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淫欲の死角3

2012/05/19 Sat 02:10

淫欲の死角3




股間にディルドを突き刺したままの妻を優しく抱きしめ、濃厚なディープキスをした。
あれだけ嫌がっておきながらも、これから起きる出来事に興奮しているのか、妻は熱い舌を狂ったように絡めて来た。
そんな妻が無性に愛おしくなった私は、妻の喉の奥まで舐めてやりたい心境に駆られ、更に妻の口内に舌を押し入れると、互いの前歯が激しく当たってはガツガツと嫌な音を立てた。
ヌポッと舌を抜くと、妻は潤んだ唇からハァハァと熱い息を吐いた。頬を火照らせながら熱い息を吐く妻を間近に見て、バックから突かれている時の淫らな妻を不意に思い出した。
居間へ行く前にもう一度ペニスを挿入したいと欲情した私だったが、しかし、既に妻の膣は卑猥なディルドがすっぽりと占領していたのであった。

そんな妻の陰毛に顔を押し付けた。
ディルドと妻の結合部分からは、今朝から濡れっぱなしだった陰部の饐えた匂いと、コンドームに付着したゼリーの香りが混じり合った独特な香りを放っていた。その匂いは、ソープランドの待合室に漂っている、石鹸と汗の匂いが混ざった匂いに良く似ていた。
そんな結合部分の匂いを嗅ぎ、そこに舌先を伸ばしてはチロチロと味を確かめていると,不意に頭上で妻が呟いた。
「あなた……約束して……」
陰毛の隙間からソッと見上げると、妻は今までにない深刻な表情で私を見下ろしていた。
「なんだい、約束って……」
「あなたの言う通り、先生の前でちゃんとオナニーするから、だから先生にはこれを最後にして……私がイったらもう先生を返してあげて……」
妻はそう呟きながら、「お願い」と両手を合わせた。
私はゆっくりと立ち上がりながら、「あの先生とヤリたくないのか?」と妻の顔を真正面から見た。
「……そんな事をしたら……本当に洋一は……」
妻は眉間にシワを寄せながら息を詰まらせた。
「でもなぁ……それじゃあコレが納得しないだろ……」
私はそう笑いながら、太い血管が浮かび上がったペニスをがっしりと握り、ディルドが刺さる股間に亀頭を擦り付けては妻の陰毛をジョリジョリと音立てた。
「先生が帰ったら何でもします。あなたの言う事をなんだって聞きます。だから、だからお願い」
私は今にも泣き出しそうな妻の前髪を、指でサラサラと解きながら聞いた。
「……じゃあ、フクロウ親父のチンポも舐めるって言うのか?」
妻はそんな私の交換条件に、迷う事無くコクンと頷いた。
因みに、フクロウ親父というのは、裏の公園に住み着いているホームレスの事だった。以前から妻には、その親父の前で放尿させたり、陰部を剥き出してオナニーをさせたりしていたが、さすがにフェラだけは激しく拒絶していた。
なのに妻は、今、フクロウ親父のペニスをしゃぶるとはっきりと約束した。
息子の為ならばホームレスのペニスでもしゃぶるという妻に、鬼子母神の底力のような恐怖を感じた私は、もはや「わかったよ」と頷くしかなかったのだった。


再び居間に戻った妻は、なにやらノートにせっせと書き込んでいた先生に「お待たせしました……」と微笑むと、膣に挟まったディルドを気にしながら卓袱台にゆっくりと腰を下ろした。
「体調は、もうよろしいのでしょうか?」
若い先生は背筋をピンっと伸ばしながら、心配そうに妻の顔を覗き込んだ。
「はい……少し横になっていたら落ち着きました……お忙しいのにお時間を取らせましてすみません……」
妻は一刻も早く先生を返そうとしているのか、わざと先生を急かすかのようにそう言った。
しかし先生はのんびりしていた。
「洋一君の家が最後ですので気になさらないで下さい。時間はたっぷりございますから」と爽やかに笑う先生を複雑な表情で見つめながら、妻は卓袱台の下で、ディルドが挟まった下半身をモゾモゾと蠢かせていたのだった。

「こちらを見て頂きたいのですが……」
先生はそう呟きながら、卓袱台の上に広げた一枚の紙を妻に向けた。
「これは、洋一君が三年生の時の通知表なんですが、これを今と比べて見ますと……」
先生は広げた通知表を指差しながら、算数の成績がこの一年間で酷く落ちていると指摘した。
そんな先生の話しを聞きながらも妻の目は完全に泳いでいた。妻はいつ私から合図があるのかと落ち着かない様子だった。
そんな妻の焦った様子がサディストな私を刺激した。
子を想う母。そんな強い母親の内部には、その強さとは裏腹なマゾヒズムな変態性欲が潜んでいる事を、夫である私はよく知っているのだ。
(徹底的に追い込んでやる……そしてあいつに最高のエクスタシーを与えてやろう……)
そう微笑む私は、寝転がっていた床をゆっくりと立ち上がると、ズボンからだらしなくはみ出ていたTシャツを素早く直した。
台所の床を、ミシッ、ミシッ、と二、三歩鳴らしながら、戸の前で「綾子?」とわざとらしく声を掛けると、磨りガラスが嵌った古臭い戸をキリリリリリッと開けた。
愕然と目を見開いた妻の顔が私の目に飛び込んで来た。同時に、サッと振り返った若い先生の細いアゴが、淫欲でギラギラと輝く私の目に飛び込んで来た。
「あ、これはどうも」
私はわざとらしく頭を下げると、そのまま妻の隣りに進みながら「洋一の父です。いつも洋一がお世話になっております」と先生に挨拶をした。
先生は私がいる事に酷く驚いていた。
私は妻の突き刺さるような視線を無視しながら「今日はたまたま仕事が休みでしてね」と先生に告げると、先生は「それは丁度良かったですね」とその萎びた青ネギのような弱々しい顔をパッと明るくさせては、バカみたいに喜んでいたのだった。

再び先生が洋一の通知表を示しながら話し始めると、私と妻は顔を寄せ合いながらそれを覗き込んでは、いちいちわざとらしい相づちを打っていた。
卓袱台の下で、妻の太ももにソッと手を伸ばすと、まるで電気を流されたかのように妻の太ももがピクンっと跳ねた。
私の指がジワリジワリと陰部に進むにつれ妻の体が硬直した。
二人は息を殺しながら先生が示す通知表をジッと見つめ、先生の言葉にひたすら頷きながらも、指がそこに到達する瞬間を待った。
テラテラのパンティー生地が私の指先に触れた。私は先生の言葉に「なるほど」などと答えながら、その中心部に飛び出しているディルドの底を摘んだ。
「やっぱり塾に通わせたほうがいいんですかね……」
先生にそう聞きながら、摘んだディルドの底をゆっくりと上下に動かすと、それを拒むかのように膣筋がディルドを激しく締め付けた。
妻は膣筋を働かす事でディルドのピストンを食い止めようとしているようだった。
それは私に抵抗しているつもりらしいが、しかし、それは逆だった。膣筋を締めれば締める程にディルドが膣壁に密着する為、ほんの少しディルドが動くだけでも膣内に激しい刺激を与えていたのだ。
そんな妻は、私がディルドを動かす度に、鼻をスススッと鳴らした。もはや先生の話しを聞くどころではなく、いつしか下唇を噛みながら俯いてしまった。
私は妻の手をソッと引き寄せると、その細い指を股間に這わせた。
そしてゆっくりとクロッチを横にズラし、そのズラしたクロッチの端を妻の指に摘ませると、膣に突き刺さるディルドを剥き出しにさせた。

ネトネトに濡れたディルドの底を摘んだ私は、手首をゆっくりと動かしてはディルドをピストンさせた。
白濁汁にまみれたディルドは、まるでウナギが穴に潜り込むかのようにポッカリと空いた穴にその身をヌルリと滑り込ませ、出たり入ったりと繰り返した。
ディルドが膣の擦れる度に妻は鼻息をスーッと吐いた。項垂れたままモゾモゾと尻を動かしていた。
私は妻の右手を掴むと、妻の手にディルドを摘ませた。そして、先生の話しに「うんうん」と頷きながらも、素早く妻の耳元に「……しなさい」と囁いた。
その仕草に気付いた先生が「えっ?」と私の顔を見た。
「ですから……」と慌てた私は、妻と先生の顔を交互に見つめながら、「長嶋さんのお子さんも塾に通ってるでしょ……だから、やっぱり洋一も塾に通ったほうがいいんじゃないかと……なぁ」と妻に同意を求めながら誤魔化した。
「しかしですね、実際、洋一君の学力の遅れは、学校の授業で十分に取り戻せるんです。ですからわざわざ塾などに通わなくても、洋一君がやる気さえ起こしてくれれば……」
そう熱く語る先生の声に混じり、ピチャ、ピチャ、っという湿った音が卓袱台の下で響き始めた。
俯いたままの眉間にシワを寄せる妻はゾッとするくらい美しい顔をしていた。頬をポッと火照らせ、伏せた瞼がヒクヒクと痙攣し、半開きの唇からは微かに熱い息が漏れていた。
そんな妻を不審に思ったのか、先生はいきなり説明を止めると「お母さん、大丈夫ですか?」と不安そうな面持ちで私の顔を覗き込んだ。
シーンと静まり返った居間に、ディルドがピストンする湿った音だけが微かに響いていた。

しばらく沈黙が続いた。
微かな呻き声を洩らす妻を見つめたままニヤニヤしている私に、先生は恐る恐る「あのぅ……」と声を潜めた。
「先程からお母さんの具合が悪そうですので、今日はこれで失礼させていただきます……」
先生がそう言った瞬間、妻は俯いたまま「申し訳ございません。そうして頂けると有り難いのですが……」と答え、私を焦らせた。
私は項垂れたままの妻をキッと睨んだ。勝手にプレイを中断しようとしている妻に怒りを感じた私は、ならばこっちにも考えがあるぞと、卓袱台の上に置いてあった先生のシャープペンをソッと肘に当てた。
シャープペンは音も無く座布団の上に落ちると、そのままコロコロと転がっては卓袱台の下へと消えた。
俯いたままの妻は、そんなシャープペンに気付いていない。

気まずそうにしていた先生は、シャープペンが床に落ちた事をきっかけに、この怪しい空気からそそくさと脱出しようとした。
「では、お母さんの体調が良くなってから、もう一度出直して来ますので……」
そう呟きながら、先生はシャープペンが消えた卓袱台の下を手探りし始めた。私はすかさず足下に転がっていたシャープペンを爪先で蹴飛ばし、先生の手からそれを遠ざけた。

手探りしていた先生は「あれ?」と笑いながら腰を屈めると、更に卓袱台の奥へと手を伸ばした。
私は身震いしながら、そんな先生をジッと見つめていた。
先生がシャープペンを取ろうと卓袱台の下を覗き込んだ時こそが、我々夫婦が今までひた隠しにして来た『淫欲の死角』が暴かれる時だと、私は興奮の熱い息を吐きながらその瞬間を待ちわびていたのだった。

(淫欲の死角・完)



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