての変態も多い。
暗闇へと向かうドアを開けると、暗幕カーテン越しに人がポツリポツリと座っているのが見えた。恐らくノゾキかチカンであろう。

暗闇の中、マリエに耳打ちをする。
「絶対に抵抗しないように・・・」
俺はそう言うと、チカン達にマリエのツレだとバレないように暗闇の隅っこへと姿を消した。

コツコツ・・・とマリエのヒールの音が暗闇のホールに響く。スクリーンの灯りに照らされながら進むマリエの姿を、映画館の中に潜む変態達が息を飲んで見つめている様子が手に取るようにわかる。

マリエは、座席列の中央部分で足を止めると、その列の隅で、一人で映画を観ている男に近付き、座席をひとつ空かせ、ゆっくりと座席に腰を沈めた。

男はチラッとマリエを見た。ほとんど空席なのにも関わらず、どうしてわざわざ俺の近くに?ってな感じで男はマリエを見ていた。

上映している映画は「日本暴力列島・京阪神殺しの軍団」、「人斬り与太・狂犬三兄弟」、「仁義なき戦い・代理戦争」という、実に男らしい三本立て。こんな映画をミニスカートを履いた美女が一人で観に来るわけがない。さすがにこの男、マリエを不審がっていた。

さっそく俺も腰を屈めてマリエの真後ろの席に腰を下ろした。この位置なら二人が座る座席が丸見えだ。
男は後ろの俺に気付いていない。
男を観察していて思ったのだが、どうやらこの男、チカンでもノゾキでもないようだ。かといって、文太やアキラのファンでもなさそうだ。多分、仕事をサボるサラリーマンが暇つぶしにやって来たのであろう。

男は、マリエが隣りに座った事により、もう映画どころではなくなったらしい。スクリーンでは「言うといちゃるがの、広島極道はイモかもしれんが、旅の風下に立ったことはいっぺんもないんで!」と文太がドスを利かせても、男はスクリーンを観ようともしない。男は俯き加減になりながら、マリエの細くスラリと伸びる足をチラチラと眺めていたのだった。

俺はまず、クリトリス攻めのスイッチを「弱」に入れた。携帯のバイブよりも弱くかなりの微震だ。
しかし、マリエは媚薬が効いているのか、そんな微震に対しても小刻みに肩を震わせていた。

しばらくすると、遂に男がマリエに話し掛けた。
「よろしかったら、いかがですか?」
男は暗闇の中、しゃがれた声で食べかけのポテトチップスの袋をマリエに向けた。
この不気味な映画館で、ましてスクリーンではガラの悪いおっさんが「弾に青酸カリまぶしとりますけん、これで撃ったらコローリといきよりますわ」などとほざいている物騒な映画を観ながら、誰が他人の食べかけのポテトチップスなど食うというんだ、このバーカ・・・と、笑いを堪えていると、マリエは「ありがとう」といいながらポテトチップスを1枚カリリッと齧った。

頭に来たから、スマした顔して笑顔を振りまいているマリエに「強」のお仕置きを与えてやる。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・・・と微かな振動が座席のシートに伝わる。

とたんにマリエは眉間にシワを寄せ、前屈みになる。
「どうかしました?」
男は心配そうにマリエの顔を覗き込みながら、こっそりとマリエの隣りに座りやがった。

「い・・・いえ、なんでもありません・・・・」
マリエは細い肩を微妙に揺らしながら腰をシートにモゾモゾさせた。
「具合が悪そうですが・・・」
男はそう言いながらマリエの顔を覗くフリをしてスカートの隙間をちゃっかり覗いている。

俺は穴を攻めるスイッチを「弱」に入れてやった。媚薬が効いてるマリエには「弱」でも「最強」に感じられるはずだ。

「うっ!・・・・あ、あん・・・・」
マリエの穴の中で左右に首を振るバイブ。マリエはとうとう声を漏らしてしまった。
さすがに男も何か感づいたらしい。マリエを痴女だと思ったのか、「大丈夫?」と言いながら堂々とマリエのスレンダーな太ももに手を置いた。

「お腹が痛いのかな?」
男はそう言いながらマリエの腹に手をやると、上下に擦りながら、その手を徐々に胸へと近づけて行った。
「・・・や、やめて下さい・・・」
マリエは弱々しい手つきで男の手を払おうとする。
「どうして?・・・痛いんでしょ?・・・」
男は強引にマリエのTシャツの中に手を入れると、マリエの勃起した乳首を弄り始めた。
「いや・・・・やめて・・・」
マリエは小声で抵抗するが、しかし体は抵抗していなかった。俺は唾をゴクリと飲み込みながらスイッチを「強」にした。

「あぁん!・・・・ハァハァ・・・」
マリエは声を押し殺しながら男の太ももに手をやった。
「感じやすいんだね・・・」
男はそう言いながらズボンのファスナーを開きペニスを取り出した。暗闇で黒光りする男のペニス。マリエは素早くソレを握った。

「ワシ等うまいモン食うてよ、マブいスケ抱くために生きとんじゃないの!それがなんでいけんっちゅうんなら、おう!」
スクリーンで千葉真一改めJJサニー千葉が吠える。
男もJJサニー千葉に負けまいとマリエのスカートの中に手を入れた。男の体が一瞬ピタリと止まった。
「・・・何・・・これ・・・」
男がリモバイに気付いたようだ。
「・・・こんなモノを入れてるなんて・・・変態だね・・・」
男はそう呟くと、マリエのパンティーを脱がし、露出されたリモバイを驚いた表情で眺めている。

マリエがキスをせがんだ。この女のディープキスは素晴らしくイイ。大概の男はマリエのねっとりとした舌技にメロメロになるはずだ。

「うぐうぐ・・・」と悶えながら舌を絡ますマリエに興奮した男は、ニュルッとバイブを抜き取った。リモバイの先にマリエの糸が引く。

「・・・こ、これのスイッチはどこにあるの?」
ヴィーン・・・・・・と振動し続けるバイブに男は慌てていた。

「スイッチはここじゃがのぅ・・・」
後ろの座席から覗き込む俺に、まるで金縛りに合ったような男。
「ははははは。遠慮なさらずに続きをどうぞ。あ、よろしければ、このバイブさしあげますよ。ポテトチップのお礼に・・・」
そう言いながら私は男にリモコンを手渡した。男はキョトンとしたまま黙ってリモコンを受け取った。


俺はマリエを捨てて、静かに映画館を出た。この後、マリエがその男に犯されようが、ラブホに連れて行かれ荒縄で縛られようが俺の知った事ではない。

俺はタクシーを拾いマンションへと向かった。タクシーの中で考える。あの、リモコンバイブというヤツは女を調教するにはもってこいの道具だ、と。
ポケットの中でメール着信のバイブがブルブルと震えていた。俺は携帯を開き、いくら振り込まれているかを確認した。
合計56万円。これで明日のオークションはもらった。
長介の顔が目に浮かぶ。長介、待っていろよ・・・と携帯を閉めようとしたらまたメールが届いた。

「みみ?」
俺は送信人の名前に見覚えが無かった。名前を覚えていないという事は、まだその女を食っていないという証拠だ。

俺はすぐにその「みみ」という女に返信した。

『リモバイデートといかりや長介。興味、ありますか?』


(おわり)

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