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ホルモンを洗う女

2012/05/12 Sat 02:13

140ホルモンを洗う女

《解説》
信州ののどかな農道でひとり黙々とホルモンを洗う女。
卑猥に動く女の大きな尻を見ていた私は思わず欲情し、そんな不気味なモノを洗うくらいなら私のペニスも平気でシコシコしてくれるだろうと勝手にそう思い込み、そして……




 それは、春の信州を一人気ままにドライブしている最中、とある小さな農村で偶然見かけた光景だった。

 田園地帯から細い路地に入ると民家が数軒建ち並ぶ集落に出た。
 決して裕福とは思えない古ぼけた民家。そこから漂う雑民家の佇まいに旅の情緒を感じながら、細い路地をゆっくりのんびり車を進ませて行くと、ふと、朽ち果てた農機具倉庫のような小屋の裏の空き地に、一人の女が何かをじゃぶじゃぶと洗っているのが見えた。
 その後ろ姿からして、年の頃は三十、いや四十に近いかと思われる中年女だった。
 いったい何を洗っているのだろう、と、女のその一心不乱な仕事に興味を覚えると共に、不意に揺れ動く女の尻に目が行った。ジーンズを履いた女の尻は、見事なまでに私の変態性欲をくすぐる卑猥な形をしていたのだった。

 私は、俗に『尻フェチ』と呼ばれる性癖を持つ、四十六才の中年男だった。
 外見はどこにでもいる普通のサラリーマンだが、しかし、その内面は重度の変態性欲者と言っても過言ではなく、特に尻に対しては異常なほどの執着心を持っていたのだ。
 私は、女のいる空き地の少し手前で車を止めると、車内からそっと辺りを見回した。背後には田園が広がり、人の気配は皆無だった。民家の周辺にも人影は無く、その女が何かをじゃぶじゃぶと洗う動きが延々と続いているだけであり、辺りはまるで時が止まったかのように静まり返っていた。
 私はエンジンを掛けたまま携帯電話を見るフリをした。そしてもう片方の手でズボンのチャックを一気に下ろした。
 不意に女が振り返った。何かをじゃぶじゃぶと洗いながら、突然農道の脇に止まった車を不審そうに見ている。
 私は携帯を見るフリをしながら、そんな女の顔をそっと盗み見た。
 疲れた顔をした女だった。化粧をしていないからそう見えたのか、はたまたその汚れたTシャツと履き古したジーンズという、所帯じみた服装がそう思わせたのか、女のその横顔は、まるで『絶望』を絵に描いたような、生きる事に疲れた人間の暗い陰に曇っていた。
 私は、そんな女の一重瞼を遠くから見つめながら、陰茎を握る手をソッと上下に動かした。
 女は顔を元に戻すと、再び一心不乱に何かをじゃぶじゃぶと洗い始めた。
 そんな女の肉付きの良い尻がタプタプと揺れていた。それは率直にセックスを連想させる揺れ具合であり、私は妄想の中で素早く彼女のジーンズを引きズリ下ろした。
 真っ白な尻がジーンズの中からプルルンっと零れ落ちた。そんな尻を乱暴に撫で回しながら、同時に女のTシャツを捲り上げた。

「セックスが好きなんだろ。おまえら田舎者にはセックスしか楽しみが無いんだろ」

 そんな屈辱的な言葉を女の背中に吐き掛けながら、妄想の中の女の白い身体を乱暴に弄ったのだった。

 コリコリに固くなった私の陰茎は、真っ赤な亀頭からダラダラと我慢汁を垂らしながら上下に激しくピストンしていた。昨夜、宿泊先のビジネスホテルにデリヘル嬢を呼びつけ、若い女の尻を存分に愛しながら二回も果てたというのに、私の陰茎は獣のように猛り立っていた。
 次々に溢れ出る妄想の中、そのムチムチとした中年女の尻肉を掻き分け、獣の如く猛り立った陰茎を一気に挿入しようとした瞬間、ふと、私の脳裏に(あんな田舎女、少し小遣いをやればヤらせてくれるかも知れない)という、実に差別的な考えが浮かんだ。
 私は激しく上下する手をゆっくりと止めた。そしてダッシュボードからティッシュを数枚抜き取ると、亀頭に溢れる我慢汁をカサカサと拭き取りながら、もう一度、その差別的な欲望を冷静に考えてみた。

 確かに、その田舎女には貞操観念が無さそうだった。それは、この田園地帯というロケーションが原始的な放牧民を連想させ、暗に『田舎の女はヤれる』という固定観念を植え付けているようであった。
 実際は、この田舎女を落とす事は、渋谷をウロつく茶髪の女子高生を落とす事よりも難しいのだろうが、しかし、そんな固定観念に取り憑かれてしまった今の私には、目の前で尻を振っている田舎の中年女のほうが、いとも簡単に膣穴を貸してくれるようなそんな気がしてならなかったのだった。
 私は、取りあえずあの女と接触を試みる事が先決だと思い、未だ魚が飛び跳ねるように勃起する陰茎をズボンの中に押し込んだ。女と会話でもしながらソッと品定めをし、顔、スタイル、性格を考慮した上でその肉体の値段を決めようと、運転席のドアに手を掛けたのだった。

 ドアを開けた瞬間、生温かい春の風が私を包み込んだ。農道脇を走るコンクリートで固められた巨大用水路には大量の水が満ち溢れ、それがコポコポと小気味良い水音を長閑な田園地帯に響かせていた。
 ドアをバタンと閉めると再び女が振り向いた。その表情は明らかに私を不審に思っているようだった。
 変に警戒されては交渉もうまくはいかないだろうと思い、敢えて大きく背伸びなどしながら、散歩途中の寄り道を装った。
 広大な田園や目の前に迫る山、そして空き地の隅に咲いていた梅の花などをのんびりと見回しながら、私は奇妙な猫撫で声で「こんにちわぁ」と女の背中に話し掛けた。
 何かをじゃぶじゃぶと洗っていた女の動きがピタリと止まった。
 女は、たっぷりと水が張られた巨大な桶のような物からゆっくりと手を引き抜くと、ソッと私に振り返った。
 化粧をしていないせいか、その顔は酷くやつれて見えたが、しかしよくよく見ると然程のブスではないようだった。全体的にムチムチとした体つきは、決してデブではなく、かといって痩せこけているわけでもなかった。Tシャツの前をどっぷりと膨らませる大きな乳が、金田一耕助の映画に出てくる田舎の低能女を連想させた。

「何を洗ってらっしゃるんですか……」

 私はそう微笑みながらのんびりと女に近付いた。
 近付くにつれ、何やら異様な生臭さがモワッと漂い、それまで空き地に溢れていた梅の花の香りを一気に掻き消した。
 女が手を突っ込んでいた巨大桶のような物は、近くで見るとステンレス製の風呂釜だった。雨風に晒されているせいか、そんな風呂釜の表面には赤サビがびっしりと付着し、まるで酒蔵にある古い桶のような色艶を滲み出していた。
 女はそんな私を無視するかのように無言で一瞥すると、再びその風呂釜に手を突っ込み、何かをじゃぶじゃぶと洗い始めた。

「旅の者なんですがね、いやね、ここで穫れた新鮮な野菜なんかを譲ってもらえないかと思いましてね……」

 どうせ畑で穫れた品粗な野菜でも洗っているのだろうと、そう高を括ってその風呂釜を覗き込んだ私は、風呂釜の中で蠢くその物体を目にした瞬間、ヒッと喉が引き攣った。
 それは明らかに生肉だった。それが豚なのか牛なのか魚なのか鶏なのかわからなかったが、解体された生肉である事は確かだった。
 しかもそれは、やたらとヌルヌルと糸を引き、ぐちゃぐちゃと不気味な音を出しては異様に生臭いニオイを発しているのだ。
 一瞬、それは人間の肉ではなかろうかと思った。これほど文明から離れた辺鄙な田舎ならば、奇妙な風習や猟奇的な事件が起きても不思議ではないと即座に思い、急激に足が竦んだ。

「ホルモンだよ。この村の名物の信州牛ホルモンだよ」

 女は風呂釜の中を見つめたままそう呟くと、長靴を履いた右足の爪先で左足の脹ら脛をガサガサと掻いた。
 確かに風呂釜の中で蠢いているソレは内臓だった。赤、白、ピンク、黒、茶色、灰色、とあらゆる色の混じったヌルヌルと光るホルモンが、シルバーのステンレス浴槽の中でぐじゅぐじゅと絡み合っていた。
 正直、背筋がゾッとした。はっきり言ってそのぐじゅぐじゅ感は吐き気を催す程に気持ち悪かった。ホルモンは決して嫌いではないが、しかし、こうやって無造作に錆びた浴槽の中に放り込まれているのを見ると、不意に七〇年代の低俗スプラッター映画を思い出し、そのあまりのグロテスクさに身震いを感じてしまった。

「ここはお肉屋さんなんですか?」

 女の背後から浴槽の中を恐る恐る覗き込みながら、鼻の息を止めてそう聞いた。

「焼肉店だよ」

 女はズズズッと鼻を啜りながら呟いた。ずっと前屈みになっているせいか、鼻が垂れて来るらしい。しかし、手がホルモンで汚れている為、垂れて来る鼻水を拭い取る事が出来ず苦戦していた。

「へぇ〜こんな所に焼肉屋さんがあるんですねぇ……」

 そう呟きながら、農機具倉庫のような小屋の中をソッと覗いた。薄暗い小屋の中には、昔懐かしいドーナツ型の丸椅子が無造作に散らばり、テーブルの上には油でギトギトに光るガスコンロがポツンポツンと並んでいた。

「この店の奥さんですか?」

 そう聞くと、女はズズッと鼻を啜りながら「違うよ。バイトだよ」と面倒臭そうに答えた。
 ふと、この女はこの不気味なホルモンを洗って、いったいいくらの時給が貰えるんだろうと思った。こんな気味の悪い物でも平気で素手で洗っているくらいだから、金さえ払えば私の陰茎など何の抵抗も無くシコシコできるはずだと、私は頷く。
 私は、その行為をどこでしようかと、素早く辺りを見回した。当然、ここいらにラブホなどあるわけない。となれば、やはり車の中が最適だろうが、しかし、田舎者というのは、未だ大久保清の犯行手口を引っ張っているのか、やたらと他人の車に乗る事を怖がるものだ。下手に車に誘えば断られる可能性がある。
 そんな事を考えながら辺りをキョロキョロしていると、空き地の奥の梅の木の裏に、農機具が散乱している荒れ果てた小屋がポツンとあるのが見えた。
 不意に、あの埃っぽい小屋の中で、この不気味なホルモン女の熟れた生尻に、猛り立った陰茎をヌルヌルと出し入れしては互いに悶えるシーンを想像した私は、おもわず熱い息をハァと洩らしてしまった。

 どうやって話しを切り出そうかと迷っていた。田舎には今だ『夜這い』という風習が残っている所もあるらしいから、ざっくばらんに黙って金を握らせるのもひとつの手かもしれない。
 そんな事をアレコレと考えていると、不意に小屋の中から髭面の大男がノソッと顔を出した。

「マサちゃん、それ洗ったら昨日の網も一緒に洗っといてくれや……」

 男は気怠そうに女に呟くと、その冬眠中の熊のような顔で私をジロッと見据えた。

「……あんた誰?」

「あ、はい、たまたま通りかかった旅の者です。いやぁ、こんな綺麗なホルモンを見るのは初めてでしてね、いやはや、さすが……」

 と、お世辞を言い終わらないうちに、「じゃあマサちゃん頼んだよ」と大男は言いながら、ノソノソと小屋の奥へと消えて行ってしまった。

 想定外だった。彼女以外にも誰かいるとは思っていたが、しかしあんな熊のような大男がいるとは思ってもいなかった。
 下手に交渉をして、もしそれが決裂となれば、あの大男が『田舎者だと思ってなめんなよ!』と叫び狂いながら、鉈や斧といった凶器を手にして襲い掛かって来る恐れがある。そうなれば、ひ弱な私などひとたまりも無く八つ裂きにされるであろう。
 私は、浴槽の中のホルモンを見つめながら、失敗すれば私もこの浴槽の中で……と、背筋をぶるぶるっと震わせると、そのあまりにも無謀な交渉は避けるべきだと結論に達したのであった。

 が、しかし、このまま素直に帰る程、私は一般常識を携えた人間ではない。そう、何度も言うが私は変態であり、その沸き上がる異常性欲は精液を放出するまでは治まらないのである。
 そこで私は最も無難な方法を考えた。
 そう、つまり、女にバレずしてこっそり射精してしまうという方法である。
 そんな方法は、実は、今から二年前、新宿の紀伊国屋書店で実行した事があった。
 あの日、何気に書店の各階をウロついていた私は、不意に五階の医学コーナーで一人の女を発見した。その女は学生らしく、介護士を目指しているのか、看護や福祉といった難しい本を読み漁っていた。
 なぜ私がその女に目を止めたかと言うと、やはりその女の尻だった。その女のジーンズに包まれた尻は、まさに白桃のように美しいラインを作っており、一目見ただけで私の陰茎は素早く固くなってしまったのであった。
 我慢できなかった。幸い、医学書のコーナーには客は一人もいなかった。フロアの隅に店員が一人ポツンといたが、しかしその店員は大量の書籍をひとつひとつラックに入れて行くという、途方もない作業に追いやられていた。
 私は天井にぶら下がる防犯カメラを警戒しながら彼女に近付いた。そして、彼女の背後のラックに身を潜めると、書籍の隙間からその尻を見つめ、ズボンの中の陰茎をシコシコとシゴいた。
 彼女はしゃがんでいた。ジーンズの尻にはくっきりとした肉の裂け目が浮かび上がり、微かにパンティーラインまでもが浮かび上がっていた。
 あと三こすりもすればイける状態で、私はそのラックからそそくさと身を乗り出した。すると突然、女がスクッと立ち上がった。慌てた私は、おもわず目の前にあった『カラー図解・人体の正常構造と機能7』という本を手にした。今まさに人体と精神に異常を来している私にとって、実に理解力のあるタイトルだとおもわず笑ってしまった。
 私はそんな分厚い本をパラパラと捲りながら女の背後にソッと近付いた。そしてその分厚い本で股間を隠しながら、ズボンの中から勃起した陰茎を取り出した。
 防犯カメラを気にしながらも、その本の中でシコシコとシゴいた。女は私のその変態行為に全く気付かないまま、何やらボケ老人系の本を真剣に読んでいた。
 女の尻に視線を落とした。あと数センチ陰茎を突き出せば、ジーンズの尻の谷間に肉棒を突き刺す事が出来た。
(舐めたい。看護士志願の学生さんの桃尻に顔を埋め、その幼気なワレメを思う存分に舐め回したい!)
 そう思った瞬間、腫れ上がった亀頭の先から『ぴゅっ』と精液が飛び出した。私は分厚い図鑑に精液が掛からぬよう、急いで体勢を変え、その女のジーンズの尻に濃厚な精液をぶっかけてやったのだった。

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 過去、そんな方法で、人知れず性欲を発散した事のあった私は、今回もこの方法だと深く頷いた。
「本当に綺麗なホルモンですね……」と、いかにも感動しているかのように呟きながら、女の背後にジワジワと寄り添った。そして「そのピンク色した部分は、俗にいうシマチョウというヤツですね」などと、知ったかぶりして呟きながらソッとズボンのボタンを外した。
 女は、黙ったまま黙々とホルモンを洗い、そんな背後の私を完全に無視していた。私は女に気付かれぬよう息を殺しながら、ただひたすら陰茎を上下にしごいた。
 手慣れた手付きでホルモンを洗う女の指先を覗き込む。女の髪にはジッポのオイルのような油臭さがモワッと漂っていた。
 女はそのヌルヌルとした大腸らしき物を、くちゅくちゅといやらしい音を立てながらシゴいていた。その手付きはまさしく男性器をシゴく仕草であり、又その音もソレ以外のなにものでもなかった。

(こんな風にシコシコして欲しい……あぁ、全裸になってこのホルモンの中に潜り込みたい)

 そう悶えながら女の尻に視線を落とした。ジーンズの尻をパンパンに腫らせた大きな尻が、ホルモン洗いと連動してユサユサと動いていた。
 そんな尻肉の挑発的な揺れに、もう我慢できない……と下唇を噛んだ私は、おもわずジーンズの股間の隙間に指を伸ばしてしまった。

 パンパンに伸びきったジーンズの生地が指に触れた瞬間、ホルモンを洗う女の動きがピタリと止まった。
 自分を見失った私は、それでもハァハァと荒い息を吐き、右手で陰茎をシゴキながら左手で女の尻を弄った。
 そんな自分の行動に気付いたのは、女が振り返った瞬間だった。
 女はイタチ系の野生動物のような鋭い目で私を睨むと、ホルモンの汁でヌトヌトに濡れた手で私の左手を激しく払い除けた。

「あっ! いや、これは、つい……」

 我に返った私が慌てて陰茎をズボンの中に押し込もうとすると、女はその鋭い目で睨みながらポツリと呟いた。

「いくら出すん?」

「……えっ?……」

 私は陰茎をピコピコとさせたまま絶句した。すると女は、ピコピコと痙攣する私の陰茎を見下ろしながら呟いた。

「いくら出すのかって聞いてんの。あんた、アタシと遊びたいからここに来たんやろ?……」

「……し、知ってたんですか……」

「知ってるも何も、あんた、さっきあの車ん中でアタシ見ながらセンズリしとったやないか」

 私は顔を真っ赤に火照らせながら項垂れた。この女は、最初から全てお見通しだったのだ。
 私は上目遣いでソッと女を見つめた。正面を向いた女は推定三十才といった所だろうか、なんともイヤらしい顔をしていた。Tシャツの中でダランと垂れる乳は、かなりの巨乳であると予想できた。

「二万円でどうでしょうか……」

 恐る恐るそう聞くと、女は小さく鼻で笑いながら「二万ならコレだけだね」と、陰茎をシゴく真似をした。

「えっ、って事は、本番もOKなんですか?」

 私は、女のその垂れた巨乳とパンパンに腫れた尻を鷲掴みにする光景を思い浮かべながら目を輝かせた。

「四つ出してくれたら、ええよ」

 そうニヤリと笑う女を見つめながら、私は悩んだ。四万円出せば、そこそこのソープで遊べるのだ。何もわざわざ四万円出してこのホルモン臭い田舎の中年女を抱く必要性はあるのだろうかと悩んでいたのだ。
 すると、そんな私の心の迷いを察したのか、女は不意に浴槽の中から手を抜くと、そのヌルヌルのホルモン汁がベットリと付いた手で私の陰茎を鷲掴みにした。

「あっ」と声を洩らした瞬間、女は強く握っていたその手を優しく解き、実にいやらしい動きを見せながら陰茎を上下にしごき始めた。それはホルモンを洗っている手付きと全く同じだった。
 女の指は陰茎の根元から亀頭まで行ったり来たりした。ヌルヌルとしたホルモンの汁が潤滑油となり、ピチピチといやらしい音を立てていた。

「どうするん……ヤルのか、ヤらんのか、どっち……」

 女はそう呟きながら、ヌルヌルした汁の中、陰茎の裏スジに軽く爪を立てた。

「アタシのオマンコ、きゅんきゅん締るって、村では有名なんよ……」

 女はいやらしい流し目で私を見つめながら、いきなり陰茎をシゴく手を速めた。
 ホルモンの汁がジュブジュブという音を立て、陰茎と女の手に白い泡のような物が溢れ出した。
 凄まじい快楽に襲われた私が、おもわず「あぁぁぁぁ」と呻きながら身を捩らすと、女はいきなりパッと陰茎から手を離した。

「どうする? ヤルか?」

 女は官能的な唇をペロリと舐めながら呟いた。
 もはや私は、そんな女に頷くしか方法はなかったのだった。


 女に連れて行かれたのは、荷台に藁や農機具が積んである軽トラックだった。
 こんな軽トラックの狭い車内でヤルくらいなら私の車でのびのびとヤったほうが、と言おうとした瞬間、突然女が「よいしょ」と掛け声を上げながら、藁が散らかる荷台の上によじ登った。

「も、もしかして、この上でヤルんですか?」

 私が目を丸くして言うと、女は「いつもそうや」と得意気に微笑み、見上げる私に手を差し伸べて来た。
「いつもって事は、つまりあなたは……」と、女の手に引かれながら荷台に乗込むと、私を荷台に乗せた女は「ただのアルバイトや」と素朴な瞳で微笑んだのだった。

 女に言われるまま荷台に寝転がると、目の前に春の信州の青空が広がった。実に長閑な、実に清々しい田舎の景色だと大きく深呼吸していると、いきなり女は私の腰に跨がった。
 いつの間にジーンズと下着を脱いだのか、女の下半身には剛毛な陰毛が春風にヒラヒラと靡いていた。

「実は、さっきあんたのチンポを触っとる時から、もう濡れとったんよ……」

 女は恥ずかしそうにそう微笑むと、勃起した陰茎を掴んだまま、その上にゆっくりとしゃがみ込んだ。

 敏感な亀頭に、ドロドロとした女の肉ヒダが絡み付いた。さすが、村では有名だと自慢するだけはあり、女の膣の具合は焼いたホルモンのようにコリコリとしていた。
 女は巨大な乳をタプタプと揺らしながら、しゃがんでいる腰を上下に揺らし始めた。女の腰と連動し、小さな軽トラックがユサユサと揺れ始めた。

「中で出したらヤだよ。イク時はしゃぶってあげるから、ちゃんと教えてよ」

 女は自分でクリトリスを弄りながら、苦しそうにそう呟いた。
 私は、そんな女の尻をスリスリと撫でながら、女の揺れる乳を下から眺めていた。このシチュエーションはなかなか体感できるものではない。そう思うと、四万円という金額が異常に安く感じた。

「はぁはぁ……あんた、上になりたいか? アタシの上に乗って滅茶苦茶に犯しまくりたいか?」

 女はあたかもそうして欲しいかのように呟いた。
 すかさず私はそんな女のタプタプの乳を手の平の上に乗せながら言った。

「反対向きになって、尻をこっちに向けて下さい……あなたの大きな尻を見てイキたい……」

 すると女は少し残念そうに唇を歪めながら、「あんた、ホンマの変態やなぁ」とボソッと呟き、その結合した状態のままゆっくりと後ろ向きに移動した。
 私の目の前に、念願の尻が曝け出された。
 女が腰を振る度に、その肉付きの良い尻は水風船のようにタプタプと揺れた。そんな尻を両手で支え、その結合部分をソッと覗いた。
 濃厚な汁が糸を引く結合部分は、まさに浴槽の中で洗われるホルモンの如く卑猥だった。
 女のホルモンと私のホルモンが合体し、ぐちょぐちょといやらしい音を奏でていた。
 私はそんな結合部分を眺めながら、ふと、凄まじい妄想を抱いてしまった。

(あのホルモンが溜った浴槽の中に全裸で潜り込み、ホルモンと一緒に洗われたい……)

 そんな妄想を抱いた瞬間、予告も無く精液が飛び出した。
 しまった! と思ったが、しかし、女は獣のように激しく腰を振っているせいか、私の射精に全く気付いていない。
 私はいつ女に中出しがバレるかと脅えながらも、その強烈な快感に身悶えた。あうっ! と密かに唸ると、荷台に散らばっていた藁が口の中に迷い込んで来た。
 そんな藁を、慌ててペッペッと吐き出していると、不意に女が「イグぅ!」と叫び声を上げ、突き出た尻をペコリと凹ました。
 いきなり陰茎を締め付けられた私の目の前には、実に清々しい信州の青空がのどかに広がっていたのだった。

(ホルモンを洗う女・完)

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