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痴漢ですよ

2009/07/02 Thu 16:20

28痴漢ですよ

(あらすじ)
痴漢にハマった素人童貞36歳。
風俗通いから満員電車へと乗り換えた馬鹿男はどんどんエスカレートしていくが・・・



               1

増永がソレにハマったのは、1週間前、たまたまいつもより早く乗った電車内で起きた出来事がきっかけだった。
その日、会社帰りにいつもの居酒屋で一杯ひっかけていた増永は、ゴムのように固い鳥皮を口の中でクチャクチャと噛みながら、この後ファッションヘルスに寄り道して行こうかどうしようかと悩んでいた。

今年36歳になる増永はまだ未婚で素人童貞だ。今までに一度も彼女というものを持った事がなく、そんな彼の性処理はもっぱら駅裏に数件並ぶ風俗店か、若しくは22年間という年期の入ったマスターベーションに身を委ねるだけだった。

増永は最後の一本の鳥皮を串から引きちぎると、残っていたビールでそれを胃袋に流し込みながら財布を出した。
財布の中身は16000円。増永はそれが自分の全財産である現実に深い溜息をひとつ洩らすと、素早くカウンターの親父に代金を支払い、ただ寝て起きてセンズリをするだけの淋しいアパートへと向かう為に入口の縄のれんを潜り出たのであった。

駅の構内から駅裏で輝く風俗店のネオンが目に映った。
行きつけの激安ヘルスなら6000円あればスッキリさせてくれる。どうしよう、電車に乗らずこのまま駅を出て激安店へ飛び込もうか?いや、しかし、ここでヘルス代6000円を使ってしまうと残金はたったの7000円足らずだ、次の給料日まではまだ10日も残っている、でも股間が重い、どーしてもヘルスに行きたい、69でヘルス嬢の股間に顔を埋めながら女の生暖かい口内でたっぷりと溜まった精液を存分に射精したい、うむむむむ・・・どうしよう・・・。
と、悩んでいる間にホームに電車が到着した。
電車の扉が開くなり、ホームに固まっていた人の列が一斉に動き始め、駅裏に未練たっぷりで立ち止まっていた増永の体を容赦なく電車の中へと押し込んで行ったのだった。

電車内は異常に込んでいた。いつもこんなに早い時間の電車を使わない増永は、朝のラッシュ時のようなすし詰め状態のこの満員電車にうんざりした。電車が揺れる度、会社帰りの疲れたサラリーマン達が容赦なく増永の小さな体を圧迫する。おまえたちには待っている家族がいるだろうからこんな電車に乗ってでも早く帰りたいだろうが俺は別に無理をしてこんな電車に乗らなくともいいのだ、くそう!やっぱりあの時、全財産を叩いてでも駅裏に行くべきだった!増永は定年間近の初老リーマンのやけに臭い口臭に顔を背けながら、半ベソ状態で何度もそう心に呟いていたのであった。

その時、ヤニ臭い親父達のスーツに押し潰されている増永の目の前に、やはり増永と同じように押し潰されている女の後ろ姿が目に入った。
女は24~5歳くらいの若い女で、仕事帰りなのであろうかジーンズを履いてラフな恰好をしていた。
増永は、歯周病にかかった親父達の口臭を浴びせられるくらいなら若い女の髪の匂いでも嗅いでいたほうがずっとマシだと思いながら、親父達の隙間でじわりじわりと体を動かし女の背後へと近寄った。

ほんの少しの距離を保った状態で女の背後に立った増永は、電車の揺れを利用しながら女のサラサラとした髪の匂いを胸一杯に吸い込んでいた。
風俗女しか知らない増永にとって、この満員電車の中で密着する女から発せられるプライベートな匂いというものは異常に興奮させられた。いつも抱いている風俗女というのはキツい香水の香りしかしないからである。そんな増永は、彼女達から発せられる何の変哲もないフツーの生活臭に性的欲情を覚えていたのだが、しかし、痴漢という行為には今一歩踏み切れなかった。
今まで何度か痴漢をするチャンスはあった。朝のラッシュ時などミニスカートの女子高生とぴったり密着するなど日常茶飯事である。しかし、痴漢という行為に発展する事は今まで一度もなかった。いや、痴漢はしたかったのだが、はっきり言って怖いのである。
痴漢をしている最中に、いきなり女が手を掴んで「この人チカンです!」などと叫ばれたらと考えると、気の小さな増永はそれだけでビビってしまうのである。
そんな増永は身体に触れるという痴漢行為ではなく、匂いを嗅ぐというひそかな痴漢行為を自分なりに楽しんでいたのであった。

女の髪からは安っぽいリンスの香りが漂っていた。
きっとマツキヨの店頭で篭の中に山積みされているノーブランドのリンスをまとめ買いでもしているんだろう、とその女の私生活をアレコレと勝手に想像する。女の顔が見れない分、増永の想像は余計膨れ上がるのだ。
築15年の2DKのマンション・・・古いマンションだが室内は清潔に整えられている・・・週末にやってくる学生時代から付き合っている彼氏とのセックスはいたって単純で、派手なプレイはせずただひたすらに性器を出し入れするだけの作業を繰り返している・・・毎月実家の母親から段ボール詰めの野菜が宅急便で送られて来る・・・若手お笑い芸人が好き・・・
髪の匂いを嗅ぎながらそんな勝手な妄想に浸っていた。

と、その時、電車が急ブレーキを踏み車内が斜めに傾いた。すし詰めの乗客達もドドドッと一斉に体を傾ける。
必然的に増永の顔は女の頭に押し付けられる。掴む所のない増永はその重力にまかせ女の背後にピッタリとくっ付くしかなかった。

すぐに電車が体勢を立て直した。乗客達も自然に元の定位置に体が戻る。
当然、増永の体も女の背後から少し離れたが、しかし増永の右手だけは急ブレーキをかけた時と同じ状態のまま保たれていたのだった。

女のジーンズの尻にぴったりと押し付けられたままの自分の手の甲に、どうしよう、と増永は焦っていた。
手をどけなければならない。当然だ、電車は通常に進行しているのだ、このままその女の尻に手を置いたままではそれは痴漢行為である。しかし、できる事ならば手をどけたくない、完全素人の尻など増永にとってそう簡単に触れる機会はないのだ、ここで手を離してしまったらもう二度と触れる機会はないかもしれないのだ。

増永はそう焦りながらも、しかし手をどける意思はまったくなかった。
いつもならすぐに手をどけるはずの増永だがその日は違った。ヘルスに行けなかったという悔しさと立て続けに飲み干したビールの勢い、そして料金未払いの為にインターネットが切られ、お気に入りだった動画サンプルでオナニーができなかったという理由が、その日の増永をそうさせたのである。

増永は、女のジーンズに包まれたはち切れんばかりの尻肉の感触を密かに手の甲に感じていた。それは「触る」というより「当たっている」という感じのたわいもない痴漢行為だったが、初体験の増永にとっては人生を賭けた冒険だった。
目の前に広がる女の髪から視線を下げ、自分の手と女の尻の密着を確認しながらさりげなく手の位置をずらす。増永の親指は尻の谷間の中心にそっと置かれた。

恐らくこの辺が肛門の辺りだろうな・・・
親指に当たっているジーンズの手触りと、その中のムニュッとした弾力性のある肉感を感じながら、増永はみるみるとペニスを勃起させた。
どんなパンティーを履いているんだろう・・・
風俗嬢のパンティーしか見たコトがない増永には、素人女のパンティー姿を想像するだけのリアルな想像は貧しかった。どれだけ想像しても風俗嬢がよく履いているドピンクのTバックしか浮かんで来ないのである。
増永は目の前の女と、行きつけの風俗嬢とが合体した奇妙な妄想を膨らませながら、ひとときのプチ痴漢に悶えていたのであった。

電車を降りるとそのまま駅の公衆便所へと向かった増永は、洗面所前に置いてある自販機に硬貨を入れポケットティッシュを買った。
小便器で列をなしている会社帰りのサラリーマン達を横目にそそくさと個室トイレに入ると、扉を閉めた瞬間にベルトを弛めた。
萎れているペニスの先から、とんでもない量の我慢汁が溢れ出しトランクスを激しく濡らしていた。
トランクスに黒いシミを作っている我慢汁をポケットテッシュで拭き取りながら、同時に萎えているペニスをシコシコとやってみた。

ムン、ムン、ムンとわずか三段階でペニスは頂点に達した。
あいかわらず小さなペニスだな、と苦笑しながら、先をヌルヌルに濡らすペニスをリズミカルにシゴき始めた。
アパートまでこの興奮を保つのは到底無理だと思っていた増永は、電車の中にいる時から途中で抜いてしまおうと考えていた。
本当はいつも野外オナニーをしている河川敷に行きたかったが、しかしその日は小雨が降っていたため河川敷を諦め、手っ取り早く駅の公衆便所で済ませようと思ったのだった。

増永は女の尻の肉感を思い出しながらペニスをシゴいた。今頃、あの女は、この駅の公衆便所で、まさか自分がネタにされてオナニーされているとは思ってもいないだろう、そう思うと増永の興奮度は更に高まって行った。
個室の外が騒がしくなって来た。小便を我慢したかなりの量のリーマン達が小便器の前に列を作っている光景が目に浮かぶ。彼らとて、まさか自分達が並んでいる真後ろの個室の中で、痴漢行為をしたばかりの男がオナニーしているとは思ってもいないだろう。
増永は小便器に列をなす男達の気配を感じながら、まるでさっきの女を個室の中でレイプしているような感覚に陥った。
(声を出すんじゃねぇぞ・・・個室の外には沢山の人がいるんだ、バレて恥ずかしい思いをするのはオマエなんだぞ・・・)
増永は空想の女にそう呟きながら、個室の壁に尻を突き出させて立たせた女の尻肉の中にペニスを捩じ込んだ。
まるでローションを塗った風俗女のようにヌルヌルのマンコは、増永の小さなペニスをすんなりと受け入れた。
(チカンされて感じていたんだな・・・この変態女め・・・)
女の髪の毛を鷲掴みにしながら引くと、顎を引いた女が「ううん・・・」と呻いた。女の半開きの唇の中に自分の舌を捩じ込みながら激しくゴロゴロと女の口内を舐め回す。
その瞬間、増永のペニスの先から大量の精液が飛び出した。たっぷりと溜まっていた精液はシュッ!と音を立て個室の壁に飛び散った。
「うっうっうっ・・・」
小さなペニスから溢れ出した精液は増永の手の平の中でグチュグチュという卑猥な音を作り出した。
「コンコン・・・」と、個室の扉がふいにノックされた。
無視して余韻を味わっているとまたしても「コンコン」。
オナニーでの最大クライマックスをいとも簡単に邪魔されてしまった増永は、どうしてこうも自分はついていないのかと、ほとほと人生が嫌になりながらも、力強く「ゴンゴン」とノック仕返したのであった。

               2

完全に痴漢にハマってしまった増永は、今まで地獄のようだと思っていた満員電車が天国に思えて仕方なかった。

プチ痴漢を楽しんでは駅の公衆便所でオナニーをする。これが増永の唯一の楽しみとなり、今まで高い金を払っていそいそと通っていた風俗がアホらしくなったのだった。

その朝も増永は、いつものように駅の構内で獲物を物色していた。
朝の駅は女子高生の宝庫である。
朝は通学の女子高生、夕方は会社帰りのOL、と、いつもメニューが決まっていた増永は、まるで朝食バイキングを選んでいるかのように、ホームに溢れかえる女子高生達をジロジロと物色していたのであった。

そんな増永の目にひとりポツンと携帯を触っている美少女が映った。
そう、痴漢の基本は「ひとりを狙え」である。特に女子高生の場合は1人では非常にか弱い少女だが、しかしそれが集団になると暴徒と化すことがある。以前、駅のホームで茶髪の女子高生軍団から袋叩きにされていた痴漢サラリーマンを見たことがある増永は、集団女子高生達の怖さをよく知っているのだ。

増永はターゲット候補にあがったひとりの女子高生にそっと近付いてみた。
かわいい。素直にかわいい。アイドル歌手にしてもいいくらいだ。ブラウスから透けて見える黒いブラジャーなんて「なんでも鑑定団」に出したら恐ろしい値がつく事だろう。少女の前を横切りながら増永は心で呟いた。

さっそく増永は、ホームに立つ少女の背後をキープすると、自分も少女と同じように携帯を取り出しボンヤリと携帯を眺めるフリをした。
増永はそうしながら、痴漢ターゲットの写真をこっそり撮るのである。それは、痴漢後に公衆便所でオナニーをする時のネタにする為であり、それは増永には欠かせない作業でもあった。

ホームに電車が入って来ると、増永の後ろに列をなしていた群衆の焦る気持ちが伝わって来た。
当然、増永も焦っている。車内で少女の背後に付けなければ意味がないからである。

電車の扉が開くと人の固まりが一斉に動き出した。増永は流れに身を任せながらもさりげなく少女の背後へと方向を向ける。

車内はいつものようにすし詰め状態だった。そのすし詰め状態の車内に更に人が押し込められ、車内はまるでナチのガス室のように息苦しくなっていった。
幸い、増永はこのガス室の中で悦びを手に入れる事が出来た。そう、増永の真正面には例の美少女がピッタリと寄り添っているからである。

ドアが閉まり電車が動き始めると、増永はさっそく美少女にソフトタッチを始めた。女子高生はすぐに下車してしまうためスピードが命なのだ。

まず、少女のミニスカートに手の平を当ててみた。とっても小さな尻肉ではあるが、しかしコリコリとした筋肉が手の平を伝わり、(こんなプリプリの尻肉にペニスを挟んだら・・・)と増永の脳をクラクラさせた。

手の平を当てていた増永は、次に、まるで後ろの誰かが押しているかのように演技しながら少女の尻に手の平を押し当てる。
グイッと尻に食い込む手の平。その弾力性の凄さに増永は「部活は何をやってるの?」と思わず聞きそうになったくらいだ。
尻に押し当てられた手の指をゆっくりと動かし、少女の尻肉を優しく撫で回す。
とたんに少女が「キッ!」とした目で睨み返して来た。

しかし、そんな威圧は今の増永には通用しない。少し前の増永なら少女に睨まれようものならとたんに亀のように首を甲羅に押し込め、スゴスゴと引き下がってしまったことだろう、しかし、もう既に手慣れた増永は睨まれたくらいで引き下がるようなヘタレ痴漢ではなく、逆に少女のその冷たい視線までも性的興奮の材料にしてしまうくらいプロってきていたのだった。

増永は少女と目を合わせないようわざとらしく電車の天井を見上げながら、更に五指を巧みに動かせた。

増永の指は器用にミニスカートをたくし上げると、スルスルっとまるで蛇のように素早く手をスカートの中に潜り込ませた。
とたんに少女の小さな手が増永のゴツい手を振り払おうと抵抗して来た。少女は増永の手を拒もうと必死で増永の手首を掴んで来たのである。

増永は激しく抵抗されながら、少女の生パンティーの生地をベタベタと触っていた。女子高生の生パンティーというだけで思わず射精しそうになる増永は、今、現実にこうして念願の女子高生の生パンティーを触っているのである。しかもタダで。

増永は、腕に少女の爪が食い込む刺激を感じながら、小さなパンティーとプリプリの尻肉の境目に指を潜り込ませた。スベスベとした少女の尻肌の感触はいつ触っても感動的だ。
一歩一歩指を歩かせ、中心部分に行くと尻肉のワレメに到達した。少女はそのワレメの中心部分に侵入させまいと、モゾモゾと尻を動かしながら抵抗した。が、それが逆に増永には好都合だった。少女が尻をモゾモゾさせる度にグイグイと強引に進めるからである。

尻のワレメを捕らえた増永の指は、そのままストレートにワレメの中へと押し入って行った。
柔らかい尻肉の中でひときわコリッと固くなった肛門を確認した増永の指は、そのままグイッと下に下がった。チクチクと突き刺さる陰毛を掻き分け指は更に奥へと進む。指先がほんのりと湿った感触を捕らえた。
いよいよ女子高生のオマンコである。

一番大切な場所に押し込んで来た侵略者に対し少女は激しく抵抗した。増永の腕を爪で引っ掻き、抓り、押し戻そうとするが、しかし、その抵抗は空しく、増永の指は少女の一番大切な部分を好き放題に荒し回った。

ピッタリと閉じられたオマンコ肉をいとも簡単に押し開き突破した増永の指は、人差し指が突撃隊となり、穴の周囲を弄った。
性的な粘膜ではなく自然な粘膜(オリモノ)でほんのりと湿っていたオマンコは、すんなりと増永の人差し指を受け入れ、熱を持った肉壁で優しく包み込んでくれた。
続いて中指の攻撃である。一番長い中指は、穴の中でグニグニと動き回る人差し指を通り抜け、更に前方にある陰毛ジャングルへと突入した。ジャングルの中でコリッとしたクリトリスを発見した人差し指は、まるでモールス信号を送るかのようにトントントンとクリトリスを優しく叩きながら刺激する。この信号を送り続けていれば、いつしか敵の穴の中から粘着性の液が溢れ出し、人差し指の突入がスムーズに行くはずだ。

遂に聖地を犯され、空しき抵抗を諦めかけた少女が、再び「キッ!」と増永を睨んだ。
その少女の悲しく輝く大きな瞳を見つめながら、まるでポカリスエットのCMのようだと増永は感動したのだった。

電車を降りた増永は、忍者のように人の間をすり抜け、素早く駅の公衆便所へと向かった。
個室に入るなり少女の体内に入れていた3本の指の匂いを嗅ぐ。
ツーンと生々しいオマンコの香りが指の根元まで広がっていた。
(これが、あの女子高生のオマンコの匂いだ・・・)
感動した増永は、薬指にベットリと付着した少女の体液をしゃぶりながら、人差し指を鼻に当て、少女の匂いを嗅いだ。
ズボンからペニスを出すと、それはもう、少しでも触れれば爆発しかねないほどパンパンに腫れ上がり、限界であることを告げていた。

人差し指に付いた少女の味が完全に消えると、体液が付着している残りの指を、我慢汁でダラダラに濡れたペニスの先に擦り付けた。
(あぁ・・・今、あの女子高生のアソコから出た汁が俺のチンポの先に付いているんだ・・・)
もう片方の手で携帯を開き、こっそり盗撮した少女の後ろ姿の写メを眺めた。
(このスリムな体から出た汁!俺はこの可愛い顔をした女子高生のオマンコをタダで弄くり指を入れてそしてその汁を今ペニスに付けているんだ!!)

ドピュッ!と小さなペニスから精液が飛び出した。精子が飛び出す尿道に、少女の膣を弄った指を当てる。
指に精液が当たりそのまま下に垂れ落ちた。快楽の中、増永は思わず少女が映っている携帯電話を口の中に入れそれをペニスのようにピチャピチャとしゃぶっていたのだった。

               3

痴漢の魅力に取り憑かれた増永の暴走は益々エスカレートするばかりであった。
会社が休みで通勤電車を利用しない日などでも、繁華街へと繰り出しては電車に乗りそうな女を探し求め、痴漢する日々が続いていた。

今まで、痴漢をして駅のトイレでオナニーをするというパターンだった彼が、電車の中で射精するというテクニックを覚え始めたのもこの頃だった。
繁華街でデニムのホットパンツ姿の少女を見つけた増永は、前を歩くそのプリプリとした美尻を見れば見るほど、その美尻の谷間にペニスを当てて射精したいと強く思い始めた。

増永は通り沿いにあったコンビニへ駆け込むとコンドームを一箱買い、またその女の尻を追いかけて歩いた。駅では、女が電車に乗り込む前に公衆便所で素早くコンドームを装着し、かなり強引に彼女の背後に割り込みなんとかポジションを確保したのだった。
休日の夕暮れ時の電車内は、家族連れやショッピング帰りの若い女の子達でムンムンとしていた。いつものネズミ色したリーマン達の姿はほとんどなく、原色の少女達の姿が目立つ。そんな中で射精するのはかなりの度胸が必要だった。
いつものように女の尻に手を当てた増永は、徐々にその指を股間へと滑らせた。女は痴漢されている恐怖の為か、ただ黙って体を固めて震えているだけでまったく抵抗をしない。射精するには持って来いの獲物だった。
ホットパンツの隙間から指を入れ、オマンコを散々弄んだ増永はズボンのファスナーからゆっくりとペニスを露出する。
ソレをデニム越しの股間にツンツンと何度も当ててみる。
女の尻の谷間にペニスを押し付け、両手で女の尻肉を引き寄せながら、その尻肉でペニスを包み込んだ。
デニムのザラザラとした感触がコンドーム越しに伝わって来る。
増永は尻肉を引き寄せた女の小さな尻を抱きかかえるように持つと、まるでバックから犯しているかのようにゆっくりと腰を動かし始めた。
「うっうぅぅ・・・あぁぁぁ・・・」
生暖かい喘ぎ声を少女の耳元で洩らす増永。
「イクよ・・・」と、呟き、増永は少女の尻肉の中で見事に射精したのだった。

このように、最初の頃は車内に精液が飛び散るのを怖れコンドームを付けていた増永だったが、しかし、それに馴れて来るとやはり生でイクほうが断然気持ちイイと思い始め、そのうち増永は、痴漢ターゲットに堂々と精液をぶっかけるようにエスカレートしていったのだった。

               4

元々、彼女いない歴36年の素人童貞である増永だったが、しかし毎日女の股間ばかりを触っている増永はそれなりに指技が使えるようになっていた。
自分はテクニシャンだと自信過剰になっていた増永だったが、しかし、痴漢によってまだターゲットをイカせた事はなかった。それどころかターゲットを濡らせる事すらまだできなかったのである。
ある時、自分の指技がどれほどのものか知りたくなった増永は、馴染みの風俗嬢にその指技を使ってみた。
しかし、風俗嬢はフンともスンとも言わない。それどころかわざとらしい営業用の声を張り上げる始末なのだ。

「実はさ、こないだ、電車で痴漢しちゃったんだけどね・・・俺の指テクは下手かな・・・」
結局、増永の指技ではイカなかった風俗嬢に対し、酷く自信を無くした増永は、行為が終わった後、恥を忍んで自分の指テクはヘタかどうかを風俗嬢に相談してみた。
「うぅん・・・確かにお客さんの触り方はヘタではないけどさぁ、でも、ここと電車とは状況が違うでしょ」
風俗嬢はケラケラと声をあげて笑い出した。
「やっぱり俺のテクニックは下手なのか・・・」
風俗嬢が笑った事で、馬鹿にされたと思い込んだ増永は更に落ち込んだ。
「違う。違う。下手じゃないって。ただね、こんなお店の中でヤるのと電車の中でヤられるのとでは状況が違うって事よ。電車の中で今みたいに触られてたら私もイっちゃってたかも知れないな・・・電車の中ってのは結構コーフンするものなのよねぇ・・・」
「えっ?みゆきちゃんも痴漢された事があるの?」
「うん。学生の頃だけどね。スカートの中にまで手を入れられちゃってさぁ、あの時、凄くコーフンしたのを覚えてるな・・・」
増永はとたんに嬉しくなった。今まで痴漢の武勇伝を誰かに話したくてウズウズしていた増永だったが、しかしそんな事を誰にも打ち明けられず、結局、2ちゃんねるで痴漢の告白をするだけだった。
「濡れた?」
増永は爛々と輝かせた目を風俗嬢に向けた。
「うん。濡れた濡れた。だってその後、駅の公衆便所でオナニーしちゃったもん」
風俗嬢の言葉に増永は思わず「俺と一緒だ!」と叫んでしまったのだった。

ヘルスを出た増永は、今まで以上に自信が付いていた。彼女の言葉が風俗嬢特有の慰め言葉だとは疑いもしない増永はなんとも目出たい野郎だ。
(そっか・・・そうだよな、やっぱり女だってアソコを触られれば感じてくるんだよな・・・)
増永はニヤニヤしながら駅に向かって歩いた。今さっきヘルスで抜いたばかりだというのに、増永の股間はムズムズと疼き始め、早く電車の中で女をイカせてやりたいと気が焦るばかりだった。

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駅裏から駅前へ向かう歩道を歩いていた増永は、数メートル先を歩いている露出度の高い女を発見した。
目の前を歩いている老婆と買い物帰りの主婦を素早く追い抜き、さりげなく露出女の後ろに付く。
後ろ姿からしてまだ10代の少女だろうか、しかし、超ミニスカートから露出される2本の生足からは十分に大人の女の香りがムンムンと漂っていた。

かなり露出度の高いファッションだった。時折、こんな恰好で満員電車に乗っている若者がいるが、あれは「痴漢して下さい」と言っているようなものだと、増永はいつもそう思う。
(この方向なら確実に駅だな・・・)
そう予想しながら時計を見る。この時間の電車なら大概は混み合っているはずだ。増永はニヤリと笑いながら、よしよしお望み通り痴漢してあげようじゃないの、と指の関節をコキコキと鳴らしたのだった。

女は○○線の電車に乗り込んだ。○○線で痴漢をするのが初めての増永は、不慣れな車内に違和感を感じながらも、しかし雰囲気がまったく違う車内に新鮮さを感じていた。
車内は「やや混んでいる」という状態で満員ではなかったが、座席は全て埋まり吊り革も空いていなかった為、女は迷う事無く一番後ろの壁の隅に身を凭れかけた。増永もさりげなく一番後ろまで行くと、女から少し離れた場所で足を止めた。
停車していた電車に次々に人が駆け込んで来る。増永は徐々に混み始めて来たのを見計らい、ゆっくりとさりげなく女の背後に向かって体を傾けて行く。しばらくすると車内は満員状態となり、狭い車内では必然的に他人同士が体を寄せ合う形となっていった。

人が1人駆け込む度に、増永の体は女の背後へと押されて行く。あと1人誰かが乗り込んでくれれば増永の体は女の細い背中にピッタリと張り付く事ができる。早く来い早く来い、と増永は女の超ミニスカートから伸びる美脚を眺めながら待ちわびていた。

と、その時だった。増永と女とのほんの少しの隙間に、小さなハゲ親父が強引に押し入って来たのだ。
慌てた増永は隙間にハゲ親父を入れさせまいと必死に隙間を縮めたが、しかしハゲ親父も後ろから誰かに押されているかのようにグイグイと体を押し込んでくる。
結局、増永と女の間には、まるで壁のように小さなハゲ親父が入ってしまったのであった。

電車が発車した。増永は自分の目の前で女の背後にピッタリと寄り添っているハゲ親父を忌々しそうに眺めていた。
このハゲ親父越しになんとか女に手が届かないだろうかと色々と体勢を変えてみる増永だったが、しかしそんな増永をガードするかのようにハゲ親父の体が増永の伸びる手を遮った。

(くっそう・・・・コンドームみたいな頭しやがって・・・)
と、ハゲ親父の頭を見ていた増永は、その前方にいる女の様子がおかしいのにふと気付いた。そう、それは、女が痴漢されている時に見せる、苦しそうな恥ずかしそうなそれでいて何やら感じているような、その何とも表現のしにくい怪しい雰囲気を漂わせていたのである。

(はは~ん・・・こいつも痴漢だな・・・)
そう気付くと無性に腹が立って来た。この露出狂女は自分が最初に見つけた獲物である、それを後から強引に割り込みして獲物を奪うとはなんたるマナー違反か。
増永はそっちがそうするなら俺にだって考えはあるぞ、と言わんばかりに、力づくでハゲ親父を押しのけ体の半分を女の背後に割り込ませた。

ハゲ親父は突然割り込んで来た増永に「チッ!」と悔しそうな舌打ちをしたが、しかし、その手は引かれる事は無く、そのまま女のミニスカートの中で股間を弄ったままであった。

増永もすかさず女のスカートの中に手を入れた。するとなんということだろうか、女のスカートの中にはハゲ親父の手だけではなく他にもゴツゴツとした男の手があるではないか。
驚いた増永は慌てて手を引いてしまった。
(なんだこいつらは・・・もしかしてグループなのか?)
冷静に周囲を確認してみた。女の右側に眼鏡を掛けた男がいる。彼は白々しく電車の窓の外を眺めているが、しかし彼の右手はスカートの中へと忍び込みゴソゴソと動き回っていた。その眼鏡オトコの反対側、いわゆる女の左側にも太った男がいた。やたらと額に汗をかいているデブ男の左手は女のTシャツの中に潜り込み、そして右手は正面から女のパンティーの中を弄っているようだった。デブのくせに二刀流とは凄い、と増永は息を飲む。
そしてもう1人、女の真正面に立っているスーツ姿の男がいた。この男がなんとも大胆不敵な男で、奴は女の真正面で女と向き合うように立ち塞がり、まるでラブホの一室かのように好き放題に女を愛撫していたのだった。

(こいつらプロだな・・・)
増永はそう思いながら、さりげなく女を観察した。女は小刻みに抵抗していたが、しかしここまで周りをがっちりと固められていては身動きは取れない。しかもあらゆる方面から伸びて来る多数の魔の手に、たった二本のか細い腕ではどうにも防ぎ用がないのだ。
女は男達にされるがままの状態で、胸、オマンコ、尻と、あらゆる部分を愛撫されまくり、小刻みに体を震わせながらもジッと耐えている様子であった。

増永はそんな女の仕草に異常に興奮した。
見ず知らずの男達から電車の中という公共の場において全身を愛撫され、それにただジッと我慢している女。とたんに勃起した増永はもう一度女のスカートの中に手を入れてみた。

ゴツゴツした男達の手を掻き分けながら股間へと強引に手を進ます。驚いた事に既に女のパンティーはズリ下ろされ女はノーパン状態であった。

しかも、女の股間は驚く程濡れている。増永がこれまでに触れた事の無いような大洪水なのである。
(こんな男達に悪戯されて・・・感じているのか・・・・)
興奮した増永はいきなり女のオマンコの中に指を突っ込んだ。
「うっ!」
思わず女が呻き声を出した。
電車の音だけが響き渡る車内にその不自然な女の呻き声はかなり目立った。瞬間に眼鏡オトコが「ううん!」と大きく痰を切る。
(うまい!・・・さすがプロだな。上手に誤魔化してるよ)
増永は笑いそうになるのを堪えながら、更に女のオマンコの中で指をクタクタと暴れさせた。

「調子に乗るなよ・・・・」
突然、増永の耳元にドスの利いた声が囁かれた。
慌てて増永は振り向くが、しかし誰がそう囁いたのかわからない。
増永は急に恐ろしくなり、慌てて女の股間から手を抜き取ると、増永の隣りにいたキャップ帽を被った男が増永を押しのけるようにして、増永のポジションを奪ってしまったのだった。

少なくとも5人の痴漢達ががっちりと女を囲んでいた。
正面の男は女のTシャツから乳首を剥き出しにさせ、それを薄汚い舌ベラでベロベロと舐めながら、勃起したペニスを女に握らせていた。

男達は皆ズボンからペニスを剥き出しにし、女に向かってシコシコとシゴき始めている。その初めて目にする凄まじい光景に、増永は勃起する事も忘れ、男達の手際の良さにただ呆然とそれを見つめているだけだった。

               6

電車が止まると、一斉に乗客達が出口に向かって動き始めた。痴漢集団も何事も無かったかのように普通に電車を降りて行った。

駅を出た増永は、とりあえず駅前広場のベンチに腰を下ろし煙草に火を付けた。増永の脳裏に焼き付いた、男達に精液を浴びせられながら絶頂に達していた女の、あの凄まじいシーンが甦って来た。
(さすがにプロは凄い・・・・)
フーッと煙を吐いた時、「ちょっといいかい?」という男の声が背後から聞こえ、増永は煙を吐きながら振り返った。
その瞬間、増永は顔面に激しい衝撃を受け、目の前が真っ暗になった。
「おい。おまえ、どこの痴漢か知らネェけど、勝手に俺達の縄張りを荒らしてんじゃねぇよ」
増永は顔面を両手で押さえ込みながら、その声がさっき電車の中で囁かれたあのドスの利いた声と同じだと気付いた。

ゆっくり目を開けると目の前にハゲ親父と数人の男達が立っていた。
顔をあげた増永の腹にすかさず誰かの革靴の先が食い込む。
「うっ!」
鳩尾を蹴り上げられた増永は呼吸困難に陥ったようにゲホゲホと咳始めた。
「いいか、二度とこの線で悪戯するんじゃねぇぞ。次に悪戯してるとこを見たらホームに突き落とすからな」
そう捨て台詞を残すと、男達はベンチに踞る増永の前からゾロゾロと去って行った。

増永は、男達の足音が完全に消え去るまで顔を上げる事ができなかった。人に殴られた事も蹴られた事も生まれて初めてだった増永にとって、男達のこの脅迫は絶大な効果を発していた。
恐怖に体を震わせながら、増永は一分でも早くこの駅から立ち去りたいと思い、ベンチから立ち上がるなり、男達の消えて行った足音の反対方向に向かって走り出したのであった。

増永は、駅裏にあったバス停留所を見つけると、そこに停車していたバスに飛び乗った。そのバスがどこに行くかなど今の増永には関係なかった、とにかく奴らがいるこの駅から少しでも遠くに行きたかったのだ。

奥の空いていた席に身を潜めた増永は、身を屈めながら窓の外を伺った。それらしき男は1人もいない。増永は男達に追われていない事を確認すると、そこで初めてホッと肩を下ろしたのであった。

もう痴漢は出来ないな・・・窓の外を眺めながら増永はふとそう思う。もうあんな恐ろしい目に遭うのはごめんだとつくづく思いながらも、しかし、今の自分から痴漢という楽しみを取ってしまったら、これからどうやって生きて行けばいいのだろうかと淋しくなって来た。

プシューッ!とバスの扉が閉まり、ゆっくりとバスが発進した。
増永はいったいこのバスがどこに向かうのかと車内をキョロキョロと見回してみた。

瞬間、ドキッ!と増永の心臓が音を立てて飛び上がった。
なんと、電車の中で男達に痴漢されていた女が、増永の斜め前の座席に座っているではないか。

女はあれほどまでに汚されたにも関わらず、特に何も無かったかのように普通の表情でバスの前方をボンヤリ見ていた。
増永は身体を少し前に屈め、男達に精液を掛けられていた女の生足はどうなっているのかと後ろから覗き込んだ。
心配するまでもなく当然男達の精液は綺麗に拭き取られていたが、しかし、そのあまりにも美しい美脚に増永の股間はとたんに脈を打ち始めた。

幸い、通路を挟んだ増永の隣りの座席では、アニメオタクっぽいヘンテコリンな恰好をした少女がiPodを押し当てた耳からドラゴンボールの主題歌を撒き散らしガーガーと鼾をかいでいる。後ろの座席からも、窓際に寄り添った増永の姿が見られる心配は無かった。

増永はゆっくりとファスナーを下ろしギンギンに勃起したペニスを捻り出した。
痴漢集団にドツキ回されたにも関わらず、増永のペニスの先には、電車で感じたときの我慢汁がまだ溢れていた。

女の細い足を眺めながらペニスを静かにシゴく。何人もの男達から精液を掛けられながら体を小刻みに痙攣していた女の姿を思い出した。
(あれは絶対にイってたはずだ・・・)
増永は女のオマンコに入れた人差し指の匂いを嗅いだ。先程、煙草を吸ってしまった為にニコチンの香りがキツかったが、しかし、あきらかに増永のものではない香水の香りが微かに感じられた。
(ヤリたいんだろうな・・・あんなに弄られまくっていたんだ、今頃は凄くオマンコがムズムズしてるんだろうな・・・・)
増永は目を半開きにさせながらハァハァと息を吐いた。

ゆっくりとバスが停車し始めた。増永は慌てず焦らずゆっくりとペニスを上着で隠した。

完全にバスが止まりプシャーッと扉が開くと女がスっと立ち上がった。
「おっと!」
増永は急いでスボンの中にペニスをしまい込み、女と同じように座席を立つと、女から少し離れてバスを降りた。

そこがいったいどこなのか増永にはまったく検討も付かなかった。
増永が降り立った薄ら淋しいバス停は、新興住宅街の中にあるのか、辺りには青いビニールシートが掛けられた建築中の家が建ち並び、人通りはまったくなかった。

女は通い馴れた感じで、バス停の横の薄暗い路地に入って行った。

女が路地に消えて行くのを見計らい、急いで女の後を追う。女が入って行った路地は薄暗く、絶好の痴漢スポットだった。

さて、どうしようか?
増永は膨らんだ股間を押さえながら、少し離れて女の後を付いて歩く。
右側は山林、左側の住宅は建築中の建物が多く、辺りはひっそりと静まり返っていた。

(あの女はヤリたいはずだ。変態なんだ。あれだけ痴漢されても訴えなかったのは感じていた証拠なんだ)
増永は猛烈にビビりながらも何度も自分にそう言い聞かせ足を速めた。

建築中の建物が三軒程連なった場所に差掛かった時、自然に増永の足は小走りになっていた。
その足音に気付いたのか、突然女が増永を振り返った。

「すみません・・・」
ふいに声を掛けて来た増永に、一瞬顔を強張らせた女はその場に立ちすくんでしまった。

「さっき、○○線の電車の中で、チカンされてましたよね?」
増永は目が泳ぎ始めた女に向かってそう声を掛けると、「ああ、心配入りません、警察の者です」と言いながら、胸からシステム手帳を取り出しそれを女に示した。
離れていてしかも街灯は遠く薄暗い。それがシステム手帳だとは女は気付かなかった。

「いやいや、通報がありましてね、それで慌てて貴女の後を追いかけてきたんですよ・・・」
「・・・・・」
女は脅えた表情のまま近付いて来る増永を見つめていた。

「簡単でいいので、ちょっと事情を聞かせていただけませんか?」
「・・・ここでですか?」
すぐ横の山林が風に揺られサワサワサワと音を立てた。

「ええ。署の方には明日改めてということで、今は簡単に事情を聞かせていただきたいだけですので・・・」
「・・・はい・・・」
女は増永が刑事だと疑ってはいないようだった。

「あいつら、集団で痴漢をしてる悪質な奴らでしてね、被害届だけでも10件ほど出ているんですよ・・・」
増永はシステム手帳を懐にしまいながら、女の顔をマジマジと見つめた。かなりの美人である。目がびっくりするくらい大きく色も白い。まるで夏目雅子が生き返ったようだと増永は心臓をドキドキさせた。

「で、どんな事されましたか?ここでは簡単でいいですので教えて下さい」
「・・・・」
「いや、訴える訴えないは別として、悪質な痴漢集団を撲滅する為の捜査に御協力お願いできませんか」
「・・・・はい・・・」
女は下唇を噛みながら、ゆっくりと視線を落とした。

「お尻や胸なんかを触られたんですか?」
「・・・・はい」
「股間は?」
女は返事をせずゆっくりと頷いた。
「それは下着の上からですか、それとも中?」
「・・・・」
「いや、恥ずかしがらなくてもいいですよ、これは犯罪なんですから、貴女は被害者としてはっきりと答えて下さい」
「・・・中・・・です」
女はミニスカートの前で指をモジモジさせながら恥ずかしそうに答えた。

「貴女は周囲に助けを求める事は何故しなかったのですか?」
「・・・怖くて・・・」
「いや、怖かったなら余計に助けを求めるものでしょう。それはおかしくないですか?」
「・・・・でも・・・」
「もしかして、触られて感じていたとか?」
「!・・・・」
「だよな?おまえ、男達に散々オマンコ弄られて感じていたんだよな?」

ハッと女が増永の顔を見上げた。
増永は女の細い腕を掴むと、無言で女を山林の中へと引きずり込んだ。

「イヤ!」
「騒ぐな!」
増永は女の小さな顔を平手で叩いた。

路地から数メートル離れた場所まで女を引きずり込むと、増永はいきなり女の細い体を抱きしめた。
「電車ん中であそこまでヤってたんだ、俺にもちょっとだけヤらせろよ・・・」
増永は女の胸に顔を埋める。バスの中で嗅いだ指と同じ香水の香りが増永の鼻の中一杯に広がった。

「ヤメてください!」
女は激しく抵抗するが、しかし針金のように細い女の体ではどうあがいても増永の腕の中から抜けられそうにはなかった。

女の細い首筋に吸い付きながらミニスカートの中に手を入れた。女がバタバタと足を動かしたために、体勢を崩した二人はそのまま土の上にバタンと倒れてしまった。
増永は女の細い肩を羽交い締めにした状態で、女の顔を見つめながら再びミニスカートの中に手を入れた。
すんなりと増永の手がハンカチのように小さなパンティーの中に滑り込んで行く。
とたんに増永の指にネチャッとした液体が触れた。しかも大量の液体である。
増永はその液体が女の体液なのか、それとも男達の精液なのかを確かめようと、バタバタと足を上下に振る女からパンティーを引きちぎり、女の股間を覗き込んだ。

オマンコ周辺に大量に付着している白い液体。それはオマンコを中心にして太ももの裏にまで、まるでナメクジが這ったかのように垂れた液の跡が続いていた。
「おまえ、オマンコに入れられて射精されたのか?」
女は答える事無くただ体をバタバタと動かすだけだった。

「ちっ・・・あいつら、ひでぇ事しやがるな・・・」
自分の方がもっと酷い事をしている。

増永はペニスをシゴきながらオマンコからドクドクと溢れ出て来る痴漢達の精液を眺めていた。

「正直に答えろ。感じてたんか?」
ペニスをシゴきながら増永は再び女に顔を向けた。
「感じてたんだろ?電車ん中でチンポ入れられて中出しされて、おまえもイったんだろ?」
女は眉間にシワを寄せながら、無言で「もうヤメて」と増永に訴えて来た。
その表情が溜まらなく可愛くなり、増永はいきなり女の唇に吸い付いた。
女が懸命に増永の舌を拒んでいる隙に、増永は女の両足を抱え込み、一気にその精液で汚されたオマンコの中にペニスを突き刺した。

「うっ!」
女の体がピクンと反り返った。精液のおかげですんなりと挿入することができた増永は、素人女との初体験に感動を覚えていた。
「俺、風俗以外の女とヤルのは初めてなんだ・・・な、だから大人しくしててくれよな、頼むよ・・・」
ゆっくりと腰を動かし始めると、オマンコの中の精液がクプクプという変な音を出し、差し込む度にブチュと溢れ出て来た。

「ヤダぁ・・・」と、泣き始めた女に「おまえがこんなスケベな恰好をして電車に乗るから悪いんだろ」と言いながら、女のTシャツを思い切り破った。

暗闇に映し出される女の白い胸。それにむしゃぶりつきながら増永は野良犬のように腰を振り続けた。
「電車ん中でどの男に入れられたんだ・・・あのハゲか?それともデブか?」
女は増永の腰の動きに「うっうっ」と嗚咽を漏らしながら泣き続けている。
「沢山人のいる前で犯されて感じていたのか?え?おまえは変態なんだろ?どうだ、今もこうやって山の中でレイプされて気持ちいいか?」
増永は泣きわめく女の唇に強引に舌を捻り込ませると、女のその赤ん坊のような小さな舌を激しく吸いまくった。

女がヒックヒックと喉を鳴らす度にオマンコも同時にヒクヒクと締め付けられる。増永はそのヒクヒクが起きる度に射精してしまいたいと思うのだが、しかし、こんなチャンスはそうあるものではない、もっともっと味合わなければ損だとばかりに、イキそうになるとペニスの動きを止めたりした。

女の首筋から腋の下まであらゆる部分を舐め回し、そして射精寸前のほとぼりが覚めるとまた腰を激しく動かす。これをかれこれ30分以上も続けていた増永は、もうそろそろ限界に近づいていた。

「中で出してもいいよな?」
増永はそう言い捨てると、女の返事を聞かぬままオマンコの中へと精液をぶちまけた。
「おう!おう!ううう・・・」
今までに無い痺れが全身に襲いかかった。痴漢後に駅の公衆トイレでシコシコとやるオナニーなど比べ物にならなかった。
増永は全身の力をグターと抜きながら、横たわる女の体に全体重を預け、レイプという新たな性地へと堕ちて行ったのであった。


               7

いつものように会社を出た増永は、時計を気にしながら足早に歩道を歩いた。
「17時32分に間に合うかな・・・」
帰り間際になって「先日の池松建設の書類を早く提出してくれよ」と言って来た部長の顔が浮かんで来た。
「くっそう・・・乗り遅れたらあいつの机ん中にウンコしてやるからな・・・」
いつしか増永は小走りとなっていたのだった。

なんとか間に合った増永は、すぐさまホームを見渡した。
(いた!)
増永はハゲた中年男を見つけると、彼に見つからぬようそっとホームの柱の影に身を潜めた。

間もなくしてホームに電車が入って来た。増永の前をブレーキをかけながら通り過ぎて行く電車の車内は、人がギュウギュウ詰めに押し込められ、まるで人間入りの羊羹のようだった。
電車が止まり、ドアが開くと、ハゲ男の歩調に合わせながら増永も電車の中に食い込んで行く。
ハゲ男に寄らず離れずの距離を保ちながら、増永は車内のハゲ男を静かに観察していた。

しばらくすると、ハゲ男の前にいた女子高生がモゾモゾと体を動かし始めた。その女子高生の周りには、太った男、眼鏡を掛けた男、そしてスーツの男が囲むようにして立ち塞がっている。
囲んでいる彼らの右手が同時に激しく動き始めた。その動きに合わせ、女子高生の小さな体がクネクネと不自然な動きになっていた。

ジッと黙ったまま下を向いている女子高生は、時折、唇を半開きにさせてはハァハァと息を漏らしている。あきらかに男達の指に感じているようだった。

離れた場所からそれを見ていた増永は、感じている女子高生の姿を確認すると、心の中でニンマリと笑った。

その頃既に増永からは痴漢という欲望は完全に消え失せていた。今、増永がどっぷりハマっているのは、痴漢ではなくレイプである。しかもそれは、プロの痴漢集団に散々弄ばれ、それに感じていた相手だけを専門に狙うという、いわゆる「棚からボタモチ」的な卑劣なレイプであった。

その為、最近の増永は、いつも痴漢集団の周囲にひっそりと潜んでは、彼らの食い荒らした死骸を頂戴するハイエナの如く、まるでストーカーのように痴漢集団の後を追っていたのだった。

剥き出しにされた女子高生の尻に、痴漢男達が容赦なく精液をぶっかけ始めた。
そろそろ電車が止まる頃なのだろう、痴漢集団達は正確に時間を計りフィニィッシュを決めているようだった。

さて、男達が電車を降りて行ったら次は俺の番だ、と増永はポケットの中で指の関節を鳴らした。
この可愛い変態女子高生、今からたっぷりとレイプしてやるからな・・・・
増永は車両の隅で精液まみれになった女子高生を見つめながらそう思い、思わずフッフッフと声を洩らして笑ってしまうのであった。

(おしまい)

(注・痴漢は犯罪です。電車に乗る時は、使用上の注意をよく読み、周囲の状況を判断し合法的にお楽しみ下さい。尚、乗車後、30分以上たっても勃起症状が治まらない場合は、速やかに降車し、お近くのヘルスまたはソープランドへ御相談下さい)

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