さらば、ネット伝説の美痴女1
2010/11/05 Fri 10:04
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「それじゃあ、まずはここにあるナスを綺麗に洗って下さい」
大きなステンレスのシンクの中にたっぷりと水が張られ、そこに無数のナスがプカプカと浮いていた。
カナエは水にプカプカと浮く大量のナスを見て、これを全部洗い終えるのには一生かかっても終わらないのではないかと、大きなステンレスのシンクの前で呆然と立ちすくんでいた。
そんなカナエの絶望感に気付いたのか、主任の御前崎は、「のんびりで結構ですから」と言いながら、子供用のビニールプールほどの大きさはある巨大ザルをカナエの足下にカサっと置いた。
そんな、カナエの足下に屈んだ主任の体から独身男性独特の饐えた匂いがフッと漂い、カナエは慌てて主任から顔を反らしたのだった。
エンリー食品加工工場は、800人の従業員を抱える巨大工場だった。
ここは、主にコンビニ等で売られている弁当の食材を加工する工場で、今日からパートで働くようになったカナエが配属されたのは、野菜を加工する第6工場だった。
カナエは慣れない手つきで水に浮かぶナスを手にした。
今まで、家事もろくにやった事のないカナエにとっては、たとえナスを洗うと言った単純作業であっても大変な作業だった。
吉井カナエ、30才。バツイチ。
カナエはかなりの美人だった。お淑やかな美人というわけでなく淫媚な美人。その身体中から溢れ出る色気というか女の艶が、普通の主婦とはどこか違う「いやらしさ」を醸し出していた。
弾力性のある胸と尻はセックスを直接連想させ、そのキュッとくびれた細い腰とスラリと伸びる美脚に、ポッと見とれてしまう男は多かった。
去年離婚したカナエは、1ケ月前の調停にて、2人の子供の親権を旦那側に取られた。
本来、離婚時の子供の親権は母親の方が有利とされているが、しかし、離婚の原因が原因だけに、調停員もカナエには「親権は諦めた方がいいですね・・・」と諭すかのように説得をし、又、弁護士からも同じように告げられたカナエは、無条件で親権を放棄するほかなかった。
そんな離婚の原因。これは目を背けたくなる程の凄まじい理由だった。
簡単に言えばカナエの浮気が離婚の原因なのだが、しかしその浮気というのが普通ではなかった。
まず、浮気相手と言うのが複数いた。旦那の実弟、娘の担任教師、近所の薬剤師、旦那が経営する自動車整備工場の若い工員等、家族関係と親しい人物から、その他にも出会い系サイトやネット、又は近所のスナックで知り合った不特定多数の男達など、その数はカナエ本人が把握しているだけでも50人以上は軽くいた。
これは、いわゆる「乱交」と呼ばれる、不特定多数で交わる変態行為で、カナエは夜な夜な亭主に内緒でそれらのパーティーに参加しては不特定多数の男達と狂った交わりを繰り返していたのだった。
そんなカナエの変態行為が発覚したのは、カナエを密かに変態調教していた利光が運営するブログからだった。
利光と言うのはカナエの旦那の実弟だ。旦那が経営している自動車整備工場の番頭的存在の人物で、カナエよりも3つ歳の若い独身。色黒で逞しく野性的な男だった。
カナエは、まずこの利光と恋に落ちた。利光は病身な兄とは違い見るからに精力に満ち溢れている。そんな2人は夜な夜な誰もいない深夜の整備工場の片隅で、まるで獣が交じり合うかのように荒々しく性交に耽っていた。
そんなある時、利光は同じ工場で働く若いブラジル人をセックスに参加させようと言い出した。そのブラジル青年は、去年出稼ぎで来日したばかりの青年で、日本語もろくにできないから他に秘密が漏れる心配はないと利光は言う。
当然ながらカナエはそれを拒否した。その青年は、亭主に最も可愛がられている従業員で、しかも彼が下宿しているのはカナエ達が住んでいる自宅のすぐ隣のアパート寮なのだ。カナエは、身近すぎるからという理由でそれを頑に拒否したが、しかし、ブラジル人従業員の前で強引に利光に犯され、それを見ていたブラジル青年が巨大なペニスを出してオナニーを始めると、カナエは知らないうちに、そのブラジル青年のペニスを銜えてしまっていたのだった。
それが、カナエの乱交の始まりだった。
複数の男に同時に犯されるというその淫らな快感にカナエはどっぷりとハマってしまった。
利光は、近所で親しい薬剤師や酒屋の旦那、挙げ句の果てには娘の担任教師までも、次々にこの乱交に参加させた。
男達は、近所でも「エロ妻」と評判のカナエを抱ける悦びに酔いしれ、利光に会費の3万円を支払ってでもこの乱交パーティーに毎回出席していたのだった。
利光は、兄嫁を抱かせるという鬼畜な商売で、近所の旦那衆からかなりの利益を上げていた。
そんな利光は、更に利益を求め、遂に個人ブログを立ち上げては、そこでカナエを宣伝した。
『現役の美人妻と乱交しませんか?』
これが利光のブログタイトルだった。
ブログには、これまでの乱交状況を撮影した画像が掲載され、カナエの淫らな姿が生々しく写し出されていた。それらの画像は、顔にはもちろんモザイクが掛けられていたが、しかし、性器の部分にはモザイクはなく、男根が荒々しく挿入されている結合部分や、不特定多数の男達の精液でヌルヌルに濡れるカナエの性器はモロに写し出されていた。
「姉さん、見てみろよこのアクセス数。世界中のスケベ共が姉さんのいやらしい写真を見ては精子をぴゅっぴゅっと飛ばしてんだぜ・・・」
ある日の昼休み、事務所のパソコンで1日1500アクセスもあるそのブログをカナエに見せつけながら、利光がヘラヘラと嫌らしい笑いを浮かべると、そこに不意に亭主が現れた。
「さっきから何を見てるんだ・・・」
亭主はそう言いながらいきなりパソコンを覗き込んだ。
その場にいたカナエの心臓は一瞬にして凍り付く。
利光は、画面を覗き込む亭主の後で「ヤベェ・・・」っという顔をしたまま、真っ青なカナエの顔を見つめていた。
「人妻と乱交しませんか・・・・なんだこりゃ?・・・」
亭主はマウスをカチカチと鳴らしながら画面を操作し、険しい表情で自分の女房の変態写真を1枚1枚開いて行く。
「しかし・・・世の中には変わった趣味のヤツがいるもんだよな・・・テメェの女房の裸をこんなトコで見せるなんてよ・・・あ、こりゃ夫婦じゃねぇのか?なになに、兄の嫁・・・・」
心臓の鼓動が激しく響くカナエは、キュッと下唇を噛んだ。
そこには近所の薬剤師や酒屋の旦那の写真も写っている。それを見られたらどんなに鈍感な亭主でも、そこに写っているのが自分の女房だと疑うはずだ。
利光は慌てて、「兄さん、もういいじゃないか・・・姉さんの前だし恥ずかしいよ・・・」と、言いながら、亭主の手からマウスを奪い取った。
しかし、ブログを見ている亭主は、どうやらそこに写っている女が自分の女房だとは気付いていないようだった。
「ったく、こんなくだらないものばかり見てないで、おまえも早いとこ嫁さん貰えよ・・・」
亭主は利光の顔を見ながら吐き捨てるようにそう言うと、パソコン机から事務所のソファーへと移動し、そこに置いてあった書類を手にすると、「東洋自動車に行って来るから・・・」とカナエに伝えては事務所を後にしたのだった。
「危ねぇ・・・」
利光はそう言いながら急いでそのパソコンからブログ画面を消した。
「兄さん、気付いてなかったかな・・・・」
利光がそうポツリと呟くと、カナエは赤く火照った顔で利光を見つめながら肩でハァハァと荒い息を吐いている。
「・・・どうしたの?・・・姉さん・・・」
利光がそんなカナエに驚くと、カナエは無言のままトイレへと向かい、その後を利光が追った。
トイレの個室で、利光がカナエのパンティーの中に手を入れると、そこはムンムンと熱をおび、そして今までにはない大量の汁が溢れていた。
「兄さんにバレそうだった、あのスリルが堪らなかったんだな・・・」
利光はそう言いながらカナエの空色のパンティーを乱暴にずり下ろすと、トイレの小窓から降り注ぐ光に照らされた生々しいカナエの陰毛の中に、乱暴に指を押し入れた。
グチュグチュグチュ・・・っという下品な音がトイレの個室に響き渡る。
「もう入れて・・・」
カナエは自ら片足を大きく開いた。
その言葉に欲情した利光が、カナエの汁でテラテラと輝く指で作業ズボンのジッパーを急いで降ろすと、ゴリゴリと血管が浮き出たドス黒い男根がビーンと飛び出した。
トイレのタイル壁にカナエの背中を押し付け、立ったままの状態でカナエの柔らかい体に抱きついた利光は、真っ白な太ももを右手に抱え上げると、そのヌルヌルに濡れているカナエの穴に、いとも簡単にペニスをニュルッと挿入させた。
ほとんど愛撫無しの状態での挿入は、2人の敏感な性器に激しい快感を与えてくれた。
「あぁ、もうダメ、イキそうだ」
入れてからまだ数回しか腰を動かしていない利光は、とたんに根をあげ、慌てて腰を止めた。
「まだダメよ・・・ねぇ・・・」
おねだりするカナエがそう言いながら腰を振ると、「あっ!」と利光が腰を引き、穴からツルリンと抜けたペニスの先からプシュ!と精液が飛び出したのだった。
利光の精液は、カナエの事務服に迸った。
カナエが着ていた、黒いタイトスカートと白黒のチェックの上着には、まるでレイプされたかのような荒々しい精液が飛び散っていた。
カナエは「もう・・・」と言いながら、その精液をトイレットペーパーで拭おうとした。しかし利光は「ちょっと待って」とカナエの手を止め、その精液で汚されたカナエの事務服姿を携帯で何枚も撮影した。
「・・・またブログに載せるんでしょう・・・」
カナエがそう笑うと、利光は「こんなスゲェHな写真はなかなか撮れないからね・・・」などと言いながら、便器に這いつくばって覗き込んでは、カナエのパックリ開いたオマンコや精液で汚れた事務服を何枚も撮影した。
しかし、その後、この写真がカナエと利光の淫らな犯行の決定的な証拠写真になるとは、この時2人は知る由もなかった。
2
「あのぅ・・・できれば、もう少し1本1本丁寧に洗って貰えたら有り難いんですが・・・」
主任の御前崎がナスを洗うカナエの背後からソッと声を掛けた。気の弱い御前崎は、今日入ったばかりのパートにまで、オドオドとした敬語を使う。
「えっ?」と、カナエは慌てて御前崎に振り返った。
後ろでボンヤリと立っていた御前崎を見たカナエは、そんな御前崎の姿にふいに「隣のトトロ」を連想した。
「こういうの馴れてないので・・・すみません・・・」
カナエは必死で笑いを堪えながらも後のトトロに頭を下げた。
「それじゃあ、僕がもう一度、やり方を説明しましょう・・・」
御前崎は、大福のようにパンパンに膨れた頬を弛めながらそう微笑むと、カナエの隣に並んではワイシャツの袖を捲り始めたのだった。
「ナスってのは、この表面の皮に、目に見えない汚れが付いてるんですよ・・・」
御前崎はそう言いながら左手でナスをしっかりと固定し、右手で優しくナスの表面を撫で始めた。
「こうして1本1本丁寧に、やさしく擦ってやって下さい・・・」
御前崎は、ナスを擦っていた右手の指を「ほら」っとカナエに見せた。
御前崎の芋虫のように太った指先は、ナスの皮に付着していた汚れで真っ黒になっていた。
「ホントだ・・・結構、汚れてるんですね・・・」
カナエが目を丸くしながら御前崎の指を覗き込むと、「ナスは黒いですからね・・・汚れが見えにくいんですよ」と人懐っこい笑顔で笑うそんな御前崎からは、またしても独身男性特有の、雄の据えたニオイがプ~ンと漂い、そのいやらしい香りにカナエは慌てて顔を反らしたのだった。
それから2人は並んだまませっせとナスを洗った。
ナスの洗い場の前には大きなサッシ窓があり、そこから工場のグランドが一望できた。
「結構、冷たいでしょ・・・」
御前崎は窓の外のグラウンドを見つめながらポツリと呟いた。
「いえ・・・・」
そう答えたカナエだったが、しかし、実はさっきから指が水荒れしてしまうと心配でならなかった。
「本当は、手袋とかして洗うといいんだろうけど・・・手袋だと皮が破れてしまう事があるんですよね・・・」
御前崎はそう言いながら、ナスを太陽の光に照らした。
「ほら、ナスって皮が薄いでしょ・・・だから指で優しく丁寧にやらないと破れてしまうんですよ・・・」
御前崎は再びナスを水の中に沈め、またシコシコとナスを擦り始めた。
「主任は、おいくつなんですか?・・・」
カナエは、御前崎の真似をしてナスを優しく擦りながら、ふと聞いた。
「僕は今年で26になります」
「へぇ・・・お若いのに主任なんて凄いですね・・・」
カナエがそう煽てると、御前崎はいきなりグヒグヒと不気味な声で笑い始め、「いえ、僕は中学を卒業してからずっとこの工場にいますので、ただ長いってだけで主任になれただけですから」と、照れくさそうにまたグヒグヒと笑った。
御前崎のそのグヒグヒという不気味な音と共に、御前崎の巨大にはみ出した二重アゴがムニュムニュと動き、カナエは(ガマガエルみたいだ)と急に可笑しくなっては、この御前崎という若い主任を可愛く思ったのだった。
午前の作業が終わり、昼休みがあっという間に終わると、カナエは再び巨大ステンレスのシンクの前で、大量のナス洗いに耽った。
そんなカナエを、少し離れた場所から心配そうに眺めている御前崎に、カナエは妙に母性本能をくすぐられた。
(これは・・・魚屋の旦那さんだ・・・あっ、こっちは自転車屋のアツシ君だな・・・)
ナス洗いに馴れて来たカナエは、1本1本ナスを手にする度に、その大きさを確かめては今まで交わった男達のペニスを思い出していた。
そんな事を考えながらナスを洗っていると、ついついナスを洗う手が、アレをシゴく時のような手つきになってしまう。そんなナスを握る手も、まるでペニスをがっしりと握るかのような握り方になってしまっていた。
カナエは、そんな手つきに「はっ」と気付き、ナスを握っていた手の向きを慌てて変えた。
(私ったら、何を考えてるのかしら・・・)
クスッと笑いながら、ふと顔をあげると、少し離れた場所から御前崎がカナコをジッと見ていた。
御前崎は赤ちょうちんのように真っ赤な顔をしている。
(やだ・・・見られたかな・・・・)
カナエは慌てて御前崎から目を反らし、再びナス洗いに専念した。
しばらくすると、カナエは背後に人がいる気配に気付いた。
シンクに俯きながら、ソッと正面の窓に目をやると、窓に御前崎の姿が映っているのが見えた。
御前崎は自分の姿が窓に映っているのに気付いていないのか、息を殺してはカナエの背後に近付き、カナエの肩越しにソッとシンクの中を覗き込んでいた。
最初、カナエは、ナスを乱暴に洗っていないかをこっそり確認する為に御前崎が覗いているのかと思っていたが、しかし、微かに聞こえて来る御前崎の荒い鼻息から、御前崎が違う意味でカナエの手元を覗き込んでいるのだという事に気付いた。
カナエはそんな御前崎に小さな興奮を感じた。以前の乱交パーティーでも、これ系のウブな青年を挑発するのはカナエのひとつの楽しみだったのだ。
カナエは、御前崎が手元を覗き込んでいるのを知りながら、まるでペニスをシゴくかのような手つきでナスを洗い始めた。クチュ、クチュ、クチュ・・・とという音がカナエの手元から響き、同時に、溜った水がチャプ、チャプ、チャプ・・・っという官能的な音を出した。
その音が激しくなるにつれ、御前崎の鼻息も同時に荒くなっていた。
「主任・・・こんな感じでいいでしょうか?」
カナエはそう言いながらいきなり後を振り向いてやった。
いきなりカナエの顔が真正面に振り向いた御前崎は、一瞬ギクッ!としながらも一歩後へ下がった。
「あ、はい・・・まぁ・・・そんな調子で・・・・」
御前崎は、団子っ鼻の上に無数の汗玉をポツポツと作りながら、焦った表情のまま苦笑いをした。
そのまま御前崎は居心地を悪そうにしながらも、カナエの隣に立ってはカナエのナスを洗う手元を見ていた。
カナエは、そんな御前崎が可愛くて堪らなかった。
こんなウブな青年は、一生懸命アソコを舐めてくれるという事も、カナエは経験上よく知っている。
カナエは、自分のアソコが濡れているのに気付きながらも、もっともっと御前崎を挑発してやろうと思った。
シンクに浮かんでいるナスの中でも一番立派なナスを手にしたカナエは、不意に利光の逞しいペニスを思い出した。
利光のペニスはカナエの穴を隙間なく埋めてくれた。あの時の肉棒の感触がリアルに思い出され、カナエの下半身をジクジクと熱くし、そしていやらしい汁がパンティーにジトッと洩れるのがわかった。
カナエは溢れそうになる声を我慢しながら、ナスを5本の指でしっかりと握り、それを上下にシゴいた。
チャプ、チャプ、チャプ、という、まるでバスタブの中でペニスをシゴくような、そんないやらしい音が、そこにいるカナエと御前崎を包み込んだ。
カナエは上下にシゴく手を早めた。そして、横目でジロッと隣の御前崎を見る。
御前崎は、そんな乱暴な洗い方をしててもカナエを止める事はなかった。いや、むしろその御前崎の表情は、もっと激しく洗って!と言わんばかりにハァハァと荒い息を吐いていた。
カナエは、御前崎の顔を見ていた目を、そのままゆっくりと下へずらした。
案の定、御前崎のズボンの股間は歪な形で盛上がっていた。
カナエは、何気なく後を振り向き、工場内を見回した。
カナエから少し離れた場所に外国人らしき男がいた。男は山積みされた大量のニラの中で、それを一心不乱にをザクザクと切り刻んでいる。
その隣にも老婆が1人いた。老婆は、農協のマークが付いた黄色い篭の中から、セッセとニラを取り出し、それを外国人の前に積み重ねる作業を繰り返している。
誰もカナエを見ていなかった。いや、見る余裕がないと言った感じで、忙しく作業している。
それを確認したカナエは、ナスをシゴく手を更に早めた。
シンクからはピチャ!ピチャ!ピチャ!と水滴が飛び散り、それと同時に御前崎の息も荒くなる。
あまりにも激しくシゴいたせいか、突然、ナスの皮がズルッと捲れた。
「あぁぁん・・・ムケちゃった・・・」
カナエはいやらしくそう言いながら、射精後のペニスをシゴくかのようにナスをシゴく速度を妖艶に弛めた。シンクに溜っていた水の中に、まるで精子のように、ナスの皮がユラユラと揺れている。
カナエは、皮が捲れたブヨブヨのナスから右手を離すと、エプロンにパタパタと手の平をあてながら水滴を拭った。
そしてその右手で新たなナスを掴もうと見せかけながら、その右手をソッと御前崎の股間に伸ばしたのだった。
3
いきなりカナエに下半身を触られた御前崎は、「えっ?えっ?」と戸惑いながらも、しかし抵抗は全くしなかった。
御前崎のペニスは思った通りに固くなっていた。
御前崎は後をキョロキョロと見回し、誰もこっちを見ていない事を確認すると、黙ったままカナエの指で弄ばれる自分の下半身をジッと見ていた。
久しぶりに触る男根の感触だった。ズボンの中のコリコリとした固いペニスは、カナエの手から逃れるようにピクピクと動いていた。
そんな元気のいいペニスを弄りながら、カナエは最後に弄ったペニスをふと思い出していた・・・・
これまでのカナエの犯行が亭主に発覚したのは、利光とトイレで交じり合った日から1週間も過ぎた頃だった。
その日、カナエが事務所で書類の整理をしていると、住み込みで働いているサンガロというブラジル青年がひょっこりと事務所に現れた。
工員が事務所に来るのは珍しい。それは、前借りを頼みに来る時か、若しくは工場で誰かが怪我をしたといった時だけだ。
いきなり事務所にやって来た作業服姿のサンガロに、カナエは「どうしたの?」と驚いた。
サンガロはそんなカナエをニヤニヤと笑いながら見つめ、そして後を振り向き誰かに手招きをした。
1人の青年が恐る恐る事務所に入って来た。その青年は、3日前から住み込みで働くようになった、やはりブラジル国籍の青年、ルイスだった。
ニヤニヤと笑うサンガロが、事務所内をキョロキョロと警戒しながらカナエの机に近付いて来た。
カナエは、サンガロとは過去に2、3回、乱交で交わった事がある。
「どうしたの?」と、カナエが怪訝そうにサンガロに聞くと、机の前に立ったサンガロは「オクサン、お願い、あります」と両手を合わせた。
「ルイス、恋人と別れて淋しい。オクサン、優しくして、お願い」
サンガロはそう言うと、入口でモジモジとしていたルイスをカナエの机に呼び寄せた。
「ちょっと待ってよサンガロ、どういう事よ・・・」
慌てたカナエがそう言っている間に、ルイスはカナエの椅子の横に立ち、ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながら、油だらけの作業ズボンのジッパーをゆっくりと降ろした。
「これ、トシミツさん内緒、お願い、ルイス、お金持ってない」
サンガロはそう言いながらカナエに何度も何度も頭を下げて合唱する。
「ちょっと待ってよ・・・」と、カナエが椅子から立ち上がろうとした瞬間、ルイスの黒光りするペニスが、薄汚れた作業ズボンのジッパーからピン!と飛び出した。
いきなり目の前に現れた、まるで彫刻のように美しいルイスの芸術的なペニスを目にしたカナエは、そのあまりの美しさにおもわずジッと見とれてしまう。
すぐ隣の工場からは、カーンカーンカーンっというハンマーで何かを叩く音や、ギィーン・・・と機械の回る騒音が響いていた。工場から微かに聞こえて来るラジオのディスクジョッキーの声と、事務所の横の細い路地をゆっくりと通過して行くちり紙交換の拡声器の音。そんな、カナエのごくありふれた日常の空間で、いきなり剥き出しにされたルイスのペニスは違和感を放っていた。
ルイスがポルトガル語で囁いた。ルイスは日本語が全く通用しなかったが、カナエもポルトガル語は全くわからない。
しかし、今、ルイスが何を囁いたのかは、カナエはなんとなくわかった。
カナエは黙ったまま、目の前に突き出されたルイスのペニスを握った。カナエの手の平にズッシリとした重みが伸しかかる。それを優しく上下に動かしてみた。天に向かって反り返る竿は鉄のように固く、そして亀頭はほどよく柔らかかった。
ルイスはポルトガル語で優しく囁きながら、スーハーと大きな呼吸を始めた。
ルイスは、椅子に腰掛けたままのカナエをジッと見下ろしながら、ペニスの先をカナエの口元に移動させた。
ペニスを鼻先に突き付けられたカナエは、亀頭から漂うムワっ!とした饐えた汗の匂いと、作業ズボンに付いているオイルの匂いで咽せ返しそうになった。
ルイスが腰を優しく突き出すと、薄ピンクのリップクリームが付いているカナエの唇にルイスの亀頭がムニュっと押し付けられた。
カナエはゆっくりとルイスの顔を見上げながら静かに唇を開き、その彫刻のように美しくも汗と小便で汚れたペニスを、味わうかのようにゆっくりと口内へと招き入れたのだった。
一度それを口に入れてしまうと、カナエの感情は止まらなくなった。
昼下がりの事務所に、プチャ、プチャ、プチャ、っという、カナエの唇とルイスの肉棒が擦れ合う音が響き、そんな自分が奏でる音に挑発されたカナエは、口の中で激しく舌を動かしながらルイスのペニスを隅々まで舐めまわした。
彫刻刀で彫り込まれたようなカリ首を舌の先でなぞりながらも、いつしかカナエはそれを銜えたまま、「うぅん、うぅん」といやらしい声まで洩らし初めていたのだった。
ふと気がつくと、事務椅子に座ってはルイスのペニスをしゃぶっているカナエの横に、サンガロが黙ってしゃがんでいた。
サンガロは、カナエのタイトスカートの中に滑り込むようにして手を入れると、そのままストッキングとパンティーを同時に下げた。
素早く足首まで下げられたストッキングとパンティー。足首でピーンと広げられてはクロッチを曝け出された黒いパンティーは、カナエの膣から溢れ出したいやらしい汁でテラテラと輝いていた。
「オクサン・・・足をあげて下さい・・・」
サンガロが優しく呟きながら、カナエの両足を事務机の上に乗せた。真っ昼間の事務所で大きくM字に開かれたカナエの股間を見て、サンガロとルイスは、同時にポルトガル語で何かを囁き、そして笑った。
サンガロがカナエの股間に舌を這わせた。サンガロの分厚い舌は、ワレメに溢れるいやらしい汁を下から上へと掬い上げ、テッペンにあるクリトリスを舌先でレロレロレロっと転がした。
それを延々と続けられたカナエは、気が狂いそうなくらいに興奮し、とにかく一刻も早くルイスのこの巨大なペニスを穴に埋め込んで欲しくて堪らなくなった。
カナエはルイスのペニスをリズミカルにしゃぶりながら考えた。もうすぐ亭主が集金から帰って来る。この2人とたっぷり楽しむなら、今から彼らの寮へ行くべきだ、と。
そしてカナエがそれを告げようと、口内にあるルイスの亀頭を最後におもいきりキュッと吸い込んだ時、いきなり事務所のドアが開いた。その音が何かの間違いでありますようにとペニスを銜えたままのカナエが視線をドアに向ける。するとそこには真っ赤な顔をした亭主がギュッと下唇を噛みながら立っていたのだった・・・
その日以来、家を追い出されたままのカナエは子供に会う事すら許されなかった。
ひとつの秘密が発覚すると、それまでカナエを疑っていた亭主は、次々とカナエの犯行を暴いて行った。
利光と情事を繰り返していた事も発覚し、そして利光が、カナエの売春を斡旋していた事まで全てバレてしまった。
それが発覚した原因は、例のブログだった。利光がトイレで精液をぶっ掛けた時の写真に写っていたカナエの事務服が決定的な証拠となったのだった。
この件で、カナエだけでなく、利光もブラジル青年達もみんな工場を追い出された。
ここから事件は大きく広がる。
なんと、解雇されて頭に来た利光が血迷い、ブログに掲載されていた写真のモザイクを全て外してしまったのだ。
それは、カナエだけでなく男達の顔も全国に晒された。もちろん性器を隠していたモザイクも外され、結合部分やアソコを舐めるシーンといった生々しい部分もハッキリと晒されてしまった。
それらの画像はブログから次々に盗まれ、「変態美人妻の乱交」とタイトルを付けられてはあらゆる掲示板を駆け巡った。カナエと乱交する姿を晒された男達はとたんに大パニックに陥り、そしてその2日後、ブログで悲惨な姿を曝け出された小学校の教員が自殺した。
自殺したその教員が、カナエの次女・琴美の担任教師だったと言う事からマスコミが騒ぎ始め、静かだった町は大騒ぎとなる。
ネットの中では様々な憶測が飛び交い、その噂が都市伝説的に広がり始めると、いつしかカナエはネットのエロ掲示板で蠢くマニア達の間で「伝説の美痴女」と呼ばれるようになっていたのだった。
(つづく)
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