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香典泥棒2

2013/05/30 Thu 15:37

香典泥棒2


 前屈みになる老人の目に、淡いピンクの布切れに包まれた尻が飛び込んで来た。ピンクと白の水玉柄のパンティーは随分と履き古しているらしく、尻の部分には毛玉がポツポツと広がっていた。
 淡いピンクの布切れが、尻の谷間にキュッと食い込んでいた。その中心部には、乾いた小便のようなシミがうっすらと浮かんでおり、ふと老人は、そこに酸味の強い据えた臭いを想像した。

 少女の尻はひたすら丸かった。バレーボールのように小さく、そして弾力性がありそうだった。
 このまま尻の谷間に顔を埋め、その不潔なシミの匂いを胸一杯に吸い込んでみたいと思った。
 そう思うと、居ても立ってもいられなくなり、新調したばかりの畳に付いていた右手の肘がガクガクと震えた。
 やめろ、やめろ、と思いながらも、右手がゆっくりと畳から浮き上がった。だめだ、だめだ、と自分に言い聞かせながらもその手は少女の黒いソックスの踵を通過し、尻に向かってゆっくりと伸びた。

 一瞬、指先にスカートの裾が触れた。ムラっと熱いものが込み上げ、一気にその尻肉を鷲掴みにする光景が頭をかすめた。
(もう我慢できん!)
 そう息を深く吸ったその時、突然台所で薬缶の蓋がカタカタと鳴り出した。

 あっ、と思った瞬間、一気に湯が溢れ出し、シュワァァァァァという凄まじい音と共にガスの火が消えた。
「あららららら」
 そう言いながら老人は慌てて起き上がった。台所に駆け寄り、シュゥゥゥゥゥゥと噴き出すガスの元栓を閉めたとたん、ふと、これは妻が怒っているのではなかろうかと思った。

 理性を取り戻した老人は、取り返しのつかない事をする所だったと自分を戒めた。
 あの娘がどこの娘かは知らないが、弔問に来てくれた女子中学生に痴漢をするなど、それを知った親や学校はきっと黙ってはいないだろう。たちまち警察に通報され、新聞やテレビやインターネットなどに『スケベじじい』と実名入りで報道され、この長屋どころかこの町に住めなくなってしまう所だった。
 そう思うと、薬缶の湯をポットに移す老人の背筋がブルっと震えた。その振動が下半身へと伝わると、不意に唯ならぬ刺激が老人の股間を走り抜けたのだった。

 薬缶をガス台の上に置き、慌ててズボンの上から股間に触れた。
 うわっ、と思わず声が出そうになった。慌てて腹からズボンの中に手を入れ、そこにニョキっと伸びている懐かしい感触を確かめながら、(立ってる……)と、愕然とした。

 勃起したのは、かれこれ十年ぶりだった。最後に勃起したのは、定年した翌日の事だったから良く覚えていた。
 あの時、定年した自分への御褒美にと、老人は妻に内緒で駅裏のトルコ風呂に行った。生まれて初めてのトルコ風呂はまさに天国だった。むちむちとした若い女が、ヌルヌルと滑りながら股の中を何度も何度も潜り抜け、老人は身も心もトロトロに溶かされてしまったのだった。
 しかし、その刺激があまりにも強かったせいか、それからというもの老人のペニスはウンともスンともいわなくなった。
 わざわざ妻を外に連れ出しては夜の公園で陰部を舐めさせたり、雑誌の見よう見まねで妻を縄で縛ってみたりと、あらゆる変態行為を試してみたが全くダメだった。
 頼みの綱とばかりに、再びトルコ風呂にも行ってみたが、しかしそれでも何の反応も示さなくなってしまった。

 あれから十年、コンビニで立ち読みする三流雑誌のグラビアにはそれなりに性的興奮するものの、しかしペニスは完全に萎れていた。
 それでも諦めきれず、ゲートボール仲間の春日さんにバイアグラという勃起剤を譲ってもらったり、酒屋の下橋さんから卑猥なビデオを購入したりと色々試してみたが、しかし、彼が再び起き上がる事は二度となかった。
 わずか六十年足らずで男の機能を失ってしまった事は相当なショックだった。しかし、これだけ頑張っても言う事を聞かないとなると、もはや潮時なんだと諦めるしかなかった。
 そんな老人は、同じ長屋の前田さんや木下さんのように、ガンを宣告されるよりは全然マシなんだと自分に言い聞かせながら、不能で淋しい十年を過ごして来たのだった。

 それが今となって突然変異した。
 女子中学生のスカートの中を覗き、十年ぶりに男が蘇った。
 老人は嬉しかった。妻が死んでも涙ひとつ流さなかったくせに、逞しく反り立つ肉棒を握りしめて目頭が熱くなって来た。
 ポットを持ったまま立ちすくむ老人は、何としてでもセックスがしたいと思った。いや、ここでしとかなければもう二度とそのチャンスは訪れないだろうと、今すぐそれを決行しようと決心した。
 しかし、この時間では駅裏のトルコ風呂は閉店している。ゲートボール仲間の春日さんがハマっているというデリヘルも、平日は一時で終わりだと聞いている。
(どうする……)
 ポットを握りしめた老人は、そう呟きながらふらふらと居間に向かったのだった。

 居間の新畳を踏むなり、棺桶の前にいた少女が何やら慌ててサッと手を引いた。
 振り向いた少女は、睨むようにして老人をジッと見つめていた。
 一瞬、妻の遺体に悪戯でもされたのかと焦ったが、しかし、少女の体の向きが棺桶ではなく祭壇に向かっている事に気づいた老人は、少女のすぐ目の前に積んであった香典袋を見て、まさか、と思った。

 老人は、わざと見なかった振りをして、「お湯が湧きましたよ」と少女に笑いかけると、そのまま卓袱台に腰を下ろした。
 腰を下ろす瞬間、チラッと香典袋に目をやると、一番上に置いてあったはずの飯田さんの香典袋が消え、松岡さんの香典袋が祭壇の灯りに照らされていた。
 もしかしたら飯田さんの香典袋は何かの拍子で落ちてしまったのかも知れないと思いつつ、急須に湯を注いだ。そして、「早くいらっしゃい」と少女に声を掛けながらも素早く祭壇に目を凝らしたが、しかし、それらしきものは見当たらなかった。

 そんな老人の気配に気づいたのか、少女は今までとは打って変わって妙によそよそしくなっていた。無言でズリズリと畳を鳴らしながら卓袱台の前に来ると、暗い表情でお茶をズズッと啜り始めた。
「キミは、どこの娘さんかな? ここの長屋の人ではないよね?」
 老人はそう尋ねながら自分の湯飲みにも茶を注いだ。
 しかし、それが少女には尋問のように聞こえたのか、少女はまるで警察の取調室のようにガクっと項垂れてしまい、そのまま何も喋らなくなってしまった。

 そんな少女の様子からして、老人は少女が飯田さんの香典を盗んだのは間違いないと確信した。
 そして老人は、ふと、そういえば二ヶ月ほど前にも、立花さんの通夜で香典が盗まれた事件があった事を思い出した。
 立花さん夫婦も七十を過ぎた高齢夫婦だった。隣町の長屋に夫婦で住んでおり、やはり通夜と葬式は高額な式場は借りず、長屋で簡単に済ませていた。
 老人は、立花さんの時と同じ状況だと思いながら、これは高齢者の質素な自宅葬ばかりを狙った連続香典窃盗事件だと怒りを覚えた。
 すぐさま警察に通報し、立花の婆さんにも教えてやらなければと焦ったが、しかし、その犯人はあまりにも可愛らしかった。
 これが、チャラチャラした茶髪の若者だったら、問答無用で薬缶の湯をぶっかけてやる所なのだが、しかし、相手がこんなに可愛い小動物ではそうもいかないと、老人は警察に通報する事さえも躊躇われた。
 悩んだ挙げ句、とにかく盗んだ香典さえ返してくれればそれでいい、という結論に至った老人だったが、しかし、こういう場合、どう切り出せばいいのだろうかと老人は再び悩んだ。
 いきなり「香典を返せ」と怒るのもいささか乱暴過ぎた。かといって、「香典を返して下さい」と頭を下げるのも違う気がした。
 確か、盗まれた飯田さんの香典袋には一万円入っていたはずだった。飯田さんの奥さんは、妻とは駅前のフラワーアレンジメントに通っていた仲だったため、長屋の皆で五千円と決めていた約定に反して一万円も奮発してくれていたのだ。
 一万円と言えば年金暮らしの老人にとって大金だった。ここでみすみす見ず知らずの娘に盗まれるわけにはいかない額なのだ。
 老人は、どんな言葉で切り出そうかとあれこれ考えながらも、取りあえず寿司桶に箸を延ばし、然程好きでもないウニを摘んだ。

「ほら、遠慮せずにキミも食べなさい」

 場を和ませようと、笑顔でそう言った。口内でウニとシャリとを舌で絡ませながら笑っていると、不意に老人の唇からシャリがポロっと零れた。
 新畳に落ちたシャリはウニが染みて黄色くなっていた。それを一粒一粒拾いながら、「年を取ると唇が弛んじゃってねぇ」と笑い、ふと卓袱台の下を覗くと、正座している少女のだらしなく弛んだ股間が老人の目に飛び込んで来た。
 老人は一瞬クラっと目眩を感じた。少女の太ももは、寿司桶の隅に並んでいるイカのように白く輝き、そしてマシュマロのように柔らかそうだった。
 そこに頬を擦り寄せる自分の姿を想像しながら、胸に溜まった熱い息をソッと吐き出した。目玉だけを少女の股間にギラギラと向けながら震える指で米粒を摘み、見ている事がバレないようにと、わざとらしく指で畳をガサガサと鳴らしながら、更に卓袱台の奥へと首を突っ込んだ。
 弛んだ太ももの隙間から、淡いピンクの布切れに包まれた股間が見えた。白い水玉プリントが点々とするクロッチにはスッと一本筋が走り、少女のワレメの形がくっきりと浮かび上がっていた。

 ズキン! っという衝撃が、老人の脳と亀頭に同時に走り、おもわず老人は電池が切れたロボットのように止まってしまった。
 するとその気配に気づいたのか、少女は慌てて白い太ももはキュッと閉じ、両手でスカートの裾を掴んでそこをガードした。
 見つかった! と、焦った老人は、慌てて卓袱台の下から抜け出した。
 そして何事もなかったかのように冷静を装いながら卓袱台に座り直した老人は、指に付いた米粒を、『寿司廣』とプリントされた箸袋にせっせとねぐりつけながらソッと少女に目をやると、項垂れたままジッと老人を見ていた少女と目が合った。
 少女の目は、明らかにスカートの中を覗いていた事を非難している目だった。老人は、思わず背筋を伸ばしながら慌てて目を反らした。
 気まずい空気が漂った。それはまるで、込み合うバスの車内で、強烈に臭い屁を漏らしてしまった時のような、そんな居心地の悪さだった。
 老人は大好物のトロをジッと見つめたまま、どうしよう、と思った。このまま黙っていれば、まんまと娘に香典を盗まれたまま逃げられてしまうのだ。
 老人は、おろおろしながらも、自分の股間にソッと手を伸ばした。
 するとペニスは再び石のように硬くなっていた。
 その肉棒をソッと握った。
 その瞬間、何やら凄まじいパワーを感じ、若い頃、忘年会の帰りに新橋の路地裏で泥酔したサラリーマンを殴り倒した時のような、そんな自信がムラムラと漲って来た。

(私は被害者なんだ。どうして泥棒娘なんかに遠慮する必要があるんだ)

 そう思った老人の中で何かがプツンと音を立てて切れた。
 肉棒を握りしめていた右手が無意識に動き、いきなり卓袱台の下の少女の太ももギュッと鷲掴みにした。
 少女は「はっ」と顔を上げた。
 その表情は、いきなり冷水を背筋にかけられた時のような、そんな表情だった。

 老人は、自分でも驚くほどの低い声で「香典を返しなさい」と唸ると、そのゴム毬のような太ももにグニグニと五本の指を食い込ませた。
 少女は、反論も抵抗しなかった。ただただ黙ったまま項垂れ、鷲掴みにされた太ももをモゾモゾと動かしているだけだった。

「このままだと警察を呼ばなくちゃならなくなるよ。そうなるとキミも困るだろ、来年は高校受験なんだし……」

 老人はそう言いながらも、もう片方の手で好物のトロを手掴かみにし、醤油も付けないまま口の中に放り込んだ。そしてトロの脂でテラテラと輝く指をぺろりと舐めると、項垂れる少女の顔をゆっくりと覗き込んだ。

「キミは、そんなに金に困っているのか?」

 そう言いながら老人は、太ももを鷲掴みにしていた指の力を抜いた。そしてその手を、股間の奥へ奥へと移動させながら、「どうなんだい。場合によっては見逃してやってもいいんだよ……」と意味ありげに囁いた。

 少女は、「見逃す」という言葉に反応したようだった。ゆっくりと顔を上げると、『へ』の字に下げた大きな目で老人を見つめながら、「本当ですか?」と小さく首を傾けた。

「本当だとも……キミが私に対してそれなりの誠意を見せてくれるのなら、わざわざ警察なんかには言わないよ。それに、キミが本当に金に困っているというのなら、その盗んだ香典もそのままくれてやってもいい……」

「誠意……」と、少女はさくらんぼのような唇でそう呟きながら視線を下ろした。そして、手付かずのままの皿の上の醤油をジッと見つめたまま暫く考えた後、恐る恐る老人を見上げながら「どうすればいいんですか……」と呟いた。
 老人は、「うん……」とゆっくり頷きながら、少女の太ももの付け根で止めていた手を再び動かし始めた。
 老人の指先が少女の股間に触れると、少女はピクンっと肩を跳ね上げ、慌てて太ももを閉じた。
 老人の手は、少女の生暖かい太ももに押し潰された。老人は、その温もりを性的に感じながら、震える声で「股を開きなさい……」と優しく微笑んだ。
 少女は愕然と老人を見つめていた。その表情は衝撃と恐怖に歪んでいた。

 これが人妻か、せめて女子高生だったら、この場合のその誠意の意味がすぐに理解できただろうが、しかし、女子中学生には、そうされるまで理解ができなかった。老人に言われた「誠意」は、一週間の庭掃除やトイレ掃除といった、学校的な懲罰しか浮かばなかったのだ。

 いきなり股間を触られたという恐怖に、少女は抵抗も出来ないまま下唇を噛んでいた。そんな少女の恐怖を、老人は充分わかっていながらも、力ずくで少女の太ももをこじ開けた。

 老人は、「はいどうぞ」と、簡単に股を開く女よりも、こうやって脅える女の方が興奮すると思った。今まで女を強姦した事はなかったが、しかしその願望は若い頃から常に抱いており、夜の繁華街で泥酔する女を見かける度に、その女を路地裏に連れ込んでは滅茶苦茶にしてやりたいと妄想していた。

 少女は、無理矢理こじ開けられた太ももを震わせながら、ジッと項垂れていた。老人の指は、股間にくっきりと浮かび上がっていた一本筋の上を、いやらしく上下に撫でていた。

「セックスをした事はあるかい?」

 老人は、少女に身を寄せながら耳元にそう囁いた。
 項垂れる少女は下唇をギュッと噛んだまま、髪を振り乱して首を左右に振った。

 処女の女子中学生。
 そう思うと罪悪感に苛まれたが、しかし、少女の制服の胸に手を伸ばし、その弾力性のある小さな膨らみを揉みしだいていると、その罪悪感は次第に性的興奮に変わって来た。

 もう一方の手で少女の股間を弄る老人は、右足の付け根のパンティーのゴムの中に指の先を差し込んだ。
 ジャリっとした陰毛の感触が指先に触れるなり、小陰唇らしきビラビラしたヒダが老人の指に絡み付いて来た。
 ピタリと閉じた裂け目は、汗のようなものでジトっと湿っていた。裂け目に指を突き立ててみたが、しかし濡れていない裂け目は当然それを受け入れようとはせず、ただただ裂け目の肉を突っ張らすだけだった。

 濡れていないオマンコ程つまらないものはない、と、老人は呟きながら素早くそこから指を抜いた。そして今度はパンティーの端を摘み、一気にズルッと膝までパンティーを下げた。
 そのまま少女は卓袱台の下で両脚を伸ばされ、パンティーを足首から抜き取られた。ノーパンになった少女はサッと顔を上げると、老人に向かって「いや」と小さく呟いた。
「じゃあ、警察を呼びますか?」
 すかさず老人がそう言うと、少女は、今にも泣き出しそうに顔を顰めて、再び項垂れながら首を左右に振った。

 老人は少女をそのままにして、卓袱台の下に潜り込んだ。
 もはや、わざわざ卓袱台の下に潜り込む必要はないのだが、しかし、先ほど目にした卓袱台の下のパンチラが頭から離れず、もう一度あの興奮を得たいと、敢えてそうしたのだった。

 卓袱台の下に潜り込んだ老人は、まずは少女の足の指から楽しもうと、伸ばしたままの少女の足から黒いソックスを引き抜いた。
 少女の足の指には、黒いソックスのカスが点々と付着していた。足の裏は赤ちゃんのようにツルツルし、異臭は全く感じられなかった。
 そんな足の指を一本一本丁寧にしゃぶり、そして足の裏からアキレス腱まで何度もヌルヌルと舐め回した。
 膝の裏の柔らかい部分をチロチロと舐めながら、老人は妙な甘さを感じていた。恐らくそれは興奮する老人の勘違いなのであろうが、しかし老人は、これが女子中学生の味なのかと思い込み、今までない興奮に身を震わせた。

 そのまま老人の舌は少女の太ももへと這い上がって行った。太ももの隙間から女子中学生の陰部が見えた。真っ白な肌の中に、その部分だけがじんわりと黒ずんでいる。
 老人は、微かに見える黒ずみをジッと見つめながら、犬のように少女の太ももを舐めまくり、勃起したペニスを新畳にグリグリと押し付けた。

 そうしているうちに、いよいよ老人の舌が少女の股間に近づいて来た。
 老人は、楽しみは後に取っておこうと、まずは両脚を閉じさせたまま陰毛に顔を埋めた。
 やはりここも甘い香りに満ちあふれていた。
 そんな可愛い香りに目眩をクラクラと感じながらも、ハァハァと荒い息を吐きながらジャリジャリと音を立てて陰毛を舐めまくってやった。

 老人は、陰毛の中に埋もれている裂け目の先を見つけた。その皮を剥けばクリトリスが現れるのだが、老人は敢えてそれを後回しにして、そのまま裂け目に沿って舌を動かした。
 下りて来た老人のアゴがグイグイと太ももこじ開けた。戸惑う少女は一瞬太ももに力を込めたが、しかし、老人のその勢いに抵抗する事はできず、「いや……」と小さく呟きながら股を緩めた。

 閉じていた少女の足は、老人の顔によって開かれた。
 太ももがゆっくりと開き、その奥にある赤黒い裂け目がペチャっと歪むのが見えると、老人はおもわずニヤリと微笑んだ。

 女子中学生の陰部。処女の性器。そんな言葉が、老人の頭に次々に浮かび、老人は勃起したペニスをシゴかずにはいられなくなった。
 生クリームのように柔らかい太ももに顔を挟まれながら、老人は喪服を脱ぎ始めた。痩せ細った足は雛鳥のように弱々しく、年老いた尻は萎んだ水風船のように見窄らしく、そして、全裸で卓袱台の下にジッと潜んでいる老人は、まるで密航船の船底に隠れる難民のように貧弱だった。

 が、しかし、股間からヌッと伸びる肉棒だけは、獰猛な爬虫類のように勇ましかった。
 少女のワレメに顔を近づけながら、そんな獰猛なペニスをシゴいた。
 少女の股間にはスルメイカのような据えた臭いがムンムンと漂っていたが、しかしその臭みが興奮剤となり、更に老人の思考を狂わせた。

 形の整った小陰唇を鼻先で転がしながら、犬のようにクンクンと匂いを嗅ぎまくった。
 小陰唇がペロリと捲れると、その裏に溜まっている白い恥垢が強烈な臭いを発した。
 老人は迷う事なくそこに舌を伸ばし、固めた舌先で恥垢を掬い取った。

 そこに舌が触れた瞬間、少女の尻がピクンっと跳ねた。
 老人は女子中学生の恥ずかしい垢を舌の上で味わいながら、「今からもっと感じる所を舐めてあげるからね」と、卓袱台の下から少女の顔を見上げた。

 そんな老人の言葉に震える少女は、眉間に激しくシワを寄せながらギュッと目を閉じていたのだった。

(つづく)

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