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    ウェディング2
 新婦の陰部は、周囲を綺麗に脱毛されているせいか、剥き出しになったビラビラの色が妙に生々しくみえた。それはまるで洋物ロリータの裏DVDで見るような痛々しいワレメだった。
 三田村はそんなワレメをクンクンと嗅ぎながらペニスをシゴいた。

「指で開いてみろ……」

 三田村はそこに顔を近づけ、生温かい息を陰部に吐きながらそう言った。
 とたんに新婦が泣き出した。
 しかし、三田村から散々怒鳴られ脅されると、新婦は四つん這いになる尻に恐る恐る指を伸ばしたのだった。

 それは、白魚のような美しい指だった。そこに赤いドレスとコーディネートされた真っ赤なマニュキュアがギラリと輝いている。
 その指は丸い尻を恐る恐る滑り降り、肛門の前でピタリと止まった。その指はブルブルと小刻みに震えていた。

「早く開け……」

 そう唸る三田村の目の前に細い指がスルスルと下りて来た。それは、あと数センチで三田村の鼻頭に触れそうな距離だった。
 ワレメを中心にして人差し指と中指が2つに分かれた。
 大陰唇の上で戸惑う指先。そんな指先を睨みながら「早く開けって」と三田村が凄んだ瞬間、新婦は泣き声をあげながら指をVの字に開かせたのだった。

 それはまるで、納豆の上のビニールを捲る時のように「ぬちゃっ……」と粘着性を帯びていた。
 そしてベロンっと開かれたそのワレメは、新鮮な鮭のえぐられた腹のようにテラテラとピンク色に輝いていた。
「綺麗だな……」
 ほとんど使い込まれていないと思われるその穴を間近に覗き込みながら、そこにクンクンと鼻を鳴らす。モワッとした牝の匂いが三田村の脳を刺激し、立ったままペニスをしごいていた三田村はとたんに目眩を感じた。

「そのままオナニーしろ……」

 三田村は新婦の中指に唇を触れさせながら呟いた。
「無理です……」
 細い肩を揺らしながら新婦が声を震わせた。
「どうしてだよ。ヤッたことあるんだろ……」
「……ありません……」
 そうグスグスと鼻を啜りながら呟く新婦に、三田村はふと、この無知なお嬢様ならば本当にオナニーをした事がないかも知れない、と思い、胸の奥をムラッと欲情させた。
「本当にヤッた事ないのか?」
「……はい……」
「じゃあ教えてやるよ……指でココをクリクリと弄るんだ……」
 そう言いながら新婦の人差し指をクリトリスに移動させた。そして新婦の指越しにクリトリスをコリコリと捏ねくり回すと、次第に新婦の太ももがピクピクと痙攣し始め、新婦はいきなり「いや!」と叫んでは、その手を引っ込めてしまったのだった。

 三田村は、四つん這いにさせたままの新婦の髪を掴み、おもいきり顔を天井に向けさせた。
 そんな新婦の目の前に、我慢汁でギラギラと光る三田村の亀頭がアグレッシブに反り立っていた。

「あの銀行屋のガキと、このペニスとどっちが大きい?」

 三田村の言葉に、新婦は「わかりません……」と呟くと、そのままギュッと目を綴じた。
「あの銀行屋のガキとは散々ヤリまくったんだろ? わかんねぇわけねぇじゃねぇか、ほら、ちゃんと答えろ……」
 三田村はそう笑いながら、カチン! とジッポのライターを開き、ジュポッと火をつけた。
「言う事きかねぇと、髪、燃やすぞ……」
 三田村がライターの火を新婦の顔に近づけると、新婦は瞼を震わせながらソッと目を開き「やめて……」と声を震わせた。
「どっちなんだ、コッチがデカイか、アッチがデカイか……はっきりしろよ……」
「……こ、こっち……」
 三田村はニヤリと笑った。
 こうやってジワリジワリと服従させていくのが強姦魔三田村のいつもの手口なのだ。

「しゃぶれ」

 三田村はそう言いながら紫色した亀頭を新婦の鼻先に突き付けた。
「……いいか、もし噛んだりしたら、そのままおまえの髪を丸焼きにするからな。絶対に抵抗するんじゃねぇぞ……」
 三田村の指が新婦の唇を開かせ、そしてその綺麗に整った前歯をこじあけた。
 新婦は諦めたかのように口をボンヤリと開いた。その中にパンパンに腫れ上がった亀頭が押し込まれ、とたんに三田村のペニスの竿に真っ赤な口紅が跡を残した。
 新婦はただ口を開けているだけで舌は使わなかった。そんな新婦の髪を掴み、その小さな顔を上下に振っては三田村はペニスをピストンさせた。

「さっき教えた通りにオナニーしろ……」

 フーフーと荒い鼻息を吹きながら、三田村が新婦の頬にライターの火を近づける。
 眉間にシワを寄せながら「うぐ、うぐ」と唸っていた新婦は、言われるままに右手を背後に回した。
「ヤってるフリをするんじゃねぇぞ……ちゃんと、その豆粒みてぇなヤツをクリクリするんだぞ……」
 三田村はそう言いながら、ソッと新婦の背後に目をやった。
 四つん這いになる新婦の後方には等身大の鏡が置いてあった。その鏡に新婦の白い尻が映っていた。
 新婦はその鏡に気付いてはいない。
 三田村は新婦が本当にオナニーするかどうかとドキドキしながら、鏡に映る新婦の尻に目を凝らした。
 新婦の太ももがヒクヒクと痙攣しているのが見えた。それと同時に、新婦の細い指が微かに動いているのが見える。

「どうだ……気持ちいいだろ……」

 三田村は新婦の掴んでいた髪をソッと離すと、新婦の髪を優しく撫でながら呟き、そして動かしていた腰をゆっくりと止めた。
「ちゃんとペロペロと舌を動かしてごらん……」
 三田村は今までにない優しい声で囁いた。
 相手が服従すれば優しくする、しかし逆らえば制裁を加える。これが強姦魔三田村のいつもの手口なのだ。
 そんな三田村の手口に落とされた新婦は、口内で少しずつ舌を動かし始めた。
 そんな新婦に「そうだそうだ……あぁ、気持ちイイよ奈々……」などと、まるで『お手』を覚えた子犬を褒めるように、優しく囁いた。
 新婦は、そんな三田村に催眠術をかけられたかのように、ペチャペチャと音を立てながらペニスを舐め始めた。
 そのフェラは決して上手いとはいえなかった。まるっきりド素人の舌テクだ。が、しかし、三田村は服従した新婦を必要以上に褒めた。そしてワザと「気持ちイイよ……イッちゃいそうだ……」などと悶えてみせたのだった。

 しばらくすると、そんな新婦の尻から「くちゃっ」という悩ましい音が聞こえて来た。
 三田村はそんな音にゾクっと背筋を震わせながら、ソッと背後の鏡に目をやった。
 真っ白な尻の中心で赤いマニキュアをした指が蠢いていた。その指は天井の非常灯のライトに照らされ、テラテラと輝いていた。

(濡れて来たな……)

 三田村はニヤリと微笑みながら、新婦の頬にソッと両手をあてた。そして新婦の口からゆっくりとペニスを抜き取る。
 ぷちゃっ……と新婦の唾液が糸を引いた。開いたままの新婦の口内から「はぁっ」と洩れた生温かい息が三田村の太ももをすり抜けていく。

「そのまま大人しくしてるんだぞ……すぐに終わるからな……」

 三田村はそう優しく囁きながら、新婦をテーブルの上に仰向けに寝かせた。
 新婦は催眠術をかけられたかのように急に大人しくなり、言われるままにテーブルの上で股をM字に開いた。

 白いテーブルの上に真っ赤なドレスを着たフランス人形が、卑猥に股をM字に広げながら寝転んでいた。
 そんな姿を見下ろしながら、三田村はゆっくりとM字に開かれた股へと進んだ。
 と、その時、部屋の奥で「プルルルルル」っという携帯の呼び出し音が鳴っているのに気付いた。三田村はそのまま奥へと進み、携帯の音が聞こえて来るパウダールームのクローゼットを開けた。

 それは、新婦のエルメスのバッグの中で響いていた。
 そこから携帯を取り出すと、携帯には『陽介さん』と表示されていた。
 このまま電話に出ないというは怪しまれる。
 そう思った三田村は新婦に電話に出させる事にしたのだった。

 テーブルの上でぐったりしていた新婦に携帯を突き付けると、新婦は急に我に返ったかのように「はっ」と目を大きく開いた。

「出ろ。ただし、わかってると思うが、俺達がこんな事してるなんて絶対に言うんじゃないぞ……」

 三田村はあえて『俺達』という表現をし、新婦を共犯者に仕立て上げた。
 戸惑う新婦の顔を見つめながら、三田村はドレスの上から優しく胸を揉んだ。パサパサとしたレース生地と、ツルツルとしたサテン生地のその奥で、程よい肉付きの胸がムニュッと歪んだ。

「いいか。これがバレて困るのはキミだぞ。こんな事が相手の親や来客に知れたら結婚式どころの騒ぎじゃなくなる。わかるだろ?」

 優しく問い掛ける三田村に、新婦は大きな目をウルウルさせながらコクンと頷いた。

「よし。キミがそれをわかってればいいんだ。じゃあ、出なさい……」

 三田村は優しく微笑みながら携帯を新婦に渡した。それが、この状況で非常に危険な事だと知りながらも、三田村はあえてそれをした。
 それは、今までに数々のレイプを経験して来たプロとしての、ひとつの自信でもあった。

 新婦は震える手で携帯を手にすると、素早く「ピッ!」ボタンを押した。その瞬間、携帯から『もしもし! 奈々ちゃん!』という、新郎の必死な声が響いたのであった。

 新婦は「大丈夫……」と一言告げると、その後はただひたすらに「うん……うん……」と頷くばかりだった。
 三田村はそんな携帯を奪い取り、『ボイス』と表示されているボタンを押した。

「もしもし、聞いてるの奈々ちゃん」

 携帯はハンズフリーとなり、スピーカーから弱々しい新郎の声が響き出した。
 三田村は新婦に向かって人差し指を鼻に立て、無言で「しーっ」とジェスチャーすると、そのまま携帯を新婦に渡した。
『で、そっちの状況はどうなんだい。こっちはもうみんなパニクっちゃって大変だよ』
 そう話す新郎の背後では『早くここから出さんか!』というオヤジのダミ声が響いていた。
「うん……こっちは全然大丈夫……」
 そう答える新婦のドレスの胸元を、静かに三田村が開け始めた。
 新婦は携帯に返答しながら三田村を見つめ、無言で(いや、いや)と首を振る。
 それでも三田村は強引にドレスの胸を開いた。ドレスに合わせたまっ赤なブラジャーに真っ白な肉の塊が包まれていた。

 赤子のように無言で(いや、いや)と首を振る新婦を無視し、ブラジャーのフロントホックを外すと、今まで押し寄せられていた乳肉が解放され、ボヨヨンっと真っ白な乳が飛び出したのだった。

『でさぁ、父さんがカンカンに怒っちゃってね、この式場を訴えてやるって弁護士に電話したりしてさぁ、もう困っちゃったよホント……』

 スピーカーから響くそんな新郎の声を聞きながら、三田村はその真っ白い乳肉に顔を埋めた。
 手の平サイズのそれはまるでマシュマロのような肌触りだった。異様に柔らかく、優しく揉むだけで手の平の中でタポタポと揺れていた。

三田村は、桜貝のような薄ピンクの乳首に舌を伸ばした。それを舌先でコロコロと転がし、そして、その乳首を唇に挟んでおもいきり引っ張った。

 乳首に刺激を与えられた新婦は、恍惚とした表情で鼻息を荒くさせはじめた。

 すると突然、新郎が自信ありげに呟いた。

『僕がいなくて淋しくない?』

 三田村は柔らかい乳肉に顔を埋めながら、おもわず「ふっ」と笑ってしまった。
 すると新婦が(ダメ、ダメ)っと顔を振りながら、三田村に向かって「しっ」と鼻に指を立てる。
 そんな新婦の目は、三田村と同じように笑いを堪えている目だった。
 そんな新婦を見つめながら、三田村は(これでこいつも完全に共犯者だな……)と、不敵に微笑んだのだった。

 美乳をたっぷりと堪能した三田村の舌は、そのまま新婦のM字に開かれる股へと移動していった。
 真っ白な太ももをペロペロと舐めながら、M字に開いた股間の中をそっと見る。
 ペロンっと小陰唇が開いたままの新婦の陰部は異様なほどにテラテラと輝き、その透明の汁が無毛の肛門に垂れては赤いドレスのスカートの裏に丸いシミを作っていた。
 三田村は、太ももの付け根にピーンと張った股関節の筋を舌先でチロチロとくすぐりながら、ソッとワレメに指を這わせた。
 そこはまるでハチミツを垂らしたかのようにヌルヌルとしていた。おもしろいように指が滑りまくり、おもわずプクッと膨れたクリトリスまで指先で転がしてしまった。

 するといきなり、新婦が「はあっ!」と叫びながら腰を浮かせた。
『えっ? もしもし、どうしたの奈々ちゃん?』
 すかさず携帯のスピーカーから新郎の慌てた声が響いた。
「えっ? あっ、うん、今、蜘蛛がいたから……」
 新婦は、クリトリスを弄る三田村の手をギュッと握り、無言で(ダメ、ダメ)と首を振りながら必死に誤魔化した。
 そんな新婦が異様に可愛く思えた三田村は、その小さな手を握り返した。そして(ダメ、ダメ)と必死で首を振る新婦に見つめられながら、そのヌルヌルとしたワレメに舌を伸ばした。

 ヌルッとした感触とネトッとした粘着感が三田村の舌を包み込んだ。それはまるで口内でオブラートが溶けたような食感だった。
 パックリと開いたワレメに沿って、ゆっくりと舌を上下させる。
 三田村の口内に、アンモニア臭が混じった牝の香りがムンムンと広がっていった。
 穴の中にヌトヌトと固めた舌を挿入させながら、チラッと新婦の顔を見る。
 自分のアソコが舐められるのをジッと見つめていた新婦は、携帯から聞こえて来る『もしもし? どうしたの?』という新郎の声を無視したまま、今にも泣き出しそうな表情で細い喉をゴクリと動かしていた。

 そんな新婦の幼気な仕草に、たちまち三田村は我慢できなくなった。
 ゆっくりと立ち上がった三田村は、口の回りに付着する唾液と汁を手の甲で拭い取ると、そのままテーブルに身を倒しながら新婦の小さな体を優しく抱きしめた。

『ねぇ、そーいえばさぁ、明後日の新婚旅行なんだけど、サイパンは雨だってさ』

 新郎がそう呟きながら『ちっ』と舌打ちした。
 三田村は抱きしめる新婦の耳元に唇を押しあて、「自分のアソコが舐められるのを見たのは初めてかい?」と、コソコソッと囁いた。
 新婦は三田村に抱かれたままその小さな頭をコクンっと頷かせた。

『台風が来てるらしいよ。13号だったかな、なんか凄いハリケーンらしいよ。やだね』

 新婦は三田村の腕の中で、携帯に向かって「うん……」と返事をする。そんな新婦の小さな顔を三田村はソッと自分に向かせた。
 三田村のすぐ目の前で、新婦の大きな目が潤んでいた。
 近くで見ると、まるで昔テレビ局のトイレで犯したアイドル歌手のようだと思った瞬間、猛烈なファンデーションの香りが鼻を襲い、三田村は背筋をゾクっとさせた。

『でも、どうせ次の日にはイタリアまで飛んじゃうんだしね、ま、サイパンなんてどうでもいいよね。……そう思わない?』

 新郎がそう聞いた瞬間、三田村と新婦の唇が同時に開いた。
 三田村の大きな舌が、新婦の小さな口の中にヌルッと滑り込んだ。新婦の口内は妙に生温かく、ミルキーのように甘かった。

『ねぇ、聞いてる?』

 新郎を無視した新婦の小さな舌が、必死になって三田村の舌に絡んで来た。
 ぺちゃ……ぷちゃ……
 そんな官能的な音が静かに続いた。

『おーい奈々ちゃーん、聞いてるのか~』

 そんな携帯を三田村は「ピッ」と切った。
 切った瞬間、大きな目を丸くした新婦が「あはっ」と笑った。

「怖くないのかい?……」

 笑う新婦に三田村は優しく囁いた。
 新婦は真っ赤な唇を尖らしながら「怖いけど……」と呟き、異様にキラキラとした瞳で三田村をソッと見つめながら「こんなの初めて」とエロティークに囁いた。

 三田村はそんな新婦を優しく見つめながら体を起こした。
 そして、新婦の真っ白な太ももをサラサラと擦りながら思った。

(私も、こんな気持ちのレイプは初めてだ……)

 今までの三田村は、女をとことんまで陵辱する事により快楽を得ていた。
 綺麗な女が泣き叫び、醜くヨダレを垂らしては快楽に小便を洩らす。そんな女の姿が強姦魔三田村に最高のエクスタシーを与えてくれていたのだ。

 が、しかし、この時の三田村の感情は違っていた。
 それは新郎が電話を掛けて来た時に変わった。
 結婚式の当日にレイプされ感じる新婦。そんな新婦はレイプで感じてしまっている自分を、新郎に必死に隠そうとしている。
 そんな新婦の新郎に対する背信行為が、今までとは違う性的嗜好を刺激していたのだ。

(これが俗にいう『寝取りの快楽』というものなのか……)

 そう思う三田村は優越感に浸っていた。
 あの社会的に勝ち組な銀行屋のお坊ちゃんから、花嫁の身体だけでなく心までも奪ってやった。
 そんな自信に漲る三田村のペニスは、今までになく強烈にいきり立っていたのだった。

「新郎さんとはいつもどんなセックスをしてるんだい……」

 三田村はグショグショに濡れた新婦の陰部を優しく愛撫しながら聞いた。
 新婦はゆっくりと首を傾げると「普通です」と答えた。

「じゃあ、今まで付き合った男達のセックスはどうだった?」

 そう聞く三田村に、新婦は静かに首を振った。そして照れくさそうに微笑みながら「あの人が初めてです……」っとポツリと答えたのだった。

 突然、三田村の脳裏に「お嬢様」という大きな文字が浮かび上がった。
(そうなんだ、この女もあの男も、世間を何も知らないお坊ちゃんとお嬢ちゃんなんだ……こいつらはオマンコの本当の良さなんて何も知らないんだ……)
 三田村はヌルヌルになったワレメに指を滑らせ、プクッと膨らんだクリトリスを弄った。
「あっ!」と言いながら恥ずかしそうに顔を背ける新婦をジッと見下ろし、「本当に、自分でココを触った事がなかったのか?」と、聞いた。
 新婦は真っ赤な顔をしながらコクンと頷く。
「セックスの時、新郎はココを触ってくれたか?」
 新婦は再び「あんっ!」と声をあげながら必死で首を振った。

「じゃあ、舐められたのも初めてだったのか?」

 三田村のその言葉に、新婦は凍えるリスのように上半身を丸めながらコクンと小さく頷いた。

 ムラムラムラ! っと凄まじい欲望が三田村の全身を走り抜けた。
 ハァハァと男臭い息を吐きながら、三田村はペニスをがっしりと握り、亀頭の先をヌルヌルの穴にツルッと入れた。

「入れてもいいか……」

 握った肉棒の先で濡れた穴の入口を掻き回しながらそう聞くと、新婦は恥ずかしそうに両手で顔を隠しながらコクンと頷いた。

 っと、その時、再び新婦の携帯が鳴り出した。
 携帯を見るとまたしても新郎からだった。
 三田村はニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、携帯を自分の耳にあてた。新婦が無言で(あっ!)と焦り、(ダメ!)と三田村から携帯を奪おうとした。その瞬間、三田村は迷う事無く「ぴっ!」とボタンをプッシュしたのだった。

『もしもし奈々ちゃん!』

 新郎は通話状態になるなりいきなりそう叫んだ。突然切れてしまった電話に、かなり焦っているようだ。

「あっ、もしもし、三橋様ですか?」

 三田村は新郎の名を呼んだ。

『えっ?……誰?……ですか』

「三田村でございます。この度は、とんだ御迷惑をお掛けしてしまいまして本当に申し訳ございません、早急に事態を収拾いたしまして――」

『――あのぅ、そんな事はいいですから、、奈々に換わってもらえませんか』

「……それがですね、奥様、つい先程から何やら気分が悪いとかでお休みになられておりまして……」

 三田村はそういいながら、テーブルの上に寝転ぶ新婦の細い脚を、自分の両肩に抱えた。
 大きく股を開かされた新婦は、旦那の声に戸惑いながらも官能的に三田村をジッと見つめた。

『いいから起こして下さい、とにかく奈々に換わって下さい、お願いします』

 新郎はかなり焦っている。

「そうですか……では、少々お待ち下さい……」

 三田村はそう電話に告げながら、ゆっくりと腰を突き上げた。
 ゴツゴツと青筋を浮き上がらせた巨大なペニスが、ほとんど未開発な新婦の穴の中にのめり込んでいく。
 新婦は顔をくしゃくしゃにさせながら、下唇を噛んだまま「うぅぅ」と唸った。

「奥様、起きて下さい奥様。旦那様からお電話が掛かっております」

 三田村はそう呟きながらペニスをメリメリと挿入して行く。
 そして、その肉棒がすっぽりと穴の中に収まると同時に、身体をゆっくりと前倒しにし、優しく新婦の身体を抱きしめた。

「奥様、旦那様からお電話です」

 三田村は新婦の柔らかい頬に唇を押しあてながら囁き、新婦の小さな手に携帯をソッと握らせた。
 携帯を手にした新婦は戸惑った。携帯から聞こえて来る『奈々ちゃん! 僕だよ、陽介だよ!』という新郎の声に、慌てて三田村を見つめながら(どうすればいいの?)と口パクしながら焦っている。

 そんな新婦を微笑みながら見つめる三田村は、ゆっくりと腰を動かし始めた。
 強烈に狭い穴の中で、ヌルヌルの粘膜がペニスに絡み付き、おもわず三田村はその快感に「んふっ……」と唸りをあげる。

「も、もしもし……」

 細い腰をテーブルの上でしならせる新婦は、そんな三田村の肉棒を全身で感じながら、携帯電話に唇をあてた。

『どうしたんだい奈々ちゃん、びっくりしたよ、大丈夫?』

 新郎の心配した声が携帯から洩れて来た。
 そんな新郎の声を聞きながら、優越感に浸る三田村はリズミカルに腰を振る。
 互いの結合部分から粘着性のあるいやらしい音が洩れ始めた。新婦は、喉元をピーンと伸ばしながら首を反り返し、無言で口を開きながら(あぁぁぁ)と悶えている。

『もしもし奈々ちゃん、具合が悪いのかい? 今、警察がこっちに向かってるからもう少しの辛抱だよ、頑張って!』

 三田村は新婦の両足をがっつりと抱え込み、新婦の身体を赤ちゃんがオシメを替える時のように曲げさせながら、ペニスを激しくピストンさせた。

 そんな三田村の激しい攻撃に、遂に新婦が「あっ!」と声を出した。

『どうしたの奈々ちゃん!』

 新婦は激しくバタバタと首を左右に振り、声を洩らさないように人差し指を噛み締めた。そしてあざけ笑うように見下ろす三田村に向かって(無理! 無理!)と眉を顰めた。

 三田村はニヤリと笑いながら、そんな新婦の手から携帯を奪い取った。

「もしもし三橋様、やはり具合が悪いようで、奥様は電話に出られないようでして……」

 腰を振りながら三田村が言うと、新郎は『す、すぐに救急車を呼びますので!』と素っ頓狂な声で叫ぶと、そのまま自ら電話を切った。

 三田村がクスクスと笑いながら「ぴっ」と携帯を切ると、その音と同時に新婦が叫んだ。

「なんか変なんです! 凄く、凄く、頭がクラクラするの!」

 三田村はそんな新婦の小さな身体を腕の中にギュッと抱きしめた。そして新婦の耳を唇の中にソッと含みながら、「イキそうなの?」と囁いた。

「わかんない! あん! わかんない! あぁぁぁぁぁ!」

 新婦はまるでジェットコースターを急降下している時のような絶叫をあげながら、三田村の身体にがっしりとしがみついて来た。
 その瞬間、小さな膣が更にギュッと萎縮し、三田村の亀頭や竿を激しく締め付けた。

(イッたな……)

 そう感じ取った三田村は、激しく暴れ回る新婦の柔らかい頬をベロベロと舐めながら、自分も素早く発射体勢になった。

(結婚式の当時に……新婦のオマンコに……中出し……)

 そうポツリと唱えながら、ニュルッ! と精液を発射させた。
 狭い膣の中に他人の精液が激しく迸り、トクトクと濃厚な精液がそそぎ込まれて行く。
 ペニスが激しくピストンされる膣からは、そこにたっぷりと溜った精液が溢れ出し、静まり返った控え室に、グジュ! グジュ! と、卑猥な音を響かせた。
 その音は、まるで、どしゃぶりの雨の日に雨水が底に溜った長靴で駆け足しているような、そんな小気味良い音だった。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 静まり返った式場に再びウェディングマーチが鳴り響き、強烈なスポットライトが会場の入口を照らし出した。
 四十分という空白の後、改めて純白のウェディングドレスに着替えた新婦が華やかに登場すると、場内はそのあまりの美しさに深い溜息に包まれ、盛大な拍手が巻き起こった。

 新郎新婦が席に付くと、フェードアウトしていくウェディングマーチと拍手の中、マイクの「ゴン」っという低い音が場内に響いた。

「えー……」と、マイクに向かって話し始めたのは三田村だった。
 緊急災害システムの誤作動により、皆様には多大なる御迷惑をお掛け致しまして……と、いったお詫びを延々と述べた後、三田村は「しかし……」と言葉の矛先をさりげなく変えた。

「私くしも、長年、このお仕事をさせて頂いておりますが、今日の新婦のように、これほどまでに美しく華やかでそしてお淑やかな花嫁さんを見た事がございません……」

 三田村はそう話しながら、ふいに射精後の三田村のペニスを愛おしそうに舐めていた新婦の姿が浮かんで来た。

「このような非常事態の真っただ中、一心に新郎の身を案じる新婦のそのお姿を間近で見た私は、これが本来の夫婦の姿だと胸を打たれ……」

 そんな歯の浮くようなセリフを長々と続ける三田村と、メインテーブルに座る新婦の目が合った。
 三田村をジッと見つめる新婦は、真っ赤なルージュに彩られた唇を微かにニコッと歪ませると、そのまま静かに三田村から目を伏せた。

 その時、微笑んだ新婦の真っ白なウェディングドレスの中で、まだ生温かい精液がトロッと垂れた事を、三田村意外の誰も知る由もない……

(裏切りのウェディング・完)



この作品は、ぽんて様のリクエストにより製作せて頂きました。
ぽんて様、楽しいリクエストをありがとうございました!


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