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「ピンポーン・・・・」

8時15分。マンションのチャイムが鳴った。
こんな時間に誰だろう?と、台所に立つ優子は不審な表情でリビングの松太郎の顔を見た。
「宅急便か何かだろ・・・」
松太郎はそう言って不審な表情の優子をチラリと見ると、再びテレビに顔を向けた。

「・・・はい・・・」
リビングの入口にあるインターホンに優子が出ると、インターホンからは妙に暗い声が返って来た。
「・・・社長は御見えでしょうか?・・・」
男のその声は今にも泣き出しそうなそんな切羽詰まった声で、優子は直感的に嫌な予感がした。
「どちら様でしょうか?」
「・・・森脇です」
その名前を聞いた優子は一瞬にして気分が悪くなったのだった。


森脇運送代表取締役森脇和夫。
森脇運送は優子の旦那が経営する大松運輸が抱える下請け会社で、その社長である森脇は、36歳という若さで成功した松太郎よりも10歳年上の46歳ではあったが、しかし年下の松太郎を見下す事もなく、それどころか松太郎に対しての忠誠心は非常に厚く、その態度はまるで松太郎の家来か若しくは奴隷かのようにいつも松太郎の前では平身低頭の姿勢を崩さない男だった。
そんな森脇を松太郎は「秀吉のような男だ」と酷く可愛がっていたのだが、しかし妻の優子はそんな森脇の松太郎に対する姿勢が全て演技であり、それはただのゴマスリとしか見えなかった。
妻の勘、とでも言うのか、優子は森脇という男を信じてはいけないと、いつも警戒していたのだ。
そんな「妻の勘」が当たったような出来事が、案の定、去年の暮れに起きていた。

それは去年の暮れに、森脇が数人の部下を連れてマンションに訪れた時の事だった。
毎年、年の瀬が迫って来ると松太郎のマンションには下請け業者や部下達がゾロゾロと暮れの挨拶に訪れて来るのだが、そんな時は決まって松太郎は客人に酒を振る舞っていた。
森脇たちがマンションに来たその日もやはりいつものように宴会が始まったのだが、女手がひとつしかないこのマンションでは酒や肴の準備を全て妻の優子が1人で切り盛りしなければならず、台所に立つ優子は猫の手も借りたいほどに大わらわになっていたのだった。
宴会も中盤を過ぎ、優子がやっと一息付けるようになってきた頃、優子はトイレに行こうとリビングを抜け廊下に出た。
突き当りにあるトイレへと向かう途中、浴室の奥からバタン!という音が不意に聞こえた。
なにかしら?・・・と、優子が浴室の扉を開けると、脱衣場の洗面台の前に酒で顔を赤らめた森脇がポツンと立っていた。
「どうかしましたか?・・・」
まさかこんな所にお客が入っているとは思っていなかった優子は、森脇の気分が悪いのか若しくは宴会の席で何かトラブルでもあったのかと心配しながら、真っ赤な顔をしている森脇の顔を覗き込んだ。
「・・・いえ・・・すみません、ちょっと酔っぱらってしまいまして・・・はははは・・・」
森脇はそう言いながら体裁悪そうに頭をボリボリと掻きながら笑った。
「それではこんな所じゃなくて、あちらのリビングのソファーで横になったらどうですか」
優子が心配そうにそう言うと、森脇は「いえいえ、とんでもございません、松太郎社長にこんな姿を見せるわけには・・・」と大袈裟にそう言い、そして心配そうに見つめる優子に笑顔を見せながら、「もう、すっかり気分が良くなりましたから・・・」と千鳥足で脱衣場を出て行ったのだった。

その後、何事もなかったかのようにトイレで用を足していた優子だったが、ふと、あの脱衣場から聞こえてきたバタン!という音が気になり、トイレを出ると再び脱衣場へ引き返した。そのバタン!という音は優子がいつも聞いているある音に良く似ていたからだ。
脱衣場に入ると、優子はすぐに奥に置いてある洗濯機に向かった。
そう、そのバタン!という音は、いつも優子が聞いている洗濯機の蓋を閉める時の音に良く似ていたのだ。
優子は洗濯機の蓋を手にすると、二つ折りの蓋をパタパタと開いて見た。
洗濯機の奥には昨日の分の洗濯物が、いつものようにジメッと湿ったまま押し込められていたが、しかし優子はいつもとは違うその洗濯機の様子にすぐに気がついた。
そこには、洗濯物の一番上に優子のピンクの下着がまるでわざと広げたかのように置いてあったのだ。

優子は違和感のある洗濯機の中を見つめながら下唇をキュッと噛んだ。
いつも、旦那にさえ下着を見られるのを嫌がった優子は、自分の下着だけは脱衣場の洗濯カゴの中には入れず、わざわざ下着だけは洗濯機の奥の方に仕舞うように心掛けているはずなのに、なのにどうしてその下着がこんな一番上にポツンと置いてあるのか・・・。
優子以外は誰も触るはずのない洗濯物の位置が変わっているというのは明らかに変なのだ。
(きっと森脇さんが見てたんだわ・・・)
怒りと恐怖に襲われながら、優子は洗濯機の中のピンクの下着をそっと手にした。
下着を手にした瞬間、優子の指先にネチャとした生暖かいものが触れた。
(えっ?・・・・なにコレ・・・)
優子はその生暖かいモノを指に感じながら下着を覗き込んだ。

下着の中心部、いわゆるクロッチの部分に、黄色を帯びた白いドロドロとした液体がまるでゼリーのようにプルプルと固まっていた。
それは紛れもなく精液である。
森脇が下着に精液を掛けたという証拠だった。
優子はとたんに背筋をゾォーっとさせた。森脇が自分の下着のちょうど性器が当たっている部分に精液をぶっかけたという事実に、気持ちが悪くもあり又底知れぬ恐ろしさが芽生え、そして辱められた事に激しい怒りを感じた。
優子はその下着を脱衣場のゴミ箱の中に投げ捨てると、この屈辱に自然に涙が溢れ出して来たのであった。

その日の晩、優子はさっそく松太郎にこの事実を告げた。
ほろ酔い加減の松太郎は、「森脇がそんな変態じみた事をするわけないだろ」と信用しないため、優子は仕方なくその証拠の品を松太郎に見せつけてやった。
しかし松太郎はソレを見ても何も動じる事はなく、逆に「この汁はおまえの汁じゃないのか?」といやらしい笑みを浮かべながら、その汚された下着の中を覗き込み、「クリトリスはこの辺か?」などと好奇心を露にしながらクロッチを指差すだけで、森脇の変態行為を一向に信じようとはしなかったのだった。

そんな出来事があってからというもの、優子は森脇がマンションにやってきても形式的な挨拶をするだけで、それ以上のおもてなしをする事は一切無かった。
潔癖な優子には、たとえ間接的とは言えど、自分の性器が当たっていた下着の部分に精液を掛けられたという屈辱行為はレイプされたと同様に感じられ、どうしても森脇を許す事が出来なかったのだった。




「・・・あなた・・・森脇さんですけど・・・」
優子はインターホンの受話口を手の平で押さえながらリビングの松太郎に振り向いた。
「・・・森脇?・・・なんだこんな時間に・・・」
松太郎はテレビのリモコンの音量を下げながら、不思議そうな顔をして優子を見る。
「・・・何かとっても落ち込んでるみたいですけど・・・留守だっていいますか?」
「いや、会おう。こんな時間に森脇が来るなんて、何か事故でもあったのかも知れん。すぐにロックを開けてやりなさい」

確かに、運送業界は24時間いつどんな事故が起きるかも知れない。先日も東名高速道路でトラックが横転してしまうという事故があり、夜中の3時に会社の重役達がドヤドヤとマンションにやってきた事もあるのだ。

慌ててガウンを着る松太郎を眺めながら、優子がインターホンの横にあるオートロックの「電気錠」というボタンを押すとインターホンの向こうから、マンション一階玄関のオートロックが開く「ギィィィィ」という機械的な音が響いてきた。
そして森脇に向かって「どうぞ・・・」と優子が声を掛けると、森脇はまるで幽霊のような暗い声で「・・・はい・・・」と低く返事をしたのだった。

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森脇が16階に上がって来るまでに着替えてしまおうと、優子は寝室のクローゼットへと急いだ。
いつも部屋着にしているトレーナーを脱ぎ捨て、慌ててクローゼットの扉を開けると、クローゼットの扉の裏に付いている大きな等身大の鏡が、下着姿の優子を鮮明に映し出した。

今年の4月で27歳になる優子だったが、しかしそのプロポーションは学生時代のその時と何ら変わる事なく、見事なまでのスタイルを維持していた。
それは、優子がまだ子供を産んでいないという事と、OL時代に始めたエアロビクスを松太郎と結婚してからも今だ続けているからで、まして、優子の肌艶が若々しいのは、週に2回、このマンションの地下にあるエステに通っているからだった。

白魚のように手足がスラリと細く長い優子は、大胆に突き出した大きな胸と形の良い尻に比例して、キュッとくびれたウェストと小顔が、まるでファッション雑誌から飛び出して来たモデルのようであり、又、その顔も、大きな瞳と小さな唇がバランス良く整っており、笑顔がとてもよく似合うフランスの少女のような可愛らしい表情を持っていた。
若くして年商100億を稼ぎ上げる大松運輸社長鴨下松太郎が一世一代を賭けて惚れた女だけあって、優子は実にイイ女だった。

そんな完璧なまでの「イイ女」の優子に対し、松太郎にはただひとつだけ気に入らない所があった。
それは、優子がセックスに対して妙に淡白という事である。

優子とのセックスは週に1度ないし2度と制限されており、毎日でも優子を抱きたい松太郎にとってはこの回数は非常に辛いものがあった。
まして、週に一度のセックスもフェラやクンニといったオーラルセックスは一切禁止で、指マンさえも優子は「ヤダ・・・」と拒否して来る始末。これだけの美女を抱けるというのに部屋の照明までも消され、ただ子作りの為だけに暗闇の中でセッセと腰を動かしては種付けしている松太郎は、この件に関して大いに不満であった。
しかし優子は、どれだけ松太郎が説得しようとも、それらの行為を一切受け付けようとはしなかった。
優子はセックスに対して異常なほどの潔癖性なのである。

そんな優子の体質を改善しようと、松太郎はあの手この手で優子にアプローチしてみた。
濃厚なAVを見せたり、全身を悩ましくクネクネ動かすバイブ等を購入したり、はたまた松太郎が所有する競走馬の交尾を見せつけたりと、あらゆる手段で優子に性的興奮をさせようと試みたが、しかしどれもこれも失敗で、逆に優子からは「気持ち悪い・・・」と冷めた目で見られる始末だった。

そんな松太郎は、もしかしたら優子には肉体的若しくは精神的に何か欠陥があるのではないかと心配し、わざわざドイツへと足を運び世界的に有名な専門医を尋ね、優子の相談をした事がある。
悲痛な表情をした松太郎が「妻がフェラもクンニも嫌がります。露出とか乱交とかもどーいうワケか異常に嫌がるのです。妻の・・・妻のどこがいったいおかしいのでしょうか!教えて下さい!」と涙ながらに訴えると、専門医は、「おかしいのはアナタです」と一言だけ言って、無惨にもそのカウンセリングはそれで終了した。

極上のプロポーションと見事な美形。そして愛くるしい笑顔と時折見せるゾクッとするようなセクシーな面を持つ最高級の妻を持ちながらも、それを自由に出来ない松太郎。

しかし松太郎はまだ諦めていなかった。

何故かというと、その毎週1回寝室の暗闇の中でコソコソと行なうセックス時に、確かに優子はオマンコをヌルヌルに濡らしているからである!そう、決して優子は不感症やセックス嫌いというワケではないのだ、暗闇セックスの最中にシーツを汚すくらいアソコを濡らし、時折激しいアエギ声を暗闇に響かせる優子は、本当はセックス大好きドスケベ女なのである!ただ優子はそれらの行為に馴れていない事から妙に臆病になり拒否しているだけなのである!そう、優子は「食わず嫌い」というヤツなのだ!

・・・そう思い込んでいる松太郎は、「いつの日か必ずやあの美脚に顔を埋めヌルヌルのオマンコをクンニしてはヒィーヒィー言わせてやる」という下品な野望を密かに抱いているのであった。

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カチャ・・・
ワンピースに着替えた優子がマンションのドアの鍵を開けると、廊下にはまるでお通夜の帰りのような表情をした森脇と、その後でグッタリと項垂れている森脇運輸の専務がボンヤリと立ちすくんでいた。

「・・・どうぞ・・・」
優子がドアを大きく開けながら2人を部屋に招き入れる。
「・・・どうも・・・」
森脇は優子の目も見ず小さな声で呟いた。

いつもなら「奥様、いつ見てもお美しいですねぇ~」とかいうC調なノリで元気よく部屋に入って来る森脇だったが、しかしこの日は「・・・どうも・・・」と気の抜けた一言を言ったきりで、そのまま2人はノソノソと部屋に入って来た。

森脇と森脇運送の専務の2人はリビングに通された。本来ならば、客は応接室と呼ばれる部屋に通されるのだが、森脇だけはいつも特別にリビングに通されていた。リビングというプライベートな空間には大松運輸の重役でも滅多に入る事は無い。そんな部屋に通されるという事は、森脇がそれだけ松太郎から信頼を受けているという証拠でもあった。

リビングのソファーに座るなり森脇はさっそく何やら深刻そうな話しを始めた。森脇の隣りで項垂れている専務は今にも泣き出しそうな表情だ。
そんな2人を交互に見つめながら話しを聞いている松太郎もまた今までにない深刻な表情で話を聞いていたのだった。

キッチンカウンターでコーヒーを立てながらもその重苦しい雰囲気を肌で感じていた優子は、妙な胸騒ぎがして溜らなかった。
というのは、森脇の松太郎に対するその態度が、いつもの従服姿勢ではなくどこか攻撃姿勢に見えるのだ。

松太郎が煙草を喰わえた時もそうだ。いつもなら松太郎が煙草の箱を手にしただけで森脇はシュッというライターの音を誰よりも早く鳴らしたものだが、その日は松太郎が煙草を喰わえても森脇はポケットからライターすら出そうとしなかった。あと、いつもなら松太郎が一方的に話しの主導権を握り森脇はそれに対してただ返事をするだけなのに、しかしこの日は森脇が一方的に話しを進め、それに対し松太郎が「うむ、うむ」と返事をしているという感じなのだ。

そんないつもとは違う森脇の態度に敏感になっていた優子は、いつもならコーヒーを出した後はさっさと自分の部屋へ行ってしまうのだが、その日は妙な胸騒ぎがする為、キッチンの奥で片付けをするフリをしながらリビングから聞こえて来る話し声に聞き耳を立てていたのだった。

「だからそれは社長が大丈夫と太鼓判を押したからじゃないですか」
その言葉は、いつも猫撫で声の森脇からは想像も付かない荒々しい言い方だった。
「太鼓判など押したつもりはない。私はただ松波物産との契約を『いいんじゃないか』と賛成しただけだ」
松太郎はいつもとは違う穏やかな口調でそう答えた。

これは明らかに松太郎が追いつめられている、と優子は悟った。
というのは、いつも強気な松太郎は自分の事を「俺」と上から目線で呼ぶが、しかし松太郎が自分の事を「私」と呼ぶ時はそれは下から目線の時だという事を優子は知っていたからだ。1年前に松太郎の浮気が発覚した時もそうだった。松太郎は浮気相手にメールを送ったつもりだったがなんとそのメールを間違えて優子のアドレスに送信してしまうという失態を犯してしまった事がある。しかもそのメールの内容は、17歳の誕生祝いに300万円のダイヤの指輪を買ってやるから新宿公園で露出プレイをしてほしい、という何とも馬鹿げた内容で、そのメールを見た優子はあまりのバカバカしさに怒るどころか笑ってしまったほどだった。笑いながら優子がそのメールを松太郎に突き付けると、松太郎は懸命に言い訳を始めたのだが、いつもなら強気の姿勢で「俺」と呼んでいるのを、その時ばかりは額に汗をいっぱい浮かべて「私」と呼んでいたのだ。

そんな松太郎の性格をよく知っている優子は、森脇と話し合う松太郎が自分の事を「私」と呼び始めた時点で、松太郎が弱気になっている事を悟ったのであった。

「鴨下社長、御自分の御立場を考えてみて下さい、あなた様ほどのお方が『いいんじゃないか』と言えば我々下請け会社は松波物産を信用するに決まっているではありませんか」
項垂れていた専務が肩をブルブルと震わせながら松太郎の目をジッと睨みそう言った。
学生時代にアメフトの選手だっただけはあり、筋肉に包まれた体躯を持つこの専務の睨みは妙に迫力があった。歳もまだ20代と若く、もしこんな男と松太郎とが取っ組み合いにでもなったら松太郎などひとたまりもないと、優子はそう心配しながらキッチンカウンターの影でリビングの様子を伺っていたのだった。


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かれこれリビングの話し合いは1時間を過ぎようとしていた。
話し合えば話し合うだけ不穏な雲行きになって行っていくのが、話しの内容を把握していない優子にも手に取るようにわかった。

「いったい私にどうしろと言うのだ」
松太郎がゆっくりと腕を組みながら森脇の顔をグッと睨む。
「責任を取って下さい」
森脇も松太郎の顔を力強く見据えながらハッキリとそう言った。
「責任とはなんだね」
「松波物産にパクられた手形分の4000万、責任取って頂きたい」
松太郎はフッと笑った。そしてテーブルの上の煙草にゆっくりと手を伸ばしながら「どうして私が・・・」と呟いた、その時だった。
なんと、いきなりガバッとソファーを立ち上がった専務が、煙草を取ろうとする松太郎の手を蹴飛ばしたのだ。
そしてソファーに座る松太郎の胸ぐらを掴み上げ「あんた松波と仕組んだだろ!」と怒鳴ったのである。

それをキッチンから見ていた優子は、いつもは大嫌いな森脇をこの時ばかりは心の底から頼った。
あのアメフト野郎を止められるのは森脇しかいないのだ。
しかし、そんな優子の願いは脆くも崩れ落ちた。
なんと森脇は、アメフト専務を止めるどころか、胸ぐらを掴まれて苦しそうにしている松太郎に向かって、「あなたが松波物産と仕組んでウチの手形をパクったのはわかってるんです!ウチの手形を返すか、それとも4000万耳を揃えて返すか、どっちかにして下さい!」と、松太郎を追い込み始めたのだ。

これはマズイと思った優子は、ソファーの上で巨体のアメフト専務に首を絞められ「ウグウグ」と苦しんでいる松太郎の元に走りよった。
「森脇さん、何があったかは知りませんが暴力だけはヤメて下さい」
優子はそう言いながら専務の丸太ん棒のような太い腕にしがみついた。

そんな優子を見た森脇が仕方なく専務に向かって「おい・・・」と声を掛けると、専務は「ちっ!」と舌打ちをしながら乱暴に松太郎の首から手を離した。

絞められていたガウンの襟元を解きながらハァハァと息を切らす松太郎は、優子の影に隠れながらも「森脇・・・こんな事をしてタダで済むと思うなよ・・・」と森脇の目を睨んだ。
「あなた、もうヤメて」
これ以上この2人を刺激するのはマズいと考えた優子はなんとか松太郎の言葉を止めようとするが、しかし松太郎は腹の虫が治まらないのか森脇に向かって次々に暴言を吐き散らした。

「森脇!誰のおかげでおまえがここまでなれたと思ってるんだ!おまえら二度とこの業界でメシを食えないようにしてやるから覚悟しておけ!」
必死な優子の制止も聞かず、松太郎がそう森脇を罵った時だった。

「だったらテメーもメシ食えなくしてやるよ!」
森脇はいきなりそう叫ぶと、上着のポケットの中から刃渡り15センチほどの文化包丁を取り出した。
「森脇さんやめて!」
優子がそう叫びながら松太郎に抱きつくと、「アンタは黙ってろ!」と専務が優子の髪の毛を引っ張り、松太郎の体から引き離した優子を床に叩き付けた。

「社長・・・4000万の責任を取ってもらえないなら、あなたの命で責任取って貰いますよ・・・」
包丁を光らせた森脇が松太郎に近付いて行く。「やめてー!」と叫ぶ優子は、専務の丸太ん棒のような太い腕で床に押さえつけられていた。

ゆっくりと歩み寄る森脇の包丁が、ソファーに座る松太郎の目の前に突き付けられた。
「森脇さん!ちょっと待って!」と床でもがく優子を、専務が「黙ってろ!」と叫びながら床に捩じ伏せた。顔面を床に押し付けられた優子は「やめてー!」と叫びながら手足をバタバタと暴れさせている。

「・・・わかった。俺の命をくれてやる。だから妻にだけは手を出すな」
松太郎は包丁を眉間に突き付けられた状態でそう言う。松太郎が「私」から「俺」に変わった瞬間だった。
「・・・どうしても4000万を払わないというんだな」
森脇は包丁を持つ手をブルブルと震わせながら低く呟いた。
「あぁ、払わない。俺は松波なんかと仕組んだ覚えはない。だから4000万などおまえらに払う筋合いはない。それを信用できないなら俺を殺すがいいさ。関係のない俺を殺して20年でも30年でも刑務所で暮らしやがれ・・・」
松太郎は完全に開き直っていた。包丁を突き付けられたまま煙草を吸おうとすらしているのだ。

「・・・キサマ・・・・」
そんな松太郎に、包丁を握る森脇の手は更に激しく震え始めた。
「あなた!いますぐ4000万払ってあげて!お願い!」
森脇の尋常ではない様子に恐れを成した優子は床に顔を押し付けられながらそう叫んだ。

「おい、森脇よ。おまえの望み通り俺の命はくれてやる。ただ、これは優子には関係のない事だ。おまえも森脇運送の社長とまで呼ばれた男なら関係のない女にゃ手を出すんじゃねぇ・・・」
松太郎は煙草の煙をフーっと吐くと、まるで時代劇のような口調でそう言った。

「くっ・・・くそうっ!」
森脇は松太郎の眉間に突き付けていた包丁を下ろした。
そして専務に向かって、「こいつを縛り上げろ」と命令すると、苦々しい表情のままソファーの上にドスンと腰を下ろしたのだった。


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両手両足に手錠を嵌められた松太郎は床に座らされていた。
まるでこうなる事がわかっていたかのように森脇は、黒いカバンの中から手錠やロープといった物騒な物を次々に取り出しては、それで松太郎の体を身動きできないように拘束した。

「これは、アンタがウチの会社に対して4000万円の被害弁償をするという内容が書かれた『念書』だ。この書類にアンタの直筆でサインして貰いたいんだが・・・どうだ?」
森脇は床に座らされている松太郎に、念書を突き付けながらそう言った。
しかし松太郎は「ふん!」と鼻で笑うと、まるで歌舞伎の弁天小僧のようにプイッと横を向いてしまった。
「・・・だろうな。強情なアンタの事だ一筋縄で行くわけがないよな・・・」
森脇はそう言いながら、ゆっくりと優子に顔を向けた。
「奥さん、そういう事だから、まぁ関係のない奥さんには悪いけど、ちょっとアンタにも協力して貰うよ・・・」
森脇がそう言うと、専務が優子の体を「ほら!」と森脇の方へと突き飛ばした。

「・・・わ、私に、何を協力しろと・・・」
「うん・・・まぁ、お宅の御主人様は強情だからね・・・こうでもしないとこの念書にサインしないでしょ・・・」
ソファーにふんぞり返った森脇は、そう言いながらゆっくりとズボンのチャックを下ろした。

「森脇・・・キサマ・・・」
怒りに顔を引き攣らせた松太郎の両手のクサリがチャッ!と鋭い音を立てた。しかし、リビングの洋酒棚に足の手錠を嵌められている松太郎は、それ以上身動きが取れなかった。

「さ、奥さん。コレ、御主人様が見ている前でペロペロしてくれるかな・・・」
森脇は、太ももの上でダラリンと項垂れている大きなペニスを弄びながらニヤニヤと笑った。
そして優子の後で身構えている専務に向かって「もしこの女が言う事を聞かないなら、アイツの指を一本ずつ切り落して行け。ただし右手の指は残しておけよ、念書にサインできなくなったら困るし、それにセンズリができなくなったら可哀想だしな」と、ケラケラと笑い出した。

「ほら、奥さん何してんだよ、早く舐めないと旦那さんの指が1本ずつ切られてドラえもんのようになっちまうぜ・・・」
森脇は萎んだペニスを指でバタバタと振りながらそう言うと、優子の体を舐めるように見回した。
優子は戸惑いながら身動きできない松太郎を見る。
優子と目が合った松太郎は、下唇をギュッと咬むと、「くそう・・・」と悔しそうに呟き、諦めたかのようにガクンと項垂れたのだった。

専務が優子の小さな体をドンと森脇のソファーへ突き飛ばした。
突き飛ばされた優子は、森脇が座るソファーの足下にガクンと崩れ落ちる。
森脇の指が優子のサラサラヘァーを優しく撫で始めた。そしていきなりその髪をグッと鷲掴みにすると、森脇は自分の股間に優子の顔を引き寄せたのであった。

優子の目の前で項垂れている森脇のペニスから、プ~ンという饐えたニオイが漂って来た。
基本的にオーラルセックスを好まない優子にとって、馴れていないこのニオイは格別に吐き気がしたのだった。



優子が初めてフェラをしたのは今から8年前、まだ女子校に通う高校生の頃だった。
当時、モデルにならないか?としつこく優子に付きまとっていた自称芸能プロダクションの社長に、毎月50万のギャラでファッション雑誌に出してやる、という実に子供騙しな言葉でまんまと釣られ、その日のうちにラブホテルへ連れて行かれた優子は、インチキ中年親父に散々汚されたのだった。
ベッドの上で大きく股を開かされるとアソコがふやけるくらいに延々と舐められ続け、そして次には親父の包茎チンポを嫌というほど延々としゃぶらされた。挙げ句の果てには「小便を飲ませてくれ」と言われ、あんまりしつこいから本当に男の口の中に小便をしてやると、男は嬉しそうに悶えながら、「じゃあ、お返しに・・・」と優子の口の中に小便をし、おもいきり優子にゲロを吐かせた。
結局、そのインチキ親父には朝までラブホテルに監禁され、ありとあらゆる変態行為を強要された。これは後で知った事だが、その親父はかなりの覚醒剤中毒者らしく、そのせいか、何度射精しても親父のペニスはすぐに回復し、その度に優子は激しく犯され続けていたのだった。

そんな凄まじい体験を思春期に経験していた優子は、その後、付き合った男とは一切フェラやクンニといった行為をしなくなった。当然、結婚してからも一度も松太郎にはそれらの変態行為はしていない・・・・。




「綺麗な唇してるね・・・奥さん・・・」
森脇が優子の閉じられた唇を人差し指で優しく撫でた。
「その唇で優しくコレを包んでくれないかな・・・」
森脇のペニスは先程よりも少しだけ大きくなっていた。

「・・・優子・・・やめろ・・・」
松太郎が項垂れたままそう呟いた。
「オマエは黙ってろ!」
すかさず専務の爪先が松太郎の腹に食い込み、松太郎は「うっ・・・」とエビのように丸くなってしまった。

「お願い!何でも言う事を聞くから乱暴をヤメさせて!」
優子はペニスが剥き出しになった森脇の太ももにしがみつきそう悲願した。
「・・・だったら早く舐めろ。アンタがモタモタしてるから旦那が痛い目に遭わされるんだよ」

焦った優子は森脇のペニスをゆっくりと握った。表面はまだダラリンとしているが中の筋肉は少しだけコリッと固くなっている。いわゆるアルデンテ状態の森脇のペニスを優子はゆっくりと唇に近づけた。
ペニスの大きさに合わせて唇を静かに開く。形の良い唇の奥で、歯並びが整った真っ白な前歯が輝いていた。
唇に亀頭が触れる。それはまるでグミキャンディーのような感触だった。
亀頭の回りに白いネチャネチャの垢が所々に付着しているのが見えた。それがイカのようなニオイを発している事に気付いた優子は、鼻の息を止め目をギュッと閉じたままゆっくりと口の中へペニスを入れたのだった。

ソファーにふんぞり返る森脇はニヤニヤと笑いながらそんな優子を見下ろしていた。
そしてただペニスを口の中に含んでいるだけの優子に、自ら腰を動かしながら半起ちになったペニスを優子の口の中にピストンさせた。
「奥さん・・・舌、使ってくれよ・・・」
森脇はそう言いながら、優子の肩を掴んでいた手を静かに下へと滑らせた。
ポッコリと膨らんでいる優子の胸を優しく撫で回す。

優子はどうやって舌を使っていいのかわからず、とにかく滅茶苦茶に口の中で舌ベラを動かし亀頭をヌルヌルと転がした。

そのうち、森脇のペニスが段々と固くなって来て、優子の小さな口の中でカチンカチンに膨張した。
鉄の棒のように固くなったペニスに密着する優子の唇から、チュプチュプ・・・といういやらしい音が響き始めた。
その音を松太郎に聞かれたくないと優子は慌ててスピードを緩めるが、しかしそうすると今度は森脇の腰が容赦なく動き始め、その音は部屋中に響き渡るくらい大きな音になってしまっていたのだった。

松太郎から隠れるようにして森脇のペニスを口に含んでいた優子だったが、森脇は項垂れる松太郎を「おい」と呼び、顔をあげた松太郎に対し、優子の口とペニスとの結合部分をわざと見せつけたりした。

「・・・も、森脇!・・・」
妻が他人の肉棒をしゃぶるシーンをモロに見せつけられた松太郎は、足と手にガッチリと嵌められている手錠の鎖をガチャン!と鳴らし叫んだ。
「なんだい・・・あぁぁぁ・・・オマエの女房、結構上手いぜ・・・・」
「待て!わかった!わかったからもうヤメろ!その念書にサインするから頼むからもうヤメてくれ!」

森脇は「よし・・・」と言うと、優子の口の中からペニスをヌポッ!と引き抜いた。
そして専務に向かって「おい」と言うと、その念書とペンをテーブルの上に並べさせ、そして手錠が嵌められている松太郎の右手にそのペンを握らせたのだった。

松太郎はペンを握ると、テーブルの上の念書に達筆で名前を書いた。
そして松太郎から顔を背けるようにして項垂れている優子に向かって「おい、金庫から実印を持って来い!」と叫んだ。
「は、はい」
慌てて立ち上がる優子は、松太郎から顔を背けながら金庫のある寝室へと走って行ったのであった。


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寝室のクローゼットの奥にドッシリと置いてある金庫をガチャガチャっと手早く開けた優子は、一刻も早く森脇達に帰ってもらいたいが為に大急ぎで実印を取り出した。
ガシン!と頑丈な金庫の扉を閉めると、実印を手にした優子はクローゼットの扉を閉めようとした。
と、その時、クローゼットの扉の裏に貼付けてある等身大の鏡にニヤリと笑う森脇の姿が映った。

「はっ!」と、優子が後ろを振り返ると、ギンギンに勃起したペニスをシコシコとシゴきながら森脇が優子をジッと見つめていた。
「な、なんですか・・・」
「・・・コレ・・・どーしてくれるのよ・・・ほら、こんなに大きくなっちゃって・・・」
「・・・し、知りません!」
優子が森脇の体をすり抜けようとすると、森脇は優子の細い体にガッシリと抱きついて来た。
「やめて下さい!・・・」
「おい、大きな声を出すなよ奥さん・・・こんな事してるのが旦那にバレて困るのはアンタのほうだろ・・・」
森脇はそう言いながら優子にキスを求めて来た。
「いや!・・・」
森脇から必死で顔を背けようともがく優子の耳に、森脇の唇がグッと押し付けられた。
「今からでもテメーの旦那をカタワにする事ぁ出来るんだぜ・・・」
森脇は耳元でそう呟きながら優子の胸を鷲掴みにした。

「・・・一度でいいからアンタのアソコを舐めさせろよ・・・な、アンタはほんの少しの間だけ寝転がってればいいんだよ・・・ペロッと舐めたらそれで許してやるから・・・・」
森脇は腕の中でモガいている優子の耳元にそう囁きかけるが、優子は「いや!」と必死にモガくばかりだった。
「じゃあテメーの旦那がカタワになってもいいって言うんだな?指、アイツの指、本当に2、3本切り落してもいいんだな?」
優子のモガきがピタリと止んだ。
「な・・・すぐに終わるから・・・ちょっとだけペロッと舐めさせてくれればいいんだよ・・・」
森脇は優子のワンピースをたくし上げ、ムチムチに露出された優子の尻をモミモミと弄った。
「サッサとヤッちまえば旦那にもバレないって・・・・ま、アンタがここで抵抗してもどーせ強引にヤられるだけだけどな、そーなれば旦那にもバレるし結局はアソコ舐められるしで、損するだけじゃねぇか・・・な、だからさ、旦那にバレないようにサッサと終わらせちまうから・・・・な・・・・」
森脇はパンティーの上から優子の恥骨をスリスリと擦りながら下品な笑いを浮かべている。

「・・・ほ、本当に舐めるだけですね・・・」
「ウソじゃねぇよ、舐めるだけさ。俺はアンタのパンティーのシミのニオイを嗅いでからというもの、アンタのココのニオイが忘れられなくてね・・・一度でいいから生でアンタのココを舐めてみたかったんだ・・・」
森脇は「ココ」と言いながら優子の股間に手を押し込んだ。

やっぱりあの時この男は私の下着を・・・・
優子は悔しさのあまり泣き出しそうになっていた。しかし、今はそんな事をしている場合ではない。こんな所で森脇とノロノロしていると、本当に松太郎に疑いを掛けられかねないのだ。
ここはサッサと終わらせてしまった方が得だと考えた優子は、小さな声で「早く終わらせて下さい」と呟いたのだった。

               7


ベッドの上で横になった優子は、パンティーを下ろそうとする森脇に「自分で脱ぎます」と言い捨てると、素早くパンティーを脱ぎ、そのパンティーを枕の下に押し込んだ。

ノーパンになった優子を見て、森脇は「へへへへへ」といやらしく笑うと、優子の長い足を両手でガッシリと掴み、ゆっくりとM字に股を開かせた。
「へぇ~・・・結構キレイな色してるね・・・あんまり使ってないのか?・・・」
森脇は優子の股の間に顔を潜り込ませながら呟いた。
優子はそのあまりの屈辱に耐える為に、「ここは産婦人科なんだ・・・ここは産婦人科なんだ・・・」と何度も自分に言い聞かせていた。

森脇のゴツゴツとした手の平が優子の恥骨に「ふわっ」と広がる陰毛を優しく包み込み、それを手の平の中でふわふわと弄んだ。
「へへへ・・・タンポポみたいに柔らかいオケケだな・・・」

森脇の手の平はそのまま優子の股関節を滑り、まるで新鮮な白ネギのように白く光る優子の太ももの裏に到達すると、その木目細かな肌の感触を楽しむかのように、森脇は太ももから尻へと何度も手の平を往復させた。
「こりゃあゼリーみたいな肌だなぁ・・・あぁ、ブルブルして気持ちイイ・・・」
森脇は優子の太ももの裏に頬を擦り付けながら目を細めている。

「早く・・・終わらせて下さい。主人が怪しみます・・・」
優子は両手で顔を覆ったまま、股間に顔を埋める森脇にそう言った。
「そう慌てんなよ・・・オマエみたいな上玉はもう二度と弄れねぇんだから、ゆっくり楽しませろよ・・・」
「約束が違うわ。早く、お願いだから早くして」
「ひひひひ。わかったよ。早く早くって言われると、まるで早く入れて欲しい見てぇだぜ・・・」

森脇はそうニヤニヤしながら、優子のアソコに太い指を這わせる。いきなりクリトリスを触られた優子は下半身をビクン!と震わせた。
するとどう言うわけか森脇の指がピタリと止まった。
止まったままの森脇は何かを考えているようだ。しばらくするとまた森脇の指は動き始め、そしてそのままその指は膣へと滑り降りた。

「・・・ふん。アンタ、さっきから嫌がってるけどさぁ・・・なんだよコレ・・・穴がヌルヌルじゃねぇか・・・」
森脇のその言葉に、両手で顔を覆っていた優子は、手の平の中でキュッと顔を顰めた。

そう、それはずっとさっきから優子自身が一番気付いている事だった。
優子がソレに気付いたのは、リビングで森脇からペニスを見せつけられた時からだった。
松太郎以外の男のペニスを目にするのは、結婚前に付き合っていた元彼以来だった優子は、森脇からペニスを見せつけられた時、少なからずも別の感情が生まれていた。
旦那の松太郎とセックスする時でさえ部屋の照明を真っ暗にしていた優子にとって、あらかさまに見せつけられた他人の肉棒は刺激が強すぎたのだ。
今まさに、目の前で旦那がリンチされようとしている時に・・・と、優子はそんな感情を押し殺す為に自分を戒めたが、しかしそう思えば思うほどその感情は敏感に膨らんできた。
そして森脇のソレを握らされ、口の中に押し込められた時、その感情は明らかに性的興奮へと変わっていた。
優子の口の中でムクムクと大きく膨らんで行く森脇のペニス同様、優子の性的興奮もムラムラと大きく膨らんで行ったのだった。
他人のペニスを口に含まされ、その色、その舌触り、その香り、を容赦なく味わされた優子は、プチャプチャといやらしい音が立ち始めたときからアソコが濡れている事に気付いていた。
もしあそこで松太郎が念書を書くと言わなかったら、もしかしたら森脇のペニスをしゃぶりながらいやらしい声を出していたかも知れない、と、金庫から実印を取り出そうとしていた優子は背筋をゾッとさせていた。
そんな時に、またもや森脇から勃起したペニスを見せつけられ、挙げ句には耳元で「アソコを舐めさせてくれ・・・」などと囁かれたのだ。


「おいおい・・・天下の大松運輸の社長夫人ともあろう人が、下請け業者に悪戯されてこんなにオマンコを濡らせてていいのか・・・・」
森脇はグジョグジョに濡れている優子のオマンコの中にヌルッと人差し指を入れた。
「うっ!・・・・」と、腰を反らす優子を見て、森脇が「アンタ、もしかしたらマゾか?」と、穴の中でクチュクチュと指を動かした。

マゾ・・・。
確かあの時もマゾだと言われた・・・と、優子はあの時の事をふいに思い出した。
あの時の事とは、そう、女子高生時代にインチキ親父にラブホへ連れ込まれ、朝まで変態セックスを強要されたあの時の事だ。
インチキ親父にペニスを舐めさせられ、そして股をおもいきり開かされてはアナルからクリトリスまで満遍なく舐め回されていた優子は、「もう許して・・・」とグスングスンと泣きながらも、しかし密かにインチキ親父の変態愛撫に感じていた。
そして覚醒剤で精力絶倫になった親父に、腰が砕けそうになるくらい激しく攻められていた時も、「もうイヤー!」と泣き叫びながらも、何度も何度も潮を噴き、ベッドのシーツをビシャビシャに濡らしてしまっていた。
そんな優子を見て、インチキ親父は腰をガンガンと突きながら、「おまえはマゾだろ!えっ!イジメて欲しいのか!こうやってイジメて欲しいんだろ!えっ!えっ!」と、優子の尻や頬を何度も引っ叩いた。
その度に優子は、「イヤー!」と叫びながらも絶頂に達していたのだった。

あの時と同じように、優子はイヤと言いながらも、しかし何かを求めている。
これほどまでの屈辱を受けながらも、しかし優子の性的興奮は留まる事を知らず、ムラムラと胸の奥底から沸き上がって来るのだ。
私は本当にマゾなのだろうか・・・・
膣の中で蠢いている森脇の3本の指の動きに必死で声を堪えながら、優子は下唇を強く噛みしめたのであった。

(つづく)

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