卑猥な害虫2
2013/05/30 Thu 17:30
脱衣場のドアを開けると、浴室からシャワーの音が響いていた。
ムッとする熱気の中、浴室のドアを開けようとすると、ふとドアの横に置いてあった脱衣カゴの中に、貴子の下着がポツンと投げ捨ててあるのが目に飛び込んで来た。
康夫は無意識にその下着を摘まみ上げた。そして両手でそれを広げ、クロッチに染み付いている汚れを見て激しい衝撃を受けた。
そのシミの付き方は、明らかに不自然だった。
膣にひっついている部分だけが汚れているのなら納得も行くが、なんとそのシミは、クロッチ全体にべっとりと広がっているのだ。
しかも、そのシミ自体が尋常ではなかった。これまでにも何度か貴子の下着をこっそり盗み見した事があった康夫だったが、こんな怪しげなシミを見るのは初めてなのだ。
真っ白なシミは既にカピカピに乾き、指で擦ると乾いたカスがパラパラと崩れた。
それはまさに性的分泌物が乾いたモノに違いないと康夫は確信した。
学生時代、康夫は、センズリをかいたまま寝てしまう事が多々あったのだが、その朝は、必ずブリーフの股間では精液がカピカピに乾いており、そこを指で擦ると白いカスがパラパラと舞ったものだった。
あの時の白いカスと、今、貴子の下着でカピカピに乾いている白いモノは、どう見ても同じなのだ。
不意に、PCを見ながらオナニーをしている貴子の姿が頭を過った。
熱い溜め息が、口と鼻から同時に抜けた。
マゾなのか……
浮気するつもりなのか……
俺以外の男にヤられたいのか……
そう思いながら康夫は服を脱いだ。そして素早く全裸になると、そのまま浴室のドアを開けた。
今まさに浴槽に入ろうとしていた貴子は、浴槽の縁に手を付いたまま、いきなり全裸で現れた夫を愕然と見つめていた。
しかも康夫の股間では、茹でたシャウエッセンのような粗チンが、はちきれんばかりにヒクヒクしている。
「……どうしたの……」
そう眉を潜めながら、貴子が視線をシャウエッセンに下ろした瞬間、いきなり康夫が背後から抱きついて来た。
貴子は慌てた。結婚して五年、今までこんな事は一度もなかったため、もしかしたら夫は気が狂ったのではないかと焦ったのだ。
「あ、あなた、ちょっと待ってよ!」
そう小さく叫ぶなり、康夫のゴツゴツした指が股間に滑り込んで来た。
康夫は、湯で萎れた陰毛を掻き分けながら、(こいつはオナニーをしていた変態サイトを見ながらオナニーしていたこいつはオナニーをしていた変態サイトを見ながらオナニーしていた)と頭の中で何度も繰り返した。
そして水滴の垂れるうなじに唇を押し当てながら股間を弄ると、指先に、キクラゲのような柔らかいヒダを感じ、そのいやらしい感触に亀頭がズキンっと反応した。
「こんなところでイヤ」と抵抗する貴子を羽交い締めにし、ビラビラのヒダを指で掻き分けた。ワレメに沿って指を上下させると、上部で米粒のような痼りがコリッと転がり、瞬間貴子が「はぁん」と卑猥な声をあげて腰を引いた。
そんな貴子に、突然康夫は(この裏切り者め!)という激しい怒りを覚えると、カッと熱くなった康夫の頭に、薄汚い男達と交わり合う貴子の姿が次々に浮かんだ。
とたんに切なくも悲しい絶望に胸を締め付けられたが、しかし、何故か不思議な事に、その絶望感は激しい性的興奮へとみるみる変化していったのだった。
貴子を羽交い締めにしたまま、濡れていない膣に強引に指を入れた。
貴子は「痛い、痛い」と髪を乱しながら腰を引いていたが、しかしそのうち穴はヌメリ始め、そこをピストンしていた康夫の指がスムーズに滑り始めた。
そんなヌメリに対しても、康夫は心をかき乱された。
こんなふうにされているのにどうして濡れるんだと思うと、やはりこの女はマゾだったのだという疑いが更に信憑性を高めた。
ここで確実に、自分の妻が変態だったと確信した康夫は、胸を締め付けられるような背信感と、そして今までに感じた事のない激しい性的興奮に、脳と精神が破壊された。
羽交い締めにしていた貴子の体を突き飛ばすと、そのまま乱暴に前を向かせ、タイル壁の隅に背中を押し付けた。
すると貴子の背中がタイル壁を滑り、まるで腰が抜けたかのようにスルッと床にしゃがみ込んでしまった。
康夫は、そんな貴子を無言で見下ろしながら、貴子の正面にゆっくりと腰を下ろした。そして貴子のしゃがんだ太ももに素早く両手を入れると、そのまま下半身を持ち上げた。
M字に開いた貴子の股では、メラメラと輝くワレメが卑猥に歪んでいた。
蛍光灯の下で、妻の陰部をマジマジと見るのは初めてだった。
ベロリと捲れた小陰唇は、ソースを垂らされたローストビーフのようにギラギラと輝き、その奥に見える粘膜も、まるで腸を抉り取られた魚の腹のように真っ赤に輝いていた。
黙ったまま陰部を覗き込んでいる康夫を、貴子も黙ったままジッと見ていた。
康夫がソッと視線をあげると、貴子は慌てて目を反らし、床に転がるヴィダルサスーンに視線を移した。
そんな貴子の視線が、更に康夫の神経を刺激した。貴子が見せた、そのM女特有の『後ろめたそうな仕草』が、元々サド気質にあった康夫の性癖を激しく燃え上がらせたのだ。
康夫は、視線を落したまま黙っている貴子の顔を見ながら、ハァァァ、ハァァァ、と息を荒くさせた。
そして勃起したペニスの先を、醜いワレメにヌルヌルと擦り付けると、低い声で「入れて欲しいか……」と囁きながら貴子の顔を覗き込んだ。
貴子は黙っていた。半分皮を被った貧しい亀頭が、剥き出されたワレメにヌルヌルと滑っているのを横目で見ながら、貴子はジッと口を閉ざしていた。
しかし、上下する亀頭が、上部でプクっと膨らんでいるピンクの突起物に触れる度、貴子は「んっ」と喉を鳴らし、持ち上げられた尻をヒクッと痙攣させた。
そんな貴子の仕草に気付いた康夫は、陰毛に隠れるその突起物を指先でコロンっと転がすと、「これか?」と不敵に笑った。
「はぁん」とおもわず声を漏らした貴子に、康夫は「こうか? こうされるのがいいのか?」と執拗に問い詰めながら、それを指腹で激しく転がしては、ぴちゃ、ぴちゃ、といやらしい音を奏でた。
「あぁぁぁぁぁ……やめて……お願い……」
そう苦しそうに顔を顰める貴子を見つめながら、康夫は、転がす度にみるみる大きくなっていくクリトリスに異常さを感じていた。
最初は米粒程度の突起物だったのに、気が付くとそれは小豆ほどにも膨らんでいるのだ。
それをクリクリと転がしながらも、ふと康夫は、以前読んだ『Yahoo! 知恵袋』の記事を思い出した。
それは、十八歳の処女が投稿していた、『オナニーの影響でクリトリスが肥大する事ってありますか?』という質問だった。
因みに、その質問のベストアンサーに選ばれた回答には『あり得ません。99%遺伝です』と、一言だけ書かれており、それを読んだ瞬間、『巨大なクリトリスをした一族』を想像してしまった康夫は、飲んでいたアイスコーヒーをおもわず噴き出してしまったのだった。
それにしてもこのクリトリスの大きさは尋常ではなかった。
今まで、『入れて、擦って、出す』といった淡白なセックスばかりしていたせいで、妻のクリトリスが巨大だった事には気付かなかったのだ。
(オナニーのやり過ぎか……それとも遺伝か……)
そう思いながらも、小豆から更に大豆ほどに膨れ上がったクリトリスをクリクリと弄っていると、不意に貴子が「はぁん!」と叫びながらピクンッと尻を跳ね上げ、同時にワレメの奥からシュッと小便を噴き出した。
その瞬間を目の当たりにした康夫は、初めて目にする妻の淫らな姿に目眩を感じた。
胸をムラムラと炙られながら妻の体を押さえつけた。穴の中にペニスを突き立てると、細いペニスはツルンっと穴の中に滑り込んでいった。
さっそく腰を振り始めると、互いの湿った肌がぶつかり合い、ぺったぺったと餅つきのような音が浴槽に谺した。
もはや射精しそうな康夫だったが、しかし貴子は、至って冷静な様子で、床のヴィダルサスーンをジッと見つめていた。
そんな貴子の仕草に違和感を感じた康夫は、腰を振ったまま結合部分に指を伸ばし、もう一度、その巨大に膨らんでいるクリトリスを弄ってみた。
とたんに妻は「んん……」と唸りながら眉をひそめ、康夫の腰の動きに合わせて、はぁ、はぁ、と荒い息を吐き始めた。
やっぱりそうか、と確信した康夫は、弄っていたクリトリスから指を離した。そして貴子の顔を冷静に覗き込みながら、「おまえ、俺のチンポじゃ感じないんだろ」と問い質した。
貴子は黙っていた。申し訳なさそうな表情で康夫の顔をソッと見上げたまま黙っていた。
「いいんだよ。俺の事は気にしなくていいから正直に言ってみろよ。本当は、もっとでっかいチンポとヤリたいんだろ?」
コキコキと腰を振りながらそう聞くと、貴子は無言のまま下唇を噛んだ。
「わかるよ……おまえのその顔を見れば、おまえの気持ちが痛いほどわかるよ……だからもう答えなくてもいいよ……」
康夫は、淋しそうな笑顔を浮かべながらそう呟くと、更に腰の動きを速め、再びボソボソと言葉を続けた。
「当然だよな……こんなお粗末なチンポじゃ欲求不満ばかりが溜まっちまうよな……結婚して五年、おまえはずっとこんなチンポで我慢して来たんだもんな……他の男のでっかいチンポが欲しく欲しくて堪らないよな……」
独り言のように、そうブツブツと喋り続けている康夫を、貴子は脅える目でジッと見ていた。
すると、顔を真っ赤に火照らせながらハァハァと腰を振っていた康夫が、いきなり貴子の目をギッと見返し言った。
「いいよ……お前のお望み通り、他の男とオマンコさせてやるよ……この穴を他人に無償で貸してやるよ……そのかわり……」
そう言葉を途切らせた康夫は、自分のその言葉に興奮したのか、突然「うっ」と唸りながら、いきなり貴子の穴の中に精液を飛ばしてきた。
康夫は、射精の快楽に顔を歪めながらも激しく腰を振り続け、そしてその快楽に身を震わせながら途切れた言葉の続きを言った。
「そのかわり、俺の見ている前でヤるんだぞ……」
康夫のそんな残酷な言葉に、そこで初めて貴子が反応した。
貴子は、夫に見られながら他人の男に抱かれるというその状況をリアルに思い浮かべたのか、その卑猥な言葉だけでたちまち快楽の渦に巻かれてしまった。
ハァハァという二人の荒い呼吸と、パンパンと肌がぶつかり合う音が浴室に響いた。
「ヤらせてやるよ……ハァハァハァ……他人のでっけぇチンポで、おまえのここをこうしてズボズボと……ああああ……楽しみにしてろよ……」
そう囁きながら落ちて行く康夫を見つめながら、貴子は今までに一度も夫に聞かせた事のないような淫らな喘ぎ声を漏らした。そしてそれと同時に、大量の小便も漏らしてしまったのだった。
(つづく)
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