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オタクの穴2

2013/06/13 Thu 00:02

 益岡はドスンッとベッドに腰掛けると、床に置いてあるダンボールの中を覗き込みながら「チッ」と舌打ちした。益岡は不機嫌そうに「まだ何にも着替えてないじゃないですか……」とため息をつくと、そのダンボールの中から、衣装やハイヒールなどを乱暴に取り出し始めた。
 彩乃はソッとベッドから降りた。そしてそのダンボールの前で静かに正座しながら、「すみません……」と小さく呟いた。

「……あのねぇ、キミは知らないかもしれないけど、撮影会ってのは基本的に時給なんですよ。それは女の子の着替えの時間もトイレの時間も含まれてるんですよ」

「…………」

「だから早く着替えてよ。時間がもったいないだろ。ほら、早くこのパンツに履き替えて」

 そう言いながらダンボールの中から白いパンティーを摘まみ出し、それを正座する彩乃の太ももに投げつけた。 
 戸惑う彩乃を、益岡はベッドの上からカマキリのような目で睨んでいた。そして右足をカクカクと貧乏揺すりさせると、「もしかして恥ずかしいの?」と笑った。
 それは、全てを知り尽くした不敵な笑みだった。オナホールをこっそり舐めていた事や、濡れた陰部を弄っていた事など、それらをスマホで覗き見していたからこそできる自信に満ちた笑みだった。
 そんな益岡の冷たい笑みに背筋をゾクッとさせた彩乃は、恐る恐るその命令に従った。見ず知らずの男の目前で着替えさせられるというのは、屈辱以外の何物でもなかったが、しかしそんな無慈悲な命令はたちまち彩乃の陰部をジクジクと疼かせ、異様な興奮に襲われた彩乃は、デニムのミニスカートの中からパンティーを摘み下ろしたのだった。

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 いつの間にか立場は逆転していた。この場合、本来ならスマホで盗撮されていた彩乃の方が怒っていいはずなのに、なぜか彩乃が怒られていた。
 そもそも、床に正座したのが悪かった。床に正座しているのとベッドに座っているのとでは、明らかにベッドから見下ろしている者の方が立場は優勢になり、その時点で既に彩乃は益岡に逆らえなくなってしまっていたのだった。
 しかし彩乃はこの状況に満足していた。彩乃という女は、虐げられる事で快楽を得るという真のマゾヒストなため、理不尽な上下関係による強要等は即ちエロスなのだ。だからそんな命令に対しても、正常者が感じるような屈辱や怒りといった感情は生まれず、異常者的な快楽がムラムラと湧き上がってくるのだった。

 ジッと項垂れたまま、くるくるに丸まったパンティーを足首から抜き取った。それを背後にソッと隠そうとすると、いきなり益岡は「あっ」と言いながらベッドの下から円形状のカゴを取り出し、「脱いだ服はここに入れて」とそれを彩乃に突きつけたのだった。
 彩乃の胸底から新たな興奮が湧き上がってきた。そのパンティーのクロッチは激しく濡れており、それをそのままそのカゴの中に入れてしまえば、恥ずかしい部分が益岡に見られてしまうのだ。
 その新たな興奮は羞恥心だった。汚れた下着を見られるというのは、直接陰部を見られることよりも恥ずかしい事であり、まして、隠れてこっそり見られるならまだしも、目の前でそれを見られるというのは強烈な羞恥なのだ。
 そんな羞恥心に彩乃の胸はギュンギュンと締め付けられた。今にも声が漏れてきそうな唇をワナワナと震わせながら、その汚れたパンティーをカゴの中にパサっと落とした。
 チラっとそのパンティーを横目で見ながらも、益岡はそのカゴを床に投げた。そして両膝に両肘をつきながら前屈みになると、「ほら、早く全部脱いで」と彩乃の顔を覗き込んだ。
 彩乃はパーカーのジッパーを恐る恐る下ろした。すぐ目の前には益岡の顔が迫っており、次から次へと溢れてくる興奮の鼻息がバレてしまわないかとヒヤヒヤしていた。
 パーカーの前がパラリとはだけた。ブラジャーは、さっきずり下げた状態のままであり、ロケット型の巨乳がフルフルと揺れていた。
 項垂れたままデニムのミニスカートのボタンを外した。そして、ゆっくりと膝立ちになりながらスカートを下ろそうとすると、不意にベッドの益岡が「うわぁ……」と唸った。
 項垂れたままソッと益岡を見ると、いつの間にそれをカゴから取り出したのか、益岡は両手で彩乃のパンティーを広げながらそこを凝視していた。
 カッと顔が熱くなり、慌てて「やめてください」とそれを奪い取ろうとすると、益岡は、パンティーを握る手をサッと高く掲げた。そしてそれを頭上でヒラヒラさせると、「どうしてこんなに濡れてるんですか」と、まるで男子が女子に意地悪しているような幼稚な口調でニヤニヤと笑った。
「返してください」と顔を真っ赤にさせながら、彩乃はそれを奪い取ろうと益岡の頭上に手を伸ばした。その勢いで大きな柔肉がタプンッと揺れ、それが益岡の顔にペタンっと当たった。彩乃は慌てて手を引っ込めた。その柔肉を両手で抱きしめながらそれを隠すと、今にも泣き出しそうな表情で「もうやめて下さい……」と、その場にへたり込んだ。
 益岡は、そんな彩乃を幼稚な表情で見下ろした。そして汚れたクロッチを大きく広げ、それを彩乃に見せつけながら、「見てよ。こんなに濡れてますよ」とニヤニヤと笑った。

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「凄いねこれ……」と呟きながら、益岡は恐る恐るクロッチに鼻を近づけた。「やめてください……」と声を震わせる彩乃を上目遣いでジッと見つめながら、まるでソムリエのように鼻をスッスッと小刻みに鳴らすと、「ヤリマンの匂いがしますよ」とニヤリと笑った。
 羞恥で唇が震えた。陰部を直接嗅がれるのは何でもないのに、不思議とそれが汚れたクロッチだと、目眩を感じるほどの羞恥に襲われた。
 そんなクロッチに益岡は人差し指を突き立てた。そしてそのテラテラと輝く汁に指腹をヌルヌルと滑らせながら、「キミのアソコもこんな風にヌルヌルしてるのかな?」と呟くと、あたかも彩乃の陰部を弄っているかのように、指をいやらしく動かした。
 ヌルヌルと滑る指を彩乃は見ていた。そんなに恥ずかしいのなら見なければいいのに、それでも彩乃は、胸溜まった興奮のマグマを必死に堪えながら、敢えてそこから目を逸らさなかった。
 すると益岡は、そんな彩乃を更に挑発するかのように、ゆっくりとそこに舌を伸ばした。まるでヨーグルトの蓋を舐めるかのように、そのドロドロとした汁をベロベロと舐めまくり、声をネバネバさせながら、「スカートも脱いで……」と呟いた。
 舌が動く度に、納豆のような糸が何本も引いていた。それをジッと見つめていると、本当に自分のアソコが舐められているような感覚にとらわれ、そこに感情移入してしまった彩乃は、胸底から溢れる息を、「んふっ……」と鼻から漏らした。
 滅茶苦茶にしてほしい。お尻の穴まで犯してほしい。
 そんな自虐的な興奮に襲われながら彩乃はスカートを脱いだ。
 そして、全裸でそこに正座したまま、ぺちゃぺちゃとクロッチを舐めまくる益岡を黙って見ていた。

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 益岡は、全裸の彩乃を横目で見ていた。汚れたクロッチを舐め、自分で自分の股間をスリスリと擦りながら、全裸で正座している彩乃を視姦していた。
(二万円で撮影させてください)
 そんなオファーは、思わぬ方向へと向かおうとしていた。もちろん彩乃は撮影だけで終わるわけがないと思っていた。逆にそっちのハプニングを期待していたほどだった。
 しかし、現実は予想を遥かに超えていた。まさかここまでフェティシズムな変態男だとは思ってもいなかった。
 今まで、暴力的なフェチ男には何度か凌辱されたことはあったが、こんなオタク系のフェチ男は初めてだった。
 益岡は繊細な男だった。マニアックでフェティシズムなサディストだった。だから今までの男たちのようにガツガツと彩乃の体を貪っては来なかった。彩乃のマゾ心を見透かしているかのようにジワリジワリと屈辱を与え、下品な言葉と残酷な行動で逃げ場のない羞恥を与え、そしてそれに翻弄された彩乃を性人形のように自由自在に操った。
 それは、今までに感じたことのない不思議な興奮だった。羞恥心と屈辱感が、これほどストレートに快楽へと変えられたのは初めてだった。

 ベッドの前に立たされた彩乃は、まるで着せ替え人形のように、益岡に衣装を着せられていた。ピンクのドレスを着せられると、再び床に座らされ、慣れた手つきでメイクを施された。
 彩乃は黙ったまま正座していた。時折、鏡を見せられ、「ミクルンの場合はね、ツケマツゲを二枚重ねにするんですよ。こうしてほんの少しだけ微妙にずらしてやるとね、ほら、よりミクルンっぽくなるでしょ」などと、そんなどうでもいい説明を聞かされながら、口紅さえも益岡に塗られていた。
 ピンクのウィッグを頭に被せられ、それ専用の櫛で髪をガサガサととかれた。そこに銀のティアラを乗せると、益岡は「よく似合いますよ」と彩乃に鏡を見せ、満足そうにニヤニヤと笑った。
 そして再びそこに立たされた。益岡はベッドに座ったまま、「あとはこれを穿いたら完成ですよ」と嬉しそうに言うと、床のダンボールに手を伸ばし、そこから白い木綿のパンティーを摘み上げた。
 言われるがままに右足を持ち上げた。ミニのドレスが捲れ、真っ白な股間に渦巻く陰毛がジリッと擦れた。ベッドに座る益岡は、真正面でそれをチラチラと見ながら右足にパンティーを通した。それはまるで子供にパンツを履かせているようだった。
 パンティーはスルスルと滑りながらヘソに向かって上ってきた。益岡はパンティーの両端を摘みながら、それを尻の半分まで持ち上げた。そしてわざとフロント部分をキュッキュッと食い込ませると、ポスターのミクルンピューラと同じ一本の縦線をそこにくっきりと作った。
 それは完璧なコスプレだった。過去相当数の女の子にこうしてコスプレさせてきたのであろう、益岡の着せ替えは随分と手慣れていたのだった。

「やっぱり僕の睨んだとおりだ。キミはミクルンに瓜二つだ……」
 そう身震いしながらカメラを手に取ると、益岡は彩乃に様々なポーズを取らせた。
 興奮した益岡は、まるでプロのカメラマンのように、「いいよ〜最高だよ〜」などと呟きながらシャッターの音を連続して響かせていた。
 しかし、床に寝転がりながらローアングルでスカートの中を撮ろうとした時、突然益岡が「ダメだなぁ……」と首を傾げながら立ち上がった。

「食い込みが弱いんですよ。すぐに元に戻ってしまうんですよね……」

 そう舌打ちしながら、益岡は彩乃をベッドに座らせた。そして自分もその隣りに腰掛けると、いきなりスカートをペロリと捲った。
 一瞬、股を強く閉じた彩乃だったが、しかし、益岡の手が太ももを優しく摩り始めると、まるで催眠術のように股が弛んだ。
 益岡の手が太ももの隙間に潜り込んできた。タランチュラのように指を蠢かせながら太ももの内側をくすぐった。
 じわりじわりと陰部に迫ってくる指を、彩乃は目で追っていた。するとその五本の指は、突然クロッチのすぐ前でピタリと動きを止め、人差し指だけがそこにヌッと伸びた。
 人差し指の先は、湿ったクロッチに突き刺さった。そのまま縦のワレメに沿ってゆっくりと動き出し、何度も何度も上下に往復した。彩乃は下唇をギュッと噛みしめながら、そのいやらしい指の動きを黙って見ていた。

「ミクルンはね、ここが武器なんですよ。トリプルアクセルで食い込んだパンツを敵に見せ、敵がそこに見とれている隙を狙って必殺のミクルンキックを喰らわすんですよ。だからミクルンのコスプレする時は、この食い込みが一番重要なんですよね……」

 益岡が彩乃の耳元にそう囁いた。それと同時に、上下に動いていた指先が硬くなったクリトリスでピタリと止まり、いきなりそれをグリグリと転がしてきた。
「あっ」と声を漏らした彩乃は、思わず益岡の腕に顔を押し付けていた。
 すると益岡は、そんな彩乃の肩にそっと腕を伸ばし、悶える彩乃を腕に抱いた。そしてそのまま彩乃の体を後ろに倒すと、クリトリスを弄る指を更に早めながら、「大きなクリちゃんですね」と不気味に笑った。

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「恐らくこれは、濡れすぎなんですよ。これだけ濡れてると生地が肌にピタリと張り付いてしまって、裂け目に食い込むだけの弛みがなくなってしまうんですよ……きっと……」

 益岡はそう言いながらも、その言葉に反して更にそこが濡れるような行為を執拗に繰り返した。
 クロッチの隙間に指を入れ、濡れた陰唇を掻き分けながらクリトリスを捕らえた。それを二本の指でヌルヌルと滑らせながら、もう片方の手で上着を捲り、ポテッと零れ出た柔肉をムニュムニュと揉み始めた。
 彩乃の頭の中では、あのオナホールを舐めた時から溜まりに溜まっていた欲望が、わんわんと渦を巻いていた。益岡の指の動きが速くなるにつれ、その渦の回転も速くなり、いつの間にか彩乃は益岡の痩せこけた体にしがみつきながら、その腕の中で激しく悶えていた。
 益岡は、そんな彩乃を満足そうに見つめながら、ソッとベッドに寝かせた。そして、「このヌルヌルしたものを全て取り除いてしまわなければ、いつまで経っても綺麗な食い込みはできませんからね……」と囁きながら彩乃のパンティーを下ろした。
 濡れたクロッチが恥骨から剥がれ、そこに無数の糸を引いた。グショグショのパンティーが骨盤をすり抜けていく感覚に、彩乃は身を捩って悶えた。
 そんな彩乃の股を益岡は強引に広げた。そして「僕がこのヌルヌルを綺麗に舐め取ってあげますよ……」と、いやらしく微笑みながら、そこに顔を埋めたのだった。

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 益岡の舌が陰毛をジャリジャリと這い回った。飛び出したクリトリスをベロリと一舐めすると、そのままワレメに沿って舌を下らせ、汁が溜まった肛門をチロチロと舐めた。
 びらびらの陰唇を唇で挟み、ピチャピチャと下品な音を鳴らしてしゃぶった。飛び出したクリトリスを指で転がしながらワレメに吸い付き、舌先で膣穴をこじ開けると、固めた舌を膣の中に入れてきた。
 その長い舌は、まるでウナギのようにヌルヌルと泳ぎながら穴の中を往復した。それをされながらクリトリスを指で転がされ、そしてもう片方の手の指で乳首をキュッと摘まれると、堪らなくなった彩乃は、顔をイヤイヤと振りながら大きな声で喘いでしまった。

「ヤリたかったんでしょ……最初からここにはヤリに来たんでしょ……わかってますよ……」

 そう意味ありげに笑いながら体を起こした益岡は、ハァハァと肩で息をしている彩乃を見下ろしながらズボンを脱ぎ始めた。
 ブルーのトランクスをずらすと、カチカチに硬くなったペニスがヌッと現れ、彩乃の腹の上でビンっと跳ねた。仮性包茎なのか、その亀頭はあんず色とサーモンピンクのツートンに分かれていたが、しかしその根元は木の根のようにがっしりとし、天狗の鼻のように逞しかった。
 そんな真っ黒な肉棒をヒコヒコと揺らしながら、益岡は素早くシャツを脱いだ。そして全裸になるなり彩乃の体にしがみつき、ハフハフと臭い息を吐きながら、ポテポテと揺れる乳房に顔を埋めた。

「セックスのためだけに作られたような体してるよね……」

 そうニヤニヤと笑いながら肉棒の根元を握り、それをぐるぐると回転させながらワレメに亀頭を滑らせた。

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 クリトリスも小陰唇も同時に掻き回され、ピチャ、ピチャ、といやらしい音が響いた。その音にクラクラと目眩を感じた彩乃が、思わず「早く入れてください……」と益岡の耳元に囁くと、その声に興奮した益岡は、「変態……」と呟きながら彩乃の顔を覗き込み、悶える彩乃の唇に乱暴に舌を入れてきた。
 益岡の獰猛な舌が彩乃の口内を激しく掻き回した。彩乃はウグウグと唸りながら益岡の首にしがみつくと、腰を突き出しうねうねとくねらせた。
 すると、そこに押し付けられていた亀頭がツルンっと穴の中に滑り込み、二人が同時に「うっ」と唸った。
 益岡は鼻息を荒くさせながら猛然と腰を振ってきた。
 彩乃はそんな益岡の舌に自分の舌をヌルヌルと絡めながら股を大きく開いた。
 肉棒は根元まで突きささりながら穴の中をズプズプとピストンした。互いの敏感な部分を擦り合わせながら悶える二人は、そのまま明け方までベッドをギシギシと鳴らしていたのだった。

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(つづく)

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