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ミツオと松夫2

2013/05/30 Thu 18:06

ミツオと松夫2



 二人はゆっくりと立ち上がった。無言でキッチンへと進み、電球の切れた暗い玄関で黙々と草履を履いた。
 ドアを開けると、廊下に籠っていた熱気がムワッと二人を包み込んだ。来月、三島さんちの稲刈りがあっから手伝ってくれや、と松夫はそう言いながら隣りの部屋のドアの前で足を止めると、Tシャツの腹に手を突っ込み、Tシャツの上からドアノブを回した。
 恐る恐るドアを開けると、ドアの隙間から、ミツオの部屋とは明らかに違うニオイが漂って来た。
「不法侵入だけなら大した罪じゃないべさ……」
 松夫は、自分に言い聞かすようにそう呟きながらドアの隙間に滑り込むと、続いて滑り込もうとするミツオに、「指紋、気をつけろや」と、ジェスチャー付きのヒソヒソ声で言った。
 ドアを閉めると、また同じようにTシャツの腹に手を突っ込んだまま鍵をかけた。チェーンロックも掛けようとしたが、しかし、Tシャツの腹に手を突っ込んだままでは手が届かず、そのまま諦めた。
 玄関前に敷かれたマットには、『WELCOME』とプリントされていた。静かに草履を脱ぎ、恐る恐るそのマットに上がると、床がミシっと音をたて、二人は慌てて息を止めた。
 キッチンの奥の六畳一間に、微かな寝息が聞こえた。奥を覗いて見ると、床に敷いた布団の上でぐったりしている女の姿が目に飛び込んで来た。
「だ、大丈夫べか……」
 ミツオが松夫のTシャツの背中をギュッと掴みながら聞くと、「おぬし、この場に及んで怖じ気づいたか」と、時代劇調に言った。そして、ミツオの手を振り払いながら、恐る恐る奥の部屋へと入って行くと、ぐったりと横たわる女の前に立ち、キッチンで立ち竦んでいたミツオに向かって「全然大丈夫だから」と笑ったのだった。

 女は、白い半袖シャツにベージュの短パンを履いたまま、スースーと寝息を立てていた。
 そんな女を左右挟み込むようにして座った。二人して女の寝顔をジッと覗き込んでいると、ミツオはふと、去年心臓発作で亡くなった祖母のお通夜を思い出した。そして、その通夜の席で、線香に火をつけようとした松夫が祖母の枕元に置いてあった蝋燭を倒してしまい、祖母の髪を焦がしてしまった事もついでに思い出した。

「どうすっぺ……」
 松夫は女を見つめたまま呟いた。
 病的な匂いフェチだったミツオは、取りあえず女の体の隅々まで匂いを嗅いでみたかった。
 ミツオは、性行為自体よりも匂いに興味がある変態だった。
 今までに、幾度となく無人の農家に忍び込み、農作業で汚れた使用済みの下着を嗅いだり舐めたりしては、そこに欲望を放出していた。しかもそれは民家だけでなく、深夜の高校にも忍び込んだりしては女子高生のロッカーや下駄箱を物色し、体操服や上履きの匂いを嗅いでは悶絶するという筋金入りの変態だった。
 だからミツオは、今、目の前に横たわる女子大生の生身の体を嗅ぎたくて仕方なかった。が、しかし、例え従兄弟であっても、そんな性癖を松夫に告げるのが恥ずかしく、言い出せなかった。
 ミツオがモジモジしていると、いきなり松夫は女の足の裏に指をやり、そこを微妙にサカサカとくすぐり始めた。

「満員電車の痴漢は、最初はどーでもいい場所をくすぐるんだとさ……そして女が何も抵抗して来なかったら、一気に痴漢するんだとさ……」

 松夫はそう言いながら女の足裏をくすぐっていた。そうやってこの女が何も反応しない事を確認すると、今度はその指をゆっくりと女の白いシャツに伸ばし、「この女は泥酔を通り越して昏睡だべ、ぶん殴ったって目を覚まさないべよ」と笑いながらシャツを一気にガバっと上げたのだった。
 真っ白な肌に真っ白なブラジャーが張り付いていた。その胸は中学生レベルの貧乳だったが、しかし、キュッと引き締まったウェストや、血管が透けて見えるほどの真っ白な肌は、二人の馬鹿を血迷わせるだけの威力を持っていた。
 松夫は、濁った目玉をギラギラと血走らせながら、いきなりブラジャーを外し始めた。プツンっと外れたブラジャーを素早く引き抜き、その小豆のような乳首を蛍光灯の下に晒すと、「この乳首の色は遊んでいる証拠だべ」などと、男子中学生レベルの都市伝説を呟き、そのままショートパンツの上から女の股間をスリスリと摩り始めた。
 その大胆さに、「だ、大丈夫べか!」とミツオが焦ると、松夫はハァハァと荒い息を吐きながら、太ももの隙間に親指を押し込んだ。そして、股間の裏側を親指の腹でグイグイと押しながら、「東京の女子大生のおまんこがどんな色してるか……ミッちゃんも見てみたいべ……」と言うと、いきなり、ウヒ、ウヒ、ウヒ、と大型類人猿のように笑い出したのだった。

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 松夫は、女の股間を摩りながら、もう片方の手で自分のズボンのボタンを外し始めた。
「ほ、本当にヤっちゃうのか?」
 ミツオがそう驚きながら身を乗り出すと、松夫は「ここまで来てヤらねぇのはアホだべ」と笑いながら勃起したペニスを引きずり出した。
 松夫のペニスは、どことなくコモドオオトカゲの顔に似ていた。仮性包茎の皮がベロリと捲れ、そこに剥き出されたテラテラと輝く真っ赤な亀頭からは生ゴミの汁のニオイがプ〜ンと漂って来た。
「これをしゃぶらせてみっべか」
 そう笑いながら松夫はズルズルと女の体を上って行った。女の胸を跨ぎ、曝け出された貧乳の上に静かに尻を下ろすと、眠っている女の顔先にコモドオオトカゲを突き付けた。
「可愛い寝顔だべさ……恨むんなら、おまえに酒を飲ませた幸田のアホと、鍵をかけずに帰った無責任な鈴木女史を恨んでくれよ……」
 そう呟きながら女の唇の中に人差し指を入れた松夫は、唾液をネトネトさせながら前歯を開かせた。そして、「ガブっと噛まれたらアウトだべ」と笑いながらそこにペニスを押し込むと、ゆっくりと腰を動かし始めたのだった。
 
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「あぁぁぁぁぁ……温けぇべ……」
 松夫は、女の口内に生ゴミ臭いペニスをピストンさせながらそう呟くと、それを呆然と見ていたミツオに、「手伝えよ」と、いやらしく笑った。
「ど、どうしたらいいか、わかんないべさ」
 そう狼狽えるミツオに、松夫は「とりあえずパンツ脱がしといてくれや」と言った。そしてペニスを咥えさせた女の頬を優しく撫でながら、「おいしいか……」などと囁いていた。
 ミツオはショートパンツのボタンを摘んだ。ブルブルと指を震わせながらボタンを外すと、ストッキングに包まれたグレーのパンティーが目に飛び込み、おもわず「すげぇ……」と声を漏らしてしまった。
 するとその声を聞いた松夫が、「いいかいミッちゃん。決して乱暴な事をしないでくれよ。ここでこの子が目を覚ましたら、俺の亀さんはギロチンだかんな」と呟き、自分の尻の下に静かに手を押し込んでは、女の乳首をコロコロと転がし始めた。
 ミツオは、そんな松夫を無視し、そのまま一気にストッキングとパンティーを同時に下げた。プルンっと肉を踊らせながら真っ白な尻が飛び出すと、ミツオは叫び出したい気持ちに駆られた。
 ムチムチとした尻肉の谷間を覗き込むと、黒々とした部分には、まるでナイフで切られたような一本の線がスッと走っていた。
(これが、東京の女子大生のオマンコか……)
 そう感動しながら尻肉の谷間に顔を近づけた。陰部特有の饐えたニオイと、蒸れた汗のニオイが混ざり、それが甘酸っぱい香りとなってムンムンと漂って来た。
 やっぱり東京の女子大生のニオイは、今まで嗅いで来た農家のおばさんの染み付きパンツのニオイとは全然違うと思いながら、ピタリと閉じていた一本線を指で開いてみた。
 ヌチャっと口を開いた割れ目の中を見て、ミツオは息を飲んだ。その表面は、陰部という名に相応しくココア色に黒ずんでいたが、しかし、その中身は目を疑うほどの美しいピンク色をしており、まるでテレビでよく見る大間のマグロの大トロのように光り輝いていた。
 そんな美しいピンク肉と同時に、ズリ下げられたパンティーのクロッチの裏側がミツオの目に飛び込んで来た。そこには、割れ目の形に添った黄色いオリモノがスッと染み付き、美しいピンク肉とは対照的な醜悪を晒していた。
 しかし、そのギャップがミツオの変態性欲をくすぐった。この綺麗な割れ目の中からこんな醜い汁が滲み出て来たのかと感動しながら、ミツオは両手で尻肉を押し開いた。そして、剥き出した割れ目に舌を這わせると、その舌を震わせながらヌトヌトと舐め始めたのだった。

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 割れ目の中の粘膜はヌルヌルしていた。舌の滑りが良いため、そのまま舌先を固めて穴の中に滑り込ませると、開いた穴の中からヌポヌポといやらしい音が鳴った。
 マシュマロのように柔らかい尻肉を揉み解しながら、可愛い女の子の陰部を舐めるなど、ミツオにとったら夢のような至福の出来事だった。もう、この女の為だったら何でもしてやるなどと勝手に胸を熱くさせながら、ほんのりとウンコのニオイが漂う肛門に舌を滑らせた。
 ふと、頭上から「おいしいか?」という松夫の声が聞こえて来た。
 いつの間にか松夫は、ペニスをしゃぶらせる事をやめていた。陰部を舐めまくるミツオを見下ろしながら、唾液に濡れたペニスをシコシコとシゴいていた。
「交代すっぺか」
 松夫はそう言いながら、眠った女のフェラは全然気持ち良くないべ、と笑った。
 ミツオは名残惜しそうに彼女の尻からゆっくりと顔を離すと、それと同時に松夫は、女の太ももから素早くストッキングとパンツを抜き取った。
 下半身がすっぽんぽんになった彼女の両脚を大きく開かせた松夫は、パカッと開いた割れ目を蛍光灯の明かりの下に剥き出しながら、「綺麗なオマンコだべさ」と嬉しそうに目を輝かせた。
 そんな彼女の両足首を、ニワトリの死骸を持つようにして掴むと、そのまま彼女の足を高く持ち上げた。そしてマングリ返しのような体勢にされた彼女の陰部を間近で見つめながら、まるで何かの味見をするかのように「どれどれ」と、そこに舌を伸ばしたのだった。
 舌先をチロチロさせながら、小ぶりな小陰唇を舌先でビラビラと動かした。そんな小陰唇の裏側の隙間には、恥垢のような白い滓がびっしりと溜まっており、それを見逃していたミツオは咄嗟に(しまった!)と思ったが、しかしそれは後悔する間もなく、松夫の舌によって綺麗に舐め尽くされてしまったのだった。

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 そんな、『東京の女子大生の恥垢』という実に貴重な垢を、まんまと松夫に奪われてしまったミツオだったが、しかし、胡座をかいていたミツオの足下には、今の今まで東京の女子大生が穿いていたという、脱ぎ立てほやほやのパンティーが無惨に丸まりながら転がっていた。
 ぶちょ、ぶちょ、と下品な舐め音が響く中、ミツオはそのパンティーを広げた。
 さっき見たシミとは違い、蛍光灯の明かりに照らされたそれは、より鮮明な色を浮かび上がらせていた。

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 ミツオは、迷う事無くそれを摘まみ上げると、クロッチを両手の指で広げながら黄色いシミの匂いを嗅いだ。
 ツンっと酸味の利いたニオイが鼻孔を刺激した。それは、汗とオリモノと小便の残り汁が混ざったニオイであり、たちまちミツオはその香りに脳を溶かされた。
 ミツオは使用済み下着フェチだった。女の体よりも、むしろ女の恥ずかしい分泌物が染み付いたパンティーのほうが好きだった。
 ムラムラと興奮に胸を煽られたミツオは、まるでワインのコルクを嗅ぐソムリエのようにそこをクンクンと嗅ぎながら、女の上着を脱がし始めた松夫を見ていた。

 松夫は、女を全裸にした。
 まるでしがみつくようにして女の体に抱きつくと、クロッチの匂いを嗅いでいたミツオに、「悪りぃけど、先にヤらせてもらうべ」と微笑み、そのままハァハァと荒い息を吐きながら女の貧乳にむしゃぶりついたのだった。

(つづく)

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