2ntブログ
?????????????????????????????????°?????¨_convert_20091025003917




               1

高崎はいつものようにマンションのベランダで煙草を吸っていた。
結婚して1年、初めての子供が産まれ、24歳にして母となった妻は初めての子供に少しばかり神経質となり、煙草を吸う高崎をベランダへと追いやった。
そのため、この寒空の中をベランダでひとり淋しく煙草を吹かしているわけだが、しかし、このベランダのひとときに、最近の高崎はハマっていた。

というのは、隣りのベランダに洗濯物が干してあるのだが、その中には奥さんのパンティーも干してあるからである。

高崎は煙草を吸いながら、いつものようにチラチラとお隣さんのベランダを覗き見た。
目の前に奥さんが履き古したパンティーがヒラヒラと夜風になびいている。ちょっと手を伸ばせば直ぐに手が届く位置だ。

隣りの奥さんは、歳は35、6で、どことなく米倉涼子の雰囲気を漂わす色っぽい熟女だった。
何度かエレベーターで一緒になった事があるが、スラッと細い足に肉付きの良い尻を後からこっそりと眺めながら、いつも高橋はアレコレといやらしい妄想をしていたのだった。

高橋は熟女マニアだった。
ドスケベな熟女に無理矢理犯されたいという妄想癖のある高橋は、近所のスーパーによく立ち寄っては、淫乱そうな熟女を眺め、アレコレと妄想するのが好きだった。

もちろん、この隣りに住む池田さんの奥さんも、高橋に妄想されるそのひとりだ。
深夜になると、マンションのすぐ下にある児童公園の公衆便所にわざわざ行っては、隣りの池田さんの奥さんに、この薄汚い公衆トイレでレイプされるのを想像しながら自慰に耽っているのであった。

そんな憧れの熟女の下着が、すぐ手の届く場所でヒラヒラと風になびいている。

187326.jpg


高橋は、煙草の煙を吐きながら部屋の中を見た。
妻は子供を寝かしつけているのだろうかリビングにはいなかった。

チャンスだ。
今ならこのパンティーをちょっと拝借してオナニーができる。

ちょっと眺めて軽く匂いを嗅ぐ程度だ、精液を掛けたり舐めたりしなければ大丈夫だろう、すぐに返せばいい・・・。

高橋はベランダの手摺からゆっくりと手を伸ばし、ヒラヒラと風になびく奥さんのパンティーを二本の指で摘んだ。
洗濯バサミがパチン!と音を立てないように、ゆっくりとパンティーを引っ張る。

と、その時だった。
いきなり隣りのベランダから「ふふふふふふ」という低い笑い声が聞こえて来たのだ。

(しまった!)

高橋は慌てて手を引き、そして急いで煙草の火を消した。
とにかく逃げよう。

灰皿に煙草をガシガシと擦っていると、隣りから「まぁまぁそう慌てなくても・・・」と再び低い声が聞こえて来た。

男の声だ。
きっと旦那さんだろう。

「初めまして、私、池田と申します。隣りに住んでながら御挨拶が遅れてしまいまして・・・」

隣りの薄暗いベランダから男は挨拶をして来た。
遠くから聞こえて来る救急車のサイレンの音を聞きながら、高橋は返事をしようかどうしようかと迷っていた。

「高橋さん、でしたよね?」

風になびく洗濯物の中から男の声だけが響く。

「・・・は、はい・・・」

「いつもこの時間になると、ベランダから女房の下着を見てますよね・・・・」

「・・・・・・・」

「はははは。いや、アナタを責めているのではございませんから勘違いしないで下さい。アナタを責めるどころか、私は女房の下着をアナタに見られて嬉しいのです」

高橋は、こいつ何が目的なんだ?金でも強請ろうってのか?・・・・それとも変態か?・・・と瞬時にそう思った。

「・・・まぁ、なんと言いますかねぇ、私たちは結婚して16年になりますが、最近は、倦怠期といいますか、いわゆるセックスレスでしてね・・・何か刺激が欲しいと思っている時に、偶然、ベランダで女房の下着をジロジロと見ているアナタを目撃しましてね・・・」

池田は暗闇の中からボソボソと語り始めた。
遠くの方で東京タワーのライトがユラユラと揺れていた。
高橋は階下に広がるネオンを見つめたまま、黙って池田の話に耳を傾けていた。

「正直言いまして、初めはカーッときましたよ。そりゃあ自分の女房の下着を他人にジロジロ見られるのは気分のイイもんじゃありませんからね。でもね、カーッとしているうちに、なにかこう、ジワリジワリと嫉妬みたいなものが生まれて来ましてね・・・うん、まるで女房がアナタにレイプされているようなそんな気分になって来たんですよ・・・・」

突風が吹き、夜風になびく洗濯物がカタカタと音を立てて揺れ始めた。

「・・・『寝取られ願望』というのでしょうかね、私には元々そんな趣味がございましてね、女房が他人と性交する事に対して異常に興奮する性癖があるんです、いやいや、実際には女房にそんな事はさせてませんよ、これはあくまでも私の中だけの妄想ですから・・・・女房が他人に抱かれながら私には見せた事もないような乱れ方をするのを見てみたい・・・そんな妄想をしてはいつもムラムラとしているんですよ・・・」

高橋は煙草に火を付けながら、(こいつは変態だな・・・悪意はないだろう)と思い、新しい煙草に火を付けながら「わかります、その気持ち」とポツリと答えた。

「え?本当ですか?・・・女房が他人と性交する事に欲情を感じるという私のこの気持ち、わかってもらえるんですか?」

池田は、突風でカタカタと揺れる大量の洗濯物の中から、嬉しそうにそう答えた。

「・・・はい。僕もそんな事をよく妄想します。僕以外の男に抱かれた時、妻はどんな風に感じるだろうか・・・そんな事を時々考えて興奮したりしますよ。ただ・・・現実では、妻を他人に抱かせるような度胸はありませんけどね・・・・」

実際、高橋は満員電車の中でサラリーマンの男達にギュウギュウ詰めにされている妻を見て異常に興奮した事があった。
サラリーマン達の手が妻の尻や胸を触っているのを想像してしまい、不覚にも満員電車の中で勃起してしまったのだ。
その夜は、妻を激しく抱き、腰を振りながらも「さっき、満員電車で触られて感じていただろ?」などと妻に問い質したりして、高橋はひとり勝手に欲情したものだった。

そんな経験のある高橋は、池田のいう「寝取られ願望」がよく理解できたのだ。

「そうなんですよね・・・女房を他人に抱かせたいという願望はあるのですが、実際にそれを実行できるのかというと、それがなかなかできないんですよね・・・相手が変な男だったりして、そのまま女房を取られてしまったらどうしようだとか、女房が乱暴されたらどうしようなんてアレコレ考えたりしてしまいましてね・・・そのくせ、複数の見知らぬ男たちに野外で滅茶苦茶に犯される女房の姿を見てみたいなんて思ったりするんですよね・・・矛盾してますよね・・・・ははははは」

高橋は池田の話を聞きながら、つい「うんうん」と頷いている。
高橋も同じ気持ちなのだ。

「奥さんは、そんな池田さんの願望にはどう思っているんですか?」

高橋は、池田の奥さんのあのムンムンと色気が漂う身体を想像しながら聞いてみた。

「いや・・・お恥ずかしい話しですが、私の立場からは、とてもとても女房にそんな事は言えません・・・ですから、これは私ひとりの勝手な願望に過ぎないんですよふふふふふふふふふ・・・・・」

高橋は少し残念だった。
池田の奥さんがソノ気だったのなら是非とも自分が立候補したいと、密かに期待していたのに。

「貴方・・・まだ煙草吸ってるの?」
窓がガラガラっと開き、リビングから高橋の妻が顔を出した。

「・・・あぁ、もう一本吸ってるんだ・・・」
高橋がぶっきらぼうにそう答えると、妻は「ふーん・・・」と鼻で返事をしながら、静かに窓を閉めた。

「・・・高橋さんちの奥さん、まだ若いでしょ」
妻が窓を完全に閉め切ると、すかさず隣りのベランダから池田の声が聞こえて来た。

「24です」

「24とは若いですねえ・・・羨ましい。ウチなんてもうすぐ40ですからね・・・・」

以外だった。
高橋は池田さんちの奥さんはまだ30半ばだろうと思っていたのだ。
しかし、だからといって池田さんちの奥さんに対する性的感情が失せたわけではない。
その逆だ。
高橋は熟女マニアなのである。

「40歳には見えませんよね・・・とても若々しくて綺麗ですよ」

高橋がそう言うと、池田は「いやいや、外見はそー見えますが、裸になると肌はカサカサだし、もうババアですよハハハハハ」と笑った。
そしてその後に小さな声で「ただし、アッチの方はイイモン持ってますがね・・・」と呟き、若い高橋の胸をドキドキさせた。

「イイモン」とは、いったいどんなモノなのだろうか?
ミミズ千匹、数の子天井といった名器という意味だろうか?
それともセックスが上手という意味だろうか?

高橋はそれを確認したかったが、しかし、初対面でいきなりそれは聞けないだろうと悶々としていると、それは池田の方から振って来た。

「高橋さんちの奥さん、結構、アッチの声、大きいですよね・・・・」
池田はニヤニヤと笑っているような口調でそう言った。

「え?聞こえてますか?」
「昨日、ヤりましたよね?」
「・・・は、はい・・・・」
「バッチリと丸聞こえです。あと、電マか若しくはローターを使ってませんでしたか?」

高橋は恥ずかしくて顔が真っ赤になった。

「・・・そんな音まで聞こえるんですか?」
「はい。全部、聞こえてますね」

聞こえるんじゃなくて聞いてんだろ!と高橋はムカムカしてきた。

「申し訳ないと思いながらも、高橋さんちの奥さんのアノ声を聞きながら、いつもオナニーしてしまうんですよね・・・」

ムカムカしていた高橋だったが、そこまでストレートに言われると怒る気も失せた。
逆に、自分の妻がオナニーのネタにされている事にムラムラと欲情して来たのだ。

「高橋さんちの奥さん、可愛いですよね・・・」

そうポツリと呟いた池田の言葉に、高橋の嫉妬に火が付いた。
ムカムカとムラムラと嫉妬が複雑に混ざり合う。
池田という中年エロジジイに心を掻き乱らせられる高橋はまだ若かった。

「・・・実はね、こないだ、高橋さんちからアノ声が聞こえて来た夜の事なんですがね、若い奥さんの激しいアノ声を聞いていた私はもう我慢できなくなりまして、久しぶりに女房のベッドに忍び込んだんですよ。すると寝ていたと思っていた女房が起きてましてね、私が上に乗ると『いや・・・』って拒否してくるんですよね。でも私は、高橋さんちの奥さんのアノ声を聞かされて興奮してるでしょ、だから強引に女房の体を触り始めたんですが・・・・なんと、寝ていたはずの女房のアソコがヌルヌルに濡れてるんですよ・・・沸騰したお湯のようにアソコを熱くさせてね・・・・」

高橋は、そのリアルな話に、とたんに池田の奥さんの色っぽい尻を想像してしまい、ムクムクとペニスが固くなって来た。

「でもね、女房は私にヤらせてくれないんですよ・・・結局、女房はアソコを濡らせたまま寝てしまったんですがね、だから仕方なく私は、女房のアソコを触った指の匂いを嗅ぎながらオナニーしたというわけです・・・・」

「どうして奥さんは・・・その・・・ヤらせてくれないんですか?」

「・・・要するに、これがセックスレスという奴なんでしょうね・・・女房だってヤリたいんだろうけど、相手が私だと一気に冷めてしまうらしいんですよ・・・」

池田は淋しそうにそう呟いた。
高橋はこの哀れな中年男になんと答えていいのか言葉に詰まる。

「もともとウチの女房は淫乱なんですよ。私と結婚する前はかなり遊んでたみたいですしね。だからそんな女房が夜な夜な高橋さんちのアノ声を聞かされてアソコをヌルヌルにして我慢できるわけがないんですよ・・・きっとどこかで浮気してると思うんですが、それを想像すると、嫉妬と恐怖と興奮とが私を襲いましてね、それでも私は女房が他人に腰を振られているのを想像なんかしてオナニーしちゃうんですよ・・・ホント、私ってミジメな男ですよねははははははは・・・」

池田の淋しい笑い声が夜風に吹かれ、東京の夜空へと舞って行った。

「アナタ・・・お風呂、入らないの?」

リビングから高橋の妻が再び顔を出した。

高橋は、妻に気付かれぬよう、隣りのベランダに「それじゃ・・・」と小さく挨拶すると、何もなかったかのようにリビングへと消えて行ったのだった。

               2

少しヌルくなってしまった湯の中で、高橋は池田さんちの奥さんの事を考えていた。

隣りから聞こえて来るセックスの声を聞きながらアソコをヌルヌルに濡らしている淫乱な奥さん・・・・

気がつくと高橋の尿道からはヌルヌルの我慢汁が溢れていた。
湯の中でそのヌルヌルの尿道を人差し指で弄りながら、米倉涼子似の隣りの奥さんを想像する。

猛烈に興奮した高橋は、急いで風呂を上がるとバスタオルで体を拭きながら全裸のままリビングに行った。

リビングではソファーで妻がテレビを見ていた。
高橋は勃起したペニスをソファーの上の妻に突き出した。

「・・・どうしたの?」
妻はギンギンに勃起している高橋のペニスを見つめながら驚く。

高橋は妻をソファーに押し倒すと、「ちょっと待ってよ!・・・」と焦る妻のホットパンツを強引に脱がせ、ピンクのパンティーの股間部分に顔を埋めた。

「お風呂入ってないからヤダぁ・・・」
妻はそう言いながら、股間に顔を押し付けて来る高橋の頭を押さえるが、高橋は強引にソコに顔を押し当て、妻の膣の匂いをパンティー越しに嗅いだ。

妻をソファーの上でマングリ返しの姿勢にさせ、パンティーのクロッチを横にズラすと、白濁のオリモノがネチャッと付いたオマンコが顔を出した。
パンティーに押し付けられ変形した陰毛が恥骨を覆っている。
今日一日の小便と汗とオリモノでしっとりと蒸れた妻のオマンコはほのかにイカの香りが漂っていた。

妻に見えるようにワザと舌を大きく出し、妻の汚れたオマンコをジュルジュルと舐める。
最初は抵抗していた妻も、「やだぁ・・・」と言いながら、舐めやすいようにと股を大きく開いた。

妻のアソコは瞬間に濡れた。
舐めまくる高橋の舌が、妻のアソコから溢れ出る愛液でネトネトに糸を引いている。

高橋は妻の体の上に乗ると、これでもかというくらいに妻の股を広げ、破裂しそうなペニスをオマンコにニュルッと突き刺した。

「あぁぁ!」
妻が大きな声でヨガル。

高橋は小さな妻の体を抱きかかえ、奥の寝室へと妻を連れ込んだ。
ベッドに押し倒された妻は、人形のようにパックリと股を開いていた。

この寝室のすぐ隣りには池田夫婦が寝ているはずだ。
高橋は容赦なくガンガンと腰を振った。

「あぁぁん!あぁぁん!あぁぁん!あぁぁん!あぁぁん!」
高橋の腰の動きに合わせ、妻が叫ぶように声を張り上げた。

・・・この声を聞きながら隣りの奥さんはアソコを濡らし、そして旦那さんはオナニーをする・・・

そう思うと、今までにはない興奮が高橋を襲った。

「気持ちいいか?」
「・・・あん!あん!あん!・・・」
「ほら、気持ちイイなら気持ちイイって言ってみろよ・・・」
「あぁん!・・・気持ち・・・イイ・・・」

高橋は妻が最も感じるクリトリスを指でグリグリと刺激した。

「オマンコ気持ちいいか?・・・」
「あぁん!あぁぁん!あぁぁん!あぁぁん!」
「ほら、オマンコが気持ちイイなら、オマンコが気持ちイイって言うんだ・・・」
「あぁぁん!・・・オマンコ・・・あぁぁん!・・・気持ちイイ・・・・」
「もっと大きな声で」
「あぁぁん!オマンコ!あぁぁん!オマンコ気持ちイイ!あぁぁん!」

隣りの奥さんが、この声を聞きながらベッドの中でこっそりとアソコに指をやる姿を想像する。
ヌルヌルに濡れた奥さんのオマンコ。
欲情した熟女の香りをムンムンとさせた奥さんオマンコ。

高橋のペニスの先が敏感になり、射精の準備を告げる。

「イキそうだよ・・・・」
「あぁぁん!いっぱい出して!中にいっぱい出して!」

妻のこの声を聞きながら、隣りの旦那さんはペニスをシゴいているはずだ・・・・
妻が他人に性の対象として曝され、そして・・・オナニーのネタにされている・・・・

高橋は妻が池田に犯されるシーンを想像しながら、妻のオマンコの中に大量の精液を放出したのだった。

               3

翌朝、高橋は、偶然にもゴミ袋を持った池田さんちの奥さんとエレベーターが一緒になった。

「おはようございます・・・」

俯き加減に笑顔で挨拶をする池田さんちの奥さんは、地味な米倉涼子といった感じで、スラリと伸びた長い足がとても綺麗だった。

エレベーターを待つ間、なにかとても気まずい空気が漂っていた。

それはそうであろう、昨夜のセックスの声を全て聞かれているのである。
聞いた方も聞かれた方も気まずいに決まっている。

高橋は、昨夜妻に「オチンチン大きい!」を連発させた事をふいに思い出し、顔を赤らめながらも激しく悔やんだ。

エレベーターが到着すると、池田さんちの奥さんは先にエレベーターに乗り込み、「開」のボタンを押しながらニコッと笑った。
高橋も「どうも・・・」と笑顔で返しながらエレベーターの奥へと進む。

奥の壁に軽く凭れた高橋は、エレベーターガールのようにスイッチ前に立つ池田さんちの奥さんの大きな尻を眺めた。

(昨夜も俺達のセックスを聞きながら、あの大きなお尻の肉の谷間にあるオマンコをジュクジュクと濡らしていたのかな・・・・)

高橋は、池田さんちの奥さんのそのプリプリの尻を鷲掴みにし、使いこなした膣と肛門を剥き出しにさせ強引にベロベロと舐めまくるシーンを想像しながら股間を固くさせていた。

(毎晩、隣りのセックスの声を聞かされて、セックスレスとは・・・もう、ムンムンと欲求不満が溜ってんだろうな・・・)

高橋はそう思いながらも、もしかしたら頼み込んだらヤらせてくれるかも知れないぞ?と焦り始めた頃、エレベーターは1階へと到着し、池田さんちの奥さんは地味な米倉涼子のような笑顔をひとつ見せると、香水の匂いだけを残し去って行ったのだった。


その夜、いつもの時間にベランダへ煙草を吸いに行くと、隣りのベランダから「昨日はどうも・・・」という声が聞こえて来た。

池田は高橋がベランダに来るのをずっと待っていたのか、かなり前からベランダにいたようだった。

「昨日のアレは、随分と激しかったですね・・・」

池田はニヤついた口調で馴れ馴れしく話し掛けて来た。

「・・・すみません、隣りで池田さん達に聞かれていると思うと、妙に興奮してしまいましてははははは・・・うるさかったですか?」

「いえいえ、もう最高に楽しませて頂きましたよ。奥さん、2回ほどイッてましたよね・・・羨ましい」

隣りの薄暗いベランダから聞こえて来る池田の声に、高橋は嫉妬しながらも興奮するという複雑な感情を覚えた。

「ウチの女房も随分と興奮していたみたいですよ・・・ベッドの中でモゾモゾしていましたから、もしかしたら高橋さん達の声を聞きながらオナニーしていたかも知れません・・・」

高橋は、今朝の池田さんちの奥さんの尻をふいに思い出し、胸にムラムラとした感情が膨らんだ。

「恥ずかしながら、私もオナニーさせて頂きました。ぶつかり合う肌の音と若奥さんの絶叫は堪りませんね・・・」

池田はそう言いながら、「と、いうワケで、お礼と言ってはなんですが、コレを・・・」と、ベランダを遮っている「防災壁」の下から小さな紙袋をズズズッと入れて来た。

「お礼だなんて・・・・」と、言いながら高橋はその小さな紙袋を手にし、静かに中を覗いた。
中にはビニール袋に包まれたパンティーらしきモノが入っていた。

「昨夜、女房が履いていたパンツです。ついさっき女房が風呂に入った所を失敬して来たばかりですから、まだ脱ぎたてホヤホヤですよ・・・ふふふふふ」

高橋はソレを静かに手にしながら、あまりの興奮に頭がクラクラするのを覚えた。

「昨夜、かなり濡らしていたみたいですよ・・・クロッチがね、乾いた糊みたいにバリバリに固まってるんですよ・・・」

高橋はベッドの中でひとり悶々とパンティーを濡らす地味な米倉涼子を想像し、ズボンの中で痛いくらいに勃起しているペニスをギュッと握った。

「・・・ほ、本当にいいんですか?・・・」

「ええ。ただし、明日の朝までにまたココに戻しておいて下さいね。女房が洗濯機を回す前に洗濯機の中に戻しとかないとバレちゃいますからははははははは・・・・」

池田はそう小さく笑うと、「高橋さんの妄想の中で、女房の奴を滅茶苦茶に犯してやって下さい」と言い残し、ゆっくりとベランダから消えてったのだった。

               4

高橋は、紙袋からビニールに包まれたパンティーだけを取り出し、それをポケットの中に捩じ込むと、急いで玄関へと向かった。

妻がキッチンから「あなた、どこに行くの?」と聞いて来たが、まさか「隣りの奥さんのパンティーを貰ったから、ちょっとオナニーして来る」とも言えず、妻には「ちょっと煙草買って来る」と言い残し、マンションを後にしたのだった。

いつも高橋が変態オナニーをしている公衆便所は、マンションのすぐ下にあった。
小便器がふたつと個室がひとつの酷く汚れた公衆便所だったが、しかしその薄汚さは、変態オナニーをするにはもってこいのシチュエーションであった。

高橋は個室の鍵をかけると、さっそくビニール袋からパンティーを取り出した。
今朝、エレベーターの中で嗅いだ香水と同じ匂いが、小さなビニール袋の中からプ~ンと漂って来た。

薄ピンク色したテラテラの小さなパンティーを丁寧に取り出す。
サテン生地のひんやりとした感触が指に伝わって来た。

高橋は抑え切れない興奮にハァハァと息を漏らしながら、その小さなパンティーを両手で包み、そしてソレを顔に押し付けながらパンティー全体の匂いを思い切り吸い込んだ。

熟女の下半身を包み込んでいた匂いが、高橋の脳に広がる。
香水の香りの中に、甘酸っぱくも汗臭い匂いが混じり、洗濯済みとはまったく違うリアルな香りが高橋を異常に興奮させた。

高橋はパンティーを鼻に押し付けながら、ズボンからペニスを取り出した。
ズボンの中のペニスは、我慢汁でヌルヌルに濡れていた。

高橋はペニスを数回シゴくと、次はゆっくりとパンティーを広げ始めた。

????????¨????????????1_convert_20091024225420

クロッチには黄色いシミがジトっと染み込んでいた。
そのシミの周りには、池田が言っていたように、乾いた糊のようなパリパリとしたモノがかなりの範囲に付着していた。

(こんなに濡らしていたのか・・・・これは絶対にオナニーしているな・・・・)

高橋はそう確信しながら、その汚れたクロッチを鼻に近づけた。

モアッと「さきいか」の匂いが鼻を襲う。

とても臭いが吐きそうな臭さとは違う。逆に性的興奮を更に高めてくれる臭さだ。

ゆっくりと舌を伸ばした高橋は、まずはそのパリパリに乾いた愛液から味わう事にした。
中心にあるシミを避け、周りに広がるパリパリ愛液をチロチロと舐めていると、まるで池田さんちの奥さんのオマンコを舐めているような気分になり、興奮した高橋は激しくペニスをシゴいた。

パリパリ愛液に味はなかった。
味はないが、舌の上で溶けたパリパリが粘着力のあるネトネトへと変わり、高橋の口の中をネチャネチャにさせた。

そのままいよいよ中心のシミへと舌先は移動して行く。
シミに近付くにつれ「さきいか」の香りが激しくなり、味も塩分が濃厚になって来た。

隣りの旦那にパンティーを舐められながらオナニーをされている事など何も知らない池田さんちの奥さん。
それを思うと高橋の興奮は更に激しくなって行く。

塩っぱいシミを綺麗に舐め尽くし、更にシミ部分をチューチューと吸う高橋。
パンティーの中に射精したかったが、さすがにそれはマナー違反だろうと諦め、高橋はパンティーを顔全体に押し付けながら個室の壁に精液をぶっかけたのだった。

               5

女房の汚れたパンティーを手にした高橋が、マンションの下にある児童公園の公衆便所に入って行く姿をベランダから眺めていた池田は、今まさに自分の女房があの薄汚い公衆便所で犯されるような心境に駆られ、言いようもない興奮に襲われていた。

我慢できなくなった池田は、公衆便所を見下ろしながら勃起したペニスをシゴき始めた。

女房が犯される・・・女房が汚される・・・犯されながら感じている女房・・・あぁ・・・・

クチュクチュクチュ・・・という卑猥なセンズリ音が薄暗いベランダに響き渡る。

すると、隣りのベランダからスルスルスル・・・という窓を開ける音が聞こえて来た。
続いてベランダ用のスリッパを履く音が聞こえ、池田はすかさず息を潜めた。

♪ふんふんふん♪・・・・

隣りの奥さんだ。
鼻歌混じりで洗濯物を取り込む隣りの奥さんは、自分の旦那が今まさにすぐ下の公衆便所で隣りの女房の汚れた下着でオナニーをしているなど夢にも思っていないだろう。

池田はベランダを仕切っている「防災壁」に開いた小さな穴をこっそりと覗き込んだ。
この穴は、防災壁のネジをひとつ取った「ネジ穴」で、これは大分以前から池田の「覗き穴」として使われているものだった。

夜勤明けの日など、日中は1人でマンションにいる事が多かった池田は、隣りの奥さんが洗濯物を干す音を聞きつけると、必ずベランダに出ては奥さんの洗濯干しシーンをこのネジ穴から眺めた。

高橋さんちの奥さんは太ももがムチムチとした実に色っぽい体をしている。
マンションにいる時はそんな太ももを曝け出したミニスカートや短パンを履いている事が多く、池田は、そんな高橋さんちの奥さんの生太ももを隣りのベランダから眺めてはオナニーしていたのであった。



今夜もいつものように短パンから太ももをプルプルさせながら洗濯物を取り込む高橋さんちの奥さん。

池田は階下の公衆便所から隣りのベランダへとズリネタを変更し、高橋さんちの奥さんの尻を下から覗き込みながらクチュクチュといやらしい音を立てていた。

(今、あなたの愛する旦那さんが私の愛する女房の汚れたパンティーでオナニーしているんですよ・・・)

池田は心の中でそう小さく呟く。
何も知らない高橋の妻は、相変わらず陽気な鼻歌を歌いながらセッセと洗濯物を取り込んでいる。

高橋の妻の手から洗濯バサミがコロコロと転がり落ちた。
洗濯バサミはベランダの境目にある防火扉の前でコトッと止まった。

池田が覗いているネジ穴のすぐ前だ。

高橋さんちの奥さんが、洗濯バサミを拾い上げようと防火扉の裏に潜む池田に近付いて来た。
高橋さんちの奥さんの顔がネジ穴にアップで近付いて来る。
どことなく深田恭子に似たなんとも可愛らしい顔だ。

池田は、高橋さんちの奥さんが洗濯バサミを拾い上げる瞬間を見計らい、そのまま精液を宙に舞い上がらせた。
シュッ!・・・・という音と共に、暗闇に白く光る精液が飛び散り、池田の腹の上に容赦なく降り掛かる。

(あぁ・・・奥さん・・・その洗濯バサミで乳首を摘んでやりたい・・・・・)

板一枚のすぐ向こう側で、そんな変態行為が起きているとも知らず、高橋の妻は洗濯バサミを拾い上げると「よし!終わり!」と独り言を言い、そのままスキップするように部屋に入って行った。

池田は、なんとしてもあの激カワな高橋さんちの奥さんのアソコの匂いが嗅ぎたいと、そう強く思いながら、精液でネチャネチャになってしまった上着を眺めては「困ったぞ・・・」と顔を顰めるのであった。

               6

高橋が、池田さんちの奥さんの使用済み下着を借りてからというもの、高橋と池田の仲は親密になって行った。

池田は、毎晩のように女房の使用済み下着を高橋に貸してくれたが、しかし高橋は、自分の妻の下着を他人に見せるのはどうにも気が進まず、池田に対してのお礼は何もしていなかった。

そんなある日、池田からこんな提案を持ちかけられた。

「お互いの女房の裸の写真を写メで交換しませんか?」


高橋は迷った。
池田が自分の妻に好意を抱いている事は前々から知ってはいたが、しかし、オナニーのネタにされるのは正直言ってあまりいい気がしなかった。
だから「妻の使用済み下着はタイミングが悪くていつも盗れないんです・・・」と嘘を付いては、妻の下着を池田に貸す事を拒み続けて来た。
しかし、だからといっていつまでも自分ばかりがいい思いをしているのも悪い。
そろそろ、池田さんにも何かお礼をしなくては、と思っていた矢先の提案だった為、高橋はどうしようかと悩んでいたのだった。

「女房のヌード写真を見ながらシミ付きパンティーでオナるなんて最高だと思いますけどね・・・」

池田は言葉巧みに高橋の心をくすぐった。

「先日撮った女房のヘアーヌード写真が今ここにあります。このシミのたっぷり付いた下着と女房の写真を今すぐ渡しますから、高橋さんの奥さんの写真もなんとか頂けないでしょうかね・・・・」

今すぐ、という池田の言葉に高橋はまんまと釣られた。
今すぐ写真とパンティーが欲しい!と素直に高橋はそう思い、「わかりました。明日にでも妻の写メを送りますよ」と約束してしまったのだった。

商談は成立し、さっそく高橋は池田からパンティーの入った紙袋を受け取ると、自分のメールアドレスを池田に教えた。

紙袋を片手にマンションを飛び出した高橋は、公衆便所へと向かうエレベーターの中で、池田から届いたメールを開いた。

そこには米倉涼子に似た熟女の、実に色っぽい写真が写っていたのであった。

高橋は、トイレの個室に入るなり、勃起したペニスを解放した。
携帯画面に映る池田さんちの奥さんの柔らかそうな体を見つめながら、池田さんちの奥さんを後ろに向かせたり上に乗らせたりとあらゆる妄想を繰り広げた。

モシャモシャっと生える陰毛を眺めながら、ギトギトにオリモノの付いたパンティーの匂いを嗅いだ。
「さきいか」とほのかな香水の香りが高橋の脳を優しく包み込む。

(こんなに綺麗な奥さんなのに・・・こんなにオリモノで汚しているなんて・・・・)

高橋は、池田さんちの奥さんの細いうなじや、色素の薄いピンクの乳首、そしてポヨポヨとした乳などを眺めながら、池田さんちの奥さんのアソコから滲み出たシミを綺麗に舐め尽くしたのであった。


池田さんちの奥さんの下着と写メでスッキリした高橋は、エレベーターで部屋に戻る途中、さて、どうやって妻のヌード写真を撮ろうかと悩んでいた。

妻は、まともに「裸の写真撮らせてよ」といって「うん、いいよ」というノリではない。
まともに写真を撮ろうとすれば「ヤダ!」と逃げ回るに決まっている。
さて、どーやって撮ったらいいものか・・・・・

そんな事を考えながら部屋に帰ると、妻は風呂に入っている最中だった。

高橋はなにげなく浴室へと向かう。
脱衣場のカゴの中に妻のパンティーが無造作に脱ぎ捨てられていた。
高橋は妻のパンティーを手に取り、クロッチを広げて見た。

ベチャっとした黄色いオリモノが、まるで絵具で書いたかのようにくっきりと映っていた。
池田さんちの奥さんと比べるとオリモノの量はかなり多い。
若いからか?などと思いながら、その黄色シミをクンクンと嗅いでみた。

ムアッとしたチーズの匂いが高橋の脳に襲いかかった。
池田さんちの奥さんのイカ臭さとは違う、重量感のある匂いだ。

(人によって匂いもこんなに違うのか・・・・)

そんな事をぼんやりと思いながらパンティーをカゴに戻すと、浴室の中から「あなた戻ったのー?」という妻の声が聞こえて来た。

池田さんちの奥さんのような妖艶な色っぽさはないが、元気で明るい妻はそれなりにイイ女だと高橋は思っている。

リビングに行くと、ソファーの上に妻のパジャマと下着が綺麗に畳んであった。
風呂から上がった妻は、いつも裸のままリビングまで来てここでパジャマに着替える。

高橋は、「よし!ここだ!」と気付き、ソフアーの上に寝っ転がりながら携帯の写メを開いた。
高橋は妻がそこで着替えているのを想定し、カメラのアングルを合わせたのであった。


しばらくするとバスタオルに包まれた妻がペタペタとフローリングの床に音を立てながらやってきた。

「野球、どーだった?」
妻は大きな目をクリクリとさせながら高橋に聞いた。

「うん。3対0で負けちゃったよ・・・」
高橋はいつもこの時間に出て行くのは、近所の小学校のグラウンドで行なわれている町内の野球チームの練習を見に行っていると嘘を付いていたのだ。

「ふーん・・・そんなに野球が好きなら貴方もチームに入れてもらえばいいのに・・・」
妻はそう言いながらソファーの上のパンティーに手を掛けた。

いまだ!と携帯を向けながら、シャッター音を誤魔化す為に「僕は見る方が好きなんだよ」と大きな声で言い、密かにシャッターを切ったのだった。

なかなか上手く撮れていた。
池田さんちの奥さんの写真のように陰毛は映っていないが、しかし妻の良さはその写真にしっかりと映し出されていた。

高橋はさっそくその写真を池田のメールに送信した。
しばらくして、池田から感激のメールが返信され、高橋は少しばかりの「お返し」ができたと、ホッと胸を撫で下ろしたのであった。

               7

一日置きのペースで、高橋さんちの奥さんの下着をネタにオナニーしていた高橋は、その分、妻とのセックスの回数が激減していた。

ある晩、風呂上がりの妻がそれとなく高橋に誘いをかけて来たが、しかし、高橋はつい30分ほど前に下の公衆便所で池田さんちの奥さんのパンティーで射精したばかりで、どうにも高橋はやる気が起きず、妻の誘いを拒否した。

そんな話を、いつものようにベランダ越しに池田にしていると、池田は「そりゃあマズイな・・・」とポツリと呟いた。

「どうしてですか?」

「うん。そこからセックスレスが始まるんですよね・・・。ウチもそうでした。ウチの場合も、私が駅裏の風俗にハマってしまいましてね、それで女房とのセックスが一時的に遠離ってしまったんですが、きっとあの女房放置期間がセックスレスの原因だったんですよ・・・。やっぱり、夫婦のセックスってのは定期的に続けておかないとマズいんですよね・・・・」

「定期的に・・・・」

「そうです。女房には定期的にそれなりの刺激を与えておかなければいけないんですよ。しかし長い放置期間を置いてしまうとね、いきなり突然ばったりと女房のほうがヤリたがらなくなってしまうんです・・・そこからセックスレスというのが始まるんですよ・・・」

現役セックスレスの池田の言葉には説得力があった。

高橋は、池田さんちの奥さんの下着を借りるようになってから、ここ1ヶ月以上妻とはセックスしていなかった。それまでは週に4回、ほぼ1日置きに激しいセックスをしていた高橋夫妻にとって、1ヶ月以上御無沙汰というのは珍しい、というか結婚して初めての事だ。

高橋自身は池田さんちの奥さんの下着でそれなりに発散しているからいいものの、妻にしてみたら今まで定期的に与えられていた餌を突然取り上げられた犬のような気分であろう。

高橋は池田の話を聞きながら、そろそろマズいかな・・・と真剣に思い始めていた。

「・・・それじゃあ今夜のコレはナシという事にして、今夜は久々に熱いのを一発ヤってあげたらどうです・・・・」

池田そう言いながら、手に持っていた下着入りの紙袋を、いつものように防災壁の下から出して来なかった。

「いや、それは・・・・」

高橋の脳に池田さんちの奥さんの「さきいか」の香りが甦って来た。
あの匂いを嗅ぎたい・・・池田さんちの奥さんのアソコから出たイカ臭い汁をおもいきり舐めながらオナニーしたい・・・・

l1210892502_006579_000001_convert_20091024231136.jpg

今や、池田さんちの奥さんのシミ付きパンティーが唯一の楽しみとなっていた高橋は、まるで麻薬中毒者のようである。

焦った高橋は防災壁の下を覗き込みながら、「・・・イジメないで下さいよ池田さん・・・」と顔を引き攣らせて笑った。

「しかしねぇ高橋さん、コレが原因でアナタ達若い夫婦がセックスレスになってしまったなんて事になったら、後で恨まれるのは私ですからね・・・・」

「いや、絶対に池田さんを恨むなんて事はありませんから、ですから、とにかく、ね、お願いしますよ・・・」

高橋は防災壁の下から隣りのベランダに腕を押し込み、手当り次第に何かを掴もうとしていた。

(こいつ・・・必死だな・・・・)

池田は、防災壁の下から手を差し伸べ、女房の下着入り紙袋を手探りで探しながらもベランダのゴム草履を握っている高橋の手を見ながらニヤリと笑った。

「ちょっと高橋さん、わかりましたから落ち着いて下さい」

池田がそう言うと、「ありがとうございます池田さん!」という安堵した高橋の声が聞こえて来た。

「いや、勘違いしないで下さい高橋さん、今夜は女房の下着は貸しません」

「・・・・・・・」

「そのかわり、女房の凄い写真を1枚送りましょう」

「・・・写真?・・・ですか・・・」

「そうです。ウチの女房がおもいきり股を広げてオマンコの中に指を入れているオナニー写真です」

防災壁の向こうから高橋の唾を飲む音が聞こえて来そうだった。

「ですから、今夜は女房の下着でオナニーするのはやめて、その写真でムンムンと興奮させて、奥さんを激しく抱いてやってはいかがでしょうか・・・」

しばらく沈黙が続いた。

ベランダを吹き抜けて行く夜風が、物干し竿にぶら下がっている洗濯バサミをカタカタと激しく揺らす。

「・・・その写真・・・今すぐ頂けるのでしょうか?・・・・」

そう防災壁越しに聞いて来る高橋の声は、冷静さを取り戻したかのような落ち着いた口調ではあったが、しかしその低い声は切羽詰まった時の声だと、池田は気付いていた。

(この男、今なら何でも言う事を聞くだろう・・・・)

池田はそう思いながら「大丈夫ですよ。今すぐ高橋さんの携帯に送信しますよ・・・」と、まるでピンサロのポン引きのような口調で答え、そして、「ただし・・・」と付け加えた。

防災壁に踞っていた高橋は、池田の「ただし・・・」という言葉を聞いて、そら来た!と内心嫌な予感を感じていた。

「ただし・・・高橋さんの奥さんのオナニー写真も送って頂けないでしょうか・・・」

池田の言葉に、高橋は急にカーッと頭に血が上った。
愛する妻のオナニーシーンを他人に見られるという屈辱・・・・
高橋は今すぐこの防災壁をぶち破って、まだ一度も見た事の無い池田の顔を思い切りぶん殴ってやりたい心境だった。

「実際・・・嫌ですよね、そんな事。そりゃあそうですよね、自分の女房のオナニー写真を他人に見せるなんて普通じゃないですよね・・・いやはや、そんな話を持ち掛けた私はちょっと異常でした、はははははは、ごめんなさい、この件は忘れて下さい」

池田はそう笑いながらベランダを去ろうとする仕草を見せた。

「ちょっ、ちょっと待って下さい池田さん・・・・」

そう池田を呼び止めた高橋は、「その写真はいつ送ってくれるんですか?」と言い掛けたが、まさか自分は写真を送るのは嫌だが、しかしそっちの写真は送ってくれなどという図々しい事は言えず、呼び止めたのはいいもののそのまま黙ってしまった。

妻のそんな写真を送るのは嫌だ。だが、どーしても池田さんちの奥さんのその写真は見たい。
高橋は防災壁に踞りながら、どうしようかと悩んでいた。

「・・・なにか?」

まるで猶予を与えているかのような池田ののんびりとした声が夜風に乗って聞こえて来る。

「・・・わかりました。妻の写真を必ず送ります・・・・ですから、その写真、すぐに送ってもらえないでしょうか・・・・」

遂に高橋は悪の取引に応じた。
このギンギンに勃起してしまっているペニスを、どーにも抑える事はできなかったのだ。

「・・・わかりました。それでは今から写真を送信します。隣りからアナタ達のセックスを聞きながら、奥さんの写真が送られて来るのを楽しみに待ってますので・・・宜しくお願いしますね・・・では」

池田は淡々とそう告げると、スリッパの音を立てながらベランダから去って行ったのだった。

(後編へ続く)

《←目次へ》《後編へ→》

エロFC2ランキング

↓おもしろい!!と思ったら拍手で教えて下さい!!今後の参考にさせて頂きます!!
変態

FX
ブログパーツ アクセスランキング