入浴介助3
2013/05/30 Thu 17:59
ストッキングを脱いだ看護婦が、タイルに素足をひたひたさせながら浴場に入って来た。
右手を掲げながら肩まで湯につかる大井に「湯加減はどうですか?」と聞きながらシャワーを捻り、洗い場の椅子に湯を掛け始めた。
「丁度いいです……」
そう答える大井は、モウモウと立ち上がる湯気の中でせっせと準備する看護婦を見ながら、(まるでソープだ)と呟き、敏感になっている亀頭のカリ首の裏を指腹で擦っていた。
「それじゃあ、ここに座ってもらえますか……」
シャワーの湯で温めたられた椅子を鏡の前に起きながら看護婦は言った。
大井は「はい」と小さく返事をしながら浴槽から出た。恐る恐るタイルを進む大井の下半身には、石焼き芋のように膨れ上がったペニスがゆらゆらと揺れていたのだった。
そんな大井のペニスを見て見ぬ振りをする看護婦は、「気をつけて下さいね」と言いながら大井の右腕にソッと手を掛け、湯気のたつ椅子に誘導した。
椅子に腰を下ろすと、さっそく看護婦はスポンジに泡を立て始めた。カシュ、カシュ、カシュ、という音と共に、薬用ミューズの独特な匂いが広がった。
椅子に座る大井の正面で、看護婦は横向きになりながらしゃがんでいた。真正面を向いて座ってくれれば、勃起するペニスをモロに見せつける事も出来るし、又、そのスカートの中も少しは覗き見る事が出来ただろうにと落胆したが、しかし、横向きであってもナース服の裾から見える真っ白な太ももは見え、微かに浮かぶ血管や、毛穴のひとつひとつまでも見る事は出来た。
そんな太ももの上に、看護婦は大井の左足を乗せた。タイルの上に片膝をつき、太ももに乗せた大井の足の裏をスポンジでせっせと洗い始めた。
足の踵に、看護婦のムチムチとした太ももを感じた。これはきっと、ストッキングを履いていたら受けられなかったサービスだろうと思うと、今更ながらあのプラスチックの浴用スリッパの中に水が溜まっていた事に感謝した。
しかし、その感謝はそれだけでは済まなかった。
それは、何気に視線を入口を向けた大井の目に、とんでもないシーンが飛び込んで来たからだった。
入口ドアの真横には、孤立した洗い場がひとつだけポツンとあるのだが、その洗い場の鏡に、なんと二人の姿が映っていたのだ。
片膝を立てたナースのスカートの中は丸見えだった。スポンジで足を擦る度に太ももがゆっさゆっさと揺れ、そのムチムチの太ももに挟まれたパンティーがムニムニと蠢いていた。
そんな姿を鏡で見られているとも知らず、看護婦は無言でせっせと作業を続けていた。二人に会話は全くなく、静まり返る浴場にはスポンジが泡立つ音だけが響いていた。
この気まずい雰囲気の原因を作ったのは、何を隠そう大井のペニスだった。それを脱衣場で目の当たりにされたとたん、看護婦の態度が急変したのだ。
しかし、そんな大井のペニスは、性懲りもなく未だ勃起し続けていた。思いもよらぬパンチラというサプライズにより、更に力強く熱り立っていたのだった。
看護婦は、そんなペニスを無視し続けたまま、太ももの上から大井の足を下ろした。
そしていよいよスポンジは太ももへと上り始めてきた。それが膝を通過した頃には、既に大井は「ハァハァ」と熱い息を吐いてしまっていた。
当然、看護婦は、そんな大井の荒い呼吸に気付いているはずなのに、それでも彼女は知らんぷりして、あくまでも業務的に事を進めていた。
大井はそんな看護婦の横顔を見つめながらふと思った。
(これだけ可愛い看護婦さんだ。溜まっている患者達が彼女にこんな事をされて普通でいられるはずがない)
そう思うと、何か妙に自信がついて来た。みんな同じだろ、と思うと、勃起している事が当たり前のように感じ、今まで苦しめられて来た羞恥心が一気に消えた。
もう恥ずかしくないぞと思いながら、それまで引いていた腰をいきなり突き出すと、勃起したペニスが更に高く突き上げられ、真っ白な泡の中から真っ赤な亀頭ヌッと顔を出した。
太ももをスポンジで擦っていた看護婦の手が一瞬止まった。
(怒るか?)と思いながらも、しかし大井は、これはセクハラではなく自然の原理なのだ、とその破廉恥行為を美化し、正々堂々と彼女の顔にソレを突き立てたのだった。
しかし、それでも看護婦は動揺しなかった。余程これ系のセクハラには慣れているのか、看護婦はそんなペニスには見向きもせず、股関節の間にスポンジを押し込みながら、そこをグジュグジュと音を立てていた。
こうなると大井も意地になった。なんとしてでも彼女にソレを認めさせたかった。そうしなければ気が治まらず、大井はわざと腰を捻ったりしては、股関節を洗う彼女の手に肉棒を擦り付けたりしてみたが、それでも看護婦は顔色一つ変えなかった。
しかし、そんな大井のマウンティングは、思いもよらぬ展開へと色を変えた。
看護婦の手の甲に亀頭を擦り付けながらマウンティングを続けていると、なんと看護婦は、いきなりペニスをムギュッと握りしめてきたのだ。
心臓がドキン! と跳ね上がり、たちまち大井は絶句した。
今までにも何度か入浴介助をしてもらったが、いつも陰部だけは自分で洗わされた。ペニスと肛門に消毒液のようなものを噴射され、「湯で軽く流すだけで結構ですからね」と言われていた。
ペニスに触れられるのは初めてだった。まして握られる事などあるわけがなく、しかもそれをしているのは若くて可愛い看護婦さんなのだ。
大井が愕然としている間に、看護婦の指はペニスのあちこちを這い回っていた。
カリ首にこびりつく恥垢を人差し指で擦り、我慢汁が溢れる尿道を指腹でヌルヌルと擦った。そうしながらも看護婦は、もう片方の手に金玉を包み込むと、泡でヌルヌルになった金玉を手の平の中で優しく転がしながら洗い始めた。それはまさにソープランドのスケベ椅子で洗ってもらっているような感触だった。
亀頭を洗っていた看護婦の手が再び竿を握りしめた。そして泡を潤滑油にしながらゆっくりと上下し始めた。
おもわず大井は「あぁぁ……」と唸った。
しかし、それでも看護婦は顔色ひとつ変えず、能面のような表情のまま無言でシコシコとシゴき続けたのだった。
そんな唸り声が、ハァハァという荒い呼吸に変わった。それは看護婦の手の動きと連動しており、そのリズムに合わせてハァハァと息を吐いていた。
そう悶えながらも大井は看護婦の顔を見ていた。
この看護婦は、これをわざとやっているのか? それとも真面目にやっているのか? それを見極めようと彼女の顔をジッと見つめていた。
例えばそれが、痛々しく勃起している患者を見かねての行為であるのなら、もっともっと楽しませて欲しかった。しかしこれが、あくまでも入浴介助のマニュアルのひとつであるのであれば、このまま貝のようにジッとしていなければならなかった。
大井はそれを見極めたかったのだが、しかし彼女は相変わらず能面のような表情でシコシコとシゴくだけで、その答えを教えてはくれなかった。
静まり返った浴室に、くちゅくちゅくちゅっ、という卑猥な音だけが響いていた。
大井はいよいよ我慢できなくなって来た。
このままでは中途半端な状態で終わってしまいそうだと焦った大井は、ここは思い切って直接彼女に聞いてみるべきだと思い、震える声で彼女に話しかけてみた。
「あのぅ……出そうなんですけど……このまま出しちゃってもいいのかな……」
太ももをモジモジと擦り合わせながらそう聞くと、彼女はそれには答えようとせず、黙ったまま行為を続けた。
何も反論して来ないという事は、このまま射精してもいいという事だろうと大井は判断した。きっと彼女は、いつまでも勃起し続けるペニスをウザく思い、さっさと抜いてしまって大人しくさせようと思ったに違いないと大井は勝手に解釈したのだった。
そう勝手に解釈するなり、急に気が楽になった大井は、それならそれで楽しまなくては損だと思い、しゃがんでいる看護婦のスカートの中をソッと覗いてみた。
看護婦は、そんな大井をチラッと横目で見ただけで、全く抵抗しようとはしなかった。弛んだ太ももを閉じようともせず、平然とパンティーを見せつけたままシコシコとシゴき続けていた。
調子に乗った大井は、椅子に座ったまま更に体を傾けると、今度は堂々とそこを覗き込んだ。
泡が流れるタイル床の上に、ムチムチとした丸い尻が浮いていた。しゃがんだ股間にはクロッチが食い込み、卑猥な縦線をくっきりと浮かび上がらせていた。
看護婦が手を動かす度に、真っ白な太ももの内側の肉が、タプタプと柔らかそうに揺れた。
しゃぶりつきたい衝動を必死に堪えながら、ダメ元で「アソコを見せて下さい……」と聞いてみた。
看護婦は何も答えなかった。
何も答えなかったが、しかし、拒否もしなかった。
(つづく)
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