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毒林檎10

2013/05/30 Thu 17:59

毒林檎10



 再び女は俺の顔を跨いだ。
 スースーと一定の寝息を立てて嘘寝している俺の顔を、生温かい淫らな香りが貪よりと包み込んだ。
 両膝を立てながら顔を跨いでいた女は、そのまま両手をベッドにつき、ゆっくりと前に倒れた。女の太ももが俺の胸部をがっちりと挟み込み、柔らかい乳が俺の腹でムニュっと潰れ、俺のすぐ目の前には、赤く爛れた裂け目がヒクヒクと息衝いている。
 このシックスナインの体勢なら、女に見つかる事なく堂々とソコを見る事ができた。俺は、ほんの少しだけ首を起こすと、これでもかと言うくらいに目を大きく見開き、ここぞとばかりに変態人妻のオマンコをマジマジと見てやった。
 すると突然、女の股と俺の胸の間から、女の指がウニウニと這い出して来た。慌てて首を元に戻し、瞼を半分閉じると、その十本の指が毛深い陰部に潜り込んで行くのがマツゲの隙間から見えた。
 女は裂け目の両サイドを両指で押さえ、そのまま裂け目をクパッと開いた。
 そして震える声で「見ないで下さい……」と呟いたのだった。

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 大きく広げられた裂け目の中で、小さな穴がヒクヒクと動いていた。小豆大に膨れ上がったクリトリスがピンっと飛び出し、滲み出る透明の汁がテラテラと輝いていた。
 女は自らソコを広げながらも、「見ないで下さい」と矛盾な言葉を何度も唸っていた。

 そんな彼女は、まさに被虐性欲者だった。
 露出狂の中には、積極的に「見て下さい」と露出するタイプと、「見ないで下さい」と言いながらも露出する二つのタイプがいると何かの本に書いてあった。
 積極的に露出するタイプは、それを見せつけられた相手の驚く反応に欲情を感じるSであり、そしてもう一方の消極的に露出するタイプは、見られる事によって得る羞恥心に性的快楽を感じるMらしい。
 この女は明らかに後者だった。しかも、睡眠薬で眠らせた相手に露出して感じているという、更に気の小さなマゾヒストだった。

 俺は、女の細く長い指が桃色の粘膜をヌルヌルと滑るのを見ながら、相手を薬で眠らせてまでも欲望を満たそうとしているこの女には、きっと何か凄い秘密が隠されているはずだと思った。
 彼女がただの変態マゾヒストなら、夜の新宿公園に行けばいいのだ。あそこなら同じような変態がウヨウヨしているはずだ。もし夜の公園が怖いと言うのなら、歌舞伎町に行けばハプニングバーなどいくらでもあるだろうし、それ専用のマニアックな風俗だって東京にはいくらでもある。それでも風俗系はダメだと言うのなら、ネットでそれなりの変態を見つける事だってできるのだ。
 なのにこの女は、わざわざ弁護士を雇い、昏睡レイプという重罪を犯そうとしている。
 確かにそれは一番安全で確実な方法ではあるが、しかし、あれだけの売れっ子弁護士を重罪の共犯者として雇おうとすれば莫大な費用が必要となり、そんな大金と犯罪というリスクを背負ってまで、こんな変態プレイを遂げたいというのは常識では考えられないのだ。

 そんな事を考えながら陰部を弄る女の指の動きを目で追っていると、ふと、女の人差し指でキラキラと輝いている指輪に気付いた。
 仕事柄、俺はジュエリーには詳しかった。
 あの大粒のピンクダイヤがグルリと巻かれたリングなら、そのデザインから見ても軽く五百万はするだろう。
 あれほどの指輪を人差し指にはめているというのは変だ。普通、人差し指の指輪というのはファッションリングが多く、あれほど高価な指輪は薬指にはめるものなのだ。
 しかし、女の指にはそれ以外の指輪は見当たらなかった。
 そこに違和感を感じた俺は、膣に蠢く女の薬指を目で追った。
 すると、案の定、女の薬指には指輪の跡が薄らと残っていたのだった。

 恐らくそこにはまっていたのは結婚指輪だろう。きっとあの大粒のピンクダイヤリングよりも更に高価な指輪に違いない。
 女はきっと、そんな指輪を俺に見られたら怪しまれると思ったのだろう、だから俺と会う前に慌ててその指輪を外したのだ。
 俺はこの女が相当な金持ちである事を確信した。
 それなりの立場があるため、新宿公園もハプニングバーもネットのM男もダメなのだ。だからわざわざ高級弁護士を使い、お忍びでこんな遊びをしているのだ。

 俺は、異様な興奮に胸をムラムラと煽られながらも、ヌルヌルに輝く卑猥なオマンコを下品な目で見ていた。
 この女がどれだけのお金持ちなのか、どれだけセレブな奥様なのかは知らないが、やっている事は、最終電車で泥酔したOLに痴漢しているスケベ親父と同じだ。いや、その資本力と権力を行使している点では、スケベ親父よりも悪質だった。
 しかし俺は、そんな女に異様なエロスを感じていた。上品で綺麗で、しかもお金持ちなセレブな奥様でありながらも、それでも眠っている他人男を性玩具にしたいという変態願望を抱くこの女の内面に、俺は人間臭いエロスを感じたのだ。
 それは、教職者が女生徒のトイレを覗いていたり、又は、義父が嫁の汚れた下着を物色しているような、そんな醜いエロスと同じだった。つまり彼らは、それなりの立場がありながらも欲望に勝てない獣なのだ。
 しかし、獣と言っても、彼らには女生徒をトイレでレイプしたり、息子の出張中に嫁に夜這いをかけたりするまでの度胸はなく、せいぜい覗きやパンティーを物色するのが関の山という気弱な獣だ。全てを失くしてまでも欲望を果たしたいという病的な危険性はなく、常に安全地帯でシコシコと欲望を果たしたいという、実に計算高くて卑劣な獣なのだ。
 しかし俺は、そんな理性を保った気弱な獣達に、以前から特殊なエロスを感じていた。
 例えば、生徒のミニスカートの足をチラ見している自動車教習所の教官や、若いママの豊かな胸や尻に淫らな妄想を抱く保育士。痴ほう老人の萎れたペニスを洗いながら密かに陰部を濡らしている介護のおばさんや、留置場のオープントイレで小便をしている被疑者女性の尻を鉄格子の隙間からソッと覗き見している看守部長などなど、俺はそんな安全地帯でムラムラしている気弱な変態共の心理に、常日頃から人間臭いエロスを感じていたのだ。
 だから俺は、この女の社会的立場と今の女の心理状態を考えると、あの子供の頃に見た百姓の野糞のような人間臭いエロスを覚え、異様な興奮に包まれたのだった。

 そんな興奮の中、いきなり女がペニスをしゃぶり始めた。シックスナインの体勢で、頭を上下に振りながら俺のペニスをヌポヌポと根元までしゃぶっている。

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 俺はヒクヒクと息衝くピンクの膣口を見つめながら、女の舌の快楽に下半身を捩らせた。
 女はそんな俺の腰を両腕に挟んで固定し、逃げられないようにしながらペプペプと唇を鳴らした。
 太ももがジンジンと痺れ、自然に両脚がピーンッと伸びては足の爪先が引き攣った。

(やばい……イキそうだ……)

 そう思った瞬間、女は口内からプポッとペニスを抜き、パンパンに腫れ上がった亀頭を舌先でチロチロと刺激した。そしてペニスの根元をシコシコとシゴきながら、「イッて下さい……私のお口の中でイッて下さい……」と囁いた。
 動く女の唇が亀頭に触れ、女の生温かい息が唾液で湿ったカリ首の裏を優しく撫でた。
 俺は思わず(あぁぁぁ堪らん)と、頭の中で唸りながら腰を突き上げペニスを女の唇に押し付けてしまった。すると女は、すかさずペニスを口内に滑り込ませ、まるで極太うどんをすするようにジュルルルルと下品な音を立ててしゃぶりついたのだった。

 ぷちゅ、ぷちゅ、ぷちゅ、とリズミカルな音が響いていた。キュッと締まった唇がドス黒い肉棒の表面を擦り、生温かい口内では女の舌が肉棒に絡み付いていた。
 俺は、金持ち女の淫らな性器をジッと見つめながら、このまま射精していいものかどうか悩んでいた。というのは、当然、この後はいよいよ挿入となるわけであり、もし今ここで出してしまったら、せっかくの挿入時に勃起しない恐れがあるからだ。
 それに、例え勃起したとしても、一番搾り後の射精となれば、その快楽は半減するだろう。それはまるでフランス料理のフルコースで、メインを食べる前に腹が膨れてしまったというくらいに残念な事なのだ。

(ここは我慢するべきだ)

 俺はそう腹を括りながら、射精を誘発する女の性器からソッと目を反らした。そしてペニスを刺激する快感を紛らわせようと、九九の七の段を必死に頭の中で唱えた。
 毎度の如く、七の段はスタートの『しちに』から既に俺の頭を混乱させた。俺はガキの頃から『しちに』を『にひち』と逆読みし、『しちさん』を『さんひち』と計算する卑怯な子供だった。特に『ひちし』は、一度も答えた事はなく(答えられない)、絶対に『しひち』方面へと逃げていた。
 だから俺は今、ここぞとばかりに『ひちし』に挑戦していた。ぼんやりと頭の片隅に浮かんで来る『しひち』を必死に打ち消し、真っ向から『ひちし』と戦った。
 すると、『ひちし』効果は早速効き目を発し、噴火寸前だった俺の興奮をみるみると鎮圧してくれた。
 が、その時、思わぬ想定外の出来事が起きた。
 ひちし、ひちし、ひちし……と、必死に唱えている俺の脳に、隣から聞こえて来る例のヴィィィィィィンという振動音が侵入し、それと同時に、「あぁぁん」という悩ましい呻き声が微かに聞こえたのだ。

 とたんに俺の全神経は隣の部屋へと集中した。
 確かに、ヴィィィィィィンという音の中に、「あん、あん」という可愛い喘ぎ声も混じっており、もはや原田凉子がローターでオナニーしている事実は間違いないのだ。
 そんな音と共に、俺の頭の中では原田凉子が切なく乱れる妄想が始まった。隣の変態行為を盗聴しながら、濡れたワレメにローターを滑らせている女弁護士の姿が浮かび上がって来た。

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(原田凉子も……変態だ……)

 そう思った瞬間、急に女の舌の感触が鮮明になった。まるでウナギが絡み付いているようなヌルヌルとした感触がペニス全体を包み込み、おもわず俺は「うぅぅぅ……」と唸りながら目を開いた。
 女は、俺の唸り声が聞こえていないのか、それとも俺の断末魔を予期していたのか、その舌の動きを止める事なく、更に激しく唇でシゴき始めた。

(あぁぁぁぁぁ、もうダメだ、イクぞ、出すぞ、おまえの口の中に飛ばすぞ)

 そう頭の中で唱えながら、俺は更に両脚をピーンと伸ばした。
 女は、あたかもそれを待っていたかのように根元を激しくシゴいた。そして唇の吸引を強めながら、俺のペニスに、ぶじゅ、ぶじゅ、と卑猥な唾液の音を鳴らしたのだった。

(つづく)

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