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撃沈魚雷2

2011/11/06 Sun 13:06

    撃沈2
 俺はどうしたらいいんだ……と、頭を両手に抱えながら、神社の階段にしゃがみ込んだ。
 愛する舞子を晒し者にしたくなかった。しかしそうしないと更に激しいリンチが待ち受けている。
 いったいどうすればいいんだ! と再び頭を抱えると、ふいに(そんなのヤッてるフリをすればいいじゃねぇか)と、もう一人の自分が囁いた。
 笠岡は「そうか」と、まるで何かを悟ったかのようにスクッと立ち上がった。
(どうせあいつらは壁の節穴から覗いてるだけなんだし、本当にチンポを入れなくてもわかんないよ。ゴソゴソとヤってるフリをすればいいんだ。うん。そうすれば舞子は喘ぎ声を出さないだろうし、それに舞子の乱れた姿をアイツらに見られなくても済む……)
 笠岡がそう思った瞬間、ふいに背後から玉砂利を蹴って走って来る足音が聞こえて来た。
「おぉーい! 笠岡ぁ!」
 そう叫びながら走って来たのはタケシだった。
「タケシさん……」と笠岡が立ち上がった瞬間、走って来たタケシはその勢いのまま笠岡に体当たりすると、笠岡の胸ぐらを激しく掴んだ。
「笠岡。わかっとるやろうな……」
 タケシは血走った目で笠岡を睨んだ。
「な、なにがですか」
「なにがって今夜のオマンコや。絶対に手を抜くんやないぞ」
「…………」
「いつも通り、いや、いつも以上に激しいのヤって嫁をヒィヒィいわしたるんや」
「で、でも……」
「でももヘチマもない。ワレの嫁がヒィヒィいわんと、ワシが嘘付いた事になって制裁受けるんじゃ。そうなったら全部ワレのせいじゃけぇ、タダじゃすまさんど……」
 タケシは笠岡の胸ぐらを激しく絞り上げた。笠岡の首に食い込むその力は、日本海の荒波で鍛えられた荒くれ漁師の糞力だった。
「わ、わかりました、なんとか頑張ってみます……」
 笠岡が喉をゼェゼェ言わせながら必死でそう答えると、タケシは胸ぐらからパッと手を離し、ゼェゼェと肩を震わす笠岡をジッと睨んだままポケットの中を弄り始めた。
「念の為にこれ使えや……」
 そう言いながらタケシがポケットから取り出したのは、二つの白い錠剤だった。
「……なんですかこれ……」
「ヤーマや」
「ヤ、ヤーマ?……」
「そや。シャブの錠剤や。一時間前にこれを嫁に飲ませたれ。オマンコする頃には頭がパーになってド淫乱になるさけぇ」
 タケシはそう言いながらその錠剤を笠岡の手の平に押し込んだ。
「でもシャブなんて……」
「心配すな、ここらの漁師はみんなオマンコ前に女房に飲ましとる。副作用とかもないけぇ、安心して飲ましたれや」
 タケシはそう言うと不意に大きな溜息を吐き、そして夕日に染まる真っ赤な空をゆっくりと見上げながら「それに……」と言葉を続けた。
「嫁がシラフじゃ、おまえが可哀想過ぎるやろ」
 そう優しく微笑むタケシに、笠岡は救われる思いがした。
 不意に目に涙を浮かべた笠岡は、「ありがとうございます」と項垂れながらタケシの手を強く握った。遠くの山からヒグラシの鳴き声が響いて来た。その鳴き声は、まるで笠岡のバカさ加減を嘲笑っているかのような、そんな鳴き声だった。

         ※

 深夜の笠岡家は静まり返っていた。
 そんな笠岡家の二階の六畳間では、暗闇の中、消音されたテレビが画面だけを光り輝かせていた。
 画面の中では、人気急上昇の若手お笑い芸人が、落ち目になった古株のお笑い芸人を散々に扱き下ろし、画面に映るスタジオの観客者達は手を叩いて笑っていた。
 しかしピクリとも笑わない笠岡は、そんな画面を真顔でジッと見ていたのだった。
 不意に一階の柱時計がボーンっと鐘の音を一つ鳴らした。
 壁の時計を見ると十一時半だった。
 隣の布団でぼんやり画面を見つめていた舞子が「ふわぁ……」と、子猫のような小さなあくびをした。
「眠いか?」
 笠岡が聞くと、舞子はほんのりと微笑みながら「ちょっとだけ」と、子供のように呟いた。
 そんな舞子の胸の中にソッと手を入れる。人間の温もりに包まれた笠岡の手が、舞子のパジャマのボタンをひとつひとつ外し始めた。
「今から?」
 小さく首を傾げる舞子が潤んだ目で笠岡を見つめた。
 笠岡は「うん」と小さく頷きながらノーブラの舞子の胸元に手を差し込んだ。
 タポンっと柔らかい乳を優しく手の平に包み込むと、その中心にある乳首が異常な早さで固くなるのがわかった。
 舞子の顔をそっと覗き込みながらそんな乳首を指先でコロコロと転がすと、布団の中に踞る舞子は、「ふぅん」と熱い息を笠岡の手首に吹き掛けて来た。
 もう片方の手で舞子の唇をプヨプヨと摘んだ。
 そんな舞子の唇はポテッと厚く、まるで口紅のCMに出て来そうな美しい形をしていた。そこは笠岡が舞子の体の中で最も性欲を掻き立てられる部分だった。
 人差し指で固くなった乳首を激しく転がすと、舞子は美唇の中から真っ白な前歯を剥き出し、笠岡の指を愛撫するかのように優しく噛んだ。そんな舞子の官能的な仕草に欲情した笠岡は、すかさず乳首を転がしていた指をそのままパジャマのズボンのゴムの中に滑り込ませた。
「やだぁん……」
 腰をくねらせ逃げようとする舞子の股間に指を押し込んだ。
 舞子のそこは、下着の上からでもわかるくらいに、既にヌルヌルに潤んでいた。
 下着の股間部分を指でずらし、そのままそこに指を這わせた。
 ぐちょぐちょに濡れた女陰は熱く火照り、まるで小便を洩らしたかのように下着を激しく汚していた。
 そんなヌルヌルに濡れた女陰のビラビラを指先で掻き分けると、笠岡の指はまるで吸い付けられるかのように、ツルンっと舞子の穴の中に滑って行った。
「あぁん」
 細い腰を反らした舞子は、枕からズルッと顔を落とした。
「ダメ……下のお父さん達に聞こえちゃう……」と、ポッテリした下唇を噛む舞子は、すぐにでも入れて欲しいというように、自ら股大きくを開いた。
 そんな舞子の淫らな姿を見つめる笠岡は、タケシがくれたあの「ヤーマ」という錠剤覚醒剤の効果に驚きを隠せなかった。
 笠岡が舞子にその錠剤を飲ませたのは、今から三十分程前だった。
 タケシの処方箋通りに一時間前飲ませなければと焦った笠岡は、「先輩から貰った美容サプリなんだ。寝る前に飲むと凄くいいらしい」とデタラメを言い、「美容って……何に効くの?」と不審がる舞子にソレを無理矢理飲ませていたのだった。
 パジャマを脱がされた舞子は、パンティー一枚の姿で股をM字に開きながら、物欲しそうな目で笠岡を見つめていた。そんな舞子の耳元にそっと顔を近づけながら笠岡が囁いた。
「今夜は外でヤってみないか……」

         ※

「ねぇ……どこまで行くの?……」
 静まり返った歩道に健康サンダルをペタペタと鳴らす舞子は、黙って歩き続ける笠岡の背中にそう呟いた。
「うん。こんな所じゃ誰かに見つかっちゃうから……もっと奥へ行ってみよう……」
 そう答えながら背後の舞子に振り返った。
 コクンっと素直に頷く舞子。
 そんな舞子の白いTシャツの中ではノーブラの乳がタプタプと揺れ、黄色いミニスカートから伸びる人形のような美脚が、車道の街灯に怪しく照らされていた。
 そんな黄色いミニスカートの中は、当然、ノーパンだった。
 静まり返った大通りをそれ、暗闇の神社の境内に入って行った。
 踏みしめる玉砂利の音は、夕方の時よりもどこか淋しくそして不気味だった。
「なんか怖い……」
 月夜に聳える大きな杉の木を見上げながら、舞子は脅えるように笠岡の腕にしがみついた。
「神社はちょっと不気味だね……」
 笠岡はそう答えながら境内のど真ん中で静かに足を止めた。
 舞子は暗闇をキョロキョロしながら「うん。神社なんかでエッチしたらきっと罰が当たるよ……」と呟き、脅える小さな体を笠岡に擦り寄せた。
 笠岡はそんな舞子のミニスカートをそっと捲し上げた。「やだぁ……」と小さく抵抗する舞子の下半身が月夜に照らされ、卑猥な陰毛が剥き出された。
「誰かに見られてたらどうする?……」
 笠岡はそう呟きながら陰毛の奥へ指を這わせた。
 太ももと太ももがぴっしりと閉じられたその隙間は、まるで納豆が押し込められているかのようにヌルヌルと糸を引いていた。
「凄く濡れてるね……」
 そう囁きながら女陰のヒダを弄り、その頂点でコリッと勃起しているクリトリスを指先でヌルヌルと転がした。
「こんな広いとこヤダぁ……隅っこに行こうよぅ……ホントに誰かに見られちゃうよぅ……」
 そう言いながらヒクヒクと腰をくねらす舞子を見つめ、笠岡は(今から本当に見られるんだよ)と心の中で呟いた。
 そう思うと、笠岡の中で今までにはない何か不思議な感情がバクっと沸き上がった。それはまるで、不意に嫁のオナニーを目撃してしまったような、そんな、どこか後ろめたい性的興奮だった。
(舞子のココが、あいつらに見られる……)
 笠岡はクチャクチャと音を立てながら女陰を弄り、ヌルヌルとした卑猥な感触を指で確かめながら猛烈な嫉妬に駆られた。
 メラメラと嫉妬に駆られ、ムカッと怒りが溢れ、そして、どうしょうもならないという絶望に打ちひしがれた。しかし、そんな絶望の後には、不思議な事にムラムラとした性的興奮が沸き上がって来たのだった。
(さっきからこの感覚はいったいなんなんだ!)
 笠岡は、ズボンの中で勃起するペニスの位置を素早くズラしながら自分に激しく問い質した。
(俺は変態なのか? 他人に嫁の淫らな姿を見せて興奮する変態なのか?)
 背中に嫌な汗をジトッと感じながら大きな溜息を付くと、ふいに舞子が笠岡の手を掴んだ。
「あっちに行こっ……」
 舞子は笠岡の手を引っ張りながら、真っ暗闇の境内の奥へと進んだ。そんな暗闇の奥には、涎を垂らした獣が待ち受ける青年団の本部がある事など、この時の舞子は夢にも思っていなかったのだった。

         ※

 暗闇に続く路地を進みながら二人は何度もキスをした。
 舞子のサラサラのボブヘアーが笠岡の鼻を弄り、そこから甘いリンスの香りが漂って来た。
 そんな舞子の香りは俺だけのものだと激しく思う笠岡は、今まさに異常な嫉妬に包まれていた。
 そんな暗闇の路地の突き当たりが見えて来た。「青年団本部」という厳めしい看板が月夜に照らされ、海風に晒された錆びたトタン屋根が、夜風でバタバタと揺れていた。
「怖い……」
 恐る恐る小屋を見つめる舞子は、子供が父親の背中に隠れるように笠岡の身体にしがみついた。
「大丈夫だよ。ここなら誰も来ない」
 笠岡はそう言いながらドアノブを握った。
「鍵……開いてるの?」
 笠岡の背後から舞子が恐る恐る覗き込むと、ドアはカチャッという音を立てて開いた。
 ドアの向こうの暗闇から、カビ臭い熱気がモワッと漂って来た。
 電気を点けてそこに入ろうとすると、舞子は笠岡の背中を引っ張りながら「ヤダぁ、怖いよぅ」と尻込みした。
「大丈夫だって。俺、さっきもここに来てたから……」
 そう微笑みながら笠岡は舞子を優しく抱き寄せた。そして舞子の背中越しにドアを静かに閉めたのだった。
 十畳程の畳の部屋には、真ん中にポツンと布団が敷かれていた。
 きっと団長はここでヤレと言っているのだと思い、不意に笠岡はムカッときた。
 そんな敷きっぱなしの布団に「どうして布団があるの?」と舞子が聞いて来た。
「ああ……多分、宿直の人が寝てたんじゃないのかなぁ……」
「だったらその人、また帰って来るんじゃない?」
 舞子はブルッと背筋を震わせながら笠岡にしがみついた。
「い、いや、大丈夫だよ、ここの宿直は十二時までだから」
 笠岡が壁の時計を見ながらそう誤魔化すと、舞子は唇を尖らせながら「変な当直」と呟いた。
 そんな舞子の尖った唇を目にした瞬間、ヤツラもどこかからこの舞子のエロティックな唇を見ているのだとふと思った笠岡は、首筋にゾクっと寒気を感じると共に、再び妙な性的興奮に包まれた。
(もっと見せてやろうかノゾキ野郎共)
 突然ムラムラっと来た自虐な感情のまま舞子を布団の上に座らせると、いきなりTシャツを勢いよく捲った。真っ白な乳房がプルルンっと揺れて溢れた。蛍光灯に照らされる舞子の乳房は、見事な釣り鐘型を作り、ピンっと立った乳首がツンっと上を向いていた。
(どうだ。これが都会のピチピチギャルの乳だ。おまえらの古女房のひび割れた乳とは全然違うだろ)
 笠岡はそんな優越感に浸りながら、舞子の乳を激しく揉みしだいた。
「ねぇ……電気消して……」
 薄らと茶髪に染めたボブヘアーを掻き分けながら、舞子が恥ずかしそうにそう呟いた。しかし、どこからか覗いているヤツラの命令で、電気は消してはいけない事になっている。
「点けたままでいいよ……真っ暗にすると不気味だから……」
 そう誤魔化しながらツンっと尖った乳首を口に含むと、舞子は「怖がりね」と微笑みながら、まるで乳を飲む赤子を労るように笠岡の頭を優しく撫でたのだった。
 しばらく座ったまま乳を吸っていた笠岡は、舞子の太ももに手を這わせると、そのままミニスカートの股を開かせた。太ももに食い込むミニスカートを捲り上げ、正座したままの舞子の股をこれでもかというくらいに開いてやった。
(どうだ……綺麗な色をしてるだろ……おまえらの女房の腐れマンコとは全然違うだろ……)
 ハァハァと荒い息を吐きながらヌルヌルの女陰を指で開き、穴の中に指を入れた。
 グチョグチョに濡れた女陰はたちまちいやらしい音を立て始めた。
 子犬のように、「ふん、ふん」と鼻で喘ぐ舞子は、座っている笠岡のズボンに手を掛けた。
 細い白魚のような指でぎこちなくズボンのボタンを外し、パンツの中から固くなった陰茎を摘み出した。
 舞子はそのまま四つん這いになると、笠岡の股間に顔を埋めては、ビンビンに固くなった陰茎に頬擦りした。
 そんな舞子を見下ろしながら、とたんに笠岡は戸惑った。舞子が尺八をしているシーンをやつらに見せつけてやりたいという気持ちと、これ以上舞子に淫らになって欲しくないと言う気持ちが混ざり合い、なんともいえない複雑な気分に襲われたのだ。
 しかしここで舞子の動きを止める事はできなかった。
 舞子はポッテリとした唇をいきり立った肉棒にパフパフと這わせた。そして、我慢汁が溢れる尿道をピンク色した可愛い舌でチロチロと舐め始めた。
「あぁぁぁ……」
 舞子の絶妙なテクニックにおもわず笠岡は天井を仰ぎながら唸り声をあげた。
 その時、ふと笠岡の目に、窓からジッと覗いている三人の顔が飛び込んできた。
「うわっ」と驚くと、舞子が不思議そうに笠岡を見上げた。
「どうしたの?」
 舞子は肉棒をゆっくりと上下にシゴきながら首を傾げた。
「い、いや、なんでもない。壁の隅に蜘蛛がいたんだ……」
 笠岡がそう誤魔化すと、舞子は鼻で「くすっ」と笑いながら、再び股間に顔を埋めた。
 舞子のポッテリとした唇が陰茎を包み込んだ。
 口内で舌が蠢き、敏感な亀頭を優しく刺激する。
 舞子は子犬のように「うぅぅん」と唸りながら、口内でそれを上下させた。そんな舞子の四つん這いの尻は、獣たちが覗いている窓に向かってツンっと突き上げられていた。
(これじゃあ、尻の穴まで丸見えだろうな……)
 舞子の小さな美尻を見つめながら笠岡は悔しそうにそう思った。が、しかし、そんな舞子の秘部が他人の男達の目の前に晒されているというこの状況に、少なからずも性的興奮を感じているのは確かだった。
 そんな不思議な感覚に包まれながら、笠岡がソッと窓に目をやると、副団長が必死になって何かを合図していた。
 笠岡は舞子に見つからないように「んっ?」と窓に向かって首を傾げると、副団長は二本の指をピーンと伸ばしながらピースサインを作り、その指を開いたり閉じたりとしながら、口パクで「ひ・ら・け」と言っていた。
 そんな副団長の合図に、笠岡はムカッという怒りとムラッという興奮を感じた。
 今の自分が獣たちに遠隔操作されながら嫁を弄んでいると思うと、まるで舞子がヤツラに犯されているような感覚に包まれ、再び複雑な気分に襲われたのだ。
 しかし、ここで命令に逆らうわけにはいかなかった。笠岡は背中から舞子の尻に手を伸ばし、ヌルヌルに濡れた女陰に指を這わせた。舞子は肉棒を銜えたまま「うぅぅん……」と唸り、窓から覗く男達に向かってその美しい尻を振る。
 そんな舞子の女陰に二本の指を這わせた。
 ヌルヌルになったビラビラを、指をツルツルと滑らせながらも左右に大きく開いた。
 窓に向けて大きく開らかれた女陰は笠岡からは見えなかった。しかし、開かれたそこがどうなっているかは、毎晩舞子のソコを愛撫している笠岡には想像ができた。
 そんな若妻の開かれた女陰を窓から覗く三人のその表情は、まるで殺人事件を目の当りにした目撃者のような凄まじい表情だった。
 笠岡は、そんな彼らの驚いた表情に優越感を感じた。
 そしてそれと同時に舞子に対する独占欲が激しく高まり、今、こうして嫁の秘部が他人に見られているという異常な状況に興奮せずにはいられなかった。
 笠岡は四つん這いになる舞子を優しく突き飛ばし、男臭い布団の上に寝転がした。そしてハァハァと荒い息を吐きながら、舞子の服を脱がせ始めた。
 全裸にされた舞子は、蛍光灯に照らされる真っ白な肉体を、海岸に打ち上げられたクラゲのようにぐったりとさせながら、慌てて服を脱ぐ笠岡をジッと見つめていた。
 全裸となった笠岡が、小さな陰茎をピーンと立てながら布団に横たわる舞子の足下に膝を付くと、それを目で追っていた舞子は、親指の爪を噛みながらいやらしく微笑みゆっくりと股を開いた。
 笠岡は、一瞬、そんな舞子が白痴の女のように見えた。
 しかしすぐに気付いた。舞子が白痴の女に見えるのは、この寂れた小屋の不気味な雰囲気が舞子をそう演出しているのであり、決して舞子が本当に狂ってしまったのではないと。
 しかし、そんな柔らかい舞子の体を抱きしめた瞬間、やはりいつもと違うと笠岡は違和感を感じた。
 舞子の体はまるで高熱を帯びたかのように熱く火照り、女陰はいつも以上に激しく濡れていた。
 女陰から溢れるその汁はドロドロと肛門を伝わり、男臭い布団のシーツに丸いシミを作っている。
 そんないつもと違うドロドロの女陰に亀頭を這わせる笠岡は、改めて「ヤーマ」の効果に畏怖を感じた。そしてこのまま舞子が淫乱になってしまったらどうしようと不安になった。
 すると舞子は自ら腰を小刻みに振り、ヌルヌルの女陰を亀頭に擦り付けて来た。
 ぺちゃ、ぴちゃ、という性器が擦れるいやらしい音と共に「早く入れて……」と呟く舞子。
 そんな淫乱な舞子を見るのは初めてだった笠岡は、そんな舞子が商売女のように見えてならなかった。
「どうしたの? いつもより感じてるね」
 そう言いながら笠岡は、ヌルヌルの穴の中にコリコリの亀頭をヌルッと入れた。
「あなたがこんな所に連れて来るからよ……」
 舞子はそう囁きながら笠岡の体にしがみ付き、「もっと奥まで入れて」と笠岡の耳たぶを噛んだ。
 ふと窓を見ると、三匹の獣たちがニヤニヤと笑っていた。
 そんな不敵な笑顔に激しい怒りを感じ、そして同時に激しく欲情した笠岡は、舞子の細い脚を乱暴に両腕に抱え込むと、まるでレイプするかのように激しく腰を振り始めた。
「あぁぁん! 凄い! もっと激しくして!」
 今まで口にした事のないような卑猥な言葉を舞子は叫び散らした。
 乱れる舞子を見て更に興奮する笠岡は、あの「ヤーマ」というクスリは、それを服用した女だけでなく、その女を抱く男までも淫らにさせるという恐ろしいクスリであると実感した。
 そんな舞子の淫穴は、出し入れされる小さなペニスをクニュッと締め付け、それが潤滑しやすいようにと大量の粘着汁を放出した。
 敏感な亀頭が舞子の膣壁にヌルヌルと擦り付けられる快感に、おもわず「うぅぅ!」と唸った笠岡がそのタプタプと揺れ動く乳に顔を埋めると、「まだイヤ」と舞子が叫んだ。
 笠岡は慌てて動きを止めた。
 まるで電池が切れたピンクローターのようにピタリと止まってしまった笠岡の下半身は、まさに一触即発という危険な状態だった。
「やぁん……もっと動かして……」
 そう言いながら腰を動かそうとする舞子に「危ない! 動くな!」と叫ぶ笠岡のその声は、まるでテーブルの下に仕掛けられた時限爆弾を処理する爆弾処理班のようだった。
「もう……」と、舞子が残念そうに唇を尖らせた。
 その瞬間、いきなり入口のドアが激しい音を立てて開いた。
「えっ」と笠岡が叫び、「あっ」と舞子が叫んだ。
 そう抱き合っている二人を、三人の男達がぐるりと囲み、鬼のような形相で微笑みながらジッと見下ろしていたのだった。

(3へ続く)



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